JP4848828B2 - 移動ロボットの脚構造 - Google Patents

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本発明は、ロボット本体に取り付けられた複数の脚及びこの脚に設けられた車輪を動作させることにより歩行及び走行が可能な移動ロボットの脚構造に関するものである。
今後、生活、医療福祉、公共分野等へのサービスロボットの需要増加が見込まれている。このような人間が介在、共存する空間で、人間と共に働くロボットにとって、移動は最も重要な機能のひとつであり、2足歩行、多足歩行、車輪、クローラ等のさまざまな移動形態をもつロボットが提案されている。また車輪を利用した高効率な走行性能と脚を利用した高い踏破性能を併せ持つ脚車輪型移動ロボットが数多く提案されている。
このような脚車輪型移動ロボットは、例えば下記特許文献1に開示されている。
図4は、特許文献1に示された脚車輪型移動型ロボット(以下、単に「移動ロボット」という。)の概略構成を示す図である。図4において(A)は正面図、(B)は側面図である。
この移動ロボットは、ロボット本体71と、ロボット本体71内から下方に伸び且つ伸縮可能な中央脚72と、ロボット本体71の左右両側に水平軸心を中心に回動自在に連結され且つ伸縮可能な一対の側脚73,73とを備えている。中央脚72と側脚73,73の各々の下端には、水平軸心を中心に回動可能な足首部74が設けられている。足首部74には、接地面上を転動可能な車輪75が取り付けられている。
この移動ロボットでは、図4(B)に示すように、中央脚72と側脚73とを開いて3点支持の状態にして車輪75を回転駆動することで走行を行うことができる。また、中央脚72に対する側脚73,73の開閉動作と、中央脚72の伸縮と、側脚73,73の伸縮とを組み合わせることによって、松葉杖を用いた歩行のようにして段部の乗り越え、及び階段の昇降を行うことができる。
図5は図4に示した移動ロボットの脚構造を示す図である。図5において(A)は断面正面図、(B)は側面図である。
脚部72,73の下端には、左右に設けた足首軸72a,72aを介して足首部74が回動可能に取り付けられている。足首部74の回動方向前後(移動ロボットの前後方向)には、車輪軸79を介して2個の車輪75が取り付けられている。左右の足首軸72a,72aには、足首軸の軸中心を貫通して回転可能に支持された駆動軸77が設けられている。駆動軸77には駆動プーリ78が固定され、車輪軸79には従動プーリ80が固定されており、駆動プーリ78と従動プーリ80との間にはベルト81が掛け渡されている。脚部72,73には1つの駆動モータ82が設けられている。駆動モータ82の回転軸には駆動べベルギヤ83が固定され、駆動軸77には駆動ベベルギヤ83と噛合する従動べベルギヤ84が固定されている。足首部74には、車輪75の回転を拘束するようにした車輪拘束手段85が設けられている。この車輪拘束手段85は、足首部74に対して駆動軸77の回転を拘束するブレーキ装置である。
図5の構成により、車輪拘束手段85が非作動時には、駆動モータ82の駆動力が車輪75に伝達されるため、車輪75を回転駆動して移動ロボットを走行させることができる。一方、車輪拘束手段85が作動時には、足首部74に対する駆動軸77の回転が拘束されることにより、駆動モータ82の駆動力は車輪75に伝達しないから、車輪75は回転駆動されず、代わりに足首部74が回動駆動される。なお、走行時における足首部74の姿勢は、移動ロボットの重量によって車輪75が地面に接するように回動されることによって自動的に調整される。
特開2005−46949号公報
一般的に歩行中のロボットの足首関節は姿勢を決定するための重要な関節である。転倒などを回避するため、高い重心が倒れないように足首関節で支える必要があり、非常に高い関節トルクが要求される。一方で移動量も小さいことから、高速な関節速度は必要ない。
車輪走行時には車輪回転速度は走行速度と比例するため、高速回転を要求される。一方、車輪トルクについては機体の設計条件等によるが、平坦地では定常走行時には摩擦トルク分のみを出力すればよく、これに加減速トルク、斜面中など重力分等を考慮することでレベルが決定され、一般的には関節に必要とされるトルクと比べると小さい。
図5に示した従来の移動ロボットの脚構造では、駆動プーリ78と従動プーリ80の比は1:1であった。このため、足首部74の機能を優先し、歩行時の足首関節に必要なトルクを確保するための機構設計をすると、車輪走行時の速度が制限されてしまっていた。すなわち、車輪走行時の高速化が困難であった。
車輪走行速度を上げる手段として、駆動モータの大出力化、車輪の大型化が考えられるが、いずれも駆動力を有効に活用できる施策ではなく、軽量化が求められる移動ロボットで重量増、大出力化によるコスト増、スペース増が発生してしまう。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、駆動モータの大出力化及び車輪の大径化を伴うことなく、車輪走行速度を上げることができる移動ロボットの脚構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明にかかる移動ロボットの脚構造は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかる移動ロボットの脚構造は、ロボット本体に取り付けられた複数の脚及び該脚に設けられた車輪を動作させることにより歩行及び走行が可能な移動ロボットの脚構造であって、ロボット本体に連結された脚部の下端に回動可能に連結された足首部と、該足首部に回転可能に支持された車輪と、前記脚部に前記足首部の回動軸心と同心状に回転可能に支持された駆動軸と、該駆動軸を回転駆動する駆動モータと、前記駆動軸の回転を増速して前記車輪に伝達する伝動機構と、前記足首部に設けられ前記足首部に対する前記駆動軸の回転を拘束可能な拘束手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明にかかる移動ロボットの脚構造によれば、拘束手段が非作動時には、駆動モータの駆動力が車輪に伝達されるため、車輪を回転駆動して移動ロボットを走行させることができる。一方、拘束手段が作動時には、足首部に対する駆動軸の回転が拘束されることにより、駆動モータの駆動力は車輪に伝達しないから、車輪は回転駆動されず、代わりに足首部が回動駆動される。
また、伝動機構は駆動軸の回転を増速して車輪に伝達するものとしたので、歩行時には足首部の回動駆動において高トルク性能を与えることができ、走行時には車輪の回転駆動において高回転性能を与えることができる。すなわち、トルク×速度=一定であるため、足首部と車輪のそれぞれに合わせたギヤ設定が可能となる。これにより、駆動モータの大出力化及び車輪の大径化を伴うことなく、車輪走行速度を上げることができる。
また、1つの駆動モータと1つの拘束手段の作動・非作動の切り替えによって、足首部の回動と車輪の回転を選択的に切り替えることができることに加え、駆動力を有効に活用できるため、小型な装置でこれらを実現することができる。
また、本発明にかかる移動ロボットの脚構造では、前記伝動機構はベルト伝動機構であることを特徴とする。
このようにベルト伝動機構を採用することにより、駆動軸に固定される駆動プーリと車輪軸に固定される従動プーリとの比を増速ギヤ比(1:x,x<1)に設定することで容易に増速効果が得られる。また、ベルト伝動機構は、比較的容易に大きな増速比を得ることができる。
また、本発明にかかる移動ロボットの脚構造では、前記車輪は、足首部における移動ロボットの前後方向に複数設けられていることを特徴とする。
このように、移動ロボットの前後方向に複数の車輪を設けたので、足首部の安定性が向上する。
本発明にかかる移動ロボットの脚構造によれば、駆動モータの大出力化及び車輪の大径化を伴うことなく、車輪走行速度を上げることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図1は、本発明にかかる脚構造を採用した移動ロボット1の一構成例を示したものである。この移動ロボット1は、ロボット本体に取り付けられた複数の脚及びこの脚に設けられた車輪を動作させることにより歩行及び走行が可能な脚車輪型の移動ロボットである。
図1において、ロボット本体10の中央にはロボット本体10内から下方に伸びる中央脚11が設けられ、左右両側には、ハーモニックギヤ等の減速機12にて回動自在な一対の側脚13,13が設けられる。
中央脚11は、ロボット本体10内の略中央から下方に延びて設けられた固定脚14と、その固定脚14内に上下摺動自在に設けられた中央伸縮脚15とからなる。固定脚14はロボット本体10に対して固定されている。固定脚14には固定ナット16が固定されている。中央伸縮脚15は固定ナット16に螺合するボールネジ17を有している。ボールネジ17は、その両端部において軸受によって回転可能に支持されている。中央伸縮脚15の上部にはボールネジ17を回転駆動する駆動モータ20が設けられている。このボールネジ17には、ボールネジ17の回転を検出する回転検出センサS1が連結されている。
このように構成された中央脚11では、駆動モータ20が正逆回転し、ボールネジ17が回転駆動されると、ボールネジ17に螺合する固定ナット16、固定ナット16が固定された中央伸縮脚15および中央伸縮脚15に固定された駆動モータ20が一体となって上下に摺動する。この動作により中央脚11が伸縮動作する。
左右両側の側脚13,13は、ロボット本体10の側部に設けた減速機12,12により水平軸心を中心に回動可能に構成されている。減速機12,12は、ロボット本体10内に、それぞれ設けた駆動モータ25,25に連結されて、それぞれ同期して、或いはそれぞれ独立して側脚13,13を回動できるようになっている。この駆動モータ25,25には、各側脚13,13の回動角を検出する回動角度検出センサS2が設けられている。
側脚13は、減速機12に対して上下スライド自在な側脚板27と、側脚板27に回転可能に支持されたボールネジ30と、ボールネジ30を回転駆動する駆動モータ32とを有している。減速機12には固定ナット部31が固定されている。ボールネジ30の上部には回転検出センサS3が連結されており、側脚板27の上下スライド移動を検出できるようになっている。
このように構成された側脚13では、駆動モータ32が正逆回転し、ボールネジ30が回転駆動されると、側脚板27が減速機12に対して上下スライド移動する。この動作により側脚13が伸縮動作する。
また、中央脚11と側脚13,13の下端部には、それぞれ足首部21A,21Bが回動可能に連結され、足首部21A,21Bの下部には車輪22A,22Bが回転可能に支持されている。その詳細については後述する。
ロボット本体10には、図示していないが、上述した各検出センサSl〜S3及び後述する検出センサS4,S5(図2参照)の検出信号が入力される制御装置が内蔵されている。この制御装置は、検出センサSl〜S5からの信号に基づいて、各車輪22A,22Bを正逆回転する駆動モータ23A,23Bと、中央脚11を伸縮動作させる駆動モータ20と、側脚13,13を伸縮動作させる駆動モータ32,32を、それぞれ制御する。また、ロボット本体10には、上記の制御装置の制御信号の送信と走行指令を受信するための通信制御装置が内蔵されている。
図1に示した移動ロボット1では、図4に示したのと同様に、中央脚11と側脚13とを開いて3点支持の状態にして車輪22A,22Bを回転駆動することで走行を行うことができる。また、減速機12により中央脚11に対する側脚13の開閉作動と、中央脚11の伸縮と、側脚13の伸縮とを組み合わせることによって、松葉杖を用いた歩行のようにして段部の乗り越え、及び階段の昇降を行うことができる。
図2及び図3は、本実施形態にかかる移動ロボットの脚構造の構成を示す図である。図2は正面断面図、図3は側面図である。但し、図3は説明の便宜上、簡略化して示している。なお、以下では、上述した中央脚11、側脚13を区別せず、単に「脚部」として説明する。同様に、中央脚11側と側脚13側の足首部21A,21B、車輪23A,23B、駆動モータ23A,23Bを、それぞれ、足首部21、車輪22、駆動モータ23とする。
図2に示すように、脚部9の下端には足首連結部40が形成されており、足首連結部40には足首部21が回動可能に連結されている。足首連結部40の左右両側には、中空円筒形の足首軸41が形成され、足首部21は軸受42,42を介して、移動ロボット1の左右方向を向く水平軸心a1を中心に回動可能に足首軸41に連結されている。
足首連結部40には、軸受44,44を介して、足首軸41の中空部を貫通して駆動軸46が支持されている。これにより、駆動軸46は、足首部21の回動軸心a1と同心状に回転可能に支持されている。足首連結部40には、駆動軸46を回転駆動する駆動モータ23が固定されている。駆動モータ23の出力軸には駆動ベベルギヤ48が固定され、駆動軸46には駆動ベベルギヤ48に噛合する従動ベベルギヤ49が固定されており、駆動モータ23の回転力が駆動軸46に伝達されるようになっている。
足首部21には、車輪22が、足首軸及び駆動軸の軸心a1と平行な軸心a2を中心に回転可能に支持されている。車輪22は車輪軸50に固定されており、この車輪軸50が軸受51,51を介して水平軸心a2を中心に回転可能に支持されている。
図3に示すように、本実施形態では、車輪22は、足首部21における移動ロボットの前後方向に2つ設けられている。なお、車輪22は、移動ロボットの前後方向に3つ以上設けられていてもよい。このように、移動ロボットの前後方向に複数の車輪22を設けたので、足首部21の安定性が向上する。
駆動軸46と車輪22との間には、駆動軸46の回転を増速して車輪22に伝達する伝動機構53が設けられている。本実施形態において、伝動機構53は、駆動軸46に固定された駆動プーリ55と、車輪軸50に固定された従動プーリ56と、駆動プーリ55と従動プーリ56に掛け渡されたベルト57とからなるベルト伝動機構53である。駆動プーリ55と従動プーリ56の呼び径の比は、1:x(但しx<1)に設定されている。すなわち、この伝動機構53は、増速ギヤ比に設定されている。本実施形態では駆動プーリ55と従動プーリ55の呼び径の比(増速ギヤ比)は、1:0.5に設定されているが、増速ギヤ比となる範囲で他のギヤ比に設定されてもよい。

このようにベルト伝動機構を採用することにより、駆動軸46に固定される駆動プーリ55と車輪軸50に固定される従動プーリ56との比を増速ギヤ比に設定することで容易に増速効果が得られる。また、ベルト伝動機構は、比較的容易に大きな増速比を得ることができる。
足首部21には、足首部21に対する駆動軸46の回転を拘束可能な拘束手段60が設けられている。この拘束手段60は、作動時に足首部21に対する駆動軸46の回転を拘束し、非作動時にこの拘束を解除し足首部21に対する回転軸46の回転を許容するようになっている。
なお、本実施形態において拘束手段60はブレーキ装置であるが、ブレーキ装置の代わりに、駆動モータ23とは別のモータを駆動軸46に連結し、このモータを拘束手段60として機能させてもよい。モータによる拘束手段60により、車輪22の回転を停止させるブレーキ機能或いは積極的な回転駆動も可能になる。
また本実施形態における拘束手段60では、駆動軸46を直接拘束することによってその回転を拘束するようにしているが、例えば、車輪軸50の回転を拘束することによって間接的に駆動軸46の回転を拘束するようにしてもよい。
仮に、拘束手段60が無い場合、走行する場合には問題が無いが、歩行する場合に地面から離れた足首部21を回動させてその向きを変えようとしたときに、車輪22が回転してしまって足首部21の向きが調整できない場合がある。また、階段の昇降時に移動ロボット1の姿勢によって脚に鉛直方向以外の傾いた方向から荷重が作用したときに、駆動モータ23の駆動を停止していても車輪22が回転されてしまうことによって移動ロボット1が不安定となり転倒する可能性がある。
これに対し、上述した拘束手段60を備えた場合、拘束手段60が非作動時には、駆動モータ23の駆動力が車輪22に伝達されるため、車輪22を回転駆動して移動ロボット1を走行させることができる。一方、拘束手段60が作動時には、足首部21に対する駆動軸46の回転が拘束されることにより、駆動モータ23の駆動力は車輪22に伝達しないから、車輪22は回転駆動されず、代わりに足首部21が回動駆動される。
このように、足首部21に対する駆動軸46の回転を拘束可能な拘束手段60を設けたので、特に段部の乗り越えや階段の昇降を行う際に、車輪22の回転を拘束手段60によって拘束することにより、移動ロボット1の姿勢によって脚部9(中央脚11、側脚13)に鉛直方向以外の傾いた方向から荷重が作用しても、車輪22が回転することがないので、安定して荷重を支持することができて移動ロボット1が転倒するような問題を防止できる。尚、図2、図3に示した構成では、足首部21の姿勢は、移動ロボットの重量によって車輪22が地面に接するように回動されることによって自動的に調整される。
なお、図2において、符号S4は足首部21の回動角度を検出する回動角度検出センサであり、符号S5は駆動軸46の回転を検出する回転検出センサである。これらの検出センサS4,S5からの信号は、上述した制御装置に送信される。
上述した本実施形態にかかる移動ロボットの脚構造によれば、伝動機構53により、駆動軸46の回転を増速して車輪22に伝達するので、歩行時には足首部21の回動駆動において高トルク性能を与えることができ、走行時には車輪22の回転駆動において高回転性能を与えることができる。すなわち、トルク×速度=一定であるため、足首部21と車輪22のそれぞれに合わせたギヤ設定が可能となる。これにより、駆動モータ23の大出力化及び車輪22の大径化を伴うことなく、車輪走行速度を上げることができる。
また、1つの駆動モータ23と1つの拘束手段60の作動・非作動の切り替えによって、足首部21の回動と車輪22の回転を選択的に切り替えることができることに加え、駆動力を有効に活用できるため、小型な装置でこれらを実現することができる。
なお、上記において、本発明の実施形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、3脚車輪型移動ロボットに本発明を適用した例を説明したが、本発明は、2脚(2足)歩行ロボット、多脚(多足)歩行ロボットの脚構造にも適用することができる。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施形態にかかる移動ロボットの脚構造を採用した移動ロボットの一構成例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる移動ロボットの脚構造を示す断面図である。 本発明の実施形態にかかる移動ロボットの脚構造を示す側面図である。 従来の移動ロボットの構成を示す図である。 従来の移動ロボットの脚構造を示す図である。
符号の説明
1 移動ロボット
9 脚部
10 ロボット本体
21 足首部
22 車輪
23 駆動モータ
46 駆動軸
53 伝動機構
60 拘束手段

Claims (2)

  1. ロボット本体に取り付けられた複数の脚及び該脚に設けられた車輪を動作させることにより歩行及び走行が可能な移動ロボットの脚構造であって、
    ロボット本体に連結された脚部の下端に回動可能に連結された足首部と、
    該足首部に回転可能に支持された車輪と、
    前記脚部に前記足首部の回動軸心と同心状に回転可能に支持された駆動軸と、
    該駆動軸を回転駆動する駆動モータと、
    前記駆動軸の回転を増速して前記車輪に伝達する伝動機構と、
    前記足首部に設けられ前記足首部に対する前記駆動軸の回転を拘束可能な拘束手段と、
    前記回動軸心と平行な軸心を中心に回転可能に前記足首部に支持された車輪軸と、を備え、
    前記車輪は、前記車輪軸に固定され、前記平行な軸心を中心に回転可能であり、
    前記伝動機構は、前記駆動軸に固定された駆動プーリと、前記車輪軸に固定された従動プーリと、前記駆動プーリと前記従動プーリに掛け渡されたベルトとからなり、前記駆動軸の回転を増速して前記車輪軸に伝達し、
    前記駆動モータは、前記拘束手段により前記駆動軸の回転を拘束した状態で、前記足首部を前記回動軸心を中心に回転させ、前記拘束手段による前記駆動軸の回転の拘束を解除した状態で、前記駆動軸と前記伝動機構を介して前記車輪軸を回転させる、ことを特徴とする移動ロボットの脚構造。
  2. 前記車輪は、前記足首部における移動ロボットの前後方向に複数設けられている、ことを特徴とする請求項に記載の移動ロボットの脚構造。
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