JP4848137B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置およびその製造技術に関し、特に、MIM(Metal Insulator Metal)構造のキャパシタを有する半導体装置およびその製造技術に適用して有効な技術に関する。
通信用LSIや高速CMOSロジックデバイスは、回路の高速動作を実現するための技術として、層間絶縁膜の低誘電率化とダマシン(Damascene)法を用いたCu配線の採用が必須になっている。また、上記通信用LSIや高速CMOSロジックデバイスは、一般にアナログ回路中にMIM構造のキャパシタを含んでいる。
MIM構造のキャパシタを製造する技術については、例えば特開2004−146814号公報(特許文献1)、特開2004−253481号公報(特許文献2)、特開2004−247520号公報(特許文献3)、特開2004−119461号公報(特許文献4)などに記載がある。このうち、特許文献1は、キャパシタの下部電極をダマシン法で形成する技術を開示している。
特開2004−146814号公報 特開2004−253481号公報 特開2004−247520号公報 特開2004−119461号公報
図18は、本発明者が検討したMIM構造のキャパシタ(C)を示す半導体基板の要部断面図である。図中の符号1は単結晶シリコンからなる半導体基板、符号14は酸化シリコン膜、符号17はSiOC(炭酸化シリコン)膜、符号22、28はそれぞれSiOC膜からなる層間絶縁膜である。また、符号19は第1層配線、符号26は第2層配線であり、いずれもダマシン法で形成されたCu膜からなる。
キャパシタ(C)は、例えば窒化チタン(TiN)膜からなる下部電極50と、窒化シリコン膜からなる誘電膜51と、TiN膜からなる上部電極52とで構成されている。下部電極50は、層間絶縁膜28に形成したプラグ53を介して第2層配線26と電気的に接続されている。また、上部電極52は図示しない上層配線と電気的に接続されている。
上記キャパシタ(C)を形成するには、層間絶縁膜28上にTiN膜、窒化シリコン膜およびTiN膜を順次堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしてTiN膜、窒化シリコン膜およびTiN膜を順次ドライエッチングする。
ところが、上記のように、フォトレジスト膜をマスクにして3層の膜(TiN膜、窒化シリコン膜およびTiN膜)を順次ドライエッチングした場合は、キャパシタ(C)の側壁に電極材料(TiN)のエッチング残渣を含むポリマーが付着する。そのため、このポリマーを介して上部電極52と下部電極50とが短絡する不良の発生が避けられないことが本発明者の検討によって明らかとなった。
その対策として、例えば3層の膜(TiN膜、窒化シリコン膜およびTiN膜)のドライエッチングを2回に分けて行い、下部電極50の寸法と上部電極52の寸法を変えることが考えられる。このようにすれば、電極材料のエッチング残渣を含むポリマーが上部電極52の側壁や下部電極50の側壁に付着しても、上部電極52の側壁と下部電極50の側壁とが離れているために、上部電極52と下部電極50とが短絡し難くなる。
例えば前記特許文献2および特許文献3では、第1のフォトレジスト膜を用いたドライエッチングで上部電極と誘電膜とを形成し、その後、第2のフォトレジスト膜を用いたドライエッチングで下部電極を形成することにより、下部電極の寸法を上部電極および誘電膜よりも大きくしている。
また、前記特許文献4では、第1のフォトレジスト膜を用いたドライエッチングで下部電極を形成し、その後、第2のフォトレジスト膜を用いたドライエッチングで上部電極と誘電膜とを形成することにより、下部電極の寸法を上部電極および誘電膜よりも大きくしている。
しかしながら、寸法の異なる2種類のフォトレジスト膜を使ってドライエッチングを行う上記の方法は、フォトマスクの数が増加し、工程が煩雑になるという問題がある。また、下部電極の寸法と上部電極の寸法を変えたとしても、それぞれの側壁にポリマーが残留するので、両者の短絡を確実に防止することは困難である。
本発明の目的は、MIM構造を有するキャパシタの上部電極と下部電極とが短絡する不良の発生を確実に防止することができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明の半導体装置は、半導体基板の主面上に第1絶縁膜が形成され、前記主面の第1領域の前記第1絶縁膜に第1配線溝が形成され、前記主面の第2領域の前記第1絶縁膜に第2配線溝が形成され、前記第1配線溝の内部に第1導電膜からなる第1下層配線が形成され、前記第2配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第2下層配線が形成され、前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜が形成され、前記第1領域の前記第2絶縁膜に、第1ビアホールおよび前記第1ビアホールの上部に配置され、前記第1ビアホールよりも平面形状の面積が大きい電極溝が形成され、前記第2領域の前記第2絶縁膜に第2ビアホールが形成され、前記第1ビアホールおよび前記電極溝の内部に、前記第1下層配線と電気的に接続された第2導電膜からなるキャパシタの第1電極が形成され、前記第2ビアホールの内部に、前記第2下層配線と電気的に接続された前記第2導電膜からなるプラグが形成され、前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第1電極を覆う前記キャパシタの誘電膜が形成され、前記誘電膜の上部に第3導電膜からなり、前記誘電膜と平面形状の面積が同一となる前記キャパシタの第2電極が積層され、前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第2電極の上部および側壁と前記誘電膜の側壁とを覆う第4導電膜からなる第1上層配線が形成され、前記第2領域の前記第2絶縁膜上に、前記プラグと電気的に接続された前記第4導電膜からなる第2上層配線が形成されているものである。
本発明の半導体装置の製造方法は、(a)半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記主面の第1領域の前記第1絶縁膜に第1配線溝を形成し、前記主面の第2領域の前記第1絶縁膜に第2配線溝を形成する工程、(c)前記第1および第2配線溝の内部を含む前記第1絶縁膜上に第1導電膜を形成する工程、(d)前記第1導電膜を化学的機械研磨法で加工することにより、前記第1配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第1下層配線を形成し、前記第2配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第2下層配線を形成する工程、(e)前記(d)工程の後、前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、(f)前記第1領域の前記第2絶縁膜に第1ビアホールを形成し、前記第2領域の前記第2絶縁膜に第2ビアホールを形成する工程、(g)前記第1ビアホールの上部の前記第2絶縁膜に前記第1ビアホールよりも平面形状の面積が大きい電極溝を形成する工程、(h)前記第1ビアホール、前記第2ビアホールおよび前記電極溝の内部を含む前記第2絶縁膜上に第2導電膜を形成する工程、(i)前記第2導電膜を化学的機械研磨法で加工することにより、前記第1ビアホールおよび前記電極溝の内部に、前記第1下層配線と電気的に接続された前記第2導電膜からなるキャパシタの第1電極を形成し、前記第2ビアホールの内部に、前記第2下層配線と電気的に接続された前記第2導電膜からなるプラグを形成する工程、(j)前記(i)工程の後、前記第2絶縁膜上に前記キャパシタの誘電膜を形成し、前記誘電膜上に第3導電膜を形成する工程、(k)前記第3導電膜上に形成したレジスト膜をマスクにして前記第3導電膜および前記誘電膜をパターニングすることにより、前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第1電極を覆うように前記誘電膜を残し、前記誘電膜の上部に前記第3導電膜からなる前記キャパシタの第2電極を形成する工程、(l)前記第2電極上の前記レジスト膜を除去した後、前記第2絶縁膜上に第4導電膜を形成する工程、(m)前記第4導電膜をパターニングすることにより、前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第2電極の上部および側壁と前記誘電膜の側壁とを覆う前記第4導電膜からなる第1上層配線を形成し、前記第2領域の前記第2絶縁膜上に、前記プラグと電気的に接続された前記第4導電膜からなる第2上層配線を形成する工程を有している。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
キャパシタの第1電極を絶縁膜の溝内に形成し、この第1電極の上部に第1電極よりも面積の大きい誘電膜および第2電極を形成することにより、第1電極と第2電極とが短絡する不良の発生を確実に防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
本実施の形態は、例えば、3層配線とMIM構造のキャパシタとを有するCMOS−LSIを示すものであり、その製造方法を図1〜図12を用いて工程順に説明する。
まず、図1に示すように、例えば、単結晶シリコンからなる半導体基板(以下、単に基板という)1の主面にnチャネル型MISFET(Qn)およびpチャネル型MISFET(Qp)を形成する。なお、図の左側部分はMISFET形成領域であり、右側部分はキャパシタ形成領域である。また、図中の符号2は素子分離溝、符号4はp型ウエル、符号5はn型ウエルである。素子分離溝2は、基板1をエッチングして形成した溝の内部に絶縁膜として、例えば、酸化シリコン膜3を埋め込んで形成する。p型ウエル4およびn型ウエル5は、基板1にp型不純物(ホウ素)およびn型不純物(リン)をイオン注入し、続いて基板1を熱処理してこれらの不純物を基板1中に拡散させることによって形成する。
nチャネル型MISFET(Qn)は、p型ウエル4の表面に形成された酸化シリコン膜または酸窒化窒化シリコン膜からなるゲート絶縁膜6、ゲート絶縁膜6の上部に形成された多結晶シリコン膜などからなるゲート電極7、ゲート電極7の側壁に形成された酸化シリコン膜などからなるサイドウォールスペーサ8、ゲート電極7の両側のp型ウエル4に形成された一対のn型半導体領域(ソース、ドレイン)11などによって構成される。pチャネル型MISFET(Qp)は、ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、サイドウォールスペーサ8、ゲート電極7の両側のn型ウエル5に形成された一対のp型半導体領域(ソース、ドレイン)12などによって構成される。nチャネル型MISFET(Qn)のゲート電極7を構成する多結晶シリコン膜中にはn型不純物(リン)が導入され、pチャネル型MISFET(Qp)のゲート電極7を構成する多結晶シリコン膜中にはp型不純物(ホウ素)が導入される。また、nチャネル型MISFET(Qn)のゲート電極7とn型半導体領域(ソース、ドレイン)11のそれぞれの表面、およびpチャネル型MISFET(Qp)のゲート電極7とp型半導体領域(ソース、ドレイン)12のそれぞれの表面には、ゲート電極7およびソース、ドレインの低抵抗化を目的としてCo(コバルト)シリサイド膜9が形成される。
次に、図2に示すように、nチャネル型MISFET(Qn)およびpチャネル型MISFET(Qp)の上部にプラグ16および第1層配線19を形成し、nチャネル型MISFET(Qn)およびpチャネル型MISFET(Qp)と第1層配線19とをプラグ16を介して電気的に接続する。
第1層配線19を形成するには、まず基板1上にCVD法でエッチングストッパ膜13として窒化シリコン膜13と、絶縁膜14として酸化シリコン膜14とを堆積した後、酸化シリコン膜14の表面を化学的機械研磨法で平坦化する。続いて、nチャネル型MISFET(Qn)のn型半導体領域(ソース、ドレイン)11およびpチャネル型MISFET(Qp)のp型半導体領域(ソース、ドレイン)12のそれぞれの上部の酸化シリコン膜14と窒化シリコン膜13とをエッチングしてコンタクトホール15を形成した後、それぞれのコンタクトホール15の内部にプラグ16を形成する。プラグ16は、例えばTiN(窒化チタン)膜とW(タングステン)膜との積層膜で構成する。また、TiN膜はW膜のバリアメタル膜として機能しており、TiN膜とTi(チタン)膜の積層膜で形成されていてもよい。
次に、酸化シリコン膜14の上部にCVD法で絶縁膜17として、例えばSiOC(炭酸化シリコン)膜17と、キャップ絶縁膜18として、例えば酸化シリコン膜18とを堆積した後、フォトレジスト膜(図示せず)をマスクにしてキャップ絶縁膜18およびSiOC膜17をドライエッチングすることにより、酸化シリコン膜14の上部に配線溝20を形成し、配線溝20の底部にプラグ16を露出させる。
次に、バリアメタル膜として配線溝20の内部に薄い(50nm程度)TiN膜、若しくはTiN膜とTi膜の積層膜をスパッタリング法で堆積し、続いて配線溝20の内部を完全に埋め込む厚い(800nm〜1600nm程度)Cu膜をスパッタリング法またはメッキ法で堆積した後、配線溝20の外部のCu膜とバリアメタル膜とを化学的機械研磨法で除去する。ここまでの工程により、配線溝20の内部にバリアメタル膜とCu膜との積層膜からなる第1層配線19が形成される。ここで、上記のTiN膜等のバリアメタル膜は、Cu膜が周囲の絶縁膜中に拡散するのを防止するバリア膜として機能する。バリア膜としては、TiN膜の他、WN(窒化タングステン)膜やTaN(窒化タンタル)膜のような窒化金属膜またはこれらにSiを添加した膜、あるいはTa膜、Ti膜、W膜、TiW膜のような高融点金属膜、若しくはこれら高融点金属膜の積層膜など、Cuと反応し難い各種導電膜を使用することができる。
次に、図3に示すように、第1層配線19の上部にバリア絶縁膜21、層間絶縁膜22、キャップ絶縁膜23を堆積する。バリア絶縁膜21は、第1層配線19中のCuが層間絶縁膜22中に拡散するのを防ぐための絶縁膜であり、例えばプラズマCVD法で堆積した膜厚10nm〜100nm程度のSiC(炭化シリコン)膜またはSiCN(炭窒化シリコン)膜で構成する。層間絶縁膜22は、第1層配線19と後の工程でその上層に形成する第2層配線(26)との間に形成される容量を低減するために、誘電率の低い絶縁膜、例えばSiOC膜で構成する。このSiOC膜はCVD法で堆積し、その膜厚は460nm程度とする。キャップ絶縁膜23は、化学的機械研磨によってCu配線を形成する際に、酸化シリコン膜に比べて機械的強度が低いSiOC膜からなる層間絶縁膜22を保護するための絶縁膜であり、例えばCVD法で堆積した膜厚50nm程度の酸化シリコン膜で構成する。
次に、フォトレジスト膜をマスクにしてキャップ絶縁膜23、層間絶縁膜22およびバリア絶縁膜をドライエッチングすることにより、酸化シリコン膜14の上部にビアホール24を形成し、ビアホール24の底部に第1層配線19を露出させる。
次に、図4に示すように、フォトレジスト膜をマスクにしてキャップ絶縁膜23および層間絶縁膜22をドライエッチングすることにより、ビアホール24の上部に配線溝25を形成し、続いて配線溝25およびビアホール24の内部に第2層配線26を形成する。第2層配線26を形成するには、まず配線溝25およびビアホール24の内部にバリアメタル膜として50nm程度の薄いTiN膜をスパッタリング法で堆積する。続いて配線溝25およびビアホール24の内部を完全に埋め込む厚いCu膜をスパッタリング法またはメッキ法で堆積した後、配線溝25の外部のCu膜とバリアメタル膜とを化学的機械研磨法で除去する。
次に、図5に示すように、第2層配線26の上部にバリア絶縁膜27および層間絶縁膜28を堆積する。バリア絶縁膜27は、例えばプラズマCVD法で堆積した膜厚10nm〜100nm程度のSiC膜またはSiCN膜で構成し、層間絶縁膜28は、例えばプラズマCVD法で堆積した膜厚400nm〜1000nm程度の酸化シリコン膜で構成する。続いて、フォトレジスト膜をマスクにしてキャパシタ形成領域の層間絶縁膜28をドライエッチングすることにより、電極溝29を形成する。電極溝29の深さは、例えば200nm程度である。
次に、図6に示すように、フォトレジスト膜をマスクにして電極溝29の底部の層間絶縁膜28およびその下層のバリア絶縁膜27をドライエッチングすることにより、第2層配線26に達するビアホール30を形成する。このとき、MISFET形成領域の層間絶縁膜28およびバリア絶縁膜27も同時にドライエッチングすることにより、第2層配線26に達するビアホール31を形成する。なお、電極溝29とビアホール30、31は、上記と逆の順序で形成してもよい。すなわち、ビアホール30、31を形成した後に電極溝29を形成してもよい。
図7は、キャパシタ形成領域に形成された電極溝29およびビアホール30の平面パターンを示したものであり、同図のA−A線に沿った断面図が図6の右側部分(キャパシタ形成領域)に相当する。図7に示すように、キャパシタ形成領域には、例えば6個の電極溝29が形成される。それぞれの電極溝29の平面形状は、例えば一辺が3μm程度の正方形である。
次に、図8に示すように、電極溝29の内部にキャパシタ(C)の下部電極(第1電極)33を形成する。下部電極33は、第2層配線26と同じ方法で形成する。すなわち、電極溝29およびビアホール30の内部に薄いTiN膜、またはTiN膜とTi膜の積層膜をスパッタリング法で堆積し、続いて電極溝29およびビアホール30の内部を完全に埋め込む厚いWをCVD法で堆積した後、電極溝29の外部のW膜とTiN膜とを化学的機械研磨法で除去する。このとき、MISFET形成領域のビアホール31内には、TiN膜(またはTiN膜とTi膜の積層膜)とW膜とからなるプラグ34が形成される。電極溝29の内部に形成された下部電極33は、電極溝29の下部のビアホール30を通じて第2層配線26と電気的に接続される。また、MISFET形成領域に形成されたプラグ34は、その下部の第2層配線26と電気的に接続される。
下部電極33が埋め込まれる電極溝29の数と大きさは、所望するキャパシタ(C)の容量値に応じて適宜設計変更される。このとき、それぞれの電極溝29の寸法を大きくすると、電極溝29の内部に埋め込んだW膜の表面を化学的機械研磨法で研磨した際、溝29の中心部のW膜が周辺部のW膜よりも過剰に研磨されるエロージョン現象が顕著になる。これにより、極端な場合には、電極溝29の中心部のW膜が消失し、下部電極33の面積が減少するために、キャパシタ(C)の容量値が設計値よりも小さくなることがある。他方、それぞれの電極溝29の寸法を小さくし過ぎると、電極溝29同士の寸法のばらつきが顕著になる。これにより、下部電極33の面積もばらつくために、キャパシタ(C)の容量値が設計値と異なってくる。
従って、電極溝29の寸法は、上記したエロージョン現象や容量値のばらつきが顕著にならないように最適化することが望ましい。本発明者が検討したところによると、電極溝29の好ましい面積は、1μm〜25μm、より好ましくは4μm〜16μmであった。すなわち、下部電極33が形成される電極溝29の面積を上記の範囲内とすることにより、ほぼ設計値通りの容量値を有するキャパシタ(C)を製造することができた。
また、本実施の形態では、下部電極の形成のために電極溝29とビアホール30を作り分けているが、その理由を以下に述べる。仮に電極溝29の工程を無くし、ビアホール30の口径を電極溝29と同じ寸法(上記の寸法1μm〜25μm)として形成したとすると、そのビアホール30に埋め込むW膜の膜厚がかなり厚くなってしまう。この結果として、ビアホール30外部のW膜を化学的機械研磨法で研磨するときに、W膜の研磨量が多すぎるため、研磨残りが発生してし、膜厚均一性が保てなくなってしまう。また、他の問題として、W膜の膜厚が厚すぎると、W膜からの応力により周辺の配線が影響を受ける場合がある。この場合、配線にクラックが発生しやすくなり、その結果として、断線等の不良事項につながってしまう。したがって、本実施の形態では、下部電極の膜厚が厚くなりすぎないよう、電極溝29とビアホール30とに作り分けている。
次に、図9に示すように、下部電極33の上部に誘電膜35および上部電極(第2電極)36を形成する。誘電膜35および上部電極36を形成するには、まず下部電極33およびプラグ34の上部を含む層間絶縁膜28上に、キャパシタの誘電膜35として、例えば、CVD法で膜厚50nm程度の窒化シリコン膜を堆積し、続いて窒化シリコン膜上に、キャパシタの上部電極36として、スパッタリング法で膜厚50nm程度のTiN膜を堆積する。次に、フォトレジスト膜をマスクにしてTiN膜および窒化シリコン膜をドライエッチングすることにより、下部電極33の上部にTiN膜および窒化シリコン膜を残す。ここまでの工程により、W膜からなる下部電極33、窒化シリコン膜からなる誘電膜35およびTiN膜からなる上部電極36によって構成されるキャパシタ(C)が完成する。図10は、キャパシタ(C)の平面パターンを示したもので、同図のA−A線に沿った断面図が図9の右側部分に相当する。
図9および図10に示すように、上部電極36および誘電膜35は、下部電極33よりも面積が大きく、下部電極33は、その全体が上部電極36および誘電膜35の内側に配置される。このようにすると、フォトレジスト膜をマスクにしてTiN膜および窒化シリコン膜をドライエッチングした際、上部電極36および誘電膜35の側壁下部に下部電極33の表面や側壁が露出することがない。従って、ドライエッチング時に上部電極36および誘電膜35の側壁に上部電極材料(TiN)のエッチング残渣を含むポリマーが付着しても、このポリマーを介して上部電極36と下部電極33とが短絡する不良の発生を確実に防ぐことができる。
また、上記したキャパシタ(C)の製造方法によれば、化学的機械研磨によって表面を平坦化した下部電極33上に誘電膜35を形成するので、誘電膜35の膜厚均一性が向上する結果、キャパシタ(C)の信頼性が向上する。
なお、誘電膜35は、窒化シリコン膜に限定されるものではなく、酸化シリコン膜で構成することもできる。また、窒化シリコン膜よりも誘電率の高い高融点金属酸化膜(例えばTa膜)で構成することもできる。また、上部電極36は、TiN膜に限定されるものではなく、例えばTaN膜のような窒化金属膜やW膜のような高融点金属膜で構成することもできる。
次に、図11および図12に示すように、上部電極36の上部に最上層の配線である第3層配線37を形成する。第3層配線37を形成するには、上部電極36およびプラグ34の上部を含む層間絶縁膜28上にスパッタリング法でAl(アルミニウム)合金膜を堆積した後、フォトレジスト膜をマスクにしてAl合金膜をドライエッチングする。MISFET形成領域に形成された第3層配線37は、プラグ34を通じて第2層配線26と電気的に接続される。また、MISFET形成領域に形成された第3層配線37の一部は、ボンディングパッドを構成する。
上記したキャパシタ(C)の構造によれば、下部電極33が電極溝29の内部に形成され、かつその表面は、下部電極33よりも面積の大きい誘電膜35で覆われているので、上部電極36の上部に第3層配線37を直接形成しても、第3層配線37と下部電極33とが短絡することはない。すなわち、上記したキャパシタ(C)の構造によれば、下部電極33と第3層配線37との短絡を防ぐための絶縁膜を形成する工程や、この絶縁膜をエッチングして上部電極36の表面を露出させる工程が不要となる。
なお、本実施の形態では、配線層を3層(第1層配線19、第2層配線26および第3層配線37)としたが、4層以上としてもよいことは勿論である。また、本実施の形態では、最上層配線(第3層配線37)をAl合金膜で構成したが、第1層配線19および第2層配線26と同様にCu膜で構成することもできる。
最上層配線(第3層配線37)をCu膜で構成する場合は、キャパシタ(C)を形成した後、まず図13に示すように、上部電極36の上部にエッチングストッパ用の絶縁膜38と層間絶縁膜39とを堆積する。絶縁膜38は、CVD法で堆積した窒化シリコン膜または炭窒化シリコン(SiCN)膜で構成し、層間絶縁膜39は、CVD法で堆積した酸化シリコン膜などで構成する。
次に、図14に示すように、フォトレジスト膜をマスクにしてキャパシタ(C)の上部の層間絶縁膜39をドライエッチングすることにより、配線溝40を形成する。このドライエッチングは、上部電極36や下層の層間絶縁膜28がエッチングされるのを防ぐために、絶縁膜38をエッチングストッパとして利用する。
次に、図15に示すように、配線溝40の底部の絶縁膜38をドライエッチングで除去する。このとき、キャパシタ(C)の上部電極36と誘電膜35の側壁に絶縁膜38が残っても支障はない。
次に、図16に示すように、配線溝40の内部にCu膜からなる第3層配線41を形成する。第3層配線41を形成するには、配線溝40の内部に薄いTiN膜をスパッタリング法で堆積し、続いて配線溝40の内部を完全に埋め込む厚いCu膜をスパッタリング法またはメッキ法で堆積した後、配線溝40の外部のCu膜とTiN膜とを化学的機械研磨法で除去する。
このように、本実施の形態によれば、キャパシタ(C)の上部電極36と下部電極33とが短絡する不良の発生を確実に防ぐことができるので、MIM構造のキャパシタ(C)を有するCMOS−LSIの信頼性および製造歩留まりをさせることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
前記実施の形態では、キャパシタ(C)の平面形状を正方形にしたが、例えば図17に示すように、上部電極36、誘電膜35および下部電極33の平面形状を長方形にしてもよい。この場合も、上部電極36および誘電膜35は、下部電極33よりも面積を大きくし、下部電極33の全体を上部電極36および誘電膜35の内側に配置する。また、下部電極33の寸法は、エロージョン現象や容量値のばらつきが顕著にならないように最適化することが望ましい。
本発明は、MIM構造のキャパシタ(C)を有する半導体装置に適用して有用なものである。
本発明の一実施の形態である半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図1に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図2に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図3に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図4に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図5に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 半導体基板上に形成された電極溝およびビアホールの平面パターンを示す要部平面図である。 図6に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図8に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 半導体基板上に形成されたキャパシタの平面パターンを示す要部平面図である。 図9に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図9に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部平面図である。 本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図13に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図14に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 図15に続く半導体装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。 半導体基板上に形成されたキャパシタの平面パターンの別例を示す要部平面図である。 本発明者が検討したMIM構造のキャパシタを示す半導体基板の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 素子分離溝
3 酸化シリコン膜
4 p型ウエル
5 n型ウエル
6 ゲート絶縁膜
7 ゲート電極
8 サイドウォールスペーサ
9 Coシリサイド膜
11 n型半導体領域(ソース、ドレイン)
12 p型半導体領域(ソース、ドレイン)
13 窒化シリコン膜
14 酸化シリコン膜
15 コンタクトホール
16 プラグ
17 SiOC膜
18 キャップ絶縁膜
19 第1層配線
20 配線溝
21 バリア絶縁膜
22 層間絶縁膜
23 キャップ絶縁膜
24 ビアホール
25 配線溝
26 第2層配線
27 バリア絶縁膜
28 層間絶縁膜
29 電極溝
30、31 ビアホール
33 下部電極
34 プラグ
35 誘電膜
36 上部電極
37 第3層配線
38 絶縁膜
39 層間絶縁膜
40 配線溝
41 第3層配線
50 下部電極
51 誘電膜
52 上部電極
53 プラグ
C キャパシタ
Qn:nチャネル型MISFET
Qp:pチャネル型MISFET

Claims (38)

  1. 半導体基板の主面上に第1絶縁膜が形成され、
    前記主面の第1領域の前記第1絶縁膜に第1配線溝が形成され、
    前記主面の第2領域の前記第1絶縁膜に第2配線溝が形成され、
    前記第1配線溝の内部に第1導電膜からなる第1下層配線が形成され、
    前記第2配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第2下層配線が形成され、
    前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜が形成され、
    前記第1領域の前記第2絶縁膜に、第1ビアホールおよび前記第1ビアホールの上部に配置され、前記第1ビアホールよりも平面形状の面積が大きい電極溝が形成され、
    前記第2領域の前記第2絶縁膜に第2ビアホールが形成され、
    前記第1ビアホールおよび前記電極溝の内部に、前記第1下層配線と電気的に接続された第2導電膜からなるキャパシタの第1電極が形成され、
    前記第2ビアホールの内部に、前記第2下層配線と電気的に接続された前記第2導電膜からなるプラグが形成され、
    前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第1電極を覆う前記キャパシタの誘電膜が形成され、
    前記誘電膜の上部に第3導電膜からなり、前記誘電膜と平面形状の面積が同一となる前記キャパシタの第2電極が積層され、
    前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第2電極の上部および側壁と前記誘電膜の側壁とを覆う第4導電膜からなる第1上層配線が形成され、
    前記第2領域の前記第2絶縁膜上に、前記プラグと電気的に接続された前記第4導電膜からなる第2上層配線が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1電極の面積は、1μm〜25μmであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1電極の面積は、4μm〜16μmであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 前記第1導電膜は、銅を主成分とする金属膜であり、前記第2導電膜は、タングステンを主成分とする金属膜であり、前記第4導電膜は、アルミニウムを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  5. 前記第1および第4導電膜は、銅を主成分とする金属膜であり、前記第2導電膜は、タングステンを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  6. 前記第3導電膜は、窒化チタン膜、窒化タンタル膜またはタングステン膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記誘電膜は、窒化シリコン膜または酸化シリコン膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記誘電膜は、窒化シリコン膜よりも誘電率の高い高融点金属酸化膜であることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  9. 前記第1および第2上層配線は、最上層の配線であることを特徴とする請求項記載の半導体装置。
  10. 以下の工程を有する半導体装置の製造方法:
    (a)半導体基板の主面上に第1絶縁膜を形成する工程、
    (b)前記主面の第1領域の前記第1絶縁膜に第1配線溝を形成し、前記主面の第2領域の前記第1絶縁膜に第2配線溝を形成する工程、
    (c)前記第1および第2配線溝の内部を含む前記第1絶縁膜上に第1導電膜を形成する工程、
    (d)前記第1導電膜を化学的機械研磨法で加工することにより、前記第1配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第1下層配線を形成し、前記第2配線溝の内部に前記第1導電膜からなる第2下層配線を形成する工程、
    (e)前記(d)工程の後、前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、
    (f)前記第1領域の前記第2絶縁膜に第1ビアホールを形成し、前記第2領域の前記第2絶縁膜に第2ビアホールを形成する工程、
    (g)前記第1ビアホールの上部の前記第2絶縁膜に前記第1ビアホールよりも平面形状の面積が大きい電極溝を形成する工程、
    (h)前記第1ビアホール、前記第2ビアホールおよび前記電極溝の内部を含む前記第2絶縁膜上に第2導電膜を形成する工程、
    (i)前記第2導電膜を化学的機械研磨法で加工することにより、前記第1ビアホールおよび前記電極溝の内部に、前記第1下層配線と電気的に接続された前記第2導電膜からなるキャパシタの第1電極を形成し、前記第2ビアホールの内部に、前記第2下層配線と電気的に接続された前記第2導電膜からなるプラグを形成する工程、
    (j)前記(i)工程の後、前記第2絶縁膜上に前記キャパシタの誘電膜を形成し、前記誘電膜上に第3導電膜を形成する工程、
    (k)前記第3導電膜上に形成したレジスト膜をマスクにして前記第3導電膜および前記誘電膜をパターニングすることにより、前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第1電極を覆うように前記誘電膜を残し、前記誘電膜の上部に前記第3導電膜からなる前記キャパシタの第2電極を形成する工程、
    (l)前記第2電極上の前記レジスト膜を除去した後、前記第2絶縁膜上に第4導電膜を形成する工程、
    (m)前記第4導電膜をパターニングすることにより、前記第1領域の前記第2絶縁膜上に、前記第2電極の上部および側壁と前記誘電膜の側壁とを覆う前記第4導電膜からなる第1上層配線を形成し、前記第2領域の前記第2絶縁膜上に、前記プラグと電気的に接続された前記第4導電膜からなる第2上層配線を形成する工程。
  11. 前記第1電極の面積は、1μm〜25μmであることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1電極の面積は、4μm〜16μmであることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1および第2導電膜は、銅を主成分とする金属膜で構成し、前記第4導電膜は、アルミニウムを主成分とする金属膜で構成することを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記第1、第2および第4導電膜は、銅を主成分とする金属膜で構成することを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記第2導電膜は、タングステンを主成分とする金属膜で構成することを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  16. 前記第3導電膜は、窒化チタン膜、窒化タンタル膜またはタングステン膜で構成することを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記誘電膜は、窒化シリコン膜または酸化シリコン膜で構成することを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  18. 前記誘電膜は、窒化シリコン膜よりも誘電率の高い高融点金属酸化膜で構成することを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  19. 前記高融点金属酸化膜は、酸化タンタル膜であることを特徴とする請求項18記載の半導体装置の製造方法。
  20. 前記第1および第2上層配線は、最上層の配線であることを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  21. 半導体基板の主面上に第1絶縁膜が形成され、
    前記第1絶縁膜に配線溝が形成され、
    前記配線溝の内部に第1導電膜からなる下層配線が形成され、
    前記第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜が形成され、
    前記第2絶縁膜に、ビアホールおよび前記ビアホールの上部に配置された前記ビアホールよりも平面形状の面積の大きい電極溝が形成され、
    前記ビアホールおよび前記電極溝の内部に、前記下層配線と電気的に接続された第2導電膜からなるキャパシタの第1電極が形成され、
    前記第2絶縁膜上に、前記第1電極を覆う前記キャパシタの誘電膜が形成され、
    前記誘電膜の上部に第3導電膜からなる前記キャパシタの第2電極が積層され、
    前記第2電極上に第4導電膜からなる上層配線が形成された半導体装置であって、
    前記上層配線は、前記誘電膜および前記第2電極のそれぞれの側壁を覆い、
    前記誘電膜の上面の面積は、前記第2電極の上面の面積と同一であり、かつ前記第1電極の上面の面積よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  22. 前記第1導電膜は、銅を主成分とする金属膜であり、前記第4導電膜は、アルミニウムを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  23. 前記第1導電膜および前記第4導電膜は、銅を主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  24. 前記第2導電膜は、タングステンを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  25. 前記第3導電膜は、窒化チタン膜、窒化タンタル膜またはタングステン膜であることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  26. 前記誘電膜は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または前記窒化シリコン膜よりも誘電率の高い高融点金属酸化膜であることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  27. 前記上層配線は、最上層の配線であることを特徴とする請求項21記載の半導体装置。
  28. 半導体基板の主面上に絶縁膜が形成され、
    前記絶縁膜に溝が形成され、
    前記溝の内部に第1導電膜からなるキャパシタの第1電極が埋め込まれ、
    前記絶縁膜上に、前記第1電極を覆う前記キャパシタの誘電膜が形成され、
    前記誘電膜の上部に第2導電膜からなる前記キャパシタの第2電極が積層され、
    前記第2電極上に第3導電膜からなる配線が形成された半導体装置であって、
    前記誘電膜の上面の面積は、前記第2電極の上面の面積と同一であり、
    前記配線は、前記誘電膜および前記第2電極のそれぞれの側壁を覆うように形成されていることを特徴とする半導体装置。
  29. 前記第3導電膜は、アルミニウムを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項28記載の半導体装置。
  30. 前記第1導電膜は、タングステンを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項28記載の半導体装置。
  31. 前記第2導電膜は、窒化チタン膜、窒化タンタル膜またはタングステン膜であることを特徴とする請求項28記載の半導体装置。
  32. 前記誘電膜は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または前記窒化シリコン膜よりも誘電率の高い高融点金属酸化膜であることを特徴とする請求項28記載の半導体装置。
  33. 前記配線は、最上層の配線であることを特徴とする請求項28記載の半導体装置。
  34. 半導体基板の主面上に絶縁膜が形成され、
    前記主面の第1領域の前記絶縁膜に溝が形成され、
    前記溝の内部に第1導電膜からなるキャパシタの第1電極が埋め込まれ、
    前記第1領域の前記絶縁膜上に、前記第1電極を覆う前記キャパシタの誘電膜が形成され、
    前記誘電膜の上部に第2導電膜からなる前記キャパシタの第2電極が積層され、
    前記第2電極上に第3導電膜からなる配線が形成された半導体装置であって、
    前記第2電極の端部と前記誘電膜の端部は、平面的に一致するように形成されており、
    前記配線は、前記誘電膜および前記第2電極のそれぞれの側壁を覆うように形成されて
    おり、
    前記主面の第2領域の前記絶縁膜上に、前記第3導電膜からなるボンディングパッドが形成されていることを特徴とする半導体装置。
  35. 前記第3導電膜は、アルミニウムを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項34記載の半導体装置。
  36. 前記第1導電膜は、タングステンを主成分とする金属膜であることを特徴とする請求項34記載の半導体装置。
  37. 前記第2導電膜は、窒化チタン膜、窒化タンタル膜またはタングステン膜であることを特徴とする請求項34記載の半導体装置。
  38. 前記誘電膜は、酸化シリコン膜、窒化シリコン膜または前記窒化シリコン膜よりも誘電率の高い高融点金属酸化膜であることを特徴とする請求項34記載の半導体装置。
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