JP4845477B2 - 油吸収性アルミニウム箔及びその製造方法 - Google Patents
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Description
1. アルミニウム箔を含む基材の表面及び裏面の少なくとも一方に、炭粉及び一部が炭化した可食性バインダーを含む油吸収層が形成されており、前記油吸収層の油に対する表面接触角が10°以下であることを特徴とする油吸収性アルミニウム箔。
2. 前記基材は、可食性バインダーを含む接着層をさらに含む、前記項1に記載の油吸収性アルミニウム箔。
3. 前記油吸収層の炭粉の一部が露出している、前記項1又は2に記載の油吸収性アルミニウム箔。
4. 前記油吸収層中に炭粉が20〜70重量%含まれる、前記項1〜3のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔。
5. 炭粉の平均粒径が1〜20μmである、前記項1〜4のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔。
6. 可食性バインダーが、デンプン及びシェラックから選ばれる少なくとも1種である、前記項1〜5のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔。
7. 前記項1〜6のいずれかに記載の食品包装・調理用アルミニウム箔。
8. アルミニウム箔を含む基材の表面及び裏面の少なくとも一方に、炭粉及び可食性バインダーを含む混合液による塗膜を形成し、乾燥及び塗膜中の可食性バインダーの一部を炭化する工程を含むことを特徴とする油吸収性アルミニウム箔の製造方法。
9. アルミニウム箔の表面及び裏面の少なくとも一方に、可食性バインダーからなる接着層を形成し、前記接着層上に炭粉及び可食性バインダーを含む混合液による塗膜を形成し、乾燥及び塗膜中の可食性バインダーの一部を炭化する工程を含むことを特徴とする油吸収性アルミニウム箔の製造方法。
10. 前記塗膜中の可食性バインダーの一部を炭化する工程が180℃以上で熱処理することにより行われる、前記項9に記載の製造方法。
11. 前記項1〜6のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔と油を含む食品の少なくとも一部とを接触させ、加熱調理器を用いて加熱する食品の加熱方法。
本発明の油吸収性アルミニウム箔は、アルミニウム箔を含む基材の表面及び裏面の少なくとも一方に、炭粉及び可食性バインダーとを含む油吸収層が形成されていることを特徴とする。
本発明のアルミニウム箔の製造方法は、上記のような構成が得られる限り特に制限されない。例えば、アルミニウム箔を含む基材の表面及び裏面の少なくとも一方に、炭粉及び可食性バインダーを含む混合液による塗膜を形成し、乾燥することにより好適に製造することができる。
市販のデンプン15重量部及び竹炭粉末(平均粒径5μm、比表面積約300m2/g)15重量部を水70重量部に配合することにより混合液を調製した。これを市販のアルミニウム箔(厚み12μm)の片面に塗布量2g/m2となるようにロールコート法で塗布した後、220℃で30分間加熱することによって乾燥及び一部炭化を施し、油吸収層を形成した。
市販のシェラック15重量部及び竹炭粉末(平均粒径5μm、比表面積約300m2/g)15重量部を水70重量部に配合することにより混合液を調製した。これを市販のアルミニウム箔(厚み12μm)の片面に塗布量2g/m2となるようにロールコート法で塗布した後、220℃で30分間加熱することによって乾燥及び一部炭化を施し、油吸収層を形成した。
市販のシェラック15重量部を水70部に配合した接着剤を市販のアルミニウム箔(厚み12μm)の片面に塗布量0.5g/m2となるようにロールコート法で塗布した後、乾燥させた。次に市販のシェラック15重量部及び竹炭粉末(平均粒径5μm、比表面積約300m2/g)15重量部を水70重量部に配合することにより混合液を調製した。これを上記アルミニウム箔の接着剤面に塗布量2g/m2となるようにロールコート法で塗布した後、220℃で30分間加熱することによって乾燥及び一部炭化を施し、油吸収層を形成した。
実施例1〜3で得られたアルミニウム箔の物性(表面接触角、におい、耐水性及び密着力)を調べた。その結果を表1に示す。
においは、合成樹脂特有のにおいの有無を調べた。
加熱処理を180℃×30分としたほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
加熱処理を200℃×30分としたほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
加熱処理を260℃×30分としたほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
加熱処理を280℃×30分としたほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
加熱処理を300℃×30分としたほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
平均粒径が20μmである竹炭粉末を使用したほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
竹炭粉末3.75重量部を使用したほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
竹炭粉末35重量部を使用したほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
混合液の塗布量を20g/m2としたほかは、実施例1と同様にしてアルミニウム箔を作製した。このアルミニウム箔について試験例1と同様にして試験をした結果、実施例1の特性と同等であることを確認した。
Claims (11)
- アルミニウム箔を含む基材の表面及び裏面の少なくとも一方に、炭粉及び一部が炭化した可食性バインダーを含む油吸収層が形成されており、前記油吸収層の油に対する表面接触角が10°以下であることを特徴とする油吸収性アルミニウム箔。
- 前記基材は、可食性バインダーを含む接着層をさらに含む、請求項1に記載の油吸収性アルミニウム箔。
- 前記油吸収層の炭粉の一部が露出している、請求項1又は2に記載の油吸収性アルミニウム箔。
- 前記油吸収層中に炭粉が20〜70重量%含まれる、請求項1〜3のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔。
- 炭粉の平均粒径が1〜20μmである、請求項1〜4のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔。
- 可食性バインダーが、デンプン及びシェラックから選ばれる少なくとも1種である、請求項1〜5のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の食品包装・調理用アルミニウム箔。
- アルミニウム箔を含む基材の表面及び裏面の少なくとも一方に、炭粉及び可食性バインダーを含む混合液による塗膜を形成し、乾燥及び塗膜中の可食性バインダーの一部を炭化する工程を含むことを特徴とする油吸収性アルミニウム箔の製造方法。
- アルミニウム箔の表面及び裏面の少なくとも一方に、可食性バインダーからなる接着層を形成し、前記接着層上に炭粉及び可食性バインダーを含む混合液による塗膜を形成し、乾燥及び塗膜中の可食性バインダーの一部を炭化する工程を含むことを特徴とする油吸収性アルミニウム箔の製造方法。
- 前記塗膜中の可食性バインダーの一部を炭化する工程が180℃以上で熱処理することにより行われる、請求項9に記載の製造方法。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の油吸収性アルミニウム箔と油を含む食品の少なくとも一部とを接触させ、加熱調理器を用いて加熱する食品の加熱方法。
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