JP3536287B2 - 電子レンジ調理用包装材 - Google Patents

電子レンジ調理用包装材

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JP3536287B2 JP2001019693A JP2001019693A JP3536287B2 JP 3536287 B2 JP3536287 B2 JP 3536287B2 JP 2001019693 A JP2001019693 A JP 2001019693A JP 2001019693 A JP2001019693 A JP 2001019693A JP 3536287 B2 JP3536287 B2 JP 3536287B2
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弘道 皆川
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有限会社皆川商店
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、電子レンジ調理
用包装材に係り、詳しくは、電子レンジにおける加熱処
理によって調理用食材が単なる加温だけでなく、焼いた
ような風合いを醸し出すように簡単に調理されるように
した電子レンジ調理用の包装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子レンジを用いて調理用食材を加熱調
理する場合、該調理用食材は電波によってのみ加熱処理
されるため単に加温されたもしくは加熱によって蒸発し
た調理用食材からの水分により蒸されたような調理しか
成し得ない。 また、現在では電子レンジにヒーターを
具備させ、電波だけではなく該ヒーターを用いて焼き調
理をも達成可能なように工夫されている。
【0003】しかしながら、電子レンジを用いての加熱
調理は、調理用食材は電波により申し分なく加熱処理さ
れるが、多くは加熱に伴って発生する該調理用食材から
の水分の蒸発によって蒸されたような風合いを有するも
のとなってしまう。
【0004】また、ヒーターを具備させた電子レンジの
場合、焼き調理を行うことは出来るものの、これはヒー
ターが有する機能によって達成されるものであって、電
子レンジが有する機能のみによって焼いたような風合い
が醸し出される調理を達成することは出来ないものであ
った。 そのため、電子レンジ単独で調理用食材を温め
るだけでなく焼き調理をも達成可能とすることが望まれ
ている。
【0005】そこで、電子レンジだけで加熱処理するこ
とにより、食材を単に温めるだけでなく、焼いたりした
のと同様に焦げ目が生じるようにしたものとして、本願
発明者は特開2000−142829公報において、調
理用食材を糖類及び/又は醤油もしくは味噌を加えた調
味料に漬け込んだりして味付けし、これをエチルアルコ
ールを溶解混入した食用油を塗布又は含ませた多孔質吸
収体もしくは無孔質質吸収体からなる調理食品収納体で
包み込んで電子レンジにより加熱処理することを開示し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開2000−142829に開示された技術は、調理用
食材が予め上記調味料に漬け込まれていれば、容易に焦
げ目付け調理を成し得ることが出来るが、該調味料に漬
け込まれていない調理用食材を調理する場合、該調味料
を調理用食材の回りに塗布するか、調理食品収納体とな
る多孔質吸収体もしくは無孔質質吸収体に対して該調味
料を塗布又は含浸させる必要があった。
【0007】しかも、調理食品収納体となる多孔質吸収
体もしくは無孔質吸収体に対して該調味料を塗布又は含
浸させる場合、該多孔質吸収体もしくは無孔質吸収体に
は、既にエチルアルコールを溶解混入して粘度を下げた
食用油が塗布又は含まれたものであることから、後から
該食用油の表面に該調味料を十分に担持させることは困
難なものであった。
【0008】さらに、調理食品収納体に対しての調味料
の十分な担持が困難であることから、調理用食材に対し
て均一した味付けを施すことも困難なものであった。
【0009】本願発明は、このような課題に対処しよう
とするものであり、電子レンジによる食材の加熱処理に
おいて食材が十分に加熱され、焦げ目が生じる焼き処理
が施されることは勿論のこと、該焦げ目を生じさせる調
味料の調理用食材への漬け込み作業を無くして、該調味
料の調理食品収納体への十分な塗布又は含浸を容易に
し、かつ、該調味料と該食用油とによる焦げ目付け調理
が調理用食材に対して均一に施されるようにした電子レ
ンジ調理用包装体を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明は、焦げ目を発
生させる要因となる調味料に該調理用食材を漬け込むと
いう煩わしい作業を無くすために、予め該調味料を調理
食品収納体に塗布又は含浸させるものであるが、その
際、調味料が調理用食材に対して味付けを施すのに十分
なだけ調理食品収納体に塗布又は含浸されるように、ま
た食用油と調味料とが均一且つ確実に合わさるように、
調味料の性状を変化させて上記塗布又は含浸を行うよう
にしたものである。
【0011】すなわち、本願発明は、a)耐熱性シート
材に、液状の糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質
調味料を塗布もしくは含浸させることにより、または
b)耐熱性シート材に、電子レンジの加熱によって溶出
するゲル状の糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質
調味料を塗布もしくは含浸させることにより、または
c)耐熱性シート材に、液状の糖類含有調味料及び/又
は蛋白質発酵物質調味料と固形状又は液状の食用油とを
予め混合分散させたものを塗布もしくは含浸させること
により、d)耐熱性シート材に、電子レンジの加熱によ
って溶出するゲル状の糖類含有調味料及び/又は蛋白質
発酵物質調味料を塗布もしくは含浸させ、さらに該糖類
含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料の表面に電
子レンジの加熱によって溶出する固形状の食用油又は液
状の食用油を塗布することにより、またはe)耐熱性シ
ート材に、電子レンジの加熱によって溶出する固形状の
食用油を塗布もしくは含浸させ、さらに該食用油の表面
に粉状の糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味
料を振りかけることにより、またはf)耐熱性シート材
に、電子レンジの加熱によって溶出するゲル状の糖類含
有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料と固形状又は
液状の食用油を予め混合分散させたものを塗布もしくは
含浸させることにより、それぞれ電子レンジ調理用包装
材としたものである。
【0012】耐熱性シート材は、160℃以上の耐熱特
性を有し、水分や油分の影響でシート材の形状に変化を
起こさないものであれば、多孔質部材や無孔質部材の何
れも利用することができる。 多孔質部材としては、例
えば、布、不織布、半合成繊維、合成繊維、合成樹脂、
紙及び食品等の単体又は複合体からなるものであって、
内面に又は全体に浸透もしくは塗布ができるものであ
る。 そして、前述した布、不織布、紙の原料は、例え
ば、天然繊維は植物性繊維を主原料としたものであり、
また、半合成繊維の原料は、例えば、レーヨン繊維、ア
セテート繊維、等であり、また、合成繊維及び合成樹脂
の原料は、耐熱性の機能を有するもので、例えは、ポリ
エステル、ポロプロピレン、ナイロン、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、等であり、さらに、前述
した食品は、パン、麩、未加熱のパイ生地、パン生地等
及び小麦、でんぷんなどの未加熱調理品、及び加熱調理
済み食品を薄くしたものである。 また、無孔質部材と
しては、例えば、布、不織布、合成繊維、合成樹脂、等
の単体又は複合体からなるものであって、内面に又は全
体に塗布ができるものである。
【0013】液状の糖類含有調味料又は蛋白質発酵物質
調味料としては、例えば、醤油、味噌、ケチャップ、ソ
ース、等に、砂糖、果糖、ブドウ糖、デキストリン、麦
芽糖、みりん、果汁等の糖類を加えたものを主成分と
し、これに日本酒や香辛料等を加えたものであり、サラ
サラとした粘性の低いものは勿論のこと、ドロドロとし
た粘性の高いジャム状又はペースト状のものを含んだも
のをいい、また、電子レンジの加熱によって溶出するゲ
ル状の糖類含有調味料又は蛋白質発酵物質調味料として
は、例えば、液状又は粉末状の醤油、味噌、ケチャッ
プ、ソース、等に、砂糖、果糖、ブドウ糖、デキストリ
ン、麦芽糖、みりん、果汁等の糖類を加えたものを主成
分とし、これに日本酒や香辛料等を加えて、さらに、ペ
クチンや寒天、ゼラチン、澱粉、コーンスターチ等のゲ
ル化剤を加えることでゲル化し、通常は凝固している
が、加熱に伴って溶出するようなものをいう。 そし
て、ゲル化可能な調味料は、そのままシート材に塗布す
ることにより担持させて用いるものとしても良いが、こ
れを加熱して液状とし、多孔質部材からなる該シート材
を浸漬して十分に含浸させた後、冷却して該調味料をゲ
ル化さることにより担持させて用いるものとすることが
望ましい。
【0014】また、電子レンジの加熱によって溶出する
固形状の食用油としては、例えば、乳脂肪、やし油、パ
ーム油、牛脂、豚脂、カカオ脂などと植物油、魚油を硬
化させたショートニング、マーガリン等であって、常温
で固化状態を維持するものをいう。 そして、これら固
形状の動物性脂や植物性脂又はこれらの混合脂からなる
食用油は、そのままシート材に塗布することにより担持
させて用いるものとしても良いが、これにエチルアルコ
ールを添加することにより粘度を低化させて調整したも
のを、シート材に塗布することとすると作業面で望まし
く、さらに、上記食用油を加熱して液状とし、多孔質部
材からなる該シート材を浸漬して十分に含浸させた後、
冷却して該食用油を固化させることにより担持させて用
いるものとしても良い。 なお、ここで言う常温とは、
季節によっても変化するが我が国の場合であればおおよ
そ0〜35℃の範囲を意図し、常時冷蔵することが条件
であれば5℃前後を意図する。 一方、液状の食用油と
しては、例えば、サラダ油、オリーブ油、菜種油、大豆
油、コーン油、綿実油、サフラワー油、ヒマワリ油、あ
まに油など植物性のものをいう。
【0015】このエチルアルコールは、単に食用油の粘
度を低下させてシート材に対する吸着又は吸収を均一化
し、吸収速度を上げるために用いるのではなく、一般細
菌の繁殖防止や脱臭効果をも期待して用いてなるもので
ある。 そして、その濃度は使用用途(対象食材)に応
じて0〜70%の範囲で調整する。
【0016】上述のように調整した耐熱性シート材から
なる電子レンジ調理用包装材は、そのままシート状の該
包装材を調理用食材の上面に被せるように用いても良い
し、該包装材で調理用食材を全体的に包み込むようにも
しくは挟み込むように用いても良く、さらに該包装材を
予め袋状に成形してその中に調理用食材を収容するよう
にして用いても良い。
【0017】そして、調味料が塗布又は含浸された上記
電子レンジ調理用包装材を調理用食材の上に被せて電子
レンジで加熱調理中すると、調理用食材及び該包装材の
温度が上がって該食材から水分が蒸発するとともに、耐
熱性シート材に含まれるゲル状の糖類含有調味料及び/
又は蛋白質発酵物質調味料や食用油が、熱や調理用食材
からの蒸気により溶出して該調理用食材の表面に付着
し、そして、該調理用食材の表面温度が、該食材自身に
含まれる油分及び該シート材から溶出する食用油によっ
て100℃以上になることで糖類や蛋白質が分解され、
該調理用食材の表面に焦げを発生させて焼いたように加
熱調理することが出来ることとなる。 尚、食材自身に
含まれる油分が少ない場合でも、該シート材から溶出す
る食用油が調理用食材の表面温度を上げることで、全体
的に焼いたように加熱調理することが出来る。
【0018】ここで、含まれる油分が少ない食材とは、
生や塩漬け加工された鱈や鰆、鯛、カジキマグロ等の魚
類があり、また油分を多く含む食材とは、牛肉や豚肉、
鶏肉等の肉類や、鯖や鰯、鰺、鮭、鰤、銀鱈、ムツ、と
いった魚類、及び上記油分が少ない魚類であってもオイ
ル漬けしたものがあり、また糖類や蛋白質発酵物質を含
んだ調味料で味付けが施された食材とは、前記魚類や肉
類のみりん漬け、西京漬け、味噌漬け、粕漬け等があ
る。
【0019】また、本願発明の電子レンジ調理用包装材
は、図6に示すように、調理用食材を部分的に支持する
凹凸状の載置面(8)を形成してなるもの、すなわち、
調理用食材の下面に耐熱性シート材からなる電子レンジ
調理用包装材を配置させる場合に、例えば該熱性シート
材を蛇腹状に折り畳んだり、該熱性シート材の上面に棒
状突起を設ける等することにより該包装材とし、その上
に載置した調理用食材の下面が該包装材の上面と面状に
接することを防ぐようにしたものでもある。
【0020】これにより、調理用食材の下面と熱性シー
ト材の上面との間に隙間部が形成され、電子レンジで加
熱調理中することで溶出した調味料や食用油が該隙間部
に入り込んで熱せられることで、調理用食材の上面側だ
けでなく、下面側にも焦げ目を発生させることが出来る
こととなる。
【0021】なお、載置面の段差があまり小さいと、溶
出した調味料や食用油がうまく調理用食材の下面側に回
らずに下方周縁部に溜まってしまい、該下方周縁部だけ
が必要以上に焦げたものとなってしまう恐れを有するこ
とから、調理用食材の下面側に適切に焦げ目を発生させ
るためには、該載置面の段差は少なくとも5mm以上の
凹凸を有してなるものとすると良い。
【0022】また、本願発明の電子レンジ調理用包装材
は、図7に示すように、調理用食材の上面だけを包み込
むようにした場合もしくは調理用食材を全体的に包み込
むようにした場合の主に被覆面(10a)側に、複数の
通気用小孔(9・・9)を部分的にもしくは全面的に設
けるようにしたものでもある。
【0023】これにより、含有水分の多い調理用食材を
上記包装材で全体的に包んだとしても、加熱によって蒸
発した調理用食材からの水分により蒸されたようなもの
となってしまうことを防止することが出来る。 なお、
電子レンジ調理用包装材とする耐熱シート材を初めから
多孔質部材とした場合は、特に上記通気用小孔を設け無
くとも適切に調理することが出来るが、例えば食材が冷
凍されたもののように必要以上に水分が多いとされる場
合は、耐熱シート材が多孔質部材であったとしても該通
気用小孔を設けるようにすることが望ましい。
【0024】さらに、本願発明の電子レンジ調理用包装
材は、調理用食材の上面だけを包み込むようにする場合
に該調理用食材の載置面として、もしくは調理用食材を
全体的に包み込むようにした場合の調理用食材の載置面
の下側に、耐熱性硬質部材を配置してなるもの、例え
ば、図7に示す本願発明の電子レンジ調理用包装材であ
れば、載置面(10b)自身を耐熱性硬質部材とした
り、もしくは該載置面(10b)の下側に別途耐熱性硬
質部材を配置するようにしてなるものでもある。
【0025】これにより、火傷や調理用食材等の落下と
いった加熱調理後の熱い調理用食材を内包する包装材の
取り扱いからもたらされる危険性が著しく解消され、安
全且つ簡便に取り扱うことが行えるものとなる。
【0026】そして、上述した本願発明の電子レンジ調
理用包装材は、ア)液状の糖類含有調味料及び/又は蛋
白質発酵物質調味料を耐熱性シート材の表面に塗布する
ことにより、またはイ)電子レンジの加熱によって溶出
するゲル状の糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質
調味料を加熱溶解し、これに耐熱性シート材を浸積して
該糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料を含
浸させ、その後冷却して該糖類含有調味料及び/又は蛋
白質発酵物質調味料をゲル化させることにより、または
ウ)電子レンジの加熱によって溶出するゲル状の糖類含
有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料を、ゲル状の
まま耐熱性シート材の表面に塗布することにより、また
はエ)液状の糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質
調味料と固形状の食用油とを加熱溶解した後混合してエ
マルジョン化し、これに耐熱性シート材を浸積して該エ
マルジョンを含浸させ、その後冷却して該エマルジョン
を凝固させることにより、またはオ)電子レンジの加熱
によって溶出するゲル状の糖類含有調味料及び/又は蛋
白質発酵物質調味料を、ゲル状のまま耐熱性シート材の
表面に塗布し、さらに該糖類含有調味料及び/又は蛋白
質発酵物質調味料の表面に電子レンジの加熱によって溶
出する固形状の食用油を塗布することにより、または
カ)電子レンジの加熱によって溶出するゲル状の糖類含
有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料を加熱溶解
し、これに耐熱性シート材を浸積して該糖類含有調味料
及び/又は蛋白質発酵物質調味料を含浸させ、さらに冷
却して該糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味
料をゲル化し、その後該糖類含有調味料及び/又は蛋白
質発酵物質調味料の表面に電子レンジの加熱によって溶
出する固形状の食用油又は液状の食用油を塗布すること
により、またはキ)電子レンジの加熱によって溶出する
固形状の食用油を、固形状のまま耐熱性シート材の表面
に塗布し、さらに該食用油の表面に粉状の糖類含有調味
料及び/又は蛋白質発酵物質調味料を振りかけることに
より、またはク)電子レンジの加熱によって溶出する固
形状の食用油を加熱溶解し、これに耐熱性シート材を浸
積して該食用油を含浸させ、さらに該食用油が固化しな
いうちにその表面に粉状の糖類含有調味料及び/又は蛋
白質発酵物質調味料を振りかけ、その後冷却して該食用
油を固化することにより、またはケ)電子レンジの加熱
によって溶出するゲル状の糖類含有調味料及び/又は蛋
白質発酵物質調味料と固形状の食用油とを加熱溶解した
後混合してエマルジョン化し、これに耐熱性シート材を
浸積して該エマルジョンを含浸させ、その後冷却して該
エマルジョンを凝固させることにより、またはコ)電子
レンジの加熱によって溶出するゲル状の糖類含有調味料
及び/又は蛋白質発酵物質調味料を加熱溶解した後液状
の食用油を混合してエマルジョン化し、これに耐熱性シ
ート材を浸積して該エマルジョンを含浸させ、その後冷
却して該エマルジョンを凝固させることにより、または
サ)電子レンジの加熱によって溶出するゲル状の糖類含
有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料と固形状の食
用油を加熱溶解した後混合してエマルジョン化し、さら
に冷却して該エマルジョンを凝固させ、これを耐熱性シ
ート材の表面に塗布することにより、またはシ)電子レ
ンジの加熱によって溶出するゲル状の糖類含有調味料及
び/又は蛋白質発酵物質調味料を加熱溶解した後液状の
食用油混合してエマルジョン化し、さらに冷却して該エ
マルジョンを凝固させ、これを耐熱性シート材の表面に
塗布することにより、それぞれ製造することが出来る。
【0027】
【実施例】以下、本願発明の一実施例を詳細に図面を参
照して説明する。まず、第一の実施例は、図1に示すよ
うに、多孔質吸収体である不織布からなる耐熱性シート
材(1)の表面に、醤油100mLに砂糖50gを混
ぜ、ゲル化剤としてペクチンを3質量%加えて溶解し
た、加熱によって溶出する常温ゲル状の糖類含有蛋白質
発酵物質調味料(2)を塗布することにより付着させて
電子レンジ調理用包装材(11)としてなるものであ
る。
【0028】そして、上記電子レンジ調理用包装材(1
1)を用いて油分の多い重さ80g程の鯖の灰干しを調
理用食材として包み込んだ後、500ワットの電子レン
ジで2分間加熱処理した。 この際、調理用食材は不織
布からなる耐熱性吸収シート材の上に載せ、上方から該
電子レンジ調理用包装材(11)で覆うことにより包み
込み、さらに、これを耐熱性硬質部材の上に載せてから
加熱調理した。
【0029】その結果、調理用食材は均一に満足いく状
態に加熱調理されることは勿論のこと、その表面が茶色
くなって焦げ目が生じ、焼いたように加熱調理すること
が出来た。 しかも、食材からの蒸発水分は適切に排気
され、食材の表面が湿ったようなねちゃつき感が残るこ
とも無い。
【0030】次に、第二の実施例は、図2に示すよう
に、多孔質吸収体である不織布からなる耐熱性シート材
(1)を、醤油100mLに砂糖50gを混ぜ、ゲル化
剤としてゼラチンを2.5質量%加えて加熱溶解した調
味液の中に浸積し、十分に調味料を吸収させた後、冷却
することにより、電子レンジの加熱によって溶出する常
温ゲル状の糖類含有蛋白質発酵物質調味料(12)を、
該耐熱性シート材(1)の内部に含浸させるとともにそ
の表面にも付着させて電子レンジ調理用包装材(21)
としてなるものである。
【0031】そして、上記電子レンジ調理用包装材(2
1)を用いて油分の多い重さ80g程の鰤の切り身を調
理用食材として上記実施例1と同様に包み込んだ後、5
00ワットの電子レンジで2分間加熱調理した。
【0032】その結果、やはり調理用食材は均一に満足
いく状態に加熱調理されることは勿論のこと、その表面
に調味料が十分に付着して焦げ目が生じ、焼いたように
加熱調理することが出来た。
【0033】次に、第三の実施例は、図3に示すよう
に、上記実施例2と同様に、多孔質吸収体である不織布
からなる耐熱性シート材(1)を、醤油100mLに砂
糖50gを混ぜ、ゲル化剤としてゼラチンを2.5質量
%加えて加熱溶解した調味液の中に浸積し、十分に調味
料を吸収させた後、冷却することにより、電子レンジの
加熱によって溶出する常温ゲル状の糖類含有蛋白質発酵
物質調味料(12)を、該耐熱性シート材(1)の内部
に含浸させるとともにその表面にも付着させ、さらに、
エチルアルコール5質量%を加えたショートニングから
なる食用油(3)を該糖類含有調味料(12)の表面に
塗布することにより付着させて電子レンジ調理用包装材
(31)としてなるものである。
【0034】そして、上記電子レンジ調理用包装材(3
1)を用いて重さ60g程の冷凍生鮭を調理用食材とし
て包み込んだ後、500ワットの電子レンジで2分30
秒間加熱処理した。 この際、調理用食材は、不織布か
らなる耐熱性吸収シート材の上に載せ、上方から該電子
レンジ調理用包装材(31)で覆うことにより包み込む
とともに、その上面に複数の通気用小孔を設け、さら
に、これを耐熱性硬質部材の上に載せてから加熱調理し
た。
【0035】その結果、やはり調理用食材は均一に満足
いく状態に加熱調理されることは勿論のこと、その表面
に焦げ目が生じ、焼いたように加熱調理することが出来
た。
【0036】次に、第四の実施例は、図4に示すよう
に、多孔質吸収体である不織布からなる耐熱性シート材
(1)を、電子レンジの加熱によって溶出する常温固形
状の食用油であるショートニングを加熱溶解した中に浸
積し、十分に食用油(3)を吸収させた後冷却し、該食
用油(3)が完全に固化する前に、その上面に粉末状の
調味料(4)として塩を振りかけることにより付着させ
て電子レンジ調理用包装材(41)としてなるものであ
る。
【0037】そして、上記電子レンジ調理用包装材(4
1)を用いて油分の少ない重さ80g程の鰆の切り身を
調理用食材として包み込んだ後、500ワットの電子レ
ンジで2分間加熱処理した。
【0038】その結果、やはり調理用食材は均一に満足
いく状態に加熱調理されることは勿論のこと、その表面
に焦げ目が生じ、焼いたように加熱調理することが出来
た。
【0039】次に、第五の実施例は、図5に示すよう
に、無孔質吸収体である不織布からなる耐熱性シート材
(6)の表面に、ケチャップとウスターソースを混ぜる
とともにゲル化剤として澱粉を加えた常温ゲル状の調味
料と、エチルアルコール5質量%を加えたショートニン
グとを、1:1.5の割合で混ぜ合わせエマルジョン化
した電子レンジの加熱によって溶出する常温ゲル状の含
油調味料(5)を塗布することにより付着させて電子レ
ンジ調理用包装材(51)としてなるものである。
【0040】そして、上記電子レンジ調理用包装材(5
1)を用いて重さ120g程の生のハンバーグ肉塊を調
理用食材として包み込んだ後、500ワットの電子レン
ジで3分30秒間加熱処理した。
【0041】その結果、やはり調理用食材は均一に満足
いく状態に加熱調理されることは勿論のこと、その表面
に焦げ目が生じ、焼いたように加熱調理することが出来
た。
【0042】なお、上記実施例においては、調味料とし
て何れも電子レンジの加熱によって溶出するゲル状のも
のを用いたが、液状のものであっても耐熱性のシート材
に塗布又は含浸等によって担持させれば、当然同様の効
果が奏されてなることは言うまでもなく、また、上記第
三の実施例において、該糖類含有調味料の表面に塗布す
る食用油を、電子レンジの加熱によって溶出する固形状
のものに代えて液状のものとしても、同様の結果が得ら
れることとなることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、調理用
食材の包装材となる多孔質吸収体もしくは無孔質質吸収
体に対して、十分に調味料や食用油を担持させることが
出来るので、調理用食材を調味料を含浸させたり、その
回りに塗布させたりする作業を必要とすることなく、既
に調味料が担持された包装材で包み込むだけで、極めて
容易に焦げ目を発生させた焼いたような調理を電子レン
ジで行うことが出来る。
【0044】しかも、本願発明によれば、先に包装材に
食用油が塗布又は含まれたものであっても、後から該食
用油の表面に該調味料を十分に担持させることが出来る
こととなる。
【0045】また、本願発明によれば、食材が味付け前
のものであっても、包装材に十分に調味料や食用油を担
持させることが出来るので、均一した味付けを食材に対
して施すことも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一の実施例における本願発明の包装材を説
明する(イ)調味料塗布前の部分拡大断面図、(ロ)調
味料塗布後の部分拡大断面図。
【図2】 第二の実施例における本願発明の包装材を説
明する(イ)調味料含浸前の部分拡大断面図、(ロ)調
味料含浸後の部分拡大断面図。
【図3】 第三の実施例における本願発明の包装材を説
明する(イ)調味料含浸前の部分拡大断面図、(ロ)調
味料含浸後の部分拡大断面図、(ハ)さらに食用油塗布
後の部分拡大断面図。
【図4】 第四の実施例における本願発明の包装材を説
明する(イ)食用油含浸前の部分拡大断面図、(ロ)食
用油含浸後の部分拡大断面図、(ハ)さらに粉末状調味
料振りかけ後の部分拡大断面図。
【図5】 第五の実施例における本願発明の包装材を説
明する(イ)含油調味料含浸前の部分拡大断面図、
(ロ)含油調味料含浸後の部分拡大断面図。
【図6】 凹凸状の載置面を形成してなる本願発明の包
装材を示す斜視図。
【図7】 複数の通気用小孔を形成してなる本願発明の
包装材を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・耐熱性シート材 2・・・糖類含有蛋白質発酵物質調味料 3・・・食用油 4・・・粉末状調味料 5・・・含油調味料 6・・・耐熱性シート材 8・・・凹凸状載置面 9・・・通気用小孔 10a・・・被覆面 10b・・・載置面 11,21,31,41、51・・・電子レンジ調理用
包装材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65D 81/34 B65D 81/34 V

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性シート材からなる電子レンジ用包
    装材において、 前記耐熱性シート材は、160℃以上の耐熱特性を有
    し、 さらに前記耐熱性シート材に、こげ目付与素材として
    状の糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料を
    塗布もしくは含浸させてなることを特徴とする電子レン
    ジ調理用包装材。
  2. 【請求項2】 前記こげ目付与素材として、電子レンジ
    の加熱によって溶出するゲル状の糖類含有調味料及び/
    又は蛋白質発酵物質調味料を塗布もしくは含浸させてな
    ることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ調理用包
    装材。
  3. 【請求項3】 前記こげ目付与素材として、液状の糖類
    含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料と、固形状
    又は液状の食用油を予め混合分散させたものを塗布もし
    くは含浸させてなることを特徴とする請求項1記載の
    子レンジ調理用包装材。
  4. 【請求項4】 前記こげ目付与素材として、電子レンジ
    の加熱によって溶出するゲル状の糖類含有調味料及び/
    又は蛋白質発酵物質調味料を塗布もしくは含浸させ、さ
    らに該糖類含有調味料及び/又は蛋白質発酵物質調味料
    の表面に固形状又は液状の食用油を塗布してなることを
    特徴とする請求項1記載の電子レンジ調理用包装材。
  5. 【請求項5】 前記こげ目付与素材として、電子レンジ
    の加熱によって溶出するゲル化可能な糖類含有調味料及
    び/又は蛋白質発酵物質調味料と、固形状又は液状の食
    用油を予め混合分散させたものを塗布もしくは含浸させ
    てなることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ調理
    用包装材。
  6. 【請求項6】 前記固形状の食用油は、エチルアルコー
    ルを添加することにより粘度を低下させたペースト状体
    としてなることを特徴とする請求項3乃至5の何れかに
    記載の電子レンジ調理用包装材。
  7. 【請求項7】 複数の通気用小孔が部分的にもしくは全
    面的に形成してなることを特徴とする請求項1乃至6
    何れかに記載の電子レンジ調理用包装材。
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