JPS63198284A - マイクロ波作用体の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、マイクロ波調理に使用するような熱受体（も
しくはマイクロ波作用体）に関する。

従来の技術及び発明が解決すべき問題点公知の熱受体は
、一般的には、マイクロ波エネルギーによって調理（加
熱）される食品と接するか、食品に近く位置している真
空（蒸着）金属化薄膜からなる。このような薄膜は金属
化粒子を含んでいるため、マイクロ波によりある程度ま
で加熱される。このような熱受体の一つの例は英国特許
第２，０４６，０６０Ｂ号に示されており、これによれ
ば、合成プラスチック薄膜上に真空金属化処理した金属
層を使用することが開示され、金属層の厚さはある限度
内で変化させてよいが、一般的には、金属層は良好な結
果を得るためには平方インチ（２，５４ｃｄｌ＞あたり
０．４乃至８オームの表面抵抗を有するようにすること
が、記載されている。金属層の厚さは機械的手段によっ
ては直接的に測定できないが、適当な計算によれば、金
属層は、表面抵抗が平方インチあたり１．５オームのオ
ーダーであるとすれば、２００乃至３００オングストロ
ームの厚さのアルミニウム薄膜に対応する。平方インチ
あたり０．４乃至８オームの表面抵抗を有する金属電導
粒子層であるためには、層の厚さはほぼ７００乃至４０
オングストロームの間で変動してよい。

またこの特許明細書には、層中の金属量の上側厚さは、
市販の製品を用いた場合には容易に測定できないことが
記載されている。

例えば、針穴のない市販のアルミニウム薄膜或いは箔も
つとも薄いものの厚さはほぼ０．０００２５インチ（０
，０００６４センヂ）であり、これはほぼ６５．０００
オングストロームに対応することが述べられている。実
験の結果では、このような厚さは、マイクロ波にさらし
た場合にこのアルミ箔が加熱されるためにば厚すぎるこ
とがわかった。市販のもっとも薄い箔の厚さ０．０００
２５インチと、真空蒸着薄膜との差は約数１０倍である
ことが、先述英国特許には述べられているが、実験の結
果ではそれよりはるかに多く　１ｏｏｏのオーダーに達
し、このような厚さの材料は存在しない。ある種の金属
薄膜は、前記英国特許明細書に記載の厚さよりも厚くて
も機能するようであるが、基準は、マイクロ波放射にさ
らすことにより金属層が容易にかつ迅速に加熱されるほ
どの厚さであることであって、このことは、マイクロ波
オーブン中の食品の通常の調理時間中に、食品の外面が
褐色化しうるほどの湿度に達するように加熱が生じなけ
ればならない、ということを意味する。このことは、例
示すれば、平方インチあたりほぼ２オームの表面抵抗を
有する真空蒸着金属層は、２００℃以上の渇痕に３０秒
以内で到達し、また平方インチあたりほぼ４オームの表
面抵抗を有する同様な層は２００℃を越える温度に２０
乃至３０秒で到達しなければならない、ということであ
る。

本発明はまた、前記英国特許に開示されているような厚
さのみならずそれ以上の厚さの層として固着生成される
、マイクロ波作用粒子を含む熱受体の創成に関し、熱受
体は、前記英国特許に記載されているようにマイクロ波
放射にさらされた時には加熱されるようにする。

マイクロ波調理に熱受体を使用する典型的な例は、米国
特許明細書箱４．５５５．６０５号。

第４，５９０，３４９号、第４，５９２，９１４号及び
第４，５５３，０１０号に概説されている。

真空（蒸着）金属化薄膜は高価であり、また紙。

厚紙、プラスチック箔などの通常の食品パック材料と別
個に製造されるため、容器の基体部分と真空金属化熱受
体薄膜とを含む複合的なパック容器を製造することは、
高くつきまた時間がかかる。

また英国特許明細書箱２，０３５，８４３Ａ号によれば
、絶縁体上に、通電づる粒子を含む被覆層を塗布す　　
　　　゛ることが開示されている。しかしこのような被
覆方法は比較的大きな物体、例えば家屋の加熱のための
加熱素子、或いはスクリーンパネル、アリニル皿等の製
造のために適用される方法である。

問題点を解決するための手段 本発明は、一般的には包装容器のために、或いはこの中
で使用されるマイクロ波作用体を製造する方法にかかわ
る。

本発明によれば、マイクロ波作用体の製造方法であって
、下記工程： （ａ）（下記組成物の）受入れ面を設け：（ｂ）マイク
ロ波作用粒子を分散させた液体成分からなる組成物を前
記受入れ面に塗布して、粒子を受入れ面上に分散させ； （ｃ）組成物中の液体成分を乾燥させて、粒子を、マイ
クロ波放射にざらした時には加熱する層を形成するよう
に、受入れ面上に分散固着させること；を含む方法が提
供される。

実施例１作用及び効果 組成物を受入れるための受入れ面は、好ましくは、厚紙
材料のシート或いは合成プラスチック材料シートもしく
は薄膜からなる。

更に特定すると、受入れ面は、マイクロ波オーブン中で
調理（加熱）される食品を収容する容器の表面或いは表
面の一部を含むものであってよく、容器に食品を収容す
るようにした時には、食品は、前記受入れ面に隣りあう
ようにする。このようにして、食品は、既に熱受体を適
用した包装体にパックされた状態で市販され、購入者は
、食品を調理する際にはパックされた全体を、単に、マ
イクロ波オーブン中にいれるだけでよい。熱受体が食品
と隣りあっているため、熱受体と接する食品部分は高温
に、即ち２００℃まであるいはそれ以上の温度になり、
その結果接触する食品部分は褐色化或いはばりばりした
状態となる一方、食品の残り部分は通常のマイクロ波加
熱される。

前記組成物は、好ましくは受入れ面に塗布する前に攪拌
して、粒子が均一に液体成分中に分散するようにする。

組成物を受入れ面に適用するためにはプリント（印刷）
方法を採用することが好ましく、プリント方法としては
適当な態様、例えばグラビヤ式、ロールコーティング、
平版式、レタープレス或いはスクリーンなっせん式、で
あってよい。組成物は、−回の通過塗布であってもよく
、或いは数回行ってもよい。好ましい態様では、液体成
分或いは液体成分の過半部分が交叉結合合成樹脂であり
、これは、樹脂が硬化した時に粒子を分散状態で結合す
る結合剤としての機能をなす。

一つの例では、この液状組成物は二部力、即ち第一部分
と第二部分とからなる。第一部分は水に懸濁したマイク
ロ波作用粒子からなり、第二部分は、水と結合剤との混
合液からなり、結合剤は、アクリル、シリコン、或いは
その他の、インク結合作用を生じさせるために通常使用
されている熱によって劣化しない結合剤である。

このような組成物の特定された例としては、第一　１２
− 一部分は第二部分と重量比で２４対２０の割合で混合さ
れ、第一部分は３０％のマイクロ波作用粒子、一般的に
はグラファイト、を含んでよく、第二部分はアクリル系
結合剤と水の混合液であって、アクリル系結合剤は全量
の４５％である。

プリント方式により塗布される組成物中のマイクロ波作
用粒子は、組成物全量の１７９乃至１／２を占めるよう
にしてよい。

アクリル系接着剤は広い範囲で良好に機能するけれども
、いくつかの難点があることがわかった。

特に温度が２００℃をかなり上まわる場合、例えば２２
０乃至３００℃、或いはそれ以上の温度の場合には、ア
クリル系結合剤は実際上溶解しはじめる。

このことは勿論食品用途の場合、受けいれられない。し
かし水分が熱受体と隣り合う面から駆逐されるような場
合、例えばマイクロ波オーブン中でピザを一加熱するよ
うな場合、アクリル系結合剤は良好に機能する。一般的
にはアクリル系物質は、水分を多く含む食品を加熱する
場合、熱受体中のマイクロ波作用粒子の含量が比較的小
さい場合、或いは加熱が比較的短時間行われる場合には
、マイクロ波加熱調理用として良好に機能する。

良好な別の物質が発見された。これはシリコン改質ポリ
エステル樹脂である。このような物質の一例は、テゴ　
ヒエシー　サービス社より商標名５ＩＬＩＫＯＦＴ糺Ｈ
ＴＬ　２として販売されているものである。このような
物質は実際上シチューなべ等の外側被覆用に使用されて
いる。前記５ＩＬＩＫＯＦＴＡＬ　ＨＴＬ２はその硬化
に難点がある。これは硬化に時間がかかるからであるが
、しかし触媒を使用することによって、硬化時間は大幅
に短縮される。適当な触媒はアミン官能メトキシシラン
である。このような触媒を使用することにより、その硬
化時間は７０℃の温度で１０秒で硬化し、このような硬
化時間であれば、シートを相互に溶着することなく重ね
合わせることができるが、勿論硬化は、その後も相当時
間継続する。この物質の硬化する程度は、その熱抵抗に
直接に比例する。

使用することのできる結合剤の別の例は、食品用途に使
用するのに適したウレタン系結合剤である。

マイクロ波作用体の最終的な誘電定数は、ＰＴＦＥ（ポ
リテトラフルオロエチレン或いは類似ポリマー）の添加
により改善することができる。グラファイト粒子が作用
物質として使用される場合、ＰＴＦＥの添加によって誘
電定数が高くなり、従ってより迅速な加熱効果が得られ
る。

結合剤物質が食品と直接接触すると不都合な場合であっ
ても、このような物質をなお使用することができるが、
その場合には、熱受体を例えば耐油性シー１〜等で被覆
することが好ましい。

交叉結合樹脂が結合剤として使用される場合、当業者に
はよくわかるように、受入れ面に塗布した後、この樹脂
を硬化させるため加熱することが必要である。

粒子は以下の一種もしくは数種を含んでもよい：金属粒
子、例えばアルミニウム、銅、金、スズ。

及び亜鉛粒子；金属酸化物粒子、例えばバリウムドデカ
鉄ノンアデカオキシド、二鉄ニッケルテトラオキシド、
マンガン二鉄オキシド、亜鉛二鉄オキシド：炭素粒子、
例えば天然及び合成グラファイト粒子、及びカーボンブ
ラック粒子。

粒子径は好ましくはサブミクロン乃至１０ミクロンまで
のものである。

実験の結果は、グラファイト粒子が、すぐれた高活性な
熱量休作用物質となりうろことを示した。

組成物中のマイクロ波作用粒子の量を調製することによ
り、熱受体活性の程度を調整することができる。

組成物中の液体成分に対する作用粒子の間の比率は大幅
に変えてよい。

組成物は受入れ面上に、一層もしくは数層として、夫々
光の塗布層が乾燥する前に、或いは乾燥後適用する。層
は連続層としてもよく、或いは部分的に適用するように
してもにい。このようにして組成物が受入れ面に部分的
に塗布される場合、食品のマイクロ波加熱調理が行われ
る時には、食品には塗布される形状に従い褐色化或いは
ばりばりする部分の模様、例えばワツフル（厚焼き菓子
）効果が生じ、これはある場合には好ましいものである
。

別の態様においては、組成物塗布を何回も行って、その
相異なる層が受入れ面上に形成されるようにし、層が交
互に連続面と部分的な面とを含むようにする。このよう
にすることにより、ある域では作用物質の厚さが他の域
より厚くなる。このような構成によっても上記のような
効果が生ずる。

即ち熱受体をマイクロ波加熱にさらした時には、局部的
に加熱点が生じるようになり、このような加熱点では、
作用物質の厚さは他の部分より厚い。

結合剤が使用されている場合、例えば硬化後に組成物を
受入れ面に保持しておきたい時には、乾燥した組成物を
保護層で被覆するようにしてもよい。保護層は薄膜の形
で適用してもよいが好ましくは液体調合物の形で塗布す
る。このような液体調合物もまた、先述したようなプリ
ント法により塗布する。

このような保護層は、好ましくは、塗布後熱により硬化
する熱硬化性ワニスである。保護層は、作用粒子を食品
から分離する隔１１層の役割をなす。

このことは多くの場合重要である。何故なら粒子が食品
と接触する場合、健康及び毒性の点から受けいれられな
いこともあるからである。この目的のためワニスを適用
することにより、マイクロ液加熱中作用粒子の効力にあ
る効果をもたらす。そのため、作用物質と保護層の積層
体が、これと接する食品の褐色化をもたらす加熱がなお
高い程度に行われるよう注意が払われなければならない
。

保護ワニス層は適当にシリコン組成物或いは溶液を含ん
でよく或いは純シリコンを含むものであってもよい。な
ぜならシリコンは、剥離特性を有する面、即ちこれと接
する面が固着しないような特性を有する面を生ずるから
である。しかしながらワニスは受入れ面に分散粒子を固
着さける作用をなすため、本発明のある実施態様におい
ては、粒子は、結合剤を含む液体成分により分散させな
ければならないものではない。液体成分は、例えば水で
あって、作用粒子を単に分散させるために使用する。被
覆ワニスは、最終的に粒子を分散状態で固着させる。ま
た結合剤樹脂が存在しない場合には、ＰＴＦＥ粉末を含
有さけて最終的な作用層を急速に加熱させることができ
るようにしてもよい。

被覆ワニスはそのような場合に必要である。

保護ワニスは、粒子が炭素物質或いはグラファイトの場
合に特に使用することが適当である。保護層が、炭素或
いはグラファイト粒子が食品或い　−は指に移ることを
防ぐからである。

炭素或いはグラファイトが作用粒子の全部或いは一部と
して使用される場合、粒子は目に見えないようにするこ
とが望ましい。なぜなら、このような粒子は美学的に魅
力的ではないからである。

炭素或いはグラファイト粒子を隠すようにすることは、
視覚調整剤を含む保護ワニスを用いることにより可能で
あり、このような調整剤の良好なものはアルミニウム或
いはこれに類似する粒子を含むものである。即ちアルミ
粒子を含むワニスは、作用粒子旧に塗布された時には、
作用粒子はアルミ粒子により不鮮明にみえる。必ずしも
アルミ粒子を使用する必要はなく、作用粒子を不鮮明或
いはぼやけてみえるようにする他の粒子であってもよい
。比較的少量の視覚調整剤を、ワニスが作用粒子をかく
ずような色をもつ程度に、ワニスに添加、混合すればよ
いことがわかった。実際には、視覚調整剤は、作用粒子
を含む組成物中に使用してもよい。

視覚調整剤としてアルミ粒子を使用した結果、アルミは
外観的な調整効果ばかりでなく、作用粒子の活性につい
ても効果があることがわかった。

従って、ワニス及び／もしくは作用粒子組成物中のアル
ミ粒子の量を調整することにより、作用粒子の加熱速度
を調整することができる。

実施に供され良好な効果を発揮する保護層の組成の一例
は、以下の通りである： １００重量部のダウコーニング社７１４４シリコン被覆
物（ＳＹＬ−ＯＦＦ）　； ４重量部のダウコーニング社７０４８シリコン被覆物（
ＳＹＬ−ＯＦＦ）　： １０重量部のアルミ粉末。

大抵の場合、受入れ面は、作用粒子の永久的な支持体で
あるが、本発明においては、受入れ面は作用粒子の単に
一時的な支持体であってもよい。

例えば粒子が受入れ面上に塗布された場合、粒子含有層
を受入れ面から別の面、例えば受入れ面に積層される合
成プラスチック薄膜のような層面に移動することができ
るようにしてもよい。作用粒子が永久的に保持される最
終的な面は、好ましくは、食品容器に挿入されるかその
一部となるシートからなるのがよい。

作用粒子が最初の受入れ面から移動するようにするため
には、いくつかの方法を採用することができる。第一の
方法では、組成物が最初の受入れ面に塗布し、液体成分
を乾燥させる。この時に保護層を作用粒子上に塗布する
。保護層と作用粒子は最初の受入れ面から支持体に移動
し、次に別の受入れ面が、前記保護層の作用粒子側の面
と反対面に適用される。第二の構成では、組成物乾燥後
、粒子は熱で第二受入れ面に移動し、次いで第二受入れ
面上にある粒子上を保護層で被覆する。

更に別の構成では、組成物を第一受入れ面に塗布し乾燥
した後、粒子は一時支持体に移動し、次いで第二受入れ
面に移動し、その後保護層により被覆される。

食品と接触するいずれの物質も、毒性問題が生じないよ
う、慎重に選択されなければならない。

例えばシリコンワニスが食品と接触する場合には、溶解
性のないものでなければならない。食品と接することが
ない場合には、保護層は、フェノール樹脂、ポリエステ
ル及びエポキシ樹脂を含む物質のうちの広い範囲から選
ぶことができる。

組成物を受入れる受入れ面は適当なものであってよく、
厚紙９紙、薄膜プラスチックシート、或いは食品を保容
する熟成形トレイのようなプラツスチック物品、を含む
。受入れ面は食品バック中に挿入するか或いはその一部
をなし、また熱受体が食品と接する必要がないものであ
る場合には、分ｍ層、例えば耐油性ワックス紙などで被
覆してもよい。熱受体は食品包装のための包装物であっ
てもよく、マイクロ波が通過する通路孔を有し、熱受体
を加熱するほか、マイクロ波はまた包装物中の食品中に
通る。

組成物を受入れ面に直接にプリントすることにより、熱
受体のための費用は、前記英国特許第２．０４６，０６
０Ｂ号に記載の真空蒸着金属化薄膜に比較し安価であり
、更にプリント法を使用することにより余分のところな
く必要な帯域だけに熱受体組成物が適用される。また、
熱受体組成物を連続体としてプリントする代りに、食品
に加熱調理模様が生成されるように模様の形にプリント
してもよく、そのようにすることにより、熱受体近くに
配置された食品には、食品とそのパックがマイクロ波オ
ーブン中に配置されマイクロ波放射を受けた時には、適
当な模様、例えば格子模様、記号。

組合せ文字等が食品上にあられれる。

熱受体を食品の包装物の体裁にした場合には、食品は最
初に包装する際に熱受体に包まれ、直接にマイクロウェ
ーブ中に配置すればよいようにして販売される。

組成物及び保護層の塗布は好ましくはプリント法で行う
ことが好ましいけれども、他の方法、例えばロール、エ
アーナイフ、刃、カーテン或いは−２３＝ 浸漬コート法、或いはその他の適当な、調整された量を
塗布する方法を用いてもよく、組成物及び保護層の塗布
工程は、何回も行ってよい。

本発明による熱受体中の作用粒子の粒径は、一般的には
、前記英国特許第２，０４６，０６０Ｂ号に記載されて
いるようなものの粒径と同じ或いはこれより大きくても
よい。本発明の一つの目的は、前記英国特許に記載され
る熱受体と基本的に同様に機能する熱受体をつくりだす
ことである。熱受体中の作用粒子は、そのため、マイク
ロ波放射を受けた時には、必要な程度まで熱受体が加熱
されるようにするものでなければならない。

熱受体が所望温度に達した時にはその徴候があられれる
ようにすることも、本発明の発明の範囲内である。組成
物及び／もしくは保護層は、ある程度に加熱されると色
が変る物質を含むようにしてもよい。このような物質は
熱顕現顔料と呼ばれ、熱受体がある温度に達した時には
そのしるしを示すようにするために効果的である。別の
態様においては、ストリップ（細長片）が熱受体中に含
よれており、これは、ある程度に加熱された時には色が
変わるワックス或いはヂョーク調合物層からなり、この
色の変化は、前記調合物と異なる色の下側層を露光させ
、それにより熱受体がある湿度に達したことを実際的に
示すしるしとなる。

特許出願人　　　ワディントンズ　力−トンズリミテッ
ド 手続補正書 昭和６３年　３月　３日 １、事件の表示 昭和６３年特許願第９４３１号 ２、発明の名称 マイクロ波作用体の製造方法 ３、補正をする者 ４、代理人 （３）願書の特許出願人の欄 （４）明細書全文 （３）別紙の通り

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、マイクロ波作用体の製造方法であって、下記工程： （ａ）（下記組成物の）受入れ面を設け； （ｂ）マイクロ波作用粒子を分散させた液体成分からな
   る組成物を前記受入れ面に塗布して、粒子を受入れ面上
   に分散させ； （ｃ）組成物中の液体成分を乾燥させて、粒子を、マイ
   クロ波放射にさらした時には加熱する層を形成するよう
   に、受入れ面上に分散固着させること； を含む方法。 ２、受入れ面が厚紙材料シート或いは合成プラスチック
   材料シートもしくは薄膜からなる請求項１記載の方法。 ３、受入れ面が、マイクロ波オーブン中で調理される食
   品を収容する容器の面或いは面の一部からなり、容器に
   食品を収容する時には、食品は、前記受入れ面に隣合つ
   て配置される、請求項１もしくは２記載の方法。 ４、組成物を受入れ面に塗布する前に攪拌する工程を含
   む請求項１〜３のいずれか１項記載の方法。 ５、プリント法により組成物を受入れ面に塗布すること
   を含む請求項１〜４のいずれか１項記載の方法。 ６、プリント法がグラビア法、ロールコート法、リトグ
   ラフィー、レタープレス、もしくはシルクスクリーン捺
   染法である請求項５記載の方法。 ７、前記組成物がその液体成分の主成分として、交叉結
   合合成樹脂を含む先述請求項のいずれか１項記載の方法
   。 ８、交叉結合樹脂が、熱を加えることにより乾燥するも
   のである請求項７記載の方法。 ９、交叉結合樹脂がシリコン改質ポリエステル樹脂であ
   る請求項７もしくは８記載の方法。 １０、シリコン改質ポリエステル樹脂が、その硬化を促
   進するための触媒を含む請求項９記載の方法。 １１、前記組成物がＰＴＦＥ粒子を含む請求項７〜１０
   のいずれか１項記載の方法。 １２、粒子が下記の一種もしくは数種を含む先述請求項
   のいずれか１項記載の方法：金属粒子、例えばアルミニ
   ウム、銅、金、及び亜鉛粒子；金属酸化物粒子、例えば
   バリウムドデカ鉄ノンアデカオキシド、二鉄ニッケルテ
   トラオキシド、マンガン二鉄オキシド、亜鉛二鉄オキシ
   ド；炭素粒子、例えば天然及び合成グラファイト粒子、
   及びカーボンブラック粒子。 １３、粒子径がサブミクロン乃至１０μである先述請求
   項のいずれか１項記載の方法。 １４、組成物中に液体成分と粒子とが１：１乃至１：９
   の割合で含まれる先述請求項のいずれか１項記載の方法
   。 １５、受入れ面に塗布される組成物の厚さを厚くするた
   め、組成物を繰返し塗布する先述請求項のいずれか１項
   記載の方法。 １６、組成物を受入れ面上に部分的に塗布する先述請求
   項のいずれか１項記載の方法。 １７、受入れ面上の層の厚さを厚くするため組成物を繰
   返し塗布し、塗布工程の何工程かについては受入れ面上
   に部分的にのみ塗布するようにして、塗布部分の厚さが
   受入れ面上の他の部分の厚さよりも厚くすることを含む
   請求項１〜１４のいずれか１項記載の方法。 １８、組成物の液体成分乾燥後、分散粒子作用層上に保
   護層を塗布する先述請求項のいずれか１項記載の方法。 １９、保護層を、液体調合物として粒子作用層上に塗布
   する請求項１８記載の方法。 ２０、保護層をプリント法により塗布する請求項１９記
   載の方法。 ２１、保護層のプリント法がグラビア法、ロールコート
   法、リトグラフィ、レタープレス或いはシルク捺染法を
   含む請求項２０記載の方法。 ２２、保護層が、塗布後熱により硬化する熱硬化性ワニ
   スである請求項２２〜２１のいずれか１項記載の方法。 ２３、保護層の液体調合物が視覚調整粒子を含み、保護
   層を作用層上に塗布した時には作用層が視覚的に不鮮明
   となるようにする請求項１９〜２２のいずれか１項記載
   の方法。 ２４、視覚調整粒子がアルミ粒子である請求項２３記載
   の方法。 ２５、保護層調合物が下記を含む請求項２４記載の方法
   ： １００重量部のダウコーニング７１４４シリコン被覆物
   （ＳＹＬ−ＯＦＦ）； ４重量部のダウコーニング７０４８シリコン被覆覆物（
   ＳＹＬ−ＯＦＦ）； １０重量部のアルミ粉末。 ２６、保護層が、作用層上に積層される合成プラスチッ
   ク物質薄膜である請求項１８記載の方法。 ２１、受入れ面が作用物質の一時的支持体であり、ここ
   から第二支持体面へ移動するようにした請求項１〜１７
   のいずれか１項記載の方法。 ２８、前記第二支持体面が、厚紙もしくはプラスチック
   材料シートからなる請求項２７記載の方法。 ２９、前記厚紙もしくはプラスチック材料シートが、食
   品を収容する容器であってマイクロ波オーブン中に配置
   するのに適した容器からなるか、その一部である請求項
   ２８記載の方法。 ３０、作用層が、液体成分乾燥後、熱移動積層工程によ
   り移動する請求項２７〜２９のいずれか１項記載の方法
   。 ３１、作用層が、第二支持体面移動後、保護層により被
   覆される請求項２７〜３０のいずれか１項記載の方法。