JP4845037B2 - 容器用中栓 - Google Patents

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Description

本発明は、容器用中栓に関する。
この種容器として、容器の口頸部に嵌合可能な栓筒の内側に破断可能な仕切り板を横設し、この仕切り板の後部から起立する支持片の上端から、リング状の指掛け具を前方突出したものが知られている(特許文献1)。
特開2005−112386号
従来技術の容器では、指掛け具に指をかけて引っ張ることで仕切り板を破断させるが、このときリング孔に指を掛けてから、リングを引き上げる際に、指掛け具に力を入れる前の段階でリング孔が滑って外れるおそれがある。指が指掛け具から滑らないようにするためには、滑り止め用のリブを付設することが効果的である。
ここで指と指掛け具とが強く触れ合う場所は指掛け具の内面であるため、滑り止め用のリブを付設するのであれば、指掛け具のリング孔内面に付設することになる。
しかし、この種の中栓は合成樹脂材で金型成型することが一般的であり、リング孔内面にリブを設けるには技術的制約が多い。即ち、指掛け具の部分を成形するだけでもリング孔の内面を形成する第1の金型部分と、指掛け具の外側を作る第2の金型部分とが必要となるが、リング孔にリブを形成すると第1の金型部分の抜き出しの支障となる恐れがある。即ち、ある程度大きなリブであると、普通に金型部分を抜き出すことができず、逆に金型の抜出しが容易な小さなリブであると、滑り止めの効果が小さい。
そこで本発明は、中栓の指掛け具の内面にリブを付設する代わりに指掛け具内面へ折り返す回動板にリブを付設して、簡単に成形でき、かつ確実に抜栓操作することができる容器用中栓を提供することを目的とする。
第1の手段は、栓筒2の内側に横設した破断可能な仕切り板10の一部から起立する支持片14に、ほぼリング状の指掛け具16を付設した、容器の口頸部へ装着用の中栓において、
上記略リング状の指掛け具16の周方向一部を、そのリング孔18の孔軸方向C1に一定幅を有する指係止部20とし、この指係止部20の孔軸方向両端20a、20bのうち一方から、屈曲部22を介して、リング開口面Sの面外方向Cへ、このリング孔の孔縁面18a側への折り返しが可能な回動板24を突出し、
この回動板24の外面に、上記折り返し状態でリング孔内方に位置するように、滑り止め用のリブ26を形成している。
本手段では、指掛け具の孔縁にリブを設ける代わりに、リング孔の内側へ折り返し可能なリブ付きの回動板を指掛け具に付設することを提案している。
「指掛け具」は、リング孔に指を掛けて引き上げて仕切り板を破断させるための手段である。「ほぼリング状」とあるのは、リングそのものの他、図6の如くC字形のものを含む意味である。その場合には、仕切り板の一側から隣り合う一対の支持片を起立し、これら各支持片をC字形の指掛け具の両端に連続させればよい。好適な図示例では、支持片の先端から水平方向に指掛け具を突出しているが、例えば斜め上方へ突出しても良い。
「指係止部」は、直接に、或いは回動板を介して間接に指を掛け、引っ張るための部分である。指係止部は、指を掛けるのに適した孔軸方向の幅及び周方向の長さを有している。
「回動板」は、成形時にリブを形成し易いようにリング孔の傍方へ、即ち、リング開口面Sの面外方向Cへ突出され、指掛け具を使用するときには、リング孔の孔縁側へ折り返すことができるように形成されている。面外方向Cとは、リング開口面Sに対して一定の角度をなす方向である。図1に示した面外方向Cの矢印は面外方向の一例である。面外方向は、リング開口面Sに垂直な方向(リング孔の孔軸方向C1)であってもよいが、リング孔縁側への折り返しに妨げとならない範囲で、孔軸方向C1と傾斜していても構わない。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
上記回動板24を、指係止部20の両端部20a、20bの一方から孔軸方向Cへ突出するとともに、回動板24の内面及び指係止部20の孔縁面18a部分を、孔軸を含む切断面で見てなだらかに連続する平らな形に形成し、かつ少なくとも回動板24と指掛け具16を一体に成形している。
本手段では、金型成形するときに、リング孔縁面を形成する内側の金型部分の抜出しが容易な回動板及び指係止部の内面形状を提案している。上記回動板の内面及び指係止部の内面をほぼ面一に形成することができる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ
上記回動板24及び指係止部20を孔軸方向Cから見て同一の弧状に形成し、回動板24がリング開口面の面外方向Cへの突出状態と指係止部20の孔縁部分との重なり状態との間を弾性反転できるように回動板24及び指掛け具16を弾性材料で形成している。
本手段では、回動板を弾性反転可能に設け、その回動途中の死点位置を超えて押し込むと、回動板が自動的にリング孔の内面に重なるようにしている。この反転動作の中で回動板は、その先端側から見て(図4(A)〜(C)のD〜D)正方向への弧状態“(”から、直線状態“|”、逆方向への弧状態“)”へ順次変形する。指係止部は、死点位置を乗り越えることができる程度の長さに形成する。弾性材料と言ってもゴムのような弾性体である必要はなく、ポリエチレンやPP、あるいはこれらと同程度の弾性を有する材料であれば足りる。
第4の手段は、第1の手段ないし第3の手段のいずれかを有し、かつ
上記回動板24を、指係止部20の両端部のうち仕切り板10と反対側の端部20aから突出している。
第5の手段は、第1の手段ないし第4の手段のいずれかを有し、かつ
上記指係止部20を、指掛け具16のうち支持片14との連結箇所と反対側に形成している。
第1の手段に係る発明によれば、指掛け具16の孔縁面18aにリブを付設する代わりに、指掛け具の指係止部から突出した回動板24に、折り返し状態でリング孔内方に位置するように滑り止め用のリブ26を付設したから、リブを大きく形成することができる。
第2の手段に係る発明によれば、回動板24を、指係止部20の一方端部から孔軸方向へ突出するとともに、回動板24の内面及び指係止部20の孔縁面18a部分を、孔軸を含む切断面で見てなだらかに連続する平らな形に形成したから、金型成型するときに型抜きが容易である。
第3の手段に係る発明によれば、回動板24がリング開口面の面外方向Cへの突出状態と指係止部20の孔縁部分との重なり状態との間を弾性反転するので、操作が容易である。
第4の手段に係る発明によれば、回動板24を、指係止部20の両端部のうち仕切り板10と反対側の端部20aから突出したから、仕切り板が抜栓操作の際の邪魔にならない。
第5の手段に係る発明によれば、上記指係止部20を、指掛け具16のうち支持片14との連結箇所と反対側に形成したから、指係止部20に力を加え易い。
図1から図3は、本発明の第1実施形態に係る容器用中栓を示している。まずこの中栓のうち従来公知の事柄について説明する。
この中栓は、栓筒2の外面から外向きフランジ4を介して装着筒6を垂下し、これら栓筒2の下半部と装着筒との間に容器の口頸部を挟持するように設けている。栓筒2の上端部は内向きフランジを介して、上端大径のノズル筒8の外面中間部に連結している。ノズル筒の下端面は仕切り板10で閉塞しており、その外周部には破断線12を穿設している。この破断線内方の仕切り板部分後側からは、支持片14を起立しており、この支持片の先端から、指掛け具(プルリング)16を上前方へ突出している。この指掛け具は、上下方向にリング孔18を開通している。この中栓は合成樹脂材で一体成形することができる。
本発明においては、上記指掛け具16の周方向一部である指係止部20の上端部20aから、屈曲部20を介して回動板24を上外方へ突出している。
指係止部20は、指掛け具16のうち支持片14との連結箇所と反対側に位置している。図示例では、指係止部20は、指掛け具の他部分と同じ曲率中心を有する上面視円弧状である。指係止部20と言っても、指掛け具の他部と異なる構造(巾や厚みなど)にする必要はない。
回動板24は、指係止部20の内面とほぼ面一の内面を有し、屈曲部22を中心に弾性反転させたときに、それら各内面が当接し、或いは僅かの隙間を存して向かい合った状態で、その状態を維持するように構成している。回動板24の外面には、横方向の複数のリブ26を付設している。
上記構成に関して、この中栓を成形するときには、図5に模式的に示す如く、指掛け具16を係止する第1、第2金型M、Mのうちまず第1の金型Mを引き抜く。そうすると、指掛け具16の内面は平らなので、金型Mをスムーズに抜き出すことができる。次に外側の金型Mを引き出すと、金型Mがあった場所が空所になっているので、指掛け具及び指係止部が内方へ撓み、金型Mを引き出すことができる。
成形した後には、図1の状態から回動板を内方に折り込むと、図4(A)〜(C)に示す順序で反転して、図3の如く指係止部の内側に確実にフィットする。この状態でこの中栓を容器の口頸部に装着する。中栓を開封するときには、図3の状態から指係止部及び回動板に指を掛けると、リブに指がしっかりと係止するので、そのままひっぱって仕切り板を破断させると良い。
以下、本発明の変形例及び他の実施形態の説明をする。それらの説明において、構成が第1実施形態と同じことについては同一の符号を付することで説明を省略する。
図6は、第1実施形態の変形例であり、指掛け具をC字形としたものである。一対の支持片14,14を仕切り板10から起立し、その各上端部、C字形の両端部に連結している。
図7は、第2実施形態であり、指係止部20の下端部20bから下内方へ指係止部20を突出したものである。
本発明の第1実施形態に係る中栓の縦断面図である。 図1の中栓の平面図である。 図1の中栓の作用を示す拡大縦断面図である。 図1の中栓の作用を示す斜視図である。 図1の中栓の金型成形の様子を示す説明図である。 図1の中栓の変形例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る中栓の要部拡大図である。
符号の説明
2…栓筒 4…外向きフランジ 6…装着筒 8…ノズル筒 10…仕切り板
12…破断線 14…支持片 16…指掛け具 18…リング孔 18a…孔縁面
20…指係止部 20a…同上端部 20b…同下端部 22…屈曲部
24…回動板 26…リブ

Claims (5)

  1. 栓筒2の内側に横設した破断可能な仕切り板10の一部から起立する支持片14に、ほぼリング状の指掛け具16を付設した、容器の口頸部へ装着用の中栓において、
    上記略リング状の指掛け具16の周方向一部を、そのリング孔18の孔軸方向Cに一定幅を有する指係止部20とし、この指係止部20の孔軸方向両端20a、20bのうち一方から、屈曲部22を介して、リング開口面Sの面外方向Cへ、このリング孔の孔縁面18a側への折り返しが可能な回動板24を突出し、
    この回動板24の外面に、上記折り返し状態でリング孔内方に位置するように、滑り止め用のリブ26を形成したことを特徴とする、容器用中栓。
  2. 上記回動板24を、指係止部20の両端部20a、20bの一方から孔軸方向Cへ突出するとともに、回動板24の内面及び指係止部20の孔縁面18a部分を、孔軸を含む切断面で見てなだらかに連続する平らな形に形成し、かつ少なくとも回動板24と指掛け具16を一体に成形したことを特徴とする、請求項1記載の容器用中栓。
  3. 上記回動板24及び指係止部20を孔軸方向Cから見て同一の弧状に形成し、回動板24がリング開口面の面外方向Cへの突出状態と指係止部20の孔縁部分との重なり状態との間を弾性反転できるように回動板24及び指掛け具16を弾性材料で形成したことを特徴とする、請求項2記載の容器用中栓。
  4. 上記回動板24を、指係止部20の両端部のうち仕切り板10と反対側の端部20aから突出したことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の容器用中栓。
  5. 上記指係止部20を、指掛け具16のうち支持片14との連結箇所と反対側に形成したことを特徴とする、請求項1から請求項4の何れかに記載の容器用中栓。
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