JP4844258B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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本発明は、原稿を1枚ずつ搬送する自動原稿送り機構を備えた画像読取装置に関する。
例えば、自動原稿送り機構を備えた画像読取装置では、原稿を読み取って画像データを得る場合、原稿がカラー画像であるか白黒画像であるかで行う画像処理が異なっている。このため、カラーと白黒とが混在した原稿を読み取る場合、ユーザが原稿一枚毎にカラー/白黒の動作モードを設定することは煩雑であるから、カラー複写機側で原稿のカラー/白黒の別を判別し、判別結果に応じた画像処理を行うのが一般的である。また、全体に薄い黄ばみ等が存在する原稿の場合、その情報を「白」に変換するいわゆる下地補正処理が行われている。この処理を行う場合には、下地レベルも検出しておく必要がある。
従来の画像読取装置では、カラー/白黒判別および下地レベルの検出を行うため、プリスキャン(本来の画像読み取りの前に、その数倍の速度で予め行われる粗いスキャン)を行うことが一般的であった。これにより、画像読取装置では、一旦プリスキャンを行うことにより検出した原稿のカラー/白黒の別および下地レベルのデータから補正用のパラメータを設定し、本来の画像読み取りから得られるイメージデータに対してこのパラメータで画像処理を行い画像データを得るようになっている。
しかし、プリスキャンと本来の画像読み取りとを2度の読取動作を行っているため、1枚の原稿から画像データを生成するのに時間がかなり費やされてしまい、原稿の読み取りから画像データの生成までの処理効率が悪くなっていた。
原稿に対する画像データの生成時間を短縮するものとして、自動原稿送り機構を備えた読取装置(例えば、特許文献1)がある。この特許文献1に記載の読取装置では、1枚目の原稿の読み取り時に、画像メモリに書き込みながらカラー/白黒自動判定や下地除去量などの原稿に依存するパラメータを検出し、読み取り終了後に1枚目の原稿に最適なパラメータを設定し、その後に2枚目の原稿の読み取りを開始するものがある。
さらに、各種画像処理のためのパラメータを予め複数個用意しておき、原稿画像中の文字・写真などの各種領域に対してパラメータを切り換えて最適なフィルタ処理を行う画像形成装置がある(例えば、特許文献2)。
特許第3395691号 特開平8−18771号公報
しかしながら、特許文献1における画像読取装置では、1枚目の原稿読み取りが完了しないと、2枚目の原稿の画像処理が実行できず、自動原稿送り機構に載置された原稿を処理するのに、比較的長い時間を費やすことになる。
また、特許文献2における画像形成装置では、あらかじめ複数のパラメータを準備しておき、読み取られる1枚目の原稿から得られるイメージデータに対して選択されたパラメータによって画像処理を行うため、あらかじめ準備しておいたパラメータでしか処理できず、最適な画像処理を行うためには多くのパラメータを準備しておく必要があり、高価となるという問題があった。
ここで、特許文献1における画像読取装置の処理動作を、図8のタイムチャートに示す。各信号は、画像読取装置の各部位を制御するための制御部から送信される信号である。
図8中の自動搬送信号DSは、自動原稿送り機構に載置された原稿を1枚搬送する信号である。原稿Pは、実際に画像の読取位置に対して移動する際の原稿Pの位置である。原稿有効信号PSは、原稿Pから読み取られるイメージデータの範囲である。第1画像処理信号PS1は第1画像処理部により生成される画像データであり、第2画像処理信号PS2は第2画像処理部により生成される画像データである。なお、第1画像処理部によって実行される処理は、読み込んだイメージデータに対する拡大・縮小・枠消し・有効領域等の大きさの補正処理であり、第2画像処理部によって実行される処理は、読み込んだイメージデータに対する色補正・下地補正等の濃度補正処理である。パラメータ設定信号PEは前記大きさ補正処理および濃度補正処理に用いられるパラメータを設定中であることを示すタイミングである。
画像読取装置に対して原稿の読み取りを行う際には、ユーザは操作部を操作することにより予め初期設定を行う。この初期設定は、とじしろ・枠消し・センター移動・ミックスサイズ原稿送り等の処理である。
ここでは、「ミックスサイズ原稿送り」をユーザが設定した場合について述べる。さらに、コピー動作の一連の動作をして画像読取装置を使用した場合には、印刷される用紙を「固定」に設定して、倍率を「自動」に設定することにより、出力される用紙には、異なった原稿であっても自動的に拡大・縮小を行った画像が印刷されることになる。また、自動原稿送り機構には、次に搬送される原稿の大きさを読み取り前に検出するセンサが備えられているものとする。
まず、制御部は、原稿読取前に自動原稿送り機構のセンサに対して原稿サイズ検知結果を要求する。この要求を受けたセンサは、検知した原稿サイズを制御部に送信する。制御部では、この原稿サイズに応じて固定された用紙の大きさに対する倍率や原稿サイズに対する枠消し量を設定する。この倍率をパラメータとして第1画像処理部に接続されるレジスタに記憶する。また、実際に読み取られたイメージデータを解析することによって得られる色補正・下地補正のための諧調値は、第2画像処理部に接続されるレジスタに記憶される。
次に、制御部は、自動搬送信号DSを自動原稿送り機構に送信し、1枚の原稿を読取部に搬送する。制御部は、原稿が読取部を通過する間、原稿有効信号PSを読取部に送信して、原稿からの画像をイメージデータとして読み取る。読み取ったイメージデータは若干のディレイ(遅れ時間)後に第1画像処理部にて大きさの補正処理を行った後に第1画像処理信号PS1を出力する。さらに、この第1画像処理信号PS1よりも若干のディレイ(遅れ時間)後に第2画像処理部にて濃度補正処理を行った後に第2画像処理信号PS2を出力する。
制御部は、第2画像処理信号PS2出力後は、1枚目の原稿の画像処理が完了後、1枚目と同様に自動原稿送り機構は2枚目の原稿サイズを制御部に送信する。制御部では、この2枚目の原稿の原稿サイズに応じて固定された用紙の大きさに対する倍率や原稿サイズに対する枠消し量を設定し、この倍率を新しいパラメータとして第1画像処理部のレジスタに記憶する。以下、同様の処理によって2枚目の原稿から第2画像処理信号PS2を得るようになっている。
このように、この画像読取装置では、読み取ったイメージデータを画像処理した後に改めて次の原稿のパラメータを設定し、さらにレジスタに記憶されたパラメータの書換を行い、次の原稿を搬送するというようになっていた。このため、図8に示すように、1枚目の原稿Pの読み取りが終了してから2枚目の原稿が読み取りを開始するまでに切換時間Tcが必要となっていた。このため、自動原稿送り機構に載置された原稿の画像から画像データを得るのに、比較的長い時間を費やすことになる。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、1枚目の原稿の読み取りが終了してから2枚目の原稿が読み取りを開始するまでの時間を従来技術に比べて短縮することにより、原稿の読み込みから画像データ生成までの処理効率を向上することのできる画像読取装置を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するため、本発明が採用する画像読取装置は、自動原稿送り機構によって搬送された原稿の画像を読み取って当該画像を示すイメージデータを出力する画像読取手段と、前記画像読取手段により読み取られる原稿毎にパラメータを算出する算出手段と複数のレジスタのうち前記原稿に対応するレジスタに、前記算出手段により算出されたパラメータを記憶させるレジスタ記憶手段と、前記レジスタに接続して、当該レジスタに記憶されたパラメータに基づいて前記イメージデータの画像処理を行う画像処理手段と、前記画像読取手段により読み取られた原稿毎に前記画像処理手段に接続されるレジスタを切り換える制御手段と、を具備し、前記レジスタ記憶手段は、一のレジスタに記憶されたパラメータに従って、当該パラメータに対応する原稿の画像を示すイメージデータを前記画像処理手段が画像処理する間に、次の原稿に対応したパラメータを他のレジスタに記憶することを特徴とする。
このような構成により、制御手段が画像読取手段により読み取られた原稿毎に画像処理手段に接続されるレジスタを切り換えることにより、画像処理手段では、原稿のパラメータに適した画像処理を行う。また、レジスタ記憶手段が、一の原稿に対する画像処理中に他の原稿のパラメータを他のレジスタに記憶するから、従来一の原稿の画像処理後に行っていた次の原稿のパラメータ設定を省略することができ、1枚目の原稿Pの読み取りが終了してから2枚目の原稿が読み取りを開始するまでの時間を短縮することができる。
上記画像読取装置において、前記制御手段は、一のイメージデータ前記画像処理手段における画像処理が終了した際に、当該画像処理手段に接続されるレジスタを、のレジスタに切り換えことを特徴とする。
上記画像読取装置において、前記算出手段は、前記画像読取手段が出力したイメージデータに基づいて前記パラメータを算出することを特徴とする。
上記画像読取装置において、前記画像読取手段により出力された前記イメージデータを一時的に格納するデータ格納部を有し、前記画像処理手段は、前記画像読取手段が前記原稿の画像を読み取る途中に、前記算出手段により当該原稿に対応したパラメータが算出された場合には、前記データ格納部に格納された前記イメージデータを読み出して、当該パラメータに従って画像処理を行うことを特徴とする。
以下、本発明の実施形態に係る画像読取装置について、図面を参照して説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1.画像読取装置の構成>
ここで、図1を参照しつつ、画像読取装置10について説明する。
画像読取装置10は、複写機の一部として構成されるもので、自動原稿送り機構11から1枚ずつ送られてくる原稿から画像を読み取る読取部(図示せず)と、読み取ったイメージデータに各種処理を実行して画像補正を行った画像データを生成する処理部とを具備する。また、この画像読取装置10は、複写機の各装置(画像読取装置、画像形成装置等)を制御する外部コントローラ100に電気的に接続され、外部コントローラ100にはユーザインタフェイス部101(以下、U/I部101という)が接続される。
ここで、U/I部101は、複写機をユーザに利用させるためのユーザインタフェイスを提供する機能を担っており、表示部と操作部(いずれも図示せず)とを備え、表示部は、例えば液晶ディスプレイであり、複写機の利用をユーザに促すための各種画面を表示する。一方、操作部は、例えばテンキーなどの操作子と表示部の表示面上に貼り付けられる透明な感圧センサとにより構成され、表示部とともに所謂タッチパネルを構成する。このU/I部101は、ユーザに各種指示を入力させるためのものであり、「スタート」ボタン、「リセット」ボタン等も備えている。
画像読取装置10は制御部13を備え、この制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えている。制御部13は、ROMに記憶されている制御プログラムにしたがって各種制御処理を行う。具体的には、制御部13は、自動原稿送り機構11に対して自動搬送信号DSを出力し、ゲート回路21に対してゲート信号GSを出力すると共に、バス22を介してレジスタ24A,24B,25A,25Bに対してパラメータの書き込みを行う。
レジスタ24A,24B,25A,25Bは、前記制御部13のRAMの一部、又は画像処理部の中に確保された領域である。第1レジスタ24A,第2レジスタ24Bは、第1選択回路28によって切り換えられて第1画像処理部26に順次接続され、第1レジスタ25A,第2レジスタ25Bは、第2選択回路29によって切り換えられて第2画像処理部27に順次接続される。
ゲート回路21は、制御部13からのゲート信号GSによってゲート時間が管理され、自動原稿送り機構11からの原稿有効信号に対して、画像シフト機能などの際は必要な分だけ原稿有効信号を切り出したり、ダミーで白埋めデータ生成するために原稿有効信号に先立ち原稿有効信号PSを出力したりする。原稿後端部に対しても同様である。これにより、ゲート回路21は、読取部において読み込まれるイメージデータの範囲を指定する原稿有効信号PSを管理する。また、ゲート回路21の後段には第1画像処理部26、第2画像処理部27が順次接続される。第1画像処理部26は、第1選択回路28を介して接続された第1レジスタ24A,第2レジスタ24Bに記憶されたパラメータに基づいた画像処理を行う。第2画像処理部27は第2選択回路29を介して接続された第1レジスタ25A,第2レジスタ25Bに記憶されたパラメータに基づいた画像処理を行う。
ここで、第1画像処理部26は、ゲート回路21で管理される原稿有効信号PSがオン状態の間に読取部で読み取られるイメージデータに対して拡大・縮小・枠消し等の大きさの補正処理を行い、第1画像処理信号PS1を第2画像処理部27に出力する。また、第2画像処理部27は、第1画像処理部26から出力される第1画像処理信号PS1に対し、色補正・下地補正等の濃度補正処理を行い、第2画像処理信号PS2を外部コントローラ100に出力する。外部コントローラ100では、受けた第2画像処理信号PS2を画像形成装置に送信して、画像形成装置にて用紙に画像を形成する。
第1選択回路28および第2選択回路29は、1/2分周回路30からの選択信号SSによってレジスタ24Aと24B,25Aと25Bの接続を切り換える。具体的には、選択信号SSがオフ状態の場合には、第1選択回路28は、第1画像処理部26と第1レジスタ24Aとを接続し、第2選択回路29は、第2画像処理部27と第1レジスタ25Aとを接続する。一方、選択信号SSがオン状態の場合には、第1選択回路28は、第1画像処理部26と第2レジスタ24Bとを接続し、第2選択回路29は、第2画像処理部27と第2レジスタ25Bとを接続する。1/2分周回路30は、制御部13からのRset信号を受けて、第2画像処理信号PS2を2分周した選択信号SSを選択回路28,29に出力する。
<1−2.画像読取装置の動作>
次に、画像読取装置の動作を、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。本実施形態の画像読取装置をカラー複写機の一部に備えた例を説明する。
まず、図2のフローチャートに基づき、画像読取装置の動作について説明する。
外部コントローラ100は、ユーザがU/I部101を操作することによって得られる初期設定を制御部13に送信する。制御部13では、この初期設定をRAMに記憶する(ステップSa1)。
この初期設定には、とじしろ・枠消し・センター移動・ミックスサイズ原稿送り等の予め設定する処理がある。この説明では、初期設定を「ミックスサイズ原稿送り」とした場合を例に挙げて述べる。さらに、印刷される用紙が蓄積されるトレイを「固定」に設定して、倍率を「自動」に設定する。これにより、カラー複写機からは、異なった原稿であっても自動的に画像データの拡大・縮小を行って、画像が印刷された同じ大きさの用紙が出力される。
制御部13は、U/I部101の「スタート」ボタンがユーザに押されるまで待機し(ステップSa2)、「スタート」ボタンが押される(ステップSa2;YES)と、次のステップに移行する。
制御部13は、自動原稿送り機構11から搬送される原稿をカウントすべくカウント値Nを「1」歩進し(ステップSa3)、自動原稿送り機構に対して原稿サイズ検知の要求を送信する(ステップSa4)。
制御部13は、原稿サイズ検知の要求を受けたセンサ12から送信される、1枚目の用紙サイズを計測した計測結果(原稿サイズ検知信号SF)を受信する(ステップSa5)。制御部13では、この原稿サイズ検知信号SFを受けて、原稿サイズを算出し、原稿サイズと固定の用紙サイズとの比率から画像の補正倍率をパラメータ1として算出する(ステップSa6)。
制御部13は、カウント値Nが奇数か偶数かを判定し(ステップSa7)、原稿が奇数の場合(ステップSa7;YES)にはステップSa6で算出したパラメータ1を第1レジスタ24Aに記憶する(ステップSa8)。一方、原稿が偶数の場合(ステップSa7;NO)にはステップSa6で算出したパラメータ1を第2レジスタ24Bに記憶する(ステップSa9)。
制御部13は、カウント値Nが「N>1」であるかを監視し(ステップSa10)、カウント値Nが2以上、即ち2枚目以降の原稿である場合には、次の処理で画像処理2が終了するまで待機させ(ステップSa11)、画像処理2が終了した場合(ステップSa11;YES)および原稿が1枚目であった場合(ステップSa10;NO)には、次の処理に移行する。
制御部13は、カウント値Nが奇数か偶数かを判定し(ステップSa12)、原稿が奇数の場合(ステップSa12;YES)には選択信号SSを停止し(ステップSa13)、偶数の場合(ステップSa12;NO)には選択信号SSを出力する(ステップSa14)。
さらに、制御部13は、自動搬送信号DSを自動原稿送り機構11に送信し(ステップSa15)、自動原稿搬送機構11は原稿を搬送し、読取部にて原稿の画像をイメージデータとして読み取りを開始する(ステップSa16)。制御部13では、読み取ったイメージデータを解析してカラー画像/白黒画像補正・下地補正のための情報を抽出し、カラー画像/白黒画像補正・下地補正のための補正諧調度をパラメータ2として算出する(ステップSa17)。
なお、パラメータ2の算出については、原稿を読み取ったデータを解析してパラメータ2を算出設定する場合と、操作部を介して入力される初期設定データから算出した結果をパラメータ2に設定する場合とがある。この場合は、パラメータ2は、パラメータ1と同じ位置で実施される。
制御部13は、カウント値Nが奇数か偶数かを判定し(ステップSa18)、原稿が奇数の場合(ステップSa18;YES)には、ステップSa17で算出したパラメータ2を第1レジスタ25Aに記憶する(ステップSa19)。一方、原稿が偶数の場合(ステップSa18;NO)にはステップSa17で算出したパラメータ2を第2レジスタ25Bに記憶する(ステップSa20)。
さらに、制御部13は、選択信号SSが停止状態であるか否かを判定し(ステップSa21)、停止の場合(ステップSa21;YES)には、第1選択回路28は第1レジスタ24Aに接続しているから、第1画像処理部26を第1レジスタ24Aに接続する(ステップSa22)。一方、選択信号SSが出力されている場合(ステップSa21;NO)には、第2画像処理部27を第2レジスタ2Bに接続する(ステップSa23)。このように、本実施形態では、読み取られる原稿毎にパラメータを記憶されるレジストを切り換えている。
制御部13は、原稿が奇数の場合、第1画像処理部26において第1選択回路28によって接続された第1レジスタ24Aに記憶された補正倍率に基づき、イメージデータの画像処理を開始する(ステップSa24)。さらに、第2画像処理部27においては第2選択回路29によって接続された第1レジスタ25Aに記憶された補正諧調度に基づき、第1画像処理信号PS1の画像処理を開始する(ステップSa25)。
さらに、自動原稿送り機構11に載置された原稿が全部処理されたか否かを判定し(ステップSa26)、原稿が全部処理された場合(ステップSa26;YES)にはこの画像読取処理を終了する。
制御部13は、原稿が全部処理されていない場合(ステップSa26;NO)には、読取動作が終了したか否かを判定し(ステップSa27)、この処理が終了するまで待機する。
制御部13は、読取動作が終了した場合(ステップSa27;YES)には、ステップSa3移行の処理に移る。即ち、ステップSa3の処理で、カウント値Nを「1」歩進させ、ステップSa7,Sa18の判定処理でパラメータ1,2が記憶されるレジスタを選択し、ステップSa21の判定処理で画像処理部とパラメータとの接続を順次切り換える。
<1−3.第1実施形態の効果>
次に、図3のタイムチャートを参照しつつ第1実施形態における画像読取装置10の効果について説明する。
図3中の自動搬送信号DSは、自動原稿送り機構に載置された原稿を1枚搬送する信号である。原稿Pは、実際に画像の読取位置に対して移動する際の原稿Pの位置である。原稿有効信号PSは、原稿Pから読み取られるイメージデータの範囲である。第1画像処理信号PS1は第1画像処理部により生成される画像データであり、第2画像処理信号PS2は第2画像処理部により生成される画像データである。なお、第1画像処理部によって実行される処理は、読み込んだイメージデータに対する拡大・縮小・枠消し等・有効領域の大きさの補正処理であり、第2画像処理部によって実行される処理は、読み込んだイメージデータに対する色補正・下地補正等の濃度補正処理である。選択信号SSは選択回路28,29を切り換える信号である。パラメータ設定信号PEは前記大きさ補正処理および濃度補正処理に用いられるパラメータを設定中であることを示す信号である。
第1実施形態では、1枚目の原稿に対するパラメータ1,2を第1レジスタ24A,25Aに記憶し、2枚目の画像に対するパラメータ1,2を第2レジスタ24B,25Bに記憶するから、1枚目の原稿の画像処理中であっても、2枚目の原稿のパラメータを他方のレジスタへの記憶が可能になる。この結果、図3に示すように、1枚目の原稿の画像処理が終了後に、2枚目の画像処理のためのパラメータを設定してからレジスタに記憶する従来方法に比べ、1枚目の原稿の読み取り終了から2枚目の原稿の読み取り開始までの切換時間Tc1を大幅に短縮することができ、ひいては原稿の読み取り速度を速め、原稿の読み取りから画像データの生成までの処理効率を高めることができる。
さらに、原稿交換時に処理動作が集中してしまうのを分散させることができ、制御部等のCPUを演算速度の比較的低いものを用いることも可能となり、コスト低減を図ることができる。
<2.第2実施形態>
本発明による第2実施形態を、図4及び図5に基づいて説明する。図6は図5と対比するための従来技術である。なお、本実施形態では、前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。第2実施形態における画像読取装置41の特徴は、第1画像処理部26と第2画像処理部27との間に画像メモリ42を接続した点にある。
画像メモリ42は、原稿有効信号PSと同時に画像データが書き込まれる。制御部13は、画像メモリ42の書込途中で原稿から得られる測定結果が得られた場合(図5中のメモリ書込の斜線部)には、第1レジスタ25Aにパラメータを設定する。そして、この実施形態の画像読取装置では、第1レジスタ25Aにパラメータの書き込みが終了した時点で、第2選択回路29を第1レジスタ25Aに切り換えて、画像メモリ42から画像データの読み出しを実施して第1レジスタ25Aに記憶されたパラメータで画像処理を行うようになっている。
同様に、2枚目の原稿をメモリに書き込み中に原稿から得られる測定結果が得られた場合、第2レジスタ25Bに書き込み、1枚目のデータがメモリから読み出し終わったら選択回路29で第2レジスタ25Bに切り換えて、画像42から読み出すようになっている。
1枚目の原稿を読み込んでいる途中で、測定結果が得られる処理方法としては、所定波に以上の面積を読み込むことができれば判定可能なカラー/白黒原稿判定処理や下地補正処理等がある。
第2実施形態における画像読取装置41では、前述した如く、画像メモリ42に画像データを読み込んでいる途中でパラメータが設定できた場合には、処理中のパラメータが記憶されたレジスタとは異なった他のレジスタに設定されたパラメータを記憶し、他のレジスタに記憶されたパラメータに基づき、画像メモリ42に書き込まれた画像データを読み出して画像処理を施すようになっています。これにより、図6に示す従来技術のように、画像メモリに一度データを書き込んだ後にパラメータを算出し、このパラメータによって画像処理を行う場合に比べて、画像メモリからのデータの読み出しを格段早めることができ、原稿の読み取りから画像データの生成までの処理効率を高めることができる。
<3.第3実施形態>
本発明による第3実施形態を、図7に基づいて説明する。なお、本実施形態では、前述した第1実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。第3実施形態における画像読取装置51の特徴は、第1画像処理部26と第2画像処理部27との間に画像メモリ42を接続した点にある。
この画像読取装置51では、テーブル(LUT1,2)を2つ備え、選択回路53で原稿毎に切り換え可能にしている。
そして、画像読取装置51では、1枚目の原稿読取中に演算のみを実施して制御部のメモリにテーブル(LUT)を書き込んでおき、1枚目の原稿の画像処理が終了した時点で、テーブルを切り換えるようにすれば、レジスタの切り換えだけで実現できない処理であっても、設定時間の短縮を図ることができる。
しかも、図7に示すように、テーブル(LUT1,2)を2つ備えて選択回路53によって、原稿毎にテーブルを選択するようにすれば、画像処理の種類も増やすことが可能となる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の態様が可能である。
前記各実施形態では、第1画像処理部26において大きさの補正処理、第2画像処理部27において濃度補正処理を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、この画像処理部は1つでも3つ以上でもよく、要は1つの画像処理部に対して原稿毎に切り替わるレジストを備える構成であればよい。また、切り替わるレジスタも2個に限らず3個以上でも良いことは勿論である。さらに、画像処理に関しても、大きさ補正処理、濃度補正処理に限らず、出力時に複数の画像を1枚の用紙に印刷する「まとめて1枚」(Nアップ)、たてよこ独立変倍等の出力時の補正に用いてもよい。
前記第1実施形態では、自動原稿送り機構11に原稿の大きさを測定するセンサ12を設けて読み取り前に原稿サイズを特定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、自動原稿送り機構11から読取部に原稿が搬送される搬送ラインの途中に原稿の大きさを計測するセンサを備えてもよい。
前記第1実施形態では、初期設定を「ミックスサイズ原稿送り」とした場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、「まとめて1枚」(Nアップ)、たてよこ独立変倍等、種々の処理に本発明は適用することが可能である。
自動原稿送り機構11は、両面原稿送り、片面原稿送りのいずれであってもよい。本発明による画像読取装置10は、カラー複写機に用いるのみでなく、ファックス機等に搭載してもよいことは勿論である。
本発明の第1実施形態による画像読取装置を示すブロック図である。 第1実施形態による画像読取装置の動作を示す流れ図である。 第1実施形態による画像読取装置の動作示すタイムチャートである。 第2実施形態による画像読取装置を示すブロック図である。 第2実施形態による画像読取装置の動作示すタイムチャートである。 図5と対比するための従来技術による画像読取装置の動作示すタイムチャートである。 第3実施形態による画像読取装置を示すブロック図である。 従来技術による画像読取装置の動作示すタイムチャートである。
符号の説明
10,41,51…画像読取装置、11…自動原稿送り機構、12…センサ、13…制御部、24A,25A…第1レジスタ、24B,25B…第2レジスタ、26…第1画像処理部、27…第2画像処理部、28…第1選択回路、29…第2選択回路、30…1/2分周回路、42…画像メモリ、53…選択回路、100…外部コントローラ、101…U/I部。

Claims (4)

  1. 自動原稿送り機構によって搬送された原稿の画像を読み取って当該画像を示すイメージデータを出力する画像読取手段と、
    前記画像読取手段により読み取られる原稿毎にパラメータを算出する算出手段と
    複数のレジスタのうち前記原稿に対応するレジスタに、前記算出手段により算出されたパラメータを記憶させるレジスタ記憶手段と、
    前記レジスタに接続して、当該レジスタに記憶されたパラメータに基づいて前記イメージデータの画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像読取手段により読み取られた原稿毎に前記画像処理手段に接続されるレジスタを切り換える制御手段と、を具備し、
    前記レジスタ記憶手段は、一のレジスタに記憶されたパラメータに従って、当該パラメータに対応する原稿の画像を示すイメージデータを前記画像処理手段が画像処理する間に、次の原稿に対応したパラメータを他のレジスタに記憶する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、一のイメージデータ前記画像処理手段における画像処理が終了した際に、当該画像処理手段に接続されるレジスタを、のレジスタに切り換え
    ことを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記算出手段は、前記画像読取手段が出力したイメージデータに基づいて前記パラメータを算出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取手段により出力された前記イメージデータを一時的に格納するデータ格納部を有し、
    前記画像処理手段は、前記画像読取手段が前記原稿の画像を読み取る途中に、前記算出手段により当該原稿に対応したパラメータが算出された場合には、前記データ格納部に格納された前記イメージデータを読み出して、当該パラメータに従って画像処理を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像読取装置。
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