JP2005027012A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】合成対象原稿画像をフォーマット原稿画像と入力原稿画像から任意に複数選択でき、合成対象原稿画像を合成する時に原稿濃度の統一、原稿サイズの統一、原稿画像のセンタリングができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】フォーマット原稿画像と入力原稿画像から任意に複数選択した合成対象原稿画像の合成処理時、画像濃度自動調整機能が有効な場合(S104;Y)、合成対象原稿画像の濃度差異を検出し(S105)、濃度差異が検出された場合(S106;Y)、自動合成濃度機能処理にて合成対象原稿画像の原稿濃度を統一し(S107)、原稿濃度統一後の合成対象原稿画像を合成し(S108)、合成画像を出力する(S109)。原稿サイズの統一と、原稿画像のセンタリングも同様の処理手順にて実現する。
【選択図】 図4
【解決手段】フォーマット原稿画像と入力原稿画像から任意に複数選択した合成対象原稿画像の合成処理時、画像濃度自動調整機能が有効な場合(S104;Y)、合成対象原稿画像の濃度差異を検出し(S105)、濃度差異が検出された場合(S106;Y)、自動合成濃度機能処理にて合成対象原稿画像の原稿濃度を統一し(S107)、原稿濃度統一後の合成対象原稿画像を合成し(S108)、合成画像を出力する(S109)。原稿サイズの統一と、原稿画像のセンタリングも同様の処理手順にて実現する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、デジタル複合機、レーザープリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機等の画像形成装置では、画像処理の基準となるフォーマット原稿画像を電気信号として記憶しておき、このフォ−マット原稿画像にスキャナー等の画像入力手段から電気信号として入力される入力原稿画像を合成し、この合成画像を出力(用紙上に画像形成)するようにしたものが提案されている。しかし、フォーマット原稿画像と入力原稿画像を合成する際、フォーマット原稿画像が入力原稿画像の枠からはみ出してしまう位置ずれが発生し、位置ずれした合成画像がそのまま出力されることで用紙を無駄に使用してしまうといった問題があった。この対策としての技術が下記の特許文献に開示されている。
【特許文献1】
特開平9−247425号公報
特許文献1は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との位置関係を調整する画像位置調整手段を設けることで、位置ずれを防止できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の画像形成装置では、既に電気信号として記憶されているフォーマット原稿画像とスキャナー等からの入力原稿画像とを合成することしかできず、フォーマット原稿画像どうしを合成することはできなかった。そのため、予め手元にスキャナー等から入力する入力原稿画像を用意する必要があった。
また、フォーマット原稿画像と入力原稿画像とを合成する際、フォーマット原稿画像と入力原稿画像に濃度差が存在する場合には、合成画像に濃度ムラが生じてしまっていた。
また、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成、または、フォーマット原稿画像どうしの合成の際、合成対象の原稿サイズが異なる場合には、合成画像が不自然になってしまうことがある。
【0004】
そこで、本発明の第1の目的は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成に加え、予めスキャナー等からの入力原稿画像を用意する必要をなくし、フォーマット原稿画像どうしを合成することができる画像形成装置を提供することである。
【0005】
本発明の第2の目的は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成、または、フォーマット原稿画像どうしの合成の際、合成対象の原稿画像に濃度差が存在する場合に、合成画像の濃度ムラを防ぐことができる画像形成装置を提供することである。
【0006】
本発明の第3の目的は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成、または、フォーマット原稿画像どうしの合成の際、合成対象の原稿サイズが異なる場合に、合成画像が不自然になることを防ぐことができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、画像処理の基準となるフォーマット原稿画像を電気信号として記憶する画像記憶手段と、原稿画像を電気信号として入力する画像入力手段と、前記画像記憶手段にて記憶されたフォーマット原稿画像と前記画像入力手段にて入力された原稿画像の中から任意に複数枚の原稿画像を選択する画像選択手段と、この画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像を合成する画像合成手段と、この画像合成手段にて合成された合成画像を出力する画像出力手段と、を備えることにより、前記第1の目的を達成する。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像の中から任意に1枚の原稿画像を濃度基準原稿画像として選択する濃度選択手段と、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、前記濃度選択手段にて選択された濃度基準原稿画像との原稿画像濃度の差異を検出する濃度差検出手段と、この濃度差検出手段にて原稿画像濃度の差異が検出された時に合成対象原稿画像を濃度基準原稿画像の原稿画像濃度に統一する濃度統一手段と、この濃度統一手段を用いるか否かの選択を受領する濃度統一選択手段と、を更に備え、前記濃度統一選択手段にて前記濃度統一手段を用いるとの選択を受領した場合、前記濃度統一手段にて原稿画像濃度を統一した合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力することにより、前記第2の目的を達成する。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の画像形成装置において、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像の中から任意に1枚の原稿画像をサイズ基準原稿画像として選択するサイズ選択手段と、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、互いの原稿画像サイズの差異を検出するサイズ差検出手段と、このサイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に合成対象原稿画像を前記サイズ選択手段にて選択されたサイズ基準原稿画像の原稿画像サイズに統一するサイズ統一手段と、このサイズ統一手段を用いるか否かの選択を受領するサイズ統一選択手段と、前記サイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に警告メッセージを出力する警告手段と、を更に備え、前記サイズ統一選択手段にて前記サイズ統一手段を用いるとの選択を受領した場合、前記サイズ統一手段にて原稿画像サイズを統一した合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力し、前記サイズ統一選択手段にて前記サイズ統一手段を用いないとの選択を受領した場合、前記警告手段にて警告メッセージを出力することにより、前記第3の目的を達成する。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2記載の画像形成装置において、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、互いの原稿画像サイズの差異を検出するサイズ差検出手段と、このサイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に合成対象原稿画像のうち最も大きい原稿画像サイズの原稿画像の中央に小さい原稿画像サイズの原稿画像を配置するセンタリング手段と、このセンタリング手段を用いるか否かの選択を受領するセンタリング選択手段と、を更に備え、前記センタリング選択手段にて前記センタリング手段を用いるとの選択を受領した場合、前記センタリング手段にてセンタリングを行った合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力することにより、前記第3の目的を達成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例に係るデジタル複写機の操作部の構成例を示したレイアウト図である。この操作部30は、液晶ディスプレイ31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35を備えている。液晶ディスプレイ31は、その表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部数、機器の状態を示すメッセージなどを表示することができる。
【0012】
図2は、本実施例に係るデジタル複写機の構成例を示したブロック図である。メインコントローラ20は、このデジタル複写機全体を統括的に制御する。メインコントローラ20には、表示制御やキー入力制御を行う操作部30、図3の画像メモリ66に対する画像データの読み書き制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿の給排送動作を行うADF(自動原稿給送装置)1等の分散制御装置が接続されている。これらの各分散制御装置とメインコントローラ20は、必要に応じて機器の状態を示す情報や動作指令のやりとりを行っている。また、メインコントローラ20には、紙搬送等に必要な各種クラッチ21〜24及びメインモータ25も接続されている。
【0013】
図3は、画像処理ユニット(IPU)49の構成例を示したブロック図である。原稿面からの反射光像(画像)はCCD(光電変換素子)イメージセンサ54によって画像データに変換され、さらにA/D(アナログ/デジタル)コンバータ61によってアナログ値からデジタル値に変換される。デジタル値に変換された画像データは、シェーディング補正部62によってシェーディング補正が行われた後、画像処理部63によって画像処理が行われる。
セレクタ64は、画像データの送り先を切り替える。画像データの送り先は、変倍部71またはメモリコントローラ65である。変倍部71を経由した画像データは指定された変倍率に合わせて拡大または縮小され、書き込みユニット57に送られる。メモリコントローラ65とセレクタ64との間は、双方向に画像データを入出力可能な構成となっている。
【0014】
CPU(中央処理装置)68は、メモリコントローラ65を介して画像メモリ66に対する画像データの書き込み及び読み出しを行ったり、書き込みユニット57の制御を行う。ROM(リード・オンリ・メモリ)69は読み出し専用のメモリであり、CPU68を動作させるための制御プログラムを含む各種固定データを記憶している。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)70は読み書き可能なメモリであり、各種データを一時的に記憶する。
印字イメージデータ発送装置(印字ユニット)74は、CPUバスに接続され、ページ印字用のキャラクタ(文字)イメージデータ、任意のスタンプ用イメージデータ等の印字イメージデータを発生する。この印字イメージデータ発送装置(印字ユニット)74で発生された印字イメージデータは、印字合成部72、73に入力され、画像処理部63からの画像データまたはメモリコントローラ65からの画像データに任意の印字イメージデータを合成することができる。
【0015】
まず、第1の実施例を図4を参照して説明する。図4は、第1の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである。このルーチンは、操作部30上のキー操作によってフォーマット合成画像の出力要求があった時にスタートする。まず読取ユニットによりコンタクトガラス上にセットされている原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する原稿画像の読取処理を行う(ステップ101)。ただし、この原稿画像の読取処理(ステップ101)は必須処理ではなく、スキップ可能なものとする。
次に、液晶ディスプレイ31の表示画面をフォーマット合成モード選択画面に切り替え(ステップ102)、このフォーマット合成モード選択画面上のキー操作に応じた処理を行う(ステップ103)。図5は、フォーマット合成モード選択画面例を示した図である。ここでは、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで、複数の原稿画像が任意に選択されているものとする。
【0016】
次に、フォーマット合成モード選択画面の合成濃度基準が選択されたか否かによって、画像濃度自動調整機能が有効か否かの判断を行う(ステップ104)。
画像濃度自動調整機能が無効の場合(ステップ104;N)、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで選択された合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ108)、この合成画像を出力し(ステップ109)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、画像濃度自動調整機能が有効の場合(ステップ104;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで選択された合成対象原稿画像について濃度差異を検出し(ステップ105)、濃度差があるか否かを判断する(ステップ106)。
合成対象原稿画像に濃度差が無かった場合(ステップ106;N)、合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ108)、この合成画像を出力し(ステップ109)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、合成対象原稿画像に濃度差があった場合(ステップ106;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成濃度基準で選択された原稿画像の濃度を基準に、合成対象原稿画像の濃度を統一する自動合成濃度機能処理を行い(ステップ107)、濃度統一後の合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ108)、この合成画像を出力し(ステップ109)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
【0017】
次に、第2の実施例を図6を参照して説明する。図6は、第2の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである。このルーチンは、操作部30上のキー操作によってフォーマット合成画像の出力要求があった時にスタートする。まず読取ユニットによりコンタクトガラス上にセットされている原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する原稿画像の読取処理を行う(ステップ201)。ただし、この原稿画像の読取処理(ステップ201)は必須処理ではなく、スキップ可能なものとする。
次に、液晶ディスプレイ31の表示画面をフォーマット合成モード選択画面に切り替え(ステップ202)、このフォーマット合成モード選択画面上のキー操作に応じた処理を行う(ステップ203)。図5は、フォーマット合成モード選択画面を示した図である。ここでは、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで、複数の原稿画像が任意に選択されているものとする。
【0018】
次に、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで選択された合成対象原稿画像についてサイズ差異を検出し(ステップ204)、サイズ差があるか否かを判断する(ステップ205)。
合成対象原稿画像にサイズ差が無かった場合(ステップ205;N)、合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ209)、この合成画像を出力し(ステップ210)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、合成対象原稿画像にサイズ差があった場合(ステップ205;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成サイズ基準が選択されたか否かによって、画像サイズ自動調整機能が有効か否かの判断と、フォーマット合成モード選択画面のセンタリングが選択されたか否かによって、画像センタリング機能が有効か否かの判断を行う(ステップ206)。
【0019】
画像サイズ自動調整機能と画像センタリング機能が共に無効の場合(ステップ206;N)、合成対象原稿画像にサイズ差がある旨の警告メッセージとフォーマット合成画像出力処理をキャンセルするか否かの選択キーを液晶ディスプレイ31に出力し(ステップ212)、フォーマット合成画像出力処理をキャンセルするか否かの判断を行う(ステップ213)。
フォーマット合成画像出力処理がキャンセルされた場合(ステップ213;Y)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、フォーマット合成画像出力処理がキャンセルされなかった場合(ステップ213;N)、ステップ202の処理に戻る。
一方、画像サイズ自動調整機能または画像センタリング機能が有効の場合(ステップ206;Y)、画像サイズ自動調整機能が有効か否かの判断を行う(ステップ207)。
【0020】
画像サイズ自動調整機能が有効な場合(ステップ207;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成サイズ基準で選択された原稿画像のサイズを基準に、合成対象原稿画像のサイズを統一する自動合成サイズ機能処理を行う(ステップ208)。自動合成サイズ機能処理は、フォーマット合成モード選択画面の合成サイズ基準で選択された原稿画像以外の合成対象原稿画像について、主走査方向・副走査方向に拡大縮小することで実現する。そして、自動合成サイズ機能処理後の合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ209)、この合成画像を出力し(ステップ210)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、画像センタリング機能が有効な場合(ステップ207;N)、フォーマット合成モード選択画面のセンタリングをすると選択されていた時のみ、合成対象原稿画像のうち最も大きい原稿サイズの原稿画像の中央に小さい原稿サイズの原稿画像を配置する自動センタリング機能処理を行い(ステップ211)、自動センタリング機能処理後の合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ209)、この合成画像を出力し(ステップ210)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
【0021】
ここで、図5のフォーマット合成モード選択画面例について説明を行う。
合成組合せは、スキャナー原稿画像及びフォーマット原稿画像のボタンを、任意に複数選択することで合成対象原稿画像を決定する。
合成濃度基準は、スキャナー原稿画像及びフォーマット原稿画像のボタンを任意に1つ選択することで、合成対象原稿画像のうち原稿濃度基準にする原稿画像を決定する。合成濃度基準では、合成組合せで選択した原稿画像のボタンのみ選択可能となっている。
合成サイズ基準は、スキャナー原稿画像及びフォーマット原稿画像のボタンを任意に1つ選択することで、合成対象原稿画像のうち原稿サイズ基準にする原稿画像を決定する。合成サイズ基準では、合成組合せで選択した原稿画像のボタンのみ選択可能となっている。
センタリングは、する/しないの2ボタンを選択することができる。
ただし、合成サイズ基準とセンタリングの選択は片方のみ選択可能であり、センタリングのボタン選択を行うと、合成サイズ基準のボタンは選択不可の半輝度表示になり、合成サイズ基準のボタン選択を行うと、センタリングのボタンは選択不可の半輝度表示になる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、フォーマット原稿画像と入力原稿画像から任意に合成対象原稿画像を選択することができるので、従来のフォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成に加え、フォーマット原稿画像どうしの合成も可能となり、スキャナー等から入力原稿画像を入力する手間を省くことができる。
【0023】
請求項2記載の画像形成装置によれば、合成対象原稿画像を濃度基準原稿画像の原稿画像濃度に自動的に統一することができるので、合成画像の濃度ムラを防ぐことが可能となり、合成画像失敗による用紙の無駄を省くことができる。
【0024】
請求項3記載の画像形成装置によれば、合成対象原稿画像をサイズ基準原稿画像の原稿画像サイズに自動的に統一することができるので、合成画像が不自然になることを防ぐことが可能となり、合成前に合成対象原稿画像を拡大・縮小する手間を省くことができる。また、合成対象原稿画像の原稿画像サイズに差異があった場合には警告メッセージが出力されるので、合成対象原稿画像のサイズ未認識による合成画像失敗を防ぐことが可能となり、用紙の無駄を省くことができる。
【0025】
請求項4記載の画像形成装置によれば、合成対象原稿画像のうち最も大きい原稿画像に小さい原稿画像を自動的にセンタリングすることができるので、合成画像が不自然になることを防ぐことが可能となり、合成前に合成対象原稿画像を位置補正する手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るデジタル複写機の操作部の構成例を示したレイアウト図である。
【図2】本実施例に係るデジタル複写機の構成例を示したブロック図である。
【図3】画像処理ユニット(IPU)の構成例を示したブロック図である。
【図4】第1の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである。
【図5】フォーマット合成モード選択画面例を示した図である。
【図6】第2の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである
【符号の説明】
1 ADF
20 メインコントローラ
21 クラッチ
22 クラッチ
23 クラッチ
24 クラッチ
25 メインモータ
30 操作部
31 液晶ディスプレイ
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 プリントキー
35 モードクリアキー
49 画像処理ユニット(IPU)
50 読取ユニット
54 CCDイメージセンサ
57 書き込みユニット
61 A/Dコンバータ
62 シェーディング補正部
63 画像処理部
64 セレクタ
65 メモリコントローラ
66 画像メモリ
68 CPU
69 ROM
70 RAM
71 変倍部
72 印字合成部
73 印字合成部
74 印字イメージデータ発送装置(印字ユニット)
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機、デジタル複合機、レーザープリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機等の画像形成装置では、画像処理の基準となるフォーマット原稿画像を電気信号として記憶しておき、このフォ−マット原稿画像にスキャナー等の画像入力手段から電気信号として入力される入力原稿画像を合成し、この合成画像を出力(用紙上に画像形成)するようにしたものが提案されている。しかし、フォーマット原稿画像と入力原稿画像を合成する際、フォーマット原稿画像が入力原稿画像の枠からはみ出してしまう位置ずれが発生し、位置ずれした合成画像がそのまま出力されることで用紙を無駄に使用してしまうといった問題があった。この対策としての技術が下記の特許文献に開示されている。
【特許文献1】
特開平9−247425号公報
特許文献1は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との位置関係を調整する画像位置調整手段を設けることで、位置ずれを防止できるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の画像形成装置では、既に電気信号として記憶されているフォーマット原稿画像とスキャナー等からの入力原稿画像とを合成することしかできず、フォーマット原稿画像どうしを合成することはできなかった。そのため、予め手元にスキャナー等から入力する入力原稿画像を用意する必要があった。
また、フォーマット原稿画像と入力原稿画像とを合成する際、フォーマット原稿画像と入力原稿画像に濃度差が存在する場合には、合成画像に濃度ムラが生じてしまっていた。
また、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成、または、フォーマット原稿画像どうしの合成の際、合成対象の原稿サイズが異なる場合には、合成画像が不自然になってしまうことがある。
【0004】
そこで、本発明の第1の目的は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成に加え、予めスキャナー等からの入力原稿画像を用意する必要をなくし、フォーマット原稿画像どうしを合成することができる画像形成装置を提供することである。
【0005】
本発明の第2の目的は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成、または、フォーマット原稿画像どうしの合成の際、合成対象の原稿画像に濃度差が存在する場合に、合成画像の濃度ムラを防ぐことができる画像形成装置を提供することである。
【0006】
本発明の第3の目的は、フォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成、または、フォーマット原稿画像どうしの合成の際、合成対象の原稿サイズが異なる場合に、合成画像が不自然になることを防ぐことができる画像形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、画像処理の基準となるフォーマット原稿画像を電気信号として記憶する画像記憶手段と、原稿画像を電気信号として入力する画像入力手段と、前記画像記憶手段にて記憶されたフォーマット原稿画像と前記画像入力手段にて入力された原稿画像の中から任意に複数枚の原稿画像を選択する画像選択手段と、この画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像を合成する画像合成手段と、この画像合成手段にて合成された合成画像を出力する画像出力手段と、を備えることにより、前記第1の目的を達成する。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像の中から任意に1枚の原稿画像を濃度基準原稿画像として選択する濃度選択手段と、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、前記濃度選択手段にて選択された濃度基準原稿画像との原稿画像濃度の差異を検出する濃度差検出手段と、この濃度差検出手段にて原稿画像濃度の差異が検出された時に合成対象原稿画像を濃度基準原稿画像の原稿画像濃度に統一する濃度統一手段と、この濃度統一手段を用いるか否かの選択を受領する濃度統一選択手段と、を更に備え、前記濃度統一選択手段にて前記濃度統一手段を用いるとの選択を受領した場合、前記濃度統一手段にて原稿画像濃度を統一した合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力することにより、前記第2の目的を達成する。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の画像形成装置において、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像の中から任意に1枚の原稿画像をサイズ基準原稿画像として選択するサイズ選択手段と、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、互いの原稿画像サイズの差異を検出するサイズ差検出手段と、このサイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に合成対象原稿画像を前記サイズ選択手段にて選択されたサイズ基準原稿画像の原稿画像サイズに統一するサイズ統一手段と、このサイズ統一手段を用いるか否かの選択を受領するサイズ統一選択手段と、前記サイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に警告メッセージを出力する警告手段と、を更に備え、前記サイズ統一選択手段にて前記サイズ統一手段を用いるとの選択を受領した場合、前記サイズ統一手段にて原稿画像サイズを統一した合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力し、前記サイズ統一選択手段にて前記サイズ統一手段を用いないとの選択を受領した場合、前記警告手段にて警告メッセージを出力することにより、前記第3の目的を達成する。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2記載の画像形成装置において、前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、互いの原稿画像サイズの差異を検出するサイズ差検出手段と、このサイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に合成対象原稿画像のうち最も大きい原稿画像サイズの原稿画像の中央に小さい原稿画像サイズの原稿画像を配置するセンタリング手段と、このセンタリング手段を用いるか否かの選択を受領するセンタリング選択手段と、を更に備え、前記センタリング選択手段にて前記センタリング手段を用いるとの選択を受領した場合、前記センタリング手段にてセンタリングを行った合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力することにより、前記第3の目的を達成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図1から図5を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施例に係るデジタル複写機の操作部の構成例を示したレイアウト図である。この操作部30は、液晶ディスプレイ31、テンキー32、クリア/ストップキー33、プリントキー34、モードクリアキー35を備えている。液晶ディスプレイ31は、その表面にタッチパネルを備えており、機能キーや部数、機器の状態を示すメッセージなどを表示することができる。
【0012】
図2は、本実施例に係るデジタル複写機の構成例を示したブロック図である。メインコントローラ20は、このデジタル複写機全体を統括的に制御する。メインコントローラ20には、表示制御やキー入力制御を行う操作部30、図3の画像メモリ66に対する画像データの読み書き制御等を行う画像処理ユニット(IPU)49、原稿の給排送動作を行うADF(自動原稿給送装置)1等の分散制御装置が接続されている。これらの各分散制御装置とメインコントローラ20は、必要に応じて機器の状態を示す情報や動作指令のやりとりを行っている。また、メインコントローラ20には、紙搬送等に必要な各種クラッチ21〜24及びメインモータ25も接続されている。
【0013】
図3は、画像処理ユニット(IPU)49の構成例を示したブロック図である。原稿面からの反射光像(画像)はCCD(光電変換素子)イメージセンサ54によって画像データに変換され、さらにA/D(アナログ/デジタル)コンバータ61によってアナログ値からデジタル値に変換される。デジタル値に変換された画像データは、シェーディング補正部62によってシェーディング補正が行われた後、画像処理部63によって画像処理が行われる。
セレクタ64は、画像データの送り先を切り替える。画像データの送り先は、変倍部71またはメモリコントローラ65である。変倍部71を経由した画像データは指定された変倍率に合わせて拡大または縮小され、書き込みユニット57に送られる。メモリコントローラ65とセレクタ64との間は、双方向に画像データを入出力可能な構成となっている。
【0014】
CPU(中央処理装置)68は、メモリコントローラ65を介して画像メモリ66に対する画像データの書き込み及び読み出しを行ったり、書き込みユニット57の制御を行う。ROM(リード・オンリ・メモリ)69は読み出し専用のメモリであり、CPU68を動作させるための制御プログラムを含む各種固定データを記憶している。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)70は読み書き可能なメモリであり、各種データを一時的に記憶する。
印字イメージデータ発送装置(印字ユニット)74は、CPUバスに接続され、ページ印字用のキャラクタ(文字)イメージデータ、任意のスタンプ用イメージデータ等の印字イメージデータを発生する。この印字イメージデータ発送装置(印字ユニット)74で発生された印字イメージデータは、印字合成部72、73に入力され、画像処理部63からの画像データまたはメモリコントローラ65からの画像データに任意の印字イメージデータを合成することができる。
【0015】
まず、第1の実施例を図4を参照して説明する。図4は、第1の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである。このルーチンは、操作部30上のキー操作によってフォーマット合成画像の出力要求があった時にスタートする。まず読取ユニットによりコンタクトガラス上にセットされている原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する原稿画像の読取処理を行う(ステップ101)。ただし、この原稿画像の読取処理(ステップ101)は必須処理ではなく、スキップ可能なものとする。
次に、液晶ディスプレイ31の表示画面をフォーマット合成モード選択画面に切り替え(ステップ102)、このフォーマット合成モード選択画面上のキー操作に応じた処理を行う(ステップ103)。図5は、フォーマット合成モード選択画面例を示した図である。ここでは、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで、複数の原稿画像が任意に選択されているものとする。
【0016】
次に、フォーマット合成モード選択画面の合成濃度基準が選択されたか否かによって、画像濃度自動調整機能が有効か否かの判断を行う(ステップ104)。
画像濃度自動調整機能が無効の場合(ステップ104;N)、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで選択された合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ108)、この合成画像を出力し(ステップ109)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、画像濃度自動調整機能が有効の場合(ステップ104;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで選択された合成対象原稿画像について濃度差異を検出し(ステップ105)、濃度差があるか否かを判断する(ステップ106)。
合成対象原稿画像に濃度差が無かった場合(ステップ106;N)、合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ108)、この合成画像を出力し(ステップ109)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、合成対象原稿画像に濃度差があった場合(ステップ106;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成濃度基準で選択された原稿画像の濃度を基準に、合成対象原稿画像の濃度を統一する自動合成濃度機能処理を行い(ステップ107)、濃度統一後の合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ108)、この合成画像を出力し(ステップ109)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
【0017】
次に、第2の実施例を図6を参照して説明する。図6は、第2の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである。このルーチンは、操作部30上のキー操作によってフォーマット合成画像の出力要求があった時にスタートする。まず読取ユニットによりコンタクトガラス上にセットされている原稿の画像を光学的に読み取って電気信号に変換する原稿画像の読取処理を行う(ステップ201)。ただし、この原稿画像の読取処理(ステップ201)は必須処理ではなく、スキップ可能なものとする。
次に、液晶ディスプレイ31の表示画面をフォーマット合成モード選択画面に切り替え(ステップ202)、このフォーマット合成モード選択画面上のキー操作に応じた処理を行う(ステップ203)。図5は、フォーマット合成モード選択画面を示した図である。ここでは、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで、複数の原稿画像が任意に選択されているものとする。
【0018】
次に、フォーマット合成モード選択画面の合成組合せで選択された合成対象原稿画像についてサイズ差異を検出し(ステップ204)、サイズ差があるか否かを判断する(ステップ205)。
合成対象原稿画像にサイズ差が無かった場合(ステップ205;N)、合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ209)、この合成画像を出力し(ステップ210)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、合成対象原稿画像にサイズ差があった場合(ステップ205;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成サイズ基準が選択されたか否かによって、画像サイズ自動調整機能が有効か否かの判断と、フォーマット合成モード選択画面のセンタリングが選択されたか否かによって、画像センタリング機能が有効か否かの判断を行う(ステップ206)。
【0019】
画像サイズ自動調整機能と画像センタリング機能が共に無効の場合(ステップ206;N)、合成対象原稿画像にサイズ差がある旨の警告メッセージとフォーマット合成画像出力処理をキャンセルするか否かの選択キーを液晶ディスプレイ31に出力し(ステップ212)、フォーマット合成画像出力処理をキャンセルするか否かの判断を行う(ステップ213)。
フォーマット合成画像出力処理がキャンセルされた場合(ステップ213;Y)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、フォーマット合成画像出力処理がキャンセルされなかった場合(ステップ213;N)、ステップ202の処理に戻る。
一方、画像サイズ自動調整機能または画像センタリング機能が有効の場合(ステップ206;Y)、画像サイズ自動調整機能が有効か否かの判断を行う(ステップ207)。
【0020】
画像サイズ自動調整機能が有効な場合(ステップ207;Y)、フォーマット合成モード選択画面の合成サイズ基準で選択された原稿画像のサイズを基準に、合成対象原稿画像のサイズを統一する自動合成サイズ機能処理を行う(ステップ208)。自動合成サイズ機能処理は、フォーマット合成モード選択画面の合成サイズ基準で選択された原稿画像以外の合成対象原稿画像について、主走査方向・副走査方向に拡大縮小することで実現する。そして、自動合成サイズ機能処理後の合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ209)、この合成画像を出力し(ステップ210)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
一方、画像センタリング機能が有効な場合(ステップ207;N)、フォーマット合成モード選択画面のセンタリングをすると選択されていた時のみ、合成対象原稿画像のうち最も大きい原稿サイズの原稿画像の中央に小さい原稿サイズの原稿画像を配置する自動センタリング機能処理を行い(ステップ211)、自動センタリング機能処理後の合成対象原稿画像を合成するフォーマット合成処理を行い(ステップ209)、この合成画像を出力し(ステップ210)、フォーマット合成画像出力処理を終了する。
【0021】
ここで、図5のフォーマット合成モード選択画面例について説明を行う。
合成組合せは、スキャナー原稿画像及びフォーマット原稿画像のボタンを、任意に複数選択することで合成対象原稿画像を決定する。
合成濃度基準は、スキャナー原稿画像及びフォーマット原稿画像のボタンを任意に1つ選択することで、合成対象原稿画像のうち原稿濃度基準にする原稿画像を決定する。合成濃度基準では、合成組合せで選択した原稿画像のボタンのみ選択可能となっている。
合成サイズ基準は、スキャナー原稿画像及びフォーマット原稿画像のボタンを任意に1つ選択することで、合成対象原稿画像のうち原稿サイズ基準にする原稿画像を決定する。合成サイズ基準では、合成組合せで選択した原稿画像のボタンのみ選択可能となっている。
センタリングは、する/しないの2ボタンを選択することができる。
ただし、合成サイズ基準とセンタリングの選択は片方のみ選択可能であり、センタリングのボタン選択を行うと、合成サイズ基準のボタンは選択不可の半輝度表示になり、合成サイズ基準のボタン選択を行うと、センタリングのボタンは選択不可の半輝度表示になる。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の画像形成装置によれば、フォーマット原稿画像と入力原稿画像から任意に合成対象原稿画像を選択することができるので、従来のフォーマット原稿画像と入力原稿画像との合成に加え、フォーマット原稿画像どうしの合成も可能となり、スキャナー等から入力原稿画像を入力する手間を省くことができる。
【0023】
請求項2記載の画像形成装置によれば、合成対象原稿画像を濃度基準原稿画像の原稿画像濃度に自動的に統一することができるので、合成画像の濃度ムラを防ぐことが可能となり、合成画像失敗による用紙の無駄を省くことができる。
【0024】
請求項3記載の画像形成装置によれば、合成対象原稿画像をサイズ基準原稿画像の原稿画像サイズに自動的に統一することができるので、合成画像が不自然になることを防ぐことが可能となり、合成前に合成対象原稿画像を拡大・縮小する手間を省くことができる。また、合成対象原稿画像の原稿画像サイズに差異があった場合には警告メッセージが出力されるので、合成対象原稿画像のサイズ未認識による合成画像失敗を防ぐことが可能となり、用紙の無駄を省くことができる。
【0025】
請求項4記載の画像形成装置によれば、合成対象原稿画像のうち最も大きい原稿画像に小さい原稿画像を自動的にセンタリングすることができるので、合成画像が不自然になることを防ぐことが可能となり、合成前に合成対象原稿画像を位置補正する手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るデジタル複写機の操作部の構成例を示したレイアウト図である。
【図2】本実施例に係るデジタル複写機の構成例を示したブロック図である。
【図3】画像処理ユニット(IPU)の構成例を示したブロック図である。
【図4】第1の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである。
【図5】フォーマット合成モード選択画面例を示した図である。
【図6】第2の実施例に係わるデジタル複写機の制御部によるフォーマット合成画像出力処理の処理手順を示したフローチャートである
【符号の説明】
1 ADF
20 メインコントローラ
21 クラッチ
22 クラッチ
23 クラッチ
24 クラッチ
25 メインモータ
30 操作部
31 液晶ディスプレイ
32 テンキー
33 クリア/ストップキー
34 プリントキー
35 モードクリアキー
49 画像処理ユニット(IPU)
50 読取ユニット
54 CCDイメージセンサ
57 書き込みユニット
61 A/Dコンバータ
62 シェーディング補正部
63 画像処理部
64 セレクタ
65 メモリコントローラ
66 画像メモリ
68 CPU
69 ROM
70 RAM
71 変倍部
72 印字合成部
73 印字合成部
74 印字イメージデータ発送装置(印字ユニット)
Claims (4)
- 画像処理の基準となるフォーマット原稿画像を電気信号として記憶する画像記憶手段と、
原稿画像を電気信号として入力する画像入力手段と、
前記画像記憶手段にて記憶されたフォーマット原稿画像と前記画像入力手段にて入力された原稿画像の中から任意に複数枚の原稿画像を選択する画像選択手段と、
この画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像を合成する画像合成手段と、
この画像合成手段にて合成された合成画像を出力する画像出力手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像の中から任意に1枚の原稿画像を濃度基準原稿画像として選択する濃度選択手段と、
前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、前記濃度選択手段にて選択された濃度基準原稿画像との原稿画像濃度の差異を検出する濃度差検出手段と、
この濃度差検出手段にて原稿画像濃度の差異が検出された時に合成対象原稿画像を濃度基準原稿画像の原稿画像濃度に統一する濃度統一手段と、
この濃度統一手段を用いるか否かの選択を受領する濃度統一選択手段と、を更に備え、
前記濃度統一選択手段にて前記濃度統一手段を用いるとの選択を受領した場合、前記濃度統一手段にて原稿画像濃度を統一した合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像の中から任意に1枚の原稿画像をサイズ基準原稿画像として選択するサイズ選択手段と、
前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、互いの原稿画像サイズの差異を検出するサイズ差検出手段と、
このサイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に合成対象原稿画像を前記サイズ選択手段にて選択されたサイズ基準原稿画像の原稿画像サイズに統一するサイズ統一手段と、
このサイズ統一手段を用いるか否かの選択を受領するサイズ統一選択手段と、
前記サイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に警告メッセージを出力する警告手段と、を更に備え、
前記サイズ統一選択手段にて前記サイズ統一手段を用いるとの選択を受領した場合、前記サイズ統一手段にて原稿画像サイズを統一した合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力し、
前記サイズ統一選択手段にて前記サイズ統一手段を用いないとの選択を受領した場合、前記警告手段にて警告メッセージを出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。 - 前記画像選択手段にて選択された合成対象原稿画像について、互いの原稿画像サイズの差異を検出するサイズ差検出手段と、
このサイズ差検出手段にて原稿画像サイズの差異が検出された時に合成対象原稿画像のうち最も大きい原稿画像サイズの原稿画像の中央に小さい原稿画像サイズの原稿画像を配置するセンタリング手段と、
このセンタリング手段を用いるか否かの選択を受領するセンタリング選択手段と、を更に備え、
前記センタリング選択手段にて前記センタリング手段を用いるとの選択を受領した場合、前記センタリング手段にてセンタリングを行った合成対象原稿画像を前記画像合成手段にて合成し、この合成した合成画像を前記画像出力手段にて出力することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003190156A JP2005027012A (ja) | 2003-07-02 | 2003-07-02 | 画像形成装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006264003A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成装置の濃度設定方法 |
CN101640781A (zh) * | 2008-07-30 | 2010-02-03 | 株式会社日立制作所 | 动画图像再现装置 |
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2003
- 2003-07-02 JP JP2003190156A patent/JP2005027012A/ja active Pending
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