JP4843365B2 - 軒天井板の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の外壁面から突出した軒の下面に設置する軒天井板の支持構造に関するものである。
従来、建物の外壁面から突出した軒の下面に設置する軒天井板の支持構造において、施工性の向上、鼻隠し側野縁或いは外壁側野縁と軒天井板との釘止めを省く代わりに支持金具を鼻隠し側或いは外壁側に取り付けてその支持金具に設けられた嵌合部に軒天井板を挿入して支持する構造が提案されており、その支持金具が通気見切り材を兼ねたり、別途通気見切り材を装着している。
実開平02−068926号公報 特開平06−073828号公報 特開平09−060184号公報 特開平10−183851号公報
しかしながら、前述の従来例において、特許文献1〜3の技術では、外壁面側に支持金具が設けられるものであるが、台風等の暴風雨時には外壁面と軒天井板との取り合い部に雨風が直接当ることになるので、雨風が通気見切り材の換気穴から小屋裏または壁内部に侵入する虞があった。
一方、軒裏の鼻隠し側部分には雨風が直接当らないので、特許文献4のように、鼻隠し側に支持金具を設けることで防水上の不安は軽減されることになるが、特許文献4の技術では、外壁側から鼻隠し側に向かって軒天井板の端部を支持金具に設けられた上下片に挟み込んで支持する嵌合部に挿入しなければならず、外壁側には軒天井板の逃げのスペースが取れないため、軒天井板を支持金具に設けられた嵌合部に挿入する作業が困難である。
特許文献4のように軒天井板を支持金具の上下片に挟み込んで支持する場合、20mm前後の呑み込み代が必要であるが、この呑み込み代に軒天井板を挿入した寸法分だけ外壁面側に隙間が出来てしまうため、支持金具の呑み込み代を大きくすると支持金具の見付け寸法が大きくなる。また、外壁側に出来る隙間を隠す部材が別途必要となってコストアップの原因となるという問題があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、軒天井板の施工性が良く、且つ防水性に優れた軒天井板の支持構造を提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本発明に係る軒天井板の支持構造の第1の構成は、建物の外壁面から突出した軒の下面に設置する軒天井板の支持構造であって、前記軒天井板の鼻隠し側の端部を載置して支持する受け金具が、鼻隠し下地材に取り付けられる取付片と、該取付片に接続された連結片と、該連結片に接続された受け片と、前記連結片に設けられた切欠部とを有して構成され、前記受け金具の取付片が前記鼻隠し下地材に固定され、前記軒天井板が前記受け金具の受け片に載置されると共に、前記受け金具の切欠部から断面コ字形状の拘束金具の上片が挿通されて前記軒天井板の上面に当接し且つ前記拘束金具の下片が前記軒天井板を載置した前記受け金具の受け片の下面に当接して該拘束金具により前記軒天井板と前記受け金具の受け片とが挟持して拘束され、前記軒天井板の外壁面側の端部が壁際野縁に固定されたことを特徴とする。
また、本発明に係る軒天井板の支持構造の第2の構成は、前記第1の構成において、前記連結片は断面L字形状のアングル片からなり、前記受け金具が前記取付片と、前記アングル片と、前記受け片とにより断面W字形状で構成されたことを特徴とする。
また、本発明に係る軒天井板の支持構造の第3の構成は、前記第1、第2の構成において、前記鼻隠し下地材に、前記受け金具と、前記拘束金具と、前記軒天井板の鼻隠し側の端部とを覆う通気見切り材を固定したことを特徴とする。
また、本発明に係る軒天井板の支持構造の第4の構成は、前記第3の構成において、前記通気見切り材の換気用空気通路内に、熱によって膨張する不燃性体積膨張材を設けたことを特徴とする。
本発明に係る軒天井板の支持構造の第1の構成によれば、軒天井板の鼻隠し側の端部を載置して支持する受け金具は上部が開放された構成であるため、軒天井板の鼻隠し側の端部を受け金具の上部に挿入し且つ該軒天井板の外壁側の端部を下降させたた斜めの状態で外壁側に軒天井板の逃げのスペースを十分確保することが出来、しかも軒天井板の鼻隠し側の端部は受け金具により仮支持されて軒天井板を安定して且つ容易に受け金具の受け片上に載置することが出来る。
これにより、軒天井板の鼻隠し側の端部を受け金具の受け片上に載置した状態で軒天井板の外壁面側の端部を外壁面側の壁際野縁に固定することが出来るので、軒天井板の施工作業が一人の作業員で行うことが出来、施工性に優れる。
また、受け金具の受け片の呑み込み代を大きくする必要がなく受け金具の見付け寸法も小さくて済む上、外壁面側に隙間が出来ないため隙間を隠す部材も必要がない。
また、軒天井板の鼻隠し側の端部を受け金具の受け片上に載置し、該軒天井板の外壁面側の端部を壁際野縁に固定した後は、受け金具の連結片に設けられた切欠部から拘束金具の上片を挿通して軒天井板の上面に当接し且つ該拘束金具の下片を軒天井板を載置した受け金具の受け片の下面に当接して該拘束金具により軒天井板と受け金具の受け片とを挟持して拘束し、ワンタッチで固定することが出来る。
また、暴風雨時に雨風が直接当らない鼻隠し側で小屋裏の換気が出来るので防水性に優れ、施工が容易な軒天井板の支持構造とすることが出来る。
また、本発明に係る軒天井板の支持構造の第2の構成によれば、受け金具の連結片が断面L字形状のアングル片からなり、該受け金具が取付片と、アングル片と、受け片とにより断面W字形状で構成されたことで、受け金具を上部が開放された構成とすることが出来、軒天井板の外壁面側の端部を下降させたた斜めの状態で該軒天井板の鼻隠し側の端部を受け金具の上部に挿入し、軒天井板を外壁面側方向にスライドさせても断面L字形状のアングル片からなる連結片上で仮支持して軒天井板の鼻隠し側の端部を受け金具の受け片上に容易に且つ安全に移動して載置することが出来る。
また、本発明に係る軒天井板の支持構造の第3の構成によれば、通気見切り材により暴風雨時に雨風が直接当らない鼻隠し側で小屋裏の換気を確保すると共に、受け金具と、拘束金具と、軒天井板の鼻隠し側の端部とを覆って小屋裏への雨風の侵入を防止することが出来る。
また、本発明に係る軒天井板の支持構造の第4の構成によれば、通気見切り材の換気用空気通路内に設けた不燃性体積膨張材は、通常時は収縮状態で通気見切り材の換気用空気通路を開放し、火災時には熱によって膨張して通気見切り材の換気用空気通路を閉塞して火炎の延焼を阻止することが出来る。
図により本発明に係る軒天井板の支持構造の一実施形態を具体的に説明する。図1は本発明に係る軒天井板の支持構造の第1実施形態の構成を示す断面説明図、図2は第1実施形態の受け金具の構成を示す図、図3は第1実施形態の拘束金具の構成を示す図、図4は軒天井板を設置する様子を示す図、図5及び図6は第1実施形態において、拘束金具により軒天井板を受け金具に拘束する様子を示す断面説明図及び斜視説明図、図7は通気見切り材の構成を示す斜視図、図8は換気用空気通路内に設けた不燃性体積膨張材が熱によって膨張した様子を示す図である。
図1、図4及び図5において、1は小屋裏であり、2は屋根、3は鼻隠し板、4は鼻隠し下地材、5は外壁下地材である胴縁、6は胴縁5に取り付けられる外壁、7は胴縁5に取り付けられる壁際野縁、8は軒天井板である。軒天井板8は建物の外壁面6から突出した軒の下面に設置される。
軒天井板8の鼻隠し側(図4の左側)の端部は、鼻隠し下地材4の内面4a側に固定部材となるビス10により固定された図2に示す断面W字形状の受け金具9により載置して支持される。
本実施形態の受け金具9は、図2に示すように、鼻隠し下地材4の内面4a側にビス10により取り付けられる取付片9aと、該取付片9aに接続された連結片となる断面L字形状のアングル片9bと、該アングル片9bに接続された受け片9cと、該アングル片9bに設けられた切欠部9dとを有して構成される。本実施形態の切欠部9dは図2に示すように、取付片9aの中央下端部からアングル片9bの水平片9b1の中央部及び垂下片9b2の中央上端部に亘って形成されている。
軒天井板8の設置方法としては、先ず、受け金具9の取付片9aの取付穴9a1に固定部材となるビス10を挿通して鼻隠し下地材4の内面4a側に固定し、次に、図4に示すように、軒天井板8の外壁面6側の端部を下降させたた斜めの状態で該軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の上部に挿入し、軒天井板8を外壁面6側方向(図4の矢線a方向)にスライドさせて軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に載置する。
このとき、本実施形態では、受け金具9の連結片が断面L字形状のアングル片9bからなり、該受け金具9が取付片9aと、アングル片9bと、受け片9cとにより断面W字形状で構成されたことで、受け金具9を上部が開放された構成とすることが出来、軒天井板8の外壁面6側の端部を下降させたた斜めの状態で該軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の上部に挿入し、軒天井板8を外壁面6側方向にスライドさせても断面L字形状のアングル片9bからなる連結片上で仮支持して軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に容易に且つ安全に移動して載置することが出来る。
尚、本実施形態では、受け金具9の連結片を断面L字形状のアングル片9bにより構成した場合の一例について説明するが、受け金具9の連結片はこの形状に限定される必要はなく、他の複数段数の階段形状を有する連結片、平板状の連結片、湾曲状の連結片等の種々の形状の連結片により取付片9aと受け片9cとを連結した受け金具9で構成することが出来、例えば、取付片9aと連結片とが一体的に形成される平板からなり、取付片9a(連結片)と受け片9cとが断面L字形状に形成される受け金具9を採用することも出来る。そのような種々の形状で構成された受け金具9の上部が開放され、且つ軒天井板8を外壁面6側方向にスライドさせてもそれら各形状の連結片上で仮支持して軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に容易に且つ安全に移動して載置することが出来るものであれば種々の形状の連結片が適用可能である。
本実施形態では、軒天井板8の鼻隠し側の端部を載置して支持する断面W字形状の受け金具9は上部が開放された構成であるため、軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の上部に挿入し且つ該軒天井板8の外壁面6側の端部を下降させたた斜めの状態で外壁面6側に軒天井板8の逃げのスペースを十分確保することが出来、しかも軒天井板8の鼻隠し側の端部は断面W字形状の受け金具9により仮支持されて軒天井板8を安定して且つ容易に受け金具9の受け片9c上に載置することが出来る。
次に、図4に示すように、軒天井板8の外壁面6側の端部が固定部材となる釘11により壁際野縁7の下面7aに固定される。
これにより、軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に載置した状態で軒天井板8の外壁面6側の端部を外壁面6側の壁際野縁7に固定することが出来るので、軒天井板8の施工作業が一人の作業員で行うことが出来、施工性に優れる。
また、前述した従来例のように、受け金具9の受け片9cの呑み込み代を大きくする必要がなく受け金具9の見付け寸法も小さくて済む。また、外壁面6側に隙間が出来ないため隙間を隠す部材も必要がない。
軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に載置し、該軒天井板8の外壁面6側の端部を壁際野縁7に固定した後は、受け金具9のアングル片9bに設けられた切欠部9dから図5及び図6に示すように、断面コ字形状の拘束金具12の上片12aを挿通して軒天井板8の上面に当接し且つ該拘束金具12の下片12bを軒天井板8を載置した受け金具9の受け片9cの下面に当接して該拘束金具12により軒天井板8と受け金具9の受け片9cとを挟持して拘束し、ワンタッチで固定することが出来る。
本実施形態の拘束金具12は図3に示すように、軒天井板8の板厚に受け金具9の受け片9cの板厚を加えた寸法に対応する離間間隔を有する上片12aと下片12bとが接続片12cにより連結されており、接続片12cの上下片12a,12bの延長方向と反対側には拘束金具12の抜け防止のための突起部12dが設けられている。また上片12aの接続片12cからの延長寸法は下片12bの接続片12cからの延長寸法よりも幾分長く延長されており該上片12aにより軒天井板8の上面を安定して拘束することが出来る。
図1に示すように、鼻隠し下地材4の下面4bには、受け金具9と拘束金具12と軒天井板8の鼻隠し側の端部とを覆う通気見切り材13の取付片13eが固定部材となるビス10により固定される。
通気見切り材13は、図7に示すように、その長手方向に断面V字形状の突条部13a1が設けられた底面部13aと、該底面部13aの外壁面6側に接続されて起立した壁面部13bと、該壁面部13bに接続されて受け金具9の受け片9cの上面と軒天井板8の下面との間に挿入される挿入片13cと、底面部13aの鼻隠し板3側に接続されて起立した通気部13dと、該通気部13dに接続されて一旦鼻隠し板3側に張り出し、更に外壁面6側に折り返された取付片13eと、該取付片13eから更に外壁面6側に張り出した張出片13fと、該張出片13fに接続されて垂下した垂下片13gとを有して構成されている。
長尺状の通気見切り材13は、1枚の鋼板、ステンレス板等の鋼板を冷間ロールフォーミング法等により折曲プレス加工することにより全体が一体的に形成される。
通気見切り材13の通気部13dは、図7に示すように、起立片13d1と、該起立片13d1に接続され、内側に傾斜して立ち上がる傾斜片13d2と、該傾斜片13d2に設けられたスリット状の通気穴13d3を有して構成されており、図1に示すように、小屋裏1内部と外気との通気経路bが該通気見切り材13内部の換気用空気通路13hを介して形成される。
本実施形態では、暴風雨時に雨風が直接当らない鼻隠し側で通気見切り材13を介して小屋裏1の換気が出来るので防水性に優れるものであるが、図1に示す本実施形態の通気経路bでは、雨風が鼻隠し板3の下端部と通気部13dとの間を一旦上昇し、傾斜片13d2に設けられた通気穴13d3から斜めに下降し、水返しを兼ねる垂下片13gに衝突して水切りがされ、水きりされた外気は再度上昇して垂下片13gと軒天井板8の鼻隠し側の端部との間隙を通って小屋裏1に進入することが出来、小屋裏1内の空気は通気経路bを逆に流通して外気との換気が行われる。
これにより、通気見切り材13により暴風雨時に雨風が直接当らない鼻隠し側で小屋裏1の換気を確保すると共に、受け金具9と、拘束金具12と、軒天井板8の鼻隠し側の端部とを覆って小屋裏1への雨風の侵入を防止することが出来る。
通気見切り材13の垂下片13gは拘束金具12の接続片12cから鼻隠し側に突設された突起部12dに対向する位置に配置されており、該突起部12dが垂下片13gに当接して拘束金具12の脱落を防止することが出来、軒天井板8を受け金具9の受け片9cに対して安定して拘束することが出来る。
通気見切り材13の換気用空気通路13h内には熱によって膨張する不燃性体積膨張材14が設けられている。不燃性体積膨張材14は火災時に熱膨張して通気見切り材13の換気用空気通路13hを閉塞し得る場所であれば、通気見切り材13の何れの部位に設置しても良い。本実施形態では、通気見切り材13の底面部13a上に設けた場合の一例である。
不燃性体積膨張材14は接着剤や粘着テープ等により通気見切り材13の内面に貼着することが出来る。不燃性体積膨張材14は、膨張性グラファイト系の防炎、防煙用シール材であって、通過熱風温度が150℃〜170℃で約10倍に膨張する性質を有している。不燃性体積膨張材14としては、例えば、オーストリア ケミー・リンツ社製の「インツメックス(商品名)」や種々の不燃性体積膨張材が適用可能である。
図8(a)は不燃性体積膨張材14を通気見切り材13の底面部13a上で軒天井板8の鼻隠し側の端部下方に設置し、該不燃性体積膨張材14が熱膨張して換気用空気通路13hを塞いだ様子を示す図であり、図8(b)は不燃性体積膨張材14を通気見切り材13の底面部13a上で垂下片13gよりも鼻隠し側に設置し、該不燃性体積膨張材14が熱膨張して換気用空気通路13hを塞いだ様子を示す図である。このように、通気見切り材13の換気用空気通路13h内に不燃性体積膨張材14を設けたことで、火災の際には不燃性体積膨張材14が該換気用空気通路13hを閉塞するように熱膨張するので高密度の熱気遮蔽部が構成出来、防火性が向上する。
次に図9〜図12を用いて本発明に係る軒天井板の支持構造の第2実施形態の構成について説明する。図9は本発明に係る軒天井板の支持構造の第2実施形態の構成を示す断面説明図、図10は第2実施形態の受け金具の構成を示す図、図11は第2実施形態の拘束金具の構成を示す図、図12は第2実施形態において、拘束金具により軒天井板を受け金具に拘束する様子を示す斜視説明図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の受け金具9は、図10に示すように、受け片9cに延長されて下方に傾斜したガイド片9eが設けられており、図9に示すように、通気見切り材13の挿入片13cを受け金具9の受け片9c上に載置された軒天井板8の下面と該受け片9cとの間に挿入する際に挿入片13cがガイド片9eにガイドされて容易に挿入出来る。
また、本実施形態の拘束金具12は、図11に示すように、上片12aの両側に板ばね片12a1が設けられている。そして、図9及び図12に示すように、軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に載置した状態で、受け金具9の切欠部9dから拘束金具12の上片12a及び板ばね片12a1を挿入し、該拘束金具12の下片12bを受け片9cの下面に当接すると共に拘束金具12の上片12a及び板ばね片12a1を軒天井板8の上面に当接して拘束金具12の上下片12a,12bにより軒天井板8と受け金具9の受け片9cを挟み込んで拘束すると共に、板ばね片12a1により軒天井板8の上面を押圧して軒天井板8を受け金具9の受け片9cに対してより強固に固定することが出来る。
また、本実施形態の通気見切り材13は、底面部13aに長手方向に設けられた突条部13a1が断面ハット状に形成され、挿入片13cが軒天井板8の下面と受け片9cの上面との間で挟持されるように該挿入片13cを前記第1実施形態よりも幾分内側に延長した構成となっている。
他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得るものである。
次に図13及び図14を用いて本発明に係る軒天井板の支持構造の第3実施形態の構成について説明する。図13は本発明に係る軒天井板の支持構造の第3実施形態の構成を示す断面説明図、図14は第3実施形態において、拘束金具により軒天井板を受け金具に拘束する様子を示す斜視説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の拘束金具12は、図14に示すように、接続片12cに設けた突起部12dの代わりに、上片12aの中央部に該上片12aの延長方向と反対方向に張り出した固定片12eが設けてあり、該固定片12eにねじ孔12e1が形成されている。
そして、図13及び図14に示すように、軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に載置した状態で、受け金具9の切欠部9dから拘束金具12の上片12aを挿入し、該拘束金具12の下片12bを受け片9cの下面に当接すると共に拘束金具12の上片12aを軒天井板8の上面に当接して拘束金具12の上下片12a,12bにより軒天井板8と受け金具9の受け片9cを挟み込んで拘束した後、固定片12eのねじ孔12e1にストッパ部材となるねじ15を螺着する。
拘束金具12の固定片12eの先端部12e2及び固定片12eのねじ孔12e1に螺着されたねじ15の頭部は通気見切り材13の垂下片13gに対向する位置に配置されており、更に固定片12eのねじ孔12e1に螺着されたねじ15の軸部は受け金具9のアングル片9bの水平片9b1に形成された切欠部9dの端辺9d1に対向する位置に配置されている。
これにより、拘束金具12の固定片12eの先端部12e2及びねじ15の頭部が垂下片13gに当接し、更にねじ15の軸部が受け金具9の切欠部9dの端辺9d1に当接して拘束金具12の脱落を防止することが出来、軒天井板8を受け金具9の受け片9cに対して安定して拘束することが出来る。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得るものである。
次に図15及び図16を用いて本発明に係る軒天井板の支持構造の第4実施形態の構成について説明する。図15は本発明に係る軒天井板の支持構造の第4実施形態の構成を示す断面説明図、図16は第4実施形態の受け金具と拘束金具を示す斜視説明図である。尚、前記各実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
図15及び図16に示すように、本実施形態の受け金具9は受け片9cに緩やかな湾曲部を介して垂下片9fが接続されている。また、拘束金具12は2重に重ね合わせた板ばねで構成されており、外側の板ばねを折り返したクリップ部12a2が形成されている。
そして、軒天井板8の鼻隠し側の端部を受け金具9の受け片9c上に載置した状態で、受け金具9の切欠部9dから拘束金具12の上片12aを挿入し、該拘束金具12の下片12bを受け片9cの下面に当接すると共に拘束金具12の上片12aに設けられたクリップ部12a2を軒天井板8の上面に当接して拘束金具12の上下片12a,12bにより軒天井板8と受け金具9の受け片9cを挟み込んで拘束することが出来、クリップ部12a2の弾性力により軒天井板8の上面を押圧してより強固に軒天井板8を固定することが出来る。他の構成は前記各実施形態と同様に構成され、同様の効果を得るものである。
本発明の活用例として、建物の外壁面から突出した軒の下面に設置する軒天井板の支持構造に適用出来る。
本発明に係る軒天井板の支持構造の第1実施形態の構成を示す断面説明図である。 第1実施形態の受け金具の構成を示す図である。 第1実施形態の拘束金具の構成を示す図である。 軒天井板を設置する様子を示す図である。 第1実施形態において、拘束金具により軒天井板を受け金具に拘束する様子を示す断面説明図及び斜視説明図である。 第1実施形態において、拘束金具により軒天井板を受け金具に拘束する様子を示す断面説明図及び斜視説明図である。 通気見切り材の構成を示す斜視図である。 換気用空気通路内に設けた不燃性体積膨張材が熱によって膨張した様子を示す図である。 本発明に係る軒天井板の支持構造の第2実施形態の構成を示す断面説明図である。 第2実施形態の受け金具の構成を示す図である。 第2実施形態の拘束金具の構成を示す図である。 第2実施形態において、拘束金具により軒天井板を受け金具に拘束する様子を示す斜視説明図である。 本発明に係る軒天井板の支持構造の第3実施形態の構成を示す断面説明図である。 第3実施形態において、拘束金具により軒天井板を受け金具に拘束する様子を示す斜視説明図である。 本発明に係る軒天井板の支持構造の第4実施形態の構成を示す断面説明図である。 第4実施形態の受け金具と拘束金具を示す斜視説明図である。
符号の説明
1…小屋裏
2…屋根
3…鼻隠し板
4…鼻隠し下地材
4a…内面
4b…下面
5…胴縁
6…外壁面
7…壁際野縁
7a…下面
8…軒天井板
9…受け金具
9a…取付片
9a1…取付穴
9b…アングル片
9b1…水平片
9b2…垂下片
9c…受け片
9d…切欠部
9d1…端辺
9e…ガイド片
9f…垂下片
10…ビス
11…釘
12…拘束金具
12a…上片
12a1…板ばね片
12a2…クリップ部
12b…下片
12c…接続片
12d…突起部
12e…固定片
12e1…ねじ孔
12e2…先端部
13…通気見切り材
13a…底面部
13a1…突条部
13b…壁面部
13c…挿入片
13d…通気部
13d1…起立片
13d2…傾斜片
13d3…通気穴
13e…取付片
13f…張出片
13g…垂下片
13h…換気用空気通路
14…不燃性体積膨張材
15…ねじ

Claims (4)

  1. 建物の外壁面から突出した軒の下面に設置する軒天井板の支持構造であって、
    前記軒天井板の鼻隠し側の端部を載置して支持する受け金具が、鼻隠し下地材に取り付けられる取付片と、該取付片に接続された連結片と、該連結片に接続された受け片と、前記連結片に設けられた切欠部とを有して構成され、
    前記受け金具の取付片が前記鼻隠し下地材に固定され、前記軒天井板が前記受け金具の受け片に載置されると共に、前記受け金具の切欠部から断面コ字形状の拘束金具の上片が挿通されて前記軒天井板の上面に当接し且つ前記拘束金具の下片が前記軒天井板を載置した前記受け金具の受け片の下面に当接して該拘束金具により前記軒天井板と前記受け金具の受け片とが挟持して拘束され、
    前記軒天井板の外壁面側の端部が壁際野縁に固定されたことを特徴とする軒天井板の支持構造。
  2. 前記連結片は断面L字形状のアングル片からなり、前記受け金具が前記取付片と、前記アングル片と、前記受け片とにより断面W字形状で構成されたことを特徴とする請求項1に記載の軒天井板の支持構造。
  3. 前記鼻隠し下地材に、前記受け金具と、前記拘束金具と、前記軒天井板の鼻隠し側の端部とを覆う通気見切り材を固定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の軒天井板の支持構造。
  4. 前記通気見切り材の換気用空気通路内に、熱によって膨張する不燃性体積膨張材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の軒天井板の支持構造。
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