JP4842519B2 - 燃料電池の暖機方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両側にそれぞれ電極を設けた電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを積層する燃料電池の暖機方法に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を対設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、セパレータによって挟持している。この種の燃料電池は、通常、所定の数の燃料電池を積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
この燃料電池において、アノード側電極に供給された燃料ガス、例えば、主に水素を含有するガス(以下、水素含有ガスともいう)は、電極触媒上で水素がイオン化され、電解質膜を介してカソード側電極側へと移動する。その間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。なお、カソード側電極には、酸化剤ガス、例えば、主に酸素を含有するガスあるいは空気(以下、酸素含有ガスともいう)が供給されているために、このカソード側電極において、水素イオン、電子及び酸素が反応して水が生成される。
ところで、この種の燃料電池では、イオン導電性を維持するために、高分子イオン交換膜からなる電解質膜を適度に加湿しておく必要がある。さらに、カソード側電極では、上記のように反応による生成水が存在している。このため、燃料電池を氷点下(水の凍結温度以下)で始動させようとすると、前記燃料電池内の水分が凍結し易く、該燃料電池内で電気化学反応が行われ難いという不具合が指摘されている。
そこで、例えば、特許文献1には、燃料電池を低温始動させる際に、前記燃料電池の酸化剤ガス流路に対して、空気(酸化剤ガス)と水素との混合ガスを供給することによって発熱させ、該燃料電池を加熱する技術が開示されている。
また、特許文献2では、図12に示すように、セパレータ1の左右両側に、空気供給マニホールド2と空気排出マニホールド3とが設けられるとともに、前記空気供給マニホールド2を構成する各供給口2aには、各々バルブ4を介してエアコンプレッサ5が連通自在である。空気排出マニホールド3を構成する各排出口3aは、各々バルブ5を介して大気に開放自在である。
セパレータ1の面内には、空気供給マニホールド2と空気排出マニホールド3とに連通するガス流路7が形成されている。各バルブ4、6は、ECU8を有する制御装置9により駆動制御されている。
このような構成において、制御装置9は、燃料電池の冷間始動の際に放熱損出の小さな部位、すなわち、ガス流路7の中央部のみに空気を供給するために、バルブ4a、6aを開放する。従って、エアコンプレッサ5から供給される空気は、バルブ4aの開放作用下にガス流路7の中央部のみに供給され、この中央部で発電を行った後、バルブ6aの開放作用下に排気される。
次いで、ガス流路7の中央部に水分の凍結が発生したら、隣の領域のガス流路7にガスを供給し、さらに該隣の領域に水分の凍結が生じたら、さらに隣の領域のガス流路7にガスの供給先を変更している。そして、上記の操作を繰り返すことによってセル温度が上昇した後、ガス流路7の全面に空気の供給が行われる。
米国特許第6,103,410号公報(図1) 特開2003−346853号公報(図1)
しかしながら、上記の特許文献1では、低温始動時に空気中に水素を4vol%以下、好適には、2vol%の割合で混合した混合ガスを、単一の連通孔からカソード流路に供給するため、前記連通孔近傍の触媒層で酸化反応が局所的に行われる。従って、昇温が部分的に進行するため、燃料電池全体を均一に暖めることが困難である。しかも、触媒層では、酸化反応が局所的に進行しており、酸化反応部分で触媒の劣化が集中するという問題がある。
一方、上記の特許文献2では、空気供給マニホールド2の複数の供給口2aからガス流路7に空気を選択的に供給することにより、部分的な自己発熱を繰り返し行っている。しかしながら、特に氷点下での始動時には、燃料電池全体を凍結しない温度まで自己発熱により昇温させるまでに、相当な時間がかかってしまうという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、特に低温時に、触媒での酸化反応を広範囲で行うことができ、短時間且つ確実に燃料電池全体を良好に暖機することが可能な燃料電池の暖機方法を提供することを目的とする。
本発明は、電解質膜の両側にそれぞれ電極を設けた電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを積層するとともに、前記電極の発電面に沿って一方の反応ガスを流動させる一方の反応ガス流路及び他方の反応ガスを流動させる他方の反応ガス流路と、積層方向に設けられて前記一方の反応ガス流路の入口に連通する複数の一方の反応ガス連通孔、前記一方の反応ガス流路の出口に連通する複数の一方の反応ガス連通孔、前記他方の反応ガス流路の入口に連通する複数の他方の反応ガス連通孔及び前記他方の反応ガス流路の出口に連通する複数の他方の反応ガス連通孔とを設けた燃料電池の暖機方法である。
そこで、一方の反応ガスに他方の反応ガスを所定の割合で一方の混合バルブにより混合した混合ガスと、前記他方の反応ガスに前記一方の反応ガスを所定の割合で他方の混合バルブにより混合した混合ガスとが、それぞれ複数の一方の反応ガス連通孔から一方の反応ガス流路と、複数の他方の反応ガス連通孔から他方の反応ガス流路とに、同時に供給されることにより、それぞれの電極の触媒で酸化反応により燃料電池の暖機が行われる。
また、複数の一方の反応ガス連通孔又は複数の他方の反応ガス連通孔の中、任意の2以上を反応ガス供給口として、順次、切り替えながら、混合ガスを前記2以上の反応ガス供給口から反応ガス流路に同時に供給して暖機を行うことが好ましい。
さらに、本発明は、複数の一方の反応ガス連通孔又は複数の他方の反応ガス連通孔の中、任意の反応ガス連通孔を反応ガス供給口として、順次、切り替えながら、一方の反応ガスに他方の反応ガスを所定の割合で一方の混合バルブにより混合した混合ガスと、前記他方の反応ガスに前記一方の反応ガスを所定の割合で他方の混合バルブにより混合した混合ガスとが、それぞれ1以上の前記一方の反応ガス連通孔から前記一方の反応ガス流路と、1以上の前記他方の反応ガス連通孔から前記他方の反応ガス流路とに、同時に供給されることにより、それぞれの電極の触媒で酸化反応により燃料電池の暖機が行われる。
さらにまた、一方の反応ガス流路は、酸化剤ガス流路であるとともに、一方の反応ガス連通孔は、酸化剤ガス連通孔であり、一方の反応ガスである酸化剤ガスに、他方の反応ガスである燃料ガスを一方の混合バルブにより混合した混合ガスが、反応ガス供給口である酸化剤ガス供給口から前記酸化剤ガス流路に供給されることが好ましい。
また、他方の反応ガス流路は、燃料ガス流路であるとともに、他方の反応ガス連通孔は、燃料ガス連通孔であり、方の反応ガスである燃料ガスに、方の反応ガスである酸化剤ガスを他方の混合バルブにより混合した混合ガスが、反応ガス供給口である燃料ガス供給口から前記燃料ガス流路に供給されることが好ましい。
本発明によれば、混合ガスが、複数の反応ガス連通孔から反応ガス流路に同時に供給されるため、触媒での酸化反応の領域が拡大され、燃料電池全体を迅速に昇温させることができる。これにより、特に、低温始動時の暖機時間が有効に短縮されるとともに、自己発熱に代えて触媒での酸化反応を採用することによって、氷点下での始動が容易且つ確実に遂行可能になる。しかも、触媒での酸化反応が局部的に発生することがなく、触媒の局所的な劣化を良好に阻止することができ、該触媒の耐久性が向上する。
また、本発明では、任意の反応ガス連通孔が、反応ガス供給口として、順次、切り替えられながら、前記反応ガス供給口に混合ガスが供給されるため、触媒での酸化反応の領域が有効に拡大される。従って、触媒の局所的な劣化を阻止するとともに、燃料電池全体を均一且つ迅速に暖機させることが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る暖機方法を実施するための燃料電池10を組み込む燃料電池システム12の概略構成図である。
複数の燃料電池10が鉛直方向(矢印A方向)に積層されて燃料電池スタック14を構成する。この燃料電池スタック14には、酸化剤ガス、例えば、空気等の酸素含有ガスを供給及び排出するカソード側制御部16と、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給及び排出するアノード側制御部18と、純水やエチレングリコール等の冷却媒体を供給及び排出する冷却側制御部20とが装着される。
図2に示すように、燃料電池10は、略正方形状の電解質膜・電極構造体24と、前記電解質膜・電極構造体24を挟持する略正方形状の金属製第1及び第2セパレータ26、28とを備える。なお、第1及び第2セパレータ26、28には、シール機能及び絶縁機能を有する樹脂シールが一体化されている。
燃料電池10の矢印B方向の一端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸素含有ガスを流すための第1酸化剤ガス連通孔30a、冷却媒体を流すための第1冷却媒体連通孔32a、及び水素含有ガスを流すための第1燃料ガス連通孔34aが、矢印C方向に順次設けられる。
燃料電池10の矢印C方向の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、第2燃料ガス連通孔34b、第2冷却媒体連通孔32b及び第2酸化剤ガス連通孔30bが、矢印B方向に順次設けられる。
燃料電池10の矢印B方向の他端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、第3酸化剤ガス連通孔30c、第3冷却媒体連通孔32c及び第3燃料ガス連通孔34cが、矢印C方向に順次設けられる。燃料電池10の矢印C方向の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、第4酸化剤ガス連通孔30d、第4冷却媒体連通孔32d及び第4燃料ガス連通孔34dが、矢印B方向に順次設けられる。
図2及び図3に示すように、電解質膜・電極構造体24は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜36と、該固体高分子電解質膜36を挟持するアノード側電極38及びカソード側電極40とを備える。アノード側電極38及びカソード側電極40は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布された電極触媒層とをそれぞれ有する。
第1セパレータ26のカソード側電極40に対向する面26aには、第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a、30b、30c及び30dに連通可能な酸化剤ガス流路(反応ガス流路)42が設けられる。酸化剤ガス流路42は、複数のエンボス44により形成される。
図2及び図4に示すように、第2セパレータ28のアノード側電極38に向かう面28aには、第1〜第4燃料ガス連通孔34a、34b、34c及び34dに連通可能な燃料ガス流路(反応ガス流路)46が設けられる。この燃料ガス流路46は、複数のエンボス48により形成される。
図2に示すように、第2セパレータ28の面28aとは反対の面28bには、冷却媒体流路50が設けられる。冷却媒体流路50は、複数のエンボス52により形成されるとともに、前記エンボス52はエンボス48よりも小径に設定される。
図5に示すように、カソード側制御部16は、酸化剤ガスとして、例えば、空気を供給するためのコンプレッサ60を備え、このコンプレッサ60が供給管62を介して第1スイッチング機構64に連結される。この第1スイッチング機構64は、例えば、ロータリ式であり、燃料電池スタック14の供給側に装着されるとともに、第1アクチュエータ66を介して切り替えられる。
第1アクチュエータ66には、機械式、電気式、電磁石式、空気圧式又は油圧式等を用いることができ、この第1アクチュエータ66を介して第1スイッチング機構64が切り替え制御されることにより、供給管62が第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dに選択的又は同時に連通する。
なお、第1スイッチング機構64は、ロータリ式に代替して、例えば、第1〜第4電磁切り替え弁(図示せず)を用い、第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dを供給管62に個別に連通させるように構成してもよい。
燃料電池スタック14の排出側には、第2スイッチング機構68が第2アクチュエータ70を介して切り替え可能に装着される。第2スイッチング機構68は、上記の第1スイッチング機構64と同様に、第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dを排出管72に選択的又は同時に連通可能である。
第1及び第2アクチュエータ66、70は、コンピュータ74を介してコントローラ76により駆動制御されるとともに、このコンピュータ74には、燃料電池スタック14に装着されたセンサ78からの検出信号が入力される。このセンサ78としては、例えば、酸化剤ガスである空気の入口側又は出口側の湿度検出センサ又は温度検出センサの他、電極面内の生成水量検出センサや、電流密度検出センサ等が用いられる。また、センサ78に代替して、タイマにより定期的な間隔で切り替え制御を行うこともできる。
第1及び第2スイッチング機構64、68の駆動により第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dを、酸化剤ガス供給口(反応ガス供給口)及び/又は酸化剤ガス排出口(反応ガス排出口)として切り替える操作が行われる。
図1に示すように、アノード側制御部18は、上記のカソード側制御部16と同様に構成されており、図示しない燃料ガスタンクに連結されて燃料電池スタック14の供給側に供給管79を介して装着される第1スイッチング機構80と、前記燃料電池スタック14の排出側に排出管81を介して連結される第2スイッチング機構82とを備えている。第1及び第2スイッチング機構80、82を介して、第1〜第4燃料ガス連通孔34a〜34dは、供給管79及び排出管81に選択的又は同時に連通可能である。
冷却側制御部20は、上記のカソード側制御部16及びアノード側制御部18と同様に構成されており、図示しない冷却媒体タンクに連結されて燃料電池スタック14の供給側に供給管83を介して装着される第1スイッチング機構84と、前記燃料電池スタック14の排出側に排出管85を介して連結される第2スイッチング機構86とを備える。第1及び第2スイッチング機構84、86を介して、第1〜第4冷却媒体連通孔32a〜32dは、供給管83及び排出管85に選択的又は同時に連通可能である。
カソード側制御部16を構成する供給管62には、空気中にアノード側制御部18から燃料ガスを低割合で混在させるための第1混合バルブ88aが設けられるとともに、前記アノード側制御部18を構成する供給管79には、燃料ガス中に前記カソード側制御部16から空気を低割合で混在させるための第2混合バルブ88bが設けられる。燃料ガスは、空気中に4vol%以下、好適には、2vol%の割合で混合される。
このように構成される燃料電池システム12の動作について、第1の実施形態に係る燃料電池の暖機方法との関連で以下に説明する。
先ず、燃料電池システム12が氷点下等の低温時始動を行う際には、例えば、第1混合バルブ88aが操作される。このため、カソード側制御部16を構成する供給管62には、アノード側制御部18を構成する供給管79を介して所定量の燃料ガスが供給される。供給管62には、図5に示すように、コンプレッサ60を介して空気(酸化剤ガス)が供給され、この空気中に燃料ガスが所定の割合、例えば、2Vol%だけ混在される。
そこで、カソード側制御部16では、第1スイッチング機構64が制御されて、第1及び第2酸化剤ガス連通孔30a、30bが酸化剤ガス供給口に設定される一方、第3及び第4酸化剤ガス連通孔30c、30dが酸化剤ガス排出口としてに設定される。
従って、図2及び図6に示すように、酸化剤ガス流路42には、第1及び第2酸化剤ガス連通孔30a、30bから空気中に燃料ガスが所定の割合で混合された混合ガス(以下、混合酸化剤ガスともいう)が同時に供給される。これにより、電解質膜・電極構造体24を構成するカソード側電極40では、空気中に混在している燃料ガスによって触媒での酸化反応が発生し、前記カソード側電極40の昇温が開始される。
一方、アノード側制御部18では、第1スイッチング機構80及び第2スイッチング機構82が操作されて、図2及び図7に示すように、第1及び第4燃料ガス連通孔34a、34dが燃料ガス供給口に設定されるとともに、第2及び第3燃料ガス連通孔34b、34cが燃料ガス排出口に設定される。
そして、図1に示すように、第2混合バルブ88bが操作されることにより、供給管79を介して燃料電池スタック14に供給される燃料ガスには、カソード側制御部16を介して空気が所定の低割合で混合され、混合ガスが得られる(以下、混合燃料ガスともいう)。このため、混合燃料ガスは、第1及び第4燃料ガス連通孔34a、34dから燃料ガス流路46に同時に供給される(図2及び図7参照)。従って、電解質膜・電極構造体24を構成するアノード側電極38には、触媒での酸化反応が惹起されて、このアノード側電極38の昇温が開始される。
この場合、第1の実施形態では、図6に示すように、混合酸化剤ガスが第1及び第2酸化剤ガス連通孔30a、30bから酸化剤ガス流路42に同時に供給されている。このため、カソード側電極40では、第1及び第2酸化剤ガス連通孔30a、30bの近傍に酸化反応部位90a、90bが発生し、前記カソード側電極40が昇温される。
従って、単一の酸化剤ガス連通孔から混合酸化剤ガスが供給される従来の方式に比べ、カソード側電極40における触媒燃料の領域が大幅に拡大され、前記カソード側電極40を迅速に昇温させることが可能になる。これにより、特に氷点下等の低温始動時において、暖機時間が有効に短縮されるとともに、自己発熱に替えて触媒での酸化反応を採用することによって、低温始動が容易且つ確実に遂行可能になるという効果が得られる。しかも、触媒での酸化反応が局部的に発生することがなく、触媒の局所的な劣化を良好に阻止することができ、該触媒の耐久性が向上するという利点がある。
一方、アノード側電極38では、図7に示すように、混合燃料ガスが第1及び第4燃料ガス連通孔34a、34dから燃料ガス流路46に同時に供給されている。このため、アノード側電極38では、第1及び第4燃料ガス連通孔34a、34dの近傍に触媒での酸化反応が惹起し、燃料部位92a、92bが発生する。従って、アノード側電極38の触媒での酸化反応の領域が拡大されるとともに、該触媒での酸化反応が局部的に発生することがなく、低温始動が良好且つ迅速に遂行されるという効果が得られる。
なお、第1の実施形態では、低温始動に際して、混合酸化剤ガスが第1及び第2酸化剤ガス連通孔30a、30bから同時に供給される一方、混合燃料ガスが第1及び第4燃料ガス連通孔34a、34dから同時に供給されているが、これに限定されるものではない。例えば、混合酸化剤ガスと燃料ガス、又は空気と混合燃料ガスとを用いてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池の暖機方法について、図8を参照しながら以下に説明する。
この第2の実施形態では、例えば、第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dが、第1連通位置P1、第2連通位置P2、第3連通位置P3及び第4連通位置P4に、順次、切り替え操作されて、酸化剤ガス流路42における空気の流れ方向が、順次、変動される。
具体的には、第1連通位置P1は、第1の実施形態と同様に、第1及び第2酸化剤ガス連通孔30a、30bが酸化剤ガス供給位置に設定される一方、第3及び第4酸化剤ガス連通孔30c、30dが酸化剤ガス排出口に設定されている。第2連通位置P2は、第2及び第3酸化剤ガス連通孔30b、30cが酸化剤ガス供給口に設定される一方、第4及び第1酸化剤ガス連通孔30d、30aが酸化剤ガス排出口に設定されている。
第3連通位置P3では、第3及び第4酸化剤ガス連通孔30c、30dが酸化剤ガス供給口に設定される一方、第1及び第2酸化剤ガス連通孔30a、30bが酸化剤ガス排出口に設定されている。さらに、第4連通位置P4では、第4及び第1酸化剤ガス連通孔30d、30aが酸化剤ガス供給口に設定される一方、第2及び第3酸化剤ガス連通孔30b、30cが酸化剤ガス排出口に設定されている。
そこで、低温始動時には、第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dが、第1〜第4連通位置P1〜P4に、順次、切り替え制御されながら、混合酸化剤ガスが、2つの酸化剤ガス供給口から酸化剤ガス流路42に同時に供給されている。
このように、第2の実施形態では、混合酸化剤ガスが、2つの酸化剤ガス供給口から酸化剤ガス流路42に同時に供給されるとともに、前記2つの酸化剤ガス供給口が、順次、切り替えられている。このため、カソード側電極40における触媒での酸化反応の領域が一層拡大され、触媒での酸化反応が局部的に発生することを確実に阻止することができる。従って、燃料電池10全体を均一且つ確実に暖機させることが可能になるという効果が得られる。
なお、第2の実施形態では、第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dについて説明したが、第1〜第4燃料ガス連通孔34a〜34dにおいても同様であり、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3〜第5の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池の暖機方法の説明図である。この第3の実施形態では、第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dが第1〜第4連通位置P11〜P14に、順次、切り替えられることにより、酸化剤ガス流路42に供給される混合酸化剤ガスの供給方向が、順次、変更されている。すなわち、第1連通位置P11では、混合酸化剤ガスが第1酸化剤ガス連通孔30aから酸化剤ガス流路42に供給されて、前記第1酸化剤ガス連通孔30aの近傍に触媒での酸化反応が発生する。
第2連通位置P12では、混合酸化剤ガスが第2酸化剤ガス連通孔30bから酸化剤ガス流路42に供給されて、前記第2酸化剤ガス連通孔30bの近傍に触媒燃料が発生する。さらに、第3連通位置P13では、混合酸化剤ガスが第3酸化剤ガス連通孔30cから酸化剤ガス流路42に供給され、前記第3酸化剤ガス連通孔30cの近傍に触媒燃料が発生する。さらにまた、第4連通位置P14では、混合酸化剤ガスが第4酸化剤ガス連通孔30dから酸化剤ガス流路42に供給され、前記第4酸化剤ガス連通孔30dの近傍に触媒での酸化反応が発生する。
このように、第3の実施形態では、酸化剤ガス供給口が第1〜第4酸化剤ガス連通孔30a〜30dに、順次、切り替えられることにより、カソード側電極40には局部的な触媒での酸化反応が発生することがない。これにより、カソード側電極40の外周円部近傍にわたって触媒での酸化反応の領域が拡大し、燃料電池10全体を均一且つ確実に暖機することができる等、第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
図10は、本発明の第4の実施形態に係る暖機方法を実施するための燃料電池160の要部分解斜視図である。
燃料電池160は、略円盤状の電解質膜・電極構造体162と、前記電解質膜・電極構造体162を挟持する略円盤状の金属製第1及び第2セパレータ164、166とを備える。燃料電池160の外周縁部には、アノード側電極38及びカソード側電極40の外方に位置して第1酸化剤ガス連通孔168a、第2酸化剤ガス連通孔168b、第3酸化剤ガス連通孔168c、第4酸化剤ガス連通孔168d及び第5酸化剤ガス連通孔168eが所定角度間隔ずつ離間して矢印A方向に貫通形成される。
第1及び第2酸化剤ガス連通孔168a、168b間には、第1燃料ガス連通孔170aと第1冷却媒体連通孔172aとが形成される。第2及び第3酸化剤ガス連通孔168b、168c間には、第2燃料ガス連通孔170bと第2冷却媒体連通孔172bとが設けられ、第3及び第4酸化剤ガス連通孔168c、168d間には、第3燃料ガス連通孔170cと第3冷却媒体連通孔172cとが形成される。
第4酸化剤ガス連通孔168dと第5酸化剤ガス連通孔168eとの間には、第4燃料ガス連通孔170d及び第4冷却媒体連通孔172dが設けられる。第5及び第1酸化剤ガス連通孔168e、168a間には、第5燃料ガス連通孔170e及び第5冷却媒体連通孔172eが形成される。
このように構成される第4の実施形態では、第1〜第5酸化剤ガス連通孔168a〜168eにおいて、例えば、第1〜第3酸化剤ガス連通孔168a〜168cが酸化剤ガス供給口に設定される一方、第4及び第5酸化剤ガス連通孔168d、168eが酸化剤ガス排出口に設定されている。
また、第1〜第5燃料ガス連通孔170a〜170eにおいて、例えば、第1及び第2燃料ガス連通孔170a、170bが燃料ガス排出口に設定される一方、第3〜第5燃料ガス連通孔170c〜170eが燃料ガス供給口に設定されている。第1〜第5冷却媒体連通孔172a〜172eでは、任意の1つ以上の冷却媒体供給口に設定される一方、任意の1つ以上が冷却媒体排出口に設定されている。
この場合、第4の実施形態では、第1〜第3酸化剤ガス連通孔168a〜168cが酸化剤ガス供給口に設定されており、混合酸化剤ガスが前記第1〜第3酸化剤ガス連通孔168a〜168cから酸化剤ガス流路42に同時に供給されている。従って、カソード側電極40には、部分的な触媒での酸化反応が惹起することがなく、触媒での酸化反応領域が有効に拡大されるとともに、燃料電池160全体を迅速に昇温させることができる。
これにより、第4の実施形態では、触媒の局所的な劣化を有効に阻止し、特に低温始動時の暖機時間が有効に短縮される等、第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第4の実施形態では、第2の実施形態と同様に、第1〜第5酸化剤ガス連通孔168a〜168eの任意の2つ以上を酸化剤ガス供給口として、順次、切り替えながら、混合酸化剤ガスを前記2以上の酸化剤ガス供給口から酸化剤ガス流路42に同時に供給して、発電を行うことができる。
さらにまた、第3の実施形態と同様に、第1〜第5酸化剤ガス連通孔168a〜168eの任意の1つを酸化剤ガス供給口として、順次、切替ながら、混合酸化剤ガスを1つの酸化剤ガス供給口から酸化剤ガス流路42に供給して、発動を行うことも可能である。
図11は、本発明の第5の実施形態に係る暖機方法を実施するための燃料電池200の要部分解斜視図である。
燃料電池200は、電解質膜・電極構造体202と、前記電解質膜・電極構造体202を挟持する略正方形状の金属製第1及び第2セパレータ204、206とを備える。
燃料電池200の矢印B方向の一端縁部には、矢印C方向に長尺な第1酸化剤ガス連通孔208aが形成されるとともに、この第1酸化剤ガス連通孔208aの上下には、第1冷却媒体連通孔210aと第2冷却媒体連通孔210bとが設けられる。燃料電池200の矢印B方向略中央部には、第1酸化剤ガス連通孔208aと平行して、矢印C方向に長尺な第2酸化剤ガス連通孔208bが形成される。
燃料電池200の矢印B方向の他端縁部には、第1及び第2酸化剤ガス連通孔208a、208bと平行し且つ矢印C方向に長尺な第3酸化剤ガス連通孔208cが形成される。この第3酸化剤ガス連通孔208cの上下には、第3冷却媒体連通孔210cと第4冷却媒体連通孔210dとが形成される。燃料電池200の矢印C方向両端には、第1燃料ガス連通孔212aと第2燃料ガス連通孔212bとが形成される。
電解質膜・電極構造体202は、第1〜第3酸化剤ガス連通孔208a〜208cの間に位置して、アノード側電極38a、38bと、カソード側電極40a、40bとが設けられる。
第1セパレータ204には、カソード側電極40a、40bに対応して酸化剤ガス流路42a、42bが分割形成されるとともに、第2セパレータ206には、アノード側電極38a、38bに対応して燃料ガス流路46a、46bが分割形成される。第2セパレータ206には、燃料ガス流路46a、46bとは反対の面に、冷却媒体流路50a、50bが分割形成される。
このように構成される燃料電池200では、第1及び第2酸化剤ガス連通孔208a、208bが酸化剤ガス供給口に設定される一方、第3酸化剤ガス連通孔208cが酸化剤ガス排出口に設定される。また、第1燃料ガス連通孔212aが燃料ガス供給口に設定されるとともに、第2燃料ガス連通孔212bが燃料ガス排出口に設定される。さらに、第1及び第3冷却媒体連通孔210a、210cが冷却媒体供給口に設定され、第2及び第4冷却媒体連通孔210b、210dが冷却媒体排出口に設定される。
この場合、第5の実施形態では、燃料電池200の低温始動時に、第1及び第2酸化剤ガス連通孔208a、208bに混合酸化剤ガスが供給され、この混合酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路42a、42bに各々供給された後、第3酸化剤ガス連通孔208cから排出される。
このため、カソード側電極40a、40bでは、各々混合酸化剤ガスが供給されて触媒での酸化反応が惹起され、該触媒での酸化反応が局所的に行われることを阻止することができる。これにより、特に低温始動時の暖機時間が有効に短縮されるとともに、触媒の耐久性が向上する等、第1〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1燃料ガス連通孔212aに供給された燃料ガスは、アノード側電極38a、38bに沿って鉛直上方向に移動した後、第2燃料ガス連通孔212bから排出される。一方、第1及び第4冷却媒体連通孔210a、210dに供給された冷却媒体は、各々冷却媒体流路50a、50bに沿って下降しながら電解質膜・電極構造体202を冷却した後、第2及び第4冷却媒体連通孔210b、210dから排出される。
本発明の第1の実施形態に係る暖機方法を実施するための燃料電池を組み込む燃料電池システムの概略構成図である。 前記燃料電池の要部分解斜視図である。 前記燃料電池の要部断面説明図である。 前記燃料電池を構成する第2セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池システムを構成するカソード側制御部の説明図である。 混合酸化剤ガスが酸化剤ガス流路に供給される際の説明図である。 混合燃料ガスが燃料ガス流路に供給される際の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る暖機方法の説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る暖機方法の説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る暖機方法を実施するための燃料電池の要部分解斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る暖機方法を実施するための燃料電池の要部分解斜視図である。 特許文献2の概略説明図である。
符号の説明
10、160、200…燃料電池 12…燃料電池システム
14…燃料電池スタック 16…カソード側制御部
18…アノード側制御部 20…冷却側制御部
24、162、202…電解質膜・電極構造体
26、28、164、166、204、206…セパレータ
30a〜30d、168a〜168e、208a〜208c…酸化剤ガス連通孔
32a〜32d、172a〜172e、210a〜210d…冷却媒体連通孔
34a〜34d、170a〜170e、212a、212b…燃料ガス連通孔
36…固体高分子電解質膜
38、38a、38b…アノード側電極
40、40a、40b…カソード側電極
42、42a、42b…酸化剤ガス流路
46、46a、46b…燃料ガス流路
50、50a、50b…冷却媒体流路 60…コンプレッサ
64、68、80、82、84、86…スイッチング機構
88a、88b…混合バルブ

Claims (5)

  1. 電解質膜の両側にそれぞれ電極を設けた電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを積層するとともに、前記電極の発電面に沿って一方の反応ガスを流動させる一方の反応ガス流路及び他方の反応ガスを流動させる他方の反応ガス流路と、積層方向に設けられて前記一方の反応ガス流路の入口に連通する複数の一方の反応ガス連通孔、前記一方の反応ガス流路の出口に連通する複数の一方の反応ガス連通孔、前記他方の反応ガス流路の入口に連通する複数の他方の反応ガス連通孔及び前記他方の反応ガス流路の出口に連通する複数の他方の反応ガス連通孔とを設けた燃料電池の暖機方法であって、
    前記一方の反応ガスに前記他方の反応ガスを所定の割合で一方の混合バルブにより混合した混合ガスと、前記他方の反応ガスに前記一方の反応ガスを所定の割合で他方の混合バルブにより混合した混合ガスとを、それぞれ前記複数の一方の反応ガス連通孔から前記一方の反応ガス流路と、前記複数の他方の反応ガス連通孔から前記他方の反応ガス流路とに、同時に供給し、それぞれの前記電極の触媒で酸化反応により暖機を行うことを特徴とする燃料電池の暖機方法。
  2. 請求項1記載の暖機方法において、前記複数の一方の反応ガス連通孔又は前記複数の他方の反応ガス連通孔の中、任意の2以上を反応ガス供給口として、順次、切り替えながら、前記混合ガスを前記2以上の反応ガス供給口から前記反応ガス流路に同時に供給して発電を開始することを特徴とする燃料電池の暖機方法。
  3. 電解質膜の両側にそれぞれ電極を設けた電解質膜・電極構造体と、前記電解質膜・電極構造体を挟持する一対のセパレータとを積層するとともに、前記電極の発電面に沿って一方の反応ガスを流動させる一方の反応ガス流路及び他方の反応ガスを流動させる他方の反応ガス流路と、積層方向に設けられて前記一方の反応ガス流路の入口に連通する複数の一方の反応ガス連通孔、前記一方の反応ガス流路の出口に連通する複数の一方の反応ガス連通孔、前記他方の反応ガス流路の入口に連通する複数の他方の反応ガス連通孔及び前記他方の反応ガス流路の出口に連通する複数の他方の反応ガス連通孔とを設けた燃料電池の暖機方法であって、
    前記複数の一方の反応ガス連通孔又は前記複数の他方の反応ガス連通孔の中、任意の反応ガス連通孔を反応ガス供給口として、順次、切り替えながら、前記一方の反応ガスに前記他方の反応ガスを所定の割合で一方の混合バルブにより混合した混合ガスと、前記他方の反応ガスに前記一方の反応ガスを所定の割合で他方の混合バルブにより混合した混合ガスとを、それぞれ1以上の前記一方の反応ガス連通孔から前記一方の反応ガス流路と、1以上の前記他方の反応ガス連通孔から前記他方の反応ガス流路とに、同時に供給し、それぞれの前記電極の触媒で酸化反応により暖機を行うことを特徴とする燃料電池の暖機方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の暖機方法において、前記一方の反応ガス流路は、酸化剤ガス流路であるとともに、前記一方の反応ガス連通孔は、酸化剤ガス連通孔であり、
    前記一方の反応ガスである酸化剤ガスに、前記他方の反応ガスである燃料ガスを前記一方の混合バルブにより混合した混合ガスを、前記反応ガス供給口である酸化剤ガス供給口から前記酸化剤ガス流路に供給することを特徴とする燃料電池の暖機方法。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の暖機方法において、前記他方の反応ガス流路は、燃料ガス流路であるとともに、前記他方の反応ガス連通孔は、燃料ガス連通孔であり、
    前記他方の反応ガスである燃料ガスに、前記一方の反応ガスである酸化剤ガスを前記他方の混合バルブにより混合した混合ガスを、前記反応ガス供給口である燃料ガス供給口から前記燃料ガス流路に供給することを特徴とする燃料電池の暖機方法。
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