JP4841338B2 - 成膜方法、および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エアロゾルCVD法を用いた成膜方法、および装置に関する。
例えばSTO(チタン酸ストロンチウム)等の金属酸化物の薄膜は、半導体産業、電気通信産業等の分野で広く利用されている。このような薄膜を作る方法としては、従来、PVD法(物理気相成長法)、CVD法(化学気相成長法)等が一般的である。また、近年、原料金属の化合物を含む液体を霧化し、この霧を基板上に噴霧して薄膜を形成する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−169708号公報
しかし、PVD法、CVD法では、真空中で成膜を行なう必要があるため、高価で大掛かりな真空装置を必要とし、コスト高となるという問題があった。また、原料液体を霧化して噴霧する方法では、大気中での成膜が可能となる一方、PVD法やCVD法を使用した場合ほど均一で不純物の少ない膜が得られておらず、改善の余地があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大気中で良質の薄膜を形成することのできる成膜方法、および装置を提供することにある。
本発明者らは、大気中で良質の薄膜を形成することのできる成膜方法、および装置を開発すべく鋭意研究してきたところ、原料となる金属化合物をキャリアガス中で超音波振動により霧化してエアロゾルを発生させ、さらにこのエアロゾルを加熱してから被処理材に吹き付けることにより、均一で品質の良い膜が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は、かかる新規な知見に基づいてなされたものである。
すなわち、本発明の成膜方法は、被処理材上に金属酸化物の薄膜を形成する方法であって、前記金属酸化物の原料となる金属を含む金属化合物を溶媒に溶解した原料液をキャリアガス中で超音波振動により霧化してエアロゾルを発生させる霧化工程と、前記エアロゾルを前記金属化合物が分解・酸化反応する温度よりも低い温度であってかつ前記エアロゾルの溶媒が蒸発してその液滴が微細化する温度で加熱する加熱工程と、前記被処理材を前記金属化合物が分解・酸化反応可能な温度に加熱しつつこの被処理材に前記加熱工程で液滴が微細化したエアロゾルを吹き付けて前記薄膜を形成する膜形成工程と、を備えるものである。
また、本発明の成膜装置は、被処理材上に金属酸化物の薄膜を形成する成膜装置であって、前記金属酸化物の原料となる金属を含む金属化合物の原料液を貯留可能な容器と、前記容器に設けられて前記金属化合物の原料液に超音波振動を印加する超音波振動子と、前記容器中にキャリアガスを供給するガス供給部とが設けられたエアロゾル発生部と、前記容器に接続されるとともに前記エアロゾル発生部で発生したエアロゾルが通過可能なエアロゾル流路と、このエアロゾル流路を前記エアロゾルを前記金属化合物が分解・酸化反応する温度よりも低い温度であってかつ前記エアロゾルの溶媒が蒸発してその液滴が微細化する温度に加熱する第1のヒータ部とが設けられたエアロゾル加熱部と、前記エアロゾル加熱部で加熱されて液滴が微細化した前記エアロゾルを前記被処理材に吹き付けるノズル部と、前記被処理材を前記金属化合物が分解・酸化反応可能な温度に加熱する第2のヒータ部を備えてこの被処理材を保持する保持部と、を備えるものである。
本発明の金属化合物は、膜となる金属酸化物を構成する金属を含む金属化合物であって、使用する溶媒に可溶なものであればよく、例えば、金属アルコキシド等の有機金属化合物、キレート化合物、ハロゲン化金属等を使用できる。
また、この金属化合物を溶解するための溶媒としては、例えば炭化水素、アルコール、エーテル、ケトン、水等を使用できる。特に、超音波振動による霧化が容易であることから、トルエン、メタノール、アセチルアセトン、水等を好ましく使用できる。
本発明の成膜装置および方法を適用可能な膜の材質としては、例えばCo,Cu,Zn,Fe,In,Cr,Ba,Sn,Ti,V,Zr,Al,Y,Sr,Mg,Ni,La等の酸化物、あるいはこれらの金属の複合酸化物を挙げることができる。
なお、エアロゾル流路については、ヒータ部からの距離が遠ざかるほどヒータ部からの熱の伝わりが小さくなるから、例えばヒータ部とエアロゾル流路との距離が離れていたり、エアロゾル流路の幅をあまり大きくしたりすると、エアロゾルの加熱効率の低下や加熱ムラが起こるおそれがある。このため、エアロゾル流路をヒータ部の表面からの熱が充分に伝わる範囲内に設定することが好ましい。これにより、エアロゾル流路内を流れるエアロゾルを効率的かつ均一に加熱することができる。具体的には、使用するキャリアガスの熱伝導度やヒータ部の出力等により異なるが、エアロゾル流路を第1のヒータ部の外表面から10mm以内に設定することが好ましい。
本発明の成膜方法および装置によれば、原料となる金属化合物をキャリアガス中で超音波振動により霧化してエアロゾルを発生させ、さらにこのエアロゾルを加熱してから被処理材に吹き付けることにより、均一で品質の良い膜を得ることができる。
また、このような方法および装置によれば、大気中で膜形成を行なうことができるから、真空チャンバ等を設けることなく成膜を行なうことができる。このため、製造設備のライン化が容易となり、製造効率を向上することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明を具体化した第1実施形態について、図1〜図4を参照しつつ詳細に説明する。
図1には、本発明を具体化した成膜装置1を示す。この成膜装置1には、原料となる金属化合物を溶媒に溶解した原料液Sを霧化してエアロゾルを形成する超音波霧化装置10(本発明のエアロゾル発生部に該当する)と、発生したエアロゾルを加熱する加熱塔20(本発明のエアロゾル加熱部に該当する)と、この加熱塔20の先端に取り付けられてエアロゾルを基板B(本発明の被処理材に該当する)に向かって吹き付けるノズル33と、基板Bを保持するためのステージ40(本発明の保持部に該当する)とが備えられている。
超音波霧化装置10には、内部に原料液Sを貯留可能なエアロゾル発生槽11(本発明の容器に該当する)と、このエアロゾル発生槽11に取り付けられた超音波振動子12とを備えている。エアロゾル発生槽11には、キャリアガスを導入するためのガスボンベ13(本発明のガス供給部に該当する)が、ガス管14およびバルブ16を介して接続されている。また、エアロゾル発生槽11の天井部には、発生したエアロゾルを加熱塔20に送るためのエアロゾル供給管15の一端部が接続されている。
加熱塔20は、外筒部21と、この外筒部21に収容されたカートリッジヒータ24(本発明の第1のヒータ部に該当する)とからなる(図2、図3参照)。外筒部21はステンレスにより有底の円筒状に形成されており、その上端の開口部には、径方向外側に張り出すパイプフランジ22が設けられている。このパイプフランジ22には、厚さ方向(上下方向)に貫通する複数のねじ穴22Aが周方向に均等ピッチで設けられている。外筒部21の上端付近には、側方に開口して外筒部21の内部空間と外部空間とを連通する流入口23が設けられている。この流入口23は、切り替え弁32を介してエアロゾル発生槽11から延びるエアロゾル供給管15、およびキャリアガスのガスボンベ13から延びるガス管14に接続されている。
また、カートリッジヒータ24は外筒部21よりもやや径小に形成されている。このカートリッジヒータ24の一端部には耐熱樹脂製のキャップ29が被せられるとともに、ここから通電用のリード線25が延出されている。このカートリッジヒータ24の一端部(リード線25側の端部)よりもやや中心寄りの位置には、ヒータフランジ26が外装されている。ヒータフランジ26は、カートリッジヒータ24をほぼ緊密に嵌入可能な筒部26Aと、この筒部26Aの一端部(カートリッジヒータ24に外装した状態でこのカートリッジヒータ24の中心側の端部)から径方向外側に張り出すフランジ部26Bとを備えている。フランジ部26Bはパイプフランジ22とほぼ同径に形成されており、ここには、複数のねじ穴26Cがパイプフランジ22のねじ穴22Aと整合する位置に設けられている。
カートリッジヒータ24は、リード線25側の端部を上側に向けた姿勢で外筒部21に収容され、ヒータフランジ26をパッキン27を介してパイプフランジ22にねじ止めすることによって外筒部21に固定されている。なお、ヒータフランジ26とパイプフランジ22との間に介装されるパッキン27は、例えばゴムによりヒータフランジ26と同径の薄板状に形成されており、ヒータフランジ26の筒部26Aおよびねじ穴26Cに対応する位置にそれぞれカートリッジヒータ24、ねじ28を挿通可能なヒータ挿通孔27A、ねじ穴27Bが設けられている。
カートリッジヒータ24の外周面と外筒部21の内周面との間には約1mmの隙間が設けられており、この隙間はエアロゾルが通過可能なエアロゾル流路30とされている。なお、エアロゾル流路30の外周側に行くほど、すなわちカートリッジヒータ24の外周面から離れるほどカートリッジヒータ24からの熱が伝わりにくくなるから、エアロゾル流路30の径方向の幅、すなわちカートリッジヒータ24の外周面から外筒部21の内周面までの距離をあまり大きくすると、エアロゾルの加熱効率の低下や加熱ムラが生じるおそれがある。このため、カートリッジヒータ24の外周面から外筒部21の内周面までの距離を充分に小さくして、エアロゾル流路30をカートリッジヒータ24からの熱が充分に伝わる距離内に設定することが好ましい。これにより、エアロゾル流路30内を流れるエアロゾルを効率的に、かつ均一に加熱することができる。
このエアロゾル流路30内には、転流ガイド31が挿入されている。転流ガイド31は直径1mm、すなわちエアロゾル流路30の幅(カートリッジヒータ24の外周面と外筒部21の内周面との距離)とほぼ等しい外径のワイヤ状に形成され、エアロゾル流路30のほぼ全長にわたってらせん状に配されている。これにより、エアロゾル流路30に進入したエアロゾルが、転流ガイド31に案内されてらせん状に下降するようになっている。このように、エアロゾルがらせん状に流れるようにすることよって、エアロゾルの流路を細くするとともに、加熱塔20を大型化することなく流路長を確保している。これにより、エアロゾルを均一に、効率よく加熱するようにしている。
なお、詳細には図示しないが、外筒部21の底面とカートリッジヒータ24との間の空間には熱電対が設置され、エアロゾルの温度をモニタリングできるようになっている。モニタリング結果はカートリッジヒータ24の出力に反映され、エアロゾル流路30内の温度の制御が行われる。
外筒部21の底部には、キャリアガスを基板Bに吹き付けるためのノズル33が接続されている。このノズル33は、全体として円筒状に形成されて、その下端部に開口径12mmの円形をなす吐出口33Aが開口されたもので、その内部の空間はエアロゾル流路30に連通されている。
このノズル33の吐出口の下方には、基板Bをその上面に載置可能なステージ40が設けられている。このステージ40は、図示しない駆動機構によって基板Bの面に沿った2方向(X方向及びY方向)に移動可能とされており、これにより、基板Bをノズル33に対して移動できるようになっている。また、ステージ40には、その上面に載置された基板Bを加熱するための加熱コイル41(本発明の第2のヒータ部に該当する)が内蔵されており、基板Bの外形よりもやや大きな範囲(図4中点線で示すエリアR)にわたって加熱を行うことができるようになっている。
次に、上記のように構成された成膜装置1を用いて膜を形成する方法について説明する。
まず、原料である金属化合物を溶媒に溶解して原料液Sを調製する。例えば、STO膜を形成する場合には、ストロンチウムを含む金属化合物としてSr(OCH(CH3)2)2(ジイソプロポキシストロンチウム)を、チタンを含む金属化合物としてTi(OC4H9)4(テトラブトキシチタン)を、溶媒としてトルエンおよび1−メトキシ−2−プロパノールを使用することができる。原料液Sの濃度は、例えば0.02〜0.5mol/kgとすることが好ましい。
原料液Sの調製が終了したら、この原料液Sをエアロゾル発生槽11の内部に投入する。また、膜を形成する基板Bをステージ40上に載置する。基板Bの材質としては特に制限はないが、例えば形成する膜をコンデンサの誘電体膜として使用する場合には、基板Bとして電極となる導電性の金属板を使用することができる。
そして、バルブ16を開いてガスボンベ13からキャリアガスを導入しつつ超音波振動子12によって原料液Sに超音波振動を与えて、キャリアガス中に原料液Sの液滴が分散したエアロゾルを発生させる(霧化工程)。キャリアガスとしては、例えば酸素、空気、窒素、アルゴン等を使用できる。また、超音波の印加は例えば、出力周波数1.6〜2.4MHzで行なうことができ、これにより、直径1〜5μm程度の微細な液滴を含むエアロゾルを発生させることができる。
切り替え弁32を操作して加熱塔20とエアロゾル供給管15とを接続すると、発生したエアロゾルは、エアロゾル供給管15を通って加熱塔20に送られる。加熱塔20に進入したエアロゾルは、転流ガイド31に案内されてエアロゾル流路30をらせん状に下っていく。このとき、エアロゾルは、加熱塔20の内部に挿入されたカートリッジヒータ24によって暖められる(加熱工程)。このようにエアロゾルを加熱することによって、液滴に含まれる溶媒がある程度蒸発して液滴がさらに微粒化し、このことが均一で緻密な膜の形成に寄与しているものと考えられる。
エアロゾルの加熱は、含まれる溶媒を適度に蒸発させて液滴の微細化を制御することを目的として行なうものであるから、使用する溶媒の種類に応じて適宜設定すればよい。また、この加熱は、金属化合物が分解・酸化反応する温度(基板Bの加熱温度)よりも低い温度で行なうことが好ましい。例えば、溶媒としてトルエンを使用する場合には100℃程度で行なうことが好ましく、加熱塔20内部でのエアロゾルの滞留時間は約0.1〜0.5秒程度であれば良い。なお、エアロゾルの加熱は、カートリッジヒータ24へのエアロゾルの付着を最小化する効果もあるため効果的である。
エアロゾル流路30を通過したエアロゾルは、加熱塔20の下部に取り付けられたノズル33から基板Bに吹き付けられる(膜形成工程)。吹き付けは、ステージ40を駆動機構により駆動して、基板Bに対するノズル33の相対位置を少しずつずらしながら板面方向に沿って走査させることによって行なわれ、これにより、基板Bの全面に渡って膜が形成される。このとき、ステージ40に内蔵されている加熱コイル41により基板Bを加熱する。加熱温度は原料である金属化合物が分解・酸化反応して膜を形成可能な程度の温度であれば良く、例えば、STO膜を形成する場合には450〜600℃程度であれば良い。
エアロゾルの液滴が基板Bに達すると、含まれる金属化合物が分解・酸化反応して基板Bの表面に酸化膜を形成する。このとき、エアロゾルの液滴は超音波霧化により形成され、さらに加熱塔20で加熱処理されることで極めて微細なものとなっているから、形成される膜を極めて薄く、均一性が良いものとすることができる。
ここで、基板Bの加熱により基板Bの面上では上昇気流が生じるため、ノズル33の先端から基板Bの表面までの距離があまり離れすぎていると、上昇気流に阻害されてエアロゾルが基板Bの表面に到達しにくくなる。したがって、ノズル33の開口を基板Bの表面に近接させる(例えば5〜50mm程度)とともに、エアロゾルをある程度の流速(例えば0.5〜2.0リットル/sec)をもって基板Bに吹き付けるのが良い。
成膜を終了したら、基板Bをステージ40から取り外し、次の工程へ搬送する。例えば形成する膜をコンデンサの誘電体膜として使用する場合には、形成された膜をエッチング等によりパターニングした後、マスク蒸着等により膜上に上部電極を形成すればよい。
なお、基板Bのステージ40への取り付け、取り外し時など、成膜操作を行なっていないときには、切り替え弁32をガス管14側に切り替え、原料液Sの液滴を含まないキャリアガスを流しておくことが好ましい。ノズル33−基板B間の雰囲気の変動を抑制して膜形成の安定化を図るため、および、ステージ40の過熱を防止するためである。
以上のように本実施形態によれば、原料となる金属化合物をキャリアガス中で超音波振動により霧化してエアロゾルを発生させ、さらにこのエアロゾルを加熱してから基板Bに吹き付けることにより、均一で品質の良い膜を得ることができる。また、このような方法および装置によれば、大気中で膜形成を行なうことができるから、真空チャンバ等を設けることなく成膜を行なうことができる。このため、製造設備のライン化が容易となり、製造効率を向上することができる。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態を図5および図6を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態の成膜装置50は、第1実施形態と同様の構成の超音波霧化装置10を備えており、この超音波霧化装置10には、加熱塔51(本発明のエアロゾル加熱部およびノズル部に該当する)が接続されている(図5参照)。加熱塔51は、エアロゾルを加熱しつつ被処理材(シリコンウエハW)に向かって噴出するスリット部52(本発明の第1のヒータ部およびノズル部に該当する)を備えている。
スリット部52は、例えばステンレスにより矩形厚板状に形成されたヒータブロック53を厚み方向に2枚重ね合わせたものである。各ヒータブロック53の側面からは通電用のリード部54が延出されて電源(図示せず)に接続されるようになっている。
一対のヒータブロック53において互いに対向する面には、幅方向中央からそれよりもやや外側の領域にかけて凹部が形成されている。この凹部はヒータブロック53の板面側および上下の端面側に開放されており、両ヒータブロック53が重ね合わせられた際に2つの凹部が合わさって形成される空間は、断面矩形状をなすとともに上下方向に貫通するエアロゾル流路55とされている。
このエアロゾル流路55において短辺方向(ヒータブロック53の厚さ方向に沿う方向)の幅は約3mmと、両ヒータブロック53からの熱が充分かつ均一にエアロゾル流路55内のエアロゾルに伝わる程度に狭くされている。一方、長辺方向の幅は、被処理材の幅(シリコンウエハW等のように円形である場合には、直径)と等しいかそれよりも僅かに大きな幅とされている(図6参照)。
スリット部52の上面には、エアロゾル流路55と連通してエアロゾルをこのエアロゾル流路55に導く連結部56が接続されている。この連結部56は全体として上下方向に貫通する筒状に形成されるとともに、その上側の開口部56Aは円筒状をなし、下側の開口部56Bはエアロゾル流路55の上側の開口とほぼ同形のスリット状をなしている。上側の開口部56Aは、切り替え弁32を介してエアロゾル発生槽11から延びるエアロゾル供給管15、およびキャリアガスのガスボンベ13から延びるガス管14に接続されている。また、下側の開口部56Bは、開口縁から外側に張り出すフランジ57を備えており、このフランジ57をスリット部52の上面にねじ止めすることでスリット部52に固定される。
スリット部52の下方には、シリコンウエハWをその上面に載置可能なステージ58が設けられている。このステージ58は、図示しない駆動機構によってシリコンウエハWの面に沿った1方向(X方向)に移動可能とされたXテーブルであること以外は、第1実施形態のステージ40と同様の構成である。
この成膜装置50を使用して膜を形成するには、まず、第1実施形態と同様にして、超音波霧化装置10によりエアロゾルを発生させる。
次に、切り替え弁32を操作して加熱塔51とエアロゾル供給管15とを接続すると、発生したエアロゾルは、エアロゾル供給管15、および連結部56を通ってスリット部52に送られる。スリット部52に進入したエアロゾルはのエアロゾル流路55を下っていく間に、ヒータブロック53によって暖められる(加熱工程)。これにより、第1実施形態と同様に、エアロゾルの液滴に含まれる溶媒がある程度蒸発して液滴がさらに微粒化する。加熱条件は第1実施形態と同様で良い。
エアロゾル流路55を通過したエアロゾルは、下端側の吐出口55AからシリコンウエハWに吹き付けられる(膜形成工程)。吹き付けは、ステージ58を駆動機構により吐出口55Aの短辺方向に沿う方向(図5、図6の矢印方向)に駆動して、シリコンウエハWに対する吐出口55Aの相対位置を少しずつずらしながら板面方向に沿って走査させることによって行なわれる。このとき、ステージ58に内蔵されている加熱コイル41によりシリコンウエハWを加熱する。加熱温度・吐出口55AとシリコンウエハWとの距離・エアロゾルの流速等の成膜条件は第1実施形態と同様で良い。これにより、シリコンウエハWの全面に渡って膜が形成される。
このように、本実施形態においても、第1実施形態と同様に原料となる金属化合物をキャリアガス中で超音波振動により霧化してエアロゾルを発生させ、さらにこのエアロゾルを加熱してからシリコンウエハWに吹き付けることにより、均一で品質の良い膜を得ることができる。また、このような方法および装置によれば、大気中で膜形成を行なうことができるから、真空チャンバ等を設けることなく成膜を行なうことができる。このため、製造設備のライン化が容易となり、製造効率を向上することができる。
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
上記実施形態では、加熱塔20の上端付近からエアロゾルをエアロゾル流路30に供給し、加熱塔20の下端面に設けられたノズル33からエアロゾルを下方に向かって噴出させていたが、逆に、加熱塔20の下端付近からエアロゾルをエアロゾル流路30に供給し、加熱塔20の上端面に設けられたノズル33からエアロゾルを上方に向かって噴出させてもよい。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態を、図7〜図10を参照しつつ説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、まず、上述の第2実施形態で説明した成膜装置50を用いて、Pt/Ta/SiO2/Siウェーハ(φ3インチ)上に、STO(SrTiO)の単層膜の成膜を行った。成膜用の原料液Sとしては、豊島製作所(株)製のトルエン系STO用溶液(濃度0.2mol/kg)を使用した。
成膜の手順としては、まず、原料液Sをエアロゾル発生槽11の内部に投入した。つぎに、Pt/Ta/SiO2/Siウェーハをステージ58上に載置した。そして、バルブ16を開いてガスボンベ13からキャリアガスを導入しつつ超音波振動子12によって原料液Sに超音波振動を与えて、キャリアガス中に原料液Sの液滴が分散したエアロゾルを発生させた(霧化工程)。超音波振動子12としては、本多電子(株)製の超音波霧化ユニット(f=2.4MHz)を使用した。キャリアガスとしては、空気を使用した。キャリアガスの速度は、10L/minに設定した。
スリット部52によるエアロゾルの加熱温度(加熱工程における加熱温度)は、100℃以上400℃以下に設定した。ステージ58上に載置されたPt/Ta/SiO2/Siウェーハの加熱温度(膜形成工程における加熱温度)は、450℃以上550℃以下に設定した。Pt/Ta/SiO2/Siウェーハの表面にエアロゾルを吹き付けて薄膜を形成する時間は、5分以上30分以下に設定した。なお、薄膜の形成は大気中で行った。
得られたSTO単層膜を用いて、Pt/STO/Pt薄膜コンデンサを作製した。Pt薄膜の形成には、簡易DCスパッタ装置を使用した。得られたPt/STO/Pt薄膜コンデンサについて、SEMによる組織観察を行うとともに、静電容量、tanδ、及びV−I特性をそれぞれ測定した。測定結果を図7及び図8に示す。
次に、アルミナ多結晶セラミックス基板上に、10層のSTO/Pt薄膜積層コンデンサを作製した。STO薄膜の成膜条件は、上記のSTO単層膜と同じ条件で行った。得られた10層のSTO/Pt積層薄膜コンデンサについて、SEMによる組織観察を行うとともに、静電容量、tanδ、及びV−I特性をそれぞれ測定した。測定結果を図7及び図8に示す。また、図9には、SEMによるSTO/Pt薄膜積層コンデンサの断面写真を示す。
次に、アルミナ多結晶セラミックス基板上に、5層のBST55/Pt薄膜積層コンデンサを作製した。BSTとは、( Ba0.5Sr0.5)TiOのことである。BST薄膜の原料液Sとしては、豊島製作所(株)製のトルエン系BST用溶液(濃度0.2mol/kg)を使用した。BST薄膜の成膜条件は、上述のSTO単層膜と同じ条件で行った。得られた5層のBST55/Pt薄膜積層コンデンサについて、積層数毎の静電容量を測定した。測定結果を図10に示す。
SEMによる観察結果より、Pt/STO/Pt薄膜コンデンサの厚みは250nm以上480nm以下であることが判明した。
また、Pt/STO/Pt薄膜コンデンサの比誘電率は約20以上40以下であり、単位面積あたりの静電容量が約40nF/cm以上180nF/cm以下、tanδが約1%(周波数1kHz時)、リーク電流が約10−8A/cm以上10−6A/cm以下であることが判明した(図7及び図8参照)。
これに対し、10層のSTO/Pt薄膜積層コンデンサの厚みは全体で約3.6μmであり、このうちSTO薄膜の厚みは一層あたり約160nmであり、Pt薄膜の厚みは一層あたり約120nmであることが判明した(図9参照)。
また、STO/Pt薄膜積層コンデンサの静電容量は、周波数1kHz〜100kHzではほとんど変化がないが、周波数500kHz〜1MHzでは急激に低下することが判明した。STO/Pt薄膜積層コンデンサのtanδは、周波数1kHz〜100kHzでは0.1%未満であり、ほとんど変化がないが、周波数500kHz〜1MHzでは急激に上昇することが判明した(図7参照)。これらの原因は必ずしも明らかではないが、おそらく電極抵抗の影響であると考えられる。
また、STO/Pt薄膜積層コンデンサのリーク電流は、Pt/STO/Pt薄膜コンデンサとほぼ同程度の約10−8A/cm以上10−6A/cm以下であることが判明した(図8参照)。
5層のBST55/Pt薄膜積層コンデンサは、STO/Pt薄膜積層コンデンサとほぼ同程度の誘電性能を示すことが確認された。また、5層までの静電容量密度が約800nF/cmであり(図10参照)、これは9層までのSTO/Pt薄膜積層コンデンサとほぼ同程度の容量であった。
以上の結果より、本発明の成膜装置50によって作製されたSTO/Pt薄膜積層コンデンサは、積層数の増加に比例して静電容量が増加する一方で、リーク電流が単層膜とほぼ同程度であり、構造的に極めて安定性が高いことが実証された。これは、極めて薄く均一なSTO薄膜が形成されたことを示唆するものである。
また、本発明の成膜装置50は、STO薄膜以外にも、BST55薄膜など、その他の金属酸化物の薄膜形成に適用できることが実証された。
<第4実施形態>
以下、本発明の第4実施形態を、図11及び図12を参照しつつ説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、まず、上述の第2実施形態で説明した成膜装置50を用いて、ガラス基板(50mm×50mm)上に、ITO(SnドープIn)薄膜の成膜を行った。成膜用の原料液Sとしては、豊島製作所(株)製のITO溶液(濃度0.1mol/kg)を使用した。
成膜の手順としては、まず、原料液Sをエアロゾル発生槽11の内部に投入した。つぎに、ガラス基板をステージ58上に載置した。そして、バルブ16を開いてガスボンベ13からキャリアガスを導入しつつ超音波振動子12によって原料液Sに超音波振動を与えて、キャリアガス中に原料液Sの液滴が分散したエアロゾルを発生させた(霧化工程)。超音波振動子12としては、本多電子(株)製の超音波霧化ユニット(f=2.4MHz)を使用した。キャリアガスとしては、空気を使用した。キャリアガスの速度は、20L/minに設定した。
スリット部52によるエアロゾルの加熱温度(加熱工程における加熱温度)は、100℃以上400℃以下に設定した。ステージ58上に載置されたガラス基板の加熱温度(膜形成工程における加熱温度)は、550℃以上600℃以下に設定した。ガラス基板の表面にエアロゾルを吹き付けて薄膜を形成する時間は、5分以上30分以下に設定した。なお、薄膜の形成は大気中で行った。
得られたITO薄膜について、SEMによる組織観察を行うとともに、抵抗率及び透過率を測定した。測定結果を図11及び図12に示す。
SEMによる観察結果により、成膜装置50によって得られたITO薄膜の厚みは、90nm以上450nm以下であることが判明した(図11参照)。
ITO薄膜の抵抗率は、4.5×10−4Ω・cm以上2.0×10−3Ω・cm以下であることが判明した。
また、ITO薄膜を気圧10−3Paのチャンバー内で350℃、1時間の加熱処理をすることにより、1.5×10−4Ω・cm以上3.1×10−4Ω・cm以下の抵抗率となることが判明した。
また、図12に示すように、成膜装置50によって得られたITO薄膜の透過率は、可視領域で概ね80%以上であり、良好な透過特性を有していることを確認することができた。
第1実施形態の成膜装置の全体外略図である。 加熱塔の側断面図である。 加熱塔の分解側断面図である。 基板を載置したステージの上面図である。 第2実施形態の成膜装置における加熱塔およびステージの斜視図である。 シリコンウエハを載置したステージの上面図である。 単層のPt/STO/Pt薄膜コンデンサ、及び、STO/Pt薄膜積層コンデンサの静電容量密度及びtanδを示すグラフである。 単層のPt/STO/Pt薄膜コンデンサ、及び、STO/Pt薄膜積層コンデンサのV−I特性の測定結果を示すグラフである。 STO/Pt薄膜積層コンデンサのSEMによる断面写真である。 5層のBST55/Pt薄膜積層コンデンサについて、積層数毎の静電容量密度を測定した結果を示すグラフである。 ITO薄膜のSEMによる断面写真である。 ITO薄膜の透過率の測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1…成膜装置
10…超音波霧化装置(エアロゾル発生部)
11…エアロゾル発生槽(容器)
12…超音波振動子
13…ガスボンベ(ガス供給部)
20…加熱塔(エアロゾル加熱部)
24…カートリッジヒータ(第1のヒータ部)
30…エアロゾル流路
33…ノズル(ノズル部)
40…ステージ(保持部)
41…加熱コイル(第2のヒータ部)
B…基板(被処理材)
S…原料液
W…シリコンウエハ(被処理材)

Claims (4)

  1. 被処理材上に金属酸化物の薄膜を形成する方法であって、
    前記金属酸化物の原料となる金属を含む金属化合物を溶媒に溶解した原料液をキャリアガス中で超音波振動により霧化してエアロゾルを発生させる霧化工程と、
    前記エアロゾルを前記金属化合物が分解・酸化反応する温度よりも低い温度であってかつ前記エアロゾルの溶媒が蒸発してその液滴が微細化する温度に加熱する加熱工程と、
    前記被処理材を前記金属化合物が分解・酸化反応可能な温度に加熱しつつこの被処理材に前記加熱工程で液滴が微細化したエアロゾルを吹き付けて前記薄膜を形成する膜形成工程と、を経る成膜方法。
  2. 被処理材上に金属酸化物の薄膜を形成する成膜装置であって、
    前記金属酸化物の原料となる金属を含む金属化合物の原料液を貯留可能な容器と、前記容器に設けられて前記金属化合物の原料液に超音波振動を印加する超音波振動子と、前記容器中にキャリアガスを供給するガス供給部とが設けられたエアロゾル発生部と、
    前記容器に接続されるとともに前記エアロゾル発生部で発生したエアロゾルが通過可能なエアロゾル流路と、このエアロゾル流路を前記エアロゾルを前記金属化合物が分解・酸化反応する温度よりも低い温度であってかつ前記エアロゾルの溶媒が蒸発してその液滴が微細化する温度に加熱する第1のヒータ部とが設けられたエアロゾル加熱部と、
    前記エアロゾル加熱部で加熱されて液滴が微細化した前記エアロゾルを前記被処理材に吹き付けるノズル部と、
    前記被処理材を前記金属化合物が分解・酸化反応可能な温度に加熱する第2のヒータ部を備えてこの被処理材を保持する保持部と、を備える成膜装置。
  3. 前記エアロゾル流路が前記第1のヒータ部の表面から10mm以内に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の成膜装置。
  4. 前記ノズルの開口が前記被処理材の表面から5〜50mmの範囲内に設定されているとともに、前記エアロゾルが流速0.5〜2.0リットル/secの範囲内で前記ノズルの開口から前記被処理材に吹き付けられるように設定されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の成膜装置。
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