JP4841263B2 - 蛍光増白剤水性液状組成物及びそれを用いた蛍光増白方法 - Google Patents

蛍光増白剤水性液状組成物及びそれを用いた蛍光増白方法 Download PDF

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Description

本発明は蛍光増白剤の水性液状組成物およびそれを用いた蛍光増白方法に関する。更に詳細には、ビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤とポリビニルアルコール系樹脂を含有する蛍光増白剤水性液状組成物およびそれを用いた蛍光増白方法に関する。
一般に紙を蛍光増白する方法としては蛍光増白剤をパルプの離解時、または叩解時に添加する内添法と、パルプスラリーを抄紙しシート状にした後その表面に蛍光増白剤を含む塗工液を塗工(塗布)する外添法(表面塗工法)の2通りがある。外添法は普通紙とくに上質紙、中質紙の商品価値(印刷適性の向上他)を高める目的で塗布される仕上げ剤に蛍光増白剤を含有せしめ表面加工と同時に蛍光増白の効果を得るものであり、外添法には、サイズプレス工程でサイズプレス液とともに紙に含浸(塗工)される方法とコート紙のピグメントコーティングカラーに添加する方法がある。
しかしながらこれらの方法において、例えば、再生故紙の利用による原紙自体の白色度の低下、コート紙における低白色度顔料の使用、表面塗工における接着剤として用いられる変性澱粉等の薬剤削減等の理由により十分な白度(蛍光増白効果)が得られない場合が多い。
ビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤を含有する水性液状組成物は、紙用の蛍光増白剤として多用されている。例えば、特許文献1には、ビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤とε−カプロラクタムを含有する高白度塗工紙が開示されている。特許文献2には、ビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤とポリエチレングリコールを併用したコーテッドペーパーが開示されている。
しかしながら、ビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤を含有する水性液状組成物は、その蛍光増白効果を高める為に、塗工の際に使用量を増していった場合、ある量を超すと黄変化するいわゆるクエンチング現象(黄変化現象)が生じ、それ以上使用量を増すと逆に増白効果が低減してしまう現象が現れる。
特開平3−294598号公報 特開昭60−134096号公報
ビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤を用いた紙の表面塗工法による蛍光増白においてクエンチング現象を起こすことなく、また紙の質、塗工方法に左右されることなく高白度の紙を得る方法の開発が望まれている。
本発明者らは前記したような問題点を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったものである。
すなわち本発明は、下記式(1)
Figure 0004841263

(式(1)中、XおよびYはそれぞれ独立に、モノもしくはジC1−5アルキルアミノ基、モノもしくはジC1−8アルカノールアミノ基、モルホリノ基、スルホエチルアミノ基、アミノ基、置換もしくは無置換のアニリノ基、置換もしくは無置換のフェノキシ基、またはC1−5アルコキシ基をそれぞれ表す)で表される蛍光増白剤またはその塩およびポリビニルアルコール系樹脂を含有することを特徴とする蛍光増白剤水性液状組成物に関する。
上記蛍光増白剤水性液状組成物は、式(1)で表される蛍光増白剤またはその塩を5〜60重量%含有するのが好ましい。
上記蛍光増白剤水性液状組成物において、ポリビニルアルコール系樹脂は、重合度が100〜2000、鹸化度が70〜100mol%の未変性もしくは変性ポリビニルアルコールであるのが好ましく、更に変性ポリビニルアルコールとしては、アニオン性官能基もしくはノニオン性官能基を有する変性ポリビニルアルコールが挙げられる。
上記蛍光増白剤水性液状組成物は、ポリビニルアルコール系樹脂を2〜20重量%含有するのが好ましい。
更に本発明は、上記蛍光増白剤水性液状組成物を用いるセルロース系材料の蛍光増白方法に関する。
上記蛍光増白方法においては、内添法または外添法により蛍光増白するのが好ましい。
式(1)で表されるビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤を含有する蛍光増白剤水性液状組成物に、ポリビニルアルコール系樹脂(以下、PVA系樹脂と略記する)を添加することで蛍光増白剤を用いた紙の表面塗工法による蛍光増白においてクエンチング現象を起こしにくくなり、また紙の質、塗工方法に左右されることなく蛍光増白された高白度の紙を得ることが出来る。
以下に本発明を詳細に説明する。
上記式(1)で示されるビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤において、置換基XおよびYはそれぞれ独立に、モノもしくはジC1−5アルキルアミノ基、モノもしくはジC1−8アルカノールアミノ基、モルホリノ基、スルホエチルアミノ基、アミノ基、置換もしくは無置換のアニリノ基、置換もしくは無置換のフェノキシ基、またはC1−5アルコキシ基をそれぞれ表す。
モノもしくはジC1−5アルキルアミノ基の具体例としては、例えば、n−プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、イソブチルアミノ、t−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、1−メチルブチルアミノ、2−メチルブチルアミノ、3−メチルブチルアミノ、1−エチルプロピルアミノなどのモノC1−5アルキルアミノ基;ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジn−プロピルアミノ、ジイソプロピルアミノ、ジn−ブチルアミノなどのジC1−5アルキルアミノ基が挙げられる。また、例えば、メチルエチルアミノのように、異なる2つのアルキル基が1つのアミノ基に対して置換した、ジC1−5アルキルアミノ基でもよい。これらの具体例としては、例えば、メチル(n−プロピル)アミノ、メチル(イソプロピル)アミノ、メチル(n−ブチル)アミノ、メチル(sec−ブチル)アミノ、メチル(イソブチル)アミノ、メチル(t−ブチル)アミノ、エチル(n−プロピル)アミノ、メチル(イソプロピル)アミノなどが挙げられる。
モノもしくはジC1−5アルキルアミノ基の好ましいものとしては、ジメチルアミノおよびジエチルアミノが挙げられる。
モノもしくはジC1−8アルカノールアミノ基の具体例としては、例えば、モノエタノールアミノ、モノn−プロパノールアミノ、モノ2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアミノ、モノ2−ヒドロキシ−n−プロピルアミノなどのモノC1−8アルカノールアミノ基;ジエタノールアミノ、ジn−プロパノールアミノ、ジ2−ヒドロキシ−1−メチルエチルアミノ、ジ2−ヒドロキシ−n−プロピルアミノ、ジn−ブタノールアミノ、ジ2−ヒドロキシ−n−ブチルアミノ、ジ3−ヒドロキシ−n−ブチルアミノ、ジ3−ヒドロキシ−1−メチルプロピルアミノ、ジ3−ヒドロキシ−2−メチルプロピルアミノ、ジ3−ヒドロキシ−3−メチルプロピルアミノ、ジ2−ヒドロキシ−1−メチルプロピルアミノ、ジ2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルアミノ、ジ2−ヒドロキシ−1−メチルプロピルアミノ、(ジ)1−ヒドロキシメチル−n−プロピルアミノなどのジC1−8アルカノールアミノ基が挙げられる。また上記アルキルアミノ基の場合と同様に異なる2つのアルカノール基が1つのアミノ基に対して置換したものでもよい。これらの具体例としては、例えば、エタノール(n−プロパノール)アミノ、エタノール(2−ヒドロキシ−n−プロピル)アミノなどが挙げられる。
置換もしくは無置換のアニリノ基の置換基としては、例えば、スルホン酸(−SOH)、カルボン酸(−COOH)、リン酸(−P(O)(OH))が挙げられ、置換基の数は1〜3個が好ましい。好ましい置換もしくは無置換のアニリノ基としては、2,5−ジスルホアニリノおよび4−スルホアニリノが挙げられる。
置換もしくは無置換のフェノキシ基の置換基としては、上記モノもしくはジC1−5アルキルアミノ基におけるアルキル基の部分または上記モノもしくはジC1−8アルカノールアミノ基におけるアルカノール部分が好ましい。置換もしくは無置換のフェノキシ基の好ましいものは無置換のフェノキシである。
C1−5アルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、sec−ブトキシ、n−ペントキシなどが挙げられる。
XおよびYの組み合わせとして好ましいものは、Xが2,5−ジスルホアニリノの場合に、Yがジエタノールアミノ、ジ2−ヒドロキシ−n−プロピルアミノ、フェノキシまたはジエチルアミノの組み合わせ、またはXが4−スルホアニリノの場合に、Yがジエタノールアミノ、ジ2−ヒドロキシ−n−プロピルアミノ、フェノキシまたはジエチルアミノの組み合わせ、またはXがメトキシの場合に、Yがジエタノールアミノ、ジ2−ヒドロキシ−n−プロピルアミノ、フェノキシまたはジエチルアミノの組み合わせである。
式(1)で表される化合物は、分子内に存在するスルホン酸、カルボン酸、リン酸などの塩の形態として用いることも可能である。この場合、好ましい塩としては、例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、有機アミンのカチオンまたはアンモニウムイオンとの塩などが挙げられる。アルカリ金属の具体例としては、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、セシウムなどが挙げられ、ナトリウム、カリウムのカチオンが好ましい。アルカリ土類金属としては、例えば、マグネシウム、カルシウム、バリウムなどが挙げられる。有機アミンとしては、トリアルキルアミンやトリアルカノールアミンが好ましい。これらの具体例としては、例えば、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン、トリ−n−プロパノールアミンなどが挙げられる。
これらの塩の内、特に好ましいものはナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン、アンモニアのカチオンとの間で形成される塩である。
式(1)で表されるビストリアジニルアミノスチルベン系の蛍光増白剤またはその塩は、特開平10−81672号公報などに記載の公知の方法によって容易に合成することができる。
本発明で用いるPVA系樹脂とは、具体的には、例えば、ポリ酢酸ビニルを鹸化して得られるものである。更には酢酸ビニルを主成分としてこれと共重合可能な単量体、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸類あるいはその塩、モノもしくはジアルキルエステル等、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のニトリル類、アクリルアミド、メタアクリルアミド等のアミド類、エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸等のオレフィンスルホン酸あるいはその塩、エチレン、プロピレン、イソプチレン、α−オクテン、α−ドデセン、α−オクタデセン等のオレフィン類、アルキルビニルエーテル類、ビニルケトン、N−ビニルピロリドン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、オキシアルキレン類等を併用した共重合体鹸化物、およびこれらの樹脂をグラフト変性した樹脂も含まれる。グラフト変性については、鹸化後に後反応させた樹脂も含まれる。
なかでも、未変性PVAや、カルボン酸、スルホン酸などのアニオン性官能基、オキシアルキレン、アセトアセチル、ジアセトンアクリルアミド、チオールなどのノニオン性官能基を有する変性PVAが好ましく用いられる。
PVA系樹脂の鹸化度、重合度はJIS−K−6726に記載された方法に準拠して、測定される。本発明にて使用されるPVA系樹脂としては、特に限定されるものではないが、重合度としては、100〜2000が好ましく、更には150〜1000が、特には200〜800が好ましく用いられる。重合度が低すぎるとPVA系樹脂の生産性が低下し、高すぎると本発明の蛍光増白剤水性液状組成物の粘性が高くなりすぎるため、好ましくない。
鹸化度としては、70〜100mol%が好ましく、更には85〜99.9mol%が、特には90〜99.7mol%が好ましく用いられる。鹸化度が低すぎると、増白効果が低下する傾向にあり、逆に高すぎると、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物の粘性が高くなりすぎるため、好ましくない。
重合度が100〜2000であり、かつ鹸化度が70〜100mol%であるPVA系樹脂の具体例としては、日本合成化学工業株式会社製:商品名ゴーセノール NL−05、ゴーセノール N−300、ゴーセラン CKS−50、ゴーセファイマー Z−100、ゴーセノール GL−05などが挙げられ、これらは市場より入手が可能である。
本発明の蛍光増白剤水性液状組成物は、式(1)で表される蛍光増白剤またはその塩およびPVA系樹脂を含有するものであり、例えば、式(1)で表される蛍光増白剤またはその塩とPVA系樹脂とを混合し、これに水を加えることによて調製することができる。
本発明の蛍光増白剤水性液状組成物は、式(1)の化合物またはその塩を5〜60重量%含有するのが好ましく、特に5〜40重量%含有するのが好ましい。また、PVA系樹脂を2〜20重量%含有するのが好ましく、特に5〜15重量%含有するのが好ましい。
本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を調製する際には、通常に使用されるモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンのようなアルカノールアミン類、尿素、ジエチレングリコール、ポリエチレングルコール等のグリコール類のような添加剤を加えてもよい。これらの添加剤は、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物が通常5〜15重量%を含有する量で添加される。
本発明の蛍光増白剤水性液状組成物はセルロース系材料の染色に適している。紙、パルプの着色法としては、パルプの叩解後、抄紙されるまでの工程で蛍光増白剤を添加して着色する内添法と、抄紙後のサイズプレス工程でサイズプレス液に蛍光増白剤を添加する外添法に大別されるが、その他紙の表面に蛍光増白剤、無機白色顔料、バインダー等から調整された塗工液をオーバーコーティングする方法等もある。本発明の蛍光増白剤水性液状組成物はいずれの方法にも適用可能であるが、例えばピグメントコート法などに用いた場合には特に蛍光増白効果が発揮される。
内添法においては、まずパルプをパルパー、リファイナー等によって所定の叩解度に叩解してパルプスラリーとなし、これに温度10〜40℃において通常0.01〜4.0%相当(乾燥紙重量あたり純分量)の本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を添加し、更に通常のサイズ剤、硫酸バンド、紙力増強剤、固着剤等を必要に応じて添加した後、常法により抄紙工程、乾燥工程を経て、蛍光増白された着色紙を得る。
外添法のサイズプレスにおいては、まずパルプをパルパー、リファイナー等によって所定の叩解度に叩解してパルプスラリーとなし、通常の填料、サイズ剤、硫酸バンド、定着剤等を適宜添加したあと常法により抄紙を行う。その後、シリンダードライヤーで乾燥を行う工程において多数(通常20〜60本)配置されたシリンダードライヤーの中間部に配置されたサイズプレス機により、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を含有したサイズプレス塗工液を塗工し、以下乾燥することによって蛍光増白された紙が得られる。前述におけるサイズプレス塗工液は本発明の蛍光増白剤水性液状組成物と澱粉、PVA、CMC(カルボキシメチルセルロース)、表面サイズ剤、水等を適宜混合して調製されるものであり、サイズプレス塗工液中の本発明の蛍光増白剤水性液状組成物の含有量は通常0.01〜6.0%(純分量)であり、サイズプレス塗工液の塗工量は通上乾燥抄造紙あたりの乾燥重量で0.5〜3g/mである。
外添法のオーバーコーティングにおいては、まずパルプをパルパー、リファイナー等によって所定の叩解度に叩解してパルプスラリーとなし、通常の填料、サイズ剤、硫酸バンド、定着剤等を適宜添加したあと常法により抄紙を行う。作成された紙の表面に通常白色無機顔料100部に対して接着剤5〜30部、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物0.05〜10部、分散剤0.1〜0.5部からなる混合物中の固形物(白色無機顔料、接着剤および分散剤を示す)が40〜70重量%となるように水を加えてコート液(塗工液)を調製し、これをコーターやゲートロールにて、乾燥重量換算で5〜40g/m2になるように塗工し通常90〜130℃で、例えば熱風乾燥機で乾燥して蛍光増白された紙を得る。この場合、コート液に所望によりポリアミド−尿素系樹脂、メラミン系樹脂の耐水化剤、防腐剤、消泡剤を加えることができる。接着剤としては通常変性澱粉(酸化澱粉、リン酸エステル化澱粉、酵素変性澱粉等が例示される)とスチレン−ブタジエン共重合物との混合物(例えば重量比で変性澱粉、スチレン−ブタジエン共重合物=1〜6:4〜9部の混合物)が使用されるのが好ましい。白色無機顔料としてはクレー、カオリン、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム等が例示されこれらは併用して用いてもよい。更に分散剤としてはアクリル系重合物、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム等が常法により使用される。
以上のようにして蛍光増白された紙はクエンチング現象を起こさず、また紙質やサイズプレス液、コート液の組成変化の影響を受け難く優れた白度を示す。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実施例で使用した式(1)で表される各化合物は、そのナトリウム塩を使用した。
本実施例においてステキヒトサイズ度はJIS P8122に従い測定した。本試験法の詳細は日本工業標準調査会のホームページ上で閲覧することが可能である。
実施例1
下記式(2)の化合物(式(1)において、Xが2,5−ジスルホアニリノ、Yがジイソプロパノールアミノの化合物)を公知の合成方法で製造し、通常の酸塩析にてプレスケーキを得た。得られたプレスケーキ29部(重量比)にPVA(日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール NL−05」、鹸化度99mol%、重合度500)10部(重量比)を加えた後、さらに水を加えて100部(重量比)となるように調整し、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
Figure 0004841263
実施例2
実施例1のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール N−300」、鹸化度99mol%、重合度1800、10部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例3
実施例1のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセラン CKS−50」、鹸化度99mol%、重合度250、5部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。なお「ゴーセラン CKS−50」はスルホン酸変性PVAである。
実施例4
実施例1のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセファイマー Z−100」、鹸化度99mol%、重合度500、10部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。なお、「ゴーセファイマー Z−100」はアセトアセチル基変性PVAである。
比較例1
実施例1のPVAを添加しない以外は実施例1と同様にして蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例5
下記式(3)の化合物(式(1)においてXが2,5−ジスルホアニリノ、Yがジエタノールアミノの化合物)を公知の合成方法で製造し、通常の酸塩析にてプレスケーキを得た。得られたプレスケーキ34部(重量比)にPVA(日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール NL−05」、鹸化度99mol%、重合度500)10部(重量比)と尿素20部を加えた後、さらに水を加えて100部(重量比)となるように調整し、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
Figure 0004841263
実施例6
実施例5のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセラン CKS−50」、鹸化度99mol%、重合度250、5部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例7
実施例5のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール GL−05」、鹸化度88mol%、重合度500、10部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
比較例2
実施例5のPVAを添加しない以外は実施例5と同様にして蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例8
下記式(4)の化合物(式(1)において、Xが4−スルホアニリノ、Yがジエタノールアミノの化合物)を公知の合成方法で製造し、通常の酸塩析にてプレスケーキを得た。得られたプレスケーキ53部(重量比)にPVA(日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール NL−05」、鹸化度99mol%、重合度500)10部(重量比)と尿素10部を加えた後、さらに水を加えて100部(重量比)となるように調整し、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
Figure 0004841263
実施例9
実施例8のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセラン CKS−50」、鹸化度99mol%、重合度250、5部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
比較例3
実施例8のPVAを添加しない以外は実施例8と同様にして蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例10
下記式(5)の化合物(式(1)において、Xが2,5−ジスルホアニリノ、Yがフェノキシ基の化合物)を公知の合成方法で製造し、通常の酸塩析にてプレスケーキを得た。得られたプレスケーキ51部(重量比)にPVA(日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール NL−05」、鹸化度99mol%、重合度500)10部(重量比)とトリエタノールアミン10部を加えた後、さらに水を加えて100部(重量比)となるように調整し、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
Figure 0004841263
実施例11
実施例10のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセラン CKS−50」、鹸化度99mol%、重合度250、5部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
比較例4
実施例10のPVAを添加しない以外は実施例10と同様にして蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例12
下記式(6)の化合物(式(1)において、Xが2,5−ジスルホアニリノ、Yがジエチルアミノの化合物)を公知の合成方法で製造し、通常の酸塩析にてプレスケーキを得た。得られたプレスケーキ41部(重量比)にPVA(日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール NL−05」、鹸化度99mol%、重合度500)10部(重量比)と尿素10部を加えた後、さらに水を加えて100部(重量比)となるように調整し、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
Figure 0004841263
実施例13
実施例12のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセラン CKS−50」、鹸化度99mol%、重合度250、5部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
比較例5
実施例12のPVAを添加しない以外は実施例12と同様にして蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例14
下記式(7)の化合物(式(1)において、Xがメトキシ、Yがジエタノールアミノの化合物)を公知の合成方法で製造し、通常の酸塩析にてプレスケーキを得た。得られたプレスケーキ59部(重量比)にPVA(日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセノール NL−05」、鹸化度99mol%、重合度500)10部(重量比)と尿素10部を加えた後、さらに水を加えて100部(重量比)となるように調整し、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
Figure 0004841263
実施例15
実施例14のPVAを日本合成化学工業株式会社製 商品名「ゴーセラン CKS−50」、鹸化度99mol%、重合度250、5部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
比較例6
実施例14のPVAを添加しない以外は実施例14と同様にして蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
実施例16
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物を40部にクレー500部、重質炭酸カルシウム500部、アクリル系分散剤(日本化薬株式会社製 Kayacryl Resin C−220N)3部、リン酸エステル化澱粉(日本食品加工株式会社製 MS−4600)50部、ラテックス(旭化成工業株式会社製 スチレン−ブタジエン系L−1622)120部、耐水化剤(住友化学株式会社製 Sumirez Resin 636)4部からなる混合物について、水を加えて固形物が55%になるように調整したコート液を作製し、上質紙に塗布し、120℃で乾燥して蛍光増白された紙について分光白色度測色計(スガ試験機(株)製 SC−10W)を用いて測色した結果を表1に示す。白色度は、JIS P 8148に準じて求めた。
実施例17−30
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物の代わりに、それぞれ実施例2−15で得られた蛍光増白剤水性液状組成物を用いる以外は実施例16と同様にして蛍光増白された紙を作製し、分光白色度測色計を用いて測色した結果を表1に示す。
比較例7−12
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物の代わりに、それぞれ比較例1−6で得られた蛍光増白剤水性液状組成物を用いる以外は実施例16と同様にして蛍光増白された紙を作製し、分光白色度測色計を用いて測色した結果を表1に示す。白色度は、JIS P 8148に準じて求めた。
比較例13
実施例5のPVAをε−カプロラクタム10部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
比較例14
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物の代わりに比較例13で得られた蛍光増白剤水性液状組成物を用いる以外は実施例16と同様にして蛍光増白された紙を作製し、分光白色度測色計を用いて測色した結果を表1に示す。
比較例15
実施例8のPVAをε−カプロラクタム10部(重量比)に変更した蛍光増白剤水性液状組成物を調製した。
比較例16
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物の代わりに比較例15で得られた蛍光増白剤水性液状組成物10部を用いる以外は実施例16と同様にして蛍光増白された紙を作製し、分光白色度測色計を用いて測色した結果を表1に示す。白色度は、JIS P 8148に準じて求めた。
表1 蛍光増白された紙の白色度
実施例および 用いた蛍光増白剤 白色度
比較例 水性液状組成物
実施例16 実施例1 97.9
実施例17 実施例2 97.6
実施例18 実施例3 97.5
実施例19 実施例4 97.8
比較例7 比較例1 96.2

実施例20 実施例5 96.7
実施例21 実施例6 96.4
実施例22 実施例7 96.3
比較例8 比較例2 94.9
比較例14 比較例13 95.1

実施例23 実施例8 95.7
実施例24 実施例9 95.4
比較例9 比較例3 94.2
比較例16 比較例15 94.4

実施例25 実施例10 97.3
実施例26 実施例11 97.0
比較例10 比較例4 95.4

実施例27 実施例12 97.7
実施例28 実施例13 97.0
比較例11 比較例5 96.1

実施例29 実施例14 95.0
実施例30 実施例15 94.5
比較例12 比較例6 93.5
表1の結果から明らかなように、式(2)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例16〜19の白色度は97.5〜97.9であり、PVAを使用しない比較例7が同様に96.2であるのに対して1.3〜1.7ポイントも高い白色度を示した。
式(3)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例20〜22の白色度は96.3〜96.7であり、PVAを使用しない比較例8が同様に94.9であるのに対して1.4〜1.8ポイントも高い白色度を示した。さらにPVAの代わりにε−カプロラクタムを使用した比較例14については同様に95.1であり、これに対しても1.2〜1.6ポイントも高い白色度を示し、コート法における本願発明の優位性が示された。
式(4)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例23〜24の白色度は95.4〜95.7であり、PVAを使用しない比較例9が同様に94.2であるのに対して1.2〜1.5ポイントも高い白色度を示した。さらにPVAの代わりにε−カプロラクタムを使用した比較例16については同様に94.4であり、これに対しても1.0〜1.3ポイントも高い白色度を示し、コート法における本願発明の優位性が示された。
式(5)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例25〜26の白色度は97.0〜97.3であり、PVAを使用しない比較例10が同様に95.4であるのに対して1.6〜1.9ポイントも高い白色度を示した。
式(6)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例27〜28の白色度は97.0〜97.7であり、PVAを使用しない比較例11が同様に96.1であるのに対して0.9〜1.6ポイントも高い白色度を示した。
式(7)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例29〜30の白色度は94.5〜95.0であり、PVAを使用しない比較例12が同様に93.5であるのに対して1.0〜1.5ポイントも高い白色度を示した。
以上のように式(1)で示される化合物とPVAを併用した場合には、PVAを用いない場合と比較し最も低い値で0.9ポイント、最も高い値では1.9ポイントもの白色度の増加が見られ、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物の有用性が証明された。
実施例31
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物20部と3%酸化澱粉(日本食品加工株式会社製 MS−3800)976部とからなる水溶液にアニオン系表面サイズ剤(荒川化学工業製 ポリマロン382)4部を加えた液をサイズ塗工液とする。この液をサイズプレス機に送り、ステキヒトサイズ度7秒の弱サイズ紙に塗布し、65℃から70℃で乾燥して蛍光増白された紙について分光白色度測色計(スガ試験機(株)製 SC−10W)を用いて測色した結果を表2に示す。白色度は、JIS P 8148に準じて求めた。
実施例32−45
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物を用いる以外は実施例31と同様にして蛍光増白された紙を作製し、分光白色度測色計を用いて測色した結果を表2に示す。
比較例17−22
実施例1で得られた蛍光増白剤水性液状組成物の代わりに、それぞれ比較例1−6で得られた蛍光増白剤水性液状組成物を用いる以外は実施例31と同様にして蛍光増白された紙を作製し、分光白色度測色計を用いて測色した結果を表2に示す。白色度は、JIS P 8148に準じて求めた。
表2 蛍光増白された紙の白色度
実施例および 用いた蛍光増白剤 白色度
比較例 水性液状組成物
実施例31 実施例1 99.8
実施例32 実施例2 99.6
実施例33 実施例3 99.2
実施例34 実施例4 99.8
比較例17 比較例1 98.0

実施例35 実施例5 98.7
実施例36 実施例6 98.0
実施例37 実施例7 98.4
比較例18 比較例2 97.2

実施例38 実施例8 96.9
実施例39 実施例9 96.5
比較例19 比較例3 95.7

実施例40 実施例10 99.0
実施例41 実施例11 98.7
比較例20 比較例4 97.5

実施例42 実施例12 99.4
実施例43 実施例13 99.0
比較例21 比較例5 97.7

実施例44 実施例14 95.3
実施例45 実施例15 95.0
比較例22 比較例6 94.0
表2の結果から明らかなように、式(2)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例31〜34の白色度は99.2〜99.8であり、PVAを使用しない比較例17が同様に98.0であるのに対して1.2〜1.8ポイントも高い白色度を示した。
式(3)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例35〜37の白色度は98.0〜98.7であり、PVAを使用しない比較例18が同様に97.2であるのに対して0.8〜1.5ポイントも高い白色度を示した。
式(4)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例38〜39の白色度は96.5〜96.9であり、PVAを使用しない比較例19が同様に95.7であるのに対して0.8〜1.2ポイントも高い白色度を示した。
式(5)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例40〜41の白色度は98.7〜99.0であり、PVAを使用しない比較例20が同様に97.5であるのに対して1.2〜1.5ポイントも高い白色度を示した。
式(6)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例42〜43の白色度は99.0〜99.4であり、PVAを使用しない比較例21が同様に97.7であるのに対して1.3〜1.7ポイントも高い白色度を示した。
式(7)の化合物と各種PVAを併用した本発明の実施例44〜45の白色度は95.0〜95.3であり、PVAを使用しない比較例22が同様に94.0であるのに対して1.0〜1.3ポイントも高い白色度を示した。
以上のようにサイズ塗工においても式(1)で示される化合物とPVAを併用した場合には、PVAを用いない場合と比較し最も低い値で0.8ポイント、最も高い値では1.8ポイントもの白色度の増加が見られ、本発明の蛍光増白剤水性液状組成物の有用性が証明された。
本発明の蛍光増白剤水性液状組成物は、高度に蛍光増白された紙(感熱記録紙、離型紙、剥離紙、インクジェット紙、白ボール、一般上質紙、グラビア用紙等の印刷用紙、上・中・下級紙など)を得るのに特に有用である。

Claims (7)

  1. 下記式(2)
    Figure 0004841263

    で表される蛍光増白剤またはその塩およびポリビニルアルコール系樹脂を含有することを特徴とする、紙の表面塗工用に用いるための蛍光増白剤水性液状組成物。
  2. 上記式(2)で表される蛍光増白剤またはその塩を5〜60重量%含有する請求項1に記載の蛍光増白剤水性液状組成物。
  3. ポリビニルアルコール系樹脂が、重合度が100〜2000、鹸化度が70〜100mol%の未変性もしくは変性ポリビニルアルコールである請求項1または2に記載の蛍光増白剤水性液状組成物。
  4. 変性ポリビニルアルコールが、アニオン性官能基もしくはノニオン性官能基を有する変性ポリビニルアルコールである請求項3に記載の蛍光増白剤水性液状組成物。
  5. ポリビニルアルコール系樹脂を2〜20重量%含有する請求項1から4のいずれか一項に記載の蛍光増白剤水性液状組成物。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の蛍光増白剤水性液状組成物を用いるセルロース系材料の蛍光増白方法。
  7. 内添法または外添法により蛍光増白する請求項6に記載の蛍光増白方法。
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