JP4840992B2 - 光電変換装置及びその制御方法並びに撮像装置 - Google Patents

光電変換装置及びその制御方法並びに撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、光電変換装置及びその制御方法並びに撮像装置に関する。
従来、光電変換装置のダイナミックレンジを拡大する方法として、多くの提案がなされている。
特許文献1は、フォトダイオード(以下「PD」という。)に入射した光の対数に応じた信号を出力する技術を開示している。
特許文献2は、PDとフローティングディフュージョン(以下「FD」という。)の両方で光電変換を行うことによって、ダイナミックレンジを拡大する技術を開示している。
特許文献3は、PDで発生した電荷をFDに複数回転送することによって、ダイナミックレンジを拡大する技術を開示している。
光電変換装置では、PDに蓄積された信号電荷が飽和信号量を超えると、ポテンシャル障壁の低いところに漏れ込むことがある。図8にその様子を示す。図8は、上部に各部の断面構造を示し、下部にそのポテンシャル分布を示す。ポテンシャル分布の縦軸は絶縁膜下の半導体基板の表面電位を表す。下部に示すポテンシャル分布の横方向位置は、上部に示す断面構造の横方向位置に対応する。後述する図3及び図9も、同様にして図示される。図8(a)に示すように、PDで発生した信号電荷は、PDの寄生容量に蓄積される。PDの寄生容量に蓄積された信号電荷が飽和信号量を超えると、図8(b)に示すように、転送スイッチTXのポテンシャル障壁を超えてFDに漏れ込む。
特許文献4は、図8に示す現象を利用して、FDに漏れ込んだ信号電荷をPDで発生した信号電荷と足し合わせることによって、ダイナミックレンジを拡大する技術を開示している。
また、近年の光電変換装置では、画素の縮小化のために、画素内に配置されたPDの信号を読み出す回路(信号読み出し回路)を複数のPDで共有して、画素ピッチを狭めることが試みられている。
図7は、信号読み出し回路を共有する2画素の読み出しに関わる回路構成を示す図である。201は信号読み出し回路を共有する2つの画素が配置された画素領域(画素構成)を示す。を示す。PD1、PD2は光を電荷に変換するフォトダイオード(以下「PD」という。)である。TX1、TX2はそれぞれ転送パルスΦTX1、ΦTX2によって駆動され、PD1、PD2で発生した電荷をFDにそれぞれ転送する転送スイッチである。
FDは電荷を一時的に蓄積する蓄積部である。207はソースフォロアとして機能する増幅MOSアンプである。208は垂直選択パルスΦSELによって画素を選択する選択スイッチである。209はリセットパルスΦRESによってFDに蓄積された電荷を除去するリセットスイッチである。FD、増幅MOSアンプ207及び信号読み出し回路に接続された不図示の定電流源によりフローティングディフュージョンアンプ(以下、「FDA」という。)が構成される。選択スイッチ208で選択された画素の信号電荷は、電圧に変換されて、読み出し出力線210を介して図1のCDS回路103に出力される。
PD1、PD2は、転送スイッチTX1、TX2に別々に接続されるが、FD、増幅MOSアンプ207、選択スイッチ208及びリセットスイッチ209で構成される信号読み出し回路を共有する。
特開平11−313257号公報 特開2000−59688号公報 特開2001−177775号公報 特開2003−87665号公報
しかしながら、図7に示す従来の信号読み出し回路を共有する画素構造では、PDで発生した余剰電荷をFDで捕捉してダイナミックレンジを拡大する方法を適用することが、極めて困難である。以下、図9及び図10を用いてその様子を説明する。
図9は、上部に各部の断面構造を示し、下部にそのポテンシャル分布を示す図である。図10は、各部の蓄積電荷量と露光時間との関係を示す図である。図10において、横軸は時間、縦軸は電荷量を示す。図9(a)は図10の時刻t51における画素の状態、図9(b)は図10の時刻t52における画素の状態、図9(c)は図10の時刻t53における画素の状態、図9(d)は図10の時刻t54における画素の状態にそれぞれ対応する。また、図10(a)はPD1の蓄積電荷量と露光時間との関係、図10(b)はPD2の蓄積電荷量と露光時間との関係、図10(c)はFDの蓄積電荷量と露光時間との関係をそれぞれ示す。ここでは、信号読み出し回路を共有する2つのPDのうち、先に読み出すPDをPD1とし、後に読み出すPDをPD2とする。また、PD1がPD2よりも高感度の色フィルタを有する画素であるとする。
時刻t51(図9(a)に対応)では、PD1、PD2及びFDがリセットされ、信号電荷の蓄積が開始される。
時刻t52(図9(b)に対応)では、PD1及びPD2において信号電荷が蓄積される。
時刻t53(図9(c)に対応)では、PD1の蓄積電荷量が飽和電荷量を超えて、余剰電荷がFDに漏れ出している。PD1は、飽和時に、転送スイッチTX1の下のポテンシャルが画素の中で最も低くなっている。
時刻t54(図9(d)に対応)では、PD1及びPD2の両方において蓄積電荷量が飽和電荷量を超えている。PD2は、飽和時に、転送スイッチTX2の下のポテンシャルが画素の中で最も低くなっている。そのため、PD1の飽和電荷量以上の余剰電荷とPD2の飽和電荷以上の余剰電荷とが、共にFDに漏れ出し、FDにはPD1とPD2の信号電荷が混在する。
上述のように、FDを共有する複数の画素からFDに信号電荷の漏れ込みがあると、両画素のPDから漏れ込んだ信号電荷が混入する。そのため、カラーフィルタを規則的に配列した光電変換装置においては、他の色フィルタを有する隣の画素の情報が混入し、本来得るべき信号とは異なる信号を得てしまう。その結果、FDを共通に有する画素構成の撮像装置では、PDで発生した余剰電荷をFDで捕捉してダイナミックレンジを拡大する方法を適用することは極めて困難であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、光電変換素子に蓄積された電荷を一時的に蓄える蓄積部を複数の画素で共有する画素構造において、ダイナミックレンジを拡大することを目的とする。
本発明の第1の側面は、光電変換装置に係り、光を電荷に光電変換する第1の光電変換素子及び第2の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子から転送された電荷を一時的に蓄積する蓄積部と、前記第1の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第1の転送スイッチと、前記第2の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第2の転送スイッチと、前記蓄積部に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子の余剰電荷を排出する電荷排出部と、前記第1の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第1の電荷排出スイッチと、前記第2の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第2の電荷排出スイッチと、を備え、前記第1の電荷排出スイッチ及び前記第2の転送スイッチに第1の電圧が印加され、前記第2の電荷排出スイッチ及び前記第1の転送スイッチに前記第1の電圧とは異なる第2の電圧が印加されることを特徴とする。
本発明の第2の側面は、撮像装置に係り、光学系と、上記の光電変換装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の側面は、光を電荷に光電変換する第1の光電変換素子及び第2の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子から転送された電荷を一時的に蓄積する蓄積部と、前記第1の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第1の転送スイッチと、前記第2の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第2の転送スイッチと、前記蓄積部に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子の余剰電荷を排出する電荷排出部と、前記第1の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第1の電荷排出スイッチと、前記第2の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第2の電荷排出スイッチとを備える光電変換装置を制御する方法に係り、前記第1の電荷排出スイッチ及び前記第2の転送スイッチに第1の電圧を印加し、前記第2の電荷排出スイッチ及び前記第1の転送スイッチに前記第1の電圧とは異なる第2の電圧を印加することを特徴とする。
本発明によれば、光電変換素子に蓄積された電荷を一時的に蓄える蓄積部を複数の画素で共有する画素構造において、ダイナミックレンジを拡大することができる。
図1は、本発明の好適な実施の形態に係る撮像部100の構成を示す図である。まず、光電変換装置101には、垂直方向及び水平方向に複数の画素が配列されている。垂直選択手段102は、行選択線VSEL1〜VSELm毎に画素から電気信号を読み出す制御パルスを出力する。行選択線VSEL1〜VSELmにより選択された各画素の電気信号は、水平選択手段104により印加された列選択線VSIG1〜VSIGmの制御パルスにより選択される。列選択線VSIG1〜VSIGmの制御パルスにより選択された画素の出力信号は、CDS回路103によりCDS(Correlated Double Sampling)処理が施される。CDS回路103で処理された信号は、出力線105から順次出力される。
図1の光電変換装置101における画素の詳細を図2に示す。図7と同様の構成には、同じ参照符号を付している。601は信号読み出し回路を共有する2つの画素が配置された画素領域(画素構成)を示す。PD1及びPD2は、光を電荷に変換する光電変換素子としてのPDである。TX1及びTX2は、それぞれ転送パルスΦTX1、ΦTX2によって駆動され、PD1、PD2で発生した電荷をFDにそれぞれ転送する転送スイッチである。
FDは電荷を一時的に蓄積する蓄積部である。207はソースフォロアとして機能する増幅MOSアンプである。208は垂直選択パルスΦSELによって画素を選択する選択スイッチである。209はリセットパルスΦRESによってFDに蓄積された電荷を除去するリセットスイッチである。FD、増幅MOSアンプ207及び信号読み出し回路に接続された不図示の定電流源によりFDAが構成される。選択スイッチ208で選択された画素の信号電荷は、電圧に変換されて、読み出し出力線210を介して図1のCDS回路103に出力される。
OFDは余剰電荷を排出するためのオーバーフロードレインである。OFDは、電荷排出スイッチTOFD1、TOFD2を介して、それぞれPD1、PD2と接続される。電荷排出スイッチTOFD1、TOFD2は、それぞれ電荷排出パルスΦTOFD1、ΦTOFD2によって駆動される。電荷排出スイッチTOFD1、TOFD2の電荷排出閾値は、電荷排出パルスΦTOFD1、ΦTOFD2の電圧値によって、それぞれ決定される。本発明の好適な実施の形態では、後述するように、転送パルスΦTX1、ΦTX2及び電荷排出パルスΦTOFD1、ΦTOFD2が印加される配線の一部に共通の電圧を供給し、PD1、PD2に信号電荷が蓄積される期間中に、これらの配線に印加される電圧を変更する。これによって、PD1、PD2の飽和電荷量以上の余剰電荷をFD、OFDにそれぞれ蓄積することができる。
図3は、電荷排出スイッチTOFD1、TOFD2及び転送スイッチTX1、TX2に印加される電圧と各部のポテンシャル分布を説明する図である。TOFD1に接続された配線と転送スイッチTX2に接続された配線とは共通に接続され、共通の電圧V1が印加される。また、TOFD2のゲート接続された配線と転送スイッチTX1のゲートに接続された配線とは共通に接続され、共通の電圧V2が印加される。なお、図3では、図示の都合上、OFDが2つ示されているが、図2に示すように実際にはOFDは1つである。
図3(a)は、V2がV1より高い電圧の場合を示す。この場合、電荷排出スイッチTOFD1及び転送スイッチTX2のポテンシャル障壁は、転送スイッチTX1及び電荷排出スイッチTOFD2のポテンシャル障壁よりも高くなる。この場合のポテンシャル障壁は、電子から見たときのポテンシャル障壁を表す。そのため、PD1の飽和電荷量以上の余剰電荷は、転送スイッチTX1のポテンシャル障壁を超えて、FDに流れ込む。また、PD2の飽和電荷量以上の余剰電荷は、電荷排出スイッチTOFD2のポテンシャル障壁を超えて、OFDに排出される。
図3(b)は、V1がV2より高い電圧の場合を示す。この場合、電荷排出スイッチTOFD1及び転送スイッチTX2のポテンシャル障壁は、転送スイッチTX1及び電荷排出スイッチTOFD2のポテンシャル障壁よりも低くなる。その結果、PD1の飽和電荷量以上の余剰電荷は、電荷排出スイッチTOFD1のポテンシャル障壁を超えて、OFDに排出される。また、PD2の飽和電荷量以上の余剰電荷は、転送スイッチTX2のポテンシャル障壁を超えて、FDに流れ込む。
このように、PD1及びPD2の各々の飽和電荷量以上の余剰電荷が混入しないように、各余剰電荷をFD及びOFDにそれぞれ振り分けて蓄積することができる。
図4は、図2及び図3に示した配線の共通化をより詳細に説明する図である。図2及び図3と同様の構成には、同じ参照符号を付している。なお、図示の都合上、図4においては、FD以降の回路は省略している。図4に示すように、各PDには、4種類の色フィルターR、Gr、Gb、Bが積層される。画素領域601内に配置されたPD1、PD2には、Gr及びBがそれぞれ積層される。PD1及びPD2は、1つのFDを共有する。
PD1、PD2に電荷が蓄積されている期間中に、V2がV1より高い電圧を印加する。この場合、図3(a)に示すように、PD(R)1の飽和電荷量以上の余剰電荷は、FDに蓄積され、PD1(R)とFDを共通にするPD2(Gb)の飽和電荷量以上の余剰電荷はOFDに排出される。同様に、PD1(Gr)の飽和電荷量以上の余剰電荷は、FDに蓄積され、PD1(Gr)とFDを共通にするPD2(B)の飽和電荷量以上の余剰電荷はOFDに排出される。さらに、PD(R)1の飽和電荷量以上の余剰電荷は、FDに蓄積され、PD1(R)とFDを共通にするPD2(Gb)の飽和電荷量以上の余剰電荷はOFDに排出される。同様に、PD1(Gr)の飽和電荷量以上の余剰電荷は、FDに蓄積され、PD1(Gr)とFDを共通にするPD2(B)の飽和電荷量以上の余剰電荷はOFDに排出される。
また、PD1、PD2に電荷が蓄積されている期間中に、V1がV2より高い電圧を印加してもよい。この場合、図3(b)に示すように、PD(R)1の飽和電荷量以上の余剰電荷は、OFDに排出され、PD1(R)とFDを共通にするPD2(Gb)の飽和電荷量以上の余剰電荷はFDに蓄積される。同様に、PD1(Gr)の飽和電荷量以上の余剰電荷は、OFDに排出され、PD1(Gr)とFDを共通にするPD2(B)の飽和電荷量以上の余剰電荷はFDに蓄積される。さらに、PD(R)1の飽和電荷量以上の余剰電荷は、OFDに排出され、PD1(R)とFDを共通にするPD2(Gb)の飽和電荷量以上の余剰電荷はFDに蓄積される。同様に、PD1(Gr)の飽和電荷量以上の余剰電荷は、OFDに排出され、PD1(Gr)とFDを共通にするPD2(B)の飽和電荷量以上の余剰電荷はFDに蓄積される。
したがって、図4に示す構成によれば、2つの色フィルターのいずれかに対応したPDの飽和電荷量以上の余剰電荷を取得し、そのPDのダイナミックレンジを拡大することができる。
次に、FDの読み出し動作とPDの読み出し動作の時間的な関係について撮像素子の駆動の時間的な関係を示す図5を用いて説明する。
図5は、横軸が時間を示している。説明のため、FDを共有するPDはPD1、PD2の2個とする。まず、光電変換装置101は、撮影動作に先立ち、まずPDとFDのリセットを行う。その後、PD1、2で信号電荷が発生し、その信号電荷の蓄積を開始する。上述のように、特定のPD(ここでは、PD1とする。)は、飽和電荷以上になると、FDへ信号電荷を蓄積する。信号電荷の蓄積が終了すると、まず、FDに蓄積された信号電荷を読み出す。その後、FDを一度リセットし、FDが共通に接続されたPD1に蓄積された信号電荷を読み出す。その後、再度FDをリセットし、PD2に蓄積された信号電荷を読み出す。この動作を繰り返し、1画面分の信号を得る。FDで蓄積された、PD1、PD2の飽和電荷量以上の余剰電荷による信号は、既知の補間処理等が施された後、PD1、PD2からの信号と合成して、一枚の画像信号が得られる。
次に、本実施形態に係る撮像部100を適用した撮像装置について説明する。図6は、本実施形態に係るデジタルカメラなどの撮像装置を示す図である。
撮像部100には、絞り機構及びレンズを有する光学系1を通して光線が入射する。光学系1と撮像部100との間、又は光学系1内にメカニカルシャッタ2が配置される。光学系1、メカニカルシャッタ2及び撮像部100は、駆動回路7によって駆動される。A/D変換器5は、撮像部100内のCDS回路(図1のCDS回路103)で処理されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。タイミング信号発生回路6は、撮像部100、図1のCDS回路103及びA/D変換器5に提供するタイミング信号を発生する。信号処理回路8は、A/D変換された画像データに対して上述の信号処理の他、種々の信号処理を施す。画像メモリ9は、信号処理された画像データを記憶する。記録回路11は、信号処理された画像データを記録媒体10に記録する。表示回路13は、信号処理された画像データを画像表示装置12に提供し画像を表示させる。不揮発性メモリ等のROM15は、制御プログラム、プログラムを実行する際に使用されるパラメータやテーブル等の制御データ及びキズアドレス等の補正データを記憶する。RAM16には、ROM15に記憶されたプログラム、制御データ及び補正データが転送され、撮像装置全体を制御する制御部14によって使用される。撮影動作に先立ち、撮像装置の電源投入時等の制御部14の動作開始時において、ROM15から必要なプログラム、制御データ及び補正データがRAM16に転送される。
光学系1は、制御部14から送られてくる制御信号に応じて、絞りとレンズを駆動して、適切な明るさに設定された被写体像を撮像部100内の光電変換装置(図1の光電変換装置101)に結像させる。次に、メカニカルシャッタ2は、制御部14から送られてくる制御信号に応じて、撮像部100内の光電変換装置(図1の光電変換装置101)の動作に合わせて撮像部100を遮光するように駆動される。この時、撮像部100が電子シャッタ機能を有する場合は、メカニカルシャッタ2と併用して、必要な露光時間を確保してもよい。撮像部100は、制御部14により制御されるタイミング信号発生回路6が発生する動作パルスを基にして駆動回路7で生成される駆動パルスで駆動され、被写体像を光電変換により電気信号に変換してアナログ画像信号として出力する。撮像部100から出力されたアナログの画像信号は、制御部14により制御されるタイミング信号発生回路6が発生する動作パルスにより、図1のCDS回路103でクロック同期性ノイズが除去され、A/D変換器5でデジタル画像信号に変換される。次に、制御部14により制御される信号処理回路8において、デジタル画像信号に対して、色変換、ホワイトバランス、ガンマ補正等の画像処理、解像度変換処理、画像圧縮処理等がなされる。画像メモリ9は、信号処理中のデジタル画像信号を一時的に記憶したり、信号処理されたデジタル画像信号である画像データを記憶したりするために用いられる。信号処理回路8で信号処理された画像データや画像メモリ9に記憶されている画像データは、記録回路11において画像記録媒体10に適したデータ(例えば階層構造を持つファイルシステムデータ)に変換される。そして、記録媒体10に記録したり、信号処理回路8で解像度変換処理を実施された後、表示回路13において画像表示装置12に適した信号(例えばNTSC方式のアナログ信号等)に変換されて画像表示装置12に表示されたりする。
ここで、信号処理回路8においては、制御部14からの制御信号により信号処理をせずにデジタル画像信号をそのまま画像データとして、画像メモリ9や記録回路11に出力してもよい。また、信号処理回路8は、制御部14から要求があった場合に、信号処理の過程で生じたデジタル画像信号や画像データの情報を制御部14に出力する。このような情報としては、例えば、画像の空間周波数、指定領域の平均値、圧縮画像のデータ量等の情報、あるいは、それらから抽出された情報がある。また、記録回路11は、制御部14から要求があった場合に、画像記録媒体10の種類や空き容量等の情報を制御部14に出力する。
さらに、記録媒体10に画像データが記録されている場合の再生動作について説明する。制御部14からの制御信号により記録回路11は、記録媒体10から画像データを読み出し、同じく制御部14からの制御信号により信号処理回路8は、画像データが圧縮画像であった場合には、画像伸長処理を行い、画像メモリ9に記憶する。画像メモリ9に記憶されている画像データは、信号処理回路8で解像度変換処理を実施された後、表示回路13において画像表示装置12に適した信号に変換されて画像表示装置12に表示される。
本発明の好適な実施の形態に係る撮像部の構成を示す図である。 図1の光電変換装置における画素の詳細を示す図である。 電荷排出スイッチ及び転送スイッチに印加される電圧と各部のポテンシャル分布を説明する図である。 図2及び図3に示した配線の共通化をより詳細に説明する図である。 FDの読み出し動作とPDの読み出し動作の時間的な関係について撮像素子の駆動の時間的な関係を示す図である。 本発明の好適な実施の形態に係る撮像装置を示す図である。 信号読み出し回路を共有する2画素の読み出しに関わる従来の回路構成を示す図である。 従来の光電変換装置の各部の断面構造とそのポテンシャル分布を示す図である。 従来の光電変換装置の各部の断面構造とそのポテンシャル分布を示す図である。 従来の光電変換装置の各部の蓄積電荷量と露光時間との関係を示す図である。
符号の説明
PD1、PD2 フォトダイオード(光電変換素子)
FD フローティングディフュージョン(蓄積部)
TX1、TX2 転送スイッチ
OFD オーバーフロードレイン
TOFD1、TOFD2 電荷排出スイッチ

Claims (5)

  1. 光を電荷に光電変換する第1の光電変換素子及び第2の光電変換素子と、
    前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子から転送された電荷を一時的に蓄積する蓄積部と、
    前記第1の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第1の転送スイッチと、
    前記第2の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第2の転送スイッチと、
    前記蓄積部に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、
    前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子の余剰電荷を排出する電荷排出部と、
    前記第1の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第1の電荷排出スイッチと、
    前記第2の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第2の電荷排出スイッチと、を備え
    前記第1の電荷排出スイッチ及び前記第2の転送スイッチに第1の電圧が印加され、前記第2の電荷排出スイッチ及び前記第1の転送スイッチに前記第1の電圧とは異なる第2の電圧が印加されることを特徴とする光電変換装置。
  2. 前記第2の電圧が前記第1の電圧よりも高い場合に、前記第1の光電変換素子の余剰電荷が前記蓄積部に蓄積されるとともに前記第2の光電変換素子の余剰電荷が前記電荷排出部に排出され、前記第1の電圧が前記第2の電圧よりも高い場合に、前記第1の光電変換素子の余剰電荷が前記電荷排出部に排出されるとともに前記第2の光電変換素子の余剰電荷が前記蓄積部に蓄積されることを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  3. 前記蓄積部に蓄積された余剰電荷に基づく画像信号と、その余剰電荷を発生した光電変換素子に蓄積された電荷に基づく画像信号とが合成されることを特徴とする請求項に記載の光電変換装置。
  4. 光学系と、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の光電変換装置と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  5. 光を電荷に光電変換する第1の光電変換素子及び第2の光電変換素子と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子から転送された電荷を一時的に蓄積する蓄積部と、前記第1の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第1の転送スイッチと、前記第2の光電変換素子と前記蓄積部との間に配置された第2の転送スイッチと、前記蓄積部に蓄積された電荷を電圧に変換する電荷電圧変換部と、前記第1の光電変換素子及び前記第2の光電変換素子で共有され、前記第1の光電変換素子又は前記第2の光電変換素子の余剰電荷を排出する電荷排出部と、前記第1の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第1の電荷排出スイッチと、前記第2の光電変換素子と前記電荷排出部との間に配置された第2の電荷排出スイッチとを備える光電変換装置を制御する方法であって、
    前記第1の電荷排出スイッチ及び前記第2の転送スイッチに第1の電圧を印加し、前記第2の電荷排出スイッチ及び前記第1の転送スイッチに前記第1の電圧とは異なる第2の電圧を印加することを特徴とする光電変換装置の制御方法。
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