JP4840562B2 - 光学活性スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体およびその製造法、並びにその金属錯体を用いた不斉触媒反応。 - Google Patents
光学活性スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体およびその製造法、並びにその金属錯体を用いた不斉触媒反応。 Download PDFInfo
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Description
J. Am. Chem. Soc., 113, 728 (1991) J. Am. Chem. Soc., 115, 5328 (1993)
即ち、本発明は、
下記式(1)で表されるスピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体とその光学活性体である。
で表されるスピロ環骨格を有するスピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体、またはその光学活性体である。
下記式(2)
で表されるマロン酸ジエステルと、下記式(3)
で表されるアルケニル化合物を塩基存在下で作用させ、下記式(4)
で表されるアルケニルマロン酸ジエステルを得、
次いで、該アルケニルマロン酸ジエステルと、下記式(5)
で表されるアルキニル化合物を塩基存在下で作用させ、下記式(6)
で表されるアルケニルアルキニルマロン酸ジエステルを得、
次いで、該アルケニルアルキニルマロン酸ジエステルを還元することにより下記式(7)
で表されるアルケニルアルキニルジオールとし、
さらに、該アルケニルアルキニルジオールを酸化することによりジアルデヒドとした後、ヒドロキシルアミンと反応させることにより、下記式(8)
で表されるアルケニルアルキニルジオキシムを得、
次いで、該ジオキシムを酸化条件下で環化することを特徴とする、
下記式(1)
で表されるスピロ環骨格を有するスピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体を得、
次いで、当該誘導体を光学分割してなる光学活性な不斉スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体の製造法に関する。
不斉触媒反応において、下記式(1)で表される光学活性スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体に遷移金属が配位した錯体の触媒としての使用に関する。
また、本発明の当該誘導体の製造法によれば、比較的汎用な原料を用いることができ、それらの組み合わせを適宜選択することで多種多様な置換基を有する当該新規な不斉合成触媒に用いる配位子を容易に合成できる。
式(1)で表されるスピロ環骨格を有するスピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体およびその光学活性体のmおよびnは0〜3の整数であるが、この場合、1分子中のmおよびnは互いに同一でも異なってもよい。好ましくはm=1かつn=1の場合である。
水素原子、アルキル基が好ましく、特に好ましくは、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、tert−ブチル基である。
ここで用いられるマロン酸ジエステル(2)としては、特に制限されないが、一般に、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸ジtert−ブチル、マロン酸ジベンジルが好ましく挙げられ、特にマロン酸ジエチルが好ましい。
また、不斉求核付加反応はアルケニルアルコール化合物の不斉二環化反応(いわゆるタンデム環化反応)および不斉ワッカー型環化反応が好ましい。
使用可能な溶媒としてはジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン系炭化水素溶媒、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル等のエーテル系炭化水素溶媒、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール系溶媒、またはそれらの混合溶媒が好ましく用いられる。特に好ましくはジクロロメタン、またはジクロロメタン−メタノール混合溶媒である。
[実施例1]
2−(3−ブテニル)マロン酸ジエチルの合成
テトラヒドロフラン(125mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(1.5g,31.2mmol)の混合物に0℃で、マロン酸ジエチル(5.0g,31.2mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、4−ブロモ−1−ブテン(4.2g,32.76mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x100mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/1)により、表記化合物をオイルとして3.5g、収率53%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
5.72-5.79 (1H, m), 4.99-5.08 (2H, m), 4.20 (4H, q, 7.29 Hz),
3.35 (1H, t, 7.02 Hz), 1.98-2.12 (4H, m),
1.29 (3H, t, 7.29 Hz) 1.26 (3H, t, 7.29 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
169.2, 136.8, 115.8, 61.3, 51.2, 31.3, 27.9, 14.1.
FAB-MS 215 [M++1]
ジメチルスルホキシド(15mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.145g,3.0mmol)の混合物に0℃で、2−(3−ブテニル)マロン酸ジエチル(0.65g,3.0mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、5−ヨード−1−ペンチン(0.65g,3.3mmol)のテトラヒドロフラン溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x30mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/2)により、表記化合物をオイルとして0.807g、収率95%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
5.72-5.79 (1H, m), 4.95-5.07 (2H, m), 4.19 (2H, q, 7.29 Hz),
4.18 (2H, q, 7.29 Hz), 1.95-2.24 (9H, m),
1.40-1.46 (2H, m), 1.27 (3H, t, 7.29 Hz) 1.25 (3H,
t, 7.29 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
171.3, 137.4, 114.9, 83.7, 68.7, 61.2, 57.0, 31.7, 31.6, 28.4,
23.4, 18.8, 14.2.
FAB-MS 281 [M++1]
水素化リチウムアルミニウム(0.23g,6.0mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)懸濁液に2−(3−ブテニル)−2−(4−ペンチニル)マロン酸ジエチル(0.85g,3.0mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃でゆっくりと滴下した。混合液を室温で6時間撹拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応を終結させた。白色沈殿を濾過後、過剰の酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により、表記化合物を白色固体として0.51g、収率87%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
5.72-5.79 (1H, m), 4.95-5.07 (2H, m), 3.57 (4H, s), 2.81
(2H, bs), 1.97-2.23 (5H, m), 1.33-1.49 (4H,
m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
138.5, 114.8, 84.2, 69.3, 69.2, 36.0, 26.6, 26.4, 28.0, 22.5,
19.5.
FAB-MS 197 [M++1]
塩化オキサリル(0.7mL,7.8mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液にジメチルスルホキシド(0.8mL,10.92mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液を−78℃でゆっくりと添加し、そのまま40分間撹拌した。2−(3−ブテニル)−2−(4−ペンチニル)−1,3−プロパンジオール(0.415g,2.1mmol)の塩化メチレン(25mL)溶液を滴下し、さらにそのままの温度で40分間撹拌した。トリエチルアミン(2.6mL,18.9mmol)を−78℃で加え、室温で1.5時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を終結させた。反応液を塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液をピリジン(5mL)に溶解させ、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.569g,8.2mmol)を0℃で加え、さらに室温で6日間、一日毎にヒドロキシルアミン塩酸塩(0.291g,4.2mmol)を加えながら撹拌した。反応液を塩化メチレンで希釈し、1N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=7/3)により、表記化合物を白色結晶として0.415g、収率87%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
7.42 (1H, s), 7.41 (1H, s), 5.72-5.79 (1H, m), 4.94-5.05 (2H,
m), 2.16-2.22 (2H, m), 2.01-2.08 (4H, m),
1.73-1.82 (5H, m), 1.50-1.56 (2H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
153.6, 137.6, 115.0, 83.7, 68.9, 45.5, 35.3, 35.0, 28.2, 23.0,
18.8.
FAB-MS 223 [M++1]
2−(3−ブテニル)−2−(4−ペンチニル)マロノジオキシム(0.364g,1.01mmol)の塩化メチレン溶液に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(5%以上、3.0mL)を0℃で加え、室温で終夜撹拌した。水を加えて反応を終結させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=4/1から3/1)により二つのジアステレオマーである(S*,S*)体、(S*,R*)体をそれぞれ0.06g、収率22%、0.21g、収率78%、総収率77%で白色固体として得た。
(S*,S*)体
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
8.12 (1H, t, 1.08 Hz), 4.62 (1H, m), 4.25 (1H, m), 3.95 (1H,
m), 1.60-1.88 (10 H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
174.0, 163.0, 153.4, 114.1, 75.3, 54.6, 44.9, 38.8, 33.7, 25.9,
20.6, 18.4.
(S*,R*)体
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
8.12 (1H, t, 1.35 Hz), 4.55 (1H, m), 3.95 (2H, m), 2.86 (2H,
m), 2.50 (1H, m), 1.60-2.45 (7H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
175.5, 163.8, 153.4, 114.0, 75.3, 54.6, 44.9, 39.0, 34.7, 27.7,
20.1, 18.3.
(S*,R*)体(100mg)のそれぞれの鏡像体はDAICEL CHIRALPAK AD(2cmφx25cm、ヘキサン/イソプロパノール=7/3、2.5mL/min)で分割され、1番目に現れる(34min)ピーク48mg、2番目に現れる(48min)ピーク49mgを得た。
融点;167℃(ヘキサン/エーテルで再結晶後)
2−(3−ヘキセニル)マロン酸ジエチルの合成
ジメチルスルホキシド(75mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.403g,10.08mmol)の混合物に0℃で、マロン酸ジエチル(1.797g,11.21mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、1−ヨード−3−ヘキセン(2.357g,11.22mmol)のジメチルスルホキシド(25mL)溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x40mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/1)により、表記化合物をオイルとして1.849g、収率65%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
5.45-5.26 (2H, m), 4.20 (4H, q, 7.29 Hz), 3.34 (1H, t, 7.29
Hz), 1.91-2.14 (6H, m), 1.27 (6H, t, 7.29
Hz), 0.95 (3H, t, 7.56 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
169.3, 133.2, 126.9, 61.3, 51.4, 28.8, 24.9, 20.6, 14.3, 14.2.
ジメチルスルホキシド(15mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.23g,5.75mmol)の混合物に0℃で、2−(3−ヘキセニル)マロン酸ジエチル(1.27g,5.24mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、7−ヨード−3−ヘプチン(1.294g,5.82mmol)のテトラヒドロフラン溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x40mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/2)により、表記化合物をオイルとして1.732g、収率98%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
5.24-5.33 (2H, m), 4.11 (4H, q, 7.29 Hz), 2.12-1.83 (12H,
m), 1.18-1.36 (2H, m), 1.18 (6H, t, 7.29
Hz), 1.04 (3H, t, 7.56 Hz), 0.88 (3H, t, 7.56 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
171.4, 132.3, 127.6, 82.2, 78.6, 61.1, 57.2, 32.3, 31.6, 24.0,
21.9, 20.5, 19.1, 14.4, 14.4, 14.2, 12.5.
水素化リチウムアルミニウム(0.466g,12.27mmol)のテトラヒドロフラン(50mL)懸濁液に2−(3−ヘキセニル)−2−(4−ヘプチニル)マロン酸ジエチル(1.653g,4.91mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃でゆっくりと滴下した。混合液を室温で6時間撹拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応を終結させた。白色沈殿を濾過後、過剰の酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により、表記化合物を白色固体として1.153g、収率88%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
5.23-5.30 (2H, m), 3.51 (4H, s), 2.26 (2H, bs), 1.88-2.26
(8H, m), 1.21-1.37 (6H, m), 1.04 (3H, t,
7.56 Hz), 0.90 (3H, t, 7.56 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
131.7, 128.9, 82.1, 79.2, 68.9, 41.2, 30.9, 29.9, 22.8, 20.8,
20.6, 19.6, 14.4, 14.4, 12.5.
FAB-MS 253 [M++1]
塩化オキサリル(0.98mL,11.32mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液にジメチルスルホキシド(1.09mL,17.58mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液を−78℃でゆっくりと添加し、そのまま40分間撹拌した。2−(3−ヘキセニル)−2−(4−ヘプチニル)−1,3−プロパンジオール(0.80g,2.98mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液を滴下し、さらにそのままの温度で40分間撹拌した。トリエチルアミン(3.7mL,26.82mmol)を−78℃で加え、室温で1.5時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を終結させた。反応液を塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液をピリジン(10mL)に溶解させ、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.83g,12mmol)を0℃で加え、さらに室温で6日間、一日毎にヒドロキシルアミン塩酸塩(0.41g,6mmol)を加えながら撹拌した。反応液を塩化メチレンで希釈し、1N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=7/3)により、表記化合物を白色結晶として0.713g、収率81%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 7.35 (2H, s), 5.17-5.32 (2H,
m), 1.89-2.12 (8H, m), 1.60-
1.73 (4H, m), 1.04 (3H, t, 7.56
Hz), 0.88 (3H, t, 7.56 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 153.8, 132.3, 127.8, 82.3,
78.6, 45.7, 36.0, 35.1, 23.7, 21.9,
20.6, 19.1, 14.4, 14.4, 12.5.
FAB-MS 279 [M++1]
2−(3−ヘキセニル)−2−(4−ヘプチニル)マロノジオキシム(0.30g,1.01mmol)の塩化メチレン溶液に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(5%以上、3.0mL)を0℃で加え、室温で終夜撹拌した。水を加えて反応を終結させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=4/1から3/1)により二つのジアステレオマーである(S*,S*,R*)体、(S*,R*,S*)体をそれぞれ0.04g、収率22%、0.144g、収率78%、総収率66%で白色固体として得た。
(S*,S*,R*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 4.42 (1H, m), 4.18 (1H, q), 2.62 (4H, m), 1.80-
2.45 (6H, m),
1.6-1.78 (4H, m), 1.22-1.58
(2H, m), 1.18 (3H, t, 7.56 Hz), 0.87 (3H, t, 7.56 Hz)
(S*,R*,S*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 4.38 (1H, m), 3.87 (1H, m),
2.60 (4H, m), 1.60- 2.45 (9H, m),
1.40 (1H, m), 1.20 (3H, t, 7.29
Hz), 0.87 (3H, t, 7.29 Hz)
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 174.8, 167.8, 165.1, 108.7,
84.8, 56.9, 45.5, 39.2, 34.4, 23.7,
22.8, 20.2, 19.5, 18.6, 11.4,
10.3.
(S*,R*,S*)体(100mg)のそれぞれの鏡像体はDAICEL CHIRALPAK AD(2cmφx25cm、ヘキサン/イソプロパノール=9/1、2.5mL/min)で分割され、1番目に現れる(21min)ピーク45mg、2番目に現れる(33min)ピーク49mgを得た。
融点;106℃(ヘキサン/エーテルで再結晶後)
2−(4−メチル−3−ペンテニル)マロン酸ジエチルの合成
ジメチルスルホキシド(35mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.157g,3.93mmol)の混合物に0℃で、マロン酸ジエチル(0.700g,4.37mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、5−ブロモ−2−メチル−2−ペンテン(0.712g,4.36mmol)のジメチルスルホキシド(10mL)溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x25mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/1)により、表記化合物をオイルとして0.872g、収率82%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 5.08 (1H, m), 4.20 (4H, q,
7.29 Hz), 3.34 (1H, t, 7.29 Hz),
1.91-2.14 (4H, m), 1.58 (3H,
s), 1.64 (3H, s), 1.27 (6H, t, 7.29 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 169.3, 133.1, 122.6, 61.3,
51.4, 28.8, 25.7, 17.7, 14.2.
テトラヒドロフラン(20mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.184g,4.5mmol)の混合物に0℃で、2−(4−メチル−3−ペンテニル)マロン酸ジエチル(0.931g,3.8mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、6−ヨード−2−ヘキシン(0.80g,3.8mmol)のテトラヒドロフラン溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x40mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/2)により、表記化合物をオイルとして0.791g、収率64%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 5.08 (1H, m), 4.19 (4H, q,
7.29 Hz), 1.92-2.20 (4H, m), 1.9
(3H, s), 1.77 (3H, m), 1.67
(3H, s), 1.58 (3H, s), 1.3-1.45 (2H, m), 1.25 (3H, t, 7.29 Hz).
FAB-MS 323 [M++1]
水素化リチウムアルミニウム(0.229g,6.03mmol)のテトラヒドロフラン(30mL)懸濁液に2−(4−メチル−3−ペンテニル)−2−(4−ヘキシニル)マロン酸ジエチル(0.781g,2.42mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)溶液を0℃でゆっくりと滴下した。混合液を室温で6時間撹拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応を終結させた。白色沈殿を濾過後、過剰の酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により、表記化合物を白色固体として0.54g、収率93%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 5.07-5.13 (1H, m), 3.58 (4H,
s), 2.30 (2H, bs), 2.11-2.15
(2H, m), 1.89-1.98 (2H, m),
1.78 (3H, dd, 2.43, 1.22 Hz), 1.68 (3H, s), 1.61 (3H, s), 1.23-
1.49 (6H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 131.6, 124.4, 79.1, 69.0,
41.2, 30.9, 30.0, 25.7, 22.8, 21.7,
19.6, 17.7, 3.6.
FAB-MS 265 [M++1]
塩化オキサリル(0.72mL,8.28mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液にジメチルスルホキシド(0.91mL,12.64mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液を−78℃でゆっくりと添加し、そのまま40分間撹拌した。2−(4−メチル−3−ペンテニル)−2−(4−ヘキシニル)−1,3−プロパンジオール(0.52g,2.18mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液を滴下し、さらにそのままの温度で40分間撹拌した。トリエチルアミン(2.73mL,19.62mmol)を−78℃で加え、室温で1.5時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を終結させた。反応液を塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液をピリジン(10mL)に溶解させ、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.588g,8.46mmol)を0℃で加え、さらに室温で6日間、一日毎にヒドロキシルアミン塩酸塩(0.291g,4.20mmol)を加えながら撹拌した。反応液を塩化メチレンで希釈し、1N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=7/3)により、表記化合物を白色結晶として0.457g、収率81%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 7.82 (2H, s), 7.41 (2H, m),
5.03-5.08 (1H, m), 1.93-2.15
(4H, m), 1.77 (3H, s), 1.74
(3H, s), 1.69 (3H, s), 1.45-1.78 (6H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 153.8, 132.3, 127.8, 82.3,
78.6, 45.7, 36.0, 35.1, 23.7, 21.9,
20.6, 19.1, 14.4, 14.4, 12.5.
FAB-MS 279 [M++1]
2−(4−メチル−3−ペンテニル)−2−(4−ヘキシニル)マロノジオキシム(0.20g,0.75mmol)の塩化メチレン溶液に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(5%以上、2.0mL)を0℃で加え、室温で終夜撹拌した。水を加えて反応を終結させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=4/1から3/1)により二つのジアステレオマーである(S*,S*)体、(S*,R*)体をそれぞれ0.037g、収率29%、0.090g、収率71%、総収率65%で白色固体として得た。
(S*,S*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 3.84 (1H, t, 9.45 Hz),
2.40-2.80 (2H, m), 2.25 (3H, s), 1.7-
2.4 (8H, m), 1.53 (3H, s), 1.23
(3H,s).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 174.5, 163.9, 163.4, 109.9,
87.5, 61.7, 44.3, 39.9, 33.5, 27.0,
22.3, 20.9, 20.5, 18.7, 11.1.
(S*,R*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 3.60 (1H, m), 2.40-2.80 (2H,
m), 1.7-2.4 (11H, m), 1.53 (3H,
s), 1.26 (3H,s).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 176.2, 164.8, 163.1, 109.5,
87.7, 61.9, 45.2, 39.7, 34.1, 26.3,
22.9, 22.2, 20.1, 18.4, 10.9.
(S*,R*)体(100mg)のそれぞれの鏡像体はDAICEL CHIRALPAK AD(2cmφx25cm、ヘキサン/イソプロパノール=9/1、2.5mL/min)で分割され、1番目に現れる(14min)鏡像体48mg、後に現れる(22min)鏡像体50mgを得た。
融点;101℃(ヘキサン/エーテルで再結晶後)
[α]D 29 -202o
(c 0.095, CHCl3) (液体クロマトグラフィーで1番目のピーク)
[α]D 29
+203o (c 0.105, CHCl3) (液体クロマトグラフィーで2番目のピーク)
2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)マロン酸ジエチルの合成
ジメチルスルホキシド(35mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.157g,3.93mmol)の混合物に0℃で、マロン酸ジエチル(0.700g,4.37mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、6−ブロモ−3−イソプロピル−2−メチル−3−ヘキセン(0.957g,4.36mmol)のジメチルスルホキシド(10mL)溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x25mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/1)により、表記化合物をオイルとして0.825g、収率65%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ
5.07 (1H, t, 7.02 Hz), 4.20 (4H, q, 7.02 Hz), 3.33 (1H, t,
7.56 Hz), 2.76-2.70 (1H, m), 2.28-2.25 (1H,
m), 2.05-2.13 (2H, m), 1.89-1.97 (2H, m), 1.27
(6H, t, 7.02 Hz), 0.99 (12H, d, 7.02 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ
169.4, 153.0, 119.1, 61.3, 51.5, 29.3, 28.7, 25.0, 24.6, 21.2,
14.2, 14.2.
テトラヒドロフラン(30mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.193g,4.7mmol)の混合物に0℃で、2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)マロン酸ジエチル(1.2g,4.0mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、5−ヨード−1−ペンチン(1.0g,5.1mmol)のテトラヒドロフラン溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x50mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/2)により、表記化合物をオイルとして1.08g、収率82%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 5.05-5.07 (1H, m), 4.19 (4H,
q, 7.29 Hz), 3.32 (1H, t, 6.75
Hz), 2.68-2.74 (1H, m),
2.17-2.37 (4H, m), 1.89-2.05 (5H, m), 1.40-1.49 (2H, m), 1.25 (6H,
t, 7.29 Hz), 0.98 (12H, d, 7.02
Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 172.4, 152.1, 119.6, 79.3,
71.7, 68.7, 61.1, 57.3, 32.9, 31.6,
29.3, 28.9, 24.5, 23.4, 22.1,
21.3, 18.8, 14.2.
水素化リチウムアルミニウム(0.280g,7.37mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)懸濁液に2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)−2−(4−ペンチニル)マロン酸ジエチル(1.08g,2.8mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を0℃でゆっくりと滴下した。混合液を室温で6時間撹拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応を終結させた。白色沈殿を濾過後、過剰の酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により、表記化合物を白色固体として0.61g、収率73%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 5.07 (1H, t, 7.02 Hz), 3.61
(4H, s), 2.75-2.80 (1H, m), 2.17-
2.32 (6H, m), 1.95-2.05 (4H,
m), 1.51-1.60 (4H, m), 1.32-1.69 (2H, m), 1.00 (6H, d, 7.02
Hz), 0.99 (6H, d, 7.02 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 151.6, 120.7, 84.4, 69.1,
68.5, 41.3, 31.6, 29.9, 29.4, 28.7,
24.6, 22.3, 21.3, 20.9, 19.3.
塩化オキサリル(0.70mL,8.05mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液にジメチルスルホキシド(0.88mL,12.50mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液を−78℃でゆっくりと添加し、そのまま40分間撹拌した。2−(3−ヘキセニル)−2−(4−ヘプチニル)−1,3−プロパンジオール(0.595g,2.12mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液を滴下し、さらにそのままの温度で40分間撹拌した。トリエチルアミン(2.66mL,19.08mmol)を−78℃で加え、室温で1.5時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を終結させた。反応液を塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液をピリジン(10mL)に溶解させ、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.589g,8.48mmol)を0℃で加え、さらに室温で6日間、一日毎にヒドロキシルアミン塩酸塩(0.294g,4.24mmol)を加えながら撹拌した。反応液を塩化メチレンで希釈し、1N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=7/3)により、表記化合物を白色結晶として0.56g、収率86%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 8.11 (2H, bs), 7.42 (2H, s),
5.02 (1H, t, 7.02 Hz), 2.70-2.75
(1H, m), 2.28-2.17 (3H, m),
1.96-2.08 (3H, m), 1.80-1.83 (2H, m), 1.65-1.79 (2H, m), 1.51-
1.60 (2H, m), 0.98 (6H, d, 7.02
Hz), 0.98 (6H, d, 7.02 Hz).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 153.8, 152.1, 119.8, 83.7,
68.8, 45.7, 36.9, 34.9, 29.4, 28.7,
24.6, 23.1, 21.9, 21.3, 18.8.
2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)−2−(4−ペンチニル)マロノジオキシム(0.30g,0.82mmol)の塩化メチレン(40mL)溶液に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(5%以上、3.0mL)を0℃で加え、室温で終夜撹拌した。水を加えて反応を終結させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=4/1から3/1)により二つのジアステレオマーである(S*,R*)体、(S*,S*)体をそれぞれ0.065g、収率32%、0.150g、収率68%、総収率68%で白色固体として得た。
(S*,R*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 8.10 (1H, t, 1.08 Hz), 4.20
(1H, t, 9.72 Hz), 2.60-2.90 (2H,
m), 1.70-2.50 (10H, m),
0.91-1.06 (12H, m).
(S*,S*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 8.10 (1H, t, 1.35 Hz), 3.70
(1H, m), 2.60-2.90 (2H, m), 1.70-
2.50 (10H, m), 0.91-1.06 (12H,
m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 172.7, 163.8, 153.3, 114.1,
95.7, 55.6, 44.9, 39.1, 35.2, 31.8,
31.3, 23.9, 20.1, 18.8, 18.6,
18.3, 18.2, 17.7.
(S*,S*)体(80mg)のそれぞれの鏡像体はDAICEL CHIRALPAK AD(2cmφx25cm、ヘキサン/イソプロパノール=9/1、2.5mL/min)で分割され、1番目に現れる(10min)ピーク39mg、2番目に現れる(16min)ピーク38mgを得た。
融点;116℃(ヘキサン/エーテルで再結晶後)
2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)−2−(6,6−ジメチル−4−へプチニル)マロン酸ジエチルの合成
テトラヒドロフラン(30mL)と60%水素化ナトリウムオイルディスパージョン(0.250g,6.2mmol)の混合物に0℃で、2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)マロン酸ジエチル(1.56g,3.8mmol)を滴下し、30分間かけて室温に戻す。溶液を室温にて30分間撹拌した後、0℃まで冷却し、6−ヨード−2,2−ジメチル−2−ヘプチン(1.60g,6.2mmol)のテトラヒドロフラン溶液をゆっくりと滴下した。室温にて12時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を終結させ、酢酸エチル(3x50mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過後、濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=50/2)により、表記化合物をオイルとして2.04g、収率93%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 5.1 (1H, m), 4.18 (4H, q, 7.02
Hz), 2.65 (1H, m), 1.80-2.4
(8H, m), 1.25 (6H, t), 1.15
(9H, s), 0.98 (12 H, d, 7.02 Hz).
水素化リチウムアルミニウム(0.265g,7.0mmol)のテトラヒドロフラン(40mL)懸濁液に2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)−2−(6,6−ジメチル−4−へプチニル)マロン酸ジエチル(1.2g,2.8mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液を0℃でゆっくりと滴下した。混合液を室温で6時間撹拌後、0℃にて飽和硫酸ナトリウム水溶液を加えて反応を終結させた。白色沈殿を濾過後、過剰の酢酸エチルで洗浄し、濾液を濃縮し、シリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により、表記化合物を白色固体として0.956g、収率99%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 5.1 (1H, t, 7.29 Hz), 3.61
(4H, s), 2.8 (1H, m), 1.98-2.38 (9
H, m), 1.23-1.58 (4H, m), 1.1
(9H, s), 0.98 (12H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 151.6, 120.7, 84.4, 69.1,
68.5, 41.3, 31.6, 29.9, 29.4, 28.7,
24.6, 22.3, 21.3, 20.9, 19.3.
塩化オキサリル(0.73mL,8.32mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液にジメチルスルホキシド(0.92mL,12.92mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液を−78℃でゆっくりと添加し、そのまま40分間撹拌した。2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)−2−(6,6−ジメチル−4−へプチニル)−1,3−プロパンジオール(0.738g,2.19mmol)の塩化メチレン(30mL)溶液を滴下し、さらにそのままの温度で40分間撹拌した。トリエチルアミン(2.75mL,19.71mmol)を−78℃で加え、室温で1.5時間撹拌後、飽和塩化アンモニウム水溶液で反応を終結させた。反応液を塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液をピリジン(10mL)に溶解させ、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.608g,8.76mmol)を0℃で加え、さらに室温で6日間、一日毎にヒドロキシルアミン塩酸塩(0.304g,4.38mmol)を加えながら撹拌した。反応液を塩化メチレンで希釈し、1N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=7/3)により、表記化合物を白色結晶として0.717g、収率90%で得た。
1H-NMR (CDCl3, 270 MHz) δ 8.19 (2H, Bs), 5.02 (1H, t,
7.29 Hz), 2.72 (1H, m), 1.99-2.28
(5H, m), 1.64-1.1.80 (4H, m),
1.47-1.50 (2H, m), 1.19 (9H, s), 0.99 (12H, m)
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 153.9, 152.1, 119.9, 89.6,
77.6, 45.6, 36.6, 34.9, 31.4, 29.4,
28.7, 27.38, 24.6, 23.8, 21.9,
21.3, 19.1.
2−(4−イソプロピル−5−メチル−3−ヘキセニル)−2−(6,6−ジメチル−4−へプチニル)マロノジオキシム(0.30g,0.82mmol)の塩化メチレン(40mL)溶液に次亜塩素酸ナトリウム水溶液(5%以上、4.0mL)を0℃で加え、室温で終夜撹拌した。水を加えて反応を終結させ、塩化メチレンで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルクロマト精製(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=4/1から3/1)により二つのジアステレオマーである(S*,S*)体、(S*,R*)体をそれぞれ0.035g、収率20%、0.140g、収率80%、総収率60%で白色固体として得た。
(S*,S*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 4.2 (1H, t, 9.72 Hz), 2.6 (2H,
m), 1.71-2.60 (10H, m), 1.38
(9H, s), 0.80-1.11 (12H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 172.7, 172.1, 164.6, 107.3,
96.0, 54.9, 44.2, 39.6, 33.8, 33.2,
31.7, 31.4, 28.6, 21.1, 20.9, 20.6,
18.8, 18.3, 17.9, 17.4.
(S*,R*)体
1H-NMR(CDCl3, 270 MHz) δ 3.76 (1H, m), 2.79 (2H, m),
1.71-2.60 (10H, m), 1.2 (9H, s),
0.90-1.11 (12H, m).
13C-NMR (CDCl3, 68 MHz) δ 172.8, 172.5, 164.7, 107.5,
95.5, 55.6, 45.2, 39.4, 34.8, 33.8,
31.7, 31.2, 28.6, 23.9, 20.5,
20.4, 18.8, 18.7, 18.4, 17.8.
(S*,R*)体(80mg)のそれぞれの鏡像体はDAICEL CHIRALPAK AD(2cmφx25cm、ヘキサン/イソプロパノール=9/1、2.5mL/min)で分割され、1番目に現れる(8min)ピーク40mg、2番目に現れる(14min)ピーク38mgを得た。
融点;131℃(ヘキサン/エーテルで再結晶後)
[α]D 29 -114o
(c 0.105, CHCl3) (液体クロマトグラフィーで1番目のピーク)
[α]D 29
+118o (c 0.12, CHCl3) (液体クロマトグラフィーで2番目のピーク)
光学活性環状アルコール(9)の合成
ビストリフルオロ酢酸パラジウム(2.9mg,9μL)と上記式(1−E)で表される(S*,R*)体の光学活性スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体の(+)体(3.8mg,10μL)を塩化メチレン/メタノール混合溶媒(9/1、0.8mL)に溶かし2時間撹拌して錯体を調整した。この溶液にp−ベンゾキノン(0.27g,4等量)と下記式(10)で表されるアルケニルジオール(0.015g,60μL)を0℃で加え、出発物質がなくなるまで撹拌した。その後、水を加えて反応を終結させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルカラムクロマト精製により(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=4/1)により下記式(9)で表される環状化合物を12mg、収率81%、光学純度74%eeで得た。尚、光学純度は
DAICEL CHIRALPAK AD(ヘキサン/イソプロパノール=9/1、1mL/min)を用いた高速液体クロマトグラフィーにより決定した。
光学活性ビシクロ化合物(11)の合成
ビストリフルオロ酢酸パラジウム(2.6mg,9μL)と上記式(1−E)で表される(S*,R*)体の光学活性スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール誘導体の(+)体(3.5mg,10μL)を塩化メチレン/メタノール混合溶媒(1/1、0.8mL)に溶かし2時間撹拌して錯体を調整した。この溶液にp−ベンゾキノン(0.27g,4等量)と下記式(12)で表されるジアルケニルアルコール(0.015g,47μL)を0℃で加え、出発物質がなくなるまで撹拌した。その後、水を加えて反応を終結させ、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過後濃縮した。濃縮液のシリカゲルカラムクロマト精製により(溶出液;ヘキサン/酢酸エチル=30/1)により下記式(11)で表されるビシクロ化合物を12mg、下記式(13)で表される化合物を4mg、合計収率95%で得た。式(11)で表される化合物と式(13)で表される化合物の比は1H NMRによって決定した。式(11)で表される化合物の光学純度はDAICEL CHIRALPAK AD(ヘキサン/イソプロパノール=100/1、0.5mL/min)を用いた高速液体クロマトグラフィーにより決定し、95%eeであった。
Claims (11)
- 上記式(1)において、mおよびnが共に1である請求項1記載のスピロイソオキサゾ
リン−イソオキサゾール、またはその光学活性体。 - R1=R2=R3=H、R1=HかつR2=R3=エチル基、R1=R2=R3=メチ
ル基、R1=R2=イソプロピル基かつR3=H、またはR1=R2=イソプロピル基か
つR3=tert−ブチル基である請求項1または2記載のスピロイソオキサゾリン−イ
ソオキサゾール、またはその光学活性体。 - R1=R2=イソプロピル基かつR3=tert−ブチル基である請求項1または2記
載のスピロイソオキサゾリン−イソオキサゾール、またはその光学活性体。 - 下記式(2)
(式中、R4は炭素数1〜6の飽和もしくは不飽和アルキル基、またはアラルキル基を表
す。)
で表されるマロン酸ジエステルと、下記式(3)
(式中、m、R1およびR2は上述に同じである。Xはハロゲン原子もしくは炭素数1〜
4のアルキルスルホニル基、または置換もしくは無置換アリールスルホニル基を表す。)
で表されるアルケニル化合物を塩基存在下で作用させ、下記式(4)
(式中、mおよびR1、R2およびR4は上述に同じである。)
で表されるアルケニルマロン酸ジエステルを得、
次いで、該アルケニルマロン酸ジエステルと、下記式(5)
(式中、n、R3は上述に同じである。Yはハロゲン原子もしくは炭素数1〜4のアルキ
ルスルホニル基、または置換もしくは無置換アリールスルホニル基を表す。)
で表されるアルキニル化合物を塩基存在下で作用させ、下記式(6)
(式中、m、n、R1、R2、R3およびR4は上述に同じである。)
で表されるアルケニルアルキニルマロン酸ジエステルを得、
次いで、該アルケニルアルキニルマロン酸ジエステルを還元することにより下記式(7
)
(式中、m、n、R1、R2およびR3は上述に同じである。)
で表されるアルケニルアルキニルジオールとし、
さらに、該アルケニルアルキニルジオールを酸化することによりジアルデヒドとした後
、ヒドロキシルアミンと反応させることにより、下記式(8)
(式中、m、n、R1、R2およびR3は上述に同じである。)
で表されるアルケニルアルキニルジオキシムを得、
次いで、該ジオキシムを酸化条件下で環化することを特徴とする、下記式(1)
(式中、m、n、R1、R2およびR3は上述に同じである。)
で表されるスピロ環骨格を有するスピロイソオキサゾリン−イソオキサゾールの製
造法。 - 上記式(3)におけるXが臭素原子であり、かつ、上記式(5)におけるYがヨウ素原
子である、請求項5記載のスピロ環骨格を有するスピロイソオキサゾリン−イソオキサゾ
ールの製造法。 - 請求項5または6記載の製法により得られる式(1)で表されるスピロ環骨格を有する
スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾールを光学分割してなるその光学活性な不
斉スピロイソオキサゾリン−イソオキサゾールの製造法。 - 不斉触媒反応において、請求項1〜4のいずれかに記載のスピロ環骨格を有するスピロ
イソオキサゾリン−イソオキサゾールの光学活性体に遷移金属が配位した錯体の触
媒としての使用。 - 不斉触媒反応が、不斉求核付加反応であることを特徴とする請求項8記載の使用。
- 不斉求核付加反応が、アルケニルアルコール化合物の不斉二環化反応である請求項9記
載の使用。 - 不斉求核付加反応が、アルケニルアルコール化合物の不斉ワッカー型環化反応である請
求項9記載の使用。
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