JP4840436B2 - 排気熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気熱回収装置に関するものである。
従来、排気熱回収装置として、鉄製のコンテナ内部に作動流体としての水を封入したヒートパイプが知られている。このようなヒートパイプでは、鉄と水とが反応して水素ガスが発生し、発生した水素ガスによって蒸気の凝縮が阻害されるため、ヒートパイプの性能が劣化するという問題が生じる。
この問題の解決を図るために、特許文献1に記載の技術では、加熱部と冷却部とが蒸気流路と液流路とによって環状に連結されており、冷却部から加熱部への作動流体の供給・供給停止とを切り替える切替弁を備える排気熱回収装置において、加熱部をステンレス鋼で構成している。
これによれば、ステンレス鋼は、500℃よりも低温のときと比較して500℃以上の高温のときに高い水素透過性を有するので、冷却部から加熱部への作動流体の供給を停止して加熱部を500〜800℃とすることで、発生した水素ガスを加熱部から外部に排出させることができる。
特開2008−14625号公報
しかし、上記した特許文献1の技術において、ステンレス鋼としてクロム系ステンレス鋼を用いた場合、以下の問題が生じることがわかった。ここで、ステンレス鋼はクロム系、ニッケル・クロム系の2種類に大別される。クロム系はNiを含まないものであり、ニッケル・クロム系はオーステナイト系とも呼ばれるものである。
図8にステンレス鋼の水素透過メカニズムを説明するための模式図を示す。図中加熱部J1よりも左側が加熱部J1の内側であり、図中加熱部J1よりも右側が加熱部J1の外側である。
加熱部J1の内側に存在する水素分子Hは、破線領域C1に示すように、加熱部J1の内面で解離して水素原子Hとなり、破線領域C3に示すように、加熱部J1中を水素原子Hが拡散し、破線領域C2に示すように、加熱部J1の外面で水素原子Hが再結合して水素分子Hとなる。このようにして、加熱部J1の外部に水素分子Hが放出される。
このとき、加熱部J1をニッケル・クロム系ステンレス鋼で構成した場合、ニッケル・クロム系ステンレス鋼の内面、外面に存在するFeおよびNiが触媒として働くことによって、破線領域C1での水素分子の解離作用および破線領域C2での水素原子の再結合作用が促進される。
これに対して、加熱部をクロム系ステンレス鋼で構成した場合では、ステンレス鋼と水の酸化反応により、加熱部の内面に緻密なCrの酸化被膜が形成され、この酸化被膜によって加熱部の内面のFeが覆われてしまうので、破線領域C1に示すような水素分子の解離作用が促進されない。このため、加熱部をクロム系ステンレス鋼で構成した場合では、ニッケル・クロム系ステンレス鋼で構成した場合と比較して水素透過速度が著しく低下してしまう。
なお、ニッケル・クロム系でもCrの酸化被膜が形成されるが、酸化被膜中に触媒として働くNiが存在しており、このNiによって水素分子の解離作用が促進されるので、クロム系のような水素透過速度の著しい低下は生じない。
本発明は上記点に鑑みて、クロム系ステンレス鋼が有する500℃以上の高温下での高い水素透過性能を利用して水素ガスを外部に排出する排気熱回収装置において、水素透過性能を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、排気管(10)の外側に隣接して配置され、加熱部(2)と第1流路(4)とに連通し、加熱部(2)から気化した作動流体が流入し、流入した作動流体が第1流路(4)に向かって流れる部分であって、作動流体から発生した水素ガスを排気管(10)の外側に排出する水素ガス排出部(21)を備え、水素ガス排出部(21)は、排気ガスを熱源として加熱された水素ガス排出部(21)を保温する保温手段(22、23、41)によって外側が覆われており、水素ガス排出部(21)は、クロム系ステンレス鋼からなる母材(31)で構成され、母材(31)の内面の全域もしくは一部に、母材(31)よりもNiを多く含む内面側金属層(32)が設けられ、母材(31)の外面の全域もしくは一部に、母材(31)よりもNiを多く含む外面側金属層(33)が設けられていることを特徴としている。
請求項1に係る発明は、切替弁(6)によって加熱部(2)への作動流体の供給停止状態としたとき、保温手段(22、23、41)によって、水素ガス排出部(21)を500℃以上の高温に保持することで、クロム系ステンレスの水素ガス透過性能を利用して、水素ガス排出部から外部に水素ガスを排出させるものである。
そして、請求項1に係る発明では、クロム系ステンレスからなる母材の内面に母材よりもNiを多く含む内面側金属層を設けているので、母材の内面での酸化被膜の形成を抑制でき、酸化被膜が形成されたとしてもその酸化被膜中に触媒として作用するNiを存在させることができるので、水素の解離を促進させることができる。さらに、母材の外面に母材よりもNiを多く含む外面側金属層を設けているので、母材の外面に存在するNiが触媒として作用して水素の再結合を促進させることができる。よって、本発明によれば、母材に内面側金属層および外面側金属層を設けない場合と比較して、水素透過性能を向上させることができる。
また、請求項1に係る発明では、加熱部ではなく、排気管の外側に隣接して配置される水素ガス排出部の外面に、Niを多く含む外面側金属層を設けている。
ここで、加熱部の構成を、本発明における水素ガス排出部の構成と同様の構成とすることでも、クロム系ステンレスの水素透過性能を向上させることができる。しかし、加熱部の外面にNiを含むNi金属層を設けた場合、加熱部の外面は排気ガスに曝されるため、排気ガス中の煤、NOx等の腐食成分によってNi金属層が腐食し、母材の表面に存在するNiが減少する恐れがある。
これに対して、本発明によれば、水素ガス排出部の外面に設けた外面側金属層は、排気管の外側に位置し、排気ガスと接触しないので、外面側金属層の排気ガスによる腐食を防止できる。
請求項1に係る発明については、例えば、請求項2に記載のように、加熱部(2)は、内部を作動流体が流れ、外部を排気ガスが流れる複数のチューブ(2a)で構成され、 複数のチューブ(2a)は、作動流体の流れ方向を上下方向として配置されており、 複数のチューブ(2a)の上端側には、複数のチューブ(2a)で気化された作動流体が集合して流れる上側ヘッダタンク(7)が連通されており、上側ヘッダタンク(7)は、排気ガスと非接触の部分であるタンク本体部(21)を有しており、水素ガス排出部は、タンク本体部(21)である構成を採用できる。
このような構成の場合では、加熱部である複数のチューブよりも、上側に位置する上側ヘッダタンクに水素ガスが溜まる。したがって、請求項2に係る発明によれば、加熱部から水素ガスを排出させる場合と比較して、高い水素ガス排出効果が得られる。
また、例えば、請求項3に記載のように、内面側金属層および外面側金属層として、Niを用いたメッキ法により形成されたNiメッキ層(32、33)を採用することができる。
上記保温手段(22、23、41)は、請求項4に記載のように、切替弁(6)によって加熱部への作動流体の供給停止状態とされた場合に、水素ガス排出部(21)を500℃以上排気ガス温度以下の温度で保温するものである。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態における排気熱回収装置1を示す。本実施形態の排気熱回収装置1は、内燃機関としての自動車の走行用エンジンより排出される排気ガスから回収した熱を、冷却媒体としてのエンジン冷却水に伝えるものである。排気ガスから回収した熱が伝えられたエンジン冷却水は、エンジンの暖機あるいは暖房用の熱源等に利用される。
図1に示すように、排気熱回収装置1は、加熱部2と、冷却部3と、第1流路としての蒸気流路4と、第2流路としての液流路5と、切替弁6とを備えている。
加熱部2は、内部を流れる作動流体としての水と、走行用エンジンより排出される排気ガスとの間で熱交換させる熱交換部であり、排気ガスによって加熱されることで内部を流れる水を気化させる。加熱部2は、排気ガスが流れる排気管10の内部に配置される部分であり、加熱部2の外側を排気ガスが流れる。この加熱部2は、その大半が排気ガスに曝される部分である。
本実施形態では、加熱部2は複数のチューブ2aによって構成されている。チューブ2aは、その内部に水が流れ、その外部を排気ガスが流れるものであり、水の流れ方向を上下方向として配置されている。
また、チューブ2aの外面には、水と排気ガスとの間の熱交換を促進させるためのアウターフィン2bが設けられている。アウターフィン2bは、例えば、コルゲートフィンである。
図2にチューブ2aの分解斜視図を示し、図3に図2中のチューブプレート11、12の積層体の斜視図を示す。
図2、3に示すように、本実施形態では、チューブ2aを構成するチューブプレート11、12によって排気ガス13が流れる排気ガス通路14と、水15が流れる作動流体通路16との両方が形成されている。
具体的には、図2に示すように、1本のチューブ2aは、2枚のチューブプレート11、12を合わせて形成される。チューブプレート11、12は、作動流体通路16を形成するために、チューブ2aの内側に屈曲する壁11a、12aを有している。
そして、排気ガス通路14は、隣り合うチューブ2aの一方を構成するチューブプレート11と、隣り合うチューブ2aの他方を構成するチューブプレート12との間に形成される。これらのチューブプレート11、12の間にアウターフィン2bが挟まれている。チューブプレート11、12は、排気ガス通路14を形成するために、チューブ2aの外側に屈曲する壁11b、12bを有している。
本実施形態では、複数のチューブ2aは、図3に示すように積層されて一体的に形成されている。図3中の複数のチューブプレート11、12およびアウターフィン2bは、ろう付けによって接合されている。そして、複数のチューブ2aの積層体の最外壁によって、図1中の破線で示す排気管10が構成されている。この排気管10が、エンジンに連通する図示しない排気管の途中に接続される。
また、図1に示すように、複数のチューブ2aの上端側に上側ヘッダタンク7が連通し、複数のチューブ2aの下端側に下側ヘッダタンク8が連通している。
上側ヘッダタンク7は複数のチューブ2aからの作動流体が合流した後、合流した作動流体が蒸気流路4に向かって流れる部位である。下側ヘッダタンク8は複数のチューブ2aに向かって作動流体が分配される部位である。両ヘッダタンク7、8は、それらの長手方向を複数のチューブ2aの積層方向、すなわち、水平方向と平行として配置されている。
本実施形態では、この上側ヘッダタンク7が水素ガスを排気管10の外側に排出する水素ガス排出部を構成している。上側ヘッダタンク7は、複数のチューブ2aに隣接していることから、加熱部2が内部に配置されている排気管10の外側に隣接している。
具体的には、上側ヘッダタンク7は、タンク本体部21と、図3中のチューブ2aの上部の壁11b、12bとによって構成されている。
タンク本体部21は、上側ヘッダタンク7のうちチューブ2a側の壁を除く部分を構成している。このタンク本体部21は、図示しないが、横断面形状がチューブ側に開口部を有する略U字形状であり、タンク本体部21の開口部側が、図3中のチューブ2aの上部の壁11b、12bに、ろう付けによって接合される。
図3中のチューブ2aの上部の壁11b、12bは、上述の通り、排気ガスと作動流体を隔てているのに対して、タンク本体部21は、排気管10の外側の空間と作動流体とを隔てている。したがって、タンク本体部21の外面は排気ガスと非接触である。
また、タンク本体部21の外周全域は、空気層22を挟んで外周壁23に覆われており、本実施形態のタンク本体部21は2重管構造となっている。外周壁23は、例えば、タンク本体部21の母材と同じ金属で構成され、タンク本体部21にろう付けによって接合されている。
空気層22および外周壁23は、タンク本体部21を保温する保温手段である。すなわち、空気層22が断熱層となり、外周壁23がタンク本体部21の周囲で発生する大気の対流を防止する手段となる。空気層22および外周壁23は、後述するように、切替弁6によって加熱部2への作動流体の供給停止状態としたとき、排気ガスを熱源としてタンク本体部21の温度を500℃以上の高温にするためのものである。例えば、加熱部2が排気ガスによって800℃に加熱されたとき、タンク本体部21が500℃以上となるように、空気層22および外周壁23の断熱性が設定されている。
また、タンク本体部21と外周壁23との間は密閉空間ではなく、外周壁23には外周壁23の外部と連通する連通口が設けられている。この連通口は、タンク本体部21を透過した水素ガスを外部に放出するためのものである。このような連通口を設けたのは、タンク本体部21と外周壁23との間が密閉空間の場合、その密閉空間にタンク本体部21を透過した水素ガスが溜まり、タンク本体部21からの水素ガスの透過の妨げとなるからである。
ここで、図4に、図1中の領域A1の拡大図を示す。図4に示すように、タンク本体部21は、クロム系ステンレス鋼からなる母材31で構成されている。そして、母材31の内面に内面側金属層としてのNiメッキ層32が設けられ、母材31の外面に外面側金属層としてのNiメッキ層33が設けられている。
ここでいうクロム系ステンレス鋼とは、Niをほとんど含まず、Ni含有量が3%未満のステンレス鋼を意味する。一方、Niメッキ層32、33は、9割以上がNi元素で構成され、母材31よりもNiを多く含んでいる。
また、Niメッキ層32、33は、Niを用いたメッキ法により形成された金属層である。このメッキ法としては電気Niメッキ、無電解Ni−Pメッキ、これらの組み合わせ等が採用可能である。このNiメッキは、例えば、クロム系ステンレス鋼の板をタンク本体部21の形状に成型した後であって、タンク本体部21と加熱部2とのろう付けの前に行われる。なお、クロム系ステンレス鋼の板をタンク本体部21の形状に成型する前にNiメッキをしても良い。
本実施形態では、母材31の内面側のNiメッキ層32は、タンク本体部21の内面全域を覆っており、作動流体の流路に面している。一方、母材31の外面側のNiメッキ層33はタンク本体部21の外面全域を覆っており、排気ガス通路とは別の空間に面している。
Niメッキ層32、33の厚さは、5μm以上、20μm以下であることが好ましい。これは、タンク本体部21の加熱部2とのろう付け時では、Niメッキ層32、33が1000℃以上の高温に曝されることを考慮した厚さである。すなわち、Niメッキ層が5μmよりも薄い場合、Niメッキ層とステンレス鋼との相互拡散により、タンク本体部21の表面にステンレス鋼の成分が出現するためであり、Niメッキ層が20μmよりも厚い場合、Niメッキ層の割れが起こり、タンク本体部21の表面にステンレス鋼の成分が出現するためである。
図1に示すように、冷却部3は、加熱部2で気化した水、すなわち、蒸気とエンジン冷却水との間で熱交換させる熱交換部である。冷却部3は、エンジン冷却水が流れる流路の一部をなす筐体200の内部に配置され、エンジン冷却水によって外部から冷却されることによって、内部を流れる蒸気を凝縮させる。なお、筐体200には、エンジンの冷却水出口側に接続されて、筐体200にエンジン冷却水を流入させる冷却水入口201と、エンジンの冷却水入口側に接続されて、筐体200からエンジン冷却水を流出させる冷却水出口202とが設けられている。
冷却部3は、内部を水が流れる複数本のチューブ3aと、この複数本のチューブ3aに連通する一組のヘッダタンク3b、3cと、チューブ3aの外面に接触して取り付けられるアウターフィン3dとを有している。
チューブ3aは、その長手方向を天地方向と平行として配置されている。複数のチューブ3aの上端側と連通する上側ヘッダタンク3bおよび複数のチューブ3aの下端側と連通する下側ヘッダタンク3cは、それらの長手方向を複数のチューブ3aの積層方向、すなわち、水平方向と平行として配置されている。アウターフィン3dは、コルゲートフィンである。
蒸気流路4は、加熱部2と冷却部3とに連通し、加熱部2で発生した蒸気を冷却部3に導く配管である。本実施形態では、蒸気流路4は、上側ヘッダタンク7を介して、加熱部2と連通しており、上側ヘッダタンク7を介して、加熱部2から蒸気が流入する。
液流路5は、蒸気流路4とは別に設けられて、加熱部2と冷却部3とに連通しており、冷却部3で凝縮した凝縮液を加熱部2に導く配管である。このように、加熱部2と冷却部3とが蒸気流路4および液流路5によって環状に連通されることで、密閉された作動流体回路が構成されている。
本実施形態では、加熱部2、下側ヘッダタンク8、冷却部3、蒸気流路4および液流路5も、クロム系ステンレス鋼で構成されている。加熱部2、下側ヘッダタンク8、冷却部3、蒸気流路4および液流路5については、タンク本体部21と同様に、クロム系ステンレス鋼からなる母材の内面と外面にNiメッキ層を設けても良く、銅、アルミニウム等の他の金属によって構成しても良い。
切替弁6は、冷却部3から加熱部2への凝縮水の供給状態と供給停止状態とを切り替えるものであり、言い換えると、作動流体の流路を開閉する開閉手段である。
切換弁6は、例えば、冷却部3の下側ヘッダタンク3cに組み込まれており、この下側ヘッダタンク3cに流れ込む凝縮液の圧力に応じて変位するダイアフラム6aと、このダイアフラム6aの変位に連動して液流路5を開閉する弁体6bとを有するダイアフラム弁である。
凝縮液の圧力とダイアフラム室6cに導入される圧力との差圧がダイアフラム弁の設定圧力より低くなると、ダイアフラム6aが変位して弁体6bが液流路5を開くことによって凝縮水の供給状態となる。一方、凝縮液の圧力とダイアフラム室6cに導入される圧力との差圧がダイアフラム弁の設定圧力より高くなると、ダイアフラム6aが変位して弁体6bが液流路5を閉じることによって凝縮水の供給停止状態となる。
次に、排気熱回収装置1の作動および効果について説明する。
上記した構成の排気熱回収装置1は、エンジン冷却水の温度が例えば70℃以下の低温時では、切替弁6によって、冷却部3から加熱部2へ凝縮水が供給される供給状態となる。一方、エンジン冷却水の温度が例えば70℃よりも高い高温時では、切替弁6によって、排気熱回収装置1は冷却部3から加熱部2への凝縮水の供給が停止される供給停止状態となる。
そして、排気熱回収装置1が凝縮水の供給状態のときでは、加熱部2の内部で排気ガスより受熱して水が気化して蒸気となり、その蒸気が蒸気流路4を通って冷却部3に流れ込み、冷却部3でエンジン冷却に蒸発潜熱を放出して蒸気が凝縮して凝縮液となる。凝縮液は、液流路5を通って加熱部2に還流する。この水の気化と凝縮の相変化が連続的に行われることにより、排気ガスの熱がエンジン冷却水に効率良く回収される。このとき、加熱部2から冷却部3へ連続して熱輸送されるため、加熱部2の温度は、例えば300℃以下である。
一方、排気熱回収装置1が凝縮水の供給停止状態のときでは、凝縮水が冷却部3に貯留されるため、加熱部2の温度が排気ガスの温度と同等の温度、例えば、500〜800℃まで上昇する。このとき、上側ヘッダタンク7においても、タンク本体部21が空気層22および外周壁23に覆われているので、排気ガスの熱によってタンク本体部21も500℃以上の高温となる。
ここで、本実施形態では、タンク本体部21をクロム系ステンレス鋼からなる母材31で構成している。クロム系ステンレス鋼は、300〜800℃の範囲で温度が高くなる程、水素透過性が高くなる傾向があり、500℃よりも低温のときと比較して500℃以上のときに高い水素透過性を有する。
さらに、本実施形態では、母材31の内面全域にNiメッキ層32を設けているので母材31の内面での酸化被膜の形成を抑制でき、その結果、加熱部2、冷却部3等を構成する部材に含まれる鉄分と水とが反応して発生した水素ガスをタンク本体部21から外部に排出することができる。
また、本実施形態では、母材31の内面全域にNiメッキ層32を設け、母材31の外面全域にNiメッキ層33を設けている。このため、水素ガスがタンク本体部21を透過する際では、図4中の破線領域B1に示すように、母材31の内面に存在するNiによって、水素分子Hの解離作用を促進させることができ、図4中の破線領域B2に示すように、母材31の外面に存在するNiによって、母材31中を拡散した水素原子Hの再結合作用を促進させることができる。
よって、本実施形態によれば、タンク本体部21をクロム系ステンレス鋼からなる母材31で構成する場合において、母材31の内面および外面にNiメッキ層32、33を設けない場合と比較して、水素透過性能を向上させることができる。
参考として、図5にクロム系ステンレス鋼製の筒状容器の内側と外側の両側表面にNiメッキ層を形成したとき、片側のみNiメッキ層を形成したとき、Niメッキ層を形成しないときの水素透過速度の比較結果を示す。図5に示す結果は、筒状容器内に水素ガスを封入した状態で、筒状容器を800℃で加熱したときの筒状容器内の圧力を測定し、水素ガスの圧力低下量から水素透過速度を算出したものである。また、このときではNiメッキ層の厚さを10μmとした。
図5に示すように、筒状容器の内側と外側のどちらか一方の表面にNiメッキ層を形成したときでは、Niメッキ層が無いときに対して、それぞれ、水素透過速度が約5倍であった。さらに、筒状容器の内側と外側の両方の表面にNiメッキ層を形成したときでは、Niメッキ層が無いときに対して、水素透過速度が約20倍であった。
なお、図5に示す結果は加熱温度が800℃のときの結果であるが、加熱温度が500℃等の他の温度のときでも、筒状容器の内側と外側の両方の表面にNiメッキ層を形成したときでは、Niメッキ層が無いときに対して、水素透過速度が約20倍となる。
この結果から、クロム系ステンレス鋼からなる母材31の内面にNiメッキ層32を設け、母材31の外面にNiメッキ層33を設けることで、クロム系ステンレス鋼の水素透過性能を向上できることがわかる。
また、図6に排気熱回収装置の性能指数と水素透過速度との関係を示す。図6は、水素ガスに阻害されずに作動液の気化と凝縮とがされる場合の排気熱回収装置の熱の回収性能を1としたとき、作動流体回路内に所定量の水素ガスが存在する場合において、水素透過部の水素透過速度と熱の回収性能との関係を調査した結果である。なお、水素透過部の加熱温度は500℃である。
排気熱回収装置による熱回収性能の劣化を抑制するという観点では、性能指数を0.9以上に維持できることが望ましい。したがって、図6に示す結果より、水素透過部を構成する部材の水素透過速度は、少なくとも500℃のときに、2.5×10−9[mol・mm・hr−1cm−2Pa−1/2]以上であることが望まれる。
そこで、500℃での水素透過速度が2.5×10−9[mol・mm・hr−1cm−2Pa−1/2]以上となるように、Niメッキ層32、33の組成、厚さ等の諸条件を設定することが好ましい。
また、本実施形態によれば、下記に記載の効果を奏する。
本実施形態では、上側ヘッダタンク7から水素ガスを排気管10の外側に排出する構成を採用している。
ここで、本実施形態と異なり、加熱部2の構成を上述のタンク本体部21と同様の構成として、加熱部2から排気管10の内部に水素ガスを排出する構成を採用することも可能である。すなわち、チューブ2aをクロム系ステンレス鋼からなる母材で構成し、母材の外面と内面の両方にNiメッキ層を設けることも可能である。
しかし、加熱部2の外面にNiメッキ層を設けた場合、加熱部の外面は排気ガスに曝されるため、排気ガス中の煤、NOx等の腐食成分によってNiメッキ層が腐食し、母材の外面に存在するNiが減少する恐れがある。
また、加熱部2への凝縮水の供給が停止状態のときでは、加熱部2の最高温度は800℃付近の高温になる。クロム系ステンレス鋼の水素透過性能の観点では、500℃以上の高温であることが望ましいが、800℃付近のように温度が高すぎると、クロム系ステンレス鋼とNiメッキ層との間の相互拡散が多くなり、母材の表面に存在するNiが減少してしまう。
これに対して、本実施形態では、上側ヘッダタンク7を排気管10の外側に配置し、上側ヘッダタンク7を形成するタンク本体部21を、クロム系ステンレス鋼からなる母材31で構成し、母材31の外面と内面の両方にNiメッキ層32、33を設けている。このため、母材31の外面のNiメッキ層33は、排気管10の外側に位置し、排気ガスと接触しないので、母材31の外面のNiメッキ層33の排気ガスによる腐食を防止できる。
また、本実施形態では、上側ヘッダタンク7のタンク本体部21を空気層22等の保温手段で保温する構成を採用しているので、保温手段によって、上側ヘッダタンク7の温度が高くなりすぎないように調整できる。例えば、加熱部2が800℃のとき、上側ヘッダタンク7を600℃付近にすることができる。これにより、クロム系ステンレス鋼とNiメッキ層との間の相互拡散を抑制できる。
また、本実施形態のように、加熱部2を上下方向に延びる複数のチューブ2aで構成し、複数のチューブ2aの上端側に上側ヘッダタンク7が連通する構成の場合では、チューブ2aよりも上方に位置する上側ヘッダタンク7に水素ガスが溜まる。したがって、本実施形態では、上側ヘッダタンク7から水素ガスを排出する構成を採用しているので、加熱部から水素ガスを排出させようとする場合と比較して、高い水素ガス排出効果が得られる。
また、本実施形態のように、加熱部2を上下方向に延びる複数のチューブ2aで構成し、複数のチューブ2aの上端側に上側ヘッダタンク7が連通する構成の場合では、上側ヘッダタンク7のタンク本体部21の比表面積と、複数のチューブ2aの全比表面積とを比較した場合、タンク本体部21の比表面積の方が小さい。よって、本実施形態によれば、複数のチューブ2aの表面にNiメッキ層を設ける場合と比較して、Niメッキ層の形成に必要なNi量を低減できる。
(第2実施形態)
図7に、本実施形態における排気熱回収装置1を示す。図7では、図1と同様の構成部に図1と同一の符号を付している。
本実施形態の排気熱回収装置1は、上側ヘッダタンク7のタンク本体部21を保温する保温手段が第1実施形態と異なるものである。
本実施形態では、保温手段として断熱材41を用いている。断熱材41は、例えば、空気層を内部に有する構造である。断熱材41は、タンク本体部21の外周全域を覆っており、タンク本体部21の外面に接触している。なお、断熱材41とタンク本体部21との間に空気層を形成するように、断熱材41とタンク本体部21との間に間隔を設けても良い。
断熱材41としては、断熱性に優れていることの他に、耐熱性に優れ、車両の振動に耐えられるように強度に優れたものを用いることが好ましい。例えば、アルミナ等のセラミックス製のマットを断熱材41として用いることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態では、加熱部2、冷却部3、蒸気流路4、液流路5等の上側ヘッダタンク7以外のものをクロム系ステンレスで構成していたが、上側ヘッダタンク7のタンク本体部21以外のものは、クロム系ステンレス以外の材料、例えば、銅で構成しても良い。
(2)上述の各実施形態では、上側ヘッダタンク7のタンク本体部21においてのみ、母材31の内面および外面にNiメッキ層32、33を設ける構成を採用していたが、チューブ2a等のタンク本体部21以外において、母材の内面および外面にNiメッキ層を設ける構成を併用しても良い。これにより、タンク本体部21以外の部位からも水素ガスを排出することができる。
(3)上述の各実施形態では、Niメッキ層32、33を、それぞれ、母材31の内面全域、外面全域に設けていたが、本発明の効果が得られる範囲であれば、全域でなく、一部にNiメッキ層を設けても良い。
(4)上述の各実施形態では、Niを用いたメッキ法によってNiメッキ層32、33を形成していたが、メッキ法以外の方法によってNi金属層を母材の表面に形成しても良い。例えば、ろう付け時に用いられるクラッド材のように、母材にNi金属層を貼り合わせても良い。なお、このNi金属層とは9割以上がNi元素で構成されている金属層を意味する。
(5)上述の各実施形態では、保温手段がタンク本体部21の外周全域を覆っていたが、所望の温度に保温できれば、タンク本体部21の一部を覆う構成としても良い。
(6)第1実施形態では、タンク本体部21と外周壁23との間に空気層22が形成された構成であったが、この構成に加えて、タンク本体部21と外周壁23との間に放熱を抑制するための輻射防止板を設置しても良い。これにより、タンク本体部21の保温性を向上させることができる。
(7)上述の各実施形態では、チューブ2aを構成するチューブプレートによって排気管10を構成していたが、チューブ2aとは別体の排気管10の内部に複数のチューブ2aを配置する構成を採用しても良い。例えば、チューブとは別の壁によって排気管を形成し、この排気管を形成する壁を貫通させて、上側ヘッダタンク7と複数のチューブ2aとを連通させる構成を採用しても良い。
(8)上述の各実施形態では、複数のチューブ2aで加熱部2を構成し、上側ヘッダタンク7で水素ガス排出部を構成していたが、加熱部および水素ガス排出部を他の構成に変更しても良い。例えば、1本のチューブ、すなわち、1本の筒状容器によって、加熱部、水素ガス排出部をそれぞれ構成しても良い。この場合、水素ガス排出部は、排気管の外側に隣接して配置された部位であって、加熱部2と蒸気流路4とに連通しており、加熱部2から蒸気が流入し、流入した蒸気が蒸気流路4に向かって流れる流路である。
(9)上述の各実施形態では、作動流体として水を用いていたが、水を用いる場合に限らず、排気熱回収装置を構成する材料と反応して水素を発生するものであれば、他のものを用いても良い。このような作動流体を用いる場合であれば、上記した各実施形態と同様の効果が得られる。
(10)上述の各実施形態では、切換弁6として、ダイアフラム弁を用いていたが、弁体の開閉動作を電気的に制御する電磁弁等の他の弁機構を用いても良い。
(11)上述の各実施形態の排気熱回収装置1は、排気ガスから回収した熱をエンジン冷却水に伝えるものであったが、排気ガスから回収した熱を、オイルや空気等の他の冷却媒体に伝えるようにしても良い。
(12)上述の各実施形態を実施可能な範囲で組み合わせても良い。
本発明の第1実施形態における排気熱回収装置1の断面図である。 図1中のチューブ2aの分解斜視図である。 図2中のチューブプレート11、12の積層体の斜視図である。 図1中の領域A1の拡大図である。 クロム系ステンレス鋼製の筒状容器の内側と外側の両側表面にNiメッキ層を形成したとき、片側のみNiメッキ層を形成したとき、Niメッキ層を形成しないときの水素透過速度の比較結果である。 排気熱回収装置の性能指数と水素透過速度との関係を示す図である。 第2実施形態における排気熱回収装置1の断面図である。 ステンレス鋼の水素透過メカニズムを説明するための模式図である。
符号の説明
1 排気熱回収装置
2 加熱部
2a チューブ
3 冷却部
4 蒸気流路
5 液流路
6 切替弁
7 上側ヘッダタンク
21 タンク本体部
22 空気層
23 外周壁
31 タンク本体部を構成する母材
32 Niメッキ層
33 Niメッキ層
41 断熱材

Claims (4)

  1. 内燃機関から排出された排気ガスが流れる排気管(10)の内部に配置され、排気ガスによって加熱されることで、内部を流れる作動流体を気化させる加熱部(2)と、
    冷却媒体によって冷却されることで、前記加熱部(2)で気化した作動流体を凝縮させる冷却部(3)と、
    前記加熱部(2)と前記冷却部(3)とに連通し、前記加熱部(2)で気化した作動流体を前記冷却部(3)に導く第1流路(4)と、
    前記第1流路(4)とは別に設けられ、前記加熱部(2)と前記冷却部(3)とに連通し、前記冷却部(3)で凝縮した作動流体を前記加熱部(2)に導く第2流路(5)と、
    前記冷却部(3)から前記加熱部(2)への作動流体の供給状態と供給停止状態とを切り替える切替弁(6)とを備える排気熱回収装置において、
    前記排気管(10)の外側に隣接して配置され、前記加熱部(2)と前記第1流路(4)とに連通し、前記加熱部(2)から気化した作動流体が流入し、流入した作動流体が前記第1流路(4)に向かって流れる部分であって、作動流体から発生した水素ガスを前記排気管(10)の外側に排出する水素ガス排出部(21)を備え、
    前記水素ガス排出部(21)は、排気ガスを熱源として加熱された前記水素ガス排出部(21)を保温する保温手段(22、23、41)によって外側が覆われており、
    前記水素ガス排出部(21)は、クロム系ステンレス鋼からなる母材(31)で構成され、
    前記母材(31)の内面の全域もしくは一部に、前記母材(31)よりもNiを多く含む内面側金属層(32)が設けられ、
    前記母材(31)の外面の全域もしくは一部に、前記母材(31)よりもNiを多く含む外面側金属層(33)が設けられていることを特徴とする排気熱回収装置。
  2. 前記加熱部(2)は、内部を作動流体が流れ、外部を排気ガスが流れる複数のチューブ(2a)で構成され、
    前記複数のチューブ(2a)は、作動流体の流れ方向を上下方向として配置されており、
    前記複数のチューブ(2a)の上端側には、前記複数のチューブ(2a)で気化された作動流体が集合して流れる上側ヘッダタンク(7)が連通されており、
    前記上側ヘッダタンク(7)は、排気ガスと非接触の部分であるタンク本体部(21)を有しており、
    前記水素ガス排出部は、前記タンク本体部(21)であることを特徴とする請求項1に記載の排気熱回収装置。
  3. 前記内面側金属層および前記外面側金属層は、Niを用いたメッキ法により形成されたNiメッキ層(32、33)であることを特徴とする請求項1または2に記載の排気熱回収装置。
  4. 前記保温手段(22、23、41)は、前記切替弁(6)によって前記加熱部への作動流体の供給停止状態とされた場合に、前記水素ガス排出部(21)を500℃以上排気ガス温度以下の温度で保温することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の排気熱回収装置。
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