JP4840032B2 - 排水トラップ - Google Patents

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Description

本発明は、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備えた排水トラップに関する。
従来から、〔特許文献1〕に記載されているように、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、排水を排水管に導きつつ、排水を封水に用いることにより、排水管から異臭が漏れたり、排水管から害虫が侵入したりすることを防止する排水トラップが知られている。
特開2002−327475号公報
しかしながら、従来の排水トラップにおける接続継手は、〔特許文献1〕に記載されているように、排水トラップ本体に対して回転可能に取付けられた直線状の管からなるものである。
よって、従来の排水トラップは、接続継手を接続すべき排水管の配管方向によっては、接続継手を接続することができないなど、その設置上の自由度が十分でない場合があるという問題があった。
そこで、本発明は、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、設置上の自由度を向上した排水トラップを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、有底筒状に形成されたトラップ本体と、前記トラップ本体内に排水を流入させる流入部と、前記トラップ本体の側部に設けられ前記流入部から流入した排水が流出する流出部と、前記流出部と排水管とを接続し、前記流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備えた排水トラップにおいて、前記接続継手は、前記トラップ本体の延在方向に垂直な方向の周りに回転可能に前記トラップ本体に取り付けられ前記流出部に接続されたL字状の第1の管と、第1の管の前記トラップ本体と反対側の端部に、この端部部分の延在方向の周りに回転可能に取り付けられた第2の管とを有し、第2の管は、排水管を締結して接続するための締結手段をその両端にそれぞれ有し、第1の管を、前記トラップ本体に対し、前記トラップ本体の延在方向に垂直な方向の周りにおいて所定の角度をなす状態で接続するための規制機構を有することを特徴とする。
この構成によれば、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、接続継手の姿勢の自由度を向上することによって設置上の自由度を向上した排水トラップとなっている。また、この構成によれば、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、接続継手の姿勢の自由度を向上することによって設置上の自由度を向上するとともに、トラップ本体に対して第1の管を当該方向の回りにおいて所定の角度をなした姿勢で維持し、これにより例えばいわゆる壁排水、床排水に適した姿勢に維持し、また排水の漏れを防止する排水トラップとなっている。
請求項2記載の発明は、前記流入部は、前記トラップ本体の延在方向の周りに回転可能であることを特徴とする。
この構成によれば、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、接続継手の姿勢の自由度を向上することおよび流入部の姿勢の自由度を向上することによって設置上の自由度をより向上した排水トラップとなっている。
請求項3記載の発明は、その装着により第2の管が第1の管に対して回転することを阻止する回転阻止部材を着脱可能に有することを特徴とする。
この構成によれば、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、接続継手の姿勢の自由度を向上することによって設置上の自由度を向上するとともに、第1の管に対して第2の管が回転することを禁止して、これにより例えば排水の漏れを防止する排水トラップとなっている。
請求項4記載の発明は、前記トラップ本体は、排水が前記流入部に逆流することを防止するために前記トラップ本体の内外の空間を連通させた連通口を有し、前記連通口の、前記トラップ本体の底壁側の端部位置と、前記トラップ本体の底壁との間隔は、前記トラップ本体の延在方向の周りにおける、前記第1の管が取り付けられた方向において最小であることを特徴とする。
この構成によれば、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、接続継手の姿勢の自由度を向上することによって設置上の自由度を向上するとともに、排水が流入部に逆流することを防止し、且つトラップ本体が傾いても封水性能及び排水の排出性能を維持する排水トラップとなっている。
本発明によれば、排水が流出する流出部を有するトラップ本体と、流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備え、接続継手の姿勢の自由度を向上することによって設置上の自由度を向上した排水トラップを提供することができる。
以下に、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に本発明を適用した排水トラップの使用態様を示す。図1(a)はいわゆる壁排水の排水管に使用した場合を示している。図1(b)はいわゆる床排水の排水管に使用した場合を示している。
図1に示すように、排水トラップ100は、洗面器10の下方の壁面Wに設置された貯湯式の電気温水器11と、洗面器10の下部に接続されたメイン排水管12との間に接続されるものである。なお、図1(a)においては、排水トラップ100の一部はメイン排水管12と壁面Wとの間に位置し、メイン排水管12に隠れた状態となっている。
電気温水器11は、洗面器10に設置された水栓13に水またはお湯を供給する、先止め式の温水器である。
電気温水器11は、先止め式であることで生じる排水を排出するサブ排水管14(図1(a)において不図示)と、壁面Wに突設された止水栓15に接続された給水管16と、壁面Wに配置されたコネクタ17に接続された電源コード18と、水栓13に接続された図示しない出水管及び出湯管とを有している。
メイン排水管12は、一端を洗面器10の下部に接続されているとともに、他端については、図1(a)に示す壁排水においては壁面Wに、図1(b)に示す床排水においては床面Fに、それぞれ壁面W、床面Fに取付けられた取付部材12aに挿入される態様で接続されている。
排水トラップ100は、洗面器10の下方において、サブ排水管14と、メイン排水管12とに接続されている。
図2は、排水トラップ100の外観と内部構造の一部とを示す斜視図である。図3は、排水トラップ100の側断面図である。図4は排水トラップ100の分解斜視図である。図5は排水トラップ100の使用態様の一例を示す斜視図である。
排水トラップ100は、有底の円筒状に形成され矢印Aで示す方向に延在したトラップ本体20と、サブ排水管14に接続されトラップ本体20内にサブ排水管14からの排水を流入させる流入部21と、トラップ本体20の側部に突設され流入部21からトラップ本体20内に流入した排水が流出する流出部22とを有している。
排水トラップ100はまた、トラップ本体20内に配設されA方向において流出部22をまたぐようにA方向に延在した封水筒23と、流出部22とメイン排水管12とを接続し、流出部22から流出する排水をメイン排水管12に導く接続継手24とを有している。
なお、排水トラップ100は、通常、A方向が鉛直方向をなすように施工される。
排水トラップ100はまた、図4に示すように、接続継手24を、トラップ本体20に対し、所定の角度をなす状態においてのみ接続可能とするための規制機構50と、図2、3に示すように、その装着により接続継手24を所定の状態で固定するためのピン51とを有している。
流入部21は、A方向においてトラップ本体20の底壁25と逆側の端部に、A方向の周りのB方向に回転可能に取付けられており、サブ排水管14の配設方向やたわみに応じてサブ排水管14との接続方向を自由に変更できるようになっている。
流出部22は、A方向におけるトラップ本体20の略中央部に、トラップ本体20の周壁26の外面からA方向に垂直なC方向に突出する態様で形成されている。
流出部22は円筒状をなしており、図3に示すように、両端部に開口34、35を有している。
流出部22はまた、その中途部すなわち開口34と開口35との間に内嵌された逆止弁36と、その先端部すなわち開口35側の端部の外周面に螺設され、接続継手24を接続するための雄ねじ部37を有している。
開口34は、トラップ本体20の周壁26の内面すなわち内側壁と連通しており、開口35は、接続継手24側を向いている。よって、流出部22は、逆止弁36を介してトラップ本体20内外の空間を連通するようになっている。
逆止弁36は、流出部22から接続継手24に流出した排水が、メイン排水管12が詰まった場合などに逆流して、流出部22に侵入することを防止するためのものである。
トラップ本体20は、流入部21を回転自在に支持した側の端部、すなわち通常上方に位置する側の端部に、トラップ本体20の内外の空間を連通させるようにトラップ本体20の周壁26を穿つ態様で形成された連通口30を有している。
トラップ本体20はまた、流入部21を回転自在に支持した側と反対側の端部、すなわち通常下方に位置する側の端部に、周壁26に着脱可能であり装着時にその底壁25を形成する水抜きキャップ31を有している。
連通口30は、周壁26の、B方向において流出部22が形成されている側の部分に形成されている。連通口30は、A方向に沿って形成された複数のスリット32によって構成されている。スリット32はB方向に並設されている。
各スリット32は、A方向におけるトラップ本体20の当該端部側の位置は揃っており、同方向における底壁25側の位置は適宜異ならせてある。具体的に、A方向におけるスリット32の長さは、B方向における流出部22の中心位置に対応するものが一番長く、同中心位置から離れるほど短くなっており、B方向において対称となっている。
これにより、連通口30の底壁25側の端部位置と、同底壁25との間隔は、B方向における流出部22の中心位置において最小となっている。連通口30は、流入部21からトラップ本体20内に一旦流入した排水が、流入部21に逆流することを防止するために形成されているものであるが、かかる形状となっていることで、流出部22が上方を向くようにA方向が傾斜しても、かかる機能を十分に維持できるようになっている。
また、B方向の幅が、鉛直方向において上方に向けて大きくなっているので、トラップ本体20内の排水の水面の上昇度合いが小さければ連通口30からの排水量が少なく、かかる上昇度合いが大きくなり水位が流入部21に近づくほど多量の排水を行うため、必要に応じた排水量が得られるようになっている。
水抜きキャップ31は、トラップ本体20の流入部21を支持した側の端部に向けて凸となった山形の整流用突部33を有している。この整流用突部33の形状の詳細については後述する。
水抜きキャップ31は、周壁26に螺合することで一体化される。水抜きキャップ31は、トラップ本体20内の排水が凍結した場合、長期不使用である場合等にメンテナンスを行う際に取り外すものである。
封水筒23は、円筒形状をなしており、両端に開口28、29を有している。開口28は、トラップ本体20の、流入部21側に位置しており、開口29は、トラップ本体20の底壁25側に位置している。これにより、A方向において開口28と開口29との間に流出部22が位置している。
封水筒23は、その流入部21側の端部はトラップ本体20の内壁面に水密に取付けられているとともに、トラップ本体20の底壁25に向けてその径が減少している。封水筒23の、トラップ本体20の底壁25側の端部と、同底壁25との間には、間隙が形成されている。
このような形状、配置によって、A方向における流出部22の形成位置においては、トラップ本体20の内壁面と封水筒23との外周面との間には、間隙が形成されている。また、かかる形状、配置によって、封水筒23の開口29は、トラップ本体20内においてこの封水筒23内外の空間を連通させている。
そして、封水筒23は、流出部22の開口34、35の両方またはその何れかが下端位置が喫水となることで、流入部21からトラップ本体20内に流入した排水により、流入部21と流出部22とを互いに隔離して封水するようになっている。なお、通常、A方向が鉛直方向をなすため、この状態では、開口34、35の両方の下端位置が喫水となる。
封水筒23の、トラップ本体20の底壁25側の端部は、トラップ本体20の内側壁であってB方向において流出部22が配設された側の内側壁に近づくにつれて、トラップ本体20の底壁25内面との間隔が大きくなる形状となっている。
言い換えると、封水筒23の、トラップ本体20の底壁25側の端部は、トラップ本体20の底壁25の内面に対向しているとともに、トラップ本体20の内側壁であってB方向において流出部22が配設された側の内側壁に対向した形状となっている。
かかる形状は、封水筒23のかかる端部を斜めに切り欠かれた状態とすることによって形成されている。
整流用突部33は、開口29に対向する部位に、開口29側に凸となり開口29に向けてC方向における径が漸減する、A方向を中心軸とする回転体の形状となっている。この漸減の態様は、整流用突部33の表面が円錐形状でなく曲面を形成するようになっている。
よって整流用突部33の開口29に対向する部分の面は、滑らかに、周壁26に向かうに連れて開口29から離間するようになっている。整流用突部33は、底壁25内面の全体にわたって形成されているが、少なくとも開口29に対向する部位に形成されていればよいものである。
排水トラップ100は、このような構成、特に、封水筒23の開口29側端部がかかる形状、配置となっていること、及び、整流用突部33の形状によって、流入部21から流入した排水が、開口29から流出部22に向けて流れ易くなっている。
具体的には、開口29がA方向に向けて開口しているのみならず、B方向における流出部22の配置位置に向けて開いているため、開口29とトラップ本体20の内側壁との間隔が、B方向における流出部22の配置位置側に向けて大きくなっており、封水筒23の開口29側の端部における排水の流路の面積が大きくなっていることから、かかる排水が流出部22に向けて流れ易い。
しかも、開口29をかかる状態とするためには、封水筒23の開口29側の端部を斜めに切除した形状とすればよいため、トラップ本体20の大きさを大きくする必要がなく、排水トラップ100の大型化を免れることができる。
また、整流用突部33の表面形状が、滑らかに、周壁26に向かうに連れて開口29から離間するようになっているため、開口29から流出した排水の下方への流れを滞留させることなく周壁26に導き、さらに周壁26に沿って流出部22へ向かわせることとなるから、開口29から流出した排水の流れがスムーズに流出部22へ向かう上方向の流れに変更され、流出部22からの排水性能が向上している。
なお、整流用突部33の表面形状は、上述のような曲面形状でなく、円錐形状でも良いが、かかる曲面形状のほうが、かかる流れの変更に適しており、排水性能がより向上している。
排水性能が高いため、電気温水器11から多量の排水が行われても、メイン排水管12への排水が良好に行われる。電気温水器11からの排水が多量となる場合としては、例えば、電気温水器に通常備えられている減圧弁が故障した場合がある。
先止め式の電気温水器には、通常、貯湯タンク内の水圧が所定圧以上となった場合に開く逃がし弁が備えられており、給水側に接続された減圧弁が故障すると貯湯タンク内の水圧が給水圧まで上昇するため、逃がし弁が開き、排水トラップに多量の水が流れ込むこととなるのである。
接続継手24は、流出部22が突設された方向であるC方向の周りのD方向に回転可能に、流出部22を介してトラップ本体20に取付けられ、流出部22に接続されたL字状の第1の管としてのエルボー管41と、エルボー管41の、トラップ本体20と反対側の端部に取付けられた第2の管としての連結管42とを有している。
エルボー管41は、流出部22に接続されC方向に延在する第1の管部43と、第1の管部43に略直角をなすE方向に延在するように第1の管部43に一体形成された第2の管部44とを有している。
A方向における流出部22及び第1の管部43の中心位置とB方向における流出部22及び第1の管部43の中心位置とD方向における流出部22及び第1の管部43の中心位置とは互いに全て一致している。
E方向とA方向とは、流出部22に対するエルボー管41の取付け態様に応じて、一致する場合と、直角をなす場合とがある。一致する場合は、排水トラップ100が図1(a)に示した壁排水に使用される場合であり、直角をなす場合は、排水トラップ100が図1(b)に示した床排水に使用される場合である。
エルボー管41はまた、第1の管部43によってD方向に回転自在に支持され、雄ねじ部37と螺合する雌ねじ部45をその内周面に有する袋ナット46と、第2の管部44の基端側に形成されE方向に垂直な平面形状であって小判型に形成されたフランジ部47とを有している。フランジ部47は図5に示すように、C方向における、第1の管部43と逆側の先端部に切り欠き52を有している。
連結管42は、E方向に垂直な方向であるF方向に延在するようにエルボー管41に取り付けられた部材である。
連結管42は、F方向中央部に配設され、第2の管部44の先端部が挿入される態様でエルボー管41と接続される、フランジ部47に対向する上面が小判型の接続部48と、F方向両端にそれぞれ配設されメイン排水管12を締結して接続するための締結手段60とを有している。
接続部48は、切り欠き49に連通し得る孔53を上面に有している。
連結管42は、接続部48において、第2の管部44に対し、E方向の周りのG方向に回転自在となっており、F方向がC方向及びE方向に垂直な状態となったときに、フランジ部47と接続部48とは、その小判型の形状が重なり合うようにして一致し、切り欠き52と孔53とが連通した状態となるようになっている。
ピン51は、切り欠き52と孔53とが連通した状態で、これらに挿通するように接続継手24に装着され、装着により第2の管部44が第1の管部43に対して回転することを阻止する回転阻止部材として機能するものであり、接続継手24をかかる状態で固定するものである。
各締結手段60は、連結管42本体外周面のF方向における両端部に螺設された図示しない雄ねじ部と、この雄ねじ部に螺合する図示しない雌ねじ部を備え雄ねじ部に螺合した状態で連結管42本体に回転自在の締結部材62と、連結管42本体のF方向両端のそれぞれに配設され、締結部材62が連結管42本体に対して螺子込まれることにより圧縮されるパッキン61とを有している。
連結管42本体は、その内径がメイン排水管12の外径と同じものが選択される。
締結部材62は回転によりF方向に変位するようになっており、連結管42本体の内部にメイン排水管12の端部を挿入した状態で、回動によって連結管42本体に対して螺子込まれるように移動することによりパッキン61が圧縮されて肉厚状となり、挿入されているメイン排水管12の外周に密着することにより、連結管42本体とメイン排水管12とを水密に連結する。
図4に示すように、規制機構50は、流出部22の内周面に突設された突部54と、第1の管部43のトラップ本体20側の端部に形成され突部54が嵌合し得る3つの切り欠き55、56、57とを有している。
なお、図4においては、逆止弁36の図示を省略している。
突部54は、流出部22の内周面のうち水抜きキャップ31に最も近い位置すなわちA方向が鉛直方向を向く場合における流出部22の内周面の最下位置に突設されている。
切り欠き55は、第2の管部44が第1の管部43に対して屈曲された方向すなわちE方向が鉛直方向を向く場合における第1の管部43の最下位置に形成されている。
切り欠き56、57は、D方向において切り欠き55に対して垂直な2つの方向にそれぞれ形成されている。
よって、規制機構50により、接続継手24は、D方向において次の所定の3つの角度をなす状態でのみ、トラップ本体20に接続可能となっている。
かかる3つの角度は、A方向とE方向とが互いに平行でありA、E方向において連結管42と水抜きキャップ31とが流出部及び第1の管部43に対して同じ側に位置する1つの方向、及び、A方向とE方向とが互いに垂直となる2つの方向である。
前者の方向をなす状態は、図1(a)、2、3に示す状態であり、後者の方向をなす状態は、図(b)に示す状態である。
接続継手24をトラップ本体20に接続するときには、流出部22と第1の管部43とのD方向における位相を所望の位相とした上で、突部54を切り欠き55、56、57のうちの所望の切り欠きに嵌合させるようにして、接続継手24とトラップ本体20とが近づくようにこれらを相対的にC方向に移動させ、突部54を所望の切り欠きに嵌合させた状態で袋ナット46をD方向に回動させて雌ねじ部45を雄ねじ部37に螺合させて締結する。
このような構成の排水トラップ100にあっては、上述のように、通常はA方向が鉛直方向を向くように設置し、また、壁排水であるか床排水であるかに応じて規制機構50によってエルボー管41の取付方向を調整することで、F方向が、壁排水であれば図1(a)に示すように水平方向となるように設置し、床排水であれば図1(b)に示すように鉛直方向を向くように設置する。
図5に示すように、壁排水の場合には、ピン51を取り外して連結管42をエルボー管41に対して回転自在としてもA方向が鉛直方向に維持されるので、ピン51を取り外した状態としても良い。
ピン51を取り外した状態としておけば、例えば給水管16が排水トラップ100に干渉している状態で給水管16を掃除などメンテナンスする際に、連結管42とエルボー管41とが相対的にG方向に回転して、排水トラップ100と給水管16との干渉を免れることができるという利点がある。
一方、床排水の場合には、ピン51を取り外した状態とすると、排水トラップ100に物が当接した場合に破壊を免れ得るという利点があるものの、A方向が鉛直方向に対して傾き得るので、排水、封水を良好に行うという観点から好ましくない。
しかし、連通口30を上述の態様で形成していることから、A方向が鉛直方向から傾いたとしても、直ちに封水性能、排水性能が低下することはない。
すなわち、連通口30が上方を向くように傾いた場合には、鉛直方向において第1の管部43と第2の管部44との接続位置が開口34よりも上方に位置することとなり、喫水が、A方向において、流入部21側に近づくこととなるが、連通口30が上方を向いており各スリット32の長さが上述のようになっているので、排水が連通口30から漏れることはない。
また、連通口30が下方に向くように傾いた場合には、鉛直方向において第1の管部43と第2の管部44との接続位置が開口34よりも下方に位置することとなるため、喫水は、A方向において、開口34の位置となり、連通口30に近づくことがないので、トラップ本体20に蓄えられた排水が連通口30から漏れることはない。
ただし、メイン排水管12の配設方向が鉛直方向に対して傾いていることがあり、この場合には、傾きが大きい場合にはピン51を取り外してA方向が鉛直方向に向くようにするなど、状況に応じて、適宜ピン51の着脱状態を調整する。しかし、この場合にも、同様に、封水性能、排水性能が直ちに低下することはない。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、封水筒23の、トラップ本体20の底壁25側の端部を、トラップ本体20の内側壁であってB方向において流出部22が配設された側の内側壁に近づくにつれて、トラップ本体20の底壁25内面との間隔が大きくなる形状としたこと、すなわち、同端部を、トラップ本体20の底壁25の内面に対向しているとともに、トラップ本体20の内側壁であってB方向において流出部22が配設された側の内側壁に対向した形状としたことは、封水筒23のかかる端部を、斜めに、直線状に切除した態様としたことによって得たものであるが、封水筒23のかかる端部を、斜めに切除する態様としては、直線状に限らず、曲線状、階段状など適宜選択可能である。
また、整流用突部33は、上記形態では、A方向を中心軸とする回転体の形状であるが、整流用突部33の形状はかかる形状でなく、その頂部がC方向において流出部22から遠い位置となるようにするなど、必要に応じて偏心した形状とすることができる。
なお、封水筒23の、トラップ本体20の底壁25側の端部は、この底部25に単純に対向する形状であってもよい。
また、整流用突起33は必ずしも必要でなく、トラップ本体20の底壁25の上面は平面をなしていても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明を適用した排水トラップの使用態様を示す正面図であって、(a)はいわゆる壁排水の排水管に使用した図、(b)はいわゆる床排水の排水管に使用した図である。 図1に示した排水トラップの外観と内部構造の一部とを示す斜視図であるである。 図1に示した排水トラップの側断面図である。 図1に示した排水トラップの分解斜視図である。 図1に示した排水トラップの使用態様の一例を示す斜視図である。
符号の説明
20 トラップ本体
21 流入部
22 流出部
24 接続継手
30 連通口
41 第1の管
42 第2の管
44 第1の管のトラップ本体と反対側の端部部分
50 規制機構
51 回転阻止部材
60 締結手段
100 排水トラップ
A トラップ本体が延在する方向
B A方向の周りの方向
C A方向に垂直な方向
D C方向の周りの方向
E 第1の管のトラップ本体と反対側の端部部分の延在方向
F 第2の管の延在方向
G E方向の周りの方向

Claims (4)

  1. 有底筒状に形成されたトラップ本体と、
    前記トラップ本体内に排水を流入させる流入部と、
    前記トラップ本体の側部に設けられ前記流入部から流入した排水が流出する流出部と、
    前記流出部と排水管とを接続し、前記流出部から流出する排水を排水管に導く接続継手とを備えた排水トラップにおいて、
    前記接続継手は、前記トラップ本体の延在方向に垂直な方向の周りに回転可能に前記トラップ本体に取り付けられ前記流出部に接続されたL字状の第1の管と、第1の管の前記トラップ本体と反対側の端部に、この端部部分の延在方向の周りに回転可能に取り付けられた第2の管とを有し、
    第2の管は、排水管を締結して接続するための締結手段をその両端にそれぞれ有し
    第1の管を、前記トラップ本体に対し、前記トラップ本体の延在方向に垂直な方向の周りにおいて所定の角度をなす状態で接続するための規制機構を有することを特徴とする排水トラップ。
  2. 前記流入部は、前記トラップ本体の延在方向の周りに回転可能であることを特徴とする請求項1記載の排水トラップ。
  3. その装着により第2の管が第1の管に対して回転することを阻止する回転阻止部材を着脱可能に有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の排水トラップ。
  4. 前記トラップ本体は、排水が前記流入部に逆流することを防止するために前記トラップ本体の内外の空間を連通させた連通口を有し、
    前記連通口の、前記トラップ本体の底壁側の端部位置と、前記トラップ本体の底壁との間隔は、前記トラップ本体の延在方向の周りにおける、前記第1の管が取り付けられた方向において最小であることを特徴とする請求項1ないし3の何れか1つに記載の排水トラップ。
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