JP6861473B2 - 便器装置の吐水機構 - Google Patents

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Description

本発明は、便器装置の吐水機構に関する。
水源から供給される水を給水管路を通して洗浄水タンクへと吐水させるための便器装置の吐水機構(以下、適宜、単に「吐水機構」という)が従来より種々提案されている。このような吐水機構に要求される機能の一つとして、水流の乱れを抑制して、水が周囲へ無用に飛散しないようにすることが求められる。また吐水口から流れ落ちた水が洗浄水タンク内の水面を強く叩くことによって発生する騒音を抑制する機能も求められる。
そこで、供給される水を、主流部から下方へ分岐する分岐ソケットと吐水キャップとの間に挿入した散水板によって分散させ、吐水を細かくして吐水音を低減するという技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−222909号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、散水板によって水流を広範囲に分散させる構成であるため、例えば、拡散した水流の一部がオーバーフロー管に直接入ってしまい、水を無駄に消費してしまうという課題がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、吐水が既定範囲外に無用に広く拡散しない便器装置の吐水機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、ここに次のような技術を提案する。
(1)略水平方向に延びて設けられ便器装置(例えば、後述する便器装置100)に給水する給水管路(例えば、後述する給水管路10)と、前記給水管路の側部下方に突出して設けられ吐水口(例えば、後述する吐水口22)を有する吐水部(例えば、後述する第1吐水部20)と、を備えた便器装置の吐水機構(例えば、後述する吐水機構1)であって、
前記吐水部は、前記吐水口又はその近傍に吐水の拡散を規制する規制リブ(例えば、後述する規制リブ23、35)を有する、
便器装置の吐水機構。
(2)前記規制リブは、前記吐水口における前記給水管路の水流方向下流側から前記吐水部の中心軸方向に沿って突出するように形成されている(1)の便器装置の吐水機構。
(3)前記吐水部は、前記吐水口の下流側に吐水を通すキャップ(例えば、後述するキャップ30)を有し、前記規制リブは前記キャップから前記吐水口側に向けて突出するように形成されている(1)の便器装置の吐水機構。
(4)前記規制リブは、前記突出する方向に直交する断面が半円以内の円弧状(例えば、後述するように中心角で120度の範囲)に成形されている、(1)から(3)の何れか一の便器装置の吐水機構。
本発明によれば、吐水が既定範囲外に無用に広く拡散しない便器装置の吐水機構を具現することができる。
本発明の吐水機構を適用する便器装置の斜視図である。 図1の便器装置のタンク本体内における本発明の一実施形態としての吐水機構の配置をタンク本体周りの各機能部の配置と共に示す斜視図である。 図2の吐水機構及び関連する機能部の側面図である。 本発明の一実施形態としての吐水機構の部分破断側面図である。 図3における第1吐出部のA−A線断面図である。 本発明の他の実施形態としての吐水機構の部分破断側面図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の吐水機構を適用する便器装置の斜視図である。
図1の便器装置100は、外周壁部110で全周が囲まれて構成された便器本体101
の内側に便鉢部(不図示)を有している。便器本体101の上部には便蓋102が設けられ、その後方に連なって上方への傾斜面をなす後部傾斜タンクカバー103が設けられている。後部傾斜タンクカバー103の後方に上方に延びるように便器洗浄装置150が設けられている。便器洗浄装置150は、便器本体101の後方上部に載置されたベースプレート160と、この上に設置された便器洗浄タンク170とを含んで構成される。
便器洗浄タンク170は、タンクカバー171、タンク蓋部172、タンク本体173、洗浄駆動ユニット(不図示)とを備える。タンクカバー171は、後部傾斜タンクカバー103、上部タンクカバー174及び下部タンクカバー175から構成されている。上部タンクカバー174は、下部タンクカバー175に対して着脱自在である。上部タンクカバー174には、手洗い部180が設けられている。
下部タンクカバー175は、タンク本体173の周囲を囲むように形成される。下部タンクカバー175の上部左側に、洗浄操作を行うための洗浄ハンドル105が設けられている。
上部タンクカバー174に設けられた手洗い部180は、手洗いボウル部181と手洗い吐水部182とを有する。手洗い吐水部182は下方に開口している。
図2は、図1の便器装置のタンク本体内における本発明の一実施形態としての吐水機構の配置をタンク本体周りの各機能部の配置と共に示す斜視図である。
図2において、図1におけるタンク本体173については、その内部が周壁173aを部分的に破断して示されている。また上方の部材は取り除いて開放された状態で示されている。タンク本体173の内部中央には鉛直にオーバーフロー管201が設けられ、その上端側がタンク本体173に貯留される洗浄水の水位の上限に合わせた高さで開口した開口部202となっている。オーバーフロー管201の下端側は、タンク本体173の底部に連通する放出口203に連通している。
図2において左方上部に描かれたタンク本体173内側の上方位置に、本発明の一実施形態としての吐水機構1と、この吐水機構1を通してタンク本体173に給水する給水装置300が設けられている。
給水装置300は、給水管301と給水弁310と、水抜操作部320とを含んで構成される。図2においては給水弁310は内部の弁体は見えずその外殻が視認される。
鉛直方向に延びた給水管301の上流端側(図2では下端側)が外部の水道に接続され、上部で水平方向に曲がった下流端側が給水弁310の入口側に接続される。給水管301の下流端側と接続される給水弁310の入口側の部位は、タンク本体173の周壁173a上部の部分(図2では表されない部分)に形成された貫通口を貫通している。当該貫通している部位の詳細は、次の通りである。
給水弁310の入口側は角型のフランジ311を成し、このフランジ311における周壁173a内面への対向面側に、フランジ311から更に突出するように形成され給水管301の径に相応する径の接続管部(図2では表されない部分)が形成されている。また、フランジ311における周壁173a内面への対向面側に周縁部がフランジ311と同形のゴム製のシール部材312が配される。一方、給水管301の下流端側には周縁部がフランジ311と同形のフランジ状の部分を有する接続部(不図示)が設けられる。フランジ311から突出した上述の接続管部が周壁173aの貫通口を貫通している。この状態で、給水管301の下流端側の接続部(不図示)とフランジ311とによって、シール部材312を介して周壁173aの該当部分を挟むことによって貫通口の周囲が封止されると共に、給水装置300がタンク本体173上部に支持される。
一方、給水装置300に関連して、フロート部313と、フロート側アーム部314と、操作アーム部材315とが設けられる。フロート部313はタンク本体173内に貯留される洗浄水の水位に応じて生じる浮力によって鉛直方向の位置が変動し、給水弁310を作動させるための変位を生じる。フロート側アーム部314は、フロート部313の上面中央から鉛直方向上向きに延びるように設けられる。操作アーム部材315は、給水弁310の本体下部に一端側が可動な態様で接続され横方向に延びて他端側がフロート側アーム部314と係合している。フロート部313がタンク本体173内に貯留される洗浄水の水位に応じて鉛直方向に変位すると、この変位がフロート側アーム部314を介して操作アーム部材315に伝達される。これにより操作アーム部材315が回動変位して給水弁310を開閉させる。
上述のような給水弁310の出口側に、吐水機構1の給水管路10上流端側が接続される。この給水管路10は略水平方向に延びており、その途中に給水管路10の側部に(本例では下方に)突出して第1吐水部20が設けられ、給水管路10の下流端側に第2吐水部40が設けられる。即ち、第1吐水部20は図示のように給水管路10から分岐するように設けられ、その下流側端部にはキャップ30が装着されている。
給水管301から給水管路10の上流端側に供給された水は、第1吐水部20からタン
ク本体173内に吐水され、また、第2吐水部40からオーバーフロー管201の開口部202に向けて吐水される。
水抜操作部320は、給水管301における給水弁310が設けられる部分に接続される。水抜操作部320は、開状態において少量の水を給水管301に流通させる流動弁(不図示)と、流動弁を開閉させる操作ケーブル321と、この操作ケーブル321を操作する操作ダイアル322と、を備える。
水抜操作部320は、水抜操作部320の操作ダイアル322を操作して流動弁(不図示)を開状態にすることで、給水弁310が閉状態の場合においても流動弁を介して少量の水を給水管301に流通させる。これにより、例えば、寒冷地等の冬季に給水部の凍結のおそれがある地域において、少量の水を連続的に流通させられるので、給水装置300の凍結を防げる。
次に、図3を参照して吐水機構について更に詳細に説明する。
図3は、図2の吐水機構及び関連する機能部の側面図である。
図3において、図2との対応部は同一の符号を附して示し、既述の部分に関する説明は適宜省略する。
図3において、吐水機構1は、給水管路10と、第1吐水部20と、第2吐水部40とを有する。給水管路10は、一端側である基端部側が給水弁310の出口側に接続される相対的に大径の基部側管路10aと、基部側管路10aの他端側に連なる相対的に小径の先端側管路10bとを含んで構成される。
先端側管路10bは断面が角型の中空角柱状のものとして構成され得るが、本明細書では、この場合も便宜的に断面の大きさの程度を管体における如く「径」と称する。
基部側管路10aの基端部側は、端部の周縁から軸方向に延びるように周方向に間隔を空けて複数形成された切り込み部11を有するため、当該端部が径方向に一定の弾発力をもって変位し得る。更に、複数の切り込み部11の間に、位置規制穴12(図4参照)が形成されている。
これに対し、給水弁310には、その出口側から延びた管状の接続管部316が設けられている。接続管部316の端部近傍周面に周方向に間隔を空けて逆止係合爪部(不図示)が複数形成されている。更に、接続管部316の端部近傍周面に、周方向に間隔を空けて、複数の逆止係合爪部の間に位置規制凸部317が形成されている。
給水管路10の基部側管路10aは、その基端部側が接続管部316における上述の逆止係合爪部に弾発的に係合することによって給水弁310(接続管部316)に抜け止めされて接続される。このとき、基部側管路10aの上述の切り込み部11のうちの特定の切り込み部11a、及び、位置規制穴12に、接続管部316側の位置規制凸部317が係合して軸周りの回転が規制される。
第1吐水部20は、給水管路10の基部側管路10aから分岐するようにして、設けられる。本例の第1吐水部20は、概略水平方向の基部側管路10aから鉛直下方に分岐している。この第1吐水部20の下端側にキャップ30が装着さてれいる。
第2吐水部40は、給水管路10の基部側管路10aから段差を成して小径になって連なる先端側管路10bの下流端側に設けられる。図示のように、第2吐水部40は、概略水平方向の先端側管路10bの下流端側から鉛直下方に向いたノズル状の部材で構成されている。
尚、給水管路10の基部側管路10aにおける鉛直下方に分岐した第1吐水部20に対応する位置で逆方向(上方向)に分岐するようにして手洗い用給水管13の一端側が接続されている。手洗い用給水管13の他端側は図1を参照して既述の手洗い吐水部182に接続されている。
ここで、図4を参照して、第1吐水部20について更に詳細に説明する。
図4は、本発明の一実施形態としての吐水機構の部分破断側面図である。
尚、図4では、図3を参照して既述の手洗い給水管13への分岐部分については図示を省略している。
外形が全体的に円筒状の第1吐水部20は、給水管路10の基部側管路10aから分岐する分岐管の様相を呈するが、より詳細には、この分岐の中心位置が相対的に大径の基部側管路10aにあり、第1吐水部20としての径方向の広がりは既述の先端側管路10bに及んでいる。
第1吐水部20の基部側管路10aからの分岐部位は、基部側管路10aから管路の中心軸に直交する向きである鉛直下方に分岐した比較的短い管状の分岐管部21を構成している。
分岐管部21の下端側は吐水口22として開口している。分岐管部21の下端側における給水管路10の基部側管路10aの流れで下流側に該当する部位における周方向に3分の1程度(即ち、半周以内の範囲)の部分には、吐水口22から第1吐水部20の中心軸方向に沿って突出した規制リブ23が形成されている。本例では、規制リブ23は、分岐管部21の下端側における周方向に残された3分の2程度の部分に比して鉛直下方に突出しており、後述するように吐水の拡散を規制する。
一方、分岐管部21に対しその外周側を一定の間隔を空けて同心的に取り囲むようにして環状の外周壁部24が設けられている。外周壁部24も基部側管路10aから分岐するようにして下方に突出して形成されている。外周壁部24の下端側(下流端側)にキャップ30が装着される。
キャップ30は、外周壁部24と同心の放射状の格子31と、キャップ30の周縁部から格子31より下方に延びた環状のスカート部32と、スカート部32よりも若干小径で格子31より上方に延びた接続用環状部33を有する。
外周壁部24に対するキャップ30の装着は、例えば、接続用環状部33に形成された係合凸部33a(図3参照)に、これに対応して外周壁部24側に形成された嵌合凹部又は係合穴部24a(図3参照)が着脱可能に嵌め合わされる態様を採り得る。
ここで、本実施形態における給水管路10は、上述の基部側管路10aから先端側管路10bに移行する部位の管路内部に、先端側管路10bの上流端側から基部側管路10a内部に向けて軸方向に延びて分岐管部21の位置よりも上流側まで至る仕切板14が設けられている。
図4より容易に理解される通り、仕切板14がそのまま下流側に延長されて中空角柱状の先端側管路10bの下部外殻をなすように連なっている。換言すると、仕切板14の上側は略そのままの内径で下流側の先端側管路10bに連なっている。
これに対し仕切板14の下側は、下流に向けて延びず、分岐管部21の下流端近傍で終端している。
このため、仕切板14の上側の水流はそのまま先端側管路10bへと流れ、一方、仕切板14の下側に入った水流は、下流側へは流れ得ず分岐管部21へと分岐する。
次に、図5を併せ参照して、規制リブ23の形態について更に詳細に説明する。
図5は、図3における第1吐出部のA−A線断面図である。換言すると、図5は、図4の第1吐水機構20のキャップ30を規制リブ23の断面と共に示す平面図である。
図5における最外周の実線は、キャップ30のスカート部32の外周部の輪郭である。スカート部32の内周に沿うような形状で第1吐出部20の外周壁部24の断面が位置する。外周壁部24の断面が途切れたところが係合穴部24aであり、ここに、既述の接続用環状部33の係合凸部33aが係合する。図5における2箇所の係合穴部24aのうちの一方(図では下方)のものの縁部近傍に係止用凸部24bが内周側に突出するように一対形成され、この一対の係止用凸部24bが、これらに対応して接続用環状部33に形成された係止溝33bで係止されることによってキャップ30が外周壁部24に対して回り止めされる。
第1吐水部20の放射状の格子31には、その中心から一定の半径の範囲に格子の目が無く流水の通過を阻止する衝止部材である円板部34が形成されている。円板部34は第1吐水部20の分岐管部21下流端の吐水口22の直下に位置する。
この円板部34の外周の一部、即ち、本例では周方向に中心角で略120度の弧状の範囲、即ち、半周以内の範囲に既述の規制リブ23が位置する。換言すると、規制リブ23は、第1吐水部20が給水管路10の側部から突出する方向に直交する断面が半円以内の円弧状に成形されている。
規制リブ23が下方に延びたその先端は、格子31(その円板部34)に近接しているが当接することなく若干(例えば、0.2mm程度)の間隔が保たれている。
次に、図6を参照して、本発明の他の実施形態について説明する。
図6は、本発明の他の実施形態としての吐水機構の部分破断側面図である。
図6において既述の図4との対応部は同一の符号により示し、それら対応部の個々の説明は適宜省略する。
図6の実施形態の吐水機構1aにおける図4の吐水機構1との相違点は、図4では吐水機構1における規制リブ23が分岐管部21の周壁の一部が下方に延長されるようにして形成されていたのに対し、吐水機構1aでは、規制リブ35がキャプ30aの内側(上流側)面で中心の円板部34の周辺から上方に立ち上がるように形成されている点である。
吐水機構1aにおける規制リブ35も、円板部34の外周位置に周方向に中心角で略120度の弧状の範囲に設けられ、その曲率は対向する分岐管部21aの周方向の曲率と等しい。従って、規制リブ35は、既述の実施形態における吐水機構1の規制リブ23と略等しい空間位置を占める。但し、キャプ30aに形成された規制リブ35は、格子31の円板部34の外周部位と一体でそこから立上がるように形成され、その上端は分岐管部21aの下端と対向するも、若干(例えば、0.2mm程度)の間隔が保たれている。
次に、上述した各図を参照して、本発明の一実施形態及び他の実施形態である、便器装置の吐水機構1の作用について説明する。
便器本体101の洗浄が行われて便器洗浄タンク170(そのタンク本体173)に貯留される洗浄水の水位が下がると、これに伴いフロート部313の位置が下がる。ロート部313の位置が下がると、この変位がフロート側アーム部314及び操作アーム部315を介して給水弁310に伝達される。この変位の伝達に応じて給水弁310が開弁し、給水管301から給水装置320を通った水が吐水装置1の給水管路10に流入する。
給水管路10に流入した水の本流は第1吐水部20に向かい、本流以外の流水が手洗い用給水管13及び第2吐水部40へと分岐する。手洗い用給水管13に分岐した流水は手洗い吐水部182から吐水して手洗い用に供される。また、第2吐水部40へと分岐した流水はノズル直下のオーバーフロー管201の開口部202に吐水されて便器本体101における溜水の補給に供される。
給水管路10内の本流である第1吐水部20に向かう流水は、分岐管部21に流入して鉛直下方に流れの向きを転換し、下方のキャップ30、30aの格子31を通ってタンク本体173内に向けて吐水される。
分岐管21で流れの向きが水平方向から鉛直下方へと転換される流水は、分岐管21内における下流側の面に強く当たりながら流れの向きを変える。このため、従来は、分岐管21の吐水口22から吐出した吐水は水平方向の流れで見た下流側に偏って拡散した分布を示していた。このため、吐水の一部がオーバーフロー管201の開口部202に直接入ってしまい、無駄になっていた。
これに対し、本発明の実施形態としての吐水装置1では特に、吐水口22の近傍に規制リブ23(図4)、規制リブ35(図6)が設けられているため、吐水口22から吐出した吐水は下降する方向が規制されて、水平方向の流れで見た下流側に偏って拡散することがない。即ち、吐水の無用な拡散が効果的に規制される。従って、吐水の一部がオーバーフロー管201の開口部202に直接入ってしまうという不都合が除かれ、従来におけるような給水の無駄が抑制される。
この場合、規制リブ23(図4)、規制リブ35(図6)は吐水口の22周囲にその半周以内の範囲に成形されているため、吐水口側からの吐水の無用な拡散が効果的に規制されつつ、吐水の所要の拡散が阻害されない。即ち、吐水音の低減効果を損なうことがない。
また特に、本発明の実施形態としての吐水装置1では、キャップ30、30aを装着したことにより、吐水口22から直接下方に向かおうとする流水が格子31中央の円板部34(図5)により衝止されて周辺の放射状の格子31に回り込む。また、上述のように規制リブ23、35で流れの向きが規制された流水も放射状の格子31に回り込む。このように一旦格子31に回り込んだ吐水が、格子31の目を通して細かな流水となって下方に吐水される。このため、吐水音の低減効果が大きい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲内での変形、改良が可能である。
例えば、上述の実施形態では、規制リブ23、35を実質的に吐水口22に設けたが、吐水口22の近傍に適宜の態様で同様に設けても、同様の作用効果を奏する。
また、図4、図5及び図6におけるキャップ30、30aのスカート部32の給水管路10における下流側に相当する一定の範囲を、設置スペースが許容される限度で下方に延長するように構成してもよい。
この構成によれば、既述の規制リブ23、35による吐水の拡散の規制作用に加えて延長されたスカート部32による吐水の拡散の規制作用が加わって強力な吐水方向の規制作用を得ることができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない種々の変形例や変更例は、本発明に包摂される。
1…吐水機構
10…給水管路
20…第1吐水部
22…吐水口
23、35…規制リブ
30、30a…キャップ
31…格子
40…メッシュ部材
100…便器装置

Claims (3)

  1. 略水平方向に延びて設けられ便器装置に給水する給水管路と、前記給水管路の途中の側部から下方に突出するように分岐した分岐管部の先端に吐水口を有する吐水部と、を備えた便器装置の吐水機構であって、
    前記吐水部は、前記吐水口に吐水の拡散を規制する規制リブを有し、
    前記規制リブは、前記分岐管部下端部の前記吐水口における前記給水管路の水流方向下流側の部分である部位に、前記吐水部の中心軸方向に、前記吐水口の周方向に沿って下方に突出するように形成されている便器装置の吐水機構。
  2. 略水平方向に延びて設けられ便器装置に給水する給水管路と、前記給水管路の途中の側部から下方に突出するように分岐した分岐管部の先端に吐水口を有する吐水部と、を備えた便器装置の吐水機構であって、
    前記吐水部は、前記吐水口の下流側に吐水を通すキャップを有し、
    制リブは前記キャップから前記吐水口側に向けて突出するように形成されている便器装置の吐水機構。
  3. 前記規制リブは、前記突出する方向に直交する断面が半円以内の円弧状に成形されている、請求項1又は2に記載の便器装置の吐水機構。
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