JP4839190B2 - X線撮像装置 - Google Patents
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Description
I.平面検出器に対してスポット状のX線照射を行なう照射制限手段
II.スポット状のX線照射により平面検出器に形成される画像データを記憶する記憶手段
III.前記画像データに基づいて、X線の光軸に対する平面検出器の傾きを算出する傾き算出手段
IV.前記傾きを通知する通知手段
本発明の装置に備えるFPDは、ケーブルによる有線接続あるいは通信装置による無線接続により、取得した画像データをX線撮像装置の本体に伝送することができる。また、FPDは、FPD自身の情報、例えば、FPDの中心やFPDのX軸、Y軸などの情報を本体に伝送することができる。FPD自身の情報は、後段で詳述するX線の光軸に対するFPDの傾きを算出するときなどに利用される。
本発明の装置に備えるX線発生器は、X線を発生させるX線管を備え、所定の方向にX線を照射する機器である。このX線発生器には、X線の照射領域を制限する公知の可動絞りを設けても良い。
本発明の装置は、さらに、X線発生器のX線照射口の部分に照射制限手段を備える。照射制限手段は、X線を遮蔽する遮蔽部材からなり、被検体とFPDにX線が照射されることを制限する。この遮蔽部材は、例えば、一枚の板状部材から構成しても良く、X線照射口の前に挿入されることで、X線の照射を制限する。その他、遮蔽部材は、可動絞りのように複数枚の板状部材から構成しても良い。この場合、光軸を中心とする四方に板状部材を配置して、板状部材を中心方向に挿入する(閉じる)ことで、X線の照射を制限することができる。
照射制限手段によりスポット状に照射されるX線により、FPDでは複数のスポット像を有する画像データが検出されることになる。記憶手段は、この画像データを記憶することができる。記憶した画像データは、後述するように、X線の光軸に対するFPDの傾きを算出することに使用される。なお、記憶手段は、スポット像を有する画像データだけでなく、通常の被検体の透視画像などを記憶することもできる。
傾き算出手段は、撮影したスポット像を有する画像データから、X線の光軸に対するFPDの傾きを算出する手段である。この傾き算出手段は、さらに、各スポット像の大きさを比較して最小のスポット像と最大のスポット像とを選択する選択手段と、最小のスポット像と最大のスポット像から、スポット像の形態に基づいた特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、抽出した特徴量を、予め設定されている特徴量とFPDの傾きとの相関関係に当てはめて、FPDの傾きを求める比較手段とを有する。
通知手段は、X線の光軸に対するFPDの傾き(傾き情報)を視覚的に通知する手段であっても良いし、聴覚的に通知する手段であっても良い。前者の場合、例えば、本発明の装置に備えるモニタに、前記傾きを表示すれば良い。後者の場合、音声装置などにより前記傾きを通知しても良い。もちろん、両者を複合的に使用してもかまわない。
この装置は、前記照射中心と、FPDの中心との位置関係から、FPDの中心と、照射中心との相対的ズレを算出するズレ量算出手段を備える。FPDの中心位置の情報は、FPD自身が装置本体に伝送すれば良く、FPDがX線発生器に対して機構的に支持されていなくても、FPDと装置本体を繋ぐケーブルや無線装置により送信することができる。なお、FPDの中心と、照射中心とが著しくズレた場合、X線の照射領域がFPDからはみ出して、被検体の透視画像が得られない虞がある。
この装置は、補正済みスポット像データのうち、少なくとも一つのスポット像と、照射中心を通るFPDのX軸およびY軸との位置関係から、X線の光軸に対するFPDの回転量を算出する回転量算出手段を備える。回転量を算出する具体的な手段として、代表的には一つのスポット像を使用する方法と、二つ以上のスポット像を使用する方法があるので、順次説明する。
まず、任意のスポット像を選択し、このスポット像の中心を求める。次に、スポット像の中心について、照射中心を通るX軸とY軸からの距離を求める。ここで、X軸とY軸とを互いに直交軸とし、4つのスポット像が正四角形状に配置されている場合、X軸からスポット像の中心までの最短距離と、Y軸からスポット像の中心までの最短距離が等しいときは、FPDは回転していないといえる。この距離が異なるときは、距離の差からFPDの回転量を求めれば良い。
まず、多角形状に配置される複数のスポット像のうち、隣接する頂点の位置にある2つのスポット像を選択し、2つのスポット像の中心を結ぶ直線を求める。次に、この直線と、FPDのX軸若しくはY軸とのなす角を求める。ここで、X軸とY軸が直交座標系で、4つのスポット像が正四角形に配置されている場合、このなす角がFPDの回転量である。
この装置は、FPDがX線の光軸に対して傾いていない状態のときのスポット像の大きさと、X線発生器とFPDとの間の距離との相関関係に基づいて、前記適正画像データのスポット像の大きさからX線発生器とFPDとの距離を算出する距離算出手段を備える。ここで、スポット像は、微小照射口の投影像なので、スポット像の大きさは、前記距離の2乗に比例する。従って、相関関係としては、例えば、縦軸をスポット像の大きさ、横軸をX線発生器とFPDとの間の距離としたグラフを使用することができる。
その他のX線撮像装置として、上述した全ての手段を備えて、「FPDの傾き情報」、「FPDの回転情報」、「FPDのズレ情報」、「FPDの距離情報」の4つの数値情報の全てを算出できるX線撮像装置としても良い。この装置の場合、4つの数値情報は、その全てを一括して確認できるように視覚的に通知することが好ましい。このような構成により、X線発生器とFPDとの配置関係の調整を容易に行うことができる。また、この装置では、透視撮影に明らかな支障が生じる場合、例えば、FPDの中心位置と光軸とが著しくズレているために照射領域がFPDからはみ出してしまうなどの不具合が生じる場合には、上記の数値情報を強調して表示(太字、拡大、朱字、点滅など)したり、警報音(サイレン、音声案内など)を発するようにしても良い。
[全体構成]
本例では、X線撮像装置として、回診用X線撮像装置を例として説明する。図1に示すように、回診用X線撮像装置0は、寝台Bから容易に移動することができない被検体Pのいる病室などに移動して、被検体PのX線撮影を行なう装置である。この装置0は、本体1と、この本体1に支持部4(例えば、伸長機構を有するアームなど)を介して一体に設けられるX線発生器2と、本体1にケーブル(図示せず)を介して接続されるFPD(Flat Panel Detector:平面検出器)3とを有する。X線発生器2から照射されたX線は、被検体Pを透過し、FPD3に入射する。FPD3は、このX線の入射量に応じた被検体Pの画像データを取得する。そして、取得された画像データは、本体1内部のコンピューターにより画像処理され、被検体Pの透視画像としてモニタ5に表示される。
本体1は、台車D上に配置され、この台車Dにより走行可能な構成である。また、本体1は、この回診用X線撮像装置0を統括的に制御するコンピューター10と、X線の強度や照射時間を入力する操作パネルCPとを有する。コンピューター10の構成については、後述する。
X線発生器2は、被検体PにX線を照射する機器である。X線発生器2は、高圧発生器8から電力供給を受けてX線を発生させるX線管21を有しており、X線照射口22から一方向に向かってX線を照射することができるようになっている。高圧発生器8により、X線発生器2に供給する電力供給量や電力供給時間を制御することで、X線の強度やX線の照射時間、X線の照射間隔を変化させることができる。
可動絞り6は、一般的なX線撮像装置が有するX線の照射範囲を変更する構成であり、照射領域の外枠を決定するための構成である。具体的には、可動絞り6は、X線を遮蔽可能な4枚の矩形板を枠状に配置した構成を有する。そして、この枠で囲まれる開口のサイズを変えることで、図5(A)に示すように、被検体に照射するX線の照射範囲f、即ち、視野サイズや視野の位置を調整することができる。
一方、スポット形成絞り7は、図3に示すように、可動絞りと同様に4枚の矩形板状のスポット形成羽根(遮蔽板)71〜74を四方に配置した構成である。各スポット形成羽根71〜74には、2つずつ貫通孔71h〜74hが形成されており、4枚のスポット形成羽根71〜74が中心方向に挿入された(閉じた)状態のときに、貫通孔71h〜74hが重なり合うことで、正四角形の頂点の位置に4つの微小照射口7hが配置されるようになっている。各微小照射口7hの形状は円形であり、その径は同一である。また、正四角形の中心(重心)が、X線の光軸と遮蔽板との交点、即ち、照射中心に一致するようにする。
FPD3は、X線発生器2から照射されて被検体を透過したX線を検出して画像データとして出力する機器である。FPD3は、二次元アレイ状に配列された複数のX線検出素子からなり、これらの検出素子により、FPD3に入射したX線を電気信号(画像データ)に変換することができる。取得した画像データはケーブルを介して本体1に転送可能である。もちろん、FPD3と本体1とは、無線接続しても良い。また、FPDは、FPDの中心位置や、FPDのX軸、Y軸などのFPD自身の情報も伝送可能である。
コンピューター10は、本例の装置の各機器を制御する制御部11と、FPD3から画像データを取得する画像データ取得部12と、取得した画像データに種々の画像処理を施す画像処理部13を有する。さらに、コンピューター10は、取得した画像データや、後述する傾きの算出に使用する相関関係などを記憶する記憶部14と、光軸2Aに対するFPD3の傾きを算出する傾き算出部15を有する。
傾き算出部15は、さらに、選択部(選択手段)151と、特徴量抽出部(特徴量抽出手段)152と、比較部(比較手段)153とを有し、撮影したスポット像を有する画像データから、X線の光軸2Aに対するFPD3の傾きを算出する構成である。
画像処理部13は、FPD3で取得した画像データに種々の画像処理を施すことができる。例えば、画像データの明度を調整する輝度値補正や、画像データのノイズを除去するノイズ除去処理、二値化処理などを行なうことができる。その他、ホワイトバランスの調整や白黒反転処理等、通常のX線撮像装置で使用できる画像処理を行なうことができる。
その他、本例の装置は、図示しないスピーカー(通知手段)を有する。スピーカーは、FPD3の傾き情報を音声で通知することができる。
この装置0を使用して被検体Pを撮影するときは、図1に示すように、寝台Bなどに安静にしている被検体Pの後ろ側にFPD3を配置し、このFPD3に対向するようにX線発生器2を配置してX線撮影を行なう。このとき、FPD3は、手作業で被検体Pの後ろ側に配置される。そのため、X線の光軸2Aに対してFPD3を垂直に配置することが困難であり、このまま被検体Pの撮影を行なえば、FPD3の傾いた方向に歪んだ透視画像になる。そこで、本発明の装置0では、被検体Pの撮影を行なう前にスポット撮影を行なって、このスポット撮影により得られた画像データを利用してFPD3の傾きを求める。
まず、画像データ取得部によりスポット像を有する画像データを取得する。そして、得られた画像データを画像処理部により二値化処理すると共に、平滑化処理を行なう。この処理により、輪郭の明瞭なスポット像を得ることができるので、以降の処理を円滑に行なうことができる。
次に、傾き算出部で、FPDに形成された4つのスポット像の大きさを求める。この大きさは、検出したスポット像を構成するFPDの素子数から求めれば良い。
各スポット像の大きさを求めたら、選択部で、それぞれの大きさを比較する。各スポット像の大きさを比較したときに、その差が所定値以上であれば、ステップS13に移行する。一方、前記差が、所定値未満であれば、FPDは傾いていないと判断して、その旨通知する(ステップS16)。
選択部で、4つのスポット像のうち、その大きさが最大のものと最小のものを選択し、特徴量抽出部で、両スポット像の特徴量をそれぞれ抽出する。本例の特徴量は、スポット像のうち、FPDのX軸方向長さと、Y軸方向長さであって、その長さのうち、最大のものである。
ステップS13で求めた最大スポット像の長さと、最小スポット像の長さの比を算出する。この比は、(最大スポット像のX軸(Y軸)方向の長さ/最小スポットのX軸(Y軸)方向の長さ)である。
求めた比の値を、予め設定された対応表に照らし合わせる。具体的には、(FPDのX軸方向における比,FPDのY軸方向における比)に対応した(FPDのX軸方向の傾き,FPDのY軸方向の傾き)を示す対応表を使用する。例えば、FPDのX軸方向における比が1、FPDのY軸方向における比が1.3のときは、FPDのX軸方向の傾きは0°、Y軸方向の傾きは5°である。
ステップS15で算出したFPDの傾きの数値をモニタに表示して、撮影技師に通知する。このとき、FPDの傾きが所定値以上である場合、警報を発するようにしても良い。警報としては、数値を拡大したり、朱字で表示したり、点滅表示することが挙げられる。また、同時に警告音を発しても良い。
本例では、X線の光軸に対するFPDの傾きだけでなく、この傾きを補正した後のスポット像(補正済みスポット像)を使用して、さらに、FPDの配置状態に関する数値情報を算出して、これらの情報を通知するX線撮像装置を説明する。「X線の光軸に対するFPDの傾き:傾き情報」以外のFPDの配置状態に関する数値情報とは、「FPDの中心と光軸とのズレ量:ズレ情報」、「光軸を中心にしたFPDの回転量:回転情報」および「X線発生器とFPDとの距離:距離情報」の3つである。以下、実施例1のX線撮像装置の構成と異なる構成について主に説明し、図面において、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、本例のX線撮像装置の機能ブロック図である。このX線撮像装置は、実施例1の構成に加えて、X線発生器2に予備モニタ51を備えると共に、台車Dにセンサを備える。台車Dのセンサは、装置自体の移動量や移動方向の情報(移動情報)を検知し、この情報を総合算出部100に出力することができる。センサとしては、台車Dの車輪の回転数や向きを検知して移動情報を得る構成や、オプティカルマウスのような、発光器と受光器とを使用して移動情報を得る構成を使用することができる。この移動情報の利用方法については、後述する。
中心位置算出部16(中心算出手段)は、スポット像が形成する四角形状の中心位置を算出する手段である。ここで、X線の光軸は、X線の照射中心軸に一致するので、前記中心位置を算出することは、即ち、照射中心を算出することである。
ズレ量算出部(ズレ量算出手段)17は、FPD3の中心と、照射中心との相対的ズレ量(ズレ情報)を算出する構成である。具体的には、ズレ量算出部17は、図8に示すように、FPDの中心Fcの位置から照射中心Icの位置が、FPDの水平軸(X軸)方向と、垂直軸(Y軸)方向にどの程度離れているかを算出する。算出したズレ情報は、予備モニタ51(図7を参照)に表示される。このとき、ズレ量が許容値を超えていた場合は、後述するように、その旨通知する。例えば、ズレ量が著しく大きい場合、X線の照射範囲がFPDからはみ出してしまうことがあるので、この状態で撮影された透視画像を被検体の診断に使用することはできない。
回転量算出部(回転量算出手段)18は、光軸2Aを中心にしたFPD3の回転量(回転情報)を算出する構成である。回転量算出部18は、照射中心を通るFPD3の水平軸(X軸)または垂直軸(Y軸)の情報と、スポット像とから回転情報を算出する。回転情報を算出する手法としては、大きく分けて2つの手法が考えられるので、順次説明する。
手法1としては、図9に示すように、4つのスポット像のうち、任意のスポット像Sを選択し、このスポット像Sの中心Scについて、照射中心Icを通るX軸とY軸からの距離を求める。具体的には、Y軸からスポット像Sの中心ScまでのX軸に平行な直線の距離dxと、X軸からスポット像Sの中心ScまでのY軸に平行な直線の距離dyとを求める。求めたdxとdyとが等しいときは、FPDは回転していないといえる。一方、dxとdyとが異なるときは、dxとdyとの差からFPDの回転量を求めれば良い。
手法2としては、図10に示すように、水平方向(または、垂直方向)に並ぶ2つのスポット像Sが、FPDの水平軸(または、垂直軸)に対してどの程度傾いているかを算出する手法である。本例では、スポット像Sが正四角形状に配置されるので、例えば、四角形状の上辺に相当する2つのスポット像Sの中心Scを結んだ直線と、FPDの水平軸のなす角βを求める。このなす角βが、FPDの回転量である。また、四角形状の側辺に相当する2つのスポット像Sの中心Scを結んだ直線と、FPDの垂直軸とのなす角を求めても良い。この場合、このなす角βが、FPDの回転量になる。
距離算出部(距離算出手段)19は、X線発生器2とFPD3との間の距離(距離情報)を算出する構成である。距離情報を算出するには、まず初めに、任意のスポット像の大きさを算出する。次に、予め設定されている、FPDが傾いていない状態のときのスポット像の大きさと、前記距離との相関関係のグラフに基づいて、スポット像を撮影したときの前記距離を算出する。
SID…距離情報
θ…FPDのX軸方向の傾き(傾き情報)
φ…FPDのY軸方向の傾き(傾き情報)
ω…回転情報
X…FPDの中心位置と照射中心とのX軸方向のズレ(ズレ情報)
Y…FPDの中心位置と照射中心とのY軸方向のズレ(ズレ情報)
1 本体 2 X線発生器 21 X線管 22 X線照射口 2A X線の光軸
3 FPD 4 支持部 5 モニタ 51 予備モニタ 6 可動絞り
7 スポット形成絞り 7h 微小照射口
71,72,73,74,75 スポット形成羽根 71h,72h,73h,74h 貫通孔
8 高圧発生器 B 寝台 D 台車 CP 操作パネル P 被検体
10 コンピューター
11 制御部 12 画像データ取得部 13 画像処理部 14 記憶部
15 傾き算出部 151 選択部 152 特徴量抽出部 153 比較部
100 総合算出部
16 中心位置算出部 17 ズレ量算出部 18 回転量算出部 19 距離算出部
501 検知領域 502 照射野領域
S スポット像 Sc スポット像の中心 Ic 照射中心 Fc FPDの中心
Claims (6)
- 被検体にX線を照射するX線発生器と、被検体を透過したX線の入射線量に応じた画像データを取得する平面検出器とを備えたX線撮像装置であって、
X線を遮蔽する遮蔽部材からなり、前記遮蔽部材を貫通する少なくとも2つの照射口を有する照射制限手段と、
前記照射口を通過したX線により前記平面検出器に形成される複数のスポット像を有するスポット像データを記憶する記憶手段と、
前記複数のスポット像に基づいて、前記被検体に照射されるX線の光軸に対する前記平面検出器の傾きを算出する傾き算出手段と、
前記傾きを通知する通知手段とを備えることを特徴とするX線撮像装置。 - 前記傾き算出手段は、
各スポット像の大きさを比較して最小のスポット像と最大のスポット像とを選択する選択手段と、
最小のスポット像と最大のスポット像から、スポット像の形態に基づいた特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
抽出した特徴量を、予め設定された特徴量と平面検出器の傾きとの相関関係に当てはめて、前記傾きを求める比較手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のX線撮像装置。 - 前記傾きに基づいて、実質的に傾きのない状態の画像データを作成する適正画像データ作成手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のX線撮像装置。
- 前記傾きに基づいて実質的に傾きのない状態に補正したスポット像データから、前記平面検出器と光軸との交点である照射中心を算出する中心算出手段と、
前記照射中心と、前記平面検出器の中心との位置関係から、前記平面検出器の中心と、前記照射中心との相対的ズレを算出するズレ量算出手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のX線撮像装置。 - 前記傾きに基づいて実質的に傾きのない状態に補正したスポット像データから、前記平面検出器と光軸との交点である照射中心を算出する中心算出手段と、
X線の光軸に対する前記平面検出器の回転量を算出する回転量算出手段とを備え、
前記回転量算出手段は、前記補正したスポット像データのうち、少なくとも一つのスポット像と、前記照射中心を通る前記平面検出器のX軸およびY軸との位置関係から、前記回転量を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のX線撮像装置。 - 前記傾きに基づいて実質的に傾きのない状態に補正したスポット像データから、前記平面検出器と光軸との交点である照射中心を算出する中心算出手段と、
前記X線発生器と前記平面検出器との距離を算出する距離算出手段を備え、
前記距離算出手段は、前記平面検出器がX線の光軸に対して傾いていない状態のときのスポット像の大きさと、前記X線発生器と前記平面検出器との間の距離との相関関係に基づいて、前記補正したスポット像データのスポット像の大きさから前記距離を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のX線撮像装置。
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