JP4838561B2 - ガスメータ用保護カバー器具 - Google Patents

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Description

本発明は、流入部から流出部に流通するガスを計量する計量部と、ガスの流通を遮断可能な遮断弁と、特定の作動位置への磁界の付加により作動する磁気スイッチと、前記磁気スイッチの作動に伴って前記遮断弁を制御する制御部とを備えたガスメータに取り付けられるガスメータ用保護カバー器具に関する。
通常、ガス供給業者が需要家に都市ガス等のガスを供給するためのガス配管には、その需要家に供給されたガスを計量するためのガスメータが取り付けられる。
かかるガスメータは、一般的に、ケーシングの上部に形成された流入部及び流出部の夫々が、ユニオン式管継手により、ガス配管の一次側及び二次側に夫々接続された状態で設置されている。そして、そのケーシング内に備えられた計量部により、流入部から流出部へ流通するガスを計量し、その計量結果、具体的にはガスの積算流量を、ケーシングの前面側に設けられた表示部に表示するように構成されており、ガス供給業者は、その表示される積算流量から算出したガス料金を需要家に課金する。
このようなガスメータのケーシング内には、上記計量部以外に、ガスの流通を遮断可能な遮断弁や、特定の作動位置への磁界の付加により作動する磁気スイッチとしてのリードスイッチ、そのリードスイッチの作動に伴って遮断弁を制御するマイクロコンピュータからなる制御部等が配置されている。
例えば、かかるガスメータの制御部は、磁界が特定の作動位置に付加されてリードスイッチが作動したときに、遮断弁の状態を開栓状態と閉栓状態との間で切り換える形態で制御するように構成されており、例えば、かかるガスメータは、このような構成を利用して、磁石を作動位置へ近づけてリードスイッチを作動させるという操作が行われることを条件として、需要家へのガスの供給を休止させる休止操作や、需要家へのガスの供給を復帰させる復帰操作等を行うように構成されている。
上述したガスメータにおける作動位置は、外観での視認は不可能であり、ガス供給業者側以外の第三者に対して一般的には知らされていない位置であることから、通常は、ガス供給業者側以外の第三者により上記休止操作又は上記復帰操作が行われることは抑制されている。
しかしながら、上記休止操作又は上記復帰操作の手順を知った第三者により、ガス供給業者側の意に反して不正に、例えば市販の磁石を用いて上記休止操作又は上記復帰操作が行われる可能性があり、例えば、ガス料金不払い者により復帰操作が行われてガスが盗用されたり、第三者により悪意で他の需要家のガスメータに対して休止操作が行われてガス供給業者の業務が妨害されるなどの問題が懸念される。
このような不正な休止操作又は復帰操作の実行を抑止するためのガスメータとして、作動位置に磁界が付加された回数が予め設定された設定回数であった場合のみ、即ちリードスイッチの作動回数が設定回数であった場合のみ、制御部が遮断弁を制御するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、ガスメータに設けられるガスメータ用保護カバー器具として、ガスメータの流入部と流出部との夫々に設けられたユニオン式管継手を覆い当該管継手の取り外しを防止するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献2を参照。)。しかし、このガスメータ用保護カバー器具は、ユニオン式管継手の不正な取り外しを防止するものであり、上記のような磁石を用いた不正な休止操作又は復帰操作の実行を抑止するものではない。
特開2000−171037号公報 特開2003−90752号公報
上記特許文献1に記載のガスメータでは、第三者が、制御部に遮断弁を制御させるために作動位置に磁界を付加するべき設定回数を何らかの方法で知りえた場合には、不正な休止操作又は復帰操作が行われることを抑止することができない。
更に、上記のように、作動位置に複数回に渡って磁界が付加された場合のみ遮断弁を制御するように構成するためには、そのリードスイッチの作動回数を判定するための煩雑な処理を実行するように制御部を改変する必要があり、更には、そのよう処理を制御部に実行させるために電源用電池の寿命低下等の問題が発生する。また、このようにガスメータの内部構造を改変するような方法では、既設のガスメータに対しては、ガスメータ自身を交換するなどの高コスト且つ煩雑な作業が必要となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、例えば需要家へのガスの供給を休止させる休止操作や需要家へのガスの供給を復帰させる復帰操作を行うために、特定の作動位置に磁界が付加されて磁気スイッチが作動したときに制御部が遮断弁を制御するように構成されたガスメータにおいて、第三者によるガスの盗用やいたずら等の不正な目的で遮断弁が制御され休止操作や復帰操作等が行われることを、合理的且つ確実に抑止することができるガスメータ用保護カバー器具を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るガスメータ用保護カバー器具は、
流入部から流出部に流通するガスを計量する計量部と、ガスの流通を遮断可能な遮断弁と、特定の作動位置への磁界の付加により作動する磁気スイッチと、前記磁気スイッチの作動に伴って前記遮断弁を制御する制御部とを備えたガスメータに取り付けられるガスメータ用保護カバー器具であって、その第1特徴構成は、
前記ガスメータに取り付けられた状態で、前記ガスメータの表面上における前記特定の作動位置への外部からの磁界の侵入を防止する磁界侵入防止構造を有する保護用カバー部材と、
前記保護用カバー部材を前記ガスメータに取り付けた状態で前記保護用カバー部材の取り外しを防止する取り外し防止手段とを備え、
前記磁界侵入防止構造は、前記保護用カバー部材の内壁面の一部に、前記ガスメータの表面上における前記特定の作動位置を覆う状態で設けられた磁気シールド板で構成される点にある。
上記第1特徴構成によれば、上記磁界侵入防止構造を有する保護用カバー部材を、ガスメータに取り付け、その状態で上記取り外し防止手段によりガスメータから保護用カバー部材が取り外されることが防止され、更には、例えば保護用カバー部材の作動位置を覆う部分に比較的強力な磁石が近接された場合でも、その磁石が形成する磁界のガスメータの作動位置への侵入が防止されるので、磁気スイッチの作動、及び、制御部による遮断弁の制御、例えば遮断弁を閉栓する休止操作や遮断弁を開栓する復帰操作を抑止することができる。よって、第三者によるガス盗用やいたずら等の目的での不正な休止操作又は復帰操作の実行を、上記のように特徴的な磁界侵入防止構造を有する保護用カバー部材をガスメータに取り付けてその取り外しを防止するという合理的な方法により、確実に抑止することができる。
本発明に係るガスメータ用保護カバー器具の第2特徴構成は、前記保護用カバー部材が、前記ガスメータに取り付けられた状態で、前記ガスメータに設けられた前記遮断弁の手動開栓用の復帰ボタンの外部からの押圧操作を阻止するボタン操作防止構造を有する点にある。
上記第2特徴構成によれば、上記保護用カバー部材が、上述した作動位置カバー部に加えて、上記ボタン操作防止構造を有することで、かかる保護用カバー部材をガスメータに取り付けてその取り外しを防止すれば、上記復帰ボタンに対する押圧操作が行われることが防止されるので、第三者による不正な復帰操作を一層確実に抑止することができる。
本発明に係るガスメータ用保護カバー器具の第3特徴構成は、前記保護用カバー部材が、前記ガスメータに取り付けられた状態で、前記流入部と前記流出部とに設けられた夫々の管継手の少なくとも一部を覆う管継手カバー部を有する点にある。
上記第3特徴構成によれば、上記保護用カバー部材が上記管継手カバー部を有することで、かかる保護用カバー部材をガスメータに取り付けてその取り外しを防止すれば、その管継手側への工具等の侵入を防止し、第三者による不正な休止操作又は復帰操作に加えて、不正な管継手の取り外しを防止することができる。
また、上記管継手がユニオン式管継手である場合には、上記管継手保護用カバー部材をユニオンナットの少なくとも前面側を覆うものとすれば、ユニオンナットをスパナにより緩めることができなくなり、そのユニオン式管継手の不正な取り外しを良好に防止することができる。
本発明に係るガスメータ用保護カバー器具の第4特徴構成は、前記保護用カバー部材が、前記ガスメータの前面側を覆うように形成されていると共に、
前記ガスメータに取り付けられた状態の前記保護用カバー部材に連結された状態で前記ガスメータの背面側に渡って設けられ、前記保護用カバー部材を保持する保持用部材を備え、
前記取り外し防止手段が、前記保護用カバー部材と前記保持用部材との連結の解除を防止するように構成されている点にある。
上記第4特徴構成によれば、通常のガスメータでは、作動位置が前面側に存在することから、保護用カバー部材がそのガスメータの前面側を覆うように形成されていれば、その保護用カバー部材に上記磁界侵入防止構造を設けて、不正な休止操作又は復帰操作を抑止することができる。
また、このように保護用カバー部材をガスメータの前面側を覆うものとした場合には、ガスメータの背面側に渡って設けられる上記保持用部材により、その保護用カバー部材をガスメータに取り付けられた状態で保持し、上記取り外し防止手段により保護用カバー部材と保持用部材との連結の解除を防止すれば、ガスメータから保護用カバー部材が取り外されることを防止することができる。
本発明に係るガスメータ用保護カバー器具(以下、単に「保護カバー器具」と呼ぶ。)の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1のガスメータの外観斜視図及び図2のガスメータの機能ブロック図に示すように、ガス配管2,3を通じて需要家へ供給されたガスを計量するためのガスメータ1は、ケーシング10の頂部にガスが流入する流入部11とガスが流出する流出部13とが設けられており、そして、その流入部11及び流出部13の夫々が、ユニオン式管継手5,6により、一次側ガス配管2及び二次側ガス配管3の夫々に接続された状態で設置されている。
そして、このようなガスメータ1は、流入部11から流出部13に渡るガス流路12に、公知の方法でガスを計量するように構成された計量部14が設けられており、マイクロコンピュータからなる制御部20が、その計量部14による計量結果を積算流量として、前面に配置された表示部25に表示するように構成されており、ガス供給業者は、その積算流量から算出したガス料金を需要家に課金する。
また、ガスメータ1のケーシング10は、上下ニ分割に構成されており、下方側の下部ケーシング10b内に、上記計量部14が配置され、一方、上方側の上部ケーシング10a内に、後述する上記計量部14以外の機器が配置されている。
ガスメータ10の上部ケーシング10a内には、ガス流路12におけるガスの流通を遮断可能な遮断弁16、上部ケーシング10a表面上の特定の作動位置18aへの磁界の付加により作動するリードスイッチ(磁気スイッチの一例)18、リードスイッチ18の作動に伴って遮断弁16を制御する制御部20が配置されている。
また、上部ケーシング10aの前面側には、制御部20により点滅作動可能なLED27、制御部20により積算流量が表示される表示部25、詳細については後述する復帰ボタン22等が配置されている。
また、ガス流路12において計量部14の下流側には、二次側ガス圧力を検知する圧力センサ29が設けられており、制御部20に、圧力センサ29で検知された二次側ガス圧力が入力される。
上記遮断弁16は、制御部20によりソレノイド16aが励磁されている間は開栓状態となり、逆に、制御部20によりソレノイド16aが励磁されていない間は閉栓状態となるように構成されている。
上部ケーシング10aの前面側には、遮断弁16に対して、前面側から押圧可能に構成された手動開栓用の復帰ボタン22が設けられている。
そして、復帰ボタン22が押圧されると、遮断弁16の弁体(図示せず)が開栓する方向に移動すると共に、制御部20は、ソレノイド16aを通じてその復帰ボタン22の押圧を検知し、詳細については後述する漏洩検知処理を実行して二次側ガス配管3におけるガスの漏洩がないと判定した場合に、ソレノイド16aを励磁させ、遮断弁16を開栓状態とするように構成されている。
また、この復帰ボタン22には、不意の押圧を防止するためのキャップ23が設けられており、このキャップ23は、上部ケーシング10aに対して手で取り外し可能な状態で螺子により固定されている。
リードスイッチ18は、ケーシング10の表面上の特定の作動位置18aの内部に配置され、その作動位置18aに磁石30が近づけられて、作業位置18aに磁界が付加されると作動して、制御部20に作動信号を送出するように構成されている。
そして、制御部20は、上記作動信号が入力されると、遮断弁16の制御を含む所定の処理を実行するように構成されており、その処理フローについて、図3の処理フロー図に基づいて説明する。
先ず、作動位置18aに磁石30が近づけられ、リードスイッチ18が作動し、そのリードスイッチ18から作動信号が入力されると(ステップ#1)、制御部20は、ソレノイド16aを励磁して遮断弁16を閉栓状態とすると共に(ステップ#2)、遮断弁16を閉栓状態としたことを通知するために、LED27を所定の遮断通知用のパターンで点滅させる(ステップ#3)。尚、このステップ#1〜ステップ#3のように、上記作動位置18aに磁石30が近づけられリードスイッチ18が作動したときに遮断弁16を閉栓状態とする処理をテスト遮断と呼ぶ。
従って、ガス供給業者は、一次側ガス配管2に設けられた手動のメータバルブ4を閉栓した上で、上記ステップ#1〜ステップ#3のように、磁石30を操作位置に近づけてテスト遮断を実行させることで、需要家へのガスの供給を休止させる休止操作を行うことができる。
次に、制御部20は、上記テスト遮断を実行した時点、即ちリードスイッチが作動した時点からの経過時間tをカウントし(ステップ#4)、その経過時間tが所定の設定時間Tに達するまでに、ソレノイド16aを通じて復帰ボタン22が押圧されたか否かを判定する(ステップ#6)。そして、その経過時間tが設定時間Tを超えると、本処理を終了する。
一方、制御部20は、経過時間tが設定時間Tに達するまでに復帰ボタン22が押圧されたと判定した場合には、所定の漏洩検知処理を実行し(ステップ#7)、二次側ガス配管3におけるガスの漏洩がないかを判定する(ステップ#8)。
この漏洩検知処理については、公知の手順で実行されるものであるので詳細な説明については割愛するが、圧力センサ29により二次側ガス圧力の異常な低下を検知した場合には二次側ガス配管3においてガスが漏洩していると判定し、逆に、二次側ガス圧力が殆ど低下しない場合には二次側ガス配管3においてガスが漏洩していないと判定するという手順で実行される。
そして、制御部20は、上記漏洩検知処理を実行して二次側ガス配管3においてガスが漏洩していると判定した場合には、漏洩していることを通知するために、LED27を所定の漏洩警報用のパターンで点滅させる(ステップ#9)。
一方、制御部20は、上記漏洩検知処理を実行して二次側ガス配管3においてガスが漏洩してないと判定した場合には、ソレノイド16aを励磁して遮断弁26を開栓状態に維持する(ステップ#10)。
従って、ガス供給業者は、一次側ガス配管2に設けられた手動のメータバルブ4を開栓した上で、ガスメータ1に上記ステップ#1〜ステップ#10のように、磁石30を操作位置に近づけてテスト遮断を実行させ、続いて復帰ボタン22を押圧して漏洩検知処理を実行させることで、需要家へのガスの供給を復帰させる復帰操作を行うことができる。
以上のように、磁石30を作動位置18aに近づけてリードスイッチ18を作動させることで、休止操作や復帰操作を行うことができるのであるが、この作動位置18aは、ガスメータ1の外観での視認は不可能であり、ガス供給業者側以外の第三者には通常は知らされていない位置であることから、その第三者により磁石30を用いた休止操作や復帰操作を行うことは抑止されているはずである。しかしながら、実際には、上記休止操作又は上記復帰操作の手順を知った第三者により、ガスの盗用やいたずら目的で休止操作や復帰操作が行われるという問題がある。
そこで、ガスメータ1に、以下説明する保護カバー器具40を取り付けることで、磁石30を用いてリードスイッチ18を作動させることができなくなり、第三者によるガスの盗用やいたずら等の不正な目的での休止操作や復帰操作等を、合理的且つ確実に抑止することができる。
以下、保護カバー器具40の構成について、図4〜図7に基づいて説明する。
かかる保護カバー器具40は、図4の保護カバー器具40を取り付けた状態のガスメータ1の立面図、及び、図5の保護カバー器具40を取り付けた状態のガスメータ1の側面図に示すように、ガスメータ1の上方側のみを覆う、即ち、リードスイッチ18や復帰ボタン22等が配置された上部ケーシング10aを覆うように形成されている。
そして、この保護カバー器具40は、ガスメータ1に取り付けられた状態で、外部からの作動位置18aへの磁界の侵入を防止する磁界侵入防止構造Aを有する樹脂製の保護用カバー部材41と、保護用カバー部材41をガスメータ1に取り付けられた状態でその保護用カバー部材41の取り外しを防止する取り外し防止手段Xとを備える。
保護用カバー部材41は、外部から表示部25を視認するための開口部47を有する形態で、ガスメータ1の前面側更には上面の前方を覆うように形成されている。
そして、保護カバー器具40には、ガスメータ1の背面側に渡って設けられ、ガスメータ1に取り付けられた状態の保護用カバー部材41に連結されその保護用カバー部材41をその状態で保持する保持用部材として、ガスメータ1の背面側更には上面の後方を覆うように形成された樹脂製の保持用カバー部材42が設けられている。
また、この保護用カバー部材41と保持用カバー部材42とは、一方側の側部において蝶番部43により連結されおり、他方側の側部を開いた状態(図6の保護カバー器具40の平面図を参照)でガスメータ1の側方から挿入され、その側面を閉じることで、ガスメータ1に取り付けられる。
尚、この蝶番部43は、保護用カバー部材41や保持用カバー部材42等と一体成形された樹脂製の部分として形成することができるが、別に、蝶番構造を有する部品を保護用カバー部材41や保持用カバー部材42とを連結するように取り付けることでも構成することができる。
また、保護用カバー部材41と保持用カバー部材42の夫々の蝶番部43側とは反対側の側部には、閉じた状態で互いに当接する錠前取付部44が形成されており、この夫々の錠前取付部44に錠前45を取り付けることで、保護用カバー部材41と保持用カバー部材42との連結が施錠され、保護用カバー部材41の取り外しが防止される。
即ち、この錠前取付部44及び錠前45が、保護用カバー部材41をガスメータ1に取り付けられた状態でその保護用カバー部材41の取り外しを防止する取り外し防止手段Xとなる。
尚、この取り外し防止手段Xとしては、上記錠前45を利用するもの以外に、特殊工具を利用する特殊ボルト等を用いて保護用カバー部材41をガスメータ1に固定するもの等のように別の構成としても構わない。
上記保護用カバー部材41の磁界侵入防止構造Xは、図7の部分断面図に示すように、保護用カバー部材41の壁面とリードスイッチ18の作動位置18aとの間に適当な幅の空間49を設けることで構成されている。
即ち、上記空間49の幅を、保護用カバー部材41の壁面に比較的強力な磁石30が当接された場合でもリードスイッチ18が作動しない程度の幅(例えば、10mm程度)に設定することで、この保護カバー器具40が取り付けられた状態のガスメータ1に対しては、第三者が、磁石30を用いてリードスイッチ18を作動させることができなくなるので、不正な休止操作又は復帰操作を抑止することができる。
また、上記保護用カバー部材41の磁界侵入防止構造Xは、磁界を吸収することによりその磁界の透過を遮断する磁気シールド板50をリードスイッチ18の作動位置18aを覆うように設けることでも構成することができる。尚、この磁気シールド板50は、公知のものを利用することができ、例えば、金属等の磁性体材料製、又は、粉末状又は繊維状の磁性体材料を樹脂材料に分散させてなる複合樹脂製等とすることができる。
また、上記磁界侵入防止構造Xは、上記空間49及び上記磁気シールド板50の何れか一方を設けて構成することができるが、それら両方を設けて構成することで、作動位置18aへの磁界の侵入を確実に防止して、不正な休止操作や復帰操作等の抑止力を向上することができる。
更に、上記保護用カバー部材41は、図7に示すように、ガスメータ1に取り付けられた状態で、上部ケーシング10aの前面に突出する復帰ボタン22の外部からの押圧操作を阻止するボタン操作防止構造Yとして、保護用カバー部材41の内壁面を、復帰ボタン22を覆うキャップ23の頂部に当接させるように構成されている。
即ち、保護用カバー部材41をガスメータ1に取り付けた状態では、上記キャップ23を取り外すことができないので、復帰ボタン22を押圧することができなくなる。
更に、上記保護用カバー部材41及び上記保持用カバー部材42の夫々の上部には、流入部11及び流出部13を回避する形態の切欠が形成されており、更に、上記保護用カバー部材41側の切欠には、保護用カバー部材41がガスメータ1に取り付けられた状態で、その流入部11及び流出部13の夫々に設けられたユニオン式管継手5,6の一部を覆う半円筒状の管継手カバー部46が上方に突出して形成されている。
よって、保護用カバー部材41をガスメータ1に取り付けた状態では、スパナ等の工具をユニオン管継手5,6のユニオンナットに装着できなくなり、そのユニオン式管継手5,6の取り外しが防止されている。
尚、この管継手カバー部46は、上記保護用カバー部材41側ではなく、保持用カバー部材42側に設けても構わず、更に、両方のカバー部材41,42に設けても構わない。
〔別実施形態〕
(1)上記実施の形態では、保護カバー器具40に、磁界侵入防止構造Xを有する保護用カバー部材41や取り外し防止手段X以外の、例えば、ボタン操作防止構造B、管継手カバー部46、保持用カバー部材42等を設けたが、これらは適宜省略しても構わない。
(2)上記実施の形態では、保護用カバー部材41を保持する保護用部材として保持用カバー部材42を設けたが、この保護用カバー部材42の代わりに、例えば、チェーンやベルトなどのように、ガスメータ1の背面を覆うことなくガスメータ1の背面側に渡って設けられ、保護用カバー部材41に両端が連結され保護用カバー部材41を保持する保持部材を設けても構わない。
(3) 上記実施の形態では、保護用カバー部材41及び保持用カバー部材42を樹脂製としたが、これらカバー部材41,42は、外部からの衝撃等による破損を防止するべく、適宜金属やFRPなどの高強度の材料で構成しても構わない。
(4)上記実施の形態では、ガスメータ1において、特定の作動位置への磁界の付加により作動する磁気スイッチとして、リードスイッチ18を設けたが、別に、リードスイッチ18の代わりに、ホール素子などの磁気センサを用いた別の磁気スイッチを設けても構わない。
(5)上記実施の形態では、制御部20が、リードスイッチ18の作動に伴って遮断弁16を閉栓状態とする所謂テスト遮断の形態で遮断弁16を制御するように構成したが、別に、リードスイッチ18の作動に伴って遮断弁16を開栓状態とする形態で遮断弁16を制御するように構成しても構わない。
(6)上記実施の形態において、保護用カバー部材41及び保持用カバー部材42の夫々を、左右ニ分割に構成するなどにより、幅方向において伸縮自在に構成することで、保護カバー器具40を、幅が異なる複数種のガスメータ1に対して取り付け可能に構成しても構わない。
本発明に係るガスメータ用保護カバー器具は、例えば需要家へのガスの供給を休止させる休止操作や需要家へのガスの供給を復帰させる復帰操作を行うために、特定の作動位置に磁界が付加されて磁気スイッチが作動したときに制御部が遮断弁を制御するように構成されたガスメータにおいて、第三者によるガスの盗用やいたずら等の不正な目的で遮断弁が制御され休止操作や復帰操作等が行われることを、合理的且つ確実に抑止することができるガスメータ用保護カバー器具として有効に利用することができる。
ガスメータの外観斜視図 ガスメータの機能ブロック図 制御部により実行される処理フロー図 保護カバー器具を取り付けた状態のガスメータの立面図 保護カバー器具を取り付けた状態のガスメータの側面図 ガスメータから取り外されたガスメータ用保護カバー器具の平面図 保護カバー器具を取り付けた状態のガスメータの部分断面図
符号の説明
1:ガスメータ
5,6:ユニオン式管継手(管継手)
11:流入部
13:流出部
14:計量部
16:遮断弁
18:リードスイッチ(磁気スイッチ)
18a:作動位置
20:制御部
22:復帰ボタン
40:ガスメータ用保護カバー器具
41:保護用カバー部材
42:保持用カバー部材
46:管継手カバー部
A:磁界侵入防止構造
X:取り外し防止手段
X:磁界侵入防止構造
Y:ボタン操作防止構造

Claims (4)

  1. 流入部から流出部に流通するガスを計量する計量部と、ガスの流通を遮断可能な遮断弁と、特定の作動位置への磁界の付加により作動する磁気スイッチと、前記磁気スイッチの作動に伴って前記遮断弁を制御する制御部とを備えたガスメータに取り付けられるガスメータ用保護カバー器具であって、
    前記ガスメータに取り付けられた状態で、前記ガスメータの表面上における前記特定の作動位置への外部からの磁界の侵入を防止する磁界侵入防止構造を有する保護用カバー部材と、
    前記保護用カバー部材を前記ガスメータに取り付けた状態で前記保護用カバー部材の取り外しを防止する取り外し防止手段とを備え、
    前記磁界侵入防止構造は、前記保護用カバー部材の内壁面の一部に、前記ガスメータの表面上における前記特定の作動位置を覆う状態で設けられた磁気シールド板で構成されるガスメータ用保護カバー器具。
  2. 前記保護用カバー部材が、前記ガスメータに取り付けられた状態で、前記ガスメータに設けられた前記遮断弁の手動開栓用の復帰ボタンの外部からの押圧操作を阻止するボタン操作防止構造を有する請求項1に記載のガスメータ用保護カバー器具。
  3. 前記保護用カバー部材が、前記ガスメータに取り付けられた状態で、前記流入部と前記流出部とに設けられた夫々の管継手の少なくとも一部を覆う管継手カバー部を有する請求項1又2に記載のガスメータ用保護カバー器具。
  4. 前記保護用カバー部材が、前記ガスメータの前面側を覆うように形成されていると共に、
    前記ガスメータに取り付けられた状態の前記保護用カバー部材に連結された状態で前記ガスメータの背面側に渡って設けられ、前記保護用カバー部材を保持する保持用部材を備え、
    前記取り外し防止手段が、前記保護用カバー部材と前記保持用部材との連結の解除を防止するように構成されている請求項1〜3の何れか1項に記載のガスメータ用保護カバー器具。
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