JP4485822B2 - 水道メータ用保温カバーとその使用方法 - Google Patents

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Description

本発明は凍結を防止するための水道メータ用保温カバーの改良に係り、磁気遮蔽機能を備えた保温カバーとその使用方法に関する。
略図で示す図1の構成の電子式水道メータ10が公知である(非特許文献1参照)。この電子式水道メータは、立設された図示されてないピポットの上端で軸承された羽根車1の上端に取り付けた円柱又は円板形の永久磁石2の回転を、磁気センサ3で検出して電気信号(流量信号)に変換し、マイクロコンピュータ4で演算して、積算値などを液晶表示部5に表示する。マイクロコンピュータ4は、水道メータ外部の受信器などへ単位流量パルス信号を送出するパルス出力回路6を駆動する。また、水道メータ外部の通信回線を介して、検針センタと8ビット電文で通信を行う通信I/O回路7とも接続されている。これらのパルス出力と電文出力のほか、各種記憶機能を備えているので、遠隔検針、集中検針、自動検針などの各種システムにフレキシブルに対応できるとしている。
集合住宅では検針の容易性から集中検針が行われ、これに対応できる電子式水道メータが好んで使用されている。一般的に水道メータは、土中のメータボックスに入れられているが、集合住宅では地上に置かれているため、特に北海道地域のような寒冷地では水道メータの凍結が発生しやすい。そこで、寒冷地の集合住宅では、水道メータの凍結による破損を防ぐために、断熱材を用いた水道メータ用保温カバーを被せて水道メータを保護することが専ら行われている。したがって、北海道地域などの寒冷地における集合住宅では、専ら電子式水道メータに保温カバーを被せて使用しているという事情がある。
ところで、電子式水道メータは、羽根車の上端に取り付けた永久磁石が、垂直な羽根車の回転軸に対し直角な直径方向(水平方向)に着磁され、その回転磁界を永久磁石の上方に配設した磁気センサで検出している。磁気センサは、磁気抵抗素子を絶縁基板上に蒸着形成した平板状の四角いチップ形状のもので、この磁気センサを永久磁石の回転磁界の面内に平行に配設している。すなわち、チップの板を水平面内に配設している。
そして、羽根車の回転方向を検出するために、前記チップには、回転磁界の面内(水平面内)で90度角度を違えた2つの磁気抵抗素子が形成されている。これらの素子からの正弦波状のアナログ出力信号を、図1の流量パルス入力回路8で矩形波の信号に波形整形して、90度位相の違う2つの矩形波を作り、両矩形波信号を処理して水の流れ方向を検出するとともに、水使用量の積算値をマイクロコンピュータ4で演算している。前記矩形波信号から、羽根車1回転につき2パルスの電気信号を作って積算するようになっている。つまり分解能が羽根車の1/2回転である。
また、略図で示す図2の構成の乾式水道メータ10Aが公知である。この乾式水道メータは、立設された図示されていないピポットの上端で軸承された羽根車1の上端に取り付けた円板形の永久磁石2の回転を、永久磁石2の上方に近接配置した別の円板形永久磁石3Aに伝達し、更に減速用のギヤ輪列4Aを介して、積算表示機構5Aに伝達して、積算表示機構5Aで水使用量を機械的に表示する。永久磁石2と3Aは両者でいわゆるマグネットカップリングを構成して、羽根車1の回転を磁力でギヤ輪列4Aに伝達する。積算表示機構5Aは周知のメカニカルカウンタで構成されている。
「多機能型電子式水道メーター、Eシリーズ」カタログ、愛知時計電機株式会社、2003年9月
電子式水道メータ10や乾式水道メータ10Aは、回転力の小さい羽根車1に永久磁石2が取り付けてあるため、水道メータに強力な永久磁石を近づけて、羽根車の永久磁石に磁力を作用させ、積算値に影響を与えるなどのいたずら行為が見られる。
これらの水道メータに強力な磁石を近づけると、その磁石の磁力が羽根車1の永久磁石2に作用して、羽根車の回転を止めようとするため、微小流量時には、羽根車1の回転が止められて、メータが動かないという悪影響が出るという問題点があった。また、乾式水道メータ10Aでは、更に従動側の永久磁石3Aに作用する外部からのいたずらによる磁力が、永久磁石3Aの回転を止め、結果的に羽根車1を止めるということが微小流量時に生じるという悪影響が見られるという問題点もあった。
また、電子式水道メータに強力な永久磁石を近づけると、この外部からの磁界によって、磁気センサ部分の本来の回転磁界に悪影響がかかる。本来の回転磁界に外部磁界がバイアス的に加わる。そのため、羽根車の軸方向(上方)からみた回転磁界が、正常な円形から変形して楕円形になるとか、その楕円形が偏心するとか、回転磁界の大きさも変わって歪みになるなど、羽根車にかかる磁力の影響だけでなく磁気センサへの回転磁界の変化も生じて、メータ性能に影響したり、前記流量パルス入力回路8で作る矩形波の波形や位相が変ってしまう。その結果、1回転で2パルスの出力が得られないなど、磁気センサ3による正常な回転磁界の検出作用が損なわれ、メータの器差特性が変ってしまって、流量積算値に大きな誤差が発生するという問題点があり、対策が求められている。ISO規格においても外部磁界によってメータ性能が影響を受けないことが要求されている。
そこで本発明は、上記問題点を解消するために、外部磁界が電子式水道メータや乾式水道メータに悪影響を与えない水道メータ用保温カバーとその使用方法を提供し、寒冷地等における電子式水道メータや乾式水道メータへのいたずらの影響をなくすことを目的とする。
本発明は、水道メータ用保温カバーを構成する断熱部材に高透磁率材料を埋め込むか貼り付けるなどして、高透磁率材料による磁気遮蔽部材を断熱部材と一体的に構成し、磁気遮蔽部材で水道メータを覆うようにしたことを最も主要な特徴とする。
そして、上記目的を達成するために、請求項1の発明は、高透磁率材料からなる磁気遮蔽部材と断熱部材とを一体的に構成して、水道メータを覆う保温カバーを構成し、かつ、磁気遮蔽部材が断熱部材に埋め込まれていることを特徴とする水道メータ用保温カバーである。
請求項の発明は、請求項の水道メータ用保温カバーにおいて、断熱部材を複数個備え、各断熱部材に一体的に設けた磁気遮蔽部材同士を、複数の断熱部材を組み付けるに当たり、互いに重ねて合わせたことを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項の水道メータ用保温カバーにおいて、断熱部材に、間隔をおいて2重に磁気遮蔽部材を配設したことを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項の水道メータ用保温カバーにおいて、保温カバーが、水道メータの前面と下面を覆うための前カバーと、水道メータの後面と下面を覆うための後カバーと、水道メータの上面を覆うための上カバーとに分かれており、上カバーが前記前カバーと後カバーとに取外し可能に嵌合されることを特徴とするものである。
請求項の発明は、請求項の水道メータ用保温カバーで電子式水道メータを覆うようにしたことを特徴とする水道メータ用保温カバーの使用方法である。
請求項の発明は、請求項の水道メータ用保温カバーで乾式水道メータを覆うようにしたことを特徴とする水道メータ用保温カバーの使用方法である。
請求項7の発明は、請求項1の水道メータ用保温カバーにおいて、磁気遮蔽部材を高透磁率材料の粉体としたことを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項1の水道メータ用保温カバーにおいて、磁気遮蔽部材を、網目状としたことを特徴とするものである。
本発明の水道メータ用保温カバーは上述のように構成されているので、メータ外部からの磁束は、高透磁率材料からなる磁気遮蔽用部材内を通り、電子式水道メータや乾式水道メータの羽根車などの永久磁石に悪影響を及ぼすことがなくなる。また、磁気センサの磁気抵抗素子の作用に悪影響を与えることもなくなる。したがって、電子式水道メータや乾式水道メータに特別な機構を設けなくても保温カバーで覆うだけで外部からの磁気の悪影響を防止できる。そして、ISO規格にも応えられる。また、保温カバー本来の断熱部材による凍結防止作用も果たす。そして、磁気遮蔽部材が断熱材中に配設されるので、遮蔽部材が外力で破損する虞れがない。
請求項の発明では、複数個の断熱部材に取り付けられた遮蔽部材間の磁気抵抗が小さくなるので、磁気遮蔽(シールド)の効果が増す。
請求項の発明では、間隔をおいて配設した磁気遮蔽部材が2重に遮蔽の作用を発揮するので、厚みの薄い遮蔽部材でも効果的にシールド効果が得られ、高透磁率材料の使用量を低減できる。
請求項の発明では、保温カバーで水道メータを覆った状態で、上カバーを取り外すだけで容易に水道メータを検針することができるので、電子式水道メータや乾式水道メータでパルス出力や自動検針用電文などの外部への出力を備えていない場合に便利である。
請求項の発明では、特に北海道などの寒冷地の集合住宅用に、保温カバーを被せた電子式水道メータの普及率が高いことと相まって、電子式水道メータの使用環境での信頼性が高まる。
請求項の発明では、寒冷地で乾式水道メータを使用するに当たって、永久磁石による外部からのいたずらも防止でき、使用環境での信頼性が高まる。
次に本発明を実施するための最良の形態を図の実施例に基づいて説明する。
図3は、実施例1の全体構成を示す分解斜視図で、電気式水道メータと水道管も同時に示す。永久磁石2を上端に取り付けた羽根車1と磁気センサ3が分かるように、電子式水道メータ10のケースを一部破断して示している。積算値や瞬間流量等は、電子式水道メータ10に配線コード9で電気的に接続された受信器11の表示部12にも表示される。13と14は電子式水道メータ10に連結される水道管である。断熱材である発泡樹脂製の保温カバー15は、この実施例では3つの部分、前カバー16、後カバー17、上カバー18に分けてつくられている。前カバー16と後カバー17にそれぞれ埋め込んだ磁気遮蔽部材16Aと17Aは、わずかに図2に現れているが、上カバーに埋め込んだ遮蔽部材はこの図面では見えていない。
設置状態では水道管13と14は電子式水道メータ10に連結されている。そして、前カバー16と後カバー17を、それぞれ図示位置から矢印A,Bに示す方向に移動させて、前カバー16の後端面と、後カバー17の前端面とを互いにくっつけて、両カバー16,17の左端円筒部16aと17aの外周を電気絶縁用のビニールテープで巻く。同様に、両カバー16,17の右端円筒部16bと17bの外周を電気絶縁用のビニールテープで巻く。こうして、電子式水道メータ10の前後と下面を両カバー16と17で覆った状態で、両カバー16,17をビニールテープでしっかりと固定する。更に、上カバー18を図示位置から下方に下げ、互いに固定した前カバー16と後カバー17の上に嵌めて蓋をする。
こうして組み付けた状態の縦断面を図4に示す。この図4では図3で示した受信器11と電気接続用の配線コード9は省略してあり示していない。図4で、16Aと18Aはそれぞれ前カバー16と上カバー18に埋め込んだ磁気遮蔽部材で、薄い板状のパーマロイとか電磁軟鉄などの高透磁率材料よりなる。磁気遮蔽部材16Aは、前カバー16を構成する外側断熱部材16cと内側断熱部材16dの間に挟み込んで埋め込まれている。また、磁気遮蔽部材18Aは、上カバー18を構成する外側断熱部材18cと内側断熱部材18dに挟み込まれ、両部材18c、18dを互いに連結する連結ピン19を両部材18cと18dの孔にきつく嵌合挿入することで、上カバー18を構成する断熱部材18c,18dと磁気遮蔽部材18Aとを互いに連結し外れないようにしている。
なお、これら3部材の連結は、連結ピンによらないで接着剤だけで行うこともできる。前カバー16と後カバー17に上カバー18を嵌合するときに、しっくりと嵌まるように、前カバー16(後カバー17)の外側断熱部材16c(17c)と、内側断熱部材16d(17d)はその上下方向の丈が互いに違えてある。また、上カバー18も、その外側断熱部材18cと内側断熱部材18dの上下方向の丈が互いに違えてある。
そのため、図4に示すように、前カバー16(後カバー17)の外側断熱部材16c(17c)の上端面と上カバー18の外側断熱部材18cの下端面が組み付け状態でくっつく位置20は、両カバーの内側断熱部材16d(17d)と18dがくっつく位置21よりもわずか上に位置する。したがって、前カバー16(後カバー17)に埋め込まれた磁気遮蔽部材16A(17A)の上端が上カバー18に埋め込まれた磁気遮蔽部材18Aの下端とくっつく位置は、図4で符号21を付した位置となる。
このようにして、遮蔽部材で構成された前カバー16、後カバー17及び上カバー18に埋め込まれた磁気遮蔽部材16A,17A及び18Aは、各カバーで電子式水道メータを覆うことで、同時に電子式水道メータの周りを覆って、メータ全体を磁気シールドする。
もっとも、水道管13,14が保温カバー15を貫通する部分だけは、磁気遮蔽部材が存在しないので磁気シールドできないが、この水道管の部分からいたずらの磁石の悪影響を及ぼすようにすることはないので、水道管部分への磁気シールドの心配は要らない。
図5に示すこの実施例2は、前カバー16や後カバー17に埋め込んだ磁気遮蔽部材16Aや17Aと上カバー18に埋め込んだ磁気遮蔽部材18Aが3つのカバー16,17,18を組み付けるときに、互いに重ね合わさるようにした点が図3,4の実施例1と違う。その他の構造は実施例1と同じであるので、図5には一部分だけを拡大して示す。磁気遮蔽部材16Aの上端部と18Aの下端部が重ね合わさっており、しかも重ね合わさった部分が、前カバー16の外側断熱部材16cと、上カバー18の内側断熱部材18dとにより、密着するように押し付けられるようにしてある。こうすることで、磁気遮蔽部材16A(17A)と18Aとの重ね合わせ部分での磁気抵抗が小さくなり、磁気遮蔽効果が向上する。この実施例2はその点において、両部材16A(17A)と18Aを端面で突き合わせてくっつける実施例1に比較して優れている。
図6は本発明の実施例3で、同図(a)は縦断面図、(b)は分解斜視図である。なお、(a)(b)とも、水道メータは図示してない。そして、(a)図は保温カバー15を構成する2つのカバー部分の間に隙間Gをあけた状態の図を示し、両カバー部分の形状をわかりやすく図示している。
この実施例3は、保温カバー15を発泡樹脂と高透磁率材料からなる2つのカバー部分で構成している。1つは上カバー22、もう1つは下カバー23で、これらの両カバー22,23で電子式水道メータを上下から覆うようにして使う。上カバー22は板状の薄い厚みtの磁気遮蔽部材22Aが埋め込まれ、下カバー23には磁気遮蔽部材23Aが埋め込まれている。詳しくは上カバー22は、外側断熱部材22cと内側断熱部材22dの間に磁気遮蔽部材22Aが挟み込んで構成されている。同様に外側遮蔽部材23cと内側断熱部材23dとの間に厚みtの磁気遮蔽部材を挟み込んで下カバー23が構成されている。電子式水道メータにこの保温カバーを上下から被せ、図6(b)に符号25,26で示すように電気絶縁用のビニールテープ25,26を巻いて固定する。22eと23eはそれぞれ上カバー22と下カバー23に設けた凹部で、この凹部に電子式水道メータが入る。電子式水道メータに保温カバーを被せた状態では、上カバー22と下カバー23は密着し、前記隙間Gはない。
図7の実施例4は、発泡樹脂の断熱部材からなる上カバー22と、下カバー23の内側、すなわち電子式水道メータを入れる凹部を形成した内側の内面に、厚みtの磁気遮蔽部材22Aと23Aをそれぞれ貼り付けて構成してある。
図8の実施例5は、上カバー22と23の表面に磁気遮蔽部材22A´と23A´をそれぞれ貼り付けて構成してある。この実施例は、磁気遮蔽部材を貼り付ける面が、平面部分であるので、貼付作業が容易である。
図8で2点鎖線で示し符号22Aを付したように、カバーの内側にも磁気遮蔽部材22Aを貼り付け、外表面に貼り付けた磁気遮蔽部材22A´とで、2重の磁気シールド効果を奏することもできる。このように2重に磁気シールド部材を設けると、当然、図7の実施例4や、先に述べた図8の実施例5に比べて、2枚(2重)で使う磁気遮蔽部材22Aと22A´の厚みは、1/2t以下にしても同程度のシールド効果が得られる。なお、下カバー23の内側にも磁気遮蔽部材を貼り付けて、下カバーについても2重に磁気遮蔽を施すとよい。
図6の実施例3で説明した構成に加えて、同図に符号22A″で示すように、もう1つの磁気遮蔽部材22A″を埋め込んで、先に説明した磁気遮蔽部材22Aとで2重に磁気遮蔽(シールド)を施すこともできる。この場合も、磁気遮蔽部材22Aと22A″の厚みはt/2より小さくても、厚みtの1枚のときとシールド効果は同じである。
図6で、埋め込んだ磁気遮蔽部材22Aと、外表面に貼り付けた磁気遮蔽部材22A´とで、2重の磁気遮蔽を施すこともできる。なお、この実施例も含め、実施例6と7の構成では、2重の磁気遮蔽部材間に必ず間隔をおくことが必要である。特に、実施例7で、磁気遮蔽部材22Aと22A″とは互いに間隔をおいて設ける。もし、両者を密着した場合は、2重のシールド効果が得られない。
図6の実施例3で説明した磁気遮蔽部材22A,23Aとして、板状の高透磁率材料を用いる代わりに高透磁率材料の紛体を断熱部材22,23内に埋め込んでもよい。
上記1〜8の実施例において、板状の磁気遮蔽部材の代わりに網目状の磁気遮蔽部材を用いてもよい。
図9は本発明の実施例11の縦断面図で、図2で説明した乾式水道メータ10Aを、先に図4で説明した実施例1の場合と同様の構成の保温カバー15で覆った状態を示す。保温カバー15は、水道メータの前面と下面を覆うための前カバー16と、水道メータの後面と下面を覆うための後カバー17と、水道メータの上面を覆うための上カバー18の3部分に分かれて構成されている。図4の実施例1の場合と同様に、前カバー16と後カバー17とで先ず乾式水道メータ10Aの前部と後部と下部とを覆って、両カバー16と17に電気絶縁用のビニールテープ27,28を巻いて固定し、両カバー16,17の上部に上カバー18を嵌合して、3つの部分16,17,18で水道メータ10Aを覆う。
水道メータ10Aを検針するときは、上カバー18を前カバー16と後カバー17から取り外し、水道メータ10Aの蓋29をピン30の周りに反時計方向に回動させて、蓋29を明け、水道メータ10Aの上方から、表示機構の数字(表示)を読み取る。検針後は蓋29を閉じ、上カバー18を前カバー16と後カバー17の上部に嵌合してメータを覆う。なお、図9で、図4と同じ作用をする部分は同一符号を付して、説明は省略する。
〔その他の実施例〕
図9の実施例11では、前カバー16、後カバー17、上カバー18を構成する断熱部材に磁気遮蔽部材を埋め込んでいるが、前記他の実施例のように断熱部材の外表面又は内面に貼り付けてもよい。また、前記その他の実施例のように、磁気遮蔽部材を二重に設けたりすることもできる。
電子式水道メータの構成を説明する略図。 乾式水道メータの構成を説明する略図。 本発明の実施例1の分解斜視図。 本発明の実施例1の縦断面図。 本発明の実施例2の要部を示す拡大断面図。 本発明の実施例3で、(a)は縦断面図、(b)は分解斜視図。 本発明の実施例4の縦断面図。 本発明の実施例5の縦断面図。 本発明の実施例11の縦断面図。
符号の説明
10 電子式水道メータ
10A 乾式水道メータ
15 保温カバー
16 前カバー
16c 前カバーの外側断熱部材
16d 前カバーの内側断熱部材
17 後カバー
17c 外側断熱部材
17d 内側断熱部材
18 上カバー
18c 外側断熱部材
18d 内側断熱部材
16A,17A,18A,22A,23A,22A´,22A″ 磁気遮蔽部材
22 上カバー
23 下カバー
23c 外側断熱部材
23e 内側断熱部材

Claims (8)

  1. 高透磁率材料からなる磁気遮蔽部材と断熱部材とを一体的に構成して、水道メータを覆う保温カバーを構成し、かつ、磁気遮蔽部材が断熱部材に埋め込まれていることを特徴とする水道メータ用保温カバー。
  2. 断熱部材を複数個備え、各断熱部材に一体的に設けた磁気遮蔽部材同士を、複数の断熱部材を組み付けるに当たり、互いに重ね合わせたことを特徴とする請求項記載の水道メータ用保温カバー。
  3. 断熱部材に、間隔をおいて2重に磁気遮蔽部材を配設したことを特徴とする請求項記載の水道メータ用保温カバー。
  4. 保温カバーが、水道メータの前面と下面を覆うための前カバーと、水道メータの後面と下面を覆うための後カバーと、水道メータの上面を覆うための上カバーとに分かれており、上カバーが前記前カバーと後カバーとに取外し可能に嵌合されることを特徴とする請求項記載の水道メータ用保温カバー。
  5. 請求項記載の水道メータ用保温カバーで電子式水道メータを覆うようにしたことを特徴とする水道メータ用保温カバーの使用方法。
  6. 請求項に記載の水道メータ用保温カバーで乾式水道メータを覆うようにしたことを特徴とする水道メータ用保温カバーの使用方法。
  7. 磁気遮蔽部材を高透磁率材料の粉体としたことを特徴とする請求項1記載の水道メータ用保温カバー。
  8. 磁気遮蔽部材を、網目状としたことを特徴とする請求項1記載の水道メータ用保温カバー。
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