JP4837105B2 - 電子機器および制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は一般に電子機器に関し、特に検出範囲内に物体が存在することを検出するための技術に関する。
一般に、電子機器、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話、ゲーム機、TV等においては、ユーザによる電子機器の操作を支援するための様々なセンサが用いられている。このようなセンサの一つとして、近接センサが知られている。近接センサは、ある検出範囲内に存在する物体(例えば、人等)を検出するためのセンサである。この近接センサは、電子機器に近接する物体が存在するか否かを検出するために用いることができる。
特許文献1には、赤外線センサを備えたディスプレイを含むノート型パーソナルコンピュータが開示されている。このコンピュータにおいては、赤外線センサは、そのコンピュータを操作する人が存在するか否かを判定するために使用される。
特開2009−169627号公報
しかし、特許文献1のコンピュータでは、センサ(赤外線センサ)の検出距離(検出範囲とも云う)を調整することについては考慮されていない。
一般に、ユーザがコンピュータを操作するときのユーザとコンピュータとの間の距離は、ユーザ毎に異なる。また、たとえ同じユーザであっても、ユーザとコンピュータとの間の距離は、ユーザによるコンピュータの使用環境(例えば、机の上でノート型コンピュータを使用する使用環境、膝の上でノート型コンピュータを使用する使用環境、等)によっても変化する。よって、センサの適正な検出距離は、ユーザによって、あるいはコンピュータの使用環境によって変わる可能性がある。
もしセンサの検出距離が短過ぎるならば、例えば、ユーザがコンピュータの前に居る期間中でもユーザの姿勢の変化によってユーザの位置がセンサの検出範囲からしばしば外れてしまうという事態が発生する可能性がある。
反対に、もし、センサの検出距離が長すぎるならば、ユーザがコンピュータの前に居ないにもかかわらず、センサは、遠くの別の物体(例えば、椅子、ユーザの机の後ろを通る人、等)を近接物体として検出してしまう可能性がある。この場合、ユーザがコンピュータの前に居ないにもかかわらず、コンピュータとユーザとが近接状態である時と同じ動作がコンピュータ上で誤って実行されてしまうかもしれない。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、近接する物体の検出精度の向上を図ることが出来る電子機器および制御方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、請求項1に係る電子機器は、光を放出し、前記放出される光の反射光を検出する近接センサと、前記放出される光の強度を第1強度レベルと前記第1強度レベルよりも高い第2強度レベルとの間で時分割で切り替える光強度制御手段と、前記第1強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号に基づいて前記電子機器から第1の検出距離内に物体が存在するか否かを検出すると共に、前記第1強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号および前記第2強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号に基づいて前記電子機器から前記第1の検出距離よりも長い第2の検出距離内に物体が存在するか否かを検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に基づいて、前記電子機器の動作を制御する制御手段と、前記近接センサから放出される光の強度を変化させながら前記近接センサの出力信号を監視することによって前記第1強度レベルおよび前記第2強度レベルをそれぞれ調整する調整手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、近接する物体の検出精度の向上を図ることが出来る。
本発明の一実施形態に係る電子機器の外観を示す斜視図。 同実施形態の電子機器のシステム構成例を示すブロック図。 同実施形態の電子機器に設けられた近接センサを用いて実行される物体検出動作を説明するための図。 同実施形態の電子機器に設けられた近接センサの構成例を示すブロック図。 同実施形態の電子機器に設けられた近接センサから放出される光の強度レベルが時分割形式で変化される様子を示す図。 同実施形態の電子機器に設けられた近接センサから得られる出力信号の例を示す図。 同実施形態の電子機器で用いられる検出距離チューニングプログラムの構成例を示すブロック図。 同実施形態の電子機器によって実行される検出距離チューニング動作が実行される様子を示す図。 同実施形態の電子機器によって実行される検出距離チューニング動作によって得られる反射光検出結果の例を示す図。 同実施形態の電子機器で用いられる検出距離チューニングプログラムによって表示されるグラフィカルユーザインタフェースの例を示す図。 同実施形態の電子機器で用いられる検出距離チューニングプログラムによって表示されるグラフィカルユーザインタフェースの他の例を示す図。 同実施形態の電子機器で用いられる検出距離チューニング処理の手順の例を示すフローチャート。 同実施形態の電子機器のパネルクローズ検出動作の例を示す図。 同実施形態の電子機器のパネルオープン検出動作の例を示す図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る電子機器の外観が示されている。この電子機器は、例えば、バッテリ駆動可能な携帯型パーソナルコンピュータ10として実現されている。
図1は、コンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体1と、ディスプレイユニット2とから構成される。ディスプレイユニット2には、液晶表示装置(LCD)3が組み込まれており、そのLCD3の表示画面はディスプレイユニット2のほぼ中央に位置されている。
ディスプレイユニット2は薄い箱型の筐体を有しており、このディスプレイユニット2はコンピュータ本体1にヒンジ部を介して回動自在に取り付けられている。より詳しくは、ディスプレイユニット2は、コンピュータ本体1に対してコンピュータ本体1の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体1の上面がディスプレイユニット2によって覆われる閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。
コンピュータ本体1は薄い箱形の筐体を有するベースユニットであり、その上面にはキーボード4、本コンピュータ10をパワーオンまたはパワーオフするためのパワーボタン5、タッチパッド6などが配置されている。
さらに、本コンピュータ10は、近接センサ25を備えている。この近接センサ25は、例えば、図1に示されているように、ディスプレイユニット2の正面上の上端部に設けられる。もちろん、近接センサ25の位置はディスプレイユニット2の正面上の上端部に制限されず、例えば、破線で示すように、コンピュータ本体1の前面などに近接センサ25を配置してもよい。近接センサ25は、本コンピュータ10に近接する物体(例えば、人)を検出するためのセンサである。この近接センサ25は光学式センサから構成されており、光を放出し、放出される光に対する反射光を検出する。例えば、本コンピュータ10の直前などの近接位置にユーザが存在する場合には、近接センサ25から放出される光(出力光とも云う)はそのユーザによって反射されるので、近接センサ25はそのユーザからの反射光を検出することができる。近接センサ25は反射光の検出結果を示す出力信号を出力する。本コンピュータ10では、近接センサ25の出力信号を用いることにより、本コンピュータ10に近接する位置にユーザが存在するか否かを検出することが出来る。この検出結果は、本コンピュータ10の様々な動作制御に用いることが出来る。例えば、本コンピュータ10に近接する位置にユーザが存在しないことが検出されたならば、スクリーンセーバプログラムを自動的に起動するようにしてもよい。もしスクリーンセーバプログラムが起動されている間に本コンピュータ10に近接する位置にユーザが存在することが検出されたならば、スクリーンセーバプログラムを自動的に終了するようにしてもよい。
図2は、本コンピュータ10のシステム構成を示す図である。図2に示すように、本コンピュータ10は、CPU11、ノースブリッジ12、主メモリ13、サウスブリッジ14、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)15、ビデオメモリ(VRAM)15A、サウンドコントローラ16、BIOS−ROM17、LANコントローラ18、ハードディスクドライブ(HDD)19、光ディスクドライブ(ODD)20、無線LANコントローラ21、IEEE 1394コントローラ22、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)23、EC/KBC24、近接センサ25等を備えている。
CPU11は、本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、HDD19から主メモリ13にロードされる、OS100や各種アプリケーションプログラムを実行する。また、CPU11は、BIOS−ROM17に格納されたBIOSも実行する。
アプリケーションプログラムには、検出距離チューニングプログラム200aが含まれている。この検出距離チューニングプログラム200aは、近接センサ25の検出距離(検出範囲とも云う)を、ユーザまたはそのユーザによるコンピュータ10の使用環境に応じて適応的に制御するためのプログラムである。近接センサ25の検出距離は近接センサ25から放出される光の強度によって変わる。したがって、検出距離チューニングプログラム200aは、近接センサ25から放出される光の強度を調整し、これによって近接センサ25の検出距離を最適化する。検出距離チューニングプログラム200aによるチューニング処理(光強度調整処理)は、本コンピュータ10の前にユーザが実際に存在している状態で実行される。このチューニング処理では、検出距離チューニングプログラム200aは、近接センサ25から放出される光の強度(出力光強度)を変化させながら近接センサ25の出力信号を監視する。そして、検出距離チューニングプログラム200aは、この監視結果に基づいて、放出される光の強度を、現在のコンピュータ10とユーザとの間の距離に適した値に調整する。例えば、検出距離チューニングプログラム200aは、出力光強度をゼロから徐々に増加させ、近接センサ25によって反射信号が検出された時の出力光強度を、近接物体の検出に使用すべき出力光強度(閾値とも云う)として設定する。チューニング処理後は、近接センサ25は、設定された出力光強度の光を放出する。
なお、本明細書で用いられる用語「光強度」、「光の強度」は、光の強さを示すものであり、この意味で、用語「光度」も、用語「光強度」、「光の強度」と同義である。
チューニング処理は、近接センサの検出距離を調整すべきことを示すイベントが発生した時に開始される。このイベントとしては、ユーザによって検出距離チューニングプログラム200aが起動されたこと、または検出距離チューニングプログラム200aによって提供されるメッセージ画面上のスタートボタンが押されたこと、等を用いることが出来る。またコンピュータ10の起動時に検出距離チューニングプログラム200aを自動的に起動して、チューニング処理を開始するようにしてもよい。
上述したように、ユーザとコンピュータ10との間の距離は、ユーザの姿勢またはユーザによるコンピュータ10の使用環境(例えば、机の上でコンピュータ10を使用する使用環境、膝の上でコンピュータ10を使用する使用環境、等)によって変化する。本実施形態のチューニング処理によれば、近接センサ25の検出距離をユーザの姿勢またはユーザによるコンピュータ10の使用環境に適した値に設定することができる。よって、ユーザがコンピュータ10の前に居るにも係わらず、ユーザの姿勢の変化によってユーザの位置が近接センサ25の検出範囲から外れてしまうという事態の発生を防止することが出来る。さらに、ユーザがコンピュータ10の前に居ないにもかかわらず、遠くの別の物体(例えば、椅子、ユーザの机の後ろを通る人、等)が近接物体として検出されてしまう可能性も十分に低減できる。
さらに、アプリケーションプログラムには、動作制御プログラム200bも含まれている。この動作制御プログラム200bは、近接センサ25の出力信号に基づいてコンピュータ10の動作を制御するプログラムである。動作制御プログラム200bは、例えば、本コンピュータ10に近接した位置にユーザが存在するか否かに応じて、上述のスクリーンセーバプログラムの起動・終了等の処理を実行する。
ノースブリッジ12は、CPU11とサウスブリッジ14との間を接続するブリッジデバイスとして動作と共に、主メモリ13をアクセス制御するメモリコントローラとして動作する。また、ノースブリッジ12は、GPU15との通信を実行する機能を有している。
GPU15は、LCD3を制御する表示コントローラである。GPU15は、各種アプリケーションプログラムが表示しようとする画像をCPU11に代わって描画するアクセラレータを搭載する。サウスブリッジ14は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスおよびLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。サウスブリッジ14は、HDD19およびODD20を制御するためのIDE(Integrated Device Electronics)コントローラを内蔵する。また、サウスブリッジ14は、サウンドコントローラ16との通信を実行する機能も有している。サウンドコントローラ16は音源デバイスであり、各種アプリケーションプログラムが再生対象とするオーディオデータをスピーカ等に出力する。
LANコントローラ18は、例えばIEEE 802.3規格の有線通信を実行する有線通信デバイスである。一方、無線LANコントローラ21は、例えばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。また、IEEE 1394コントローラ22は、IEEE 1394規格のシリアルバスを介して外部機器との通信を実行する。
EC/KBC24は、電力管理を行うためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)4およびタッチパッド6を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。また、EC/KBC24は、近接センサ25を制御する機能を有している。近接センサ25は、上述したように、物体の存在有無を検出するセンサである。
近接センサ25は、EC/KBC24の制御の下、放出される光の強度を、コンピュータ10から第1の検出距離(「近」距離)内に物体が存在するか否かを検出するための第1強度レベルと、コンピュータ10から第1の検出距離よりも長い第2の検出距離(「遠」距離)内に物体が存在するか否かを検出するための第2強度レベルとの間で時分割で切り替えることができる。これにより、近接センサ25は、「近」距離と「遠」距離にそれぞれ対応する2つの検出距離をサポートすることができる。つまり、近接センサ25は、図3に占めさように、「近」距離に存在する物体、および「遠」距離に存在する物体の双方を、その距離の違いを認識しつつ検出することができる。
図4は、近接センサ25およびその周辺部分の構成を示すブロック図である。図4に示すように、近接センサ25は、1組みの発光素子251および受光素子252によって構成されている。発光素子251は光を放出する発光モジュールであり、例えば、赤外光出力LED(Light Emitting Diode)等によって構成することが出来る。受光素子252は、発光素子251から放出される光に対する反射光を検出する光検出モジュールである。
近接センサ25を制御するEC/KBC24と近接センサ25との間には、発光素子251に供給される駆動電圧を制御するためのレギュレータ25Aが設けられている。EC/KBC24は、このレギュレータ25Aに供給する制御信号を切り替えることにより、発光素子251の発光強度を変更することができる。受光素子252は、発光素子251によって発光される光の反射光の受光状況を検出信号(出力信号とも云う)として出力し、EC/KBC24内の検出部300は、この検出信号により、近接物体の存在の有無を検出することができる。
上述したように、近接センサ25は、発光素子251の発光強度(出力光強度)を第1強度レベルと第2強度レベルとの間で時分割で切り替えることができる。この場合、検出部300は、第1強度レベルの光が放出される期間に近接センサ24から得られる出力信号(検出信号)に基づいてコンピュータ10から「近」距離内に物体が存在するか否かを検出し、さらに、第2強度レベルの光が放出される期間に近接センサ24から得られる出力信号(検出信号)に基づいてコンピュータ10から「遠」距離内に物体が存在するか否かを検出する。
次に、図5および図6を参照して、近接センサ25を用いた物体検出の動作原理について説明する。
EC/KBC24は、近接センサ25から放出される光の強度を第1強度レベルと第2強度レベルとの間で時分割で切り替える。より詳しくは、EC/KBC24は、まず、レギュレータ25Aに入力する制御信号を切り替えることにより、図5に示すように、例えば100ms〜200amsの一定周期内において、発光素子251の発光光量が「強」,「弱」と時分割で変動するように、レギュレータ25Aから発光素子251に供給される駆動電圧値を切り替える。
「弱」の時は、「近」距離に存在する物体からの反射光のみが受光素子252によって検出され、「遠」距離に存在する物体からの反射光は受光素子252によって検出されない。「強」の時は、「近」距離に存在する物体からの反射光および「遠」距離に存在する物体からの反射光の双方が受光素子252によって検出することができる。
EC/KBC24は、このレギュレータ25Aに入力する制御信号の切り替えと同期を取りながら、受光素子252が出力する検出信号を監視する。EC/KBC24は、前述の通り、レギュレータ25Aに入力する制御信号を調整しているので、「近」距離に物体が存在する場合、「遠」距離に物体が存在する場合、「近」距離および「遠」距離のいずれにも物体が存在しない場合、のそれぞれを、図6に示す検出信号のパターンによって検出する。
図6中、(A)は、「近」距離内に物体が存在する時に近接センサ25から出力される検出信号のパターンを示し、(B)は、「遠」距離内に物体が存在する時に近接センサ25から出力される検出信号のパターンを示し、(C)は、物体なし(「近」距離および「遠」距離のいずれにも物体が存在しない)時に近接センサ25から出力される検出信号のパターンを示している。
例えば、検出部300は、光強度「弱」の時にアクティブの検出信号が検出されたならば、「近」距離の物体が検出されたと判定する。また、検出部300は、例えば、光強度「弱」の時にはアクティブの検出信号が検出されず、且つ光強度「強」の時にアクティブの検出信号が検出されたならば、「遠」距離の物体が検出されたと判定する。また、検出部300は、例えば、光強度「弱」の時にアクティブの検出信号が検出されず、且つ光強度「強」の時にもアクティブの検出信号が検出されなかったならば、物体が存在しないと判定する。
このような2つの検出距離を用いることにより、検出部300は、コンピュータ10の前にユーザが居ることを「遠」距離の物体の存在として検出でき、またディスプレイユニット2の前にユーザが手をかざしたことなどを「近」距離の物体の存在として検出できる。動作制御プログラム200bは、検出部300の検出結果に基づいて、例えば、「遠」距離の物体の検出の有無に応じてスクリーンセーバプログラムの起動および終了を制御したり、「近」距離の物体検出時に他の別の特定のアプリケーションを起動するといった制御を行うことができる。
次に、図7を参照して、検出距離チューニングプログラム200aの機能構成を説明する。検出距離チューニングプログラム200aは、検出距離制御部201と、出力光強度変更部202と、検出信号受信部203と、設定値保存部204等から構成される。検出距離制御部201は、近接センサ25の検出距離(出力光強度)を調整するためのチューニング処理を出力光強度変更部202および検出信号受信部203を用いて実行する。出力光強度変更部202は、検出距離制御部201の制御の下、EC/KBC24を介して近接センサ25の出力光強度を順次変更する。検出信号受信部203は、EC/KBC24を介して近接センサ25の検出信号を受信する。検出距離制御部201は、出力光強度変更部202を用いて出力光強度を順次変更しながら、検出信号受信部203を用いて近接センサ25の検出信号を監視する。そして、検出距離制御部201は、その監視結果に基づき、近接センサ25の出力光強度を決定する。設定値保存部204は、決定された出力光強度に対応する制御信号の値をEC/KBC24に設定すると共に、決定された出力光強度を示す情報を記憶装置(例えば、EEPROM23、HDD19等)に保存する。
図8に示されているように、検出距離チューニングプログラム200aによるチューニング動作は、コンピュータ10の前にユーザが存在している状態で行われる。チューニング動作では、ユーザからの反射光が実際に検出される。
図9は、チューニング動作によって得られる反射光検出結果の例を示している。図9において、「×」マークは近接センサ25からアクティブな検出信号が出力されなかったことを示し、「○」マークは近接センサ25からアクティブな検出信号が出力されたことを示している。
検出距離チューニングプログラム200aは、出力光強度を、例えば、ゼロから所定単位で順次上昇させていく(スキャン)。出力光強度がある強度にまで上がると、近接センサ25の受光部252は、ユーザからの反射される反射光を検出できるようになり、近接センサ25からアクティブな検出信号が出力される。検出距離チューニングプログラム200aは、近接センサ25からアクティブな検出信号が出力される時の出力光強度の値を、近接物体の検出に使用すべき出力光強度(閾値)として保存する。これにより、例えば、近接センサ25が反射光を検出できる出力光強度の内の最小値またはその最小値近傍の値が、近接物体の検出に使用すべき出力光強度として保存される。以降、近接センサ25を使用する場合には、近接センサ25の出力光強度は、その保存された値に設定される。
なお、出力光強度をゼロから上昇させるのではなく、出力光強度をあるデフォルト値にまず設定してもよい。もしデフォルト値の出力光強度の光を放出した時に近接センサ25からのアクティブな検出信号が検出されたならば、検出距離チューニングプログラム200aは、アクティブな検出信号が検出されなくなるまで出力光強度をデフォルト値から徐々に下げていく。逆に、もしデフォルト値の出力光強度の光を放出した時に近接センサ25からのアクティブな検出信号が検出されなかったならば、検出距離チューニングプログラム200aは、アクティブな検出信号が検出されるようになるまで出力光強度をデフォルト値から徐々に上げていく。
図10には、検出距離チューニングプログラム200aによってLCD3に表示されるGUIの例が示されている。検出距離チューニングプログラム200aが起動された時、検出距離チューニングプログラム200aは、検出距離の調整の開始を示すメッセージをユーザに通知する。このメッセージは、ユーザに、コンピュータ10を操作する位置に位置すべきことをすべきこと、換言すれば、ユーザが検出距離として設定したい距離だけコンピュータ10の表面から離れた位置にユーザが位置すべきことを、を促すために用いられる。例えば、検出距離チューニングプログラム200aは、メッセージ画面301をLCD3上に表示し、これによって検出距離の調整の開始を示すメッセージをユーザに通知する。メッセージ画面301は、スタートボタンを含む。ユーザによるタッチパッド6等の入力デバイスの操作によってスタートボタンがクリックされた時、つまり、近接センサの検出距離を調整すべきことを示すイベントが発生した時、検出距離チューニングプログラム200aは、上述のチューニング動作(スキャン)を開始する。
チューニング動作が完了すると、検出距離チューニングプログラム200aは、メッセージ画面302をLCD3に表示する。メッセージ画面302には、設定された出力光強度から換算される検出距離が表示される。さらに、メッセージ画面302には、マージンを入力するためのプルダウンメニューも表示される。ユーザは、プルダウンメニューを操作することにより、例えば、「大」、「中」の2つのマージンレベルの一つを選択することが出来る。「中」のマージンレベルが選択されたならば、検出距離チューニングプログラム200aは、チューニング(スキャン)で決定した出力光強度よりも例えば1レベル高い値を、近接物体の検出に使用すべき出力光強度として設定する。「大」のマージンレベルが選択されたならば、検出距離チューニングプログラム200aは、チューニング(スキャン)で決定した出力光強度よりも例えば2レベル高い値を、近接物体の検出に使用すべき出力光強度として設定する。
図11には、検出距離チューニングプログラム200aによってLCD3に表示されるGUIの他の例が示されている。図11のGUIは、2つの検出距離をサポートする近接センサに対応している。
検出距離チューニングプログラム200aが起動された時、検出距離チューニングプログラム200aは、例えば、まず、「遠」距離に対応する検出距離の調整の開始を示すメッセージをユーザに通知する。このメッセージは、ユーザに、コンピュータ10を操作する位置に位置すべきことをすべきこと、換言すれば、ユーザが「遠」距離として設定したい距離だけコンピュータ10から離れた位置にユーザが位置すべきことをすべきこと、を促すために用いられる。例えば、検出距離チューニングプログラム200aは、メッセージ画面401をLCD3上に表示し、これによって「遠」距離の調整の開始を示すメッセージをユーザに通知する。メッセージ画面401はスタートボタンを含む。ユーザによるタッチパッド6等の入力デバイスの操作によってスタートボタンがクリックされた時、つまり近接センサの「遠」距離を調整すべきことを示すイベントが発生した時、検出距離チューニングプログラム200aは、上述のチューニング動作(スキャン)を開始する。
チューニング動作が完了すると、検出距離チューニングプログラム200aは、「近」距離に対応する検出距離の調整の開始を示すメッセージをユーザに通知する。このメッセージは、ユーザに、ユーザが「近」距離として設定したい距離だけコンピュータ10の正面から離れた位置に例えば手のような物体をかざすべきこと、を促すために用いられる。例えば、検出距離チューニングプログラム200aは、メッセージ画面402をLCD3上に表示し、これによって「近」距離の調整の開始を示すメッセージをユーザに通知する。メッセージ画面402もスタートボタンを含む。ユーザによるタッチパッド6等の入力デバイスの操作によってスタートボタンがクリックされた時、つまり「近」距離を調整すべきことを示すイベントが発生した時、検出距離チューニングプログラム200aは、上述のチューニング動作(スキャン)を開始する。
チューニング動作が完了すると、検出距離チューニングプログラム200aは、メッセージ画面403をLCD3に表示する。メッセージ画面403には、設定された2つの出力光強度からそれぞれ換算される、「遠」距離に対応する検出距離および「近」距離に対応する検出距離が表示される。さらに、メッセージ画面403には、「遠」距離に対するマージンを入力するためのプルダウンメニューと、「近」距離に対するマージンを入力するためのプルダウンメニューも表示される。
なお、ここでは、「遠」距離に対応する検出距離のチューニングの後に「近」距離に対応する検出距離のチューニングを行ったが、「近」距離に対応する検出距離のチューニングを最初に実行し、その後に、「遠」距離に対応する検出距離のチューニングを実行してもよい。
次に、図12のフローチャートを参照して、チューニング動作の手順について説明する。
ここでは、例として、最大検出距離が120cmで、10cm間隔で検出距離を変更可能な近接センサ(つまり出力光強度を12段階で調節できるセンサ)を用いる場合を想定する。12個の検出距離(10cm,20cm、…120cm)それぞれに対応する出力光強度は予め決められている。ある時点での検出距離(出力光強度から換算される)はnx10cmで表される。nは、0から12までの自然数のいずれかである。チューニング動作では、nの初期値は0である。チューニング動作の手順は次の通りである。
(1)検出距離チューニングプログラム200aは、まず、検出距離(つまり出力光強度)を初期設定する(ステップS11)。そして、検出距離チューニングプログラム200aは、検出距離nx10cm(に対応した出力光強度)で、一定時間(数100ms)検出試験を行う(ステップS13)。ステップS13では、検出距離nx10cmに対応した出力光強度の光を放出する処理と、反射光を検出するための処理とが実行される。
(2)物体が検出されなかった場合、つまり反射光が検出されなかった場合(ステップS14のNO)、検出距離チューニングプログラム200aは、現在のnの値をチェックする(ステップS15)。もしn<12であれば(ステップS15のNO)、検出距離チューニングプログラム200aは、nを+1だけカウントアップし(ステップS12)、そしてステップS13に進む。もしn=12であれば(ステップS15のYES)、検出距離チューニングプログラム200aは、「検出エラー」(最大検出距離内に何も検出できず)を返して処理を終了する。
(3)物体が検出された場合、つまり反射光が検出された場合(ステップS14のYES)、検出距離チューニングプログラム200aは、現在の検出距離nx10cmに対応した出力光強度を、以降の近接物体検出処理で用いる出力光強度として保存する(ステップS16)。
例えば、いま、ユーザとコンピュータ10との間の距離が55cmである状態で、チューニング動作が実行された場合を想定する。この場合、n=5までは物体(ここでは、ユーザ)は検出されず、n=6にカウントアップされた時に、物体が検出される。そして、60cmに対応する出力光強度が、近接物体検出処理で用いる出力光強度として保存され、チューニング動作が終了する。チューニング後は、近接センサ25の出力信号から、コンピュータ10から60cm以内の距離に物体が存在するか否かが判定される。コンピュータ10から60cm以内の距離に物体が検出されたならば、検出部300は、「コンピュータの前に人がいる」と判定する。一方、コンピュータ10から60cm以内の距離に物体が検出されなかったならば、検出部300は、「コンピュータの前に人がいない」と判定する。
一旦、チューニングが実行されると、次のチューニングが実行されるまで、同じ出力光強度を用いて近接物体検出処理が実行される。
なお、近接センサ25が2つの検出距離をサポートしているならば、2つの検出距離それぞれに対して上述のチューニング動作が実行される。これにより、「近」距離および「遠」距離の双方を最適化することができる。特に、「近」距離の適正値は、ユーザによって、またはコンピュータの使用環境によって大きく異なるので、2つの検出距離それぞれに対して上述のチューニング動作が実行することは有効である。
2つの検出距離をサポートする近接センサ25を使用する別のアプリケーションとしては、ディスプレイパネル2の開閉を検出するLCDパネル開閉検出システムが挙げられる。
図13、図14に示されているように、ディスプレイパネル2を閉じる際と開く際の検出距離は別々に設定できた方が利便性が向上する。例えば、閉じる際の検出距離L1(図13)は短く、開く際の検出距離L2(図14)を長くすれば、ヒステリシス特性を実現することが可能となり、利便性の向上を図ることができる。
検出距離L1に対するチューニング動作と検出距離L2に対するチューニング動作とがそれぞれ図12と同様の手順で実行される。例として、最大検出距離が30cmで、3cm間隔で検出距離を変更可能な近接センサ(つまり出力光強度を10段階で調節できるセンサ)を用いる場合を想定する。
ユーザは、検出距離チューニングプログラム200aを起動した後、ディスプレイユニット2をクローズ位置方向に回動させ、そして閉じる際の検出距離L1として設定したい位置に対応する角度にまでディスプレイユニット2を傾ける(図13に示す状態)。ここでは、ディスプレイユニット2と本体1との間の距離が5cmになったとする。検出距離チューニングプログラム200aはチューニング動作を開始する。なお、ディスプレイユニット2を傾けた状態では、ユーザは表示画面を見ることが出来ないので、図10、図11で説明したGUIの代わりに、音声ガイダンスを用いても良い。また、タイマーを使用することによって、ある時点から一定期間後にチューニング動作が自動的に開始されるようにしてもよい。
チューニング動作においては、n=1までは物体(ここでは、本体1)は検出されず、n=2にカウントアップされた時に、物体が検出される。そして、6cmに対応する出力光強度が保存される。
続いて、ユーザは、ディスプレイユニット2をオープン位置方向に回動させ、そして開く際の検出距離L2として設定したい位置に対応する角度にまでディスプレイユニット2を傾ける(図14に示す状態)。ここでは、ディスプレイユニット2と本体1との間の距離が22cmになったとする。検出距離チューニングプログラム200aはチューニング動作を開始する。チューニング動作においては、n=8の時に物体が検出され、24cmに対応する出力光強度が保存される。
このようにして、閉じる際、開く際の検出距離のチューニングが終了する。チューニング後は、ディスプレイパネル2が開いている際に、もし6cm以内の距離に物体が検出されたならば、つまり、「近」距離内に物体が検出されたならば、「LCDパネルが閉じられた」と認識される。またパネル2が閉じている際に、もし24cm以内の距離から物体が検出されなくなったならば、つまり、「遠」距離に対応する物体検出結果が「検出」から「非検出」に変化したならば、「LCDパネルが開かれた」と認識される。「LCDパネルが閉じられた」と認識されたならば、スリープステートへの移行等の処理が実行され、「LCDパネルが開かれた」と認識されたならば、ウェイクアップ等の処理が実行される。
以上説明したように、本実施形態によれば、近接センサの検出距離の調整を指示するイベントの発生に応答して、近接センサ25から放出される光の強度(出力光強度)が調整され、これによって、放出される光の強度は、現在のコンピュータ10と物体(例えば、ユーザ)との間の実際の位置関係に適した値に設定される。よって、近接センサ25から放出される光の強度をユーザの姿勢またはユーザによるコンピュータ10の使用環境に適した値に設定することができるので、近接する物体の検出精度の向上を図ることが出来る。
なお、本実施形態では、コンピュータを例示して説明したが、本実施形態の検出距離チューニング機能は、例えば、PDA、携帯電話、ゲーム機といった様々な携帯型電子機器に適用できる。また、携帯型電子機器に限らず、比較的大型の電子機器(例えば、TV)に適用することもできる。
また、本実施形態のチューニング機能はコンピュータプログラムによって実現されているので、このコンピュータプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を通じて、このコンピュータプログラムを近接センサを備えたコンピュータにインストールして実行するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に得ることが出来る。
また、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…コンピュータ、11…CPU、25…近接センサ、200a…検出距離チューニングプログラム、201…検出距離制御部、202…出力光強度変更部、203…検出信号受信部、204…設定値保存部。

Claims (3)

  1. 電子機器であって、
    光を放出し、前記放出される光の反射光を検出する近接センサと、
    前記放出される光の強度を第1強度レベルと前記第1強度レベルよりも高い第2強度レベルとの間で時分割で切り替える光強度制御手段と、
    前記第1強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号に基づいて前記電子機器から第1の検出距離内に物体が存在するか否かを検出すると共に、前記第1強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号および前記第2強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号に基づいて前記電子機器から前記第1の検出距離よりも長い第2の検出距離内に物体が存在するか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段による検出結果に基づいて、前記電子機器の動作を制御する制御手段と、
    前記近接センサから放出される光の強度を変化させながら前記近接センサの出力信号を監視することによって前記第1強度レベルおよび前記第2強度レベルをそれぞれ調整する調整手段とを具備することを特徴とする電子機器。
  2. 前記調整手段は、前記第1の検出距離の調整の開始を示す第1のメッセージを通知し、前記第1のメッセージの通知後に前記第1の検出距離の調整を開始し、前記第2の検出距離の調整の開始を示す第2のメッセージを通知し、前記第2のメッセージの通知後に前記第2の検出距離の調整を開始することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 近接センサを備えた電子機器の動作を制御する制御方法であって、前記近接センサは、光を放出し、前記放出される光の反射光を検出するように構成されており、
    前記放出される光の強度を第1強度レベルと前記第1強度レベルよりも高い第2強度レベルとの間で時分割で切り替えるステップと、
    前記第1強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号に基づいて前記電子機器から第1の検出距離内に物体が存在するか否かを検出すると共に、前記第1強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号および前記第2強度レベルの光が放出される期間に前記近接センサから得られる出力信号に基づいて前記電子機器から前記第1の検出距離よりも長い第2の検出距離内に物体が存在するか否かを検出するステップと、
    前記第1の検出距離内に物体が存在するか否かを示す検出結果と前記第2の検出距離内に物体が存在するか否かを示す検出結果とに基づいて、前記電子機器の動作を制御するステップと、
    前記近接センサの検出距離を調整すべきことを示すイベントの発生に応答して、前記近接センサから放出される光の強度を変化させながら前記近接センサの出力信号を監視することによって前記第1強度レベルおよび前記第2強度レベルをそれぞれ調整するステップとを具備することを特徴とする制御方法。
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