JPH06242911A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH06242911A
JPH06242911A JP5026717A JP2671793A JPH06242911A JP H06242911 A JPH06242911 A JP H06242911A JP 5026717 A JP5026717 A JP 5026717A JP 2671793 A JP2671793 A JP 2671793A JP H06242911 A JPH06242911 A JP H06242911A
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JP5026717A
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Hiroyuki Sasumi
宏幸 佐住
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示装置の長時間連続使用を防止するため、
作業開始後所定の時間が経過すると警告メッセージを画
面に表示する。また、画面に近づき過ぎた時も警告を表
示する。 【構成】 電源投入からの経過時間を計時する計時手段
と、長時間連続使用を警告するメッセージを記憶する第
1のメッセージ記憶手段と、電源投入から第1の所定の
時間が経過すると長時間連続使用を警告するメッセージ
を画面上に表示する第1のメッセージ表示手段と、電源
投入から第2の所定の時間が経過すると表示装置の電源
を遮断する電源遮断制御手段と、オペレータが表示装置
に近づき過ぎたことを検出する接近センサと、近づき過
ぎを警告するメッセージを記憶する第2のメッセージ記
憶手段と、接近センサがオペレータの近づき過ぎを検出
すると、近づき過ぎの警告メッセージを画面上に表示す
る第2のメッセージ表示手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置の表示装置
に係り、特に長時間連続して表示装置を使用するとき
に、警告を画面に表示する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビゲーム機が家庭に普及し、
パーソナルコンピュータやワードプロセッサは事務所は
もとより家庭にも普及しつつある。このようなコンピュ
ータ機器の表示装置としては、テレビないし、CRTデ
ィスプレイが多く使われている。また小型の機器では、
表示装置として液晶ディスプレイやプラズマディスプレ
イが使用されている。このような表示装置は、一般にビ
ジュアル・ディスプレイ・ターミナル(VDT)という
総称で呼ばれているが、VDTとキー・ボード(KB)
を使用するデータエントリー作業や、オペレーション作
業は作業者に特殊な緊張を与え、その心身に対する影響
は未解明のものが多い。
【0003】図4は、VDT装置として広く一般に使用
されているCRTディスプレイ装置のブロック図であ
る。同図において、入力端子1〜3は、図示しない情報
処理本体装置から、CRT18の画面に表示すべき3色
分離されたビデオ信号Rin,Gin,Binが入力される端
子である。同じく入力端子4,5は情報処理本体装置か
らCRTディスプレイ装置に対して与えられる水平同期
信号Hin,垂直同期信号Vinが入力される端子である。
【0004】DCコントラスト回路6、7及び8は、後
述するABL(自動輝度制限)回路21からの信号によ
り、CRT18の輝度が異常に上昇したときに映像信号
に負帰還をかけて、CRT18のビーム電流を規定値以
下に制限するためにコントラストを調整する回路であ
る。前置増幅器回路9、10及び11は、それぞれR,
G,Bのビデオ信号を後段のビデオ出力増幅器が増幅可
能なレベルまで増幅する回路である。直流再生回路1
2、13及び14は、画像を忠実に再現するために容量
結合で失われた直流分を再生する回路でペデスタルレベ
ルを揃えることによって直流分を再生する。
【0005】ビデオ出力増幅器15、16及び17は、
それぞれR,G,Bのビデオ信号をCRT18のカソー
ド駆動レベルまで増幅する。水平画面位置調整回路19
は、水平同期信号Hの遅延時間を調整して、CRT18
の中央に画面表示を合わせるための回路である。この位
置調整された水平同期信号を入力する水平偏向回路20
は、水平偏向コイルを駆動する鋸波電流を発振増幅す
る。
【0006】ABL(自動輝度制限)回路21は、CR
T18の輝度が異常に上昇した場合などに、過大な電流
が流れて高圧発生回路24が過負荷となり、水平出力ト
ランジスタ等の破壊を防止するための回路である。この
目的のために、CRT18のビーム電流を検出して、D
Cコントラスト回路6、7及び8に負帰還をかけてビー
ム電流を規定値以下に制限する。
【0007】垂直偏向回路22は、垂直同期信号に従っ
て、垂直偏向コイルを駆動する鋸波電流を発振増幅す
る。サイドピンクッション歪補正回路23は、ラスタの
糸巻き歪を補正する回路である。高圧発生回路24は、
水平偏向回路20から出力される水平帰線期間中のパル
スからCRT18用の高電圧を発生する回路である。電
源回路25は、上記各回路に所要の電源を供給するもの
である。
【0008】上記のような従来の表示装置を長時間連続
して使用すると、「目が疲れる、肩が凝る、全身がだる
い、いらいらする、横になりたい」等の自覚症状の訴え
る人が多い。特に目の症状では、「目の疲れ」の他に
「目がチラチラする」「目がかすむ」「目が充血する」
「涙が出る」「目やにが出る」「目を閉じると光が走
る」「白い壁などの色が変わって見える」「目の中に色
が残る」「目の奥が痛い」など多様な症状が出ている。
【0009】このような健康上の問題に注目した従来技
術としては、「テレビジョン受像機の近接視聴防止装
置」(公開特許公報 昭59−85189号)が知られ
ている。この例では、テレビジョン受像機本体に視聴者
が近づいたことを検出するセンサと、テレビジョン映像
の消去あるいは所定の警報音を発生する手段とを備え
て、視聴者の近接を検出すると映像を消去したり警報音
を発生するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビジョン受像機、CRTディスプレイ装置、および
その他のディスプレイ装置においては、長時間使用時の
健康上の問題に対して全く考慮がなされていなかった。
このため、画面から適正な距離を保っていたとしても、
長時間連続使用による眼の疲れや、体の不調を訴える使
用者が非常に多いという問題点があった。以上の問題点
に鑑み、本発明の目的は、表示装置の使用が長時間連続
する使用者、または表示装置から適切な距離を保たない
使用者に対して、自動的に警告を発する表示装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次の構成を有する。すなわち、本発明は、
情報処理本体装置と表示装置とを含み、画面上に文字や
画像などの情報出力をする情報処理システムの表示装置
において、表示装置の電源投入時からの経過時間を計時
し、該計時値が第1の時間に達したことを検出する第1
の計時手段と、表示装置の電源投入時からの経過時間を
計時し、該計時値が第2の時間に達したことを検出する
第2の計時手段と、前記第1の計時手段が第1の時間に
達したことを検出したときに、画面上に所定の色の明滅
を行う第1のフラッシング表示手段と、前記第2の計時
手段が第2の時間に達したことを検出すると、表示装置
の電源を遮断する電源遮断制御手段とを備えたことを特
徴とする表示装置である。
【0012】また本発明は、情報処理本体装置と表示装
置とを含み、画面上に文字や画像などの情報出力をする
情報処理システムの表示装置において、表示装置の電源
投入時からの経過時間を計時し、該計時値が第1の時間
に達したことを検出する第1の計時手段と、表示装置の
電源投入時からの経過時間を計時し、該計時値が第2の
時間に達したことを検出する第2の計時手段と、長時間
連続使用を警告するメッセージを記憶する第1のメッセ
ージ記憶手段と、前記第1の計時手段が第1の時間に達
したことを検出したときに、前記第1のメッセージ記憶
手段に記憶された長時間連続使用を警告するメッセージ
を画面上に表示する第1のメッセージ表示手段と、前記
第2の計時手段が第2の時間に達したことを検出したと
きに、表示装置の電源を遮断する電源遮断制御手段とを
備えたことを特徴とする表示装置である。
【0013】また本発明は、情報処理本体装置と表示装
置とを含み、画面上に文字や画像などの情報出力をする
情報処理システムの表示装置において、使用者が所定の
距離より表示装置に接近したことを検出する接近検出手
段と、使用者が所定の距離より接近したことを前記接近
検出手段が検出したときに、画面上に所定の色の明滅を
行う第2のフラッシング表示手段とを備えたことを特徴
とする表示装置である。
【0014】また本発明は、情報処理本体装置と表示装
置とを含み、画面上に文字や画像などの情報出力をする
情報処理システムの表示装置において、使用者が所定の
距離より表示装置に接近したことを検出する接近検出手
段と、表示装置と使用者との距離が近すぎることを警告
するメッセージを記憶する第2のメッセージ記憶手段
と、使用者が所定の距離より接近したことを前記接近検
出手段が検出したときに、前記第2のメッセージ記憶手
段に記憶された表示装置と使用者との距離が近すぎるこ
とを警告するメッセージを画面上に表示する第2のメッ
セージ表示手段とを備えたことを特徴とする表示装置で
ある。
【0015】また本発明は、情報処理本体装置と表示装
置とを含み、画面上に文字や画像などの情報出力をする
情報処理システムの表示装置において、情報処理本体装
置から表示装置に対して送出される同期信号を検出する
同期信号検出手段と、前記同期信号検出手段が同期信号
を検出しないときに、画面上に所定の色の明滅を行う第
3のフラッシング表示手段とを備えたことを特徴とする
表示装置である。
【0016】また本発明は、情報処理本体装置と表示装
置とを含み、画面上に文字や画像などの情報出力をする
情報処理システムの表示装置において、情報処理本体装
置から表示装置に対して送出される同期信号を検出する
同期信号検出手段と、情報処理本体装置から表示装置に
対して信号の送出がないことを表示するメッセージを記
憶する第3のメッセージ記憶手段と、前記同期信号検出
手段が同期信号を検出しないときに、前記第3のメッセ
ージ記憶手段に記憶された情報処理本体装置から表示装
置に対して信号の送出がないことを表示するメッセージ
を画面上に表示する第3のメッセージ表示手段とを備え
たことを特徴とする表示装置である。
【0017】
【作用】本発明は、情報処理システムの表示装置に、計
時機構と、表示装置と使用者の距離を検知する接近検出
手段と、画像メモリと、画面表示制御用マイクロプロセ
ッサ回路とを備え、使用者が長時間連続して表示装置を
使用したり、表示画面に近づき過ぎたりした時に、情報
処理本体装置からの信号に換えて画面上に警告メッセー
ジを表示したり、画面上にフラッシング表示して、使用
者に注意を促すものである。これにより、表示装置の連
続長時間使用や、表示装置に接近しすぎたりすることが
防止でき、使用者に健康上の障害を与えることがない。
【0018】
【実施例】次に、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の第1の実施例であるCRTディ
スプレイ装置の概略ブロック図である。また、図2は、
図1中のマイクロコンピュータ回路31の詳細ブロック
図である。図1において、1〜25は従来のCRTディ
スプレイ装置と共通の構成であり、従来技術の項で述べ
たのでここでは省略する。30〜35が本発明に固有な
回路ブロックである。
【0019】同図において、ビデオ信号切換回路30
は、図示しない情報処理本体装置から入力端子1、2及
び3に入力されたビデオ信号と、マイクロコンピュータ
回路31が発生する警告メッセージを表示するビデオ信
号とを切り換えるための、3チャンネル2ウェイアナロ
グスイッチ回路である。マイクロコンピュータ回路31
は、タイマ回路32より所定の時間経過が割込みによっ
て通知されると、所定の警告メッセージを回路内の画像
メモリに準備した後、上記ビデオ信号切換回路30を警
告メッセージ側に切り換えて、警告メッセージのビデオ
信号とその同期信号を出力するものである。
【0020】タイマ回路32は、マイクロコンピュータ
回路31から設定された初期値を一定時間毎にデクレメ
ントし、ゼロになるとマイクロコンピュータ回路31に
割込みを発生して通知するものである。接近センサ33
は、赤外線発光ダイオードと赤外線フォトトランジスタ
を使用した反射型の接近センサであり、表示装置の前に
使用者であるオペレータが、居るか居ないか、及びオペ
レータが表示装置に接近し過ぎていることを検出してマ
イクロコンピュータ回路31に通知するものである。
【0021】入力手段34は、テンキーボードであり、
マイクロコンピュータ回路31に対して、監視時間を設
定するときの設定値を入力するためのものである。ま
た、電源制御回路35は、メイン電源25がOFFのと
きにマイクロコンピュータ回路31、タイマ32及び接
近センサ33に電源を供給するとともに、メイン電源2
5のON/OFFを制御する。
【0022】次に、図2の画像制御部詳細ブロック図に
ついて説明する。同図は、図1におけるマイクロコンピ
ュータ回路31とタイマ回路32とについて詳細に説明
するものである。図2において、CPU110は、画像
制御部全体を制御するマイクロコンピュータである。こ
のシステムは、バス構造で各部が接続されており、デー
タバス101とアドレスバス102が各部の情報交換に
使用される。
【0023】また、バスには前記CPU110以外に、
プログラムROM111、キャラクタージェネレータR
OM112、作業用RAM113、画像メモリ114、
115および116が接続されている。画像メモリ11
4〜116は、CRTを駆動する光の3原色に対応する
R、G、Bの3枚のフィールドバッファであり、それぞ
れはデュアルポートメモリで構成されていて、バスから
のパラレルアクセスと並行して、高速のシリアル読み出
しによりビデオ信号切換回路30に画像信号を出力す
る。
【0024】また、前記バスには、接近センサ33と、
テンキーボード34とがIOインターフェース117を
介して接続され、さらにCRT18の同期信号を制御す
るCRTコントローラ118と、プログラム可能タイマ
119とが接続されている。上記の他に、水晶発振子を
備えたシステムクロック発振回路(OSC)121があ
り、CPU110やその他の回路にクロックを供給して
いる。またこのクロックを分周するプリスケーラ120
があり、分周後のタイミング信号をプログラム可能タイ
マ119に与えている。
【0025】次に、上記の如く構成された表示装置の動
作について説明する。まず最初に、表示装置の電源が投
入されると、図示しないパワーリセット回路が所定の期
間リセット信号を発生する。このパワーリセットが終了
すると、CPU110は、プログラムROM111の0
番地から始まる初期設定ルーチンを実行する。この初期
設定により、ビデオ信号切換回路30は、入力端子1〜
3を選択するように設定される。また同時に、CRTコ
ントローラ回路118は、入力端子4及び5に入力され
る同期信号を出力するように制御される。この状態は、
図示しない情報処理本体装置からのビデオ信号をCRT
18に表示する本表示装置の通常の状態である。
【0026】また、CPU110は、前記初期設定ルー
チンの中で、プログラム可能タイマ119に第1の時間
に対応する所定の初期値を設定して、ダウンカウントの
計時を開始させる。本実施例のタイマ初期値は、ソフト
ウェア開発業務を対象に約2時間としているが、単純な
データエントリー業務の場合には、より短い時間の方が
好ましいと思われる。CPU110は初期設定ルーチン
を実行した後、割込み可能の状態でNOPのループを実
行する。この状態で、テンキーボード34からプログラ
ム可能タイマ119に時間を設定することが可能であ
る。これも周知の方法でCPU110の割込処理を介し
て行われる。
【0027】次に、所定の時間が経過するか、或いはテ
ンキーボード34から設定された時間が経過すると、プ
ログラム可能タイマ119のダウンカウントがゼロにな
り、CPU110に割り込む。CPU110は、割込み
要因を調べて、最初のタイマ割込みであることを知る
と、プログラムROM111の定数エリアから第1のメ
ッセージである長時間連続使用を警告するメッセージを
作業用RAM113に読み出す。さらにこのメッセージ
を構成するそれぞれの文字をキャラクタージェネレータ
ROM112を検索して、画像情報に変換し、図3
(a)に示すような長時間連続使用に対する警告を表示
する画面情報を組み立てる。このような表示画面情報
は、R、G及びBの3色に分解されて、画像メモリ11
4〜116のパラレルポートからデータバス101を介
して書き込まれる。
【0028】次に、CPU110は、画像メモリ114
〜116に対して、読み出し先頭アドレスを与えて、シ
リアル出力を指示し、またビデオ信号切換回路30に対
し画像メモリ114〜116の出力信号を選択するよう
指示する。シリアル出力指示を受けた画像メモリ114
〜116は、シリアルポートから1水平期間分の画像情
報をビット直列に読み出す。また、CPU110は、C
RTコントローラ118に対して水平同期信号と垂直同
期信号との発生を指示する。この警告を表示中、CPU
110は1水平期間分の読み出し指示と、水平同期信号
の発生指示とを繰り返して1フレームを構成する。1フ
レームを表示すると垂直同期信号の発生指示を行った
後、次のフレームの表示の指示を行う。
【0029】こうして、上記図3(a)の警告が、情報
処理本体装置からの画像信号に換えて画面表示される。
なお、上記警告文に代えて、画面上に所定の色の明滅を
行ってフラッシング表示によりオペレータに対して警告
してもよい。この場合には、プログラムROM111の
定数エリアからのメッセージの読出しから画像メモリ1
14〜116内への画像情報の作成までの手順が不要に
なるとともに、キャラクタージェネレータROM112
及び画像メモリ114〜116が不要になる。
【0030】この警告が画面上に表示されている時間
は、本実施例では、3分間としているが、この時間の計
測も前記プログラム可能タイマ119に初期設定をして
ダウンカウントにより行う。次に、3分間経過して、第
2のタイマ割込みが発生すると、CPU110は電源制
御回路35に電源の切断を指示する。電源制御回路35
は、この指示を受けて、本表示装置の電源を切断する。
以上が請求項1及び2に対応する第1の実施例である。
【0031】次に、第2の実施例を説明する。CRTデ
ィスプレイ装置の概略ブロック図、及びマイクロコンピ
ュータ回路の詳細ブロック図は前記第1の実施例と同じ
である。
【0032】次に、本実施例の動作を説明する。CRT
ディスプレイ装置のメイン電源25がOFFの状態で
も、電源制御回路35から、マイクロコンピュータ回路
31、タイマ32及び接近センサ33には所要の電源が
供給されている。最初にオペレータが表示装置の前に座
ると、接近センサ33の発光部から照射される光が、オ
ペレータで反射して同受光部に入射する。接近センサ3
3の受光部は、I/Oインターフェース117を介して
CPU110に割込みをかけて、オペレータの存在を知
らせる。
【0033】CPU110は、割込み要因を解析して、
オペレータの存在を知ると、電源制御回路35に電源投
入の指示を行う。電源制御回路35は、この指示によ
り、メイン電源回路25の電源を投入する。これによ
り、CRTディスプレイ装置全体に電力が供給されて、
CRT18に画像を表示することが可能となる。
【0034】これ以後に、CRTコントロール回路11
8が、情報処理本体装置から水平または垂直同期信号を
受ける入力端子4または5に、同期信号を検出しないと
きに、CPU110に対して割込みを発生する。CPU
110は、割込み要因を解析して、情報処理本体装置か
ら同期信号が入力されていないことを知ると、プログラ
ムROM111の定数エリアから、第3のメッセージで
ある情報処理本体装置から表示装置に対して信号の送出
がないことを表示するメッセージを読み出して、作業用
RAM113に格納する。
【0035】次いで、CPU110は、このメッセージ
を構成するそれぞれの文字をキャラクタージェネレータ
ROM112を検索して、画像情報に変換し、図3
(b)に示すような情報処理本体装置から表示装置に対
して信号の送出がないことを表示する画面情報を組み立
てる。このような表示画面情報は、R、G及びBの3色
に分解されて、画像メモリ114〜116のパラレルポ
ートからデータバスを介して書き込まれる。
【0036】次に、CPU110は、情報処理本体装置
からの画像信号に換えて画像メモリ114〜116に書
き込まれた上記図3(b)の警告を画面表示する。この
表示方法は、前記第1の実施例で述べたので、ここでは
繰り返さない。なお、この警告文の表示に換えて、画面
上に所定の色の明滅を行ってフラッシング表示によりオ
ペレータに対して警告することも可能であるが、第1の
実施例で説明したのでここでは省略する。
【0037】次に、情報処理本体装置から画像信号が出
力され始めると、CRTコントローラ118は、この水
平同期信号または垂直同期信号を検出して、CPU11
0に割込みをかける。CPU110は割込み要因を解析
して、情報処理本体装置から画像信号が出力されている
ことを知ると、ビデオ信号切換回路30に対して入力端
子1〜3側へ切り換えを指示するとともに、CRTコン
トローラ118に水平同期信号及び垂直同期信号の入力
端子側への切り換えを指示する。以上の切換により、情
報処理本体装置からの画像信号がCRT18の画面に表
示される。また、この表示中に何らかの原因で水平また
は垂直同期信号が検出されなくなったとき、同様の手順
で上記図3(b)の警告が画面に表示される。
【0038】また、情報処理本体装置からの画像信号を
表示中に、接近センサ33が所定の距離(例えば30c
m)以内にオペレータが表示装置に近づいたことを検出
すると、I/Oインターフェース117を介してCPU
110に割込みをかける。CPU110は割込み要因を
解析して、オペレータの近づき過ぎを知ると、プログラ
ムROM111の定数エリアから、第2のメッセージで
ある表示装置と使用者との距離が近すぎることを警告す
るメッセージを読み出して、作業用RAM113に格納
する。
【0039】次いで、CPU110は、この文を構成す
るそれぞれの文字をキャラクタージェネレータROM1
12を検索して、画像情報に変換し、図3(c)に示す
ような表示装置と使用者との距離が近すぎることを警告
する画面情報を画像メモリ内に組み立てる。この画面情
報の出力については、既に述べたので繰り返さない。
【0040】こうして、上記図3(c)の警告が、情報
処理本体装置からの画像信号に換えて画面表示され、オ
ペレータに表示画面に近づき過ぎていることを知らせ
る。以上が請求項3ないし請求項6に対応する第2の実
施例である。なお、上記の実施例は本発明を限定するも
のではない。例えば、警告メッセージの内容及び警告メ
ッセージを表示装置に表示するためのマイクロコンピュ
ータシステムの構成方法には、多様な変更が考えられる
が、如何なる変更も本発明の範囲である。また、実施例
ではCRTディスプレイ装置に適用したが、その他の形
式のディスプレイ装置、例えば、液晶ディスプレイ装
置、プラズマディスプレイ装置、ELディスプレイ装置
などに適用することも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の表示装置
によれば、オペレータがVDTやキーボードを使用する
場合、或る一定時間が経過すると、休憩を促す表示が画
面上に現れるので、長時間連続使用を防止し、オペレー
タの健康を守るという効果がある。また、ディスプレイ
画面に近づき過ぎた時も、警告を表示するので、健康上
の悪影響を防止して、高い作業能率を保つという効果が
ある。さらに、オペレータの着席及び不在を検知して自
動的に電源を投入切断するので、電源操作の煩雑性をな
くし、また電源の切り忘れが無くなるために、エネルギ
ーが節約できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の表示装置ブロック図
【図2】図1の表示装置中の画面表示を制御するマイク
ロコンピュータ回路の詳細ブロック図である。
【図3】表示装置の警告画面表示例を示す図であり、
(a)は2時間経過後の表示、(b)は無信号状態の表
示、(c)は30cm以内に近づいた時の表示である。
【図4】従来例のブロック図
【符号の説明】
1 R信号入力端子 2 G信号入力端子 3 B信号入力端子 4 H同期信号入力端子 5 V同期信号入力端子 30 ビデオ信号切換回路 31 マイクロコンピュータ回路 32 タイマ回路 33 接近センサ 34 テンキーボード 101 データバス 102 アドレスバス 110 CPU 111 プログラムROM 112 キャラクタジェネレータROM 113 作業用RAM 114、115、116 画像メモリ 117 I/Oインタフェース 118 CRTコントローラ 119 プログラム可能タイマ 120 プリスケーラ 121 クロック発振回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理本体装置と表示装置とを含み、
    画面上に文字や画像などの情報出力をする情報処理シス
    テムの表示装置において、 表示装置の電源投入時からの経過時間を計時し、該計時
    値が第1の時間に達したことを検出する第1の計時手段
    と、 表示装置の電源投入時からの経過時間を計時し、該計時
    値が第2の時間に達したことを検出する第2の計時手段
    と、 前記第1の計時手段が第1の時間に達したことを検出し
    たときに、画面上に所定の色の明滅を行う第1のフラッ
    シング表示手段と、 前記第2の計時手段が第2の時間に達したことを検出す
    ると、表示装置の電源を遮断する電源遮断制御手段とを
    備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 情報処理本体装置と表示装置とを含み、
    画面上に文字や画像などの情報出力をする情報処理シス
    テムの表示装置において、 表示装置の電源投入時からの経過時間を計時し、該計時
    値が第1の時間に達したことを検出する第1の計時手段
    と、 表示装置の電源投入時からの経過時間を計時し、該計時
    値が第2の時間に達したことを検出する第2の計時手段
    と、 長時間連続使用を警告するメッセージを記憶する第1の
    メッセージ記憶手段と、 前記第1の計時手段が第1の時間に達したことを検出す
    ると、前記第1のメッセージ記憶手段に記憶された長時
    間連続使用を警告するメッセージを画面上に表示する第
    1のメッセージ表示手段と、 前記第2の計時手段が第2の時間に達したことを検出す
    ると、表示装置の電源を遮断する電源遮断制御手段とを
    備えたことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 情報処理本体装置と表示装置とを含み、
    画面上に文字や画像などの情報出力をする情報処理シス
    テムの表示装置において、 使用者が所定の距離より表示装置に接近したことを検出
    する接近検出手段と、 使用者が所定の距離より接近したことを前記接近検出手
    段が検出したときに、画面上に所定の色の明滅を行う第
    2のフラッシング表示手段とを備えたことを特徴とする
    表示装置。
  4. 【請求項4】 情報処理本体装置と表示装置とを含み、
    画面上に文字や画像などの情報出力をする情報処理シス
    テムの表示装置において、 使用者が所定の距離より表示装置に接近したことを検出
    する接近検出手段と、 表示装置と使用者との距離が近すぎることを警告するメ
    ッセージを記憶する第2のメッセージ記憶手段と、 使用者が所定の距離より接近したことを前記接近検出手
    段が検出したときに、前記第2のメッセージ記憶手段に
    記憶された表示装置と使用者との距離が近すぎることを
    警告するメッセージを画面上に表示する第2のメッセー
    ジ表示手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
  5. 【請求項5】 情報処理本体装置と表示装置とを含み、
    画面上に文字や画像などの情報出力をする情報処理シス
    テムの表示装置において、 情報処理本体装置から表示装置に対して送出される同期
    信号を検出する同期信号検出手段と、 前記同期信号検出手段が同期信号を検出しないときに、
    画面上に所定の色の明滅を行う第3のフラッシング表示
    手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
  6. 【請求項6】 情報処理本体装置と表示装置とを含み、
    画面上に文字や画像などの情報出力をする情報処理シス
    テムの表示装置において、 情報処理本体装置から表示装置に対して送出される同期
    信号を検出する同期信号検出手段と、 情報処理本体装置から表示装置に対して信号の送出がな
    いことを表示するメッセージを記憶する第3のメッセー
    ジ記憶手段と、 前記同期信号検出手段が同期信号を検出しないときに、
    前記第3のメッセージ記憶手段に記憶された情報処理本
    体装置から表示装置に対して信号の送出がないことを表
    示するメッセージを画面上に表示する第3のメッセージ
    表示手段とを備えたことを特徴とする表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005104080A1 (ja) * 2004-04-19 2005-11-03 Eye Power Sports Corporation 視距離通知装置
JP2010276525A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Toshiba Corp 情報処理装置および物体検出方法
JP2011149866A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Toshiba Corp 電子機器および制御方法

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