JP4836761B2 - 半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体デバイスの製造方法に関し、特に、半導体デバイス製造工程においてALD(Atomic Layer Deposition)法による酸化膜形成工程で下地の酸化を防ぐ手法に関するものである。
酸化膜を形成する場合のALD法について説明する。SiウエハにALD法を用いて酸化膜を形成するには、例えば、原料ガスにTDMAS(トリスジメチルアミノシラン)とO3とN2と用いる。TDMAS供給→N2パージ→O3供給→N2パージの成膜シーケンスを1サイクルとし、これを繰り返すことで1原子層ずつ酸化膜を堆積する。
図1は基板温度550℃、TDMASの流量、照射時間を0.7slm、5秒、O3の流量、時間を5slm、30秒で成膜した場合のcycle数と膜厚の関係を示したものである。図1で、0cycleの膜厚11ÅはSiウエハ昇温後にALD法による成膜なしの状態の膜厚である。これに対して図1の直線はSiウエハ昇温後にALD法による成膜ありの膜厚(10cycleの膜厚と50cycleの膜厚を直線で結ぶ)を示したものであるが、この直線によると、0cycle時の膜厚が19Åである。よってALD法による成膜後はSiの下地が8Å酸化されていることがわかる。図2は図1の場合と同じ条件でO3の照射時間のみを6秒に短縮した場合を示したものであるが、この場合もSiの下地が2.9Å酸化されていることがわかる。従ってTDMASとO3を原料ガスに使用したALD法による成膜ではO3の酸化能力が強いためにSiの下地を酸化してしまう問題があり、O3の照射時間を短縮してもSiの下地酸化を防ぐことが難しいという問題があった。
従って、本発明の主な目的は、下地の酸化状態を制御可能なALD法による酸化膜形成工程を備える半導体デバイスの製造方法を提供することにある。
本発明の一態様によれば、
基板を収容した処理室にシリコン含有ガスを供給する第1の工程と、
前記処理室に残留する前記シリコン含有ガスを排出する第2の工程と、
前記処理室に第1の酸素含有ガスを供給する第3の工程と、
前記処理室に残留する前記第1の酸素含有ガスを前記処理室から排出する第4の工程と、を複数回繰り返して前記基板上に第1のシリコン酸化膜を形成する第1のシリコン酸化膜形成工程と、
前記処理室に前記シリコン含有ガスを供給する第5の工程と、
前記処理室に残留する前記シリコン含有ガスを排出する第6の工程と、
前記処理室に前記第1の酸素含有ガスより酸化力の大きい第2の酸素含有ガスを供給する第7の工程と、
前記処理室に残留する前記第2の酸素含有ガスを前記処理室から排出する第8の工程と、を複数回繰り返して前記第1のシリコン酸化膜が形成された基板上に第2のシリコン酸化膜を形成する第2のシリコン酸化膜形成工程と、
を有し、
前記第1のシリコン酸化膜形成工程を行なって前記基板上に第1のシリコン酸化膜を22Åまで形成した後、前記第2のシリコン酸化膜形成工程を行なって所望の膜厚の第2のシリコン酸化膜を形成する半導体デバイスの製造方法が提供される。
本発明によれば、下地の酸化状態を制御可能なALD法による酸化膜形成工程を備える半導体デバイスの製造方法が提供される。
次に、本発明の好ましい実施例を説明する。
本発明の好ましい実施例では、TDMASとO3を原料ガスに使用したALD法による成膜ではO3の酸化能力が強いためにSiの下地を酸化してしまう問題を解決し、下地酸化を防ぐことのできるALD成膜方法を提供する。
本発明の好ましい実施例では、半導体製造工程の酸化膜形成工程において、下地材料の酸化を防ぐために第1ステップをTDMAS等の原料ガスとO2を用いて成膜を行い、第2ステップをTDMAS等の原料ガスとO3を用いて成膜で行う。
一例として、TDMAS等の原料ガスとO2を用いた成膜を22Åまで行う。
次に、図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
図3は、本発明の好ましい実施例で好適に用いられる縦型の基板処理炉の概略構成図であり、処理室201部分を断面図で示す。
本発明の好ましい実施例で用いられる基板処理装置は制御部であるコントローラ280を備え、コントローラ280により基板処理装置および処理室を構成する各部の動作等が制御される。
加熱装置(加熱手段)であるヒータ207の内側に、基板であるウエハ200を処理する反応容器として反応管203が設けられ、この反応間203の下端開口は蓋体であるシールキャップ219により気密部材であるOリング220を介して気密に閉塞され、少なくとも、反応管203、及びシールキャップ219により処理室201を形成している。シールキャップ219にはボート支持台218を介して基板保持部材(基板保持手段)であるボート217が立設され、ボート支持台218はボートを保持する保持体となっている。そして、ボート217は処理室201に挿入される。ボート217にはバッチ処理される複数のウエハ200が水平姿勢で管軸方向に多段に積載される。ヒータ207は処理室201に挿入されたウエハ200を所定の温度に加熱する。
処理室201へは複数種類、ここではTDMAS、O3(orO2)ガス、N2ガスを供給する。開閉弁である第1のバルブ243aを開きTDMASタンク100にN2ガスを供給すると気泡が発生し、その蒸気が開閉弁である第2のバルブ243b、第3のバルブ243cを介し、更にガスノズル237を介して処理室201に供給される。N2ガスの流量は第1のマスフローコントローラ241aで制御する。O3はオゾン発生器101内部でO2を無声放電させることにより生成され、開閉弁である第4のバルブ243d、流量制限装置(流量制限手段)である第2のマスフローコントローラ241b、開閉弁である第5のバルブ243e、更にガスノズル249を介して処理室201に供給されている。オゾン発生器101でO2を無声放電させない場合はO3の生成がないのでO2が処理室201に供給される。
処理室201はガスを排気するガス排気管231により第6のバルブ243fを介して排気装置(排気手段)である真空ポンプ246に接続され、真空排気されるようになっている。また、この第6のバルブ243fは弁を開閉して処理室201の真空排気・真空排気停止ができ、更に弁開度を調節して圧力調整可能になっている開閉弁である。
反応管203内の中央部には複数枚のウエハ200を多段に同一間隔で載置するボート217が設けられており、このボート217は図中省略のボートエレベータ機構により反応管203に出入りできるようになっている。また処理の均一性を向上する為にボート217を回転するための回転装置(回転手段)であるボート回転機構267が設けてあり、ボート回転機構267を回転することにより、石英キャップ218に保持されたボート217を回転するようになっている。
制御手段であるコントローラ280は、第1、第2のマスフローコントローラ241a、241b、第1〜第6のバルブ243a、243b、243c、243d、243e、243f、ヒータ207、真空ポンプ246、ボート回転機構267、図中省略のボート昇降機構、オゾン発生器101に接続されており、第1、第2のマスフローコントローラ241a、241bの流量調整、第1〜第5のバルブ243a、243b、243c、243d、243eの開閉動作、第6のバルブ243fの開閉及び圧力調整動作、ヒータ207温度調節、真空ポンプ246の起動・停止、オゾン発生器101の放電の有無、ボート回転機構267の回転速度調節、ボート昇降機構の昇降動作制御が行われる。
次にALD法による成膜例について、まず、本発明を適用しない場合でのTDMAS及びO3ガスを用いてSiO2膜を成膜する例で説明する。
CVD(Chemical Vapor Deposition)法の中の1つであるALD(Atomic Layer Deposition)法は、ある成膜条件(温度、時間等)の下で、成膜に用いる2種類(またはそれ以上)の原料となる処理ガスを1種類ずつ交互に基板上に供給し、1原子層単位で吸着させ、表面反応を利用して成膜を行う手法である。
利用する化学反応は、たとえばSiO2(二酸化珪素)膜形成の場合、ALD法ではTDMAS(HSi[N(CH323(トリスジメチルアミノシラン)とO3(オゾン)を用いて300〜600℃の低温で高品質の成膜が可能である。また、ガス供給は、複数種類の反応性ガスを1種類ずつ交互に供給する。そして、膜厚制御は、反応性ガス供給のサイクル数で制御する。(たとえば、成膜速度が1Å/サイクルとすると、20Åの膜を形成する場合、処理を20サイクル行う。)
まず成膜しようとするウエハ200をボート217に装填し、処理室201に搬入する。搬入後、次の3つのステップを順次実行する。
(ステップ1)
ステップ1では、ガス排気管231のバルブ243fを閉じて排気を止める。この時バルブ243a、243bを開き、TDMASタンクにN2を0.7slm供給し、気泡を発生させる。次にバルブ243cを開き、発生した蒸気を処理室201へ供給する。ガス排気管231のバルブ243fが閉じ処理室201内の圧力は急激に上昇して約7Torrまで昇圧される。TDMASを供給するための時間は5秒設定した。このときのウエハ温度は300〜600℃の範囲内の所望の温度で維持される。
(ステップ2)
ステップ2ではバルブ243cを閉じ、バルブ243fを開けて処理室201を真空排気し、残留するTDMASの成膜に寄与した後のガスを排除する。また、この時にはN2等の不活性ガスを処理室201に供給すると、更に残留するTDMASの成膜に寄与した後のガスを処理室201から排除する効果が高まる。
(ステップ3)
ステップ3では、オゾン発生器101からO3をガスを流す。バルブ243d、243eを開け、マスフローコントローラ241bにより流量調整されたO3ガスをノズル233から処理室201へ供給する。この時バルブ243fの弁度の開度を調整し、処理室201内の圧力を4Torrにする。03の供給により、ウエハ200の表面に化学吸着したTDMASとO3とが表面反応(化学吸着)して、ウエハ200上のSiO2膜が成膜される。
(ステップ4)
ステップ4ではバルブ243eを閉じ、バルブ243fを開けて処理室201を真空排気し、残留するTDMASの成膜に寄与した後のガスを排除する。また、この時にはN2等の不活性ガスを処理室201に供給すると、更に残留するO3の成膜に寄与した後のガスを処理室201から排除する効果が高まる。
上記ステップ1〜4を1サイクルとし、このサイクルを複数回繰り返すことによりウエハ上に所定膜厚のSiO2を成膜する。
このような成膜シーケンスでは前述したように下地材料を酸化してしまう問題がある。
本発明はこの従来技術の問題を解決するために考案されたものである。以下にその一例を示す。
本発明者達は、Siの下地酸化を防ぐのに原料ガスをO3より酸化力の小さいO2を使用することを検討し、TDMASとO2を原料ガスに使用してALD法で成膜を行うことを考えた。図4に図1と同様な条件でTDMASとO2を原料ガスに使用してALD法で成膜を行った場合のcycle数と膜厚の関係を示す。図4よりSiウエハ昇温後で成膜ない場合の膜厚(Si wafer initial thickness)と直線で示すSiウエハ昇温後でTDMASとO2を原料ガスに使用したALD法による成膜ありの場合の0cycle時の膜厚が一致しており、Siの下地が酸化されないことが実証できた。
次にO3のみの照射で膜厚が飽和するまでの酸化膜厚を測定した。O3のみ照射した場合はALD法による成膜はされないのでSiの下地が酸化されるのみである。よって飽和するまでの酸化膜厚は最大のSi下地の酸化膜厚と考えることができる。図5にO3のみを照射した場合のO3照射時間と酸化膜厚との関係を示す。図5より約22Åで酸化膜厚が飽和しており、Siを下地にした場合最大で22Å酸化されると考えられる。
この結果を元に、従来の膜質を維持しながら下地酸化を削減するために22ÅまではTDMASとO2を原料ガスに使用してALD法(TDMAS−O2)で成膜を行い、それ以上の堆積はTDMASとO3を原料ガスに使用してALD法(TDMAS−O3)で成膜を行った。
図6は図1、図4と同様な条件で22ÅまでTDMAS−O2で成膜を行い、22Å以上の堆積をTDMAS−O3で成膜を行った場合のcycle数と膜厚の関係である。この場合も図4と同様にSiの下地が酸化されないことが実証できた。この成膜シーケンスを示すと図7のようになる。
ただしTDMAS−O2成膜では基板温度が低いと膜が堆積しない。その1例として図8に基板温度が250℃でTDMAS−O2成膜を行った場合のcycle数と膜厚関係を示す。図8より堆積速度が0.09Å/cycleであり、極端に遅くなることが分かる。従って本発明の好ましい実施例は、比較的基板温度が高い場合に有効である。
以上のように、本発明の好ましい実施例では、Siの下地を酸化させずに酸化膜を堆積することが可能であり、Siの電気特性が維持される。
また、本発明の好ましい実施例は、SiO2膜に限らず、Al23膜、HfO膜にも適用可能である。使用するガス種はO3、O2、N2以外にAl23膜の場合はAlソースとしてTMA(トリメチルアルミニウムAl(CH33)を使用し、HfO膜の場合はHfソースとしてTDMAHf(テトラジメチルアミノハフニウムHf[N(CH324)を使用する。
次に、本発明の好ましい実施例に好適に使用される縦型の基板処理装置について説明する。
図9に示されているように、シリコン等からなるウエハ(基板)200を収納したウエハキャリアとしてのカセット110が使用されている処理装置101は、筐体111を備えている。筐体111の正面壁111aの下方にはメンテナンス可能なように設けられた開口部としての正面メンテナンス口103が開設され、この正面メンテナンス口103を開閉する正面メンテナンス扉104が建て付けられている。メンテナンス扉104には、カセット搬入搬出口(基板収容器搬入搬出口)112が筐体111内外を連通するように開設されており、カセット搬入搬出口112はフロントシャッタ(基板収容器搬入搬出口開閉機構)113によって開閉されるようになっている。カセット搬入搬出口112の筐体111内側にはカセットステージ(基板収容器受渡し台)114が設置されている。カセット110はカセットステージ114上に工程内搬送装置(図示せず)によって搬入され、かつまた、カセットステージ114上から搬出されるようになっている。
カセットステージ114は、工程内搬送装置によって、カセット110内のウエハ200が垂直姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。カセットステージ114は、カセット110を筐体後方に右回り縦方向90°回転し、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向くように動作可能となるよう構成されている。
筐体111内の前後方向の略中央部には、カセット棚(基板収容器載置棚)105が設置されており、カセット棚105は複数段複数列にて複数個のカセット110を保管するように構成されている。カセット棚105にはウエハ移載機構125の搬送対象となるカセット110が収納される移載棚123が設けられている。
また、カセットステージ114の上方には予備カセット棚107が設けられ、予備的にカセット110を保管するように構成されている。
カセットステージ114とカセット棚105との間には、カセッ搬送装置(基板収容器搬送装置)118が設置されている。カセット搬送装置118は、カセット110を保持したまま昇降可能なカセットエレベータ(基板収容器昇降機構)118aと搬送機構としてのカセット搬送機構(基板収容器搬送機構)118bとで構成されており、カセットエレベータ118aとカセット搬送機構118bとの連続動作により、カセットステージ114、カセット棚105、予備カセット棚107との間で、カセット110を搬送するように構成されている。
カセット棚105の後方には、ウエハ移載機構(基板移載機構)125が設置されており、ウエハ移載機構125は、ウエハ200を水平方向に回転ないし直動可能なウエハ移載装置(基板移載装置)125aおよびウエハ移載装置125aを昇降させるためのウエハ移載装置エレベータ(基板移載装置昇降機構)125bとで構成されている。ウエハ移載装置エレベータ125bは、耐圧筐体111の右側端部に設置されている。これら、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびウエハ移載装置125aの連続動作により、ウエハ移載装置125aのツイーザ(基板保持体)125cをウエハ200の載置部として、ボート(基板保持具)217に対してウエハ200を装填(チャージング)および脱装(ディスチャージング)するように構成されている。
筐体111の後部上方には、処理炉202が設けられている。処理炉202の下端部は、炉口シャッタ(炉口開閉機構)147により開閉されるように構成されている。
処理炉202の下方にはボート217を処理炉202に昇降させる昇降機構としてのボートエレベータ(基板保持具昇降機構)115が設けられ、ボートエレベータ115の昇降台に連結された連結具としてのアーム128には蓋体としてのシールキャップ219が水平に据え付けられており、シールキャップ219はボート217を垂直に支持し、処理炉202の下端部を閉塞可能なように構成されている。
ボート217は複数本の保持部材を備えており、複数枚(例えば、50枚〜150枚程度)のウエハ200をその中心を揃えて垂直方向に整列させた状態で、それぞれ水平に保持するように構成されている。
カセット棚105の上方には、清浄化した雰囲気であるクリーンエアを供給するよう供給ファン及び防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134aが設けられておりクリーンエア133を前記筐体111の内部に流通させるように構成されている。
また、ウエハ移載装置エレベータ125bおよびボートエレベータ115側と反対側である筐体111の左側端部には、クリーンエアを供給するよう供給フアンおよび防塵フィルタで構成されたクリーンユニット134bが設置されており、クリーンユニット134bから吹き出されたクリーンエアは、ウエハ移載装置125a、ボート217を流通した後に、図示しない排気装置に吸い込まれて、筐体111の外部に排気されるようになっている。
次に、この処理装置の動作について説明する。
カセット110がカセットステージ114に供給されるに先立って、カセット搬入搬出口112がフロントシャッタ113によって開放される。その後、カセット110はカセット搬入搬出口112から搬入され、カセットステージ114の上にウエハ200が垂直姿勢であって、カセット110のウエハ出し入れ口が上方向を向くように載置される。その後、カセット110は、カセットステージ114によって、カセット110内のウエハ200が水平姿勢となり、カセット110のウエハ出し入れ口が筐体後方を向けるように、筐体後方に右周り縦方向90°回転させられる。
次に、カセット110は、カセット棚105ないし予備カセット棚107の指定された棚位置へカセット搬送装置118によって自動的に搬送されて受け渡され、一時的に保管された後、カセット棚105ないし予備カセット棚107からカセット搬送装置118によって移載棚123に移載されるか、もしくは直接移載棚123に搬送される。
カセット110が移載棚123に移載されると、ウエハ200はカセット110からウエハ移載装置125aのツイーザ125cによってウエハ出し入れ口を通じてピックアップされ、移載室124の後方にあるボート217に装填(チャージング)される。ボート217にウエハ200を受け渡したウエハ移載装置125aはカセット110に戻り、次のウエハ110をボート217に装填する。
予め指定された枚数のウエハ200がボート217に装填されると、炉口シャッタ147によって閉じられていた処理炉202の下端部が、炉口シャッタ147によって、開放される。続いて、ウエハ200群を保持したボート217はシールキャップ219がボートエレベータ115によって上昇されることにより、処理炉202内へ搬入(ローディング)されて行く。
ローディング後は、処理炉202にてウエハ200に上述した処理が実施される。
処理後は、上述の逆の手順で、ウエハ200およびカセット110は筐体111の外部へ払出される。
3を30秒照射した場合のcycle数と膜厚の関係を示す図である。 3を6秒照射した場合のcycle数と膜厚の関係を示す図である。 本発明好ましい実施例にかかる縦型の基板の基板処理炉の概略構成図であり、処理炉部分を縦断面で示した図である。 2を30秒照射した場合のcycle数と膜厚の関係を示す図である。 3のみ30秒照射した場合cycle数と下地酸化膜厚の関係を示す図である。 2ステップ(22ÅまでTDMAS−O2で成膜し、22Å以上はTDMAS−O3で)成膜した場合のcycle数と膜厚の関係を示す図である。 2ステップ(22ÅまでTDMAS−O2で成膜し、22Å以上はTDMAS−O3で)で成膜した場合のシーケンスを示す図である。 TDMAS−O2で250℃で成膜した場合のcycle数と膜厚の関係を示す図である。 本発明の好ましい実施例に好適に使用される縦型の基板処理装置を説明するための概略斜視図である。
符号の説明
100…TDMASタンク
101…オゾナイザ
200…ウエハ
201…処理室
202…処理炉
203…反応管
207…ヒータ
217…ボート
218…ボート支持台
219…シールキャップ
220…Oリング
237…TDMASガスノズル
241a〜241b…マスフローコントローラ
243a〜243f…エアーバルブ
246…真空ポンプ
249…O3ノズル
267…ボート回転機構
280…コントローラ

Claims (1)

  1. 基板を収容した処理室にシリコン含有ガスを供給する第1の工程と、
    前記処理室に残留する前記シリコン含有ガスを排出する第2の工程と、
    前記処理室に第1の酸素含有ガスを供給する第3の工程と、
    前記処理室に残留する前記第1の酸素含有ガスを前記処理室から排出する第4の工程と、を複数回繰り返して前記基板上に第1のシリコン酸化膜を形成する第1のシリコン酸化膜形成工程と、
    前記処理室に前記シリコン含有ガスを供給する第5の工程と、
    前記処理室に残留する前記シリコン含有ガスを排出する第6の工程と、
    前記処理室に前記第1の酸素含有ガスより酸化力の大きい第2の酸素含有ガスを供給する第7の工程と、
    前記処理室に残留する前記第2の酸素含有ガスを前記処理室から排出する第8の工程と、を複数回繰り返して前記第1のシリコン酸化膜が形成された基板上に第2のシリコン酸化膜を形成する第2のシリコン酸化膜形成工程と、
    を有し、
    前記第1のシリコン酸化膜形成工程を行なって前記基板上に第1のシリコン酸化膜を22Åまで形成した後、前記第2のシリコン酸化膜形成工程を行なって所望の膜厚の第2のシリコン酸化膜を形成する半導体デバイスの製造方法。
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