JP4836585B2 - 水封式水中電動機 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機内に水を充満した水封式水中電動機に関し、特にスリンガーとスリンガーガイドを備えた軸封部の構造に関するものである。
水封式水中電動機は、当然ながら水中にて使用されるものである。上部軸封部の構造は回転軸に取付けたスリンガーと上部ブラケットに取付けたスリンガーガイドの組合せにより砂や異物の電動機内部への侵入を防いでいる。その組合せた隙間より小さい砂や異物が電動機内部に侵入すると、電動機の寿命を著しく低下することになる。
上記従来技術において、水中電動機が比較的水質の悪い環境で使用され、スリンガーとスリンガーガイドの隙間より小さい砂や異物が電動機内部に侵入する点に配慮がされておらず、構造の単純化に問題があった。
そこで、本発明は、上記用途に対し、安価でコンパクトな構造で、電動機内に侵入する小さい砂や異物が与える悪影響を低減させた水封式水中電動機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するにあたり、本発明は、遮蔽壁で回転軸に比較的近い位置に空間を設け、ブラケットに、スリンガーガイドに形成された孔によって前記空間と連通する異物溜まり空間を設ける。この空間及び異物溜まり空間部より、隙間より侵入してきた砂や異物を溜まらせ、更に電動機内部に砂や異物が侵入することを低減するものである。
また、本発明は、スリンガーとスリンガーガイドに相互に噛合う形状となる遮蔽壁を複数設け、砂や異物が電動機内部に侵入することを低減する。
そして、本発明は、遮蔽壁の上面の軸内側面を斜めに面取りするものとする。この面取りを行なうことで遮蔽壁を超えて侵入してきた砂や異物があっても、軸の回転により再び遮蔽壁の外側に当該の砂や異物等が電動機外へ出易くするものである。
更に、本発明は、軸封部のスリンガー(回転部)とスリンガーガイド(固定部)との隙間に、砂や異物が電動機内部へ侵入することを低減する突起部を設けることとする。尚、当該突起部は必ずしも突起形状であることに限らず、砂や異物が電動機内部に侵入することを低減出来る形状であれば、特に限定しない。
上述の構成は、全て実施するものであっても良いし、状況に応じて組み合わせて実施するものであっても良い。
本発明によれば、軸封部の簡単な構造変更により、従来よりも信頼性の向上した水封式水中電動機を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
本発明の水封式水中電動機の実施例について、図面を用いて説明する。
実施例1を説明する。本実施例の水封式水中電動機の軸封部について、説明する。まず図1は、本発明を水封式水中電動機の軸封部に適用した場合の一実施形態である。水封式水中電動機の回転軸10には、スリンガー20が取付けられている。軸封部は、回転軸10の回転に従って回転するスリンガー20と、回転せず上部ブラケット40に固定されたままのスリンガーガイド30とで構成される。
図2は軸封部の拡大図である。スリンガーガイド30は、砂や異物が電動機内部に入ることを低減する役目もある遮蔽壁31A、31B、31Cを有している。またスリンガー20にも、砂や異物が電動機内部に入ること低減する役目もある遮蔽壁21A、21B、21Cを有している。これらの遮蔽壁21、31は、それぞれ対応して隙間がほとんど生じないように接触しており、接触部となる一方のスリンガー20の遮蔽壁21A、21B、21Cには、砂や異物が電動機内部に入ることを低減する突起部22A、22B、22Cが形成されている。突起部22は、図3に示すように、スリンガー20の遮蔽壁21の先端付近に設けている。これは、回転軸10を縦にして電動機を使用する際、スリンガー20の遮蔽壁21がスリンガーガイド30の遮蔽壁31よりも外側となり、砂や異物が重力等の影響で落下しても、最外の遮蔽壁であるスリンガー20の遮蔽壁21Aにより、砂や異物を電動機の外側に沿って落下させるためである。接触部となる他方のスリンガーガイド30の遮蔽壁31に突起部を形成することも可能である。
スリンガーガイド30の遮蔽壁31A、31B、31Cの先端部分には、斜めに面取りされた面取り部32A、32B、32Cが設けられている。この面取り部32A、32B、32Cは、それぞれ、先端に近づくに従って、回転軸10側から外側に離れるよう斜めになる傾斜状に面取りされている。回転軸10の回転等で入った砂や異物等は、遠心力や振動で働く力等で動きまわり、傾斜した面取り形状で誘導され、再び遮蔽壁の外側に出易いものとなる。
また、スリンガー20の遮蔽壁21Cとスリンガーガイド30の遮蔽壁31Bとの間にある程度の空間51を設ける。さらに、図4に示すように、スリンガーガイド30に孔33を形成し、上部ブラケット40にも異物溜まり空間部41を形成する。この空間51及び異物溜まり空間部41により、隙間より侵入してきた砂や異物を溜まらせることができ、電動機の更に内部の方向に侵入する砂や異物の量を低減させることができる。遮蔽壁間の異物溜まり空間51は、砂や異物の侵入経路の最終位置付近設けるのが好ましい。また、遮蔽壁間の異物溜まり空間51は、上部ブラケット40に形成した異物溜まり空間部41に対応する位置とするのが好ましい。上部ブラケット40に形成した異物溜まり空間部41の入り口となる孔33は、砂や異物が入りやすく出にくい形状とする。
実施例の水封式水中電動機の一部断面側面図。 実施例における軸封部構造を説明するための部分拡大図。 実施例における突起部を説明するための部分拡大図。 実施例におけるスリンガーガイドに設けた孔の説明図。
符号の説明
10:回転軸
20:スリンガー
21、21A、21B、21C:スリンガー遮蔽壁
22、22A、22B、22C:スリンガー突起部
30:スリンガーガイド
31、31A、31B、31C:スリンガーガイド遮蔽壁
32A、32B、32C:スリンガーガイド面取り部
33:孔
40:上部ブラケット
41:異物溜まり空間部
51:異物溜まり空間

Claims (3)

  1. 回転軸とブラケットとを、前記回転軸に取付けたスリンガーと前記ブラケットに取付けたスリンガーガイドとからなる軸封部で封止し、内部に水を充満した水中電動機において、
    前記スリンガーとスリンガーガイドはそれぞれ複数の遮蔽壁を有しており、該遮蔽壁はそれぞれ相互に噛合う形状に配置され、該遮蔽壁間のうちの回転軸に近い位置の遮蔽壁間に空間を設け、
    前記ブラケットに、前記スリンガーガイドに形成された孔によって前記空間と連通する異物溜まり空間部を形成したことを特徴とする水封式水中電動機。
  2. 請求項1に記載の水封式水中電動機において、
    前記遮蔽壁は、その先端部が斜面状に面取りされていることを特徴とする水封式水中電動機。
  3. 請求項1又は2に記載の水封式水中電動機において、
    前記スリンガーとスリンガーガイドの互いに接する遮蔽壁の一方の遮蔽壁は、接する面に突起物を有することを特徴とする水封式水中電動機。
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