JP4835354B2 - ニードル弁 - Google Patents

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Description

この発明は、ニードル弁に関するものである。特に、油を燃焼させる形式のボイラにおいて、そのバーナへ供給する油の流量を調整するためのニードル式の油流量調整弁など、各種のニードル式流量調整弁に関するものである。
従来の一般的なニードル弁は、流入口と流出口とを備えた中空構造の弁箱と、この弁箱の蓋に対し進退可能にねじ込まれる弁棒とを備え、弁棒を回転させながら上下動させることで、弁箱内の流路を開度調整する構成である。このような構成では、弁棒は回転しつつ長手方向へ移動するので、弁棒と弁箱との間の封止部が耐久性に乏しく、その封止部から流体の漏れを生じるおそれがあった。
そこで、下記特許文献1に開示されるように、弁箱(11)に固定の雌ネジ(14a)に対し、弁棒(13e)の雄ネジ(13f)を進退可能にねじ込み、その弁棒(13e)の下端部に弁体(15)を別途設け、この弁体(15)をニードルガイド(11e)に対し上下動させることが提案されている。また、この特許文献1に記載の発明では、ストッパ機構(16)の機械的作用により、ロータ(13)を強制的に停止させる位置までステッピングモータを駆動することで、原点出しを行うことができる。
特開2003−329698号公報(段落番号[0044]−[0052]、図1)
しかしながら、前記特許文献1に記載の発明は、構造が非常に複雑である。また、原点出しについても、ストッパ部に当接して機械的に強制停止する位置までモータを駆動する構成のため、モータに負担をかけるばかりか、原点の位置精度も良くない。
この発明が解決しようとする課題は、簡易な構成で弁箱とニードル(弁棒)との間の封止を確実に行うことにある。また、ニードルの原点出しを、簡易な構造および制御で実現することにある。
この発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、円筒状のロータを有するステッピングモータと、前記ロータの中央穴に進退可能にねじ込まれるニードルと、前記ロータに対し前記ニードルをその長手方向へ沿う移動は許容しつつ供回り防止する回転規制材と、前記ロータに対する前記ニードルの設定長さの突出を、前記ニードルの長手方向移動により検出する突出点センサと、前記ロータと一体回転する原点検出板と、この原点検出板の回転を監視する原点センサと、前記突出点センサが前記ニードルの設定長さの突出を検出するまで前記ステッピングモータを駆動した後、前記原点センサにより前記原点検出板の回転を監視して、前記原点検出板が所定の回転停止位置で停止するよう前記ステッピングモータを制御する制御器とを備えることを特徴とするニードル弁である。
請求項1に記載の発明によれば、ステッピングモータの円筒状ロータにニードルをねじ込み、そのニードルを回転規制材にて回転止めすることで、ニードルは回転せずに往復動のみする。従って、弁箱とニードルとの間の封止は、確実で耐久性にも優れる。また、ニードルの原点出しは、ニードルの軸方向移動量の他、ロータの回転方向移動量によっても調整するので、より正確な原点出しを行うことができる。しかも、その原点出しを行う機構および制御は簡易である。
請求項2に記載の発明は、前記ニードルは、棒状ネジ部の先端部に、丸棒部を介して先細りのテーパ部が形成されており、前記棒状ネジ部が前記ロータの中央穴に進退可能にねじ込まれると共に、前記丸棒部が弁箱に対し進退可能で弁箱との間を封止されて、前記テーパ部が前記弁箱内へ挿入され、前記回転規制材は、前記棒状ネジ部の基端部に固定されており、前記弁箱に対し位置決めされた支柱に沿って供回り防止されつつ進退可能とされ、前記突出点センサは、前記回転規制材が所定位置にあるのを検出するフォトセンサとされたことを特徴とする請求項1に記載のニードル弁である。
請求項2に記載の発明によれば、ニードルは、棒状ネジ部、丸棒部およびテーパ部から構成するだけでよい。しかも、回転せずに往復動するニードルは、その丸棒部において弁箱との間を封止されることで、封止が確実で耐久性にも優れる。また、ニードルがロータと供回りするのを防止するために、ニードルの基端部に回転規制材を設け、その回転規制材を支柱に沿って動かすだけでよい。さらに、ロータに対するニードルの設定長さの突出は、回転規制材の位置をフォトセンサで検出することで行うので、簡易な構造で安価である。
請求項3に記載の発明は、前記原点検出板は、外周部の一部に略扇形の被検出領域が形成された円板状とされ、前記原点センサは、前記被検出領域を検出するフォトセンサとされ、前記制御器は、前記突出点センサが前記ニードルの設定長さの突出を検出するまで前記ステッピングモータを駆動した後、前記原点センサを前記被検出領域が通過して所定量だけ行き過ぎるまで前記ステッピングモータを一方向へ回転させた後、再び前記被検出領域を検出するまで前記ステッピングモータを逆方向へ回転させて、前記ニードルの原点出しを行うことを特徴とする請求項2に記載のニードル弁である。
請求項3に記載の発明によれば、フォトセンサと円板状の原点検出板とを用いることで、簡易な構造で安価に、ロータの周方向の位置検出が可能である。しかも、原点センサを被検出領域が行き過ぎた後に戻すようステッピングモータを制御して原点出しを行うので、ロータとニードルとの間のネジ部におけるバックラッシの除去も図ることができる。
請求項4に記載の発明は、前記ロータと一体回転する円板状の回転検出板と、この回転検出板の回転を監視する回転センサとをさらに備え、前記制御器は、前記ステッピングモータを駆動制御中、前記回転センサの検出信号に基づき前記ステッピングモータの回転異常を監視することを特徴とする請求項3に記載のニードル弁である。
請求項4に記載の発明によれば、回転検出板と回転センサとを用いて、ロータの回転を監視することで、万一のステッピングモータの回転異常を検知することができる。
請求項5に記載の発明は、前記制御器は、前記ステッピングモータを駆動制御中、前記ロータの一回転ごとの前記原点センサによる前記被検出領域の検出により、前記ステッピングモータの回転異常を監視することを特徴とする請求項4に記載のニードル弁である。
請求項5に記載の発明によれば、原点検出板と原点センサとを、ロータの一回転ごとの監視にも用いることで、万一のステッピングモータの回転異常を、より確実に検知することができる。
請求項6に記載の発明は、前記回転検出板は、前記ステッピングモータのステップ角ごとに前記回転センサにより回転を検出可能とされ、前記原点検出板は、前記ステッピングモータのステップ角の二倍から数倍の大きさで前記被検出領域を有することを特徴とする請求項5に記載のニードル弁である。
請求項6に記載の発明によれば、ステップ角ごとに回転検出できるので、ステッピングモータへのパルス出力と比較して、回転異常を確実に検知することができる。一方、原点検出板の被検出領域は、ステップ角よりも大きいので、振動などによる誤検知を防止することができる。
請求項7に記載の発明は、前記弁箱内に配置されたオリフィスに、前記ニードルのテーパ部が進退可能に挿入されて流量調整され、弁開度と流量との間に比例関係が成立するように、前記テーパ部と前記オリフィスの形状が設定されたことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のニードル弁である。
請求項7に記載の発明によれば、弁開度と流量との間に比例関係を確保して、流量調整を一層円滑で精度良く行うことができる。
さらに、請求項8に記載の発明は、前記ロータに対する前記ニードルの引き込み限界を検出する退避点センサをさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のニードル弁である。
請求項8に記載の発明によれば、退避点センサを備えることで、必要以上のニードルの引き込みを未然に防止することができる。
この発明のニードル弁によれば、簡易な構成で弁箱とニードルとの間の封止ができ、しかも封止部においてニードルは回転せずに往復動するだけであるから、封止が確実で耐久性にも優れる。また、この発明のニードル弁によれば、ニードルの高精度な原点出しを、簡易な構造および制御で実現することができる。
つぎに、この発明の実施の形態について説明する。
本発明のニードル弁は、流入口と流出口とを有する弁箱と、この弁箱内に形成された流体流路の開度を調整するニードルと、その開度調整のためにニードルを移動させるモータと、このモータの回転を制御する制御器とを備える。
弁箱は、流体流路が内部に形成されている。この流体流路は、両端部が弁箱の外面に開口して形成されており、一方の開口部は流体の流入口とされ、他方の開口部は流体の流出口とされる。流体流路の中途には、弁座が設けられている。この弁座にニードルの先端部が着座して流体流路を閉鎖する構成とすることもできるが、本実施形態では、弁座の穴に対しニードルの先端部が進退することで流量調整される構成である。具体的には、本実施形態の弁座はオリフィスを有し、このオリフィスにニードルの先端部が進退可能に差し込まれる。
ニードルは、細長い棒材から形成され、弁箱に対し進退可能に設けられる。本実施形態のニードルは、丸棒の外周面に雄ネジが形成された棒状ネジ部と、この棒状ネジ部の先端部に設けられ平滑な外周面を有する丸棒部と、この丸棒部の先端部に設けられ先端側へ行くに従って先細りとなるテーパ部とを有している。このような構成のニードルは、ニードル挿通穴を介して、先端部が弁箱内へ進退可能に差し込まれる。この際、ニードルは、丸棒部の外周部において、ニードル挿通穴との隙間が封止される。後述するように、ニードルは回転せずに往復動するので、この封止は確実で耐久性に優れる。
弁箱に対しニードルを進退させるモータとして、回転方向、回転速度、回転量の制御が容易なステッピングモータ(パルスモータまたはステップモータとも呼ばれる)が用いられる。このモータは、円筒状のロータを回転させる構成である。典型的には、モータ自体のロータが円筒状とされるが、場合によりモータの回転軸の回転が歯車を介して伝達される円筒材により構成してもよい。本実施形態では、モータ自体が円筒状ロータを有し、そのロータの中央穴に、ニードルの棒状ネジ部が進退可能にねじ込まれる。そのために、円筒状ロータの中央穴には、雌ネジが形成されている。
ロータに対するニードルの供回りを防止するために、ニードルには回転規制材が設けられる。本実施形態では、ロータを貫通するニードルの基端部に、回転規制材が固定される。この回転規制材は、弁箱に対し位置決めされた支柱に沿ってのみ移動可能とされる。この支柱は、ニードルと平行に配置されている。これにより、ロータが回転した場合、ニードルは、回転することなく、その長手方向へ沿ってロータに対し進退可能である。
ロータに対するニードルの設定長さ突出および退避は、突出点センサと退避点センサとにより、ニードルの長手方向移動により検出される。本実施形態では、突出点センサは、回転規制材が所定の突出位置,すなわちニードルが後述する原点の近傍位置にあるのを検出するものである。一方、退避点センサは、回転規制材が所定の退避位置,すなわちニードルがニードル挿通穴から抜けない限界位置にあるのを検出するものである。これらの両センサは、好ましくはフォトセンサから構成される。本実施形態では、突出位置では、ニードルのテーパ部の基端部が、オリフィスの最小径部に配置される。一方、退避位置では、ニードルのテーパ部の先端部が、オリフィスの最小径部に配置される。ここにおいて、テーパ部とオリフィスは、弁開度と流量との間に比例関係が成立するように、それぞれの形状を設定しておくのが好ましい。
本実施形態のニードル弁には、ロータと一体回転可能に、原点検出板と回転検出板とが設けられる。この原点検出板と回転検出板とは、典型的には同一直径寸法の円板状とされ、離隔して平行に配置され、ロータと一体回転可能に設けられる。
原点検出板は、外周部の一部に被検出領域が形成された円板状である。具体的には、不透明素材の円板を使用し、その外周部の一部に、略扇形の切欠きを形成すればよい。あるいは逆に、透明素材の円板を使用し、その外周部の一部に、略扇形の不透明領域を設けてもよい。いずれの場合も、略扇形の被検出領域は、ロータおよび円板と同心円状に形成される。また、ロータあるいはそれと一体回転する筒体から、半径方向外側へ不透明素材を単に延出させて、被検出領域を形成してもよい。
回転検出板は、外周部に沿って、周方向等間隔に被検出部が形成された円板状である。具体的には、不透明素材の円板を使用し、その外周部に沿って、周方向等間隔に切欠きを形成すればよい。あるいは逆に、透明素材の円板を使用し、その外周部に沿って、周方向等間隔に不透明領域を設けてもよい。回転検出板に形成する被検出部は、半径方向へ沿う略矩形または略扇形に形成するのがよい。
原点検出板の被検出領域は、原点センサにより検出可能とされる。すなわち、原点検出板の回転は、原点センサにより監視される。一方、回転検出板の各被検出部は、回転センサにより検出可能とされる。すなわち、回転検出板の回転は、回転センサにより監視される。原点センサおよび回転センサは、好ましくはフォトセンサから構成される。ここで、回転検出板は、ステッピングモータのステップ角ごとに、回転センサにより回転を検出可能とされるのがよい。一方、原点検出板は、ステッピングモータのステップ角の二倍から数倍の大きさで被検出領域を有するのがよい。
制御器は、モータの他、突出点センサ、退避点センサ、原点センサおよび回転センサに電気的に接続される。そして、制御器は、モータへ駆動パルスを含む制御信号を出力して、モータの正逆方向の駆動を制御するとともに、原点センサの検出信号を基準とする回転センサの検出信号(具体的には、フォトセンサによる検出パルス数)に基づき、モータの停止を制御して、弁開度を調節する。さらに、制御器は、突出点センサおよび退避点センサの各検出信号に基づき、ロータに対するニードルの突出位置または退避位置を検出する。また、制御器は、モータの駆動制御中、回転センサの検出信号に基づき、ロータの回転異常,すなわちモータの回転異常を監視する。
さらに、制御器は、突出点センサおよび原点センサの検出信号に基づきモータを制御して、ニードルの原点出しを行うことができる。より具体的には、制御器は、まずニードルが突出位置に来るまでモータを制御する。この制御には、突出点センサからの検出信号が利用される。ニードルを突出位置まで移動させた後、制御器は、原点検出板が所定の回転停止位置で停止するようモータを制御する。この制御には、原点センサによる原点検出板の被検出領域の検出信号が利用される。この際、制御器は、原点センサを被検出領域が通過して所定量だけ行き過ぎるまでモータを一方向へ回転させた後、再び被検出領域を検出するまでモータを逆方向へ回転させるのが好ましい。これにより、ロータとニードルとの間のネジ部におけるバックラッシの除去を図ることができる。
その他、制御器は、モータを駆動制御中、ロータの一回転ごとの原点センサによる被検出領域の検出により、モータの回転異常を監視するのが好ましい。これにより、回転センサだけでは振動による誤動作もあり得るが、原点センサも併用することで、ロータの回転異常を確実に検出できる。この確実な検出をなすために、上述したように、原点検出板の被検出領域は、モータのステップ角よりも大きくしておくのがよい。
以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明のニードル弁の一実施例を示す図であり、図1は正面視縦断面図、図2は左側面図である。また、図3は、図1におけるIII−III断面図であり、図4は、図1におけるIV−IV断面図である。さらに、図5は、本実施例のニードル弁の上部を示す右側面視の縦断面図であり、一部を省略して示している。
本実施例のニードル弁は、流入口1と流出口2とに開口して流体流路3が形成された弁箱4と、流体流路3の中途に設けられたオリフィス5と、オリフィス5に対し進退することで流体流路3の開度を調整するニードル6と、その開度調整のためにニードル6を進退させるモータ7と、モータ7の回転を制御する制御器8とを備える。
弁箱4は、軸線を上下方向へ沿って配置された円筒状の本体部9を有する。本体部9には、軸線に沿って段付き穴(10〜15)が形成されており、この段付き穴は上方へのみ開口して形成されている。段付き穴は、上から順に、第一穴10、第二穴11、第三穴12、第四穴13、第五穴14および第六穴15と、順次縮径して形成されている。第二穴11および第六穴15は、ネジ穴に形成されている。第四穴13の底面(第四穴13と第五穴14との間の段部)には、弁箱4の下部へ開口して縦穴16が形成されている。この縦穴16は、第四穴13の右側外周部に、第四穴13と連通すると共に、第五穴14および第六穴15と離隔して平行に形成されている。縦穴16の下部開口は、止めネジ17がねじ込まれて閉塞されている。
本体部9の上部には、横断面が正方形状の分厚いフランジ18が一体形成されている。横断面が正方形状のフランジ18は、その四隅を前後および左右へ向けて配置される。フランジ18の上面四隅は、切り欠かれて段部19に形成されている。フランジ18の四隅の各段部19は、平面視が略三角形状とされている。
本体部9の下部には、左右方向外側へ延出して、それぞれ管部20,21が一体形成されている。左側管部20の穴22は、左端面へ開口しており、その開口側の内面はネジ穴23に形成されている。そして、左側管部20の穴22は、左端面から第六穴15の真下まで延出しており、第六穴15と連通している。一方、右側管部21の穴24は、右端面へ開口しており、その開口側の内面はネジ穴25に形成されている。そして、右側管部21の穴24は、右端面から縦穴16と交わるまで延出しており、縦穴16と連通している。左右の各管部20,21のネジ穴23,25は、配管(図示省略)への接続部とされる。本実施例では、右側管部21が流入口1とされ、左側管部20が流出口2とされる。
第四穴13の下部から第六穴15に掛けて、弁座26が設けられる。この弁座26は、段付き円柱形状とされ、弁箱4の上方から第五穴14および第六穴15にはめ込まれて設けられる。その際、弁座26は、その下端部外周面が第六穴15にねじ込まれて、弁箱4に固定される。弁座26の外周面には、第五穴14の位置に、Oリング27が設けられている。これにより、弁座26の外周面と第五穴14の内周面との間が封止される。
弁座26には、その軸線に沿って、上下方向に貫通して、オリフィス5が形成されている。オリフィス5の形状は、適宜に設定されるが、本実施例では上下方向中央部が、半径方向内側へ略半円形状に膨出する縦断面形状に形成されている。すなわち、下方へ行くに従って設定形状で縮径された後、下方へ行くに従って設定形状で拡径される部分を有するように、弁座26にオリフィス5が形成される。
第一穴10から第三穴12に掛けて、プラグ28が設けられる。このプラグ28は、上部に六角頭を有する段付き円柱形状とされ、弁箱4の上方から第二穴11および第三穴12にはめ込まれて設けられる。その際、プラグ28は、その中央部外周面が第二穴11にねじ込まれて、弁箱4に固定される。プラグ28の外周面には、第三穴12の位置に、Oリング29が設けられている。これにより、プラグ28の外周面と第三穴12の内周面との間が封止される。
プラグ28には、その軸線に沿って、上下方向に貫通穴30が形成されている。この貫通穴30の上下方向中央部には、半径方向内側へ延出して縮径部31が形成されている。この縮径部31の下面に当接して、貫通穴30には下方からニードルガイド32がはめ込まれる。貫通穴30の下部には、さらにガイド止メ33がねじ込まれ、このガイド止メ33と縮径部31との間で、ニードルガイド32が挟み込まれて固定される。ニードルガイド32およびガイド止メ33の中心部には、それぞれ貫通穴が形成されている。
ニードルガイド32の外周面には、Oリング34が設けられている。これにより、ニードルガイド32の外周面とプラグ28の貫通穴30の内周面との間が封止される。ニードルガイド32は、縮径部31との間およびガイド止メ33との間に、それぞれXリング35,35が設けられている。各Xリング35は、断面略X形状の合成樹脂製のシール用リングである。これらのXリング35により、ニードルガイド32とニードル6との間が封止される。
ニードル6は、上下に細長い段付きの丸棒材から形成される。より具体的には、ニードル6は、丸棒の外周面に雄ネジが形成された棒状ネジ部36と、この棒状ネジ部36の先端部に設けられ平滑な外周面を有する丸棒部37と、この丸棒部37の先端部に設けられ先端側へ行くに従って先細りとなるテーパ部38とを有している。テーパ部38の傾斜は、緩やかに形成されており、テーパ部38の先端部には、円錐部39が形成されている。
ニードル6は、基端部を弁箱4から上方へ突出させた状態で、先端部が弁箱4内へ上方から差し込まれる。その際、丸棒部37がニードルガイド32に差し込まれ、テーパ部38がオリフィス5に差し込まれる。また、棒状ネジ部36は、プラグ28の上部開口から上方へ延出して配置される。ニードル6は、弁箱4に対し所定範囲を上下に進退可能であるが、そのいずれの箇所においても、ニードルガイド32には丸棒部37が配置される。ニードルガイド32には、上下二箇所にXリング35を設けているので、丸棒部37の外周面とニードルガイド32との間の封止は確実になされる。このようにして、ニードル6は、弁箱4との間を封止されて、弁箱4に対し上下に進退可能とされる。
弁箱4の上部には、ニードル6を駆動するためのモータ7が設けられる。このモータ7は、ステッピングモータとされ、従来公知の構造である。モータ7は、第一穴10の上部開口を閉じるように、弁箱4の上部中央に設けられる。その際、モータ7の取付板40が弁箱4の上面に重ね合わされて、ネジ41にて固定される。
モータ7は、コイル42を有するステータ43に対し、円筒状のロータ44が回転される構成である。ロータ44は、上下両端部においてベアリング45,45に保持され、ステータ43に対し回転自在とされる。円筒状のロータ44の中央穴46は、少なくとも一部がネジ穴とされている。ロータ44の中央穴46には、ニードル6が貫通して設けられる。その際、ニードル6の棒状ネジ部36が、ロータ44のネジ穴に進退可能にねじ込まれる。
ニードル6の上端部は、モータ7から上方へ突出して配置され、その上端部に回転規制材47が設けられる。本実施例の回転規制材47は、図3に示すように、略ホームベース形状の板材から構成され、その左右方向中央部には、後方へ延出して指示片48が一体形成されている。この指示片48は、長方形状とされ、その後端部は略三角形状に形成されている。また、回転規制材47の後端辺の右側には、垂直板状の被検出片49が、後方へ延出して一体形成されている。さらに、回転規制材47の左右両端部には、略半円形状の切欠き50,50が形成されている。
ニードル6の棒状ネジ部36の上端部には、縮径ネジ部51が形成されている。この縮径ネジ部51は、丸棒の直径方向両端部が切り欠かれた形状とされている。そして、このような縮径ネジ部51の断面形状と対応した形状の穴52が、回転規制材47に形成されている。従って、回転規制材47の穴52に、ニードル6の縮径ネジ部51をはめ込んで、上方からナット53で締めることで、ニードル6に回転規制材47を相対回転不能に取り付けることができる。
モータ7の上面には、ベースプレート54がネジ55により固定される。このベースプレート54は、モータ7の上面に水平に保持される。ベースプレート54の左右両端部には、板面に対し垂直上方へ延出して、円柱形状の支柱56,56が固定される。回転規制材47は、左右の切欠き50,50が、支柱56,56の外周面にはめ合わされた状態で配置される。これにより、回転規制材47は、支柱56により回転不能で、支柱56に沿って上下動のみ可能とされる。
このような構成により、ニードル6は、回転することなく、ロータ44に対し上下動のみ可能とされる。すなわち、モータ7を駆動してロータ44を回転させた場合、ニードル6が回転規制材47によりロータ44との供回りを阻止されているので、ニードル6は回転せずに上下動のみ行うことになる。ロータ44の回転方向に応じて、ニードル6を下方へ移動させたり、あるいは上方へ移動させたりすることができる。
左右の支柱56,56の上部には、コネクタ基板57が水平に保持される。ベースプレート54とコネクタ基板57とを架け渡すように、ベースプレート54の後部には、センサ基板58が垂直に設けられる。センサ基板58は、略矩形板状とされ、板面を前後に配置して設けられる。センサ基板58の幅方向中央部には、上下方向へ延出して矩形穴59が形成されている。この矩形穴59には、回転規制材47の指示片48が、上下に移動可能に通される。
センサ基板58の右側には、上下に離隔して、上限センサ(退避点センサ)60と下限センサ(突出点センサ)61とが設けられる。これら各センサ60,61は、光透過型フォトインタラプタから構成され、発光素子と受光素子との間に、回転規制材47の被検出片49が介在されたか否かを検出する。回転規制材47の被検出片49は、ニードル6と共に上下動するが、その被検出片49の上下方向の経路に沿って、上限センサ60と下限センサ61とが設けられる。各センサ60,61では、発光素子から受光素子への光路と対応した位置に、被検出片49が配置されるか否かにより、受光素子における発光素子からの受光の有無が切り替えられる。これにより、各センサ60,61において、被検出片49の検出が可能とされる。
図6および図7は、図1の部分拡大図であり、図6はニードル6の下限位置を示し、図7はニードル6の上限位置を示している。下限センサ61が被検出片49を検出する下限位置では、図6に示すように、ニードル6のテーパ部38の基端部が、オリフィス5の最小径部にほぼ隙間なく配置される。一方、上限センサ60が被検出片49を検出する上限位置では、図7に示すように、ニードル6のテーパ部38の先端部が、オリフィス5の最小径部に配置される。下限センサ61と上限センサ60とを用いることで、ニードル6は、概ね下限位置と上限位置との間で上下動される。
オリフィス5にはニードル6のテーパ部38が差し込まれており、ニードル6の上下位置に応じて、流体流路3の開度が決定される。この開度(ニードル6の上下方向移動量でもある)と流量との間に比例関係が成立するように、テーパ部38とオリフィス5の形状を設定しておくのが好ましい。
ロータ44の上端部には、ロータ44と一体回転可能に、原点検出板62と回転検出板63とが設けられる。原点検出板62と回転検出板63は、同一直径寸法のステンレス板から構成され、上下に離隔して同心で平行に設けられる。本実施例では、上側に原点検出板62が配置され、下側に回転検出板63が配置される。原点検出板62と回転検出板63は、厚肉円筒材64の外周部にツバ状に固定されている。そして、この厚肉円筒材64の穴に、段付き円筒状の装着筒65がはめ込まれ、止めネジ66にて一体化されている。
装着筒65の下部には、拡径部67が形成されている。一方、ロータ44の上端部は、ベースプレート54から上方へ突出して配置されている。従って、装着筒65の拡径部67をロータ44の上端部にはめ込んで、止めネジ68により一体化できる。これにより、原点検出板62と回転検出板63とは、ロータ44と一体回転可能とされる。このようにして設けられた装着筒65をニードル6は貫通し、その上端部に回転規制材47が固定される。
原点検出板62には、図3に示すように、外周部の一部に、被検出領域69が形成されている。この被検出領域69は、周方向へ沿う略扇形の切欠きにより形成されている。一方、回転検出板63には、図4に示すように、外周部の全域に、被検出部70,70,…が周方向等間隔に多数形成されている。各被検出部70は、同一の形状および大きさとされ、図示例では略扇形の切欠きにより形成されている。原点検出板62および回転検出板63は、ステンレスの円板に、被検出領域69または被検出部70としての切欠きを打ち抜き形成して構成される。
原点検出板62の被検出領域69、および回転検出板63の各被検出部70を検出するために、センサ基板58の左右方向中央下部には、上下に並んで、原点センサ71と回転センサ72とが設けられる。これら各センサ71,72は、光透過型フォトインタラプタから構成され、発光素子と受光素子との間に、各検出板62,63の外周部が介在された状態に取り付けられる。各センサ71,72の発光素子と受光素子との間に各検出板62,63を介在させることで、各センサ71,72と対応した位置(発光素子から受光素子への光路と対応した位置)に切欠き(被検出領域69または被検出部70)が配置されるか否かにより、受光素子における発光素子からの受光の有無が切り替えられる。これにより、原点センサ71では被検出領域69の検出が可能とされ、回転センサ72では各被検出部70の検出が可能とされる。
弁箱4の上部に組み付けられた上記構成は、ケース73にて覆われる。本実施例のケース73は、下方へ開口した中空ボックス状に形成されている。ケース73は、弁箱4のフランジ18と同様に、横断面が正方形状に形成されると共に、その四隅を前後および左右へ向けて配置される。ケース73は、下端部がフランジ18の外周部に保持されて、弁箱4の上部に装着される。そして、ケース73の上部から弁箱4の段部19に取付ネジ74,74がねじ込まれて、弁箱4にケース73が固定される。
ケース73の後方角部には、上下方向に沿って細長い略矩形穴75が形成されている。これにより、指示片48の先端部は、ケース73の外から視認可能とされる。指示片48は、ニードル6の上下動に伴って、略矩形穴75に沿って上下動する。従って、指示片48の上下位置に基づき、ニードル弁の開度が確認可能となる。ケース73の外面には、略矩形穴75に沿った位置に、ニードル弁の開度を表示するシール76を貼ることができる。
モータ7、上限センサ60、下限センサ61、原点センサ71および回転センサ72は、制御器8と接続される。本実施例では、各センサ60,61,71,72は、センサ基板58を介してコネクタ基板57と電気的に接続されている。また、モータ7も、コネクタ基板57と電気的に接続されている。そして、弁箱4の正面側下部から導出されるケーブル77を介して、コネクタ基板57は制御器8と電気的に接続される。このようにして、本実施例では、一旦コネクタ基板57を介して、モータ7、上限センサ60、下限センサ61、原点センサ71および回転センサ72は、制御器8に接続される。
制御器8は、上限センサ60および下限センサ61により被検出片49を検出することで、ニードル6の上限位置および下限位置を検出する。また、制御器8は、原点センサ71により、原点検出板62の被検出領域69の有無を検出すると共に、回転センサ72により、回転検出板63の各被検出部70を検出する。さらに、制御器8は、モータ7への駆動パルスを含む制御信号の作成回路を有し、その作成した制御信号をモータ7へ出力可能である。これにより、モータ7は、正転または逆転と、その回転角が任意に制御される。また、駆動パルスの間隔を変えることで、回転速度が制御される。
以下の説明において、モータ7の回転方向について、「正転」とは、ニードル6を下方へ移動させる場合のロータ44の回転方向(図3および図4における矢印方向)をいい、「逆転」とは、ニードル6を上方へ移動させる場合のロータ44の回転方向をいう。
いま被検出片49が上限センサと下限センサとの間に配置されているとして、制御器8は、次のようにしてニードル6の原点出しを行う。すなわち、制御器8は、まずモータ7を正転させて、下限センサ61が被検出片49を検出する下限位置まで、ニードル6を下方へ移動させる。これにより、まず被検出片49の上下方向移動により、原点の粗出しがなされる。次に、制御器8は、原点センサ71にて原点検出板62を監視しながらモータ7を制御して、原点検出板62ひいてはロータ44を、所定の回転停止位置で停止させる。これにより、ニードル6の上下方向位置が微調整され、最終的な原点出しが高精度になされる。
より具体的に説明すると、下限センサ61が被検出片49を検出した状態では、図3に示すように、原点検出板62の被検出領域69は原点センサ71と対応していない状態で配置されている。その状態で、ロータ44ひいては原点検出板62を正転させると、やがて原点センサ71の位置に被検出領域69が移動して、原点センサ71が被検出領域69を検知する。この地点を原点としてもよいが、本実施例では、原点センサ71を被検出領域69が通過して所定量(たとえば4パルス分)だけ行き過ぎるまでロータ44を正転させる。その後、制御器8は、モータ7を逆転させて、再び原点センサ71が原点検出板62の被検出領域69を検出する位置を原点とする。これにより、ロータ44とニードル6との間のネジ部におけるバックラッシの除去を図ることができる。従って、原点位置から、ロータ44を逆転させて所望だけニードル弁を開く際には、バックラッシの影響を受けず、正確な開度で開くことができる。
制御器8は、モータ7を駆動制御中、回転センサ72にて回転検出板63を監視する。ロータ44ひいては回転検出板63の回転に伴い回転センサ72は定期的に被検出部70を検出するので、その検出パルスが検出信号として制御器8へ入力される。つまり、制御器8は、ニードル6の上下動のためにモータ7を駆動すれば、それに伴い回転センサ72から被検出部70の検出信号をパルスとして取得する。従って、制御器8は、回転センサ72からの検出信号をモータ7への制御信号と比較して、モータ7の回転異常を監視することができる。たとえば、モータ7へ駆動パルスを送ったのに、回転センサ72から検出パルスが検出されない場合に、回転異常と検知する。
本実施例では、モータ7として、ステップ角が7.5度のステッピングモータが使用される。この場合、モータ7は、1パルスでロータ44が7.5度回転し、48パルスでロータ44は一回転する。これに対応して、回転検出板63には、周方向等間隔に、48個の切欠きを形成して被検出部70,70,…を形成している。従って、モータ7を1パルス分だけ回転させるごとに、回転センサ72から1パルス得られることになる。モータ7への駆動パルスと回転センサ72からの検出パルスとを一対一に比較して、モータ7の回転を監視することができる。そして、両パルスが所定数(たとえば4パルス)以上ずれた場合には、制御器8はエラー信号を発する。
制御器8は、さらに、ロータ44の一回転ごとの原点センサ71による被検出領域69の検出により、モータ7の回転異常を監視する。具体的には、モータ7を一回転させても、原点センサ71が一度も被検出領域69を検出しない場合には、制御器8はエラー信号を発する。これにより、回転センサ72だけでは振動による誤動作もあり得るが、原点センサ71も併用することで、ロータ44の回転異常を確実に検出できる。この確実な検出をなすために、原点検出板62の被検出領域69は、モータ7のステップ角よりも大きくしておくのがよい。本実施例では、ステップ角の3倍の大きさだけ被検出領域69を形成している。
制御器8は、ニードル弁の制御開始時の他、回転センサ72または原点センサ71によりエラーを検出した場合に、ニードル6を原点へ戻すよう制御する。また、制御器8は、上限センサ60が被検出片49を検出した場合にも、ニードル6を原点へ戻すよう制御する。
本実施例のニードル弁によれば、ニードル6は回転することなく上下動する。従って、弁箱4との間の封止は、確実で耐久性にも優れる。また、本実施例のニードル弁によれば、上下方向位置を検出する下限センサ61に加えて、周方向位置を検出する原点センサ71も利用することで、高精度な原点出しを行うことができる。
本実施例のニードル弁は、たとえば油を燃焼させる形式のボイラにおいて、そのバーナへ供給する油の流量を調整するために用いられる。本実施例の構成によれば、ボイラの低燃焼と高燃焼との間の燃焼移行時に、バーナへの供給空気量を調整する送風機のインバータ周波数の変化に応じて、油流量の調整を容易に行うことができる。この場合、ボイラの制御盤(図示省略)とニードル弁の制御器8とが電気的に接続されて使用される。
本発明のニードル弁は、前記実施例の構成に限らず、適宜変更可能である。前記実施例では、回転規制材47に形成した切欠き50,50に支柱56,56をはめ合わせたが、回転規制材47を回転止めする構造は適宜に変更可能である。たとえば、回転規制材47に開けた穴に、支柱56をスライド可能に通してもよい。
さらに、前記実施例では、モータ7のステップ角ごとに回転センサ72が被検出部70を検出するよう構成したが、回転検出板63への被検出部70の形成は、必ずしもモータ7のステップ角と対応させる必要はない。
本発明のニードル弁の一実施例を示す正面視縦断面図である。 図1のニードル弁の左側面図である。 図1におけるIII−III断面図である。 図1におけるIV−IV断面図である。 図1のニードル弁の上部を示す右側面視の縦断面図であり、一部を省略して示している。 図1のニードル弁の部分拡大図であり、ニードルは下限位置に配置されている。 図1のニードル弁の部分拡大図であり、ニードルは上限位置に配置されている。
符号の説明
4 弁箱
5 オリフィス
6 ニードル
7 モータ
8 制御器
36 棒状ネジ部
37 丸棒部
38 テーパ部
44 ロータ
46 中央穴
47 回転規制材
49 被検出片
56 支柱
60 退避点センサ(上限センサ)
61 突出点センサ(下限センサ)
62 原点検出板
63 回転検出板
69 被検出領域
70 被検出部
71 原点センサ
72 回転センサ

Claims (8)

  1. 円筒状のロータを有するステッピングモータと、
    前記ロータの中央穴に進退可能にねじ込まれるニードルと、
    前記ロータに対し前記ニードルをその長手方向へ沿う移動は許容しつつ供回り防止する回転規制材と、
    前記ロータに対する前記ニードルの設定長さの突出を、前記ニードルの長手方向移動により検出する突出点センサと、
    前記ロータと一体回転する原点検出板と、
    この原点検出板の回転を監視する原点センサと、
    前記突出点センサが前記ニードルの設定長さの突出を検出するまで前記ステッピングモータを駆動した後、前記原点センサにより前記原点検出板の回転を監視して、前記原点検出板が所定の回転停止位置で停止するよう前記ステッピングモータを制御する制御器と
    を備えることを特徴とするニードル弁。
  2. 前記ニードルは、棒状ネジ部の先端部に、丸棒部を介して先細りのテーパ部が形成されており、
    前記棒状ネジ部が前記ロータの中央穴に進退可能にねじ込まれると共に、前記丸棒部が弁箱に対し進退可能で弁箱との間を封止されて、前記テーパ部が前記弁箱内へ挿入され、
    前記回転規制材は、前記棒状ネジ部の基端部に固定されており、前記弁箱に対し位置決めされた支柱に沿って供回り防止されつつ進退可能とされ、
    前記突出点センサは、前記回転規制材が所定位置にあるのを検出するフォトセンサとされた
    ことを特徴とする請求項1に記載のニードル弁。
  3. 前記原点検出板は、外周部の一部に略扇形の被検出領域が形成された円板状とされ、
    前記原点センサは、前記被検出領域を検出するフォトセンサとされ、
    前記制御器は、前記突出点センサが前記ニードルの設定長さの突出を検出するまで前記ステッピングモータを駆動した後、前記原点センサを前記被検出領域が通過して所定量だけ行き過ぎるまで前記ステッピングモータを一方向へ回転させた後、再び前記被検出領域を検出するまで前記ステッピングモータを逆方向へ回転させて、前記ニードルの原点出しを行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のニードル弁。
  4. 前記ロータと一体回転する円板状の回転検出板と、この回転検出板の回転を監視する回転センサとをさらに備え、
    前記制御器は、前記ステッピングモータを駆動制御中、前記回転センサの検出信号に基づき前記ステッピングモータの回転異常を監視する
    ことを特徴とする請求項3に記載のニードル弁。
  5. 前記制御器は、前記ステッピングモータを駆動制御中、前記ロータの一回転ごとの前記原点センサによる前記被検出領域の検出により、前記ステッピングモータの回転異常を監視する
    ことを特徴とする請求項4に記載のニードル弁。
  6. 前記回転検出板は、前記ステッピングモータのステップ角ごとに前記回転センサにより回転を検出可能とされ、
    前記原点検出板は、前記ステッピングモータのステップ角の二倍から数倍の大きさで前記被検出領域を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載のニードル弁。
  7. 前記弁箱内に配置されたオリフィスに、前記ニードルのテーパ部が進退可能に挿入されて流量調整され、
    弁開度と流量との間に比例関係が成立するように、前記テーパ部と前記オリフィスの形状が設定された
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のニードル弁。
  8. 前記ロータに対する前記ニードルの引き込み限界を検出する退避点センサをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のニードル弁。
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