JP4833545B2 - 再給紙搬送装置および両面印刷装置 - Google Patents
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各ガイドコロ201は、印刷用紙7Bをプレスローラ13に押し付けて搬送経路を安定させるとともに、プレスローラ13の表面の摩擦抵抗を利用してより確実に印刷用紙7Bに搬送力を与える働きをしている。これにより、印刷用紙7Bは弓形ガイド板200に沿ってプレスローラ13のニップ部に搬送される。
ガイドコロ201はプレスローラ13の表面に押し付けられて回転しており、両者の間に印刷用紙がある時もない時にも同様に常時接触している。したがって、プレスローラ13の外周面に転移した未乾燥インキは、ガイドコロ201の外周面に転移してこれを汚してしまう。
このように、プレスローラ13の外周面に付着したインキがガイドコロ201に転移し、次の印刷用紙が再給紙コロ22により搬送され、プレスローラ13の外周面に沿って搬送される際に、プレスローラ13と反対側の印刷用紙裏面にガイドコロ201外周面の付着インキが転移してしまい、これを汚すという問題が発生していた。この汚れを「ガイドコロ跡汚れ」と呼ぶ。
請求項1記載の発明は、第1の製版画像と第2の製版画像とが印刷ドラムの円周方向に並んで形成されたマスタを巻装した該印刷ドラムと、これに対向配置され該印刷ドラムに接離自在なプレスローラとの印圧部に向けて給送された印刷用紙の一方の面に第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、その片面印刷済みの印刷用紙を一時的に再給紙搬送装置にストックしてから再給紙し上記プレスローラの回転による反転搬送を経て今度はその印刷用紙の他方の面に第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を同じ上記印刷ドラムで印刷することを連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、上記片面印刷済みの印刷用紙を上記プレスローラに所定のタイミングで当接させる再給紙レジスト手段と、回転している上記プレスローラの外周面に上記片面印刷済みの印刷用紙を沿わせて上記印圧部へ案内するガイド面を備えた用紙ガイド手段とを有し、上記用紙ガイド手段は、上記ガイド面が上記プレスローラ回転方向の上流側から下流側にかけて上記プレスローラの軸線方向に徐々に広がる形状を有するガイド部材から構成されていて、かつ、上記印圧部近傍の上記ガイド面が上記片面印刷済みの印刷用紙幅のほぼ全面を覆うように上記軸線方向に配置され、なおかつ、上記ガイド面が、印刷用紙の通過する領域においては上記プレスローラの外周面に対し所定の隙間を有して非接触状態に配置されており、上記ガイド部材は、上記再給紙レジスト手段が上記プレスローラに当接したときに形成されるニップ部近傍の上記プレスローラ回転方向の上流側では上記軸線方向に互いに接触しない間隔を空けて複数に分割され、上記プレスローラ回転方向の下流側では上記分割された部分が互いに接触するほぼ等脚台形形状をなす複数のガイド部材から構成されており、上記印圧部近傍の上記各ガイド部材の上記ガイド面が、上記片面印刷済みの印刷用紙幅のほぼ全面を覆うように上記軸線方向に配置されており、上記ガイド部材における上記プレスローラ回転方向の下流側端部に、その先端が該下流側端部の下流端よりも上記印圧部に近接した弾性部材を具備することを特徴とする再給紙搬送装置である。
「片面印刷済みの印刷用紙幅のほぼ全面を覆う」とは、両面印刷装置または再給紙搬送装置で使用される最大用紙幅の印刷用紙の、例えば印刷画像の形成されない印刷用紙の左右の側縁部に設けられる少なくとも一方の余白を除いた印刷用紙の大部分を覆うことを意味するものである(以下、同様)。
請求項1記載の発明によれば、上記構成により、たとえベタ画像等が印刷されてもそれに伴う片面印刷済みの印刷用紙に生じるウェーブは小さくなり、印圧部(ニップ部)への印刷用紙先端挿入時間ずれが発生しないためにマスタにストレスが掛からず、裏面マスタシワの発生を未然かつ確実に防止することができると共に、片面印刷済みの印刷用紙や印刷用紙の裏面に発生するガイドコロ跡汚れを未然に防止して、簡素な構成で安価にガイド擦れのない再給紙搬送経路を形成することができる。加えて、用紙ガイド手段を構成する各ガイド部材の組付性、加工性が容易になると共に、各ガイド部材の上流側が再給紙レジスト手段(例えば再給紙コロ等)や再給紙停止部材(例えばストッパ)とオーバーラップしているので、ジャムやスキューの発生を防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1ないし4の何れか一つに記載の再給紙搬送装置を有する両面印刷装置において、上記各効果を奏する。
図1ないし図4を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。
まず、図1に基づいて本実施形態における孔版式の両面印刷装置の全体構成の概要を説明する。
スキャナ、製版・給版、排版の機構、主要な装置・部の構成および機能については従来から知られている製版・印刷一体型孔版印刷装置と同様なので説明を省略する(例えば、特開2003−200645号公報の図1等参照)。
印刷ドラム1は、図示しない駆動源により矢印方向(時計回り方向)に回転駆動される。印刷ドラム1の外周面には、画像情報に基づいて製版装置2により穿孔製版されたマスタ30がその先端部をマスタ保持手段としてのクランパ4によってクランプされて巻き付け装着されるようになっている。
製版されたマスタ30には、表面印刷用の第1の画像A(以下、「A面画像」と呼ぶ)と、裏面印刷用の第2の画像B(以下、「B面画像」と呼ぶ)が印刷ドラム1の回転方向順(円周方向順)に並んで形成されている。
給紙台6には、シート状記録媒体としての印刷用紙7が積載されている。この印刷用紙7は、A面画像とB面画像の大きさに適応した用紙サイズとなっている。
つまり、片面印刷時の最大印刷サイズが例えばA3サイズである場合は、両面印刷の場合の最大印刷サイズはおおよそA4サイズとなり、最大通紙用紙もA4サイズになる。通紙方向は短手方向になる。
印刷ドラム1の内部には、インキローラ1aと該インキローラ1aとの間に楔状のインキ溜まり1bを形成するドクターローラ1c等が設けられ、ドラム内周面にインキを供給できるようになっている。
上記給紙台6、ピックアップ給紙コロ8、分離コロ9、分離パット10およびレジストローラ対11等により給紙装置60が構成されている。
ベルト式吸引搬送装置20を有する再給紙トレイ23の上方には、すれ違いガイド板18が設けられている。このすれ違いガイド板18は、図示しない専用の駆動装置によって印刷用紙7の排出に合わせて高速で矢印d方向に往復移動し、印刷用紙7Aの先端部をクランパ19でクランプして案内するようになっている。
再給紙トレイ23上にあった印刷用紙7Bは、ベルト式吸引搬送装置20によって右方向に搬送されるが、再給紙トレイ23の右端にはストッパ23aが設けられており、印刷用紙7Bは先端がストッパ23aに突き当たって先端位置を位置決めされた状態で停止している。上述のように吸引ファン24の吸引力は比較的弱いので、過大な搬送力による用紙座屈やたわみが発生することはない。あるいはストッパ23aへの突き当てを検出して無端ベルト21の駆動を停止するようになっていても良い。
再給紙トレイ23の右側には、片面印刷済みの印刷用紙7をプレスローラ13に所定のタイミングで当接させる再給紙レジスト手段・再給紙レジスト部材としての再給紙コロ22が設けられている。再給紙コロ22は、図示しない機構により上下方向に揺動自在(プレスローラ13に対して接離自在)に支持されており、前記所定のタイミングで印刷用紙7B先頭部(先端部)を押し上げ、印刷用紙7Bをプレスローラ13に当接させる。同時に、再給紙コロ22の押し上げ動作により、印刷用紙7Bの先端はストッパ23aから外れ、搬送可能な状態になる。
プレスローラ13は、印刷ドラム1の周速と同じ周速度にて回転駆動されており、再給紙コロ22によって押し当てられた印刷用紙7Bは搬送力を受けて搬送される。
ガイド部材32は正面視で全体としてほぼ弓形の形状をなし、図2に示すようにプレスローラ13に対しては、そのガイド面32aがプレスローラ13の外周面から約0.3〜1.0mmの微細な隙間(図2に示す所定の隙間H)をもって非接触状態に配置されている。
上記したとおり、再給紙搬送装置3は、上記プレスローラ13、再給紙トレイ23、再給紙コロ22、ストッパ23a、すれ違いガイド板18およびクランパ19、ガイド部材32、ガイド部材32を位置決め支持する位置決め支持手段31から主に構成されている。
両面印刷が行われた印刷用紙7Cは、今度は下向きに切り換わっている切換爪17により左方向に略水平に案内され、2本のローラ28a、28bと、その間に掛け渡された複数本の無端ベルト29と、吸着力を発生する吸引ファン27から構成されるベルト式吸着搬送装置26により、図示しない排紙トレイに向けて搬送・排出される。そして前記排紙トレイ上に順次積載される。
ガイド部材32は、正面視でほぼ弓形状をなし、プレスローラ13の外周面に沿うガイド面32aを備えていて、プレスローラ13の軸線方向、すなわち用紙幅方向Yに亘り同一形状のものが複数個設けられている。これらのガイド部材32は、用紙幅方向Yにプレスローラ13の軸線方向と平行に延設された2本の円柱・棒状の軸部材33a、33bに支持されている。
各ガイド部材32は、合成樹脂またはアルミダイカスト等で成型・形成されている。各ガイド部材32のガイド面32aは耐磨耗性や低摩擦性を考慮した表面処理が行われることが望ましい。表面処理としては、例えばフッ素系材料のコーティングやテフロン(登録商標)製のテープ貼り付け、金属メッキ等である。薄いステンレス板を貼り付ける方法でもよい(後述する図5に示すガイド部材42、43および図6に示すガイド部材52でも同様であるため、この説明は第2および第3の実施形態では省略する)。
軸部材33a、33bの両端部(図2では紙面の手前側および奥側の各端部を指す)には、上記所定の隙間Hを高精度に保持するための位置決め手段としての位置決め部材34が設けられている(図1では省略)。
図3に示すように、各ガイド部材32は、プレスローラ13の軸線方向に後述するような特有の配置関係をもって配置されている。各ガイド部材32には、上下方向(印刷ドラム1の中心とプレスローラ13の中心を結ぶ線方向)に間隔をおいて2つの挿通孔32b、32cがガイド面32aとの正確な位置関係を保って形成されており、これらの挿通孔32b、32cに上記2本の軸部材33a、33bが挿通されている。上側の挿通孔32bは丸孔に形成されており、下側の挿通孔32cは軸部材33a、33bの中心を結ぶ線方向に延びる長孔状に形成されている。
プレスローラ13は、これと一体的に形成されているプレスローラ軸13a(芯部)の両端部を、軸受部材としての軸受35(例えばころがり軸受)で回転可能に保持されていて、軸受35の外輪はプレスローラ軸13aの両端部を支持している両側の印圧アーム36に固定されている。各印圧アーム36は、図2では紙面の手前側および奥側に、図3では左右に配置される印圧アーム36を両図においてそれぞれ二点鎖線で示しており、印刷ドラム1に対してプレスローラ13を接離させる図示しないプレスローラ接離機構(接離手段)の一要素である。各印圧アーム36は、上記プレスローラ接離機構によってプレスローラ13と共に印刷ドラム1に圧接・離間する上下方向に揺動・変位する。
位置決め部材34は、軸受35の外周面に嵌合するU字状の凹部34aを有しており、凹部34aの底面34bが軸受35の外周面に当接することにより、これを基準として所定の隙間Hが正確に確保されるようになっている。凹部34aの両側面が軸受35の外周面に接触することにより位置決め部材34の上下方向のずれが防止されている。
位置決め部材34の凹部34aと反対側には、凸部34cが形成されており、この凸部34cは付勢手段ないしは弾性部材としての板ばね37で、位置決め部材34の底面34bを軸受35の外輪外周面に常に押し付ける向きに付勢・押圧されている。板ばね37は、その基端部を印圧アーム36に固定されたステー38にねじで固定されている。図3では、板ばね37等は省略している。ステー38の上端面38aは、位置決め部材34の凸部34cがスライドできるように凸部34cの下面に当接している。
板ばね37の付勢力による軸受35に対する位置決め部材34の当接で、所定の隙間Hが正確に確保される。図2における位置決め支持手段31の奥側端部においても、上述したと同様の支持機構構成となっている。
従って、まず位置決め部材34により上下2本の軸部材33a、33bが位置決めされ、それにより各ガイド部材32が位置決めされて所定の隙間Hが確保される。上述のように、複数のガイド部材32に形成された挿通孔32b、32cに製造上の加工精度誤差があった場合には、位置決め部材34に対する軸部材33a、33bの挿通ができなくなる虞がある。
このような組付不良を無くすために、ガイド部材32の下側の挿通孔32cは長孔に形成されており、製造上のバラツキを吸収できるようになっている。ここでは、上側の挿通孔32bを基準孔としたが、下側の挿通孔32cを基準孔としてもよい。
再給紙コロ22でプレスローラ13の外周面に押し付けられて搬送された印刷用紙7は、ガイド部材32のガイド面32aで案内され、正確な経路で搬送される。通常は凹部34aの底面34bが軸受35の外周面に押し当てられた状態になっており、所定の隙間Hが確保されているが、隙間H部分にジャム紙が挟まった場合などには板ばね37が変形して、位置決め部材34がガイド部材32と共に図2に示す右側方向にずれ、隙間Hが拡大される。
上述のとおり、所定の隙間Hが必要以上の負荷が作用した場合に拡大可能に設けられているため、ジャム紙の巻き込みによるロック状態の発生を回避することができ、位置決め部材34の損傷を防止できるとともにジャム処理も容易となる。
本実施形態における用紙ガイド手段は、プレスローラ13の回転方向における該プレスローラ13の外周面と再給紙コロ22との当接によって形成されるニップ部近傍の上流側から下流側にかけてガイド面32aが用紙幅方向Yに徐々に広がる形状を有する複数のガイド部材32から構成されており、印圧部におけるプレスローラ13のニップ部N近傍の各ガイド部材32のガイド面32aが、本両面印刷装置で使用される二点鎖線で示す最大用紙幅Mの印刷用紙7や片面印刷済みの印刷用紙7B(以下、「片面印刷済みの印刷用紙7B」で代表する)の用紙幅全面を覆うようにプレスローラ13の軸線方向に配置されていることを特徴とするものである。
(第2の実施形態)
同図に示す第2の実施形態は、図1ないし図4に示した第1の実施形態の再給紙搬送装置3を有する両面印刷装置と比較して、再給紙搬送装置3に代えて、再給紙搬送装置3Aを備えた両面印刷装置を有することのみ相違する。
ガイド部材42および43を位置決め支持する位置決め支持手段31は、第1の実施形態それと実質的に同様であり、当業者であれば容易に理解し実施できるから、これ以上の説明を省略する。
また、本実施形態によれば、用紙ガイド手段としての複数のガイド部材42とこれに連結された単一のガイド部材43とに分割することにより、部品加工性を良くし、取り付け精度も良くすることができる。
(第3の実施形態)
同図に示す第3の実施形態は、図1ないし図4に示した第1の実施形態の再給紙搬送装置3を有する両面印刷装置と比較して、再給紙搬送装置3に代えて、再給紙搬送装置3Bを備えた両面印刷装置を有することのみ相違する。
ガイド部材52を位置決め支持する位置決め支持手段31は、第1の実施形態それと実質的に同様であり、当業者であれば容易に理解し実施できるから、これ以上の説明を省略する。
また、本実施形態によれば、用紙ガイド手段としての単一のガイド部材52とすることにより、組み付け性を向上することができる。
本発明は、従来の再給紙搬送装置を有する両面印刷装置、例えば特開2003−200645号および特開2004−330592号公報の図1等に示されている再給紙案内部材(22)、特開2003−312914号公報の図1等に示されている再給紙案内部材としてのローラガイド板(50)を備えた再給紙搬送装置を有する両面印刷装置に代えて、上述した利点・効果を奏するように適用することができることは言うまでもない。
2 製版装置
3、3A、3B 再給紙搬送装置
4 クランパ(マスタ保持手段)
7 印刷用紙(シート状記録媒体の一例)
7A、7B 片面印刷済みの印刷用紙
13 プレスローラ
22 再給紙コロ(再給紙レジスト手段)
30 マスタ
31 位置決め支持手段
32、52 ガイド部材(用紙ガイド手段)
32a、42a、43a、52a ガイド面
40、40A 弾性部材
42 第1のガイド部材(用紙ガイド手段)
43 第2のガイド部材(用紙ガイド手段)
A A面画像(第1の製版画像)
B B面画像(第2の製版画像)
h 位置寸法
H 所定の隙間
N ニップ部(印圧部・印刷部)
X 用紙搬送方向
Y 用紙幅方向
Claims (5)
- 第1の製版画像と第2の製版画像とが印刷ドラムの円周方向に並んで形成されたマスタを巻装した該印刷ドラムと、これに対向配置され該印刷ドラムに接離自在なプレスローラとの印圧部に向けて給送された印刷用紙の一方の面に第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、その片面印刷済みの印刷用紙を一時的に再給紙搬送装置にストックしてから再給紙し上記プレスローラの回転による反転搬送を経て今度はその印刷用紙の他方の面に第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を同じ上記印刷ドラムで印刷することを連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、
上記片面印刷済みの印刷用紙を上記プレスローラに所定のタイミングで当接させる再給紙レジスト手段と、
回転している上記プレスローラの外周面に上記片面印刷済みの印刷用紙を沿わせて上記印圧部へ案内するガイド面を備えた用紙ガイド手段とを有し、
上記用紙ガイド手段は、上記ガイド面が上記プレスローラ回転方向の上流側から下流側にかけて上記プレスローラの軸線方向に徐々に広がる形状を有するガイド部材から構成されていて、かつ、上記印圧部近傍の上記ガイド面が上記片面印刷済みの印刷用紙幅のほぼ全面を覆うように上記軸線方向に配置され、なおかつ、上記ガイド面が、印刷用紙の通過する領域においては上記プレスローラの外周面に対し所定の隙間を有して非接触状態に配置されており、
上記ガイド部材は、上記再給紙レジスト手段が上記プレスローラに当接したときに形成されるニップ部近傍の上記プレスローラ回転方向の上流側では上記軸線方向に互いに接触しない間隔を空けて複数に分割され、上記プレスローラ回転方向の下流側では上記分割された部分が互いに接触するほぼ等脚台形形状をなす複数のガイド部材から構成されており、
上記印圧部近傍の上記各ガイド部材の上記ガイド面が、上記片面印刷済みの印刷用紙幅のほぼ全面を覆うように上記軸線方向に配置されており、
上記ガイド部材における上記プレスローラ回転方向の下流側端部に、その先端が該下流側端部の下流端よりも上記印圧部に近接した弾性部材を具備することを特徴とする再給紙搬送装置。 - 請求項1記載の再給紙搬送装置において、
上記印刷ドラムは、マスタの先端部を保持するマスタ保持手段を有し、
上記ガイド部材における上記プレスローラ回転方向の下流側端部は、上記マスタ保持手段に衝突しない位置まで案内するように延びて配置されていることを特徴とする再給紙搬送装置。 - 請求項1または2記載の再給紙搬送装置において、
上記弾性部材の先端位置は、上記印刷ドラムの外周面よりもその遠心方向に1〜5mm離れた位置に配置されていることを特徴とする再給紙搬送装置。 - 請求項1ないし3の何れか一つに記載の再給紙搬送装置において、
上記ガイド部材を位置決め支持する位置決め支持手段を有することを特徴とする再給紙搬送装置。 - 第1の製版画像と第2の製版画像とが印刷ドラムの円周方向に並んで形成されたマスタを巻装した該印刷ドラムと、これに対向配置され該印刷ドラムに接離自在なプレスローラとの印圧部に向けて給送された印刷用紙の一方の面に第1の製版画像および第2の製版画像のうちの一方を印刷し、その片面印刷済みの印刷用紙を一時的に再給紙搬送装置にストックしてから再給紙し上記プレスローラの回転による反転搬送を経て今度はその印刷用紙の他方の面に第1の製版画像および第2の製版画像のうちの他方を同じ上記印刷ドラムで印刷することを連続的に行うことが可能な両面印刷装置において、
上記再給紙搬送装置が、請求項1ないし4の何れか一つに記載の再給紙搬送装置であることを特徴とする両面印刷装置。
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