JP4833536B2 - ビル用中央監視システムおよびビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法 - Google Patents
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Description
通常、スケジュールの山数は5山程度あるので、残業時の運転スケジュールのようなデータを入力する場合には、山数が非常に多くなる。山数を多くすると、機器毎かつモード毎に最悪1分単位の開始終了の時刻を持つこととなり、ローカル制御装置の多くのメモリを消費してしまう。従って、従来は、山数制限を行っていた。
ところが、近年Lon(Local Operating Netwaork)等の通信を使用したローカル機器の制御システムの採用により、ローカル機器の各種の状態を通信で取得できるため、多量のデータを中央監視装置に取り込むようになっている(例えば、特許文献1参照)。通常のビルでは、管理点数が2000点程度であったものが、約5倍以上のデータ量を中央監視装置に取り込む要求が出てきている。大規模なビルでは、1棟で最大管理点数が15万点になるものがあり、従来の方式では対応できなくなってきている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、大規模なビルの場合、通信対象となるローカル制御装置が膨大になる。また、近年Lon等の通信を使用したローカル制御システムの場合、各種の多量のデータを制御機器から取得することが可能になってきた関係上、ローカル制御装置の台数も非常に多くなり、100台以上の場合もある。この場合、1台の中央監視装置が100台以上のローカル機器と同時に送受信しなければならない状況になる。
請求項5に係る発明は、請求項1ないし請求項4の何れか記載のビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法において、前記非リアルタイム系送信手段から前記分散制御装置の前記非リアルタイム系受信手段に送信する前記非リアルタイム系のデータを、文字(キャラクタ)に前記ローカル機器の運転状態である設定値を関連付けるとともに、1日を所定の時間単位で区切った時間単位を文字数に対応づけることとし、当該文字(キャラクタ)を1日分並べて、文字列(キャラクタ列)として送信し、前記1日を超える所定の時間単位毎に受信した前記非リアルタイム系のデータを、前記分散制御装置の前記不揮発メモリに一旦保管し、前記保管された複数のローカル機器の前記非リアルタイム系のデータから1日分の文字列(キャラクタ列)を読み出し、現在の時刻に相当する文字(キャラクタ)を各ローカル機器毎に選択し、その文字(キャラクタ)に従った制御動作を行うことを特徴とする。
分散制御装置は、制御をしながら所定の送信対象のデータを、変化が生じた時にリアルタイム系のデータとして、中央監視装置に逐次送信する。この通信方式には、MODBUS(登録商標)やOPC(OLE for Process Control)等のオープンな標準的なリアルタイム系送受信手段を使用する。中央監視装置に送信されるデータは、150台にものぼる分散制御装置から送られてくるが、中央監視装置のリアルタイム系処理用通信ドライバはほとんど受信のみに専念できるため、高速なCPUで十分処理が可能である。一部システム的にリアルタイムで分散制御装置に送信しなければならないものがある。これは、火災発生信号や停電発生信号、非リアルタイム系のデータベース変更通知等である。このリアルタイム系のデータで中央監視装置から分散制御装置に送信するものは、極端に少ないアイテムとしていて、イベント発生を通知する極めて短い電文としている。本発明でのアイテムでは、火災発生信号、停電発生信号、データベース変更通知のみである。他にも、場合により、別なアイテムがあるが極めて少ないものに限定している。
図1は、本発明に係るビル用中央監視システムを適用した機器構成を示す図である。図2は、図1におけるデータ送受信系統図である。図3は、図1におけるソフトウエア構成図である。
本実施形態では、大規模なビルで、ローカル制御用の分散制御装置が150台程度あり、管理点数が15万点を超えるようなビルの中央監視システムを構築しようとする場合について説明する。
「変数定義体」には、上位の中央監視装置10と下位のGW18との通信に使用する変数定義のマスターデータベースが保管されている。このマスターデータベースには、全GW18毎の通信に使用する変数の定義があり、各変数毎にリアルタイム系の下位送信通信に使用するもの、リアルタイム系の上位通信に使用するもの、非リアルタイム系の下位通信に使用するものの3種類の通信手段および通信方向が判別可能なフィールド定義があり、上位の中央監視装置10はこれを元に下位のGW18との通信を行う。GW18はGW18を新たに設置して中央監視装置10と接続する時、若しくは、送受信変数内容に変更が生じた時、各変数毎の送受信方法が記載されているマスターデータベースから自局の分の変数定義のみを取り込んで、GW18内に定義内容を保管してこれを用いて、上位の中央監視装置10との通信を行うようになっている。
「計測値データ」にはローカルから上位の中央監視装置10に送信されてくる温度や湿度の計測値、電力量や演算で求めた運転時間や運転回数等の積算値が記録されている。
これらは他のシステム、例えばBEMS(ビルエネルギー解析システム)のようなものがデータを後で解析する時に参照するために使用される。ここでは、SQLデータベースになっているので参照するには特別な手法ではなく、ごく一般的なODBCのオープンなアクセス方法で参照が可能なようになっている。
○▲証券が通常の日曜祭日と土曜と平日で空調運転契約であれば、当該カレンダに3種類の曜日を定義する。
テナントにはいくつものグループを定義する。例えばテナント内にある部屋の名称で、社長室や会議室等がこれに当たる。
次に、これらのグループにその部屋又はエリアに設置された機器を関連付けさせる定義を行う。
例えば、○▲証券の社長室には機器番号でVAV001とPAC001の2台の異なる空調機器が設置されている場合には、この機器を割り付ける。これらの情報は全て「スケジュール入力データ」のデータベース内に関連付けが定義される。
前項では、スケジュールの更新(変更)を記載したが、スケジュールの入力と構造はまったく同じである。図3に示す監視端末12のクライアントブラウザー12aを介してSCADAの設定画面で設定値を変更すると、「GW/機器設定値」のSQL/DB10eに変更された値が記録される。
また、GW18は、図3に示すように、MODBUS送信部18eと、MODBUS受信部18fと、GW/ODBCドライバ受信部18gと、GW通信ドライバ18hと、制御ロジック18iと、スケジュール・設定パラメータDB18jと、ソフトPLC18kと、Lon/PLCドライバ18lと、Lonドライバ18mとを備えている。
先ず、スケジュール設定値制御概要について説明する。
(1)Lonローカル機器の発停スケジュール設定値の制御
SQL/DB10eでは、テナントグループから各Lonローカル機器毎の1週間分の実行機器スケジュールを日替わり後に自動生成する。
また、値を変更したSCADAスケジュール管理アプリケーション10jおよびSCADA10iは、図3に示すように、変更した機器群を担当するGW18に値を変更した旨の変更通知のみをリアルタイム系の伝送手段を通じて通知する(構成例の通信方式はMODBUSで記載)。
変更され、受信した変更済みスケジュールもしくは設定値は、GW18内のスケジュール・設定値パラメータ保管DB18jに記録される。
GW18上のソフトPLC18kの制御ロジック18iは、このスケジュール・設定値パラメータ保管DB18jに記録された内容に従って発停および所定の設定値での制御を行う。
(2)Lonローカル機器の手動操作装置がある場合の手元操作器制限スケジュール設定値の処理
SQL/DB10eのテナントグループのスケジュールから各Lonローカル機器毎の1週間分の実行機器スケジュールをSQL/DB10eで日替わり後に自動生成する。
また、値を変更したSCADAスケジュール管理アプリケーション10jおよびSCADA10iは、図3に示すように、変更した機器群を担当するGW18に値を変更した旨の変更通知のみをリアルタイム系の伝送手段を通じて通知する(構成例の通信方式はMODBUSで記載)。
前記の通り、GW18が受け取るのは、何か変化があったという簡単な変化通知のみを受け取るだけである。GW18はリアルタイムで下位のLon機器と通信を行って制御するとともに、上位に常に状態および計測値を送信しているので、突然大量のデータを受け取ることにより、リアルタイム系のデータの送信が遅延または止まるのは問題である。従って、スケジュールデータや設定値のような多量のデータを受信する受信手段を通常のリアルタイム系の送受信手段とは別に設けることで、通信の優先順位を変えた通信が可能になる。
次に、温度設定値等の非リアルタィム系設定値の制御について説明する。
(1)GW18内の温度設定等の非リアルタイム系設定値の制御
SQL/DB10eに各種の非リアルタイム系設定値が記録されている。温度のように季節で変化する設定値は、季節切り替り時に季節毎に保持した値から現時点の設定値を自動生成する。
具体的には、AHUやVAVの設定温度や設定湿度を変更した場合に当てはまる。オペレータが監視端末12のSCADA設定入力画面で設定値を変更すると、前記の手順で設定値を変更した機器を管理しているローカル機器を制御管理している当該GW18に変更された設定値が受信される。
前記の通り、リアルタイム系の通信手段で「変更通知」をGW18が受信して、その後ゆっくりと前記の処理が行われるようになっている。
GW18は自管理の設定値の何れかが更新されたことを検知し、SQL/DB10e上の変化した設定値を検索し、変更データ(この場合、温度設定値等の非リアルタイム系設定値)の取得を行う。
GW18には、電源が切れると消えてしまうRAM変数エリアと、変数(設定値)を保管する不揮発メモリエリア(具体的にはコンパクトフラッシュメモリ)を内蔵しており、スケジュールや温度設定値のように上位が何らかの原因で送受信が途絶えた状態でも自立的に動作するようになっている。また、GW18内の変数で保管を要する変数は、同じ変数の前回値と現在値の2つの変数を持っており、設定された設定値は現在値に書込まれ、前回値と比較して同じ値であれば、その変数に対して特別な処理は行わない。前回値と現在値が異なる場合には設定された設定値を不揮発メモリに書込むとともに下位のLon機器への設定値であれば機器に送信し、前回値に現在値を書込み前回値を更新する。この動作により、上位で変更された設定値が下位の機器に確実に設定されるとともに、上位との通信が遮断し、GW18の電源が切れて再度電源投入されて再起動した際も不揮発メモリから設定値を読み出しGW18が停止する前の状態で下位機器の制御を継続することが可能となる。
(1)AHUのスケジュール運転
ビル用AHUでは自動運転(内蔵コントローラで自動判断させる)や強制冷房、強制暖房、強制送風等のモードをスケジュールで制御する必要がある。
以下、この場合の制御方法の例を示す。
0:停止、1:運転(自動モード)、2:冷房モード、3:暖房モード、4:送風モード、5:ウオーミングアップ運転、6:未定義、7:未定義、8:停止再送、9:未定義
スケジュールの送信手段は、前記の通りであるので、それ以外について補足する。
(一段目のスケジュールの説明)
AHUの運転スケジュールの例
・平日は、
8:30〜18:00の運転スケジュール、それ以外は停止。
8:40〜18:00までは通常の自動運転を行う。
23:50〜0:00までは停止再送により再度停止指令を送るスケジュール。
・日曜は、
まったく運転しないスケジュール。
・土曜は、
8:30〜12:30の運転スケジュール、例外は停止。
8:30〜8:40まではウォーミングアップ運転で外気を入れない省エネ運転を指示するスケジュール。
23:50〜0:00までは停止再送により再度停止指令を送るスケジュール。
(二段目のスケジュールの説明)
ファンの運転スケジュールの例(常時運転し、日跨ぎのあるビル内便所ファン等のスケジュール入力例)
・平日、休日とも
6:00〜1:00の運転スケジュール、それ以外は停止。
1:00〜1:10までは停止再送により再度停止指令を送るスケジュール。
(三段目のスケジュールの説明)
AHUの手元操作装置の許可制限スケジュールの例
一段目のAHUの運転スケジュールに併せた制限スケジュール例
提示の運転スケジュール外にユーザに発停操作権を提供するスケジュール
・平日は、
8:30〜18:00の運転スケジュール中は発停操作のできないモード、それ以外は発停操作可。
まったく運転しないスケジュール中は、発停操作可能なモード。
・土曜は、
8:30〜12:30の運転スケジュール中は発停操作のできないモード、それ以外は発停操作可。
(2)SQLでのAHUの作成
SQL/DB10eで自動的に作成されたLonローカル機器毎のスケジュールをGW18に1週間分保管される。
テナント申請にて変更されたスケジュールが更新された場合には逐次GW18に送信する。
前記の日替り時のバッチ処理で生成される7日間のスケジュール出力データは、図4に示す形式である。このスケジュール生成から送信にいたる構成および手順は前記の通りである。
(3)スケジュール運転時のAHUとGW18との送受信概略フローを表1に示す。
Lonローカル機器の手動操作装置がある場合の手元操作器制限スケジュール設定値の制御について説明する。
(1)Lonローカル機器の手動操作装置がある場合の手元操作器制限スケジュールの処理
ビル用空調機器ではオペレータが自分で温度設定値や起動停止を行うことのできる手動操作装置を持つものがある。テナントビルの場合、これをどこまで使用可能かをスケジュールに合わせて制限することが要求される。
SQL作成のGW送信設定スケジュールは、各AHU毎に次の意味する文字の144個のキャラクタ列で1日の設定スケジュールを表現する。
0:予約、1:発停・温度・モード・風速許可、2:温度・モード・風速許可、3:風速許可、4:発停・風速許可、5:未定義、6:未定義、7:未定義、8:未定義、9:未定義
ここで、用語の補足説明を行う。
温度は、手元操作器で機器の設定温度を変更を許可するか否かを表す。
モードは、手元操作器で機器のモード(冷房・暖房送風)の変更を許可するか否かを表す。
風速は、手元設定器で機器の風速(強・中・弱風)の変更を許可するか否かを表す。
(2)SQLでの手元操作器制限スケジュールの作成
SQL/DB10eで自動的に作成されたLonローカル機器毎のスケジュールをGW18に7日分保管される。
システムオペレータにて変更されたスケジュールが更新された場合には逐次GW18に送信する。
(3)スケジュール運転時の手元操作器管理機器とGW18との送受信概略フローを表2に示す。
温度設定値等の非リアルタィム系設定値の制御について説明する。
(1)温度設定値等の非リアルタィム系設定値のローカルヘの設定
ビル用制御機器は温度設定値等リアルタィム性を要求されない比較的ゆっくり送信することの許される設定値が存在する。これは、温度設定値やローカル機器の初期設定パラメータ等の設定値である。
(2)SQLでの非リアルタィム系設定値の作成
システムオペレータやオペレータが各種設定画面で設定した設定値は、SQL/DB10eで保管される。
オペレータにて変更された設定値が更新(変更)された場合には、逐次GW18に送信する。
なお、「電源投入等のイニシャル時」とは、GW18の電源が立ち上がった時、もっと正確に言うとGW18上のソフトPLC18kの制御ロジック18iが起動した時のことを指す。GW(GWのソフトPLCのロジック)18が停止していた期間にスケジュールや設定値が変更されていることがあるため、制御ロジック18iが起動する前にまず自分の不揮発メモリから全ての変数を読出し、当該GW18の全ての設定値およびスケジュール設定値について前記の送信要求をGW/ODBCドライバ10mに送信して、このGW/ODBCドライバ10mから上位の全変数を受信してから制御を開始するようになっている。前記のように何らかの原因で上位が停止若しくは通信遮断して更新データが取得できないことが検出(ある一定時間たってもデータが受信できない状態で判断する)されると、不揮発メモリ上のデータのみでソフトロジックが起動して所期の制御を行うようになっている。
(3)非リアルタィム系設定値のLonローカル機器とGW18との送受信概略フローを表3に示す。
以上のように、本実施形態は、テナントからの操作で、残業時の空調延長を自由に延長運転指示することや温度の設定指示を任意に行えることの可能なビルに適用される。
また、本実施形態によれば、運転対象の機器に各種の条件で運転することを指示できるスケジュールシステムを構築することが可能となる。
また、本実施形態によれば、スケジュール送信手段と同じ手段で温度設定値等の非リアルタイム系のデータのローカルヘの送信を実現することが可能となる。
10a 監視・設定画面表示部
10b リアルタイム系のデータ受信部
10c リアルタイム系のデータ送信部
10d データベースインターフェース(データベースIF)
10e SQL/DB
10f クライアント制御部
10g 受信ドライバ
10h 送信ドライバ
10i SCADA
10j SCADAスケジュール管理アップリケーション
10k SCADA/ODBCドライバ
10m GW/ODBCドライバ
11 イーサネット
12 監視端末
14 ルータHUB(ルータハブ)
17 SW−HUB(イーサネット通信を行うハブ)
18 GW
18a リアルタイム送受信部
18b データベースインターフェース(データベースIF)
18c 制御回路
18d Lonインターフェース(LonIF)
18e MODBUS送信部
18f MODBUS受信部
18g GW/ODBCドライバ受信部
18h GW通信ドライバ
18i 制御ロジック
18j スケジュール・設定パラメータDB
18k ソフトPLC
18l Lon/PLCドライバ
18m Lonドライバ
19 AHUコントローラ(空調機器制御装置)
20 バルブ
21 センサ
22 VAV(可変風量制御装置)
23 PAC(個別ヒートポンプ式エアコン)
24 DIO(汎用接点入出力装置(各種警報等の接点入力、出力に使用)
Claims (7)
- 中央監視装置と、
前記中央監視装置に上位通信であるイーサネット(登録商標)ネットワークを介して連絡するゲートウエイである分散制御装置と、
前記分散制御装置に下位通信であるシリアル通信ネットワークを介して連絡する運転状態や計測値を通信で送信可能なローカル機器と
を備え、
前記中央監視装置と前記分散制御装置とは、リアルタイム系のデータを送受信する手段としてリアルタイム系のデータ送受信部及びリアルタイム系のネットワーク伝送路を設けて成るビル用中央監視システムにおいて、
前記中央監視装置から前記分散制御装置に非リアルタイム系のデータを送信するために、前記中央監視装置にはRDB(Relational DataBase)ドライバである非リアルタイム系送信手段、前記分散制御装置にはデータベースインターフェースである非リアルタイム系受信手段、及び、送信手段と受信手段との間に通信するための非リアルタイム系伝送路をリアルタイム系とは別に設け、
前記中央監視装置は、前記非リアルタイム系のデータの送信手段の前段部分に操作言語にSQLを用いる汎用リレーショナルデータベースを持つサーバを設けるとともに、
前記汎用リレーショナルデータベースは、上位の前記中央監視装置と下位の前記分散制御装置との通信に使用する変数定義を保管する変数定義体と、警報履歴データを保管する履歴データと、前記ローカル機器から前記分散制御装置を介して前記中央監視装置に送信されてくる計測値及び電力量や運転時間、運転回数の積算値を保管する計測値データと、年間カレンダや該年間カレンダに関連付けられたテナントグループスケジュール及びテナントグループに割り付けられる各ローカル機器の関連付け情報が保管されるスケジュール入力データと、前記スケジュール入力データの前記各ローカル機器の関連付け情報により機器毎のスケジュールを生成して保管するスケジュール出力データと、前記テナントグループに割り付けられる前記各ローカル機器の関連付け情報を用いて、前記テナントグループ毎に設定値を更新して前記機器毎の設定値を生成して保管する分散制御装置/機器設定値と、の6つのデータ群を保管しており、
前記汎用リレーショナルデータベースのテナントグループスケジュール又はテナントグループ設定値が変更されると、変更があったというだけのイベント通知をリアルタイム系で送信する手段を設け、
前記分散制御装置は、前記イベント通知を受信後、リアルタイム系で通信を行って制御する下位の前記ローカル機器の制御が一段落した空いた時間に、前記中央監視装置の前記RDBドライバである前記非リアルタイム系送信手段にデータ要求を通知する手段、及び、設定値を保管する不揮発メモリを設け、
前記非リアルタイム系送信手段は、前記データ要求が通知された後、前記汎用リレーショナルデータベースの中の変化が記載されたものを検索して変化したデータのみを前記分散制御装置へ送信し、前記分散制御装置では変化したデータを前記不揮発メモリに保管することで、前記リアルタイム系の送受信に遅延を生じさせずに前記中央監視装置から前記分散制御装置へ前記非リアルタイム系のデータの送受信を行う
ことを特徴とするビル用中央監視システム。 - 請求項1記載のビル用中央監視システムにおいて、
前記汎用リレーショナルデータベースには、前記中央監視装置と前記分散制御装置との通信に使用するデータ群である変数定義のマスターデータベースが保管され、
前記マスターデータベースには、前記中央監視装置及び全ての前記分散制御装置毎との通信に使用する、リレーショナル型データベースの表概念で行であるレコードの単位データである変数の定義があり、前記各変数毎に、リアルタイム系の中央監視装置と分散制御装置との間の上位通信に使用するもの、リアルタイム系の分散制御装置とローカル機器との間の下位通信に使用するもの、非リアルタイム系の分散制御装置とローカル機器との間の下位通信に使用するものの3種類の通信手段及び通信方向が判別可能な、リレーショナル型データベースの表概念で列であるフィールド定義があり、
前記中央監視装置は、前記フィールド定義を元に前記分散制御装置との通信を行い、
前記分散制御装置は、前記分散制御装置を新たに設置して前記中央監視装置と接続する時、若しくは、前記ローカル機器の台数に当たる送受信変数定義内容に変更が生じた時、各変数毎の送受信方法が記載されている前記マスターデータベースから自局の分の変数定義のみを取り込んで前記不揮発メモリに保管し、これを用いて前記中央監視装置との通信を行う
ことを特徴とするビル用中央監視システム。 - 請求項1または請求項2記載のビル用中央監視システムにおいて、
前記リアルタイム系のデータを送受信する手段では、前記分散制御装置から各種機器状態、計測値、警報が前記中央監視装置へ送信され、前記中央監視装置からサーバ変更通知、火災警報通知、停電発生通知が前記分散制御装置へ送信され、
前記非リアルタイム系のデータを送信する手段では、前記中央監視装置からの前記イベント通知を受信後、前記分散制御装置から送信される送信要求に対し、前記サーバから要求スケジュール返信、要求更新済み設定値返信が前記分散制御装置へ送信される
ことを特徴とするビル用中央監視システム。 - 請求項1記載のビル用中央監視システムにおいて、
前記非リアルタイム系送信手段から前記分散制御装置の前記非リアルタイム系受信手段へ送られる非リアルタイム系のデータは、
(1)スケジュールデータ、(2)設定値データ、(3)メンテナンス用設定値データである
ことを特徴とするビル用中央監視システム。 - 請求項1ないし請求項4の何れか記載のビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法において、
前記非リアルタイム系送信手段から前記分散制御装置の前記非リアルタイム系受信手段に送信する前記非リアルタイム系のデータを、
文字(キャラクタ)に前記ローカル機器の運転状態である設定値を関連付けるとともに、1日を所定の時間単位で区切った時間単位を文字数に対応づけることとし、当該文字(キャラクタ)を1日分並べて、文字列(キャラクタ列)として送信し、
前記1日を超える所定の時間単位毎に受信した前記非リアルタイム系のデータを、前記分散制御装置の前記不揮発メモリに一旦保管し、
前記保管された複数のローカル機器の前記非リアルタイム系のデータから1日分の文字列(キャラクタ列)を読み出し、現在の時刻に相当する文字(キャラクタ)を各ローカル機器毎に選択し、その文字(キャラクタ)に従った制御動作を行う
ことを特徴とするビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法。 - 請求項5記載のビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法において、
前記非リアルタイム系送信手段から前記分散制御装置の前記非リアルタイム系受信手段に送信する前記非リアルタイム系のデータを、
前記文字列(キャラクタ列)を、1日を10分毎に区切った時間単位に割り付けた144文字列(キャラクタ列)とする
ことを特徴とするビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法。 - 請求項5記載のビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法において、
前記非リアルタイム系送信手段から前記分散制御装置の前記非リアルタイム系受信手段に送信する前記非リアルタイム系のデータを、
前記文字列(キャラクタ列)を、1日を1分毎に区切った時間単位に割り付けた1440文字列(キャラクタ列)とする
ことを特徴とするビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法。
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