JP4833355B2 - 研磨ヘッド及び研磨装置 - Google Patents

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    • B24B37/27Work carriers
    • B24B37/30Work carriers for single side lapping of plane surfaces

Description

本発明は、ワークの表面を研磨する際にワークを保持するための研磨ヘッド、及びそれを備えた研磨装置に関し、特には、ラバー膜にワークを保持する研磨ヘッド及びそれを備えた研磨装置に関する。
シリコンウェーハ等のワークの表面を研磨する装置として、ワークを片面ずつ研磨する片面研磨装置と、両面を同時に研磨する両面研磨装置とがある。
一般的な片面研磨装置は、例えば図10に示したように研磨布89が貼り付けられた定盤88と、研磨剤供給機構90と、研磨ヘッド81等から構成されている。このような研磨装置82では、研磨ヘッド81でワークWを保持し、研磨剤供給機構90から研磨布89上に研磨剤を供給するとともに、定盤88と研磨ヘッド81をそれぞれ回転させてワークWの表面を研磨布89に摺接させることにより研磨を行う。
ワークを研磨ヘッドに保持する方法としては、平坦な円盤状のプレートにワックス等の接着剤を介してワークを貼り付ける方法等がある。その他、特にワークの外周部における跳ね上げやダレを抑制し、ワーク全体の平坦性を向上させるための保持方法として、ワーク保持部を弾性膜とし、該弾性膜の背面に空気等の加圧流体を流し込み、均一の圧力で弾性膜を膨らませて研磨布にワークを押圧する、いわゆるラバーチャック方式がある(例えば特許文献1参照)。
従来のラバーチャック方式の研磨ヘッドの構成の一例を模式的に図9に示す。この研磨ヘッド101の要部は、環状のSUS製などの剛性リング104と、剛性リング104に接着されたラバー膜103と、剛性リング104に結合された中板105とからなる。剛性リング104と、ラバー膜103と、中板105とによって、密閉された空間106が画成される。また、ラバー膜103の下面部の周辺部には、剛性リング104と同心に、環状のテンプレート114が具備される。また、中板105の中央には圧力調整機構107により加圧流体を供給するなどして空間の圧力を調節する。また、中板105を研磨布109方向に押圧する図示しない押圧手段を有している。
このように構成された研磨ヘッド101を用いて、ラバー膜103の下面部でバッキングパッド113を介してワークWを保持するとともに、テンプレート114でワークWのエッジ部を保持し、中板105を押圧して定盤108の上面に貼り付けられた研磨布109にワークWを摺接させて研磨する。
このような研磨ヘッドを用いたワークの研磨において、研磨の均一性を改善することを目的とした、複数の同心環状部でウェーハを加圧可能としたラバーチャック方式のキャリアヘッド(特許文献2参照)や、弾性パッドと支持部材との間に形成される空間の内部に複数の圧力室を設けた基板支持装置(特許文献3参照)が開示されている。
特開平5−69310号公報 特表2004−516644号公報 特開2002−187060号公報
しかし、上記ような、ラバー膜103にワークWを保持する研磨ヘッド101を用いてワークWの研磨を行う事により、ワークW全体の平坦性及び研磨代均一性が向上する場合もあったが、ワークの厚さや、テンプレートの厚さのバラツキの影響等により、安定したワークWの平坦度が得られないという問題があった。
また、ワークWの研磨前の原料形状が平坦で無い場合には、ワークWの形状を修正するように研磨プロファイルを調整する必要があるが、従来のラバーチャック方式の研磨ヘッドでは研磨プロファイルを容易に変化させる事ができないため、そのような調整が困難であった。
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、ワークの研磨前の形状に合わせて研磨プロファイルを調整可能とすることができ、安定して良好の平坦性が得られる研磨ヘッド及びその研磨ヘッドを具備した研磨装置を提供することを主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、少なくとも、環状の剛性リングと、該剛性リングに均一の張力で接着されたラバー膜と、前記剛性リングに結合され、前記ラバー膜と前記剛性リングとともに空間部を形成する中板と、前記ラバー膜の下面部の周辺部に前記剛性リングと同心状に配設された環状のテンプレートと、前記空間部の圧力を変化させる圧力調整機構とを具備し、前記ラバー膜の下面部にワークの裏面を保持し、前記テンプレートで前記ワークのエッジ部を保持し、該ワークの表面を定盤上に貼り付けた研磨布に摺接させて研磨する研磨ヘッドであって、前記空間部が、前記剛性リングと同心の少なくとも1つの環状の壁により仕切られて、複数の密閉空間が形成され、前記環状の壁により仕切られた複数の密閉空間のうち内側の少なくとも1つの密閉空間の外径が、前記ワークの平坦度保証領域径以上であるように形成され、前記圧力調整機構は、前記複数の密閉空間内の圧力をそれぞれ独立に調整するものであることを特徴とする研磨ヘッドを提供する。
このように、ワークに対して大幅に大きいラバー膜によりワークを保持し、前記空間部が、前記剛性リングと同心の少なくとも1つの環状の壁により仕切られて、複数の密閉空間が形成され、前記環状の壁により仕切られた複数の密閉空間のうち内側の少なくとも1つの密閉空間の外径が、前記ワークの平坦度保証領域径以上であるように形成され、前記圧力調整機構は、前記複数の密閉空間内の圧力をそれぞれ独立に調整するものであれば、それぞれの密閉空間の圧力調整による圧力変動の影響をワークの平坦度保証領域径内に生じさせることなく、ワークに対して均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができる。
その結果、ワークの厚さやテンプレートの厚さが多少ばらついても、常に良好な平坦性及び研磨代均一性を確保することができる。また、ワークの研磨前の形状が平坦でない場合、その形状に合わせて密閉空間内の圧力調整を行うことで、容易に研磨プロファイルを変更することが可能となり、ワーク形状を平坦に修正することができる。
このとき、前記密閉空間の外径が前記ワークの平坦度保証領域径以上であるように形成されている密閉空間の内側に更に、前記剛性リングと同心状の他の密閉空間が少なくとも1つ以上形成されているものとすることができる。
このように、前記密閉空間の外径が前記ワークの平坦度保証領域径以上であるように形成されている密閉空間の内側に更に、前記剛性リングと同心状の他の密閉空間が少なくとも1つ以上形成されているものであれば、ワークに対してより均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、より良好な平坦性及び研磨代均一性を確保することができる。また、ワークの研磨前の形状が平坦でない場合、その形状に合わせて密閉空間内の圧力調整をより精度よく行うことができ、ワーク形状をより平坦に修正することができる。
またこのとき、前記研磨するワークは、直径が300mm以上のシリコン単結晶ウェーハであることができる。
このように、前記研磨するワークが、直径が300mm以上のような大直径のシリコン単結晶ウェーハであっても、本発明によりワークの全面にわたってより均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、良好な研磨代均一性を確保することができる。
またこのとき、前記環状の壁により仕切られた複数の密閉空間のうち内側の少なくとも1つの密閉空間の外径が、前記テンプレートの内径の102%以下であることが好ましい。
このように、前記環状の壁により仕切られた複数の密閉空間のうち内側の少なくとも1つの密閉空間の外径が、前記テンプレートの内径の102%以下であれば、テンプレートの剛性の影響を抑制してワークに対して圧力変化を与えることができ、ワークに対する研磨圧力調整を効率的に行うことができる。
また、本発明は、ワークの表面を研磨する際に使用する研磨装置であって、少なくとも、定盤上に貼り付けられた研磨布と、該研磨布上に研磨剤を供給するための研磨剤供給機構と、ワークを保持するための研磨ヘッドとして、本発明に係る研磨ヘッドを具備するものであることを特徴とする研磨装置を提供する。
このように、本発明に係る研磨ヘッドを備えた研磨装置を用いて、ワークの研磨を行えば、ワークに対して均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、ワークの厚さやテンプレートの厚さが多少ばらついても、常に良好な平坦性及び研磨代均一性を確保することができる。また、ワークの研磨前の形状が平坦でない場合、その形状に合わせて密閉空間内の圧力調整を行うことで、容易に研磨プロファイルを変更することが可能となり、ワーク形状を平坦に修正することができる。
本発明に係る研磨ヘッドは、該研磨ヘッドの空間部が、剛性リングと同心の少なくとも1つの環状の壁により仕切られて、複数の密閉空間が形成され、前記環状の壁により仕切られた複数の密閉空間のうち内側の少なくとも1つの密閉空間の外径が、ワークの平坦度保証領域径以上であるように形成され、圧力調整機構は、前記複数の密閉空間内の圧力をそれぞれ独立に調整するものであるので、ワークに対して均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、ワークの厚さやテンプレートの厚さが多少ばらついても、常に良好な平坦性及び研磨代均一性を確保することができる。また、ワークの研磨前の形状が平坦でない場合、その形状に合わせて密閉空間内の圧力調整を行うことで、容易に研磨プロファイルを変更することが可能となり、ワーク形状を平坦に修正することができる。
本発明に係る研磨ヘッドの一例を示した概略図である。 本発明に係る研磨ヘッドの別の一例を示した概略図である。 本発明に係る研磨装置の一例を示した概略図である。 実施例1及び比較例1における研磨圧力の結果を示す図である。 実施例1、実施例2における研磨圧力の結果を示す図である。 実施例1、実施例3、比較例2における密閉空間の圧力P2に対する研磨代均一性の関係の結果を示す図である。 実施例1、実施例3、比較例2における密閉空間の外径LDに対する、研磨代均一性の最小値の結果を示す図である。 実施例1、実施例4、比較例1における研磨代均一性の結果を示す図である。 従来の研磨ヘッドの一例を示す概略図である。 従来の片面研磨装置の一例を示す概略図である。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
従来の研磨ヘッドを用い、弾性膜にワークを保持してワークの研磨を行った際、ワークの厚さや、テンプレートの厚さのばらつきの影響等により、安定して良好な平坦性が得られないという問題があった。また、ワークの研磨前の形状が平坦でない場合には、ワークの形状を修正できるように研磨プロファイルの調整が必要であるが、従来の研磨ヘッドでは容易に研磨プロファイルを調整できないという問題があり、実際には研磨ヘッド自体を所望の研磨プロファイルを有するものに交換して研磨を行う必要があった。
そこで、本発明者らは、このような問題を解決するため、鋭意実験及び検討を行った。
その結果、本発明者らは以下のことを見出した。
すなわち、研磨するワークを保持するラバー膜の大きさがワークとほぼ同一かやや大きい程度の大きさである場合、ワークに対する研磨圧力が、特にワークの外周部において不均一になる場合がある。
また、ワークのエッジ部を保持するテンプレートの下面位置が、研磨するワークの下面位置よりも下にあると、つまりテンプレート下面がワーク下面より突出している場合には、ワーク外周部への研磨圧力が低下して外周ハネ形状になる。逆に、テンプレートの下面位置が、ワーク下面位置よりも上にある場合、つまりワーク下面が該テンプレート下面より突出している場合には、ワーク外周部への研磨圧力が増加して外周ダレ形状となる。
このようなワークの研磨圧力不均一性により、平坦性が得られないということが分かった。
そして、原理的には、ワークの厚みやテンプレートの厚みを厳密に管理して、テンプレート下面位置とワーク下面位置が同じになるように調整すれば、ワークに対して均一な研磨荷重を与えることが可能となり、また、ワークの加工形状に合わせてテンプレートの厚みを調整すれば、ワークを平坦に修正することも可能となることが分かった。
しかしながら、例えば、ワークがシリコンウェーハの場合には、数μm程度の厚みのばらつきがあり、また、テンプレートにおいても同様に数μm程度の厚みのばらつきがあり、常にテンプレートの下面位置とワークの下面位置を同じ位置に調整することは現実には困難であった。また、ワークの研磨前の形状に合わせて、テンプレートの厚みを調整することも困難であった。
そこで、本発明者らは、さらに鋭意実験及び検討を行い、ワークを保持するラバー膜をそのワークより大幅に大きくすることによって、ワークに対する研磨圧力の均一性を改善して研磨代均一性を向上できることを見出した。さらに、主に圧力の変化が生じるワークの外周部分について、ワークの平坦度保証領域径以上、特にはワークの外径以上の密閉空間を有して独立に圧力調整ができるように、剛性リング及び剛性リングに結合された中板とラバー膜で形成された空間を複数の壁で仕切り、それぞれの空間の圧力を圧力調整機構により調整することにより、ワーク面内の研磨圧力分布を容易に調整できることに想到し、本発明を完成させた。
図1は、本発明に係る研磨ヘッドの一例を示した概略図である。
図1に示すように、研磨ヘッド1は、SUS(ステンレス)等の剛性材料からなる環状の剛性リング4と、剛性リング4に均一の張力で接着され、下面が平坦であるラバー膜3(弾性膜)と、剛性リング4にボルト等で結合された中板5とを備える。
この剛性リング4と、ラバー膜3と、中板5とによって、密閉された空間部6が形成されている。
ここで、中板5の材質、形状は特に限定されることはなく、剛性リング4と、ラバー膜3と共に空間部6を形成できるものであれば良い。
また、図1に示すように、研磨ヘッド1は、空間部6の圧力を変化させる圧力調整機構7a、7bを具備している。
また、ラバー膜3の下面部の周辺部には、剛性リング4と同心状に環状のテンプレート14が配設されている。このテンプレート14は、ワークWのエッジ部を保持するためのものであり、ラバー膜3の下面部の外周部に沿って、下方に突出するように配設されている。
そして、このようにラバー膜3とテンプレート14を構成して、ワークWよりラバー膜3が大幅に大きくなるような構造となっている。
このように、ワークWよりラバー膜3が大幅に大きくなるような構造であれば、研磨時にワークWに対する研磨圧力の均一性を改善することができ、研磨代均一性を向上することができる。
ここで、テンプレート14は、その外径が少なくとも剛性リング4の内径よりも大きいもので、かつ、その内径が剛性リング4の内径よりも小さいものとすることができる。
このようにすれば、ワーク全面にかかる押圧力をより均一にして研磨することができる。
またここで、テンプレート14の材質は、ワークWを汚染せず、かつ、キズや圧痕をつけないために、ワークWよりも柔らかく、研磨中に研磨布9と摺接されても磨耗しにくい、耐磨耗性の高い材質であることが好ましい。
また、図1に示すように、空間部6は剛性リング4と同心の環状の壁16により仕切られており、複数の密閉空間15a、15bが形成されている。図1に示す研磨ヘッド1の例では、形成する密閉空間を2つとしたものであるが、これに限定されず、それ以上あっても良い。
ここで、図1に示すように、壁16は先端上部に内側に伸びたフラットなつばを有した形状となっており、そのつばの部分が中板5と結合されるようになっているが、この形状に限定されることはなく、密閉空間を形成できるような形状になっていれば良い。
またここで、壁16の材質をラバー膜3と全く同一の材料とし、一体成型したものとすることができる。あるいは、別な材料をラバー膜3に接着または溶着したものでも良いが、ラバー膜3のような軟質な材料が好ましい。
またここで、壁16の厚さは、特に限定されるものでなく、研磨ヘッド1の構成等に合わせ適宜都合の良い厚さを選ぶことができるが、例えば1mm厚程度とすることができる。
また、環状の壁16により仕切られた複数の密閉空間のうち内側にある密閉空間15bの外径LDは、ワークWの平坦度保証領域径以上であるように形成されている。
このように密閉空間15a、15bを形成すれば、壁16で仕切られた2つの密閉空間15a、15bに圧力差を与えることで、ワークWに対する研磨圧力の調整を行うことができる。
ここで、両密閉空間15a、15bに与える圧力差を大きくした場合、境界部分である壁16の位置で圧力変動が大きくなるが、密閉空間15bの外径が、ワークWの平坦度保証領域径以上、特には外径以上であれば、その圧力変動がワークWの平坦度保証領域径内の均一性に直接的に悪影響を与えるのを防ぐことができる。また、密閉空間15bの外径LDが、テンプレート14の内径TDの102%以下、特にはテンプレート14の内径TD以下であれば、テンプレート14の剛性の影響により、ラバー膜3の動きが抑制されてワークWに対する圧力変化が与えにくくなるのを防ぐことができる。すなわち、ワークWに対する研磨圧力調整を効率的に行うことができるものとすることができる。
また、密閉空間15a、15bのそれぞれに連通する圧力調整用の貫通孔12a、12bが設けられており、圧力調整機構7a、7bと連結している。この圧力調整機構7a、7bにより、密閉空間15a、15b内の圧力をそれぞれ独立に調整することができるようになっている。
このように、本発明の研磨ヘッド1では、ワークWよりラバー膜3が大きくなっており、かつ、環状の壁により仕切られた複数の密閉空間15a、15bのうち内側の少なくとも1つの密閉空間15bの外径LDが、ワークWの平坦度保証領域径以上で、特には外径以上であるように形成されるようになっており、圧力調整機構7a、7bにより、密閉空間15a、15b内の圧力をそれぞれ独立に調整することにより、それぞれの密閉空間の圧力調整による圧力変動の影響を直接的にワークW内に生じさせることなく、ワークWに対して均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、ワークWの厚さやテンプレート14の厚さが多少ばらついても、常に良好な平坦性を確保することができ、例えば2.5%以内といったような良好な研磨代均一性を確保することができる。
また、ワークWの研磨前の形状が平坦でない場合、その形状に合わせて密閉空間内の圧力調整を行うことで、容易に研磨プロファイルを変更することが可能となり、ワーク形状を平坦に修正することができる。すなわち、テンプレート14の下端面に対するワークWの周辺の突出量を調整することができ、ワークW周辺での研磨量を調整することができる。
またこのとき、ラバー膜3の下面にバッキングパッド13を貼設することができる。バッキングパッド13は、水を含ませてワークWを貼りつけ、ラバー膜3のワーク保持面にワークWを保持するものである。ここで、バッキングパッド13は、例えばポリウレタン製とすることができる。このようなバッキングパッド13を設けて水を含ませる事で、バッキングパッド13に含まれる水の表面張力によりワークWを確実に保持することができる。
なお、図1ではテンプレート14がラバー膜3にバッキングパッド13等を介して接着される態様を示したが、本発明は、テンプレート14が直接ラバー膜3に接着される場合を排除するものではない。
また、研磨ヘッド1は、その軸周りに回転可能となっている。
このとき、図2に示すように、研磨ヘッド21を、密閉空間の外径LD1がワークWの平坦度保証領域径以上であるように形成されている密閉空間25bの内側に更に、剛性リング4と同心状の他の密閉空間25cが形成されているものとすることができる。
そして、密閉空間25bの圧力を密閉空間25cの圧力に対して僅かに変化させて調整することができる。
このように、研磨ヘッド21が、密閉空間の外径LD1がワークWの平坦度保証領域径以上、特には外径以上であるように形成されている密閉空間25bの内側に更に、剛性リング4と同心状の他の密閉空間25cが形成されていれば、密閉空間25bの圧力を密閉空間25cの圧力に対して僅かに変化させて調整することができ、ワークWに対してより均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、より良好な平坦性及び研磨代均一性を確保することができる。
また、密閉空間25a、25b、25c内の圧力を圧力調整機構7a、7b、7cで変化させることで、テンプレート14に対するワークWの突出量等を高精度で調整することができ、ワークWの外周部を跳ね上げたり、ダレさせたりすることも可能で、ワークWの研磨前の形状に合わせて、密閉空間25a、25b、25c内の圧力を最適化することで、テンプレート14の厚み等を変更しなくても、研磨プロファイルを変化させて、より効果的にワークWを平坦な形状に修正することもできる。
またこのとき、研磨するワークWは、直径が300mm以上のシリコン単結晶ウェーハとすることができる。
このように、研磨するワークWが、直径が300mm以上のような大直径のシリコン単結晶ウェーハであっても、本発明によりワークWの全面にわたってより均一の押圧力で研磨することができ、良好な研磨代均一性を確保することができる。
図3は、本発明に係る研磨ヘッド21を具備した研磨装置の一例を示した概略図である。
図3に示すように、この研磨装置2は、図2に示すような研磨ヘッド21、定盤8を有している。定盤8は円盤形状であり、上面にワークWを研磨する研磨布9が貼付されている。そして、定盤8の下部には駆動軸11が垂直に連結され、その駆動軸11の下部に連結された定盤回転モータ(不図示)によって回転するようになっている。
そして、研磨ヘッド21は定盤8の上方に設置されている。
ここで、図3に示す研磨装置2は研磨ヘッドを1つ具備したものであるが、研磨ヘッドを複数有すものであっても良い。
また、中板5を研磨布9に押圧する中板押圧手段を有している(不図示)。
このように構成された研磨装置2を用いて、図示しない中板押圧手段により中板5を定盤8上に貼り付けられた研磨布9の方向に押圧し、研磨剤供給機構10を介して研磨剤を供給しながら、ワークWを研磨布9に摺接してワークWの表面を研磨することができる。ここで、中板押圧手段は、中板5を全面にわたって均一の圧力で押圧できるものが好ましい。
このようにして、本発明に係る研磨ヘッドを備えた研磨装置2を用いて、ワークWの研磨を行えば、ワークWに対して均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、ワークWの厚さやテンプレート14の厚さが多少ばらついても、テンプレート14に対するワークWの突出量を調整することができ、常に良好な平坦性及び研磨代均一性を確保することができる。また、ワークWの研磨前の形状が平坦でない場合、その形状に合わせて密閉空間内の圧力調整を行うことで、容易に研磨プロファイルを変更することが可能となり、ワーク形状を平坦に修正することが可能となる。
以下、本発明の実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示すような本発明に係る研磨ヘッド1及びその研磨ヘッドを具備した研磨装置を用い、ワークWを研磨し、研磨中のワークWの圧力分布と研磨代均一性を評価した。
研磨ヘッド1は以下のような構成のものを使用した。
剛性リング4は外径が358mm、内径が320mmとし、材料はSUS製とした。ラバー膜3は硬度が70(JIS K6253準拠)のシリコーンゴム製のものとし、厚さを1mmとした。
また、空間部6を剛性リング4と同心の環状の壁16で仕切り、2つの密閉空間15a、15bを形成した。そして内側の密閉空間15bの外径LDを300mmとした。ここで、壁16は、厚さを1mmとし、ラバー膜3と同じ材質とした。
また、ラバー膜3の下面部にバッキングパッド13を両面テープで貼付し、バッキングパッド13の下面に厚さ800μmのガラスエポキシ積層板のテンプレート14を貼り付けたテンプレートアセンブリを両面テープにて貼り付けた。テンプレート14の外径は355mm、内径TDは302mmとした。ここで、シリコーンゴムで成型したラバー膜3の表面は、両面テープとの接着性を向上する目的で数μm程度の薄いポリウレタン膜のコーティング処理を施した。
また、密閉空間15bの圧力P1を15KPa、密閉空間15aの圧力P2を研磨代均一性が最小値となる16.13KPaに圧力調節機構7a、7bで調整した。
また、ワークWとして、直径300mm、厚さ775μmのシリコン単結晶ウェーハの研磨を行った。尚、使用したシリコン単結晶ウェーハは、その両面には予め一次研磨を施し、エッジ部にも研磨を施した。
そして、研磨装置は、上述した本発明の研磨ヘッド1を具備したものを使用した。また、研磨装置の定盤は直径800mmのものを使用し、研磨布には不織布にウレタンを含浸させたタイプでヤング率が2.2MPaのものを用いた。
このような研磨装置を用い、以下のようにしてウェーハの研磨を行った。
まず、研磨ヘッド1と定盤をそれぞれ31、29rpmで回転させ、研磨剤供給機構から研磨剤を供給し、中板5を中板押圧手段で均一に17KPaの圧力にて押圧し、ウェーハを研磨布に摺接させ研磨した。ここで、研磨剤はコロイダルシリカを含有するアルカリ溶液を使用した。またここで、研磨時間は3分とした。
このようにして研磨を行ったウェーハについて、研磨代均一性及び研磨圧力分布を評価した。尚、研磨代均一性は、平坦度測定器で研磨前後のワークの厚さをウェーハの直径方向について、平坦度保証領域として最外周部2mm幅を除外した領域について測定し、厚みの差分をとることで求められ、研磨代均一性(%)=(直径方向の最大研磨代−直径方向の最小研磨代)/直径方向の平均研磨代の式で表される。
図4に、ウェーハの半径方向におけるウェーハ中心から120〜148mmの範囲の研磨圧力分布の結果を示す。尚、研磨圧力分布は、各位置での研磨代/ウェーハ中心研磨代×研磨荷重(15KPa)で換算して求めた。
図4に示すように、後述する比較例1と比べ研磨圧力の均一性が向上していることが分かる。
このように本発明では、ウェーハの外側上方に位置する密閉空間15aの圧力P2をウェーハ内側上方に位置する密閉空間15bの圧力P1よりも高く調整するので、ウェーハの下面位置とテンプレートの下面位置のばらつきによる、ウェーハ外周部分の研磨圧力低下を補正し、均一な研磨圧力を得ることができることが確認できた。
また、研磨代均一性の結果を図7に示す、図7に示すように、研磨代均一性は約0.9%であり、1%以下という非常に良好な結果となっていることが分かる。
以上により、本発明に係る研磨ヘッド及び研磨装置は、ワークに対して均一な研磨圧力を与えて研磨を行うことができ、ワークの厚さやテンプレートの厚さが多少ばらついても、常に良好な平坦性及び研磨代均一性を確保することができることが確認できた。
(実施例2)
密閉空間15aの圧力P2を15KPa、16.13KPa、16.5KPa、18KPaとした以外、実施例1と同様にしてウェーハを研磨し、研磨圧力分布を評価した。
結果を図5に示す。図5に示すように、P2の圧力を変えることにより、ウェーハ外周部の研磨圧力が変化し、研磨圧力分布を調整できることが確認できた。
(実施例3)
研磨ヘッド1の内側の密閉空間15bの外径LDを296mm、301mm、302mm、304mm、308mmとした研磨ヘッドを用い、密閉空間15aの圧力P2を15〜30KPaとした以外、、実施例1と同様にしてウェーハを研磨し、研磨代均一性を評価した。
外径LDが304mmと308mmの時の研磨代均一性と密閉空間15aの圧力P2との関係の結果を図6に示す。図6に示すように、圧力P2を調整することにより研磨代均一性が向上することができることが分かった。図7に各外径LDの研磨代均一性の最小値の結果を示す。図7に示すように、後述する比較例2の結果と比べ研磨代均一性は改善され、2.5%以下という良好な結果となっていることが分かる。
(実施例4)
図2に示すような本発明に係る研磨ヘッド21及びその研磨ヘッド21を具備した研磨装置を用い、ワークWを研磨し、研磨中のワークWの圧力分布と研磨代均一性を評価した。
研磨ヘッド21は空間部6が以下に示すように、3つの密閉空間25a、25b、25cで形成され、それぞれが圧力調整機構7a、7b、7cによって独立して圧力調整されている以外、実施例1と同様なものを使用した。
研磨ヘッド21の空間部6を剛性リング4と同心の環状の壁16で仕切り、外径LD1が300mmの密閉空間25bを形成した。そして、その密閉空間25bの内側に更に、剛性リング4と同心の環状の壁16を配設し、最も内側の密閉空間25cの内径LD2が278mmとなるようにした。ここで、壁16は、厚さを1mmとし、ラバー膜3と同じ材質とした。
また、密閉空間25cの圧力P1を15KPa、密閉空間25aの圧力P2を16.13KPa、密閉空間25bの圧力P3を14.6KPaとなるよう圧力調節機構7a、7b、7cで調整した。
このような研磨ヘッド21を具備している以外、実施例1と同様な構成の研磨装置を用い、実施例1と同様なワークWを、実施例1と同様にして研磨し研磨代均一性を評価した。
結果を図8に示す。図8に示すように、実施例1の結果と比較して、更に研磨代均一性が改善され、1%以下のレベルとなっていることが分かる。
(比較例1)
図9に示すような従来の研磨ヘッド及びその研磨ヘッドを具備した研磨装置を用いた以外、実施例1と同様な条件で、シリコン単結晶ウェーハの研磨を行い、研磨代均一性及び研磨圧力分布を評価した。
研磨圧力分布の結果を図4に示す。図4に示すように、研磨圧力分布が実施例1の結果と比べ悪化しているのが分かる。
これは、テンプレートの厚みが800μmとウェーハの厚み775μmよりも厚いために、テンプレート下面位置がウェーハの下面位置よりも下方に突出しているため、ウェーハ外周部分の圧力が低下したことによると考えられる。
また、研磨代均一性の結果を図8に示す。図8に示すように、研磨代均一性は約7.7%であり、実施例1、実施例2の結果と比べると大幅に悪化していることが分かる。
(比較例2)
研磨ヘッドの内側の密閉空間の外径LDを292mmとした研磨ヘッドを用いた以外、実施例1と同様にしてウェーハを研磨し、研磨代均一性を評価した。
結果を図7に示す。図7に示すように、空間部を壁によって仕切り密閉空間を形成し、それぞれの密閉空間の圧力を調整することで、比較例1の結果の7.7%と比べると研磨代均一性が若干改善されてはいるものの、実施例1、実施例3の結果と比較すると、研磨代均一性は悪化している。
このように、研磨代均一性を良好な結果とするためには、研磨ヘッドの環状の壁により仕切られた複数の密閉空間のうち内側の1つの密閉空間の外径を、ワークの平坦度保証領域径以上であるように形成する必要があることが確認できた。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば、本発明に係る製造方法で製造する研磨ヘッドは、図1、図2に示した態様に限定されず、例えば中板の形状等は適宜設計すればよい。

Claims (4)

  1. 少なくとも、環状の剛性リングと、該剛性リングに均一の張力で接着されたラバー膜と、前記剛性リングに結合され、前記ラバー膜と前記剛性リングとともに空間部を形成する中板と、前記ラバー膜の下面部の周辺部に前記剛性リングと同心状に配設された環状のテンプレートと、前記空間部の圧力を変化させる圧力調整機構とを具備し、前記ラバー膜の下面部にワークの裏面を保持し、前記テンプレートで前記ワークのエッジ部を保持し、前記空間部の圧力で前記ラバー膜を膨らませて前記ワークを押圧し、該ワークの表面を定盤上に貼り付けた研磨布に摺接させて研磨するラバーチャック方式の研磨ヘッドであって、
    前記空間部が、前記剛性リングと同心の少なくとも1つの環状の壁により仕切られて、複数の密閉空間が形成され、前記環状の壁により仕切られた複数の密閉空間のうち内側の少なくとも1つの密閉空間の外径が、前記ワークの平坦度保証領域径以上、かつ前記テンプレートの内径の102%以下であるように形成され、前記圧力調整機構は、前記複数の密閉空間内の圧力をそれぞれ独立に調整するものであることを特徴とする研磨ヘッド。
  2. 前記密閉空間の外径が前記ワークの平坦度保証領域径以上であるように形成されている密閉空間の内側に更に、前記剛性リングと同心状の他の密閉空間が少なくとも1つ以上形成されていることを特徴とする請求項1に記載の研磨ヘッド。
  3. 前記研磨するワークは、直径が300mm以上のシリコン単結晶ウェーハであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の研磨ヘッド。
  4. ワークの表面を研磨する際に使用する研磨装置であって、少なくとも、定盤上に貼り付けられた研磨布と、該研磨布上に研磨剤を供給するための研磨剤供給機構と、ワークを保持するための研磨ヘッドとして、請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の研磨ヘッドを具備するものであることを特徴とする研磨装置。
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