JP6891847B2 - 研磨ヘッド及びウェーハの研磨方法 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨ヘッド及びウェーハの研磨方法に関する。
半導体ウェーハの研磨方法は、研磨装置の定盤上に研磨布を貼り付け、研磨布上に研磨剤を供給し、ウェーハを保持した研磨ヘッドを研磨布に摺動させて研磨加工を行っている。
図3は従来の研磨ヘッド構造の一例を示す図である。研磨ヘッド1’は環状のセラミクスリング2にバッキングパッド3とガラスエポキシ材等の樹脂からなるガイドリング4が一体と成ったテンプレート5が貼り付けられ、そのテンプレート5が貼り付けられたセラミクスリング2と裏板6との間に空間部7を形成し、その空間部7に非圧縮性流体として水8’が封入された物である(特許文献1、2、3参照)。
研磨ヘッド1’のテンプレートに水張りされたウェーハWは、空間部7に封入された非圧縮性流体を介して裏板から加圧された圧力がテンプレート5のバッキングパッド3を押して荷重を伝達し、研磨される。
研磨ヘッド1’の空間部7に水8’を入れることで、テンプレート5とウェーハWとの間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッド3の変形を軽減しているが、ウェーハW最外周部における研磨の均一性は十分ではない。
従来の研磨ヘッドでは、空間部(流体封入部)に非圧縮性流体の一つとして水を封入しているが、水の粘度は0.890mPa・s(25℃)であり、テンプレート5とウェーハWとの間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッド3の変形がウェーハWを定盤23上の研磨布22に強く押し付けて、研磨を助長している。
図4は図3に示す従来の研磨ヘッド構造の一例の点線囲い部におけるバッキングパッドの動きを示す拡大図である。従来の研磨ヘッド1’では、ウェーハに加わる荷重を均一化するために、非圧縮性流体の一つである水8’が封入されてテンプレート5とウェーハW間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッドの変形を軽減しているが、図4に示すようにウェーハW最外周部においてバッキングパッド3が局部変形してしまい、ウェーハW最外周部における研磨の均一性が悪化することが分かった。
すなわち、従来の研磨ヘッドで研磨加工した場合、図6に示すように、ウェーハ最外周部(ウェーハ位置149mmから147mm)において取代変位量が大きくなってしまい、ウェーハを均一に研磨することができずにいた。
WO2010/023829 特開2012−35393号公報 WO2013/001719
上述のように、研磨ヘッドのテンプレートに水張りされたウェーハは、空間部に封入された流体を介して裏板から加圧された圧力がテンプレートのバッキングパッドを押して荷重を伝達し研磨加工を行っている。
従来のウェーハの研磨ヘッドにおいて、ウェーハに加わる荷重を均一化するために、空間部に非圧縮性流体の一つである水を封入して、テンプレートとウェーハとの間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッドの変形を軽減しているが、ウェーハ最外周部における研磨の均一性を向上させるには、流体粘度0.890mPa・s(25℃)の水では不十分であることが分かり、隙間部のバッキングパッドの変形をより低減する必要がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、テンプレートとウェーハとの間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッドの変形を従来の研磨ヘッドに比べて軽減し、ウェーハ最外周部における研磨の均一性を向上させることができる研磨ヘッドおよび研磨方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、少なくとも、環状のセラミクスリングと、該セラミクスリングに貼り付けられ、バッキングパッド及びガイドリングが一体となったテンプレートと、前記セラミクスリングに結合され、前記バッキングパッドと前記セラミクスリングとともに空間部を形成する裏板とを具備し、前記バッキングパッドの下面部にウェーハの裏面を保持し、該ウェーハの表面を定盤上に貼り付けられた研磨布に摺接させて研磨する研磨ヘッドであって、前記空間部に非圧縮性流体が封入され、該非圧縮性流体の粘度が10mPa・s以上1200mPa・s以下のものであることを特徴とする研磨ヘッドを提供する。
このような研磨ヘッドであれば、テンプレートが貼り付けられたセラミクスリングと裏板との間に形成された空間部に封入する非圧縮性流体の粘度を10mPa・s以上1200mPa・s以下と高くすることで、流体によるバッキングパッドの局部的な変形を軽減して、テンプレートとウェーハとの間に生ずる僅かな隙間部分のバッキングパッドの変形を低減させることができるため、ウェーハ外周部の取代の均一化精度の向上が可能となる。
このとき、前記非圧縮性流体は、水に水溶性ポリマーを溶解したものであることが好ましい。
このような研磨ヘッドであれば、水及びPVA(ポリビニルアルコール)等の水溶性ポリマーの濃度により非圧縮性流体の粘度を可変させることができるため、適切な粘度に調整することで、より確実にウェーハ外周部の研磨取代の均一化が可能となる。このとき、封入する流体は粘度10mPa・s以上1200mPa・s以下の物であれば特に限定はしない。
また、本発明は、研磨ヘッドを用いたウェーハの研磨方法であって、前記定盤上に貼り付けられた前記研磨布上に研磨剤を供給し、前記研磨ヘッドで保持された前記ウェーハの表面を、前記研磨布に摺接させて研磨することを特徴とするウェーハの研磨方法を提供する。
このようなウェーハの研磨方法であれば、バッキングパッドの局部的な変形を軽減して、テンプレートとウェーハとの間に生ずる僅かな隙間部分のバッキングパッドの変形を低減させることができるため、ウェーハ外周部の取代の均一化精度の向上が可能となる。
本発明の研磨ヘッド及びウェーハの研磨方法であれば、テンプレートが貼り付けられたセラミクスリングと裏板との間に形成された空間部に、粘度が10mPa・s以上1200mPa・s以下の非圧縮性流体を封入することで、テンプレートとウェーハとの間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッドの局部的な変形を軽減することができ、ウェーハ研磨での取代の均一化が可能となる。
本発明の研磨ヘッド構造の一例を示す図である。 図1に示す本発明の研磨ヘッド構造の一例の点線囲い部の拡大図である。 従来の研磨ヘッド構造の一例を示す図である。 図3に示す従来の研磨ヘッド構造の一例の点線囲い部におけるバッキングパッドの動きを示す拡大図である。 図1に示す本発明の研磨ヘッド構造の一例の点線囲い部におけるバッキングパッドの動きを示す拡大図である。 従来の研磨ヘッドで研磨した時のウェーハ形状プロファイルを示す図である。 水溶性ポリマーの濃度と粘度の関係を示す図である。 実施例1−3及び比較例1のウェーハ形状プロファイルを示す図である。 実施例1−3及び比較例1のウェーハ外周部(ウェーハ半径149mmから147mm)における厚さ変位量を示す図である。 実施例4及び比較例2におけるΔSFQR(max)を示す図である。 実施例4及び比較例2におけるΔESFQR(max)を示す図である。 非圧縮性流体の封入方法を説明する説明図である。(A)ガイドリング厚がウェーハ厚より薄い場合。(B)ガイドリング厚がウェーハ厚より厚い場合。 本発明の研磨方法に用いることができる研磨装置の一例を示す図である。
上述のように、従来のウェーハの研磨ヘッドにおいて、ウェーハに加わる荷重を均一化するために、空間部に非圧縮性流体の一つである水を封入して、テンプレートとウェーハとの間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッドの変形を軽減しているが、ウェーハ最外周部における研磨の均一性を向上させるには、流体粘度0.890mPa・s(25℃)の水では不十分であることが分かり、隙間部のバッキングパッドの変形をより低減する必要があった。
そして、本発明者らは上記の問題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、空間部に封入する非圧縮性流体の粘度を10mPa・s以上1200mPa・s以下とすることによって隙間部のバッキングパッドの変形を低減することができ、ウェーハ外周部の取代均一化が可能になることを見出し、本発明に到達した。なお、非圧縮性流体の粘度が1200mPa・sより大きくなると非圧縮性流体を封入することができなくなってしまう。
図1は本発明の研磨ヘッド構造の一例を示す図である。また、図2は、図1に示す本発明の研磨ヘッド構造の一例の点線囲い部の拡大図である。研磨ヘッド1は環状のセラミクスリング2にバッキングパッド3とガラスエポキシ材等の樹脂からなるガイドリング4が一体と成ったテンプレート5が貼り付けられ、そのテンプレート5が貼り付けられたセラミクスリング2と裏板6との間に空間部7を形成し、その空間部7に非圧縮性流体8が封入された物である。
非圧縮性流体8の粘度は、水に水溶性ポリマーであるPVA(ポリビニルアルコール)等を溶解して調整する。水溶性ポリマーの濃度としては12w%(粘度90mPa・s)が最良と考えている。しかし、研磨ヘッド1に封入する非圧縮性流体8は水溶性ポリマーのPVAの水溶液に限定するものでは無い。また、濃度に関しても、粘度が90mPa・sに限定するものでは無く、粘度が10mPa・s以上1200mPa・s以下となる濃度であれば良い。
非圧縮性流体8を封入した後、ウェーハ加圧部9等の加圧機構を有する研磨ヘッド上部を裏板6の上面に装着する。
研磨ヘッド1のテンプレート5に水張りされたウェーハWは、空間部7に封入された非圧縮性流体8を介して裏板6から加圧された圧力がテンプレート5のバッキングパッド3を押して荷重を伝達し、研磨される。
このとき、研磨ヘッド1はウェーハの裏面をバッキングパッド3の下面部に保持し、定盤23上に貼り付けられた研磨布22に摺接させてウェーハの表面を研磨する。
図5は本発明の研磨ヘッド構造の一例の点線囲い部におけるバッキングパッド3の動きを示す拡大図である。本発明の研磨ヘッド1では、テンプレート5とウェーハW間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッド3の局部的な変化が緩やかになり、ウェーハ外周部での押し込む力が軽減される。
このように、研磨ヘッド1の空間部7に粘度が10mPa・s以上1200mPa・s以下となる非圧縮性流体8を封入することで、テンプレート5とウェーハWとの間に生ずる僅かな隙間部のバッキングパッド3の変形を軽減し、ウェーハ最外周部の研磨の均一性を向上させることが可能となる。
ここで、空間部7内に非圧縮性の流体を封入する方法について説明する。非圧縮性の流体は、図12(A)、図12(B)に示すように、流体封入装置を用いて封入した。
図12(A)は、ウェーハの厚さよりも薄いガイドリングを用いる場合の流体の封入方法の一例を示す図である。図12(A)に示すように、研磨ヘッドには、非圧縮性流体8を空間部7内に導入及び空間部7内から排出するために裏板6の上面に2つの貫通孔18a、18bが設けられており、非圧縮性流体8の圧力(以降、封入圧と略すこともある)を保ったまま、空間部7内に非圧縮性流体8を封入するためにそれぞれの貫通孔18a、18bにカプラー10a、10bが装着されている。そして、ウェーハW研磨前に空間部7内に非圧縮性流体8を封入する際には、まず、例えば以下に示すようにして流体封入装置19を研磨ヘッドに接続する。
図12(A)に示すように、流体封入装置19は、非圧縮性流体8の導入のために圧力計15とバルブ16aが接続された回路を有し、該回路の末端にニップル11aが接続される。このニップル11aは、裏板6に設けられたカプラー10aに接続される。さらに流体封入装置19は、非圧縮性流体8の排出のために、末端がドレインに接続され、中間にバルブ16bが接続された回路を有している。回路先端にはニップル11bが接続されており、このニップル11bは、裏板6に設けられたカプラー10bに接続される。
次に、平坦なベース13上にウェーハWあるいはウェーハWと同じ厚さの調整板17を載置し、ガイドリング4の下面にウェーハWとガイドリング4の厚さの差に等しい調整用スペーサー12を置く。さらに、ベース13上にバッキングパッド3、ガイドリング4、セラミクスリング2及び裏板6からなる研磨ヘッド部材を、ウェーハWあるいは調整用スペーサー12がガイドリング4のホール内に収まるように載置する。さらに非圧縮性流体8を封入する際に裏板6の高さが変わらないようにベース13と裏板6をクランプ治具14にて固定する。
次に、バルブ16a及び16bを開け、空間部7内に非圧縮性流体8を導入し、空間部7内の気抜きを実施する。この気抜きとして、例えば、バルブ16aを閉じてバルブ16bを開け、ドレイン側に減圧回路を接続して行うことができる。
次に、バルブ16a及び16bを閉じて、不図示の非圧縮性流体8の圧力調整機構によって圧力計15が所定の圧力になるように調整し、バルブ16aを開けて空間部7内に非圧縮性流体8を導入する。圧力計15が所定の圧力になっていることを確認して、バルブ16aを閉じ、空間部7内に非圧縮性流体8を封入する。封入後、裏板6の上部に装着されたカプラー10a及び10bからニップル11a及び11bを取り外す。
図12(B)はウェーハの厚さよりも厚いガイドリングを用いる場合の非圧縮性流体の封入方法の一例を示す図である。この場合には、図12(B)に示すように、ウェーハWの下面に調整用スペーサー12を挿入し、上記と同様にして非圧縮性流体8を封入することができる。
また、ウェーハWの厚さとガイドリング4の厚さが等しい場合には、調整用スペーサーを用いないで、非圧縮性流体8を封入しても良い。
次に、本発明の研磨方法について説明する。図13は本発明の研磨方法に用いることができる研磨装置の一例を示した概略図である。図13に示すように、研磨装置24は、定盤23上に貼り付けられた研磨布22と、該研磨布22上に研磨剤21を供給するための研磨剤供給機構20と、ウェーハWを保持するための研磨ヘッドとして、上記した本発明の研磨ヘッド1を有する。この研磨ヘッド1は、ウェーハ加圧部9等の加圧機構によってウェーハWを定盤23に貼られた研磨布22に押圧できる構造になっている。
そして、研磨剤供給機構20によって研磨剤21を研磨布22上に供給しながら、回転軸に連結された研磨ヘッド1の自転運動と定盤23の回転運動によって、ウェーハWの表面を摺接して研磨加工を行う。
このような研磨方法であれば、空間部7に封入する非圧縮性流体8の粘度を10mPa・s以上1200mPa・s以下にすることによって、ウェーハに加わる荷重を均一化することができ、ウェーハ外周部の取代均一化が可能となる。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
まず、非圧縮性流体の一つである水にPVA(ポリビニルアルコール)を溶解し、B型粘度計により粘度を25℃の環境下で測定した。図7は水溶性ポリマーの濃度と粘度の関係を示す図である。PVAを溶解する割合を変えて、PVA濃度(w%)に対する粘度の変化を確認して、ヘッドに注入する流体の濃度を決めた。
(実施例1−3)
PVA濃度に対する粘度の変化を確認し、研磨ヘッドに封入する流体のPVA濃度は6w%(10mPa・s)(実施例1)と12w%(90mPa・s)(実施例2)と20w%(1200mPa・s)(実施例3)の3水準とした。
そして、3水準の非圧縮性流体をそれぞれ研磨ヘッドに同一圧力(15kPa程度)で封入し、ウェーハ研磨加工を行い、加工前後の取代プロファイルの違いを比較した。
上述のように、非圧縮性流体は図12(A)、(B)に示される流体封入装置を用いて封入した。この際、テンプレートの厚さが700μmの場合(ウェーハの厚さよりも薄いガイドリングを用いる場合)は75μmの調整用スペーサー12をテンプレート5の下面に挿入し、780μmの場合(ウェーハの厚さと同じ厚さのガイドリングを用いる場合)は調整用スペーサーを用いないで、800μmの場合(ウェーハの厚さよりも厚いガイドリングを用いる場合)はウェーハの下面に25μmの調整用スペーサーを挿入してそれぞれ流体を封入した。
研磨の加工条件は下記の通りである。
[研磨加工条件]
装置:不二越機械製片面研磨機
加工ウェーハ: 直径300mm P品<100>シリコンウェーハ
研磨布: 二次研磨クロス 不織布
研磨剤: 二次研磨スラリー KOHベースコロイダルシリカ
また、研磨後の取代の測定は、KLA−Tencor社製フラットネス測定機 WaferSight2を用いて行った。
(比較例1)
空間部7に水8’が封入された図3に示す従来の研磨ヘッドを用いた以外、実施例1−3と同様の条件でウェーハ研磨加工を行った。
図8に実施例1−3及び比較例1のウェーハ形状プロファイルを示す。図8に示すように、空間部に封入する非圧縮性流体の粘度を10mPa・s以上1200mPa・s以下にすることによってウェーハ外周部の取代均一化が可能になった。すなわち、実施例1−3は比較例1と比較してウェーハ外周部の取代変位量が小さくなった。
次に、ウェーハ半径149mmから147mmの厚さ変位を流体粘度で比べた。図9は、実施例1−3及び比較例1のウェーハ外周部(ウェーハ半径149mmから147mm)における厚さの変位量を示す図である。従来使用している水(0.890mPa・s)に比べて粘度を上昇させた流体(10mPa・s以上1200mPa・s以下)にすることで、ウェーハ外周部の厚さの変位量が小さくなり、取代の均一化が良くなった。実施例2(粘度90mPa・s)は一番変位量が小さい結果となったが、10mPa・s以上1200mPa・s以下であれば取代均一性に大幅な改善が見られる。
(実施例4、比較例2)
粘度90mPa・sの流体を封入した本発明の研磨ヘッド(実施例4)と従来の粘度が0.890mPa・sの水封入研磨ヘッド(比較例2)を用いてウェーハ研磨加工を各研磨ヘッド10枚行い、研磨加工前後でのΔESFQR(max)とΔSFQR(max)を比較した。
非圧縮性流体の封入、研磨加工は実施例1−3と同様に行った。
また、本研磨後の品質評価(シリコンウェーハのΔSFQR(max)、ΔESFQR(max))は、KLA−Tencor社製フラットネス測定機 WaferSight2を用いて行った。
図10及び図11に、従来の研磨ヘッドと本発明の研磨ヘッドで研磨加工を行った比較例2及び実施例4における、ウェーハ研磨加工前後での変化としてΔSFQR(max),ΔESFQR(max)の比較の結果を示す。
その結果、本発明の粘度90mPa・sの流体を封入した研磨ヘッド(実施例4)の方が従来の研磨ヘッド(比較例2)よりも、ΔESFQR(max)及びΔSFQR(max)がともに大幅に小さく、フラットネスの変化量が少ないことを確認できた。
上記のように、研磨ヘッドに封入する非圧縮性流体の粘度を10mPa・s以上1200mPa・s以下にすることで取代の均一性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
W…ウェーハ、
1、1’…研磨ヘッド、 2…セラミクスリング、 3…バッキングパッド、
4…ガイドリング、 5…テンプレート、 6…裏板、 7…空間部、
8…非圧縮性流体、 8’…水、 9…ウェーハ加圧部、
10a、10b…カプラー、 11a、11b…ニップル、
12…調整用スペーサー、 13…ベース、 14…クランプ治具、
15…圧力計、 16a、16b…バルブ、 17…ウェーハWと同じ厚さの調整板、
18a、18b…貫通孔、 19…流体封入装置、 20…研磨剤供給機構、
21…研磨剤、 22…研磨布、 23…定盤、 24…研磨装置。

Claims (3)

  1. 少なくとも、環状のセラミクスリングと、
    該セラミクスリングに貼り付けられ、バッキングパッド及びガイドリングが一体となったテンプレートと、
    前記セラミクスリングに結合され、前記バッキングパッドと前記セラミクスリングとともに空間部を形成する裏板とを具備し、
    前記バッキングパッドの下面部にウェーハの裏面を保持し、該ウェーハの表面を定盤上に貼り付けられた研磨布に摺接させて研磨する研磨ヘッドであって、
    前記空間部に非圧縮性流体が封入され、該非圧縮性流体の粘度が10mPa・s以上1200mPa・s以下のものであることを特徴とする研磨ヘッド。
  2. 前記非圧縮性流体は、水に水溶性ポリマーを溶解したものであることを特徴とする請求項1に記載の研磨ヘッド。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の研磨ヘッドを用いたウェーハの研磨方法であって、
    前記定盤上に貼り付けられた前記研磨布上に研磨剤を供給し、
    前記研磨ヘッドで保持された前記ウェーハの表面を、前記研磨布に摺接させて研磨することを特徴とするウェーハの研磨方法。
JP2018072874A 2018-04-05 2018-04-05 研磨ヘッド及びウェーハの研磨方法 Active JP6891847B2 (ja)

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