JP4833146B2 - 移動体通信端末 - Google Patents
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Description
一般に、移動体通信端末は、バッテリーにより駆動するものであるため、無駄な電力消費を抑える目的で、上記構成が採用されることが多い。すなわち、従来の移動体通信端末においては、実行中のアプリケーションプログラムがユーザーに利用されないような状態のときには、そのアプリケーションプログラムの実行を一時停止させることで、無駄な電力消費を抑えている。
また、共通の仕様に従って開発された汎用アプリケーションプログラムであっても、移動体通信端末の使用状況等によっては、ユーザー側で、所定の一時停止条件を満たしても一時停止されないように設定したい場合もある。
この移動体通信端末においては、所定の一時停止条件が満されたとしても一時停止しないように動作する以外は一般常駐型アプリケーションプログラムと同じように動作する継続常駐型アプリケーションプログラムについて、所定の一時停止条件が満されていても一時停止させない。一方、一般常駐型アプリケーションプログラムについては、従来どおり、所定の一時停止条件が満されたときに一時停止される。よって、所定の一時停止条件が満されたときに一時停止させる方が有利なアプリケーションプログラムについては、一般常駐型アプリケーションプログラムとして、従来どおりの動作を行うことが可能である。したがって、本移動体通信端末によれば、プロパティ情報中に継続用設定データを含ませ、所定の継続条件を適宜設定することで、所定の一時停止条件が満されたときに一時停止させる方が有利な一般常駐型アプリケーションプログラムと、一時停止させない方が有利な継続常駐型アプリケーションプログラムとで、それぞれ適した一時停止動作を区別して行うことが可能となる。
本移動体通信端末においては、このような汎用アプリケーションプログラムに付随するプロパティ情報中に、従来には存在しなかった継続用設定データを設定データとして新たに追加している。これにより、本移動体通信端末では、この継続用設定データの有無により、実行中の汎用アプリケーションプログラムについて、その実行を所定の一時停止条件が満されたときに一時停止させるかさせないかを判断することが可能となる。そして、本移動体通信端末では、プロパティ情報中に継続用設定データがある場合、所定の継続条件が満たされ、その汎用アプリケーションプログラムを所定の一時停止条件が満されたとしても一時停止させない。よって、本移動体通信端末によれば、汎用アプリケーションプログラムのプロパティ情報中に継続用設定データを含ませておけば、所定の一時停止条件が満されたとしても、そのアプリケーションプログラムの実行を一時停止させずに継続させることが可能となる。したがって、汎用アプリケーションプログラムの開発元は、移動体通信端末が通信する基地局が変化するたびにキャラクタが育成されるような汎用アプリケーションプログラムや、時計機能を利用した汎用アプリケーションプログラムなど、共通の仕様に従って予め決められた所定の一時停止条件を満たしたときでも一時停止されない必要があるような今までにない新規な汎用アプリケーションプログラムをユーザーに提供することが可能となる。
ここで、共通の仕様に従って予め決められた所定の一時停止条件を満たしたときに一時停止されることによる弊害は、汎用アプリケーションプログラムの中でも、常駐型のものの方が大きかった。これは、携帯電話機を例に挙げれば、次の理由による。すなわち、従来の携帯電話機では、常駐型の汎用アプリケーションプログラムに対する所定の一時停止条件は、待ち受け画面用のアプリケーションプログラムを想定して予め決められたものであった。そのため、常駐型の汎用アプリケーションプログラムについての所定の一時停止条件は、ユーザーが待ち受け画面を見ることがない状態にあるとき、例えば、ユーザー操作がされない状態が一定時間継続したり、クラムシェルを閉じたりしたときに、一律に、その実行を一時停止させるような条件になっていた。その結果、近年では、常駐型の汎用アプリケーションプログラムについて、待ち受け画面用のアプリケーションプログラム以外にも、種々の趣向を凝らした新規な常駐型の汎用アプリケーションプログラムが望まれているにも関わらず、所定の一時停止条件を満たしたときに一時停止されてしまうという構成に制限されて、その開発が困難な状況にある。
本移動体通信端末においては、このような常駐型の汎用アプリケーションプログラムについて、所定の継続条件を満たせば、その実行を一時停止させずに継続して実行させることができる。したがって、共通の仕様に従って予め定められた所定の一時停止条件に拘束されることのない今までにない新規な常駐型の汎用アプリケーションプログラムを提供することが可能となる。
特に、本発明によれば、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機等の移動体通信端末に備わった常に外部から視認できる画像表示手段に画像を表示させるような今までにない新規な常駐型アプリケーションプログラムを提供することが可能となるという優れた効果がある。
以下、本発明の一実施形態1(以下、本実施形態1を「実施形態1」という。)を図面を参照しながら説明する。
図2は、本実施形態1に係る移動体通信システムの全体構成を説明するための説明図である。
この移動体通信システムにおいて、ユーザー1が使用する移動体通信端末としての携帯電話機20は、ユーザー1によって登録されたアプリケーションプログラムに付随するプロパティ情報中の設定データに従って、そのアプリケーションプログラムを実行可能な構成を有している。本実施形態1において、このアプリケーションプログラムは、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたものである。このようなアプリケーションプログラムとしては、JAVAで記述されたアプリケーションプログラムなどが挙げられる。この携帯電話機20は、通信ネットワークとしての携帯電話通信網10に接続可能である。また、この携帯電話通信網10には、プログラム提供用サーバとしてのアプリケーションプログラムダウンロードサーバ(以下、「ダウンロードサーバ」という。)11が接続されている。このダウンロードサーバ11は、携帯電話機20からのダウンロード要求を受け付けると、その要求に係るアプリケーションプログラムを携帯電話機20に対して送信する。
このダウンロードサーバ11は、システムバス100、CPU101、内部記憶装置、外部記憶装置104、入力装置105及び出力装置106を備えている。上記内部記憶装置は、RAM102やROM103等で構成されている。上記外部記憶装置は、ハードディスクドライブ(HDD)や光ディスクドライブ等で構成されている。上記入力装置105は、外部記憶装置104、マウスやキーボード等で構成されている。上記出力装置106は、ディスプレイやプリンタ等で構成されている。更に、このダウンロードサーバ11は、携帯電話通信網10を介して各ユーザー1の携帯電話機20と通信するための携帯電話用通信装置107を備えている。
上記CPU101やRAM102等の構成要素は、システムバス100を介して、互いにデータやプログラムの命令等のやり取りを行っている。このダウンロードサーバ11を所定の手順に従って動作させるためのプログラムは、ROM103や外部記憶装置104に記憶されており、必要に応じてCPU101やRAM102上の作業エリアに呼び出されて実行される。また、このダウンロードサーバ11には、携帯電話機20に提供するアプリケーションプログラムが外部記憶装置104に記憶されている。ダウンロードサーバ11は、携帯電話機20からのダウンロード要求に応じ、CPU101、RAM102、携帯電話通信網用通信装置107等が協働して、外部記憶装置104に記憶されているアプリケーションプログラムを、携帯電話通信網10を介して携帯電話機20に送信する機能を有している。なお、このダウンロードサーバ11は、専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
この携帯電話機20は、クラムシェル(折り畳み)タイプの携帯電話機であり、システムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなる内部制御装置、入力装置204、出力装置205、携帯電話用通信装置206、シェル開閉センサ207を備えている。CPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26等から構成されている。上記出力装置205は、他方の画像表示手段であるメインディスプレイ(LCD)27、スピーカ28、そのメインディスプレイ27の背面に設けられた一方の画像表示手段であるサブディスプレイ(LCD)31等から構成されている。上記携帯電話用通信装置206は、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上述したサーバ11,12と通信するためのものである。シェル開閉センサ207は、メインディスプレイ27が備わった図4中上部の筐体部分に設けられた突起30aと、データ入力キー21等が備わった図4中下部の筐体部分に設けられた凹部30bと、その内部に設けられた図示しないセンサによって構成されている。クラムシェルが閉じると、メインディスプレイ27が図4中下部の筐体部分に覆われて外部から視認できない状態になる。そして、この状態になると、突起30aが凹部30b内に入り込み、これがセンサによって検知されることで、クラムシェルが閉じたことが認識される。
この携帯電話機20は、電話通信部211、データ通信部212、操作部213、プログラム実行手段としてのアプリケーションプログラム実行管理部214、主制御部215、出力部216、シェル開閉検知部217等を備えている。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記プログラム実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシン:VM)が終了するまで保持される。
また、プログラム実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
図8は、本実施形態1におけるアプリケーションプログラムを実行するための処理の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザー1は、実行対象のアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ11からダウンロードして取得し、これを登録する(S11)。具体的には、ユーザー1は、操作部213のキーを操作して、ダウンロードサーバ11にアクセスする。これにより、ダウンロード可能なアプリケーションプログラムを選択するためのダウンロード選択画面がメインディスプレイ27上に表示される。そして、そのダウンロード選択画面において、ユーザーが希望するアプリケーションプログラムをスクロールキー24を用いて選択し、多機能キー25を押下すると、主制御部215がデータ通信部212を制御して、そのアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ11からダウンロードする。
ここで、本実施形態1では、JADファイルの常駐型設定項目に、新たに継続用設定データとしての「S」を記述することができるようにしている。常駐型設定項目に「S」が記述されたアプリケーションプログラムは、クラムシェルが閉じても一時停止しない点を除いて、一般常駐型アプリケーションプログラムと同じように動作することになる。
このようにして、アプリケーションプログラムごとに適した環境が設定されたら、アプリケーションプログラム実行管理部214は、JARファイルを読み出してアプリケーションプログラムを起動する(S20)。
アプリケーションプログラム実行管理部214がアプリケーションプログラムを実行している最中に、ユーザーがクラムシェルを閉じると(S1)、図6に示したシェル開閉検知部217がこれを検知し、クラムシェルが閉じた旨の検知信号が主制御部215に入力される。これにより、主制御部215は、クラムシェルが閉じたことが認識し、シェルが閉じた旨のイベントがアプリケーションプログラム実行管理部214に出力される(S2)。このとき、当該アプリケーションプログラムが一般常駐型又は非常駐型のものである場合、アプリケーションプログラム実行管理部214は継続常駐型用の環境には設定されていない(S3)。よって、アプリケーションプログラム実行管理部214は、従来どおり、主制御部215からのイベントを受け付けて、実行中のアプリケーションプログラムを一時停止させる処理を実行する(S4)。そして、ユーザーがクラムシェルを開いたら(S5)、シェル開閉検知部217がこれを検知し、主制御部215は、シェルが開いた旨のイベントをアプリケーションプログラム実行管理部214に出力する(S6)。これを受け付けたアプリケーションプログラム実行管理部214は、一時停止中のアプリケーションプログラムを再開させる処理を実行する(S7)。
また、本実施形態1では、常駐型アプリケーションプログラムを、一般常駐型のものと継続常駐型のものとに大別し、前者については従来と同様にクラムシェルを閉じたときに一時停止させる動作を行い、後者については新たにクラムシェルを閉じたときでも一時停止させない動作を行う。よって、クラムシェルを閉じたときに一時停止させた方が有利な待ち受け画面等の常駐型アプリケーションプログラムと、一時停止させない方が有利な育成ゲーム等の常駐型アプリケーションプログラムとで、それぞれ適した一時停止動作を区別して行うことができる。
次に、継続常駐型アプリケーションプログラムについての一時停止動作に関する変形例について説明する。
上記実施形態1では、継続常駐型アプリケーションプログラムについては、クラムシェルを閉じたときには、ユーザーの意志に関係なく、常にアプリケーションプログラムが継続して実行される。しかし、本携帯電話機20の使用環境等によっては、継続常駐型アプリケーションプログラムについても、クラムシェルを閉じたときに一時停止させたいと望むユーザーがいる場合もある。そこで、本変形例では、ユーザー操作に基づき、継続常駐型アプリケーションプログラムについての一時停止条件を設定できるようにした。
ユーザーは、上記実施形態1と同様にして、継続常駐型アプリケーションプログラムを取得し、登録したら(S11)、まず、アプリケーションプログラムを起動させる場合と同じ操作で、アプリケーション選択画面をメインディスプレイ27に表示させる(S21)。このアプリケーション選択画面では、ユーザーは所定の操作を行うことで、各アプリケーションプログラムについてのメニュー画面を表示させることができる。ここで、ユーザーは、継続常駐型アプリケーションプログラムについてのメニュー画面を表示させる(S22)。このメニュー画面には、そのアプリケーションプログラムを削除したり、そのアプリケーションプログラムのプロパティ情報画面を表示したりするための項目が一覧表示されている。本変形例では、メニュー画面における一覧表示の中に、当該アプリケーションプログラムの一時停止動作についてユーザー設定するための一時停止設定項目が追加されている。
アプリケーションプログラム実行管理部214が当該継続常駐型アプリケーションプログラムを実行している最中に、ユーザーがクラムシェルを閉じると(S1)、上述したように、シェルが閉じた旨のイベントがアプリケーションプログラム実行管理部214に出力される(S2)。このとき、そのアプリケーションプログラムが継続常駐型のものであるため、アプリケーションプログラム実行管理部214は継続常駐型用の環境に設定されている(S3)。そして、当該継続常駐型用アプリケーションプログラムについてユーザー設定がなされていない場合には(S25)、上記実施形態1の場合と同様に、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215からのイベントを受けても、これを無視して、アプリケーションプログラムの実行を継続し(S8)、主制御部215は、メインディスプレイ27に表示されていたアプリケーションプログラムに関する画像を背面サブディスプレイ31に表示すべく表示切替を行う(S9)。
他方、ユーザー設定された環境が、クラムシェルを閉じたときに一時停止させる設定になっている場合(S26)、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215からのイベントを受け付けて、実行中の継続常駐型アプリケーションプログラムを一時停止させる処理を実行する(S4)。その後の処理は、一般常駐型又は非常駐型のアプリケーションプログラムの場合と同様である(S5〜S7)。
次に、本発明の他の実施形態(以下、本実施形態を「実施形態2」という。)について説明する。
本実施形態2においては、アプリケーションプログラムにおけるJADファイルの常駐型設定項目には、従来と同様に「Y」と「N」のいずれかが記述される。よって、その常駐型設定項目に継続用設定データ「S」を記述することはできない。したがって、上記実施形態1のように、継続用設定データ「S」の有無により、常駐型アプリケーションプログラムについて、その実行を一時停止させるかさせないかを判断することはできない。しかし、本実施形態2では、ユーザー操作に基づき、常駐型アプリケーションプログラムについて、クラムシェルが閉じたこと等の所定の一時停止条件が満たされても一時停止しないように設定できるようにしている。
なお、ここでは、上記実施形態1と同様に、所定の一時停止条件がクラムシェルが閉じることである場合を例に挙げて説明するが、着信があったこと、ユーザー操作がされない状態が一定時間継続したこと等の他の一時停止条件であっても同様である。また、以下の説明において、上記実施形態1と同様の部分については、その説明を省略する。
ユーザーは、上記実施形態1と同様にして、継続常駐型アプリケーションプログラムを取得し、登録したら(S11)、まず、アプリケーションプログラムの一時停止動作についてユーザー設定するための一時停止動作選択画面をメインディスプレイ27に表示させる(S31)。この一時停止動作選択画面には、例えば、「クラムシェルと閉じたとき」、「着信があったとき」などの所定の一時停止条件が一覧表示されている。そして、ユーザーは、この一時停止動作選択画面において、例えば、「クラムシェルと閉じたとき」という所定の一時停止条件をスクロールキー24で選択し、多機能キー25を押下すると、その条件を満たしたときに一時停止させるかさせないかを選択することができる(S32)。このとき、ユーザーがスクロールキー24を用いて一時停止させることを選択し、多機能キー25を押下することで、ユーザー設定がなされる(S33)。このようにしてユーザー設定がなされた場合、アプリケーションプログラムの実行時において、プログラム実行環境を設定する際に、そのユーザー設定に従った環境に設定される。
なお、本実施形態2においては、上述したユーザー設定がアプリケーションプログラムが常駐型であるか非常駐型であるかを問わず一律に適用されることになるが、常駐型と非常駐型とで区別してユーザー設定したり、アプリケーションプログラムごとに個別にユーザー設定したりすることも可能である。
アプリケーションプログラム実行管理部214がアプリケーションプログラムを実行している最中に、ユーザーがクラムシェルを閉じると(S1)、上述したように、シェルが閉じた旨のイベントがアプリケーションプログラム実行管理部214に出力される(S2)。このとき、一時停止動作についてユーザー設定がされていない場合には(S34)、上記実施形態1の場合と同様に、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215からのイベントを受け付けて、実行中のアプリケーションプログラムを一時停止させる処理を実行する(S4)。その後の処理も同様である(S5〜S7)。
他方、ユーザー設定がクラムシェルを閉じたときに一時停止させない設定になっているときには(S35)、所定の継続条件が満たされ、上記実施形態1における継続常駐型アプリケーションプログラムの場合と同様に、アプリケーションプログラム実行管理部214は、主制御部215からのイベントを受けても、これを無視して、アプリケーションプログラムの実行を継続し(S8)、主制御部215は、メインディスプレイ27に表示されていたアプリケーションプログラムに関する画像を背面サブディスプレイ31に表示すべく表示切替を行う(S9)。
また、上述した実施形態1及び2では、アプリケーションプログラム実行管理部214をプログラム実行手段として機能させ、クラムシェルが閉じた旨のイベントを無視するように構成したが、クラムシェルが閉じたときに主制御部215がその旨のイベントをアプリケーションプログラム実行管理部214に送らないように構成しても、同様の効果を得ることができる。
また、本発明は、ユーザーによって登録されたアプリケーションプログラムを実行可能なものであれば、PHS、自動車電話機等の電話機のほか、携帯型のPDAの場合についても適用でき、同様な効果が得られるものである。
11 ダウンロードサーバ
20 携帯電話機
27 メインディスプレイ(他方の画像表示手段)
31 サブディスプレイ(一方の画像表示手段)
212 データ通信部
213 操作部
214 アプリケーションプログラム実行管理部
215 主制御部
216 出力部
217 シェル開閉検知部
Claims (1)
- 画像を表示する2つの画像表示手段と、
該2つの画像表示手段のうちの一方の画像表示手段を常に外部から視認できる状態としたまま、他方の画像表示手段を外部から視認できる状態と視認できない状態とを切り替える切替手段と、
ユーザーによって登録されたアプリケーションプログラムを実行するプログラム実行手段とを備えた移動体通信端末において、
上記プログラム実行手段は、当該アプリケーションプログラムが常駐型であることを示す常駐型設定データが含まれているプロパティ情報が付随した一般常駐型アプリケーションプログラムを実行している場合には、上記切替手段により上記他方の画像表示手段が外部から視認できない状態になるという所定の一時停止条件が満たされたときに該一般常駐型アプリケーションプログラムを一時停止させるが、継続用設定データが含まれているプロパティ情報が付随し、かつ、上記所定の一時停止条件が満されたとしても一時停止しないように動作する以外は上記一般常駐型アプリケーションプログラムと同じように動作する継続常駐型アプリケーションプログラムを実行している場合には、上記所定の一時停止条件が満されたとしても該継続常駐型アプリケーションプログラムを一時停止させないように制御するものであり、
上記プログラム実行手段は、上記2つの画像表示手段に待ち受け画面を表示させることが可能な継続常駐型アプリケーションプログラムを実行している場合には、上記所定の一時停止条件が満されたときに、上記他方の画像表示手段に表示されていた待ち受け画面を上記一方の画像表示手段へ表示させる表示切替処理を行うことを特徴とする移動体通信端末。
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