JP4831440B2 - 平面アンテナ及びこれを用いた通信装置並びにカード型端末 - Google Patents

平面アンテナ及びこれを用いた通信装置並びにカード型端末 Download PDF

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Description

本発明は、平面アンテナ及びこれを用いた通信装置並びにカード型端末に係り、特にプリント基板上にアンテナと周辺回路とが同居して配置される機器に関する。
カード型端末には、例えば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)技術を用いたカード型端末や、UWB(ウルトラワイドバンド)技術を利用してUSB(Universal Serial Bus)をワイヤレスで実現する際のアンテナとして用いられるカード状の端末、その他、無線LAN(Local Area Network)やデータ通信用のワイヤレス技術を用いたカード型の端末が知られている。最近では、このような端末を一台のカード型端末で兼用するための機能が拡充される傾向にある。従って、この種の端末では、広帯域のアンテナが必要不可欠となる。
図35は、上記のようなカード型端末で用いる関連技術のアンテナの構成を説明するものである。同図において、プリント基板100には、矩形状本体で規定される互いに直交する2方向(図中のXY方向)における一方向(図中のY方向)の異なる位置に他方向(図中のX方向)に沿って、周辺回路部の回路部品実装エリアを含む第1の領域(カード型端末の後端部側の領域)a1と、それ以外の第2の領域(カード型端末の先端部側の領域)a2とが含まれる。第1の領域a1には、マイクロストリップ線路111と、その下層に配置されるグランド導体112とが設けられる。グランド導体112は、回路部品実装エリアに配置される周辺回路部のグランド側導体と、マイクロストリップ線路111のグランド側導体とを構成する。一方、第2の領域a2には、マイクロストリップ線路111に接続されるアンテナ部が設けられる。アンテナ部には、アンテナの放射素子を構成する円形の板状素子110が設けられる。円形の板状素子110は、周辺回路部からマイクロストリップ線路111を介して給電される。
また、特許文献1は、無線通信用アダプタ装置において、チップ素子と接地導体板上のアンテナ給電点とをストリップ素子で接続する際に、アンテナ給電点からチップ素子の先端までの電気長が使用周波数のほぼ二分の一波長になるようにストリップ素子を配線するアンテナ実装方法を提示している。
特開2005−020369号公報
図36は、図35に示す関連技術のアンテナの電流分布を説明する図である。図36に示すように、板状端子110には、マイクロストリップ線路111が接続される給電部付近から、板状素子110の周縁にそって高周波電流f1、f2が強く分布する。一方、グランド導体112上では、板状素子110への接続付近のグランド導体112上で、境界縁部にそって高周波電流f10、f11が強く分布する。また、高周波電流f10、f11ほど強くないが、放射状に、高周波電流f12、f13、f14が分布する。
従って、高周波電流f1、f2、f10〜f14は、板状素子110と、グランド導体112の板状素子110を臨む側とにそれぞれ集中し、そこから同じプリント基板100の周辺回路が同居する回路部品実装エリア200に流れこむ。その結果、アンテナ部と周辺回路部は、互いの存在が、互いの電気的な動作に影響を与えたり、受けたりすることになる。例えば、高周波電流f14の流れる部分に電子部品が配置されていると、その部分の回路が不安定になったり、板状素子110のインピーダンス整合がとれなくなったり、効率的な放射が行われなくなったりするなどの問題が発生する可能性が高い。
なお、この関連技術のカード型端末で用いるアンテナは、そのプリント基板に、エッチングによって形成することが多かった。しかし、この方法は、前述のように、アンテナを配置した周辺に、アンテナの高周波電流が流れるため、そのアンテナの存在によって、同じプリント基板の近傍に同居する周辺回路に電気的な影響を与えたり、または、受けたりする。その結果、この関連技術では、アンテナまたは周辺回路の動作が不安定になったり、インピーダンス不整合が生じたり、共振周波数がずれたりするという問題があった。
一方、特許文献1の無線通信用アダプタ装置におけるアンテナ実装方法は、アンテナ給電点から見たチップアンテナ側のインピーダンスを高くして、チップアンテナからの送信出力により接地導体板側に誘起される電流の逆相成分を抑圧し、アンテナ給電点の位置に依らずに基板の正面方向のアンテナ利得を向上させることができるとされている。しかしながら、特許文献1は、プリント基板上にアンテナ部と周辺回路部とが同居して配置される機器において、上記のようなアンテナの高周波電流による周辺回路部への影響に配慮したものではない。このため、特許文献1でも上記と同様の問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するもので、プリント基板上にアンテナと周辺回路とが同居して配置される機器において、アンテナ部と周辺回路部とが互いの存在により互いの電気的な動作に影響を与えたり、受けたりすることを低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る平面アンテナは、アンテナ部と周辺回路部とを同一の基板に備える平面アンテナであって、前記アンテナ部に配置される放射素子と、前記周辺回路部に配置される周辺回路と、前記周辺回路と前記放射素子とを接続し、前記周辺回路から前記放射素子に給電を行うマイクロストリップ線路と、前記周辺回路が配置される第1の領域の裏面側に配置される前記周辺回路用の第1のグランド導体と、前記マイクロストリップ線路が配置される第2の領域の裏面側に配置され、前記第1のグランド導体よりも幅の狭い前記マイクロストリップ線路用の第2のグランド導体と、前記第2の領域を挟んで前記第1の領域と離間して配置される第3の領域の裏面側に配置される前記マイクロストリップ線路用の第3のグランド導体とを備え、前記放射素子と前記マイクロストリップ線路との接続部が、前記周辺回路が配置されている前記第1の領域から離れ、前記マイクロストリップ線路が配置されている前記第2の領域側に配置されている
本発明によれば、プリント基板上にアンテナと周辺回路とが同居して配置される機器において、アンテナ部と周辺回路部とが互いの存在により互いの電気的な動作に影響を与えたり、受けたりすることを大幅に低減することができる。
本発明の第1の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第1の実施例に係る広帯域平面アンテナの電流分布を説明する平面図である。 本発明の第2の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第2の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第4の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第5の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第5の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第6の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第6の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第7の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第7の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第8の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第8の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第9の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第9の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第10の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第10の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第11の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第11の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第12の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第12の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第13の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第13の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第14の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第14の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 本発明の第15の実施例に係る広帯域平面アンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の第15の実施例に係る広帯域平面アンテナの平面図で、(a)は上面図、(b)は裏面図、(c)は透視図である。 (a)〜(h)は、広帯域平面アンテナの板状素子の形状を示す図である。 (a)〜(i)は、広帯域平面アンテナの板状素子の他の形状を示す図である。 (a)〜(d)は、広帯域平面アンテナの整合回路の形状を示す図である。 関連技術のアンテナの構成を示す斜視図である。 関連技術のアンテナの電流分布を説明する平面図である。
符号の説明
1 プリント基板
1a 正面
1b 裏面
2 周辺回路部の回路部品実装エリア
10、10a、10b 板状素子(アンテナ部)
11、11a、11b マイクロストリップ線路
12 第1のグランド導体(第1のグランド部)
13 第2のグランド導体(第2のグランド部)
14 第3のグランド導体(第2のグランド部)
20、21 インピーダンス整合用の切り欠き部
22、23 インピーダンス整合用のフィン部
a1 第1の領域
a2 第2の領域
a3 第3の領域
f1、f2、f10〜f14 高周波電流
次に、本発明に係る平面アンテナ及びこれを用いた通信装置並びにカード型端末の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る広帯域平面アンテナは、通信装置、特にWiMAX技術を用いたカード型の端末、UWB(ウルトラワイドバンド)技術を利用して、USB(Universal Serial Bus)をワイヤレスで実現する際のアンテナとして用いられるカード型の端末、その他無線LAN(Local Area Network)やデータ通信用のワイヤレス技術を用いたカード型の端末に用いられるものである。
ここで、最近の多様な通信技術を用いた各種端末が存在する。例えば、WiMAX技術を用いた通信サービスは、全世界で、2.5GHz帯や3.5GHz帯の周波数で開始される予定である。これは、UWB技術を用いたワイヤレスパーソナルネットワーク用のカード型の端末や、マルチバンドの無線LAN用カード型端末にも採用可能な技術である。本実施形態の広帯域平面アンテナは、このようなカード型端末に適用可能である。
本実施形態の広帯域平面アンテナは、パソコンなどに用いるPCMCIA(Personal Computer Memory Card International Association)カードや、類似のカード型機器のプリント基板の先端部分に、エッチングによって簡単に形成できるアンテナで、かつ、広帯域の特性を有する。このアンテナは、同じプリント基板の近傍に同居する周辺回路との間で、電気的な影響を受けたり、与えたりすることを低減する機能を持つ。
本実施形態の広帯域平面アンテナは、一例として円形状、楕円形状、半円形状、五角形状、三角形状(鈍角三角形、直角三角形等)、その他、任意の多角形状の板状素子を有する。その板状素子の一端には、マイクロストリップ線路が接続される。マイクロストリップ線路のグランド導体(第2のグランド部)は、板状素子の配置されるプリント基板面の反対側のプリント基板面に配置され、プリント基板の後端部側に配置された周辺回路部のグランド導体(第1のグランド部)から離れて、プリント基板の先端部側に配置される。
以下、本発明の具体的な実施例について説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図2は、図1の平面図であり、図2(a)は透視法で記載した正面図、図2(b)はその裏面図、図2(c)はその透視図を示している。
図1及び図2に示す広帯域平面アンテナは、誘電体から成る矩形状のプリント基板1を備える。このプリント基板1には、矩形状本体で規定される互いに直交する2方向(以下、便宜上、平面アンテナ(プリント基板1)の先端部及び後端部を規定する所定方向を「Y方向」とし、そのY方向に直交する方向を「X方向」とする。)におけるY方向の異なる位置にX方向に沿って、周辺回路部(非図示)の回路部品実装エリア2を含む第1の領域a1と、それ以外の第2の領域a2及び第3の領域a3とが含まれる。すなわち、平面アンテナ(プリント基板1)の後端部側の第1の領域a1と、カード型端末の先端部側の第3の領域a3とが、中央部の第2の領域a2を挟んで互いに離間配置されている。
プリント基板1の表面1aには、アンテナの放射素子として用いられる円形状の本体で構成される2つの板状素子10と、両板状素子10にそれぞれ接続される2本のマイクロストリップ線路(伝送線路)11とが配置される。
2つの板状素子10は、プリント基板1の表面1aに、エッチングによって構成した導体からなるもので、第2の領域a2のX方向の中央部を挟む両端部にそれぞれ設けられる。この板状素子10は、その軸方向の一端がマイクロストリップ線路11が接続される一方、その軸方向の他端が開放端になっている。また、板状素子10は、軸方向の両端の長さ、すなわち円の直径Hcが最低使用周波数の約1/4波長に設定される。
2本のマイクロストリップ線路11は、プリント基板1の表面1aに、エッチングによって構成した導体からなるもので、第1の領域a1のX方向の中央部から第2の領域a2の中央部を経て第3の領域a3にそれぞれ並行して延び、そこからX方向の両端部側に互いに反対向きに離れるようにして分岐し、その途中位置で屈曲して、それぞれ板状素子10の一端に接続されている。すなわち、マイクロストリップ線路11は、第1の領域a1から離れた第3の領域a3と第2の領域a2との境界部で、板状素子10に接続されている。この点が、前述した関連技術とは異なる。
プリント基板1の裏面1bには、前述した図35に示すグランド導体112に対応する第1のグランド導体12のほか、本実施例では、第2のグランド導体13と、第3のグランド導体14とが、エッチングにより形成される。
第1のグランド導体12は、前述した図35のグランド導体112と同様に、周辺回路部のグランド側導体と、マイクロストリップ線路11のグランド側導体とを兼ねるもので、プリント基板1を挟んで、回路部品実装エリア2に対向して第1の領域a1全域に亘って配置される。
第2のグランド導体13は、マイクロストリップ線路11のグランド側導体として動作するもので、第2の領域a2のX方向の中央部に、プリント基板1を挟んで、2本のマイクロストリップ線路11に対向して配置され、Y方向に延びた矩形状を呈する。
第3のグランド導体14も、マイクロストリップ線路11のグランド側導体として動作するもので、第3の領域a3に配置され、プリント基板1を挟んで、2本のマイクロストリップ線路11に対向して配置され、X方向に延びた矩形状を呈する。
このようにプリント基板1の後端部(回路部品実装エリア2が配置される)側の第1の領域a1に第1のグランド導体12が形成されるほかに、第1の領域a1以外の領域、すなわちプリント基板1の中央部及び先端部(回路部品実装エリア2が配置されない)側の第2の領域a2及び第3の領域a3に、マイクロストリップ線路11のグランド側導体(第2のグランド導体13、第3のグランド導体14)が形成される点が、前述した関連技術とは異なる。ここで、第1のグランド導体12が第1のグランド部を構成し、第2のグランド導体13及び第3のグランド導体14が第2のグランド部を構成する。
この構成において、第1のグランド導体12が、プリント基板1の後端部側に配置され、第2のグランド導体13及び第3のグランド導体14が、プリント基板1の後端部側から中央部を通って先端部側に至る経路に配置されている。そして、板状素子10とマイクロストリップ線路との接続部(給電部)は、プリント基板1の後端部側に配置された第1のグランド導体12から離れて、プリント基板1の先端部側に配置された第3のグランド導体14を臨む側に配置されている。
図3は、本実施例の広帯域平面アンテナの電流分布の説明図である。
図3に示すように、板状素子10には、マイクロストリップ線路11が接続される給電部付近から、板状素子10の周縁にそって高周波電流f1、f2が強く分布する。一方、第3のグランド導体14上では、板状素子10への接続付近の第3のグランド導体14上で、その境界縁部に高周波電流f10、f11が強く分布する。また、高周波電流f10、f11ほど強くないが、放射状に高周波電流f12、f13、f14が分布する。
従って、高周波電流f1、f2、f10〜f14は、周辺回路部の回路部品実装エリア2から離れた板状素子10とマイクロストリップ線路11との接続部周辺において、アンテナ部の板状素子10と、第3のグランド導体14の板状素子10を臨む一端側とにそれぞれ集中し、周辺回路部には殆ど流れこまない。よって、本実施例によれば、アンテナ部と周辺回路部とが互いの存在により互いの電気的な動作に影響を与えたり、受けたりすることを大幅に低減することができるという効果が得られる。
図4は、本発明の第2の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図5は、図4の平面図であり、図5(a)は透視法で記載した正面図、図5(b)はその裏面図、図5(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第1の実施例の板状素子10の本体の形状が楕円形状に置き換わったものである。この場合、板状素子20の軸方向の両端を結ぶ長さ(高さ)Heは、最低使用周波数の約1/4波長に設定される。その他の構成は第1の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1の実施例と同様の効果が得られる。
図6は、本発明の第3の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図7は、図6の平面図であり、図7(a)は透視法で記載した正面図、図7(b)はその裏面図、図7(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第1の実施例の板状素子10の本体の形状が半円形状に置き換わったものである。この場合、板状素子30の軸方向の両端を結ぶ長さ(高さ)Hhは、最低使用周波数の約1/4波長程度となる。その他の構成は第1の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1の実施例と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第4の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図9は、図8の平面図であり、図9(a)は透視法で記載した正面図、図9(b)はその裏面図、図9(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第1の実施例の板状素子10の本体の形状が五角形状に置き換わったものである。この場合、板状素子40の軸方向の両端を結ぶ長さ(高さ)Haは、最低使用周波数の約1/4波長に設定される。その他の構成は第1の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1の実施例と同様の効果が得られる。
図10は、本発明の第5の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図11は、図10の平面図であり、図11(a)は透視法で記載した正面図、図11(b)はその裏面図、図11(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第1の実施例の板状素子10の本体の形状が三角形状に置き換わったものである。この場合、板状素子50の軸方向の両端を結ぶ長さ(高さ)Htは、最低使用周波数の約1/4波長に設定される。その他の構成は第1の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1の実施例と同様の効果が得られる。
図12は、本発明の第6の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図13は、図12の平面図であり、図13(a)は透視法で記載した正面図、図13(b)はその裏面図、図13(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第1の実施例の板状素子10の本体の形状が円形状の本体の一部をカットした形状に置き換わったもので、そのカット面から給電可能に構成したものである。この場合、板状素子510の軸方向の両端を結ぶ長さ(高さ)Hh2は、最低使用周波数の約1/4波長に設定される。その他の構成は第1の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1の実施例と同様の効果が得られる。
図14は、本発明の第7の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図15は、図13の平面図であり、図15(a)は透視法で記載した正面図、図15(b)はその裏面図、図15(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第1の実施例の第3のグランド導体14の形状が異なり、第2のグランド導体13からY方向の端部(プリント基板1の先端部)側に向けてX方向の幅が広くなる逆テーパ状に形成されている。この形状に合わせるようにして、その逆テーパ状の斜面を介して、斜め方向に、円形状の本体で構成される2つの板状素子10と、2本のマイクロストリップ線路11とが給電可能に接続された構成となっている。その他の構成は第1の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
この構成においても、第1の実施例と同様に、第1のグランド導体12が、プリント基板1の後端部側に配置され、第2のグランド導体13及び第3のグランド導体14が、プリント基板1の後端部側以外の領域、すなわちプリント基板1の後端部側から中央部を通って先端部側に至る経路に配置されている。そして、板状素子10とマイクロストリップ線路との接続部(給電部)が、プリント基板1の後端部側に配置された第1のグランド導体12から離れて、プリント基板1の先端部側に配置された第3のグランド導体14を臨む側に配置されている。
従って、本実施例では、第1の実施例と同様に、高周波電流は、周辺回路部の回路部品実装エリア2から離れた板状素子10とマイクロストリップ線路11との接続部周辺において、アンテナ部の板状素子10と、プリント基板1の第3のグランド導体14の板状素子10を臨む一端側とにそれぞれ集中し、周辺回路部には殆ど流れこまない。よって、本実施例によれば、アンテナ部と周辺回路部とが互いの存在により互いの電気的な動作に影響を与えたり、受けたりすることを大幅に低減することができるという効果が得られる。
図16は、本発明の第8の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図17は、図16の平面図であり、図17(a)は透視法で記載した正面図、図17(b)はその裏面図、図17(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第7の実施例の板状素子10の本体の形状が半円形状に置き換わったものである。その他の構成は第1及び第7の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも、第1及び第7の実施例と同様の効果が得られる。
図18は、本発明の第9の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図19は、図18の平面図であり、図19(a)は透視法で記載した正面図、図19(b)はその裏面図、図19(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第7の実施例の板状素子10の本体の形状が五角形状に置き換わったものである。その他の構成は第1及び第7の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1及び第7の実施例と同様の効果が得られる。
図20は、本発明の第10の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図21は、図20の平面図であり、図21(a)は透視法で記載した正面図、図21(b)はその裏面図、図21(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第7の実施例の板状素子10の本体の形状が三角形状に置き換わったものである。その他の構成は第1及び第7の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1及び第7の実施例と同様の効果が得られる。
図22は、本発明の第11の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図23は、図22の平面図であり、図23(a)は透視法で記載した正面図、図23(b)はその裏面図、図23(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第7の実施例の板状素子10の本体の形状が円形状の本体の一部をカットした形状に置き換わったものである。その他の構成は第1及び第7の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1及び第7の実施例と同様の効果が得られる。
図24は、本発明の第12の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図225は、図24の平面図であり、図25(a)は透視法で記載した正面図、図25(b)はその裏面図、図25(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第1の実施例の第3のグランド導体14の形状が異なり、第3の領域a3において、第2のグランド導体13からX方向の一端側のみに形成され、その他端側には形成されていない。この形状に合わせるようにして、円形状の本体で構成される2つの板状素子10(以下、便宜上、図中の左側のものと右側のものとを符号10a、10bで区別する。)と、2本のマイクロストリップ線路11(以下、便宜上、図中の左側のものと右側のものとを符号11a、11bで区別する。)とが給電可能に接続されている。
すなわち、一方の板状素子10aは、第2の領域a2内で、一方のマイクロストリップ線路11aに給電可能に接続されている。この場合、一方のマイクロストリップ線路11aは、第2の領域a2内の所定位置から、X方向に屈曲した状態で第2の領域a2内の一方の板状素子10aに接続される。これに対し、他方の板状素子10bは、第1の実施例と同様に、他方のマイクロストリップ線路11bに給電可能に接続されている。この場合、他方のマイクロストリップ線路11bは、第3の領域a3内の所定位置から、Y方向に屈曲した状態で第2の領域a2側の他方の板状素子10bに接続される。その他の構成は第1の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。
この構成においても、第1の実施例と同様に、第1のグランド導体12が、プリント基板1の後端部側の領域に配置され、第2のグランド導体13及び第3のグランド導体14が、プリント基板1の後端部側以外の領域、すなわちプリント基板1の後端部側から中央部を通って先端部側に至る経路に配置されている。そして、2つの板状素子10a、10bと2本のマイクロストリップ線路11a、11bとの接続部(給電部)が、プリント基板1の後端部側に配置された第1のグランド導体12から離れて、プリント基板1の中央部側に配置された第2のグランド導体13を臨む側と、プリント基板1の先端部側に配置された第3のグランド導体14を臨む側とにそれぞれ配置されている。
従って、第1の実施例と同様に、高周波電流は、周辺回路部の回路部品実装エリア2から離れた板状素子10a、10bとマイクロストリップ線路11a、11bとの接続部周辺において、アンテナ部の板状素子10a、10bと、プリント基板1の第2グランド導体13の板状素子10aを臨む一端側と、第3のグランド導体14の板状素子10bを臨む一端側とにそれぞれ集中し、周辺回路部には殆ど流れこまない。よって、本実施例によれば、アンテナ部と周辺回路部とが互いの存在のより互いの電気的な動作に影響を与えたり、受けたりすることを大幅に低減することができるという効果が得られる。
図26は、本発明の第13の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図27は、図26の平面図であり、図27(a)は透視法で記載した正面図、図27(b)はその裏面図、図27(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第12の実施例の板状素子10の本体の形状が半円形状に置き換わったものである。その他の構成は第1及び第12の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1及び第12の実施例と同様の効果が得られる。
図28は、本発明の第14の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図29は、図28の平面図であり、図29(a)は透視法で記載した正面図、図29(b)はその裏面図、図29(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第12の実施例の板状素子10の本体の形状が五角形状に置き換わったものである。その他の構成は第1及び第12の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1及び第12の実施例と同様の効果が得られる。
図30は、本発明の第15の実施例に係る広帯域平面アンテナの斜視図である。また、図31は、図30の平面図であり、図31(a)は透視法で記載した正面図、図31(b)はその裏面図、図31(c)はその透視図を示している。
本実施例は、第12の実施例の板状素子10の本体の形状が三角形状に置き換わったものである。その他の構成は第1及び第12の実施例と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。本実施例でも第1及び第12の実施例と同様の効果が得られる。
(変形例)
なお、本発明に係る広帯域平面アンテナの板状素子で用いる本体の形状は、上記の各実施例に代表的に例示したものに限定されるものではなく、その他の形状でも適用可能である。
図32及び図33は、本発明の広帯域平面アンテナの板状素子に用いられる可能性のある形状を示したものである。
図32(a)は、三角形状の板状素子10を用いた場合の例である。図32(b)は、三角形状の板状素子10におけるマイクロストリップ線路11との間の給電部の位置を図中の右側にオフセットした場合の例である。図32(c)は、直角三角形状の板状素子10を用いた場合の例である。図32(d)は、直角三角形状の板状素子10におけるマイクロストリップ線路11との間の給電部の位置を図中の右側にオフセットした場合の例である。
図32(e)は、楕円形状の板状素子10の上面を斜めにカットした形状を用いた場合の例である。図32(f)は、同様に三角形状の板状素子10の上面を斜めにカットした形状を用いた場合の例である。図32(g)は、同様に長方形状の板状素子10の上面を斜めにカットした形状を用いた場合の例である。図32(h)は、図32(g)に示す形状の板状素子10におけるマイクロストリップ線路11との間の給電部の位置を図中の右側にオフセットした場合の例である。
図33(a)は、U字状の板状素子10を用いた場合の例である。図33(b)は、図33(a)に示すU字状の板状素子10の左右の枝の長さを変えた場合の例である。図33(c)は、V字状の板状素子10を用いた場合の例である。図33(d)は、図33(c)に示すV字状の板状素子10の左右の枝の長さを変えた場合の例である。
図33(e)は、図33(c)または図33(d)に示すV字状の板状素子10の中央部に、もうひとつ枝を増やした形状を用いた場合の例である。図33(f)は、図33(a)または図33(b)に示すU字状の板状素子10の中央部に、もうひとつ枝を増やした板状素子の形状形状を用いた場合の例である。
図33(g)は、長方形状の板状素子10の内部に、所定形状のくりぬき部分を設けた場合の例である。図33(h)は、幅広の板状素子10を、螺旋状に構成した場合の例である。図33(i)は、幅広の板状素子10を閉じていないリング状に構成した場合の例である。
また、上記の各実施例において、板状素子10とマイクロストリップ線路11の接続部分周辺の第3のグランド導体14の形状は直線状の場合を例示しているが、インピーダンス整合を行うため、例えば図34に示すような切り欠き部やフィン部を設けてもよい。
図34は、板状素子10とマイクロストリップ線路11の接続部分周辺の第3のグランド導体14の形状の例を示したものである。
図34(a)は、第3のグランド導体14にコの字状の切り欠き部20を設けた場合の例である。図34(b)は、第3のグランド導体14にV字状の切り欠き部21を設けた場合の例である。図34(c)は、第3のグランド導体14に板状素子10の形状の類似した曲線またはカーブによるフィン部(導体)22を設けて、板状素子10との間にわずかな静電容量を持たせることで、インピーダンス整合調整を行う場合の例である。図34(d)は、図34(c)の応用で、第3のグランド導体14に三角形のフィン部(導体)23を設けた場合の例である。これらの切り欠き部20、21、及びフィン部22、23は、いずれも板状素子10とマイクロストリップ線路11を接続する際、インピーダンス整合を行うための構造である。
(その他の実施形態)
本発明の他の実施形態に係る平面アンテナは、プリント基板にアンテナ部及び周辺回路部が配置される。この平面アンテナは、プリント基板の一方の面に、アンテナ部を構成する板状素子と、板状素子に接続され、周辺回路から板状素子に給電を行うマイクロストリップ線路と、周辺回路部が配置される周辺回路実装領域とを備え、プリント基板の他方の面に、周辺回路部のグランド側導体を構成する第1のグランド部と、マイクロストリップ線路のグランド側導体を構成する第2のグランド部とを備える。第2のグランド部は、第1のグランド部以外のプリント基板に配置される。板状素子とマイクロストリップ線路との接続部は、第2のグランド部側に第1のグランド部から離れて配置される。この構成において、第1のグランド部は、プリント基板の所定方向の一端側に配置され、第2のグランド部は、プリント基板の前記所定方向の他端側に配置されてもよい。第2のグランド部は、プリント基板の一端側からその中央部を通って他端側に至る経路に配置されてもよい。
上記構成の平面アンテナにおいて、板状素子は、2つの板状素子で構成され、マイクロストリップ線路は、2つの板状素子にそれぞれ接続される2本のマイクロストリップ線路で構成されてもよい。
上記構成の平面アンテナにおいて、板状素子は、本体が円形状、楕円形状、半円形状、三角形状、五角形状、及びそれ以外の多角形状の内のいずれかの形状で構成されてもよい。板状素子は、マイクロストリップ線路との接続部の位置がその軸方向からオフセットされていてもよい。板状素子は、本体の一部を斜めにカットした形状で構成されてもよい。板状素子は、本体の内部にくり抜き部分を有する形状で構成されてもよい。板状素子は、本体がU字状、V字状、螺旋状、及びリング状のいずれかの形状で構成されてもよい。
上記構成の平面アンテナにおいて、第2のグランド部は、板状素子とマイクロストリップ線路との接続部周辺にインピーダンス整合用の切り欠き部が設けられてもよい。第2のグランド部は、板状素子とマイクロストリップ線路との接続部周辺にインピーダンス整合用のフィン部が設けられてもよい。
本発明の他の実施形態に係る通信装置は、上記いずれかの構成の平面アンテナを有することを特徴とする。
本発明の他の実施形態に係るカード型端末は、上記いずれかの構成の平面アンテナを有することを特徴とする。
以上、本発明の実施形態及び実施例を詳細に説明したが、本発明は、代表的に例示した上述の実施形態及び実施例に限定されるものではなく、当業者であれば、特許請求の範囲の記載内容に基づき、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の態様に変形、変更することができる。これらの変形例や変更例も本発明の権利範囲に属するものである。
この出願は、2007年3月12日に出願された日本出願特願2007−061900号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、WiMAX技術を用いたカード端末、UWB無線技術を用いたアンテナを有するカード端末、無線LAN用カード端末、データ通信用のワイヤレスカード端末、その他、小型で広い帯域を必要とするアンテナを用いたカード型端末の用途に利用可能である。

Claims (14)

  1. アンテナ部と周辺回路部とを同一の基板に備える平面アンテナであって、
    前記アンテナ部に配置される放射素子と、
    前記周辺回路部に配置される周辺回路と、
    前記周辺回路と前記放射素子とを接続し、前記周辺回路から前記放射素子に給電を行うマイクロストリップ線路と、
    前記周辺回路が配置される第1の領域の裏面側に配置される前記周辺回路用の第1のグランド導体と、
    前記マイクロストリップ線路が配置される第2の領域の裏面側に配置され、前記第1のグランド導体よりも幅の狭い前記マイクロストリップ線路用の第2のグランド導体と、
    前記第2の領域を挟んで前記第1の領域と離間して配置される第3の領域の裏面側に配置される前記マイクロストリップ線路用の第3のグランド導体とを備え、
    前記放射素子と前記マイクロストリップ線路との接続部が、前記周辺回路が配置されている前記第1の領域から離れ、前記マイクロストリップ線路が配置されている前記第2の領域側に配置されている平面アンテナ。
  2. 請求項1に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子と前記マイクロストリップ線路との接続部は、前記第2のグランド導体または前記第3のグランド導体の境界線近傍に配置されている平面アンテナ。
  3. 請求項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子と前記マイクロストリップ線路との接続部は、前記第2の領域と前記第3の領域との境界近傍に配置されている平面アンテナ。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子は、前記第1の領域と面しない側で前記マイクロストリップ線路に接続されている平面アンテナ。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記マイクロストリップ線路は、屈曲部を介して前記放射素子に接続されている平面アンテナ。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子は、板状である平面アンテナ。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子は、円、楕円、半円、円弧、多角形、矩形のいずれか少なくとも1つの形状を含んでいる平面アンテナ。
  8. 請求項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子は、軸方向の長さが最低使用周波数の約1/4波長の長さである平面アンテナ。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記平面アンテナは基板上に形成されており、
    前記放射素子および前記マイクロストリップ線路は、前記基板上にエッチングによって形成されている平面アンテナ。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子と前記マイクロストリップ線路との接続部周辺のグランド導体に、インピーダンス整合用の切り欠き部が設けられている平面アンテナ。
  11. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子と前記マイクロストリップ線路との接続部周辺のグランド導体に、インピーダンス整合用のフィン部が設けられている平面アンテナ。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1項に記載の平面アンテナであって、
    前記放射素子は、2つの放射素子を有し、
    前記マイクロストリップ線路は、前記2つの放射素子に接続される2つのマイクロストリップ線路を有することを特徴とする平面アンテナ。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の平面アンテナを有する通信装置。
  14. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の平面アンテナを有するカード型端末。
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