JP4831387B2 - パネルの連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数枚のパネルを連結して構成する、間仕切り、ブース、クリーンルーム等のパネル連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
間仕切り用パネルを連結する形態は色々知られている。最も一般的な方法は垂直にスタッドを起立し、該スタッドを介して連結する。そしてこのスタッド形態も色々あって、スタッドに形成したスリット溝にツメを係止してパネルを引っ掛ける場合、又スタッドにパネルの止着部をネジ止めして固定する場合がある。さらには、スタッドにてパネル側縁を挟み込んで連結することもある。
【0003】
本発明が対象とするパネル連結構造はスタッドにてパネルの縁を挟み込む構造である。図4は従来のパネル連結構造を示す具体例であり、パネル(イ)の側縁がスタッド(ロ)によって連結されている。該スタッド(ロ)はスタッド本体(ハ)と押え(ニ)から成り、垂直に起立したスタッド本体(ハ)にパネル(イ)の側縁を当てがって、押え(ニ)をネジ止めして固定している。
【0004】
スタッド本体(ハ)は角型断面の長尺材を成すと共に片側には当り(ホ)、(ホ)を有し、この当り(ホ)、(ホ)にパネル(イ)、(イ)の側縁を当てた状態で押え(ニ)をネジ止めするならば、パネル側縁を上記当り(ホ)とで挟み込むことが出来る。この場合、押え(ニ)は十分にネジ止めしてパネル(イ)が安定して連結されることが必要であるが、所定の厚みを持った長尺状の押え(ニ)をネジ止めするならば、強度が不足して反り変形してしまう。従って、押え(ニ)を固定する為のネジ(ヘ)、(ヘ)…の本数を多くしなくてはならない。
【0005】
押え(ニ)は上記のように複数本のネジ(ヘ)、(ヘ)…にて固定されるが、ネジ(ヘ)をスタッド本体(ハ)に形成したネジ溝に螺合する作業は面倒であり、押え(ニ)の反り変形を防止する為に、より多数本のネジ(ヘ)、(ヘ)…を螺合するならば作業工数は一段と大きくなって間仕切り等の据付コストが嵩んでしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、パネルの縁を挟み込んで連結する場合には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、本体と押えの2ピース構造の連結形態であって、押えの反り変形がなく、簡単にネジ止めしてパネルを連結することが出来るパネル連結構造を提供する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明のパネル連結構造は本体と押えの組み合わせで構成する2ピース構造で、本体は概略T型断面を成す長尺材であり、押えも概略T型断面をした長尺材となっている。本体は基部の片側に当りを有し、パネル縁は該当りに当って押えをネジ止めすることにより押圧・固定される。基本的な連結構造は前記図4に示した従来例と共通するが、本発明の特徴は押えを概略T型断面とした点である。
【0008】
押えがT型断面の長尺材である為に、曲げ強度は高くなって反り変形がなく、固定する為のネジの本数は少なくて済む。本体の基部にはネジ溝が形成されていて、該ネジ溝にネジが螺合して押えを固定する。この場合、概略T型の押えに形成している嵌合片はネジ溝に嵌り、この状態でネジ止めがなされ、本体の当りと押えにて挟まれるパネルの厚さが違っても押えて連結することが出来る。以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
図1(a)、(b)は本発明のパネル連結構造を示す実施例であり、(a)は厚めのパネル1a、(b)は薄めのパネル1bを連結する場合を示している。同図に示す連結形態はパネル1a,1a、及びパネル1b,1bが上下方向に連結されている場合であって、上下パネル1a,1a、及び1b,1b間の連結部材は水平に配置されているが、スタッドとして使用するならば垂直に起立して据付けられる。
【0010】
ところで連結部材2aは上下パネル1a,1a、及び連結部材2bは上下パネル1b,1bの間に介在し、これら連結部材2a,2bは本体3と押え4の組合せで構成する2ピース構造を成している。本体3は概略T型断面の長尺材であり、基部5の片端に両当り6,6を垂直に延ばしている。そして基部5の他端側にはネジ溝7が連続して設けられている。
【0011】
一方、押え4も概略T型断面の長尺材であり、中央には嵌合片8が垂直に延びていて、該嵌合片8は上記基部5のネジ溝7に嵌っている。押え4には嵌合片8が延びている為に、該押え4の位置決めが正しく行われ、この状態で押え4の中央にネジ9を挿入してネジ溝7に螺合する。押え4は本体3の基部5に固定されて、当り6と押え4にてパネル1が挟み込まれて連結される。
【0012】
ここで、押え4をネジ締めするならば、該押え4はパネル面に当るが、嵌合片8が延びて概略T型断面を成している為に曲げ強度は高くなり、反り変形は抑えられる。ここで、ネジ9が挿通する箇所の嵌合片8は切欠かれて、ネジ溝7にネジ9が螺合することが出来る。ネジ9は基部5の仕切り10を貫通して螺合することもある。同図の11はゴムを示し、パネル面との間にゴム11を介して押え4を取着している。これは押え4とパネル面間だけでなく、本体3の当り6とパネル面間にもゴムを介在することが出来、クリーンルームのような気密性を高める必要のあるパネル連結に適している。
【0013】
図1(a)に示すパネル連結構造は厚手のパネル1a,1aを連結しているが、(b)に示している連結構造は薄手のパネル1b,1bを連結した場合である。本発明の連結部材2ではパネルの厚さに影響されることなく、本体3の当り6と押え4にて挟み込んで連結することが出来る。(a)では基部5の幅一杯に相当するパネル厚さであるが、(b)では基部5の幅よりパネル厚さは小さくなっている。その為に、ネジ溝7に嵌る嵌合片8は奥まで届いている。
【0014】
ところで、押え4はネジ9をネジ溝7に螺合して取付けられるが、このネジ9の両側を削除して平坦面とした概略長方形断面のネジを使用することが出来る。このネジ9を示す具体例が図2であり、互いに平行な両平坦面12,12が形成され、又両平坦面12,12間にネジ部13,13を有している。そして、両平坦面12,12間距離Mはネジ溝7の幅より僅かに小さくなっていて、ネジ溝7に挿入可能な寸法である。
【0015】
図3は図2に示したネジ9の使用方法を示した場合であり、(a)はネジ溝7にネジ9が挿入した状態である。両平坦面12,12はネジ溝7に沿って挿入され、押え4をパネル面に押えた状態でネジ9を90°回転する。(b)はネジ9が90°回転してネジ溝7に係合した場合であり、このようにワンタッチで押え4のネジ止めが行われる。
【0016】
以上述べたように、本発明のパネル連結構造は概略T型断面の本体と、同じく概略T型断面の押えを用い、本体の基部に形成したネジ溝に押えの嵌合片を嵌めてパネルを挟み込んでネジ止めしたものであり、次のような効果を得ることが出来る。
【0017】
【発明の効果】
本発明の連結構造に使用する連結部材は概略T型断面の本体と概略T型断面の押えの組合せで構成する2ピース構造である。そして押えは嵌合片を有し、本体基部のネジ溝に嵌ってネジ止めされるが、嵌合片を有すことで押えの曲げ強度は高くなり、ネジ締めに伴ってパネルを挟み込んでも反り変形することはなくなる。又、嵌合片がネジ溝に嵌ることで押えの位置決めが正しく行われ、パネル縁が正しく押えられる。
【0018】
そして、押えに嵌合片を延ばして概略T型断面としたことで、曲げ強度が高くなって反り変形を無くすことが出来ることから、押えを取付ける為のネジ本数は少なくて済む。又、ネジの対向する両側を切欠いて平坦面を形成することで、該ネジをネジ溝に挿入すると共に90°回転することで、ワンタッチで押えのネジ止めが行われる。勿論、押えを外す場合も同じであり、作業性が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネル連結構造を示す実施例。
【図2】押えを取付けるネジの具体例。
【図3】図2のネジを使用した押えの取付け方。
【図4】従来のパネル連結構造。
【符号の説明】
1 パネル
2 連結部材
3 本体
4 押え
5 基部
6 当り
7 ネジ溝
8 嵌合片
9 ネジ
10 仕切り
11 ゴム
12 平坦面
13 ネジ部
Claims (3)
- パネルの縁を連結部材で挟み込んで連結するパネル連結構造において、連結部材は本体と押えを組合せた2ピースで構成し、本体はネジ溝を形成した基部と両当りから成る概略T型断面を有し、押えは中央に嵌合片を延ばした概略T型断面を成し、上記嵌合片はネジ溝に嵌めると共に嵌合片
を切欠いた切欠き部にネジを挿入して基部のネジ溝に螺合することで押えを取付け・固定したことを特徴とするパネルの連結構造。 - 上記当り及び押えにゴム等の気密材をパネル面との間に介在した請求項1記載のパネルの連結構造。
- 上記ネジの対向する両側を平坦面とし、平坦面間距離をネジ溝より小さくし、ネジ溝に挿入すると共に90°回転してネジ止めした請求項1、又は請求項2記載のパネルの連結構造。
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