JP4829195B2 - オゾン注入制御方法及び水処理装置 - Google Patents

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本発明は、オゾンを利用して環境水、あるいは下水処理水、工場廃水等の浄化処理を行う水処理装置に関する。
都市環境において健全な水循環を実現することを目的に、下水処理水の再利用や、廃水の再生利用が盛んに行われている。そして、オゾンがフッ素に次いで強力な酸化力を有するという特徴を利用して、オゾンガスを水中に散気することにより殺菌、脱色、脱臭、有機物もしくは無機物の酸化除去等を行う水処理が広く行われている。また、従来の塩素殺菌の代替プロセスとして酸化力の強いオゾン処理を導入することで、クリプトスポリジウムに代表される消毒耐性の強い病原性微生物の殺菌にも効果を挙げている。
オゾンを利用して浄化処理を行う際のオゾンの供給量としては、被処理水に対して過剰に供給することもできるが、オゾンの効率的な利用のためには必要当量のオゾンを供給することが望ましい。また、突発的にオゾンと反応性が高い還元性物質が想定以上の量で被処理水に混入した場合には、それに見合う量のオゾンを供給する必要が生じる。
このような問題に対して、例えば、下記特許文献1には、水中に含まれる環境ホルモンを分解するための水処理方法及び水処理装置が開示され、環境ホルモン含有水とオゾン含有ガスとをラインミキサーで混合し、オゾン含有ガスがラインミキサーに流入した時点から所定時間で移動する位置に溶存オゾン濃度計を設けて、その溶存オゾン濃度計の測定値に基づいて、オゾン含有ガスの供給量を制御することが記載されている。
また、図2には、従来のオゾン注入制御方法を利用する一般的な水処理装置の概略構成図を示す。被処理水である環境水、あるいは下水処理水をオゾン接触槽60に導入し、オゾン発生手段61からオゾンガスを注入する。オゾンの注入にはセラミクス製の多孔板(散気板)などが用いられる。原水へのオゾン注入量の制御は、オゾン接触槽60からの出口側に溶存オゾン濃度測定装置63を有する溶存オゾン濃度検出手段64を設け、溶存オゾン濃度の計測値が所定の値を維持するように、オゾン発生量制御手段65でオゾン発生手段61のオゾンの発生量を制御する。
このように、従来のオゾン注入制御方法では、オゾン処理後の被処理水の溶存オゾン濃度に基づくフィードバック制御を利用することが一般的であった。
特開2003−126876号公報
しかしながら、従来のフィードバック制御では、原水の急激な水質変動に対して制御に遅れが生じるという問題があった。すなわち、一般的なオゾン接触装置において、被処理水のオゾン接触領域での理論滞留時間は15分〜20分であるため、オゾン不足が溶存オゾン濃度に反映されてこれが検出されるまでには、時間を要する。したがって、水質変動が激しいと安定化には時間を要し、その間オゾン接触装置内ではオゾン注入不足といった好ましくない処理状況になってしまうという問題があった。また、溶存オゾン濃度のみに依存した制御方法では、水質変動によってどの程度のオゾン供給不足が生じているかを判定することができず、その不足分に見合うオゾンを即座に供給するように制御することができなかった。
したがって、本発明の目的は、被処理水中にオゾンを注入し、脱色・殺菌等の浄化処理を行う水処理装置において、特に原水中にオゾンと反応性が高い還元性物質が突発的に流入した場合でも、制御遅れを最小限に留め、安定的に十分なオゾンを供給するオゾン注入制御方法並びにこれを利用する水処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のオゾン注入制御方法は、導入領域から被処理水を接触領域に導入し、前記接触領域にオゾンを注入して、被処理水と前記オゾンとを接触させ、該オゾン接触後の被処理水を送出領域に送出する、オゾンによる水処理方法において、前記導入領域での被処理水中の還元性物質の濃度を測定して該還元性物質濃度に基づいて第1オゾン注入値を求め、前記送出領域での被処理水の溶存オゾン濃度の最低限度値として予め設定した指針値と、前記送出領域での被処理水の溶存オゾン濃度の測定値との差分に基づいて第2オゾン注入値を求め、前記第1及び第2オゾン注入値の合計値に基づいて前記接触領域に注入するオゾンの注入量を決定することを特徴とする。
本発明のオゾン注入制御方法においては、オゾン処理前の被処理水中の還元性物質濃度に基づいて第1オゾン注入値を求め、且つ、オゾン処理後の被処理水中の溶存オゾン濃度に基づいて第2オゾン注入値を求める。そして、それら第1及び第2オゾン注入値の合計値に基づいてオゾンの注入量を決定する。その結果、原水中の還元性物質濃度と、オゾン処理後の被処理水中の溶存オゾン濃度との双方の情報をオゾン注入量に反映させることができ、従来に比べ、精度の高い制御が可能となる。また、原水中に還元性物質が突発的に流入した場合でも、その変化を即座にオゾン注入量に反映させることができる一方で、有機物等その他のオゾン消費成分の変動に対しては、オゾン処理後の被処理水中の溶存オゾン濃度をフィードバックして注入量を決定するので、必要とされるオゾンを安定的に供給することができる。
本発明のオゾン注入制御方法においては、前記還元性物質が無機性還元性物質であることが好ましい。また、前記還元性物質が亜硝酸イオン及び亜硫酸イオンから選ばれた少なくとも1種であることが好ましい。これによれば、下水処理水や工場廃水に混入する亜硝酸イオンや亜硫酸イオンに応じた制御を施すことができる。
一方、本発明の水処理装置は、被処理水中の還元性物質の濃度を検出しその濃度に応じた第1の信号を発信する還元性物質濃度検出手段と、被処理水にオゾンを供給して接触させるオゾン供給接触手段と、被処理水中の溶存オゾンの濃度を検出しその濃度に応じた第2の信号を発信する溶存オゾン濃度検出手段と、オゾン発生量を制御するオゾン発生量制御手段とを備え、前記還元性物質濃度検出手段と、前記オゾン供給接触手段と、前記溶存オゾン濃度検出手段とは、その順に連通して被処理水が流れるように配され、前記オゾン供給接触手段は、被処理水が滞留するオゾン接触槽と、オゾンを発生するオゾン発生手段とを備え、前記オゾン発生量制御手段は、前記還元性物質濃度検出手段から受信した前記第1の信号に基づいて第1オゾン注入値を求め、前記被処理水の溶存オゾン濃度の最低限度値として予め設定した指針値と、前記溶存オゾン濃度検出手段から受信した第2の信号に基づいて求めた前記被処理水の溶存オゾン濃度の測定値との差分に基づいて第2オゾン注入値を求め、前記第1及び第2オゾン注入値の合計値に基づいて前記オゾン接触槽に注入するオゾンの注入量を決定し、この注入量となるように前記オゾン発生手段からのオゾン発生量を制御することを特徴とする。
本発明の水処理装置によれば、オゾン処理前の被処理水中の還元性物質の濃度を検出して、その濃度に応じた第1オゾン注入量を求め、また、オゾン処理後の被処理水中の溶存オゾンの濃度を検出して、その濃度に応じた第2オゾン注入値を求め、第1及び第2オゾン注入値の合計値に基づいて接触領域に注入するオゾンの注入量を決定し、この注入量となるようにオゾン発生手段からのオゾン発生量を制御するので、原水中の還元性物質濃度と、オゾン処理後の被処理水中の溶存オゾン濃度との双方の情報に基づいて、適切な量のオゾンを供給することができ、オゾン接触槽で必要とされるオゾン濃度を安定して維持することができる。
本発明によれば、原水中に突発的に還元性物質が流入した場合にも、即座にオゾン注入量を追従させることができるので、オゾンによる酸化効果が維持され、安定した水処理が可能となる。そして、処理水の水質安全性の確保等が可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図1を参照しながら説明する。図1には、本発明のオゾン注入制御方法を利用する水処理装置の一実施形態を示す概略構成図が示されている。
図1に示すように、この水処理装置は、還元性物質濃度測定装置10を備える還元性物質濃度検出手段15と、被処理水が滞留するオゾン接触槽20とオゾンを発生するオゾン発生手段21とを備えるオゾン供給接触手段25と、溶存オゾン濃度測定装置30を備える溶存オゾン濃度検出手段35と、オゾン発生量を制御するオゾン発生量制御手段45とから主に構成されている。そして、上記の還元性物質濃度検出手段15と、オゾン供給接触手段25と、溶存オゾン濃度検出手段35とを、その順に被処理水が送液されるように送液用配管Lが配設されている。送液は図示しない送液ポンプによっておこなう。
被処理水である原水をオゾン接触槽20に導入するための送液用配管L1には、その途中に外部から被処理水に接触できるように接触部50が設けられている。還元性物質濃度検出手段15は、この接触部50を介して被処理水をサンプリングするか、又は接触部50にセンサーを配する等の方法により、還元性物質濃度検出手段15を構成する還元性物質濃度測定装置10が還元性物質濃度を常に監視できるようにされている。還元性物質濃度測定装置10としては、紫外線吸収量を測る方式や、反応試薬を用いた比色式、イオンクロマトグラフィーを利用する方式を用いた一般的な測定装置を用いることができる。
なお、上記の送液用配管L1は、本発明のオゾン注入制御方法における「導入領域」に属している。
更に、還元性物質濃度検出手段15においては、測定の結果を電気信号等に変換し、その信号(本発明における第1信号)を、後述するオゾン発生量制御手段45に送信するようになっている。
一方、被処理水をオゾン接触槽20から排水するための送液用配管L2には、その途中に被処理水と外部から接触できるように接触部51が設けられている。溶存オゾン濃度検出手段35は、この接触部51を介して被処理水をサンプリングするか、又は接触部51にセンサーを配する等の方法により、溶存オゾン濃度検出手段35を構成する溶存オゾン濃度測定装置30が溶存オゾン濃度を常に監視できるようにされている。溶存オゾン濃度測定装置30としては、試験対象液中のオゾンによる紫外線の吸収、すなわち紫外吸光を測る方式や、隔膜ポーラロ電極を用いた方式による一般的な測定装置を用いることができる。
なお、上記の送液用配管L2は、本発明のオゾン注入制御方法における「送出領域」に属している。
更に、溶存オゾン濃度検出手段35は、周知の技術を利用した手段(図示せず)によって測定の結果を電気信号等に変換し、その信号(本発明における第2信号)をオゾン発生量制御手段45に送信するようになっている。
次に、オゾン供給接触手段25について説明する。
オゾン供給接触手段25は、被処理水が滞留するオゾン接触槽20と、オゾンを発生するオゾン発生手段21とを備えている。オゾン接触槽20には、上記の送液用配管L1を通して被処理水が導入される。処理水量規模は、10m3/日から数千m3/日の規模とすることができる。なお、このオゾン接触槽20は、本発明のオゾン注入制御方法における「接触領域」に属している。
オゾン発生手段21としては、従来公知のものを適宜使用することができる。オゾン発生手段21からは、発生したオゾンガスをオゾン接触槽20に供給するためのオゾン供給用配管L3が設けられ、オゾン接触槽20に接続されている。そして、オゾン供給用配管L3を通して供給されるオゾンは、同配管L3の先端に装着された散気装置22を通して、多数の細かい気泡となってオゾン接触槽20内の被処理水中に供給される。
散気装置22には、セラミクス、ガラス、あるいは金属焼結体の多孔板、あるいは円筒管(散気筒)など、一般的に水中へのガス分散に用いられるものを任意に使用できる。オゾン接触槽20に導入されたオゾンは、出入りする水の流れと気泡の上昇(浮力)により被処理水と混合される。また、接触槽20に攪拌手段を設けて混合してもよい。
次に、オゾン発生量を制御するオゾン発生量制御手段45について説明する。
オゾン発生量制御手段45は、上記の還元性物質濃度検出手段15と、上記の溶存オゾン濃度検出手段35とがそれぞれ発信する信号を受信する。そして、還元性物質濃度検出手段15から受信した第1の信号に基づいて、オゾン発生量制御手段45に配された演算手段(図示せず)により、還元性物質濃度に応じた第1オゾン注入値が求められる。また、溶存オゾン濃度検出手段35から受信した第2の信号に基づいて、オゾン発生量制御手段45に配された演算手段(図示せず)により、被処理水中の溶存オゾン濃度に応じたオゾン注入値が求められる。
そして、オゾン発生量制御手段45においては、上記第1オゾン注入値及び上記第2オゾン注入値の合計値に応じた最終的なオゾン注入量が決定され、そのオゾン注入量に応じたオゾン発生量となるように、上記オゾン発生手段21に作動信号を送る。このオゾン注入量は、本発明のオゾン注入制御方法における「接触領域に注入するオゾンの注入量」に相当する。
こうして、上記オゾン発生手段21から適切な量のオゾンが供給され、配管L3、散気装置22を通して、オゾン接触槽20内に滞留する被処理水中に多数の細かい気泡となって供給される。
以上により、原水中の還元性物質濃度と、オゾン処理後の被処理水中の溶存オゾン濃度との双方の情報をオゾン発生手段に伝えて、被処理水へのオゾン注入量に反映させることができる。
以下には、本発明のオゾン注入制御方法の一態様について説明し、本発明について具体的に説明する。
まず、オゾンを利用して浄化処理を行う水処理装置におけるオゾンの収支について概説すると、被処理水に注入されたオゾンは、オゾン消費成分との反応や自己分解により消費される。ここで、十分なオゾン注入量を与えると、未反応のオゾンは処理水中に溶存オゾンの状態で残留する(余剰オゾン)。また、オゾンの一部は被処理水中に吸収されずに排オゾンとして系外に排出される。その収支式を下記(1)式に示す。
上記の収支式中、X1は原水の水質に依存する項であり、X2は水温や原水のpHが影響因子となる。また、X4は接触装置構造や接触時間に依存するものであり、一般的には注入したオゾン量の5〜15%程度(オゾン吸収効率として85〜95%)である。そして、従来のフィードバック制御では、上記X3の値を監視し、その値を規定の値に保つことで、その時の原水水質に対して必要十分なオゾン注入量(X1+X2)を維持する方法であるといえる。
X1については、更に、下記(2)式に示す収支式に細分することができる。
一般に、下水処理水や工場廃水の場合、原水中に突発的に還元性の物質が混入することがある代表的な還元性物質は、生物処理による硝化反応が不十分だった場合に残存する亜硝酸イオン(亜硝酸性窒素NO2)である。したがって、上記XA1には亜硝酸イオンなどが該当し、これらは有機の還元性物質に由来する消費量XB1に比べてオゾンの反応性が高く、かつ突発的に変動しやすい消費成分であると言える。
従来のフィードバック制御では、原水中の水質変動による消費変化を総括的に、すなわち(X1+X2)としてのみ捉えており、水質が急激に変動した場合に、制御遅れが生じやすいと言える。
これに対し、本発明のオゾン注入制御方法によれば、オゾン消費性が高い成分、すなわちXA1の挙動に着目し、その変動に対していち早く応答することができる。
以下には、原水中の亜硝酸イオン濃度の変動に基づいたオゾン注入制御の一態様について説明し、本発明について更に具体的に説明する。
亜硝酸イオンとオゾンとの反応は、下記(3)式に示す化学反応式によって表される。
亜硝酸イオンは、オゾンと優先的、かつ速やかに反応し、上記反応式が示すように、反応に要するオゾンの量は、ほぼ亜硝酸イオンと等量である。したがって、上述した本発明の水処理装置の還元性物質濃度検出手段15により亜硝酸イオンを検出し、その検出された亜硝酸イオンと当量の値が、第1オゾン注入値A(mg/L)として求められる。また、適宜、オゾン処理条件に応じて一定の比率kで乗じたオゾン注入値、kA(mg/L)とすることもできる。一方、溶存オゾン濃度の最低限度値を指針値として設定する。この指針値は、一般的にフィードバック制御における指針値と同義であり、水処理装置に求める殺菌力や酸化力に応じて任意に設定すればよい。そして、与えられた溶存オゾン濃度の指針値を維持するように、上記の溶存オゾン濃度検出手段35により検出された溶存オゾン濃度と指針値との差分量が、第2のオゾン注入値B(mg/L)として求められる。なお、溶存オゾン濃度が指針値以上である場合は、オゾン注入値B(mg/L)は値ゼロとされる。そして、第1オゾン注入値A(又はkA)と第2オゾン注入値Bとの合計値に基づいて、オゾン発生手段21からオゾン接触槽20に注入されるオゾン量が決定される。
本発明において、上記還元物質濃度及び溶存オゾン濃度に基づく信号、情報の送受信、処理、加工、演算等は、周知の手段を適宜用いておこなうことができる。
本発明のオゾン注入制御方法を利用する水処理装置の一実施形態を示す概略構成図である。 従来のオゾン注入制御方法を利用する水処理装置の概略構成図である。
符号の説明
10:還元性物質濃度測定装置
15:還元性物質濃度検出手段
20,60:オゾン接触槽
21,61:オゾン発生手段
22,62:散気装置
25:オゾン供給接触手段
30,63:溶存オゾン濃度測定装置
35,64:溶存オゾン濃度検出手段
45,65:オゾン発生量制御手段
50、51:接触部
L,L1,L2:送液用配管
L3:オゾン供給用配管

Claims (4)

  1. 導入領域から被処理水を接触領域に導入し、前記接触領域にオゾンを注入して、被処理水と前記オゾンとを接触させ、該オゾン接触後の被処理水を送出領域に送出する、オゾンによる水処理方法において、
    前記導入領域での被処理水中の還元性物質の濃度を測定して該還元性物質濃度に基づいて第1オゾン注入値を求め、
    前記送出領域での被処理水の溶存オゾン濃度の最低限度値として予め設定した指針値と、前記送出領域での被処理水の溶存オゾン濃度の測定値との差分に基づいて第2オゾン注入値を求め、
    前記第1及び第2オゾン注入値の合計値に基づいて前記接触領域に注入するオゾンの注入量を決定することを特徴とするオゾン注入制御方法。
  2. 前記還元性物質が無機性還元性物質である請求項1記載のオゾン注入制御方法。
  3. 前記還元性物質が亜硝酸イオン及び亜硫酸イオンから選ばれた少なくとも1種である請求項2記載のオゾン注入制御方法。
  4. 被処理水中の還元性物質の濃度を検出しその濃度に応じた第1の信号を発信する還元性物質濃度検出手段と、被処理水にオゾンを供給して接触させるオゾン供給接触手段と、被処理水中の溶存オゾンの濃度を検出しその濃度に応じた第2の信号を発信する溶存オゾン濃度検出手段と、オゾン発生量を制御するオゾン発生量制御手段とを備え、
    前記還元性物質濃度検出手段と、前記オゾン供給接触手段と、前記溶存オゾン濃度検出手段とは、その順に連通して被処理水が流れるように配され、
    前記オゾン供給接触手段は、被処理水が滞留するオゾン接触槽と、オゾンを発生するオゾン発生手段とを備え、
    前記オゾン発生量制御手段は、前記還元性物質濃度検出手段から受信した前記第1の信号に基づいて第1オゾン注入値を求め、前記被処理水の溶存オゾン濃度の最低限度値として予め設定した指針値と、前記溶存オゾン濃度検出手段から受信した第2の信号に基づいて求めた前記被処理水の溶存オゾン濃度の測定値との差分に基づいて第2オゾン注入値を求め、前記第1及び第2オゾン注入値の合計値に基づいて前記オゾン接触槽に注入するオゾンの注入量を決定し、この注入量となるように前記オゾン発生手段からのオゾン発生量を制御することを特徴とする水処理装置。
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