JP4828978B2 - 遊技場用監視システム - Google Patents

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本発明は、遊技機に対応して設けられた撮像手段により、遊技者毎の遊技領域における所定の監視領域を監視する遊技場用監視システムに関する。
パチンコホールなどの遊技場では、遊技者は、遊技に伴い遊技媒体を獲得し、その獲得した遊技媒体を収容した玉箱を積上げて遊技を行っている。また、遊技者は、遊技の途中でトイレや食事などの休憩のため、離席することがあるが、その場合には、積上げた玉箱が盗難に遭うかもしれないと、常に不安を抱きながら離席していた。
特開2002−292078号
従来から、不正行為により遊技媒体を獲得する不正行為者を発見する監視システムは多数提案されており、例えば特許文献1には、不正検出毎に遊技者を撮像し、不正行為者の情報を蓄積する旨が記載されている。
しかしながら、この種の監視システムでは、上述したような遊技者が離席時の玉箱の盗難までは対処できないのが実情である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者が離席時の盗難に対処することが可能となる遊技場用監視システムを提供することにある。
請求項1の発明によれば、遊技者が遊技機から離れる場合は、制御手段に対して監視開始操作を実行する。制御手段は、監視開始操作が行われたときは、盗難監視モードを実行し、撮像手段が撮像した画像を記録手段に記憶するようになる。これにより、遊技者毎の遊技領域における所定の監視領域に位置する例えば玉箱の周辺画像が記憶されるようになる。
遊技機から離れていた遊技者が席に戻り、記録画像を再生したい場合は、制御手段に対して再生操作を実行する。制御手段は、再生操作が行われたときは、記録手段に記録された画像を表示手段に再生表示する。これにより、遊技者は、席から離れていた間における玉箱の様子を確認することができるので、玉箱が盗難されたかを確認することができる。
また、遊技者が獲得している獲得遊技媒体数が少ない状態では、盗難の可能性が低いことから、このような状態を撮像して記憶するという無駄な撮像処理を効果的に排除することができる。
ところで、本発明を実施した場合、遊技者が遊技機に対する不正が見つからないように盗難監視モードを開始させた状態で不正することが考えられる。
しかしながら、請求項の発明によれば、このような不正が行われた場合は、遊技機の稼働状態が通常と異なることから、制御手段は、不正の可能性があると判断し、盗難監視モードから撮像手段により遊技者を撮像して記録する遊技者監視モードに移行するので、不正行為者による不正を見逃すことなく発見することができる。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。図1は、システム全体を概略的に示している。この図1において、遊技機1に対応して台毎表示端末(記録手段、有効化手段、制御手段に相当)2及び呼出ランプユニット3が設置されている。2台の台毎表示端末2及び呼出ランプユニット3に対応してIOインタフェース4が設置されており、管理装置(管理手段に相当)5は、IOインタフェース4を介して図示しない入力手段に入力した遊技情報信号に基づいて遊技機1の稼動状態及び台毎表示端末2の売上状態を管理するようになっている。
遊技機1にパチンコ玉がアウト玉として10個打ち込まれる毎に、アウト玉数(盤面への発射パチンコ玉数)を示すアウト信号(パチンコ台1に付随して設置されたアウト玉回収器から出力される信号を代用可能)が出力される。また、遊技機1からパチンコ玉がセーフ玉として10個払い出される毎に、セーフ玉数(払出パチンコ玉数)を示すセーフ信号(パチンコ台1に付随して設置されたセーフ玉補給器から出力される信号を代用可能)が出力される。
また、パチンコ玉がスタート入賞孔への入賞に基づいて発生するスタート(図柄変動、所定のゲーム、役物駆動、大当たり抽選など)に応じてスタート信号が出力(入賞孔への入賞により出力されてもよい)され、そのスタートに基づいて、所定の確率で大当たりや確率変動などの特別状態が発生すると、大当たり信号或いは特別状態信号が出力される。
呼出ランプユニット3は、対応する遊技機1の稼働状態を収集して出力すると共に、遊技機1の稼働状態に応じて所定のランプを点灯或いは点滅したり、呼出ボタンに対する操作に応じて呼出ランプを点灯したりする。
図2は、台毎表示端末2の斜視図である。この図2において、台毎表示端末2には会員カード挿入口6が設けられている。会員カードは、会員登録された遊技者に対してIDカードとして発行されるもので、その会員カードを利用して遊技することにより、各種サービス(貯玉、再プレイ、情報提供)を受けることができる。液晶表示器からなる情報表示部(表示手段に相当)7はタッチパネルを有しており、会員に対して現在遊技している遊技機1の遊技データ或いは所望の遊技機1の遊技データを表示するもので、これらの遊技データに基づいて遊技機1を選択する目安としたり、現在遊技している遊技機1の遊技を継続するかの判断を行ったりすることが可能となっている。また、台毎表示端末2は台間玉貸機の機能を有しており、会員カードから会員情報を読取った状態で払出しボタンが操作されたときは、予め貯玉されている遊技媒体から単位玉数をノズル8から遊技機1に払い出すようになっている。尚、硬貨投入口9に硬貨を投入することによっても遊技媒体の払出しに応じて貸出信号を出力する構成となっている。
ここで、情報表示部7の端部には台毎カメラ(撮像手段に相当)10が設けられている。この台毎カメラ10は、遊技機1で遊技する遊技者を後述する所定タイミングで撮像すると共に遊技者による操作に応じて設定された所定の監視領域を撮像するもので、その撮像画像を管理装置5へ送信したり、台毎表示端末2に内蔵された記憶手段としてのハードディスク(図示せず)に記憶したりする機能を有している。この場合、台毎カメラ10は、制御装置によりパン(左右方向の首振り)及びチルト(上下方向の首振り)されることによりモードに応じて撮像領域を自動的に変更したり、遊技者による操作に応じて変更可能となっている。
次に上記構成の作用について説明する。
遊技者が遊技を開始し、遊技機1に打ち込んだパチンコ玉がアウト玉として10個排出される毎に、パチンコ台1側からアウト信号が出力される。また、遊技機1からパチンコ玉がセーフ玉として10個払い出される毎に、セーフ信号が出力される。また、スタートに応じてスタート信号が出力され、そのスタートに基づいて、所定の確率で大当たりや確率変動などの特別状態が発生すると、大当たり信号或いは特別状態信号が出力される。
台毎表示端末2は、対応する遊技機1側から出力される各種信号に基づいて当該遊技機1に対して不正条件が成立したと判断したきは、遊技機1に対して不正が行われたことを検出したと判断し、遊技者監視モードを実行する。この遊技者監視モードでは、遊技者の撮像画像と不正内容を示す信号を管理装置5へ出力するもので、台毎カメラ10のパン角度及びチルト角度が予め設定された角度と異なるときは、台毎カメラ10の撮像領域が遊技者側となるようにパン角度及びチルト角度を予め設定された角度に調整するようになっている。
管理装置5は、台毎表示端末2から信号を受信したときは、その信号が示す画像と不正内容とを示す新規レコードを不正履歴ファイルに作成する。このとき、管理装置5は、新規レコードを作成する際に、受信した画像と記憶している画像とを照合する。このような照合は、遊技者の顔の目、鼻、口等の形状や配置の個人差の特徴点を抽出して比較するもので、現在の認識技術を用いることにより高い認識精度を得ることができる。特に本実施例では、遊技者は遊技機1に向かって正対した状態で遊技しており、台毎カメラ10により撮像された顔の向きや大きさが一定となることから、十分に高い認識精度を得ることができる。
管理装置5は、人物認識の結果、受信した画像の人物と同一人物の画像がない場合は、その画像について不正履歴ファイルに新規の遊技者IDを登録する。
図3は、不正履歴ファイルの一例を示している。この図3において、不正履歴ファイルは、発生番号、発生時刻、台番号、不正内容、遊技者IDからなる。図3に示す例では、9時10分に51番台で不正検出し、その不正内容は「ドア開」である。この場合、最初の不正検出であることから、遊技者IDは「1」となる。同時に、遊技者IDに対応して台毎カメラ10による撮像画像を保存する。
次に、9時20分に不正を検出し、新規レコードを作成すると共に、台毎カメラ10の画像に基づく人物認識により遊技者の画像が保存されているかを判断する。この場合、画像が保存されていないと判断し、遊技者IDとして「2」を設定すると共に、遊技者IDに対応して画像を保存する。
尚、台毎カメラ10の画像に基づいて人物を認証し、遊技者IDを与える構成については特開2005−40208号公報に開示されている。
従って、不正履歴ファイルに基づいて遊技者の不正を検出することが可能となるものの、例えば従業員が遊技機1のドアを開放した場合、或いはセーフ玉が一時的に集中した場合、或いは大当たりが一時的に集中した場合であっても不正の可能性があると判断してしまうことから、1回の不正検出で不正が発生したと判断することは不正行為を誤検出する虞がある。
そこで、管理装置5は、不正を検出した際に、画像認識により台毎カメラ10で撮像された人物と同一人物の画像がある場合は、同一人物の画像IDを新規レコードに記憶するようになっている。図3に示す例では、9時25分に不正を検出し、そのときの遊技者IDとして「3」を設定するのに続いて、9字28分に不正を検出し、そのときの人物認識した人物が遊技者ID「3」の人物と同一であったと判断したことから、この場合の遊技者IDとして「3」を設定する。このとき、台毎カメラ10による遊技者の画像を誤認識も考慮して記憶してもよい。
さて、遊技店の従業員は、管理装置5に対する操作により不正履歴を表示画面に表示することができる。この場合、管理装置5の表示画面は2つの画像を同時に表示可能となっており、一方の分割画面には通常の不正履歴画面が表示され、他方の分割画面には画像画面が表示される。
図4は、管理装置5の表示画面に表示された不正履歴画面を示しており、図3に示した不正履歴ファイルの内容を表示するようになっている。この図4に示すように、不正履歴画面には、日付入力部11、不正種類選択部12、表示選択部13、不正履歴表示部14が設定されている。日付入力部11には今日の日付を直接入力する。不正種類選択部12は、「全て」、「ドア開」、「データ異常1」、「データ異常2」の何れかを選択可能となっている、表示選択部13は、「発生順」、「台番順」、「抽出」の何れかを選択可能となっている。
上述の「ドア開」、「データ異常1」、「データ異常2」の不正内容は以下の通りである。
Figure 0004828978
但し、通常状態とは遊技機1が大当たりや、確率変動等の特別状態でない状態、ベースとは遊技機1の通常状態における出玉率(通常時セーフ÷通常時アウト×100)のことである。
図4に示す不正履歴画面は、不正種類として「全て」が選択され、表示として「発生順」が選択された状態を示している。この不正履歴画面から、9時10分に51番台で「ドア開」がID「1」の遊技者の遊技状態で発生し、9時20分に123番台で「データ異常2」がID「2」の遊技者の遊技状態で発生し、9時25分、9時28分に125番台で「ドア開」がID「3」の遊技者の遊技状態で連続して発生したことが分る。また、例えばID「1」の遊技者が遊技する51番台では、9時30分にも「データ異常1」が発生し、さらに、ID「1」の遊技者は51番台から55番台に移動し、10時に「ドア開」の異常が発生したことが分る。
一方、管理装置5の表示画面には、上述した不正履歴画面に対応して画像画面が同時に表示される。
図5は、図4に示す不正履歴画面に対応した画像画面の一例を示している。この図5に示すように、画像画面には、発生番号、遊技者画像、台番号、発生時刻、不正内容が表示される。この場合、遊技者画像は、図4に示す不正履歴画面の遊技者IDに対応して保存されている画像が表示される。
尚、図4に示す不正履歴画面上の任意のレコード上にカーソルを位置すると、図5に示す当該レコードに対応した画像画面の画像に図示しない所定のマークが付けられるようになっており、注意人物の特定が容易となっている。また、不正履歴画面が次の画面に切替えられたときは、対応する画像画面も自動的に切替えられるようになっている。また、管理装置5の表示画面には、不正履歴画面と画像画面が同時に表示されるものの、一つのカーソルしか存在しないようになっている。
ところで、本実施例では、上述した遊技者監視モードに加えて、遊技者の操作に応じて例えば椅子の足元に積上げた玉箱の盗難監視を行う盗難監視モードも実行可能となっており、以下、盗難監視モードについて説明する。
図6は、台毎表示端末2の動作のうち盗難監視モードに関連した基本動作を示している。この図6に示すように、台毎表示端末2は、監視モード開始処理(S1)と監視モード中処理(S2)を順に実行するもので、それらの処理を繰返して実行するようになっている。
図7は、台毎表示端末2による監視モード開始処理を示すフローチャートである。この図7において、台毎表示端末2は、開始操作(監視開始操作に相当)が有ったかを判断している(a1)。
さて、遊技者は、トイレや食事などの休憩のために遊技機1から離れる際に、例えば足元に積上げた玉箱を監視したい場合は、台毎表示端末2の情報表示部7に表示されている図示しない「盗難監視開始」ボタンをタッチ操作する。
台毎表示端末2は、「盗難監視開始」ボタンがタッチ操作されたときは(a1:YES)、盗難監視モードに移行する。この盗難監視モードでは、情報表示部7の先端に設けられた台毎カメラ10をパン(左右方向の首振り)及びチルト(上下方向の首振り)することにより前回の盗難監視モード時と同一の撮像領域となるように調整する。通常の場合は、台毎カメラ10は、椅子の足元付近を撮像する撮像角度に調整され、その撮像画像を情報表示部7に表示するようになる。
図9は、盗難監視モード中における情報表示部7の表示画面の一例を示している。この図9に示すように、情報表示部7には、台毎カメラ10による監視画像が表示されると共に、その監視画像上に、盗難監視モード中であることを示す「監視モード中!」のメッセージが表示される。
ここで、台毎表示端末2は、上述のように台毎カメラ10の画像を情報表示部7に表示したときは、図7に示すように調整タイマを作動すると共に(a4)、台毎カメラ10が撮像する画像の記録を開始してから(a5)、監視モードフラグを「1」にセットする(a6)。この調整タイマは、遊技者による操作に応じて台毎カメラ10に対するパン角度及びチルト角度の調整が可能な時間を設定するもので、例えば30秒間に設定されている。この調整タイマの作動中においては、表示画面には、図9に示すように「撮影角度を調整して下さい」というメッセージが表示されると共に、表示画面の中心部には台毎カメラ10の撮像角度を調整可能な4方向を示す矢印が表示される。また、表示画面の右下には「解除」ボタン15が表示される。
以上のようにして台毎表示端末2により監視モード開始処理が実行されたときは、台毎カメラ10による監視画像が台毎表示端末2に動画として記憶されるようになる。この監視画像の記録は台毎表示端末2が有する記録手段としてのメモリに、当日における記録No.に対応して行われるもので、記録の開始時刻も同時に記録される。
台毎表示端末2は、上述のようにして監視モード開始処理(S1)を実行したときは、次に図6に示すように監視モード中処理(S2)を実行する。
図8は、台毎表示端末2による監視モード中処理を示すフローチャートである。この図8において、台毎表示端末2は、監視モードフラグが「1」にセットされていることを確認したときは(b1:YES)、調整タイマがタイムアップしたか(b2)、台毎カメラ10の角度調整が有ったかを判断する(b3)。この調整タイマの作動中は台毎カメラ10による撮像角度が調整可能であることから、遊技者は、情報表示部7に表示されている画像が適切でない場合は、図9の表示画面に表示されている矢印をタッチ操作することにより台毎カメラ10の撮像角度を調整する。
台毎表示端末2は、矢印がタッチ操作されたときは(b3:YES)、操作に応じて台毎カメラ10の撮像角度を調整する(b4)。つまり、左右方向の何れかの矢印がタッチ操作されたときは、台毎カメラ10のパン角度を調整することにより台毎カメラ10による撮像領域を左右方向に調整する。また、上下方向の何れかの矢印に対するタッチ操作されたときは、台毎カメラ10のチルト角度を調整することにより台毎カメラ10による撮像領域を上下方向に調整する。
そして、調整タイマがタイムアップしたときは(b2:YES)、図9に示す「撮影角度を調整して下さい」というメッセージを消去すると共に矢印を消去するので、台毎カメラ10に対する角度調整が不可能となる。
以上のようにして、遊技者は、例えば足元に積上げた玉箱の周辺画像を録画することができる。
遊技者が休憩から戻ったときは、情報表示部7に表示されている「解除」ボタン15をタッチ操作する。
台毎表示端末2は、「解除」ボタン15がタッチ操作された場合は(b5:YES)、盗難監視モードを解除し、台毎カメラ10が撮像する画像の記録を終了する(b6)。このとき、監視モード履歴として、終了時刻を記録する。
尚、台毎表示端末2は、調整タイマの作動中に「解除」ボタン15がタッチ操作された場合も盗難監視モードを解除する。
次に、台毎カメラ10の現在の撮像角度(パン角度、チルト角度)を記憶すると共に(b7)、台毎カメラ10の撮像角度を通常の遊技者監視モードの角度に復帰してから(b8)、監視モードフラグを「0」にセットする(b9)。
次に、再生操作されたかを判断し(b10)、操作が無いときは(b10:NO)、情報表示部7の表示を通常の情報表示に切替える(b12)。これにより、台毎表示端末2により通常の情報表示を確認することができる。
以上の動作の結果、1回分の監視画像が記録されるものであり、斯様な監視画像が盗難監視モードの実行毎に記録されることになる。
さて、遊技者が、休憩のために離席していた間の玉箱の様子を確認したい場合は、情報表示部7に表示されている図示しない「再生」ボタンをタッチ操作する。
台毎表示端末2は、「再生」ボタンがタッチ操作されたときは(b10:YES)、再生表示処理を実行する(b11)。この再生表示処理では、図10に示す監視モード履歴画面を表示する。この監視モード履歴画面では、監視モードの実行順に対応して、No.、開始時刻、終了時刻、「再生」ボタン16が表示されると共に、「終了」ボタン17が表示される。従って、遊技者は、所望の履歴に対応した「再生」ボタン16をタッチ操作する。これにより、台毎表示端末2は、対応する履歴の監視画像を再生するようになる。
図11は、情報表示部7による再生画像の一例を示している。この図11に示すように、情報表示部7には再生対象の履歴に対応した監視画像が再生されると共に、その監視画像上に、「画像再生中」というメッセージと共に経過時間(撮像時刻などを表示してもよい)が表示される。また、監視画像の下部には、「解除」ボタン15に加えて、「早送」ボタン18、「停止」ボタン19、「巻戻」ボタン20が表示される。
従って、遊技者は、監視画像を再生することにより玉箱の盗難が有ったかを確認することができるものであり、監視画像に表示された各種ボタン18〜20を操作することにより盗難の有無を迅速に確認することができる。このような確認の結果、玉箱が盗難されていたり、玉箱に収納されているパチンコ玉が盗難されていたりしていた場合は、従業員に連絡し、監視画像を再生して従業員に確認してもらうことにより盗難に対処してもらう。
このような監視画像は、台毎表示端末2で再生することが可能であるものの、管理装置5側で再生する方が管理上望ましい。このように管理装置5側で再生するには、台毎表示端末2から監視画像の全てを送信することにより管理装置5側で管理するようにしてもよい。また、情報表示部7に例えば「異常」ボタンを表示し、その「異常」ボタンがタッチ操作された場合は、現在の監視画像を管理装置5に送信するようにしてもよい。この「異常」ボタンは、図10に示す監視モード履歴画面の各履歴に対応するように(例えば各「再生」ボタンの右隣に)表示したり、図11に示す監視画像再生中画面に表示したりすることにより、管理装置5に送信する監視画像を特定する必要がある。
このような実施例によれば、遊技者が盗難監視モードを開始操作したときは、台毎表示端末2に設けられた台毎カメラ10により遊技者を監視する遊技者監視モードから盗難監視モードに移行して、遊技者により設定された撮像領域を監視画像として録画するようにしたので、遊技者の不正しか監視できない構成のものと違って、休憩中に玉箱の盗難が発生した場合であっても、監視画像を再生することにより盗難に対して迅速に対処することが可能となる。
しかも、盗難監視用の撮像手段として、遊技者の不正を監視するために設けられている台毎カメラ10を用いるようにしたので、盗難監視用の撮像手段を新規に設ける構成に比較して、構成が複雑化することなく容易に実施できる。
また、このような盗難監視モードの存在により、盗難者にとっては、盗難を心理的に行いづらくなることから、盗難の抑止効果を期待できる。
本発明は、上記実施例に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
遊技者の持玉(獲得遊技媒体数に相当(例えば「貸出数」−「アウト数」+「セーフ数」の数式により貸出される))を管理し、遊技者が持玉(例えば2000玉)を獲得した場合に限り、盗難監視モードを設定可能としてもよい。このように構成することにより、盗難の可能性が少ない状態を撮像して記憶するという無駄な撮像処理を効果的に排除することができる。
会員カードなどの遊技者識別記録媒体が挿入されたときに限り、盗難監視モードを設定可能としてもよい。この場合、盗難監視モードに設定後、離席に伴って排出された会員カードが再び挿入されることをもって盗難監視モードを解除可能とすることができ、盗難監視モードを設定した遊技者以外は盗難監視モードを解除できないように構成することができる。
指紋或いは虹彩などの生体認証手段を設け、その生体認証手段により盗難監視モードの開始操作と解除操作を認証するようにしてもよい。
遊技者が盗難監視モードに設定することにより遊技者自身を監視対象から外し、不正行為を行なうことも考えられるので、盗難監視モード中にドア開信号や大当たり信号などの遊技情報信号の何れかを入力した場合に、盗難監視モードを解除すると共に、異常である旨を報知する報知手段(管理装置5の表示画面による不正表示、台毎表示端末2の所定ランプの点灯、或いは店内放送など)を設けてもよい。つまり、盗難監視モード中に遊技情報信号が入力されることがないことから、不正により盗難監視モード中に遊技情報信号が入力するような事態に対処するためである。
同様に、盗難監視モード終了後における所定時間(例えば10分程度)の間に発生した大当たりなどを異常と判定して報知するようにしてもよい。つまり、盗難監視モード中に不正を行い、その後、盗難監視モードを解除して大当たりを発生させるという不正に対処するためである。
盗難監視モード中は不正行為者に対する威嚇のために監視画像を表示するようにしたが、この場合、不正行為者が台毎カメラの撮像領域を避けて玉箱を盗難する可能性が考えられることから、監視画像を表示しないようにしてもよい。
監視画像の記録方法としては動画に限らず、所定時間間隔で静止画を撮像するようにしてもよい。また、監視対象としては、玉箱に限定されることなく、遊技席などの他の対処としてもよい。つまり、離席中に他の遊技者が着席することを嫌がる遊技者もおり、遊技者毎に監視対象が異なることが考えられるからである。
コスト的なメリットを考え、遊技場側の不正監視カメラを兼用したが、本発明を実施するための専用のカメラや表示装置を設けるようにしてもよい。この場合、カメラの位置としては、実施例の台毎カメラの位置に限定されることなく、任意に設けることができる。
監視画像に盗難者の顔が表示された場合は、その人物を人物認識により判別し、判別できたときは、台毎表示端末の通常状態での盗難監視モードにおいて人物比較を行うことにより盗難者を特定するようにしてもよい。
台毎表示端末2から独立した台毎カメラにより遊技者を撮像したり、玉箱を撮像したりするようにしてもよい。
遊技者が休憩中の札をセットしたことを検出して自動的に盗難監視モードを実行するようにしてもよい。
遊技者が椅子から離れたことを検出して自動的に盗難監視モードを実行するようにしてもよい。
台毎カメラとして広角カメラを用い、撮像画像のうち監視画像として記録する領域をデジタル信号処理により任意に設定可能としてもよい。
遊技者撮像用の台毎カメラと、玉箱撮像用の台毎カメラを設け、撮像対象によって切替えるようにしてもよい。
遊技機としてパチスロ機などの他の遊技機に適用するようにしてもよい。この場合、パチスロ機は遊技機上部に玉箱が置かれるのが通常であることから、その領域を撮像領域とするようにカメラを設置するのが望ましい。
遊技者毎にカメラの撮像領域を記録しておき、遊技者の認証に応じて撮像領域を自動的に設定するようにしてもよい。
盗難監視モード中に玉箱の移動があった場合、人物を撮像後、所定時間以内に盗難監視モードが解除されない場合に、不正者により玉箱を盗難される可能性が高いと判定手段により判定し、異常である旨を報知手段により報知してもよい。この場合には玉箱の盗難が行われた場合に、さらに迅速に対応できるようになると共に、場合によっては不正者を取り押さえることも可能となり、より一層遊技者の不安感を払拭することが可能となる。
本発明の一実施例を示すシステムの概略図 台毎表示端末の斜視図 不正履歴ファイルを示す図 管理装置の不正履歴画面を発生順で示す図 管理装置の画像画面を発生順で示す図 台毎表示端末のメイン動作を示すフローチャート 台毎表示端末の監視モード開始処理を示すフローチャート 台毎表示端末の監視モード中処理を示すフローチャート 台毎表示端末の監視モード中画面の一例を示す図 台毎表示端末の監視画像履歴画面の一例を示す図 台毎表示端末の監視画像再生中画面の一例を示す図
符号の説明
図面中、1は遊技機、2は台毎表示端末(記録手段、有効化手段、制御手段)、5は管理装置(管理手段、判定手段)、7は情報表示部(表示手段)、10は台毎カメラ(撮像手段)である。

Claims (2)

  1. 遊技機に対応して設けられ、遊技者毎の遊技領域における所定の監視領域を撮像可能な撮像手段と、
    この撮像手段により撮像された画像を記録する記録手段と、
    この記録手段に記録された画像を再生表示する表示手段と、
    遊技者の監視開始操作に応じて前記撮像手段により撮像された画像を前記記録手段に記録する盗難監視モードを実行すると共に、遊技者の再生操作に応じて前記記録手段に記録された画像を前記表示手段に再生表示する制御手段と
    前記遊技機側から出力される遊技情報信号を入力する入力手段と、
    この入力手段が入力した遊技情報信号に基づいて、前記遊技機の稼働状態を管理する管理手段と、
    この管理手段が管理する遊技者の獲得遊技媒体数に応じて当該遊技者による監視開始操作を有効化する有効化手段とを備えたことを特徴とする遊技場用監視システム。
  2. 遊技機に対応して設けられ、遊技者毎の遊技領域における所定の監視領域を撮像可能な撮像手段と、
    この撮像手段により撮像された画像を記録する記録手段と、
    この記録手段に記録された画像を再生表示する表示手段と、
    遊技者の監視開始操作に応じて前記撮像手段により撮像された画像を前記記録手段に記録する盗難監視モードを実行すると共に、遊技者の再生操作に応じて前記記録手段に記録された画像を前記表示手段に再生表示する制御手段と、
    前記遊技機に対する不正を判定する判定手段とを備え、
    前記撮像手段は、前記遊技機で遊技する遊技者を撮像する遊技者監視モードを実行可能に設けられ、
    前記判定手段は、前記盗難監視モードの実行中に前記入力手段が所定の遊技情報信号を入力した場合に前記遊技機に対する不正の可能性があると判定し、
    前記制御手段は、前記判定手段が前記遊技機に対する不正の可能性があると判定したときは、前記盗難監視モードから前記遊技者監視モードに移行することを特徴とする遊技場用監視システム。
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