JP4827671B2 - 送信装置およびピーク抑圧方法 - Google Patents

送信装置およびピーク抑圧方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4827671B2
JP4827671B2 JP2006255095A JP2006255095A JP4827671B2 JP 4827671 B2 JP4827671 B2 JP 4827671B2 JP 2006255095 A JP2006255095 A JP 2006255095A JP 2006255095 A JP2006255095 A JP 2006255095A JP 4827671 B2 JP4827671 B2 JP 4827671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
band
peak suppression
frequency
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006255095A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008078944A (ja
Inventor
裕太 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2006255095A priority Critical patent/JP4827671B2/ja
Publication of JP2008078944A publication Critical patent/JP2008078944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4827671B2 publication Critical patent/JP4827671B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、送信装置およびピーク抑圧方法に関し、例えば、マルチキャリア伝送やシングルキャリア伝送が適用されるシステムにおいてピークを抑圧する送信装置およびピーク抑圧方法に関する。
近年、移動体通信において、マルチキャリア伝送やシングルキャリア伝送が注目されている。特に移動局から基地局への無線アクセスにおいて、シングルキャリア伝送が注目されている。
ところで、移動体通信においては、消費電力が小さい方式が必要不可欠であり、電力効率の向上が要求される。そのためには、送信増幅器を効率の高い動作点で動作させる必要がある。しかしながら、送信増幅器へ入力される変調信号の変動が大きく、送信増幅器をその動作点から離れたところで動作させるほど、送信増幅器の線形性が低下し、非線形歪みが生じ、伝送特性が著しく劣化するという問題がある。
これらの理由から、送信増幅器へ入力される変調信号として、平均電力対ピーク電力比(PAPR:Peak to Average Power Ratio)が小さい変調方式ほど、電力効率の点で有利となる。このため、マルチキャリア伝送やシングルキャリア伝送において、さらにPAPRを低減する方法が各種提案されている。
非特許文献1では、シングルキャリア伝送であるDFT−Spread−OFDM(Discrete Fourier Transform Spread Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式において、冗長な周波数帯域を用いて、周波数領域でパルスシェーピングフィルタ処理を行うことで、送信信号のPAPRを低減させる方法が開示されている。
さらに、PAPRを低減する方法として、非特許文献2には、DFT−Spread−OFDM方式において、サブキャリアマッピング情報に基づき、DFT−Spread−OFDM信号の信号帯域内でピーク抑圧用信号を生成し、DFT−Spread−OFDM信号にピーク抑圧用信号を多重することにより、送信信号のPAPRを低減する方法が開示されている。
3GPP, R1-050702, NTT DoCoMo, NEC, SHARP, "DFT-Spread OFDM with Pulse Shaping Filter in Frequency Domain in Evolved UTRA Uplink" 3GPP, R1-051151, Intel Corp., NTT DoCoMo, "PAPR-Reduction Performance in SC-FDMA Transmission"
しかしながら、非特許文献2に開示された技術では、PAPRを低減することができる一方、DFT−Spread−OFDM信号に歪みが生じ、伝送特性が著しく劣化するという問題がある。すなわち、所望のDFT−Spread−OFDM信号の信号帯域内にピーク抑圧用信号が重畳されて、所望のDFT−Spread−OFDM信号の信号成分が減算されることになり、DFT−Spread−OFDM信号に歪みが生じ、この結果、伝送特性が著しく劣化する。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、マルチキャリア伝送やシングルキャリア伝送において、当該変調信号の信号歪みを抑えつつ、PAPRを低減することができる送信装置およびピーク抑圧方法を提供すること目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明の一形態に係る送信装置は、周波数軸上の信号の信号帯域に冗長帯域を付加するパルスシェーピングフィルタリング手段と、前記信号帯域および前記冗長帯域の信号を複数の周波数帯域に再配置するマッピング手段と、再配置された信号を時間軸上の信号に変換することにより変調信号を取得する周波数−時間変換手段と、前記冗長帯域の信号が再配置された周波数帯域ほど電力が大きいピーク抑圧用信号を生成するピーク抑圧用信号生成手段と、前記変調信号に前記ピーク抑圧用信号を重畳するピーク抑圧手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、信号帯域に冗長帯域を付加することにより信号帯域が広がりPAPRを低減することができるとともに、冗長帯域が再配置された周波数帯域に、優先的にピーク抑圧用信号を重畳することができるため、変調信号の信号成分にピーク抑圧用信号の信号成分が重畳される割合が減って、信号歪みを低減することができるようになる。
本発明によれば、マルチキャリア伝送やシングルキャリア伝送において、当該変調信号の信号歪みを抑えつつ、PAPRを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態)
図1に、本発明の実施の形態に係る送信装置の要部構成を示す。図1に示す送信装置100は、時間−周波数変換部110、パルスシェーピングフィルタ部120、マッピング部130、周波数−時間変換部140、ピーク抑圧用信号生成部150、ピーク抑圧部160、無線処理部170を備えている。
さらに、時間−周波数変換部110は、S/P(Serial to Parallel)変換部111、DFT(Discrete Fourier Transform)部112を備え、マッピング部130は、サブキャリアマッピング制御部131、サブキャリアマッピング部132を備え、周波数−時間変換部140は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部141、P/S(Parallel to Serial)変換部142を備え、無線処理部170は、CP(Cyclic Prefix:サイクリックプレフィックス)付加部171、TimeWindowing処理部172、無線送信部173を備えている。
S/P変換部111は、時間領域の一次変調信号が入力されると、一次変調信号を直並列変換し、直並列変換後の一次変調信号をDFT部112に出力する。DFT部112は、直並列変換された一次変調信号に対し離散フーリエ変換を施し、得られた周波数領域信号をパルスシェーピングフィルタ部120に出力する。
パルスシェーピングフィルタ部120は、周波数領域信号をフィルタリングする。具体的には、例えば、図2に示すように離散フーリエ変換後の周波数領域信号の信号帯域幅をNTXとすると、パルスシェーピングフィルタ部120は、フィルタリング後の周波数領域信号の信号帯域幅がNTX(1+α)となるように、周波数領域信号の一方の周波数サイドのコピーを多方の周波数サイドに隣接する冗長周波数帯域へ付加して信号帯域幅を広げる。なお、図2中のαはパルスシェーピングフィルタ部120に用いられるフィルタのロールオフ率で、冗長周波数帯域はロールオフ率αによって変動する。なお、パルスシェーピングフィルタ部120に用いられるロールオフフィルタは特に限定されない。
さらに、パルスシェーピングフィルタ部120は、フィルタリング後の周波数領域信号をサブキャリアマッピング部132に出力するとともに、冗長周波数情報をピーク抑圧用信号生成部150に出力する。
サブキャリアマッピング制御部131は、サブキャリアマッピング制御情報を、サブキャリアマッピング部132に出力する。サブキャリアマッピング部132は、サブキャリアマッピング制御情報に基づき、周波数領域信号を複数のサブキャリアにマッピングし、マッピング後の周波数領域信号をIFFT部141に出力するとともに、サブキャリアマッピング情報をピーク抑圧用信号生成部150に出力する。IFFT部141は、サブキャリアマッピング部132によって周波数領域信号がマッピングされたサブキャリア以外のサブキャリアには0をマッピングして、周波数領域信号と0とがマッピングされた周波数領域信号に対し、逆高速フーリエ変換を施し、得られた時間領域信号を、P/S変換部142に出力する。P/S変換部142は、時間領域信号を並直列変換し、DFT−Spread−OFDM信号を取得し、DFT−Spread−OFDM信号をピーク抑圧部160に出力する。
ピーク抑圧用信号生成部150は、冗長周波数情報とサブキャリアマッピング情報とに基づき、ピーク抑圧用信号を生成し、ピーク抑圧部160に出力する。なお、ピーク抑圧用信号の具体的な生成方法については、後述する。
ピーク抑圧部160は、時間領域におけるDFT−Spread−OFDM信号にピーク抑圧用信号を重畳し、重畳後の時間領域におけるDFT−Spread−OFDM信号を、CP付加部171に出力する。
CP付加部171は、重畳後の時間領域におけるDFT−Spread−OFDM信号にサイクリックプレフィクスを付加し、TimeWindowing処理部172に出力する。TimeWindowing処理部172は、サイクリックプレフィクス付加後の時間領域におけるDFT−Spread−OFDM信号に対しタイムウィンドウィング処理を施し、タイムウィンドウィング処理後のDFT−Spread−OFDM信号を無線送信部173に出力する。無線送信部173は、タイムウィンドウィング処理後のDFT−Spread−OFDM信号に対しアップコンバート等の無線処理を施し、アンテナを介し信号を送信する。
次いで、上記のように構成された送信装置100によるピーク抑圧の動作について図3に示す周波数特性図を参照しながら説明する。
まず、S/P変換部111によって、一次変調信号に対し直並列変換が施され、DFT部112によって、直並列変換後の一次変調信号に対し、離散フーリエ変換が施される。図3(a)に、離散フーリエ変換後の周波数領域信号の周波数特性を示す。
離散フーリエ変換後の周波数領域信号は、パルスシェーピングフィルタ部120によって、周波数領域信号の一方の周波数サイドのコピーが多方の周波数サイドに隣接する冗長周波数帯域へ付加される。図3(b)に、フィルタリング後の周波数領域信号の周波数特性を示す。
そして、フィルタリング後の周波数領域信号は、サブキャリアマッピング制御部131から出力されるサブキャリアマッピング制御情報に基づいて、複数のサブキャリアにマッピングされる。図3(c)に、マッピング後の周波数領域信号の周波数特性を示す。
そして、マッピング後の周波数領域信号はIFFT部141によって、サブキャリアマッピング部132によって周波数領域信号がマッピングされたサブキャリア以外のサブキャリアには0がマッピングされて、周波数領域信号と0とがマッピングされた周波数領域信号に対し、逆高速フーリエ変換が施され、時間領域信号に変換される。
そして、時間領域信号は、P/S変換部142によって並直列変換され、DFT−Spread−OFDM信号が取得される。
ピーク抑圧用信号生成部150では、冗長周波数情報とサブキャリアマッピング情報とに基づいて、ピーク抑圧用信号が生成される。具体的には、ピーク抑圧用信号の冗長周波数帯域成分と有効DFT−Spread−OFDM信号帯域成分との電力比が所定の値A(Aは任意)となるようなピーク抑圧用信号が生成される。図3(d)に、ピーク抑圧用信号の周波数特性を示す。図3(c)に示したように、マッピングにより再配置された冗長周波数帯域には、DFT−Spread−OFDM信号の周波数成分の電力が小さい。すなわち、マッピング後の冗長周波数帯域にピーク抑圧用信号を優先的に付加するようにすれば、所望のDFT−Spread−OFDM信号の成分が抑圧されて歪みが生じる可能性が少なくなる。
このようにして得られたピーク抑圧用信号は、ピーク抑圧部160によって、ピーク抑圧用信号のピークと時間領域におけるDFT−Spread−OFDM信号のピークとが一致するように重畳される。図3(e)に、ピーク抑圧用信号が重畳された後のDFT−Spread−OFDM信号の周波数特性を示す。
そして、CP付加部171によって、ピーク抑圧用信号が重畳された後の時間領域におけるDFT−Spread−OFDM信号にサイクリックプレフィクスが付加され、TimeWindowing処理部172によって、サイクリックプレフィクス付加後の時間領域におけるDFT−Spread−OFDM信号に対しタイムウィンドウィング処理が施される。そして、無線送信部173によって、タイムウィンドウィング処理後のDFT−Spread−OFDM信号に対し、アップコンバート等の無線処理が施され、アンテナを介して送信される。
以上のように、本実施の形態によれば、周波数軸上の信号周波数帯域に対し、冗長周波数帯域を付加し、冗長周波数帯域付加後の周波数軸上の信号を複数の周波数帯域に再配置し、再配置後の信号を時間軸上の信号に変換することにより変調信号を取得するようにし、冗長周波数帯域に関する情報と一次変調信号が割り当てられたサブキャリアに関する情報から、ピーク抑圧用信号の冗長周波数帯域成分と有効信号周波数帯域成分との電力比が所定の値A(Aは任意)となるようなピーク抑圧用信号が生成されるようにしたので、ピーク抑圧用信号は冗長周波数帯域に優先的に重畳されるようになり、所望の変調信号の成分が抑圧される割合を減少し、信号歪みを小さくしつつ、ピーク電力を抑圧することができる。
上述した実施の形態では、時間−周波数変換部110が、時間軸上の一次変調信号を離散フーリエ変換することにより周波数軸上の信号に変換し、当該周波数軸上の信号をマッピング部130によって複数の周波数帯域に再配置して、DFT−Spread−OFDM信号を生成し、当該DFT−Spread−OFDM信号に対するピーク抑圧用信号を生成する場合について説明したが、時間−周波数変換部110が、複数の時間軸上の一次変調信号を直接複数のサブキャリアに割り当てて周波数軸上の信号に変換し、当該周波数軸上の信号をマッピング部130によって複数の周波数帯域に再配置して、OFDM信号を生成し、当該OFDM信号に対するピーク抑圧用信号を生成するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、所望の信号の信号周波数帯域が再配置された帯域におけるピーク抑圧用信号の電力と、冗長周波数帯域が再配置された帯域におけるピーク抑圧用信号の電力との比が所定の値となるようなピーク抑圧用信号を生成する場合について述べたが、図4に示すように、ピーク抑圧用信号生成部150が、所望の信号の信号周波数帯域が再配置された帯域における変調信号の電力が小さい周波数帯域ほど、ピーク抑圧用信号の電力が大きくなるようにピーク抑圧用信号を生成するようにしてもよい。このようにすれば、変調信号の電力が小さい周波数帯域ほどピーク抑圧用信号の電力を大きく、変調信号の電力が大きい周波数帯域ほどピーク抑圧用信号の電力を小さくすることができるので、ピーク抑圧用信号が付加されることによって生じる信号歪みを低減しつつ、ピーク電力を抑圧することが可能となる。
なお、変調信号の電力に代えて、パルスシェーピングフィルタ部120のフィルタ特性のゲインが小さい周波数帯域ほど、ピーク抑圧用信号の電力が大きくなるようにピーク抑圧用信号を生成するようにしてもよい。フィルタ特性情報とはフィルタの周波数特性に関する情報をいい、通過帯域と各周波数成分における通過ゲインとが対応付けられた情報で、パルスシェーピングフィルタ部120からピーク抑圧用信号生成部150へ出力される。すなわち、フィルタ特性のゲインが小さい周波数帯域ほど、変調信号の電力が小さくなるため、フィルタ特性のゲインが小さい周波数帯域ほど、ピーク抑圧用信号の電力が大きくなるようにピーク抑圧用信号を生成する場合には、ピーク抑圧用信号が付加されることによって生じる信号歪みを低減しつつ、ピーク電力を抑圧することが可能となる。
さらに、ピーク抑圧用信号生成部150が、フィルタ特性情報とサブキャリアマッピング情報とスペクトラムエミッションマスク(送信信号の電力規定)とに基づいてピーク抑圧用信号を生成するようにしてもよい。具体的には、ピーク抑圧用信号生成部150が、フィルタ特性のゲインとスペクトラムエミッションマスクのゲインとのマージンが大きい周波数成分を、優先的にピーク抑圧用信号の周波数成分として用いてピーク抑圧用信号を生成する。すなわち、パルスシェーピングフィルタ部120によってシェーピングされた周波数領域信号の信号電力とスペクトラムエミッションマスクとのマージンが大きい周波数帯域ほど、ピーク抑圧用信号電力が大きくなるようなピーク抑圧用信号が生成され、マージンが小さい周波数帯域にはピーク抑圧用信号電力が小さいピーク抑圧用信号が生成されるので、スペクトラムエミッションマスクによって、信号成分とピーク抑圧成分とが抑圧される割合が減り、信号歪みを低減しつつ、確実にピーク電力を抑圧することができる。
また、ピーク抑圧用信号生成部150が、通信相手の受信装置から通知される伝搬状況を取得し、当該伝搬状況に基づいてピーク抑圧用信号を生成するようにしてもよい。具体的には、ピーク抑圧用信号生成部150が、伝搬状況が悪い周波数帯域ほどピーク抑圧用信号電力が大きくなるようなピーク抑圧用信号を生成するようにする。伝搬状況が悪い周波数帯域では、変調信号の電力がすでに劣化している可能性が高いため、ピーク抑圧用信号を重畳したことが原因となって信号歪みが新たに発生する割合を低減することができる。
本発明の送信装置の一つの態様は、周波数軸上の信号の信号帯域に冗長帯域を付加するパルスシェーピングフィルタリング手段と、前記信号帯域および前記冗長帯域の信号を複数の周波数帯域に再配置するマッピング手段と、再配置された信号を時間軸上の信号に変換することにより変調信号を取得する周波数−時間変換手段と、前記冗長帯域の信号が再配置された周波数帯域ほど電力が大きいピーク抑圧用信号を生成するピーク抑圧用信号生成手段と、前記変調信号に前記ピーク抑圧用信号を重畳するピーク抑圧手段と、を具備する構成を採る。
この構成によれば、信号帯域に冗長帯域を付加することにより信号帯域が広がりPAPRを低減することができるとともに、冗長帯域が再配置された周波数帯域に、優先的にピーク抑圧用信号を重畳することができるため、変調信号の信号成分にピーク抑圧用信号の信号成分が重畳される割合が減って、信号歪みを低減することができるようになる。
本発明の送信装置の一つの態様は、前記周波数軸上の信号を、時間軸上の信号に対しフーリエ変換を施すことにより取得する時間−周波数変換手段、をさらに具備する構成を採る。
この構成によれば、DFT−Spread−OFDM信号に対し、PAPRを低減することができるとともに、信号歪みを低減することができるようになる。
本発明の送信装置の一つの態様は、前記ピーク抑圧用信号生成手段は、前記信号帯域が再配置された帯域における前記ピーク抑圧用信号の電力と、前記冗長帯域が再配置された帯域における前記ピーク抑圧用信号の電力との比を所定の値とする構成を採る。
この構成によれば、信号帯域が再配置された帯域におけるピーク抑圧用信号の電力に対し、冗長帯域が再配置された帯域におけるピーク抑圧用信号の電力の比を大きくすればするほど、変調信号の信号成分にピーク抑圧用信号の信号成分が重畳される割合が減って、信号歪みを確実に低減することができるようになる。
本発明の送信装置の一つの態様は、前記ピーク抑圧用信号生成手段は、前記変調信号の電力が小さい周波数帯域ほど、前記ピーク抑圧用信号の電力を大きくする構成を採る。
この構成によれば、変調信号の電力が小さい周波数帯域ほど、ピーク抑圧用信号の電力を大きくすることができるため、変調信号の信号成分にピーク抑圧用信号の信号成分が重畳される割合が減って、信号歪みを低減することができるようになる。
本発明の送信装置の一つの態様は、前記ピーク抑圧用信号生成手段は、前記変調信号の電力と、スペクトラムエミッションマスクとのマージンが大きい周波数帯域ほど、前記ピーク抑圧用信号の電力を大きくする構成を採る。
この構成によれば、周波数ごとに送信電力の上限値がスペクトラムエミッションマスクにより規定されている場合に、冗長帯域が再配置された周波数帯域のうち、当該上限値と信号電力との差であるマージンが大きい周波数帯域ほど、優先的にピーク抑圧用信号を重畳することができるので、スペクトラムエミッションによって信号成分とピーク抑圧成分とが抑圧される割合が減り、信号歪みを低減しつつ、確実にピーク抑圧をすることができる。
本発明の送信装置の一つの態様は、伝搬状況に関する情報を取得する取得手段、をさらに具備し、前記ピーク抑圧用信号生成手段は、前記伝搬状況が悪い周波数帯域ほど、前記ピーク抑圧用信号の電力を大きくする構成を採る。
この構成によれば、変調信号の電力が劣化している可能性が高い伝搬状況が悪い周波数帯域ほど、優先的にピーク抑圧用信号を重畳することができるので、ピーク抑圧用信号を重畳したことが原因となって信号歪みが新たに発生する割合を低減することができる。
本発明の送信装置およびピーク抑圧方法は、複数の周波数帯域が用いられ変調信号が送信される場合において、当該変調信号の信号歪みを抑えつつ、PAPRを低減することがで、例えば、マルチキャリア伝送やシングルキャリア伝送が適用されるシステムにおいてピーク抑圧する送信装置およびピーク抑圧方法に有用である。
本発明の実施の形態に係る送信装置の要部構成を示すブロック図 上記実施の形態に係るパルスシェーピングフィルタ部のフィルタ特性を示す図 上記実施の形態における各部から出力される信号の周波数特性を示す図 上記実施の形態に係るピーク抑圧用信号の周波数特性を示す図
符号の説明
110 時間−周波数変換部
111 S/P変換部
112 DFT部
120 パルスシェーピングフィルタ部
130 マッピング部
131 サブキャリアマッピング制御部
132 サブキャリアマッピング部
140 周波数−時間変換部
141 IFFT部
142 P/S変換部
150 ピーク抑圧用信号生成部
160 ピーク抑圧部
170 無線処理部
171 CP付加部
172 TimeWindowing処理部
173 無線送信部

Claims (5)

  1. 周波数軸上の信号の信号帯域に冗長帯域を付加するパルスシェーピングフィルタリング手段と、
    前記信号帯域および前記冗長帯域の信号を複数の周波数帯域に再配置するマッピング手段と、
    再配置された信号を時間軸上の信号に変換することにより変調信号を取得する周波数−時間変換手段と、
    前記冗長帯域の信号が再配置された周波数帯域ほど電力が大きく、かつ、前記変調信号の電力が小さい周波数帯域ほど電力が大きい、ピーク抑圧用信号を生成するピーク抑圧用信号生成手段と、
    前記変調信号に前記ピーク抑圧用信号を重畳するピーク抑圧手段と、
    を具備する送信装置。
  2. 周波数軸上の信号の信号帯域に冗長帯域を付加するパルスシェーピングフィルタリング手段と、
    前記信号帯域および前記冗長帯域の信号を複数の周波数帯域に再配置するマッピング手段と、
    再配置された信号を時間軸上の信号に変換することにより変調信号を取得する周波数−時間変換手段と、
    前記冗長帯域の信号が再配置された周波数帯域ほど電力が大きく、かつ、前記変調信号の電力と、スペクトラムエミッションマスクとのマージンが大きい周波数帯域ほど電力が大きい、ピーク抑圧用信号を生成するピーク抑圧用信号生成手段と、
    前記変調信号に前記ピーク抑圧用信号を重畳するピーク抑圧手段と、
    を具備する送信装置。
  3. 伝搬状況に関する情報を取得する取得手段、をさらに具備し、
    前記ピーク抑圧用信号生成手段は、
    前記伝搬状況が悪い周波数帯域ほど、前記ピーク抑圧用信号の電力を大きくする
    請求項1または請求項2に記載の送信装置。
  4. 周波数軸上の信号の信号帯域に冗長帯域を付加するステップと、
    前記信号帯域および前記冗長帯域の信号を複数の周波数帯域に再配置するステップと、
    再配置された信号を時間軸上の信号に変換することにより変調信号を取得するステップと、
    前記冗長帯域の信号が再配置された周波数帯域ほど電力が大きく、かつ、前記変調信号の電力が小さい周波数帯域ほど電力が大きい、ピーク抑圧用信号を生成するステップと、
    前記変調信号に前記ピーク抑圧用信号を重畳するステップと、
    を有するピーク抑圧方法。
  5. 周波数軸上の信号の信号帯域に冗長帯域を付加するステップと、
    前記信号帯域および前記冗長帯域の信号を複数の周波数帯域に再配置するステップと、
    再配置された信号を時間軸上の信号に変換することにより変調信号を取得するステップと、
    前記冗長帯域の信号が再配置された周波数帯域ほど電力が大きく、かつ、前記変調信号の電力と、スペクトラムエミッションマスクとのマージンが大きい周波数帯域ほど電力が大きい、ピーク抑圧用信号を生成するステップと、
    前記変調信号に前記ピーク抑圧用信号を重畳するステップと、
    を有するピーク抑圧方法。
JP2006255095A 2006-09-20 2006-09-20 送信装置およびピーク抑圧方法 Expired - Fee Related JP4827671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006255095A JP4827671B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 送信装置およびピーク抑圧方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006255095A JP4827671B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 送信装置およびピーク抑圧方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008078944A JP2008078944A (ja) 2008-04-03
JP4827671B2 true JP4827671B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=39350547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006255095A Expired - Fee Related JP4827671B2 (ja) 2006-09-20 2006-09-20 送信装置およびピーク抑圧方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4827671B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4823107B2 (ja) * 2007-03-09 2011-11-24 株式会社日立製作所 Ofdm変調装置
JP5096208B2 (ja) * 2008-03-26 2012-12-12 パナソニック株式会社 Sc−fdma送信装置及びsc−fdma送信信号形成方法
US8625508B2 (en) 2008-04-29 2014-01-07 Electronics And Telecommunications Research Institute Apparatus and method for transmitting data using multiple antenna for single carrier frequency division multiple access system
KR101565386B1 (ko) * 2008-12-01 2015-11-03 엘지전자 주식회사 특정 papr 감소 신호를 이용한 papr 감소 방법
CN101510866B (zh) * 2008-12-31 2012-07-04 华为技术有限公司 一种抑制信号峰均功率比的方法、装置及发射机
EP2629441B1 (en) 2010-10-14 2020-09-23 Mitsubishi Electric Corporation Transmitter apparatus, receiver apparatus and relay apparatus

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4323669B2 (ja) * 2000-03-15 2009-09-02 パナソニック株式会社 データ伝送装置及びデータ伝送方法
JP3512173B2 (ja) * 2001-01-18 2004-03-29 松下電器産業株式会社 ピーク電力抑圧装置およびピーク電力抑圧方法
JP4592523B2 (ja) * 2004-07-29 2010-12-01 パナソニック株式会社 無線送信装置および無線受信装置
CN102035788B (zh) * 2004-08-05 2013-04-03 松下电器产业株式会社 无线发送装置和方法以及无线接收装置和方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008078944A (ja) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106576037B (zh) 一种波形生成及其利用的系统和方法
US7583583B2 (en) System and method for reducing peak-to-average power ratio in orthogonal frequency division multiplexing signals using reserved spectrum
US8406113B2 (en) Peak-to-average reduction of SC-FDMA signals with frequency mask
Michailow et al. Generalized frequency division multiplexing: Analysis of an alternative multi-carrier technique for next generation cellular systems
US7715492B2 (en) Transmitter and transmission method
US8582548B2 (en) Frequency division multiple access schemes for wireless communication
US8054742B2 (en) System and method for sidelobe suppression in communications systems
KR101227490B1 (ko) 최대 전력 대 평균 전력 제어 방법 및 장치
KR102269498B1 (ko) 다중 반송파 통신 시스템에서 전력을 제어하는 방법 및 장치
JP4827671B2 (ja) 送信装置およびピーク抑圧方法
CN102960038B (zh) 在单载波通信系统中的待发送信号
US20100166105A1 (en) Transmitter and the Method Therefor
US20190173709A1 (en) Apparatus and method for reducing signal distortion
JP6718523B2 (ja) 送信装置、受信装置及び通信方法
CN112422469B (zh) 一种数据处理方法和装置
WO2010116397A1 (ja) 無線通信システム、送信装置、受信装置、及び無線通信システムにおける無線通信方法
WO2007059706A1 (fr) Procede et dispositif a mrof a diffusion dft
JP2009044717A (ja) マルチキャリアシステムにおけるピーク電力対平均電力比低減方法、送信機及び受信機
CN113015245B (zh) 数据发送处理方法、数据接收处理方法及设备
JP2004336564A (ja) マルチキャリア送信装置、基地局装置及び移動体通信端末装置
JP4828365B2 (ja) 送信装置およびピーク抑圧方法
Ramavath et al. PAPR reduction of filter bank techniques for 5G communication systems
JP5320026B2 (ja) 送信装置および信号送信方法
JP2016134854A (ja) 無線通信装置および無線通信システム
KR102585235B1 (ko) 통신 시스템에서 거의 일정한 포락선을 가지는 신호 생성을 위한 스펙트럼 성형 방법 및 이를 수행하는 송신기

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110823

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110913

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees