JP4826822B2 - ピッキング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積載された物品群の上部である物品をピッキングするピッキング装置に関し、特に、物品を損傷させずにピッキングすることのできるピッキング装置に関する。
従来、パレットなどに積載された段ボール箱などの物品群の中から、物品群上部である物品(パレット等を介さずに直接積み重ねられた物品)を取り出すピッキング装置が知られている。
図7は、従来のピッキング装置160によるピッキングの動作を説明する図である。
図7(a)に示すように、このピッキング装置160では、物品台161の進行方向先端にピッキングローラ162が設けられている。このピッキング装置160で、積載された段ボール箱の物品群200である段ボール箱群からその上部である1段または複数段の段ボール箱がピッキングされる。
この場合、ピッキング対象の1段または複数段の段ボール箱の最下段の段ボール箱の下部にピッキングローラ162が押し付けられる(図7(b))。
すると、ピッキングローラ162の回転により、ピッキングローラ162が当接している段ボール箱の下部が押し上げられる(図7(c))。
そして、押し上げられた段ボール箱の下側にピッキング装置160の物品台161が進入することで、当該段ボール箱が物品台161の上に載せ置かれる(図7(d))。
このようにして、ピッキング対象の1段または複数段の段ボール箱の最下段の段ボール箱の下側に物品台161が進入し、ピッキング対象の段ボール箱全てが物品台161に載せ置かれる(図7(e))ことで、ピッキングが行われる。
また、昇降可能な複数の吸着パッドでピッキング対象の段ボール箱が吸着されて吸い上げられ、ピッキングが行われるピッキング装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
このピッキング装置では、昇降可能な複数の吸着パッドで段ボール箱群の最上段にある1段分の段ボール箱が吸着される。そして、吸着された1段分の段ボール箱の下側に当該段ボール箱が載せ置かれる物品台が配置される。そして、吸着パッドで吸着された当該段ボール箱の吸着状態が解除され、物品台に当該段ボール箱が載せ置かれることで、ピッキングが行われる。
特開平09−136713号公報
ところが、上記のピッキングローラ162で段ボール箱がピッキングされるピッキング装置では、ピッキングされる際に段ボール箱が損傷してしまうおそれがある。
図8は、ピッキングローラ162によるピッキングの課題を説明する図である。
まず、図8(a)に示すように、段ボール箱群である物品群200の上部であるピッキング対象の1段または複数段の段ボール箱の最下段の段ボール箱の下部に向かって、ピッキング装置160が進行する。
そして、図8(b)に示すように、当該段ボール箱の下部にピッキングローラ162が押し付けられる。ピッキングローラ162は、押し付けられる力と回転する力とによる摩擦力で当接する段ボール箱が押し上げられる向きに回転している。このため、ピッキングローラ162が当接する当該段ボール箱の下部が押し上げられる。
しかし、当該段ボール箱の下部には、このピッキングローラ162が押し付けられるための力がかかる。このため、この押し付けられるための力によって、当該段ボール箱の下部がへこむなど損傷してしまうおそれがある。
そして、図8(c)に示すように、さらにピッキング装置160が進行する。すると、押し上げられた段ボール箱の下側にピッキング装置160の物品台161が進入する。
そして、図8(d)に示すように、ピッキング装置160がさらに当該段ボール箱の奥まで押し込まれていく。すると、このピッキング装置160が当該段ボール箱の奥まで押し込まれた際に、段ボール箱が傾き、当該段ボール箱の奥側の角部が2つのピッキングローラ162の間に挟まれることがある。この際、ピッキングローラ162の回転によって、当該段ボール箱の奥側の角部がピッキングローラ162に巻き込まれる。そして、これにより、当該段ボール箱の奥側の角部が破れる又は剥がれるなど損傷してしまうおそれがある。
このように、ピッキングローラ162で段ボール箱がピッキングされる場合、段ボール箱の下部がへこむ、又は段ボール箱の奥側の角部が破れるなど、段ボール箱が損傷してしまうおそれがあるという問題がある。
また、上記の吸着パッドで段ボール箱が吸着されてピッキングが行われるピッキング装置では、段ボール箱が吸着されて吸い上げられるので、このようなピッキングローラ162で段ボール箱が損傷してしまうのを防ぐことができる。
しかし、この吸着でピッキングされるピッキング装置では、最上段にある1段分の段ボール箱しかピッキングされない。このため、ピッキング対象の段ボール箱が複数段ある場合には、吸着パッドによるピッキング動作が複数回繰り返される必要があるという問題がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、段ボール箱などの物品群の上部のピッキング対象の物品がピッキングされる際に、ピッキング対象の物品が損傷してしまうことなく、また複数段の物品でも一度に取り出されることができるピッキング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るピッキング装置は、積載された物品群の上部であるピッキング対象物品の下側に進入し、当該ピッキング対象物品をピッキングするピッキング装置であって、前記ピッキング対象物品が載置される物品台と、前記物品台の進入方向の先端に配置され、上端部が鉛直方向から前記物品台の進入方向に向けて0度より大きく90度以下の角度に傾いた回転軸を中心に回転するローラと、前記物品台の進入方向と交差する方向に前記ピッキング対象物品を挟持する挟持力を前記ローラに付与する挟持力付与手段とを備えることを特徴とする。なお、ピッキング対象物品とは、積載された段ボール箱などの物品群の上部である1段または複数段のピッキング対象となっている物品をいう。
これにより、ローラは、ピッキング対象物品を持ち上げられるように、所定の角度に傾いた回転軸を中心に回転する。また、ローラには物品台の進入方向と交差する方向にピッキング対象物品を挟む力が与えられる。
このため、ローラが、段ボール箱などのピッキング対象物品を物品台の進入方向と交差する方向に挟みながら回転することで、ピッキング対象物品が持ち上げられる。そして、ピッキング対象物品が持ち上げられた状態で物品台がピッキング対象物品の下側に進入する。
これによって、ピッキング対象物品が損傷することなくピッキングが行われる。また、ピッキング対象物品が下から持ち上げられてピッキングされるので、ピッキング対象物品が複数段の物品の場合でも、一度にピッキングが行われる。
本発明により、物品が損傷することなく、また複数段の物品でも一度にピッキングが行われるため、本発明の実用的価値は極めて高い。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るピッキング装置130を含むデパレ装置100の構成を示す図である。このデパレ装置100は、積載された複数の段ボール箱からなる物品群200から上部の1段または複数段の段ボール箱群をピッキングし、他の場所へ移動するための装置である。
なお、この物品群200は、1段に6個ずつの矩形の段ボール箱が縦に4段積載されたものである。また、物品群200の上部であるピッキング対象の1段または複数段の段ボール箱群を、ピッキング箱群ということとする。
また、このデパレ装置100は、支柱110、昇降台120、ピッキング装置130、コンベヤ140及び物品支持物150とを備えている。
支柱110は、昇降台120を支持するための柱である。
昇降台120は、昇降台120上のパレット300に載置された物品群200を、支柱110に沿って昇降するための台である。
ピッキング装置130は、昇降台120に載せられたパレット300上の物品群200の上部であるピッキング箱群をピッキングする。なお、このピッキング装置130の詳細は後述する。
コンベヤ140は、ピッキング装置130をピッキング箱群の下側に進入させる。また、コンベヤ140は、ピッキング箱群がピッキング装置130に載せ置かれたあとに、ピッキング箱群を他の場所へ移動させるために、ピッキング装置130を後退させる。
物品支持物150は、昇降台120の上面部に立てて据え付けられている。この物品支持物150は、ピッキング装置130が物品群200からピッキング箱群をピッキングする際に、ピッキング箱群にある段ボール箱が後方に動くのを防ぐ目的で配置されている。
図2(a)は、本発明の実施の形態におけるピッキング装置130と物品群200とを示す簡略側面図であり、図2(b)は、同上のピッキング装置130と物品群200とを示す簡略平面図である。このピッキング装置130は、物品台131、2個のローラ134及び挟持力付与部135とを備えている。
物品台131は、ピッキング箱群の下側に進入し、ピッキング箱群が載せ置かれるための台であり、1対の長尺状の支持体132と複数のフリーローラ133とを備えている。
1対の支持体132は、並列に配置された複数のフリーローラ133の両端に配置されている。そして、この複数のフリーローラ133は、回転可能なように1対の支持体132にそれぞれ軸支されている。
また、1対の支持体132は、進行方向の先端に、2個のローラ134と挟持力付与部135とを繋ぐ1対の連結部132aを有している。この連結部132aは、2個のローラ134の間隔が変化することができるように、物品台131の進行方向に対して左右の方向に動くことができる。
ローラ134は、連結部132aの側面部に回転可能なように軸支されている。そして、1対の連結部132aのそれぞれにローラ134が1個ずつ軸支されている。
この2個のローラ134は、ピッキング箱群が挟持されるために必要な間隔で配置されている。このピッキング箱群が挟持されるために必要な間隔とは、当該ピッキング箱群の両側面部間の長さであり、ピッキング箱群の大きさによって異なる。このように、当該ピッキング箱群の一方の側方に1個のローラが配置され、当該ピッキング箱群の他の側方に他の1個のローラが配置される。
なお、ローラ134の表面はウレタン等の弾性部材で覆われている。このため、ローラ134が当接する段ボール箱の側面部が、ローラ134に損傷させられるのを防ぐことができる。
また、ローラ134の表面がウレタン等の弾性部材で覆われていることで、ローラ134と段ボール箱の側面部との間に大きな摩擦力が生じる。これにより、ローラ134が段ボール箱を容易に持ち上げることができる。
挟持力付与部135は、物品台131の進入方向と交差する方向にピッキング箱群を挟持させるための挟持力を2個のローラ134に付与する。この挟持力付与部135の両端部は、1対の連結部132aのローラ134が固定されていない方の側面部にそれぞれ固定されている。
図3は、ピッキング装置130が物品群200を挟持する状態を示す簡略平面図である。ピッキングが行われる前には、ピッキング装置130の2個のローラ134の間隔は、物品群200の上部であるピッキング箱群の両側面部よりも広く設定されている。
そして、挟持力付与部135は2個のローラ134の間隔を狭めることのできる機能を有している。この機能により、挟持力付与部135がピッキング箱群を挟持するための挟持力を2個のローラ134に付与することができる。
この挟持力付与部135の構成は、例えば以下の通りである。
つまり、この挟持力付与部135は、弾性部材であるゴムを有している。また、さらに、この挟持力付与部135は、このゴムを巻き取って長さを調整する機能も備えている。そして、このゴムの長さは、2個のローラ134の間隔がピッキング箱群の両端側面部間の長さよりも長くなるように設定されている。
図4は、本発明の実施の形態におけるピッキング装置130のローラ134の回転軸の方向を示す図である。ここで、物品台131の進行方向をX軸方向とし、X軸方向と垂直な鉛直上向きの方向をY軸方向とする。
物品台131に配置されている2個のローラ134は、回転軸が一定の角度傾いて軸支されている。そして、2個のローラ134がこの回転軸を中心に回転することによって、ピッキング箱群が持ち上げられる。
ここで、この2個のローラ134の回転軸はともに、回転軸の上端部がY軸方向からX軸方向に向けてθ傾いているとする。すると、このローラ134の回転軸の傾きθは、ピッキング箱群が持ち上げられることのできる角度として、0度より大きく90度以下の範囲で設定されている。
ここで、このローラ134の回転軸の傾きθは、0度より大きく90度以下であればよいが、2個のローラ134がピッキング箱群を持ち上げやすい角度として、好ましくは10度以上80度以下であり、さらに好ましくは30度以上60度以下である。
なお、このローラ134の回転軸の傾きθが0度の場合は、ローラ134が回転しても、ピッキング箱群は水平方向に動かされるだけで、持ち上げられない。
また、ローラ134の回転軸の傾きθが0度より小さいか90度より大きい場合は、ピッキング装置130が進行するに伴ってローラ134が回転した場合、ピッキング箱群が持ち上げられるのとは逆の方向に動かされてしまう。
また、ローラ134の回転軸の傾きθが0度より大きく90度より小さい場合は、ピッキング装置130の進行に伴うローラ134の回転によって、ピッキング箱群の正面部が持ち上げられる。この場合のピッキングの動作の詳細については、後述する。
次に、以上のように構成された本実施の形態におけるピッキング装置130の動作について説明する。
図5は、本発明の実施の形態におけるピッキング装置130のピッキングの動作を説明する図である。
まず、図5(a)に示すように、パレット300の上に積載された物品群200が載置されている。
そして、ピッキング箱群の下側にピッキング装置130が進入するために、その物品群200に向けて、ピッキング装置130が進行する。具体的には、物品群200の上部であるピッキング箱群のうち、最下段の段ボール箱の下部に向けて、ピッキング装置130の物品台131が進行する。
この際、2個のローラ134の間隔は、挟持力付与部135によって、ピッキング箱群の両側面部間の長さよりも長く設定されている。
すると、図5(b)に示すように、物品台131が2個のローラ134がピッキング箱群を挟持できる位置まで進行する。
そして、挟持力付与部135のゴムが巻き取られる。すると、2個のローラ134の間隔が狭められる方向に1対の連結部132aが移動する。そして、2個のローラ134がピッキング箱群の両側面部に当接する。
そして、さらに、ゴムが巻き取られる。このため、挟持力付与部135の有するゴムが伸張し、このゴムが収縮しようとする。このゴムの収縮力により、挟持力付与部135が、2個のローラ134にピッキング箱群の両側面部を挟持する挟持力を付与する。
なお、このゴムの巻き取りは、挟持力付与部135が2個のローラ134に所定以上の挟持力を付与した時に停止される。
そして、挟持力付与部135が2個のローラ134にピッキング箱群を挟持する所定の挟持力を付与しながら、物品台131がさらに進行する。この際、ピッキング箱群の側面部とローラ134の表面部との間で摩擦力が生じ、ローラ134が回転を開始する。
このように、ローラ134は、物品台131が進行する力によって、回転することができる。なお、このローラ134は、ピッキング箱群を持ち上げる方向に回転する。
なお、以降の動作において、2個のローラ134がピッキング箱群を挟持し続けている間は、挟持力付与部135は2個のローラ134にピッキング箱群を挟持する挟持力を付与し続けている。
そして、物品台131が進行してローラ134が回転するに従って、ローラ134が挟持したピッキング箱群の正面部が持ち上げられ始める。そして、物品台131がピッキング箱群の正面部に当たらない高さまでピッキング箱群の正面部が持ち上げられる。
そして、図5(c)に示すように、物品台131がピッキング箱群の正面部の下側に進入する。このように、ピッキング箱群の正面部が持ち上げられてから物品台131が進入するので、物品台131がピッキング箱群の正面部に当たることが非常に少ない。つまり、ピッキング箱群の正面部が損傷するおそれがない。
そして、図5(d)に示すように、物品台131がピッキング箱群の下側にさらに進入する。この物品台131の進入の際には、2個のローラ134は物品台131が進入する力で回転しながら、ピッキング箱群を持ち上げ続けている。
このように、物品台131がピッキング箱群にある最下段の段ボール箱の奥まで進入しても、2個のローラ134が当該段ボール箱を持ち上げ続けている。このため、図8におけるピッキングローラ162によるピッキングのように当該段ボール箱の奥側の角部が損傷するおそれがない。
そしてその後、図5(e)に示すように、さらに物品台131がピッキング箱群の下側に進入する。そして、全てのピッキング箱群の下側に物品台131が進入したところで物品台131の進入が停止される。このように、ピッキング箱群全てが損傷することなく、物品台131の上に載せ置かれる。
なお、以上の一連のピッキング動作では、ピッキング箱群にある段ボール箱が後方へ動いていくのを物品支持物150が防止している。しかし、2個のローラ134でピッキング箱群を持ち上げてピッキングが行われるため、後方への力が働かずに、この物品支持物150が不要となる場合もある。
以上のように、本実施の形態におけるピッキング装置130によれば、ピッキング箱群を持ち上げながら物品台131が進入するので、ピッキングに際し、ピッキング箱群にある段ボール箱が損傷してしまうおそれがない。また、ピッキング箱群の下側に物品台131が進入してピッキングが行われるため、ピッキング箱群が複数段の段ボール箱でも一度にピッキングされる。
さらに、図4におけるローラ134の回転軸の傾きθが0度より大きく90度より小さい場合は、物品台131が進行する力で2個のローラ134が回転することができる。この場合、2個のローラ134が回転するためのモータ等の駆動源がなくとも、ピッキングが行われる。つまり、2個のローラ134は、フリーローラであってもよい。なお、2個のローラ134がフリーローラであるときは、ローラ134の回転軸の角度は10度以上80度以下であることが好ましい。
以上、本発明に係るピッキング装置130について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
図6(a)は、本発明の実施の形態の変形例におけるピッキング装置と物品群を示す簡略側面図であり、図6(b)は、同上のピッキング装置と物品群を示す簡略平面図である。ピッキング装置130は、さらに2個のモータ等の駆動源136を備えている。
本実施の形態におけるピッキング装置130の動作についての説明では、物品台131が進行する力でローラ134が回転し、ピッキングが行われることとしたが、図6(a)および図6(b)に示すように、ピッキング装置130は、さらに、ローラ134を回転させるモータ等の駆動力を発揮する駆動源136を備えることにしてもよい。例えば、図示されていないギア、ユニバーサルジョイント及び弾性回転軸等で、モータ等の駆動源136の駆動力をローラ134に伝達する。
特に、図4におけるローラ134の回転軸の傾きθが90度の場合は、物品台131が進行しても進行による力でローラ134が回転することができないため、モータ等の駆動源136が必要になる。
また、本実施の形態では、物品は矩形の段ボール箱であり、物品群200は、1段に6個ずつの段ボール箱が縦に4段積載されたものであるとしたが、段ボール箱の1段の個数又は段数はいくつでもよい。また、ピッキング箱群は1段または複数段の段ボール箱群であるとしたが、個数は複数でなくともよく、1個でもよい。さらに、物品は段ボール箱でなくともよい。
また、本実施の形態では、ピッキング装置130の物品台131は複数のフリーローラ133を備えていることとしたが、フリーローラではなく、摩擦の少ないプレート状の荷受プレートなどを備えていることにしてもよい。
また、本実施の形態では、ローラ134の回転軸は図4におけるX軸とY軸を含むXY平面上にあることとしたが、例えば、ピッキング対象である物品の側面部がXY平面から傾いている場合は、その傾きに合わせて、ローラ134の回転軸も傾いていてもよい。
また、本実施の形態では、2個のローラ134でピッキングされることとしたが、1個のローラとローラでない支持物とでピッキングされてもよい。
また、本実施の形態では、ローラ134の表面はウレタン等の弾性部材で覆われていることとしたが、ウレタン等の弾性部材で覆われていなくともよく、また、摩擦力を高めるように表面がローレット加工などされていてもよい。このローレット加工されたローラは、物品が段ボール箱ではなく、プラスチックケース等の場合に使用できる。
また、本実施の形態では、2個のローラ134の間隔は、挟持力付与部135によって、ピッキング箱群の両側面部間の長さよりも長く設定されていることとしたが、2個のローラ134の間隔は、ピッキングを行う前からピッキング箱群の両側面部を挟持できる長さに設定されていてもよい。
また、本実施の形態では、挟持力付与部135はゴムを有していることとしたが、バネ等の弾性部材を備えていることにしてもよい。また、さらに、挟持力付与部135は、ゴムを巻き取って長さを調整する機能も備えていることとしたが、歯車等によって伸縮自在な機構を備えていることにしてもよい。
また、本実施の形態では、連結部132aは2個のローラ134の間隔が変化することができるように動くことができることとしたが、連結部132aは2個のローラ134がピッキング箱群の両側面部を挟持できる位置で支持体132に固定されていてもよい。
本発明は、積載された物品群の上部である物品をピッキングするピッキング装置として、特に、段ボール箱群から複数段の段ボール箱が損傷することなくピッキングされるピッキング装置として、利用することができる。
本発明に係るピッキング装置を含むデパレ装置の構成を示す図である。 (a)は、本発明の実施の形態におけるピッキング装置と物品群とを示す簡略側面図であり、(b)は、同上のピッキング装置と物品群とを示す簡略平面図である。 同上のピッキング装置が物品群を挟持する状態を示す簡略平面図である。 同上のピッキング装置のローラの回転軸の方向を示す図である。 同上のピッキング装置のピッキングの動作を説明する図である。 (a)は、本発明の実施の形態の変形例におけるピッキング装置と物品群を示す簡略側面図であり、(b)は、同上のピッキング装置と物品群を示す簡略平面図である。 従来のピッキング装置によるピッキングの動作を説明する図である。 従来のピッキング装置によるピッキングの課題を説明する図である。
符号の説明
100 デパレ装置
110 支柱
120 昇降台
130 ピッキング装置
131 物品台
132 支持体
132a 連結部
133 フリーローラ
134 ローラ
135 挟持力付与部
136 駆動源
140 コンベヤ
150 物品支持物
160 ピッキング装置
161 物品台
162 ピッキングローラ
200 物品群
300 パレット

Claims (2)

  1. 積載された物品群の上部であるピッキング対象物品の下側に進入し、当該ピッキング対象物品をピッキングするピッキング装置であって、
    前記ピッキング対象物品が載置される物品台と、
    前記物品台の進入方向の先端に配置され、上端部が鉛直方向から前記物品台の進入方向に向けて0度より大きく90度以下の角度に傾いた回転軸を中心に回転する複数のローラと、
    前記物品台の進入方向と交差する方向に前記ピッキング対象物品を挟持する挟持力を前記複数のローラに付与する挟持力付与手段とを備え、
    前記ピッキング対象物品の一方の側方に前記複数のローラのうちの一部のローラが配置され、前記ピッキング対象物品の他の側方に前記複数のローラのうちの他のローラが配置される
    とを特徴とするピッキング装置。
  2. さらに、前記複数のローラのそれぞれは、前記回転軸の角度が10度以上80度以下のフリーローラである
    ことを特徴とする請求項1に記載のピッキング装置。
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