JP4826796B2 - 形状記憶合金アクチュエータ、撮像ユニット - Google Patents

形状記憶合金アクチュエータ、撮像ユニット Download PDF

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本発明は、形状記憶合金アクチュエータ、及び該形状記憶合金アクチュエータを備えた撮像ユニットに関し、特にU字状構成の形状記憶合金アクチュエータ、及び該形状記憶合金アクチュエータを備えた撮像ユニットに関する。
近年、様々な移動装置に形状記憶合金(以下、SMAとも記する)を備えたSMAアクチュエータを用いることが試みられている。SMAアクチュエータは、通常、SMAワイヤと、SMAワイヤを掛止する掛止部を備た移動部材等から構成される。SMAアクチュエータは、SMAワイヤを通電加熱制御し、長さ方向に伸縮させることにより、SMAワイヤが掛止された移動部材を移動させるものである。
通常、この様なSMAワイヤは、その線径が数十μmと細いことから、SMAアクチュエータを備えた装置の小型化、特に、SMAワイヤの径方向の薄型化を図ることができる。
SMAワイヤの架設構成としては、直線状のSMAワイヤをその両端に設けられた掛止部に掛止する直線状構成や、SMAワイヤをU字型に折り曲げ、U字部を掛止部に掛止してUターンさせるU字状構成等がある。U字状構成は、直線状構成に比べてSMAワイヤの長さを約2倍にできるので取り出せる出力も2倍にでき、さらに、SMAワイヤ両端における通電のための電気接続端子を1ヶ所にまとめ易くなるので配線を簡素化することができる。
この様に、U字状構成のSMAアクチュエータは、直線状の場合に比べ大きな出力を得ることができ、また、装置の簡素化を図ることができるので種々検討されている。
例えば、U字状構成のSMAアクチュエータをハードディスク装置の磁気ヘッドアームの退避機構に用いたもの(特許文献1参照)や、内視鏡の湾曲機構に用いたもの(特許文献2参照)。また、電子カメラや携帯電話に搭載される撮像ユニットにおけるレンズの駆動機構として用いたもの(特許文献3参照)などが従来より知られている。
特開平6−60577号公報 特開平5−184525号公報 特開2006−38891号公報
ところで、特許文献1や特許文献2に開示されているU字型のSMAワイヤ51を掛止する掛止部31dは、円柱形状に形成され、図6に示す様に、掛止部31dのSMAワイヤ51のU字形状部分と接触する領域は、曲率半径が一定値Rの円弧形状に形成されている。図6は、掛止部31dの径方向の断面形状を示す模式図である。
この様に従来のU字状構成のSMAアクチュエータにおける掛止部31dの断面形状は、円、または円弧形状に形成され所定の厚みDを有する。この為、U字状構成のSMAアクチュエータを搭載した装置において厚みD方向の寸法が直線状構成の場合に比べて大きくなり、装置の薄型化を阻害するといった問題がある。
一方、厚みDを薄くする為に、掛止部31dの曲率半径を小さくすることも考えられるが、この場合、曲率半径が小さくなることによりSMAワイヤ51の外周面上の曲げ応力が大きくなり、繰返し動作寿命が低下するといった問題がある。尚、SMAワイヤの応力と繰返し動作寿命の関係は、古河テクノマテリアル社の技術情報(http://www.fitec.co.jp/ftm/nt/actuator02.htm)における形状記憶合金特性データ(S−N曲線)に示されている様に、応力が大きくなるに従い動作寿命は短くなる関係にある。
また、特許文献3においては、U字型のSMAワイヤ51を掛止する掛止部31dの形状についての記載はされていない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、温度により伸縮する形状記憶合金を備えたU字状構成の形状記憶合金アクチュエータ、及び該形状記憶合金アクチュエータを備えた撮像ユニットにおいて、形状記憶合金の伸縮による繰返し動作寿命の低下を招くことなく、装置の小型化を実現する事が可能な形状記憶合金アクチュエータ、及び撮像ユニットを提供することを目的とする。
上記目的は、下記の1乃至のいずれか1項に記載の発明によって達成される。
1.U字形状部分を有し、温度の変化により伸縮する状または状の形状記憶合金と、
前記U字形状部分と接触して前記形状記憶合金を非固定的に掛止する掛止部を有し、前記形状記憶合金の伸縮に伴い移動する移動部材と、
を備えた形状記憶合金アクチュエータにおいて、
前記掛止部の前記U字形状部分と接触する領域は、
(a)複数の曲率半径から形成される円弧状の形状をなし、
(b)接触する領域の両端部を含む所定の領域の第1曲率半径よりも小さい第2曲率半径の領域を有するとともに、前記第1曲率半径で該接触する領域全体が形成されたときよりも、該接触する領域の両端部間の距離が短くなるように形成されたことを特徴とする形状記憶合金アクチュエータ。
2.U字形状に折り返して張架され、両端がその近傍で固定される線状または帯状の形状記憶合金と、
前記U字形状に折り返して形成されたU字形状部分と接触して前記形状記憶合金を非固定的に掛止する掛止部を有し、前記形状記憶合金の伸縮に伴って移動する移動部材と、
を備えて薄型の筐体の内部に収納された形状記憶合金アクチュエータにおいて、
前記移動部材は、前記筐体の薄い方向と直交する方向に移動するよう設置され、
前記掛止部の前記U字形状部分と接触する領域は、
(A)複数の曲率半径から形成され
(B)該接触する領域の両端部を含む所定の領域の第1曲率半径よりも小さい第2曲率半径の領域を有するとともに、前記第1曲率半径で該接触する領域全体が形成されたときよりも、前記筐体の薄い方向において前記掛止部が薄くなる扁平円弧形状をなし、
前記扁平円弧形状の短径方向が前記薄型の筐体の薄い方向に収納可能に設置されるとともに、
前記扁平円弧形状の長径方向に前記形状記憶合金が前記U字形状に折り返されて張架されていること、
を特徴とする形状記憶合金アクチュエータ。
3.前記複数の曲率半径のうち前記接触領域の中心部を含む領域の曲率半径が最も小さく、
前記形状記憶合金の非変形領域が該中心部に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の形状記憶合金アクチュエータ。
.1から3の何れか1つに記載の形状記憶合金アクチュエータと、
前記形状記憶合金アクチュエータにより移動可能に支持されるレンズと、
前記レンズにより結像された被写体光学像を光電変換し画像信号を生成する撮像素子と、
を有することを特徴とする撮像ユニット。
本発明によれば、掛止部における形状記憶合金のU字形状部分と接触する領域は、複数の曲率半径から形成される円弧状の形状をなす様にした。これにより、掛止部の形状を扁平化することができ、装置を薄型化することができる。
また、掛止部における形状記憶合金のU字形状部分と接触する円弧状の領域は、該領域の両端部を含む所定の領域の曲率半径よりも小さい曲率半径の領域を有する様にした。これにより、形状記憶合金の伸縮による繰返し動作寿命の低下を抑制することができる。
詳細には、U字状構成によるSMAワイヤは、その通電領域すべてが形状記憶変形を行うわけではなく、掛止部とSMAワイヤとの間に生じる摩擦力や、掛止部への伝熱による熱エネルギーロスにより、U字形状部分の折り曲げ部の中央部分は形状記憶変形を行わない。この非変形部分の繰返し動作寿命に対する許容応力は変形部分のそれに比べてはるかに大きい。したがって、その非変形部分の許容応力を超えない範囲であれば、非変形部分の応力を変形部分の応力より大きくしても繰返し動作寿命の低下を招かない。
そこで、掛止部における形状記憶合金のU字形状部分と接触する円弧状の領域において、曲率半径をSMAワイヤの非変形領域である中心部のみ小さくし、変形領域である両端部では小さくしない様な構成にする。これにより、曲率半径の縮小による応力の増加をSMAワイヤの中央部分だけに留めることができる。
一方、前述の様に、非変形部分の応力を変形部分の応力よりある程度大きくしても繰返し動作寿命には影響を及ぼさないことから、繰り返し動作寿命の低下を招くことはない。
この様に、本発明によれば、形状記憶合金の伸縮による繰返し動作寿命の低下を招くことなく、装置の小型化を実現する事ができる。
以下図面に基づいて、本発明に係るSMAアクチュエータ、及びSMAアクチュエータを備えた撮像ユニットの実施の形態を説明する。尚、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
〔実施形態1〕
最初に、実施形態1による撮像ユニットの構成を図1を用いて説明する。図1(a)は、実施形態1による撮像ユニット1の全体構成を示す正面図、図1(b)は、図1(a)中A−A′方向から見た側面断面図、図1(c)は、図1(a)中B−B′方向から見た平面断面図、図1(d)は、カム環11とレンズ玉枠41との当接状態を示す図である。
撮像ユニット1は、図1に示す様に、レンズ21、撮像素子61、レンズ玉枠41、押さえバネ42、カム環11、駆動レバー31、SMAワイヤ51,54、SMAワイヤ固定端子52,53,55、及びベース81等を有している。尚、SMAアクチュエータ2は、本発明における移動部材に該当する駆動レバー31、及び形状記憶合金に該当するSMAワイヤ51,54等から構成される。
撮像素子61は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOSセンサ等のカラーエリア撮像センサであり、レンズ21により結像された被写体光学像を光電変換し画像信号を生成する。
レンズ21は、図1(b)に示す様に、レンズ玉枠41に支持される。レンズ玉枠41は押えバネ42により付勢されカム環11に当接する。
ベース81は、レンズ玉枠41を光軸L方向に移動可能に支持する。また、ベース81はカム環11を光軸Lを中心に回動可能に支持する。
カム環11は、図1(a)、図1(d)に示す様に、レンズ玉枠41との当接部分にカム斜面11cを3箇所有し、カム環11の回転をレンズ玉枠41の直進運動に変換することでレンズ21の繰出し、及び繰込みを行う。レンズ21が繰込まれた位置が通常撮影状態、繰出された位置が近接撮影状態である。
駆動レバー31は、図1(a)に示す様に、先端31bがカム環11の凹部11bに係合し、回転軸31cを中心に回動可能に構成されている。駆動レバー31の回転によってカム環11が回転される。
SMAワイヤ51は、その一端51aがSMAワイヤ固定端子52に、他端51bがSMAワイヤ固定端子53に接続されている。SMAワイヤ固定端子52,53は、ベース81にそれぞれ固定されている。また、SMAワイヤ51は、図1(c)に示す様に、U字型に折り曲げられ、駆動レバー31に設けられた掛止部31dでUターンする様に掛止されている。同様に、SMAワイヤ54は、その一端54aがSMAワイヤ固定端子55に、他端54bがSMAワイヤ固定端子53に接続されている。SMAワイヤ固定端子55は、ベース81に固定されている。また、SMAワイヤ54は、U字型に折り曲げられ、駆動レバー31に設けられた掛止部31fでUターンする様に掛止されている。
次に、この様な構成の撮像ユニット1で行われるレンズ21の駆動動作について図4、図5を用いて説明する。図4は、レンズ玉枠が繰込み位置にある状態を示す図である。図5は、レンズ玉枠が繰出し位置にある状態を示す図である。
SMAワイヤ54を通電加熱するとSMAワイヤ54の収縮による引張力の増加により、図4(a)に示す様に、駆動レバー31は時計方向に回転し、カム環11は反時計方向に回転する。カム環11が反時計方向に回転すと、図4(d)に示す様に、カム斜面11cがレンズ玉枠41をリフトダウンし、レンズ玉枠41は、図4(b)に示す様に、矢印R方向に繰込まれる。
一方、SMAワイヤ54への通電加熱を停止して、SMAワイヤ51を通電加熱すると、SMAワイヤ54の引張力の減少と、SMAワイヤ51の収縮による引張力の増加により、図5(a)に示す様に、駆動レバー31は反時計方向に回転し、カム環11は時計方向に回転する。カム環11が時計方向に回転すと、図5(d)に示す様に、カム斜面11cがレンズ玉枠41をリフトアップし、レンズ玉枠41は、図5(b)に示す様に、矢印F方向に繰出される。
次に、駆動レバー31、及びSMAワイヤ51,54等を有するSMAアクチュエータ2について図2を用いて説明する。
図2(a)は、図1(c)中の掛止部31dを拡大して示した図であり、掛止部31dの径方向の断面形状を示す模式図、図2(b)は、図6を用いて説明した従来のSMAアクチュエータの掛止部31dを拡大して示した図であり、掛止部31dの径方向の断面形状を示す模式図である。
従来の駆動レバー31に設けられた掛止部31d(31f)は、図2(b)に示す様に、曲率半径R0が一定値Rの円弧形状に形成されている。
一方、本実施形態による駆動レバー31に設けられた掛止部31d(31f)は、図2(a)に示す様に、複数の曲率半径R1,R2、R3から形成される円弧状の形状をなしている。SMAワイヤ51(54)の変形領域である両端部の領域C2,C3の曲率半径R2、R3は、従来の場合と同様にRであるが、中心部の領域C1の曲率半径R1は、両端部の領域C2,C3の半分のR/2とし、掛止部31d(31f)の径方向の形状を扁平化している。これにより、掛止部31d(31f)の径方向の厚みD1を、従来の厚みD0よりも約3割薄くすることができる。その結果、撮像ユニット1のSMAワイヤ51(54)と駆動レバー31等から構成されるSMAアクチュエータ2の厚みについても、従来の場合は、SMAワイヤ51(54)のUターン幅が最大厚部分であったが、本実施形態ではUターン幅を狭くできるのでSMAアクチュエータ2の厚みも薄くすることができる。
尚、両端部の領域C2(C3)は、図2(a)に示す様に、その両端P1,Q1(P2,Q2)におけるそれぞれの接線L1とM1(L2,M2)とのなす角Θが例えば45度となる領域である。
一方、中心部の領域C1の曲率半径R1を両端部の領域C2,C3よりも小さくすることにより、SMAワイヤ51(54)の領域C1における曲げ応力が大きくなるが、前述の様に、中心部の領域C1は形状記憶変形動作を行わないので繰返し動作寿命の低下を招くことはない。
この様に、本発明の実施形態に係るSMAアクチュエータ2においては、掛止部31d(31f)におけるSMAワイヤ51(54)のU字形状部分と接触する領域は、複数の曲率半径から形成される円弧状の形状をなす様にした。また、円弧状の領域において、中心部の領域C1の曲率半径R1を両端部の領域C2,C3の曲率半径R2,R3よりも小さくする様にした。これにより、SMAワイヤ51(54)の伸縮による繰返し動作寿命の低下を招くことなく、掛止部31d(31f)の形状を扁平化することができ、装置を薄型化することができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2による掛止部31d(31f)について図3を用いて説明する。図3は、掛止部31d(31f)の径方向の断面形状を示す模式図である。
本実施形態による駆動レバー31に設けられた掛止部31d(31f)は、図3に示す様に、複数の曲率半径R11,R12,R13,R21,R31から形成される円弧状の形状をなしている。両端部の領域C21,C31の曲率半径R21,R31は、実施形態1の場合と同様にRであるが、中心部の領域C11の曲率半径R11もRである。一方、両端部の領域C21,C31と中心部の領域C11に挟まれた領域C12,C13の曲率半径12,R13は、R/2とし、掛止部31d(31f)の径方向の形状を扁平化している。尚、SMAワイヤ51(54)は、中心部の領域C11と同様に領域C12,C13においても形状記憶変形を行わない。
これにより、SMAワイヤ51(54)のUターン幅を薄くできるのでSMAアクチュエータ2の厚みも薄くすることができる。その結果、SMAワイヤ51(54)の伸縮による繰返し動作寿命の低下を招くことなく、掛止部31d(31f)の形状を扁平化することができ、装置を薄型化することができる。この様に、曲率半径の縮小は円弧状の形状の両端部の領域以外であれば必ずしも中央部の領域でなくとも実施形態1の場合と同等の効果を得ることができる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は前述の実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、適宜変更、改良が可能であることは勿論である。例えば、前述の実施形態においては、形状記憶合金として、断面が円形状の線状SMAワイヤを用いたが、断面が矩形状の帯状SMAを用いても前述の実施形態の場合と同等の効果を得ることができる。
本発明の実施形態1に係る撮像ユニットの全体構成図である。 実施形態1に係る駆動レバーにおける掛止部の平面模式図である。 実施形態2に係る駆動レバーにおける掛止部の平面模式図である。 レンズ玉枠が繰込み位置にある状態を示す図である。 レンズ玉枠が繰出し位置にある状態を示す図である。 従来の駆動レバーにおける掛止部の平面模式図である。
符号の説明
1 撮像ユニット
2 SMAアクチュエータ
11 カム環
21 レンズ
31 駆動レバー
41 レンズ玉枠
42 押さえバネ
51,54 形状記憶合金ワイヤ(SMAワイヤ)
52,53,55 SMAワイヤ固定端子
61 撮像素子
81 ベース
L 光軸

Claims (4)

  1. U字形状部分を有し、温度の変化により伸縮する線状または帯状の形状記憶合金と、
    前記U字形状部分と接触して前記形状記憶合金を非固定的に掛止する掛止部を有し、前記形状記憶合金の伸縮に伴い移動する移動部材と、
    を備えた形状記憶合金アクチュエータにおいて、
    前記掛止部の前記U字形状部分と接触する領域は、
    (a)複数の曲率半径から形成される円弧状の形状をなし、
    (b)接触する領域の両端部を含む所定の領域の第1曲率半径よりも小さい第2曲率半径の領域を有するとともに、前記第1曲率半径で該接触する領域全体が形成されたときよりも、該接触する領域の両端部間の距離が短くなるように形成されたことを特徴とする形状記憶合金アクチュエータ。
  2. U字形状に折り返して張架され、両端がその近傍で固定される線状または帯状の形状記憶合金と、
    前記U字形状に折り返して形成されたU字形状部分と接触して前記形状記憶合金を非固定的に掛止する掛止部を有し、前記形状記憶合金の伸縮に伴って移動する移動部材と、
    を備えて薄型の筐体の内部に収納された形状記憶合金アクチュエータにおいて、
    前記移動部材は、前記筐体の薄い方向と直交する方向に移動するよう設置され、
    前記掛止部の前記U字形状部分と接触する領域は、
    (A)複数の曲率半径から形成され
    (B)該接触する領域の両端部を含む所定の領域の第1曲率半径よりも小さい第2曲率半径の領域を有するとともに、前記第1曲率半径で該接触する領域全体が形成されたときよりも、前記筐体の薄い方向において前記掛止部が薄くなる扁平円弧形状をなし、
    前記扁平円弧形状の短径方向が前記薄型の筐体の薄い方向に収納可能に設置されるとともに、
    前記扁平円弧形状の長径方向に前記形状記憶合金が前記U字形状に折り返されて張架されていること、
    を特徴とする形状記憶合金アクチュエータ。
  3. 前記複数の曲率半径のうち前記接触する領域の中心部を含む領域の曲率半径が最も小さく、
    前記形状記憶合金の非変形領域が該中心部に形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の形状記憶合金アクチュエータ。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1つの請求項に記載の形状記憶合金アクチュエータと、
    前記形状記憶合金アクチュエータにより移動可能に支持されるレンズと、
    前記レンズにより結像された被写体光学像を光電変換し画像信号を生成する撮像素子と、
    を有することを特徴とする撮像ユニット。
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