JP5447501B2 - 駆動装置及びレンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話、携帯情報端末等に搭載されたデジタルカメラのレンズのような、小型で精細な被駆動体の駆動を行う駆動装置に関するものである。
携帯電話や携帯情報端末(PDA)、携帯型音楽プレーヤ等の小型携帯端末には、画像を撮影するためのデジタルカメラが搭載されている場合が多い。近年、前記小型携帯端末に搭載されたデジタルカメラは、画像を撮影できることだけでは不十分であり、高品質な画像を撮影できることが要求されている。前記デジタルカメラで高品質な画像を撮影するためのひとつの方法として、前記デジタルカメラへフォーカス機能、ズーム機能等の光学機能を付加する方法が用いられている。
上述のような光学機能を付加するためには、前記デジタルカメラに備えられたレンズ(及びレンズ支持体)を駆動するための駆動装置を搭載する必要がある。前記デジタルカメラの限られたスペースに搭載されるものであり、そのデジタルカメラに搭載される前記駆動装置は小型及び軽量である必要がある。このような、小型、軽量の条件を満たす駆動装置として、形状記憶合金(Shape Memory Alloy:以下、SMAという)アクチュエータを備えた駆動装置が提案されている。
前記SMAアクチュエータを用いた駆動装置として、一端(支持端部)を回動可能に支持された片持ち梁様のレバー部を、SMAアクチュエータの伸縮を利用して他端(自由端部)を持ち上げ、前記他端(自由端部)で被駆動体を動かすものが提案されている。このようなSMAを動力源とするアクチュエータを用いた駆動装置は、回動するレバー部の自由端部の1点で前記レンズ支持体を押し上げて前記被駆動体を動かしている。前記レバー部の自由端部の1点で被駆動体を押す場合、前記レバー部から前記被駆動体にかかる力が前記被駆動体の中心に作用しないと、いわゆる片押し状態となってしまい、前記被駆動体が傾いた状態で移動してしまう。
そこで、このような傾きを抑制する駆動装置として、前記被駆動体の移動方向と平行に配置され、前記被駆動体をガイドする柱状のガイドポール及びガイドシャフトを備えた駆動装置がある。この駆動装置では、前記被駆動体が前記ガイドポール及び前記ガイドシャフトでガイドされて移動するので、前記被駆動体が片押し状態で押された場合であっても、前記被駆動体は移動時に傾きにくい。この駆動装置をレンズが保持されたレンズ支持体の移動装置として用いることで、前記レンズ支持体が移動するとき、当該レンズ支持体が傾く(以下チルトという)のを抑制できる(例えば、特開2007-58075号公報、特開2007-58076号公報、特開2007-60530号公報等参照)。
特開2007-58075号公報 特開2007-58076号公報 特開2007-60530号公報
従来の小型携帯端末に搭載されたデジタルカメラに用いられている撮像素子の画素数及びこの撮像素子で画像を撮影するためのレンズを用いる場合、上述のような、ガイドポール及びガイドシャフトでガイドされたレンズ駆動部を用いることで、十分な精細度の撮影を行うことが可能であった。
しかしながら、近年の小型携帯端末に搭載されるデジタルカメラの撮像素子は高画素化しており、高画素の撮像素子を利用するために、レンズも高性能なものが要求されている。したがって、従来のような、ガイドポール及びガイドシャフトのガイド部材でレンズ支持体の移動をガイドするレンズ駆動部では、前記ガイド部材と前記レンズ支持体との遊びによって発生するチルトであっても、画像乱れの原因となる。
そこで、レバー部の自由端部が前記被駆動体(レンズ支持体)を押す点を、ガイドシャフト及びガイドポールの中間点とすることで、前記チルトによる画像乱れを抑制することは可能であるが、その場合、前記被駆動体の大きさを小さくするのが困難であり、撮像装置自体が大きくなってしまう。
また、駆動装置として、さらなる小型化、軽量化を達成するために被駆動体(レンズが保持されたレンズ支持体)の移動方向の両側を平行板ばねで保持するものもあるが、片持ち梁様のレバー部で押す構成の場合、チルトの発生を抑制するのは困難である。
そこで本発明は、被駆動体を駆動させる小型の駆動装置であって、前記被駆動体の移動を精度良く行うことができる駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、支持脚部と、前記支持脚部に回動可能に支持されたレバー部と、前記レバー部に連結され被駆動体と少なくとも2箇所で係合された変位出力部と、前記レバー部と係合し、可逆的に変形する形状記憶合金アクチュエータとを備え、前記形状記憶合金アクチュエータの変形により前記レバー部に連結された前記変位出力部が前記被駆動体を所定の方向に移動させる駆動装置であって、前記支持脚部または前記レバー部のいずれか一方から突出し、先端に係合部を具備するレバー支持部と、他方に形成され、前記係合部が係合される支持凹部とを備え、前記レバー部が、前記係合部と前記支持凹部との接触部又はその近傍を通り前記被駆動体の移動方向と直交又は交差する回転軸を中心に回動可能に、且つ、前記回転軸又は前記回転軸と平行な線と直交又は交差する揺動軸を中心に揺動可能に、支持脚部に支持されている。
この構成によると、前記レバー部が前記揺動軸を中心に揺動可能となるように前記支持脚部に支持されているので、例えば、前記変位出力部が前記レバー部に対して傾いて取り付けられていたとしても、前記レバー部が揺動され、各変位出力部から前記被駆動体に対して均一な変位が出力される。
これにより、前記被駆動体には均一な変位が加えられるので、移動時に前記被駆動体が姿勢を崩したり、誤った方向に移動したりする不具合の発生を抑えることができる。
上記構成において、前記レバー部は、前記レバー支持部の係合部と前記支持凹部との前記接触部で支持されていてもよい。前記係合部と前記支持凹部とは1点で接触していてもよく、少なくとも3点で接触していてもよく、曲面で接触していてもよい。
前記支持凹部としては、円錐、三角錐、四角錐等の錐体形状、球面形状、滑らかな曲面形状のものを挙げることができる。また、前記係合部の形状としては、円錐、三角錐、四角錐等の錐体形状、球面形状、円柱等の柱体形状を挙げることができる。また、前記支持凹部と前記係合部の形状を組み合わせることで、回転しやすさ、安定性を変更することが可能である。なお、異なる形状のものを組み合わせる場合、安定性を考慮して、少なくとも3点以上の点で接触するものが好ましい。また、少なくともどちらか一方は円或いは球形状を基本とする形状であることが好ましい。
上記構成において、前記レバー支持部が前記支持脚部又は前記レバー部のいずれか一方に形成された揺動穴に揺動可能に挿入された揺動軸部を備えており、前記係合部が前記揺動軸部の中心軸又は中心軸と平行な線に対して直交又は交差する方向に延伸する係合軸部を備えており、前記支持凹部は前記係合軸部を中心軸周りに摺動可能に支持する凹溝形状であってもよい。
上記目的を達成するために本発明は、支持脚部と、前記支持脚部に回動自在に支持されたレバー部と、前記レバー部に連結され被駆動体と少なくとも2箇所で係合された複数個の変位出力部と、前記レバー部に係合し、可逆的に変形する形状記憶合金アクチュエータとを備え、前記形状記憶合金アクチュエータの変形によって前記レバー部が揺動され、前記変位出力部が前記被駆動体を所定の方向に移動させる駆動装置であって、前記複数個の変位出力部の前記被駆動体の移動方向に沿う方向の位置を前記レバーの傾きに応じて変動させ、すべての変位出力部を該被駆動体とバランスをとって係合させる変位調整部を備えていてもよい。
この構成によると、前記変位出力部が前記レバー部に傾いて配置されている場合でも、前記変位調整部によって各変位出力部の変位が調整され、前記レバー部が移動するときには、前記被駆動体にバランスよく変位を出力することが可能である。これにより、被駆動体が傾いたり、被駆動体の移動方向がずれてしまったりする不具合が発生するのを抑制することが可能である。
上記構成において、前記複数の変位出力部は前記被駆動体の一部を側方から包囲するアーム部を介して前記レバー部に取り付けられていてもよく、前記複数の変位出力部は前記被駆動体の一部を側方から包囲するアーム部を介して前記レバー部に取り付けられており、前記変位調整部は前記アーム部の少なくとも一部に形成されており、前記アーム部は前記変位調整部で弾性変形可能であってもよい。
上記構成において、前記被駆動体が前記変位出力部より受ける力と反対方向の力を前記被駆動体に付勢する付勢部材を備えていてもよい。
上記構成において、前記レバー部は前記形状記憶合金アクチュエータからの駆動力と、前記変位出力部が前記被駆動体から受ける抗力とが釣り合うことで静止する形状のものを挙げることができる。
上記構成において、互いに平行となるように配置され、前記被駆動体を移動方向の前後両側から保持した一対の平行ばねを備えているものであってもよく、前記被駆動体の少なくとも一部と接触し、前記被駆動体の移動方向と平行に配置されたガイド部を備えていてもよい。
上記構成において、前記SMAアクチュエータは線状に形成されているものを挙げることができる。
上記構成において、駆動装置の例として、前記被駆動体としてレンズを備えたレンズユニットを駆動するレンズ駆動装置を挙げることができる。
本発明によると、被駆動体を駆動させる小型の駆動装置であって、前記被駆動体の移動を精度良く行うことができる。
本発明にかかる駆動装置が用いられている撮像装置の平面図である。 図1に示す撮像装置を矢印II方向に見たときの概略配置図である。 図1に示す撮像装置を矢印III方向に見たときの概略配置図である。 図1に示す撮像装置に用いられたアクチュエータが作動されたときの矢印II側から見た図である。 図1に示す撮像装置に用いられたアクチュエータが作動されたときの矢印III側から見た図である。 アーム部が傾いているレンズ駆動装置を備えた撮像装置の図である。 図6に示すレンズ駆動装置のアクチュエータを組み立てる途中の図である。 図6に示すレンズ駆動装置がレンズユニットを持ち上げた状態の図である。 本発明にかかる駆動装置の他の例の支持凹部及びレバー支持部を拡大した概略側面図である。 本発明にかかる駆動装置の他の例の支持凹部及びレバー支持部を拡大した概略側面図である。 本発明にかかる駆動装置の他の例の支持凹部及びレバー支持部を分解した状態の概略平面図である。 図11に示す駆動装置を分解した状態の概略側面図である。 図11のレバー支持部の他の例の側面図である。 本発明にかかる撮像装置のさらに他の例の図である。 図14に示す撮像装置で用いられるレンズ駆動装置のアクチュエータを組み立てる途中の図である。 図14に示す撮像装置で用いられるレンズ駆動装置がレンズユニットを持ち上げた状態の図である。
本発明にかかる駆動装置について図面を参照して説明する。図1は本発明にかかる駆動装置が用いられている撮像装置の平面図であり、図2は図1に示す撮像装置を矢印II方向に見たときの概略配置図であり、図3は図1に示す撮像装置を矢印III方向に見たときの概略配置図である。なお、図1で図示された撮像装置は、説明の便宜上、ケースの上面、天板、板ばね、バイアスばねを省略しており、図2及び図3ではケースの側部を省略している。また、以下の説明で上下の位置関係について説明する場合は、図面における位置関係である。
撮像装置Aは、平面視正方形状の箱体であるケースCaと、画像を撮像するための個体撮像素子を具備するイメージセンサImsと、イメージセンサImsの光電変換部に被写体像を撮像させるレンズを駆動するレンズ駆動装置Laとを備えている。
ケースCaは撮像装置Aの外殻をなし、外部からの撮像光以外の光の入射、異物の混入、及び内部に配置された部材への衝撃及び(又は)振動を抑制するものである。ケースCaは樹脂等で形成されており、底面が矩形(ここでは正方形)の直方体形状を有する箱体である。ケースCaの上面部には、撮像光を入射させるための撮像窓Cwが形成されている。撮像窓Cwは、撮像装置Aの光軸Axが中心を通るように形成されている。
イメージセンサImsは照射された撮像光を電気信号に変換する個体撮像素子を備えている。個体撮像素子として、光電変換部にCMOS型のセンサまたはCCD撮像センサを用いたものが採用されている。イメージセンサImsは平面視長方形の板状であり、図1に示す撮像装置Aでは、長辺及び短辺がケースCaの底面の対角線のそれぞれと平行で、中心が撮像装置Aの光軸Axと重なるように配置されている。
本発明の要部である駆動装置を用いたレンズ駆動装置Laについて説明する。レンズ駆動装置Laは、ケースCaの内部に配置されている。レンズ駆動装置Laは、中央に貫通孔10が形成されている板状のベース部1と、中央にベース部1と同じ大きさの貫通孔20が形成された天板部2と、イメージセンサImsに被写体像を撮像させるレンズを備えたレンズユニット3と、レンズユニット3をイメージセンサImsに対して接近離反させる駆動装置4と、ベース部1及び天板部2に固定されレンズユニット3を保持する上板ばね51、下板ばね52と、レンズユニット3を押圧するバイアスばね6とを備えている。
ベース部1は平面視正方形状の平板であり、ケースCaに固定され、レンズ駆動装置Laの底部を構成する不動の部材である。また、天板部2は平板状の部材であり、ベース部1と平行となるように配置されている。ベース部1及び天板部2には貫通孔10及び貫通孔20が形成されている。貫通孔10はレンズユニット3の外径よりも小さく、レンズユニット3に配置された撮像レンズ31(後述)よりも大きな内径の円筒形状の孔である。さらに、貫通孔10の内径はイメージセンサImsへの光の入射を妨げない大きさである。一方、貫通孔20はレンズユニットの外径よりも大きな内径の円筒形状の孔である。貫通孔10及び貫通孔20の中心軸は、いずれも、撮像装置Aの光軸Axと重なっている。
ベース部1の上面及び天板部2の下面には、下板ばね52、上板ばね51がそれぞれ取り付けられている。なお、上板ばね51と下板ばね52とは平行であり、レンズユニット3を上下から挟持している。上板ばね51及び下板ばね52には、撮像光が透過するための孔が形成されている。
レンズユニット3は撮像レンズ31と、撮像レンズ31が保持されたレンズ保持枠32とを備えている。撮像レンズ31は、対物レンズ、フォーカスレンズ、ズームレンズ等を含むレンズ群であり、撮像窓Cwより入射した撮像光をイメージセンサImsに導き、イメージセンサImsに被写体像を結像する結像光学系を構成するものである。なお、撮像レンズ31として複数のレンズで構成されるレンズ群としているが、単一のレンズで構成されるものであってもよい。
レンズ保持枠32は円筒形状の枠体(いわゆる玉枠)であり、内部に撮像レンズ31を保持している。上面が上板ばね51に、下面が下板ばね52に保持されており、レンズ保持枠32の中心軸が光軸Axと重なっている。また、レンズユニット3はレンズ保持枠32が上板ばね51及び下板ばね52で挟持されていることで、その変位自由度が光軸Axに沿った方向に規制されている。なお、レンズユニット3は軸に沿った方向に移動するときは、天板部2の貫通孔20を貫通するように移動する。
レンズ保持枠32は外周部の上面の近傍に、径方向外側に向かって突出した2個の凸部33を備えている。2個の凸部33は上面から等距離となるように形成されているものであり、中心軸を挟んで対称の位置に形成されている。凸部33はベース部1の対角線方向に並んで配置されており、凸部33はケースCaの対向する角部の近傍に配置されている。
駆動装置4は、レンズユニット3に駆動力を付与するものである。駆動装置4は、レバー部41と、レバー部41を支持する支持脚部42と、レバー部41に固定されたアーム部43と、形状記憶合金(Shape Memory Alloy:以下SMAという)で形成され、レバー部41に形成された後述の変位入力部412に架設されたSMAアクチュエータ44と、SMAアクチュエータ44の両端を固定するとともに、SMAアクチュエータ44に電気を供給する電極45とを備えている。
図に示すように、レバー部41は直方体形状を有しており、一面の上下方向の略中央に円錐状の凹部である支持凹部411が形成されている。また、下端部には、支持凹部411と反対側の面側にSMAアクチュエータ44が架設された変位入力部412が形成されている。レバー部41の変位入力部412が形成されている部分はSMAアクチュエータ44に応力が集中しないように湾曲した曲面形状に形成されている。また、変位入力部412はレバー部41が移動したときにSMAアクチュエータ44が外れないように、曲面に沿うV字の溝形状を有している。
支持脚部42はベース部1に固定された四角柱状の部材である。支持脚部42はケースCaの凸部33が近接している角部とは異なる角部に近接して配置されている。支持脚部42はレンズユニット3と対向する面と反対側の面より突出し、支持凹部411に挿入された円錐形状のレバー支持部421を備えている。レバー支持部421は中心軸(揺動軸Bx)が凸部33の配列方向又はこれに平行な方向と直交するように形成されている。レバー支持部421は先端が支持凹部411の円錐形状の頂点部と接触して配置されている。なお、レバー支持部421は支持脚部42と一体で形成されていても良く、支持脚部42と別体で支持脚部42に固定されたものであってもよい。
支持凹部411とレバー支持部421は支持部を形成しており、レバー支持部421はその先端の係合部が支持凹部411の最深部と接触することで、レバー部41を点で支持している。これにより、レバー部41は揺動軸Bx周りに揺動可能であるとともに、揺動軸Bxと交差(変位の方向によっては直交)する軸(回転軸Cx)周りにも回動可能となっている。なお、レバー部41に作用する力のつりあいは後述する。
アーム部43はレバー部41の支持凹部411が形成されている面と隣り合う両側面に配置されている。アーム部43は二股に分かれており、レンズユニット3に近接してそれぞれ均等に伸びている。アーム部43は途中で屈曲しており、先端側に変位出力部431が形成されている。二股に分かれたアーム部43の両方に形成された変位出力部431は互いに平行となっており、凸部33の下部と接触している。変位出力部431は凸部33との係合面が曲面となるように切り欠かれた係止部432を備えている。なお、アーム部43とレバー部41とは一体で形成されていてもよく、別体で形成されていてもよい。
SMAアクチュエータ44として例えばNi−Ti合金等をワイヤー状に形成したものを挙げることができる。また、SMAアクチュエータとして、ワイヤー状のものに限定されるものではなく、アーム部を動かすことのできる形状(例えば、帯状、板状等)のものを広く採用することが可能である。
SMAはそれ自体の温度によって結晶相が変化するものである。SMAアクチュエータ44は、低温状態のときはマルテンサイト相に、高温状態のときはオーステナイト相に相変態する。SMAアクチュエータ44は温度変化によって可逆的に相変態を繰り返す。SMAアクチュエータ44は相変態することで伸長又は収縮する。
SMAアクチュエータ44は所定の電気抵抗を有する導体であるので、電極45よりSMAアクチュエータに通電することでジュール熱が発生する。SMAアクチュエータ44はこのジュール熱によって高温状態になり、高温状態から通電する電流量を減らす或いは通電を遮断することで放熱し、低温状態になる。
図1、図2に示すように、SMAアクチュエータ44はレバー部41の変位入力部412に架設されており、レバー部41で折り返すV字状に配置されている。SMAアクチュエータ44の両端部は、それぞれ、凸部33の近傍に電極45にて固定されている。電極45はベース部1に固定されている。
なお、SMAアクチュエータ44はベース部1と平行となるように変位入力部412に架設され両端部を電極45で固定されている。SMAアクチュエータ44が収縮するとき、変位入力部412がSMAアクチュエータ44に引っ張られる。これにより、レバー部41に支持凹部411を中心とした回転モーメントが作用する。このとき、アーム部43は変位出力部431を持ち上げるように回動し、変位出力部431が凸部33を押し、レンズユニット3が変位される。
このとき、アーム部43及び変位出力部431はレバー部41に対して対称となるように形成されているとともに、2個の凸部33がレンズユニット3の中心軸を挟んで対称に形成されているので、2個の凸部33には均等な力が作用する。これによって、レンズユニット3は撮像レンズ31の光軸がずれないように変位される。
さらに詳しく説明すると、電極45は取り付けられた各SMAアクチュエータ44とベース部1の対角線との角度が同じである。また、各電極45から変位入力部412までの長さが等しい。SMAアクチュエータ44の変位入力部412を挟んだ両側が等長、等角度で配置されていることで、変位入力部412を挟んで両側のSMAアクチュエータ44の伸縮量及び伸縮による力が等しくなる。
以上のようにSMAアクチュエータ44が設置されていることで、SMAアクチュエータ44の伸縮量がどちらかに偏ってしまうのを抑制することできる。これにより、SMAアクチュエータ44の変位入力部412に架設されている部分が変位入力部412からずれにくい。ずれを抑制できるので、SMAアクチュエータ44と変位入力部412との摩擦を低減することができる。さらに、両電極45に固定されたSMAアクチュエータ44の伸縮による力は変位入力部412に均等(大きさ及び方向)に作用する。これにより、変位入力部412の変位方向は凸部33の配列方向と直交する方向、すなわち揺動軸Bxと平行な方向となる。これにより、変位入力部412に変位の入力があった場合、レバー部41には、揺動軸Bxに直交するとともに、ベース部1と平行な軸(回転軸Cxのひとつ)周りのモーメントが発生する。
バイアスばね6はレンズ保持枠32の周縁サイズと略同じ径の圧縮コイルばねである。バイアスばね6は下端部がレンズ保持枠32の上面と当接しており、上端部がケースCaの上側と当接している。これにより、バイアスばね6はレンズ保持枠32を下方に付勢している。バイアスばね6は撮像光がイメージセンサImsに入射するのを妨げないように配置されている。なお、バイアスばね6として、圧縮コイルばねを挙げているが、それに限定されるものではなく、板ばね等のコイルとは異なる形状のものや、空気圧、磁力、静電力等による力を発生するものであってもよい。
ここで、駆動装置4の力の釣り合い及びアクチュエータの動作について図面を参照して説明する。図4は図1に示す撮像装置に用いられたアクチュエータが作動されたときの矢印II側から見た図であり、図5は図1に示す撮像装置に用いられたアクチュエータが作動されたときの矢印III側から見た図である。
まず、駆動装置4が駆動していないときの力の釣り合いについて説明する。駆動装置4が駆動していないとき、図2に示すように、レンズユニット3はベース部1に形成された貫通孔10の辺縁部100と接触して静止している(ベースポジション)。このとき、レンズユニット3の図中上面はバイアスばね6によって下方にバイアス力F1で押されている。そして、レンズユニット3の図中下面は、ベース部1に形成された貫通孔10の辺縁部100と接触しており、レンズユニット3は辺縁部100から抗力R1を受けている。
また、レバー部41の変位入力部412にはSMAアクチュエータ44が架設されており、SMAアクチュエータ44は緊張した状態で電極45に固定されている。このとき、変位入力部412にはSMAアクチュエータ44の緊張による引張力F2が作用している。この引張力F2による第3軸Cx周りのモーメント(図中反時計回り)が、レバー部41及びアーム部43に作用し、そのモーメントによって凸部33にはバイアス力F1と対向する方向の力が作用している。
そして、レンズユニット3は、それに作用するバイアス力F1、抗力R1及びモーメントによる力が釣り合っており、静止している。なお、引張力F2の大きさは、SMAアクチュエータ44がたるみなく緊張する程度の力とすることができる。また、引っ張り力F2を強くして、レンズユニット3が辺縁部100と接触せずに、バイアス力F1とモーメントによる力とが釣り合うようにし、その位置をベース位置とすることも可能である。
なお、本実施形態では、貫通孔10の内径がレンズユニット3の外径よりも小さく、辺縁部100でレンズユニット3の図中底面を支持するものを例に説明しているが、貫通孔10の辺縁部より貫通孔10の中心に向かってレンズユニット3を保持するための保持部が形成されているものであってもよい。保持部としては、レンズユニット3を安定して保持することができる個数であり、イメージセンサImsへの光の入射を妨げないものを広く採用することが可能である。
駆動装置4において、レンズユニット3がベースポジションで停止しているとき、SMAアクチュエータ44には通電されておらず、低温状態(マルテンサイト相)であり、SMAアクチュエータ44が伸長された状態になっている。
次に、レンズユニット3がフォーカス動作、ズーム動作等のためにベースポジションから移動される手順について説明する。まず、電極45よりSMAアクチュエータ44に通電する。上述したとおり、SMAアクチュエータ44は通電されることでジュール熱によって加熱される。これにより、SMAアクチュエータ44はマルテンサイト相からオーステナイト相に相変態を起こし、SMAアクチュエータ44は収縮する。
図4に示すように、SMAアクチュエータ44の収縮により変位入力部412には収縮力F3が作用する。このとき、収縮力F3は引張力F2よりも大きな力であり、レバー部41に作用する回転軸Cxを中心とする反時計回りのモーメントが大きくなる。このモーメントがアーム部43及び変位出力部431に伝達され、力の釣り合いが崩れ、変位出力部431が凸部33を上方に押す。レンズユニット3は凸部33を変位出力部431に押され、バイアスばね6から作用されている押圧力F1に抗して上方に変位する。バイアスばね6はレンズユニット3の移動により圧縮され、反発力F4でレンズユニット3を押し返す。レバー部41に作用する収縮力F3によるレンズユニット3を押し上げる力と、と反発力F4によるレンズユニット3を押し下げる力が釣り合った位置で、レンズユニット3は停止する。
なお、変位出力部431は凸部33と係合する曲面を有する係止部432を備えているので、アーム部43が回動し、変位出力部431と凸部33との相対位置が変わっても、凸部33と変位出力部431とは確実に係合する。二股のアーム部43は両側が均等に変位する。そして、レンズユニット3は中心軸を挟んで対称に配置された凸部33がアーム部43に均等に押されるので、レンズ保持枠32は中心軸が光軸Axと重なった或いは略重なった状態で変位する。すなわち、撮像レンズ31はレンズユニット3が変位しても、その光軸が撮像装置Aの光軸Axとずれたり、傾いたりすることがなく、撮像精度の低下を抑制することが可能である。
以上のようにして、駆動装置4はSMAアクチュエータ44に通電することでレンズユニット3を持ち上げ、フォーカス動作或いはズーム動作を行うことができる。そして、SMAアクチュエータ44は通電する電流量によって発熱量を変化させ、収縮力F3の大きさを調整することができる。すなわち、駆動装置4は通電する電流量を制御することで、レンズユニット3の移動量の調整が可能である。
SMAアクチュエータ44は収縮している状態で通電が停止されると、ジュール熱の発生が停止され、SMAアクチュエータ44は冷却される。そして、SMAアクチュエータ44は冷却によってオーステナイト相からマルテンサイト相に相変態し、収縮により発生していた収縮力F3が減少する。収縮力F3が減少することで、レンズユニット3はベースポジションに戻る方向に移動する。
このとき、収縮力F3によって圧縮されていたバイアスばね6は伸びる。これに伴い、レンズユニット3に作用していた反発力F4が小さくなる。そして、バイアスばね6は元の長さに戻り(バイアスばね6からレンズユニット3へは押圧力F1が作用している状態に戻り)SMAアクチュエータ44が元の長さまで伸長する(SMAアクチュエータ44からレバー部41へは引張力F2が作用している状態に戻る)。最終的に、レンズユニット3及び駆動装置4はベースポジションに戻る。
以上のように、駆動装置4は、SMAアクチュエータ44への通電ON−OFFによって、レンズユニット3を光軸Axに沿って変位させることができる。また、SMAアクチュエータ44へ通電する電流量を適宜調整することで、収縮力F3を調整し、レンズユニット3を所定の位置間で移動させ、その位置で停止させることも可能である。これにより、撮像装置Aはフォーカス動作、ズーム動作を行う場合であっても、撮像レンズ31の光軸がずれたり、傾いたりすることなくレンズユニット3を移動させることができ、イメージセンサImsに高精度(高解像度)の被写体像を結像することが可能である。
上述のレンズ駆動装置は、二股のアーム部43が完全に均等であるものを例に説明したが、実際のレンズ駆動装置Laでは加工時の加工誤差(加工精度)や組み立て時の組み立て誤差(組み立て精度)によって二股のアームを完全に均等にすることは困難である。レンズ駆動装置Laにおいてアーム部43の精度が落ちると、撮像レンズ31の光軸と撮像装置Aの光軸Axとがずれたり、傾いたりしてしまい、イメージセンサImsに決像される被写体像の精度が落ちてしまう。そこで、本発明のレンズ駆動装置Laは二股に分かれたアーム部43が完全に対称でない場合でも、精度良くレンズユニット3を変位させる工夫がなされている。
以下に、アーム部がずれて形成されているレンズ駆動装置及びレンズ駆動装置の駆動について図面を参照して説明する。図6はアーム部が傾いているレンズ駆動装置を備えた撮像装置の図であり、図7は図6に示すレンズ駆動装置のアクチュエータを組み立てる途中の図であり、図8は図6に示すレンズ駆動装置がレンズユニットを持ち上げた状態の図である。なお、アーム部以外は同じ構成を有しているので、実質上同じ部分には同じ符号が付してあり、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図6に示す撮像装置Aに用いられるレンズ駆動装置Laでは、アーム部43がレバー部41に対して傾いて形成されている。まず、レンズユニット3は、図中上面がバイアスばね6に押されており、図中下面がベース部1に形成された貫通孔10の辺縁部100に接触されたベースポジションにある。
支持脚部43のレバー支持部421がレバー部41の支持凹部411に挿入された状態で、SMAアクチュエータ44を変位入力部412に架設して変位入力部412に引張力を作用させる。このとき、アーム部43は回転軸Cx周りに回転され、右側の変位出力部431Rが最初に凸部33と当接する。さらに、SMAアクチュエータ44に引張力が作用されると、右側の変位出力部431Rが凸部33に接触しているので、レバー部41は支持凹部411を中心に、左側の変位出力部431Lが凸部33と当接するまで回動する。
左右両方の変位出力部431L、431Rが凸部33と当接し、SMAアクチュエータ44のたるみがなくなったところで、SMAアクチュエータ44の両端部を電極45に固定する。(図7参照)。この状態がベースポジションであり、レンズユニット3において、バイアスばね6から受けるバイアス力、貫通孔10の辺縁部100から受ける抗力及びSMAアクチュエータ44の緊張によって発生するモーメントによる力が釣り合っており、レンズユニット3は静止している。なお、SMAアクチュエータ44からの引張力を大きくして、レンズユニット3がベース部1に形成された貫通孔10の辺縁部100から浮いた状態がベースポジションとなるようにSMAアクチュエータ44を形成してもよい。
この後、SMAアクチュエータ44への通電によって収縮力F3が発生すると、レバー部41が回転軸Cx周りに回動し、アーム部43の左右の変位出力部431L、431Rが上方に移動する。これによって、レンズユニット3が変位出力部431L、431Rに押されて変位する。このとき、左右の変位出力部431L、431Rよりそれぞれの凸部33に均等に力が作用するので、レンズユニット3は安定して(撮像レンズ31の光軸が光軸Axと重なった或いは略重なった状態で)変位される(図8参照)。レンズ駆動装置Laの駆動に関しては、前述のものと同じであり、詳細な説明は省略する。
このように、支持凹部411とレバー支持部421とが点で接触していることで、レバー部41は揺動軸Bx及び回転軸Cx周りに自在に揺動及び回動できる。レンズ駆動装置Laはレバー部41及び(又は)アーム部43等に製造或いは組み立て時の誤差によってずれが発生しても、支持凹部411とレバー支持部421によってずれを補正することができる。これにより、レンズユニット3が傾いた状態で変位される不具合が発生するのを抑制することが可能である。
レンズ駆動装置Laにおいて、支持凹部411とレバー支持部421とはともに円錐形状であり、支持凹部411の方が大きな広がり角を有する円錐形状となっている。これは、レバー支持部421が支持凹部411に挿入されたときに、レバー支持部421の外壁面と支持凹部411の内壁面とが接触しないようにして、摩擦を低減するためである。また、支持凹部411とレバー支持部421との間に間隙があることで、レバー部41の回転軸Cx周りの回動が可能となっている。
支持凹部とレバー支持部421との形状はこれには限定されない。レバー部41が揺動軸Bx及び回転軸Cx周りに自在に揺動及び回動できる形状であればよい。これらの、支持凹部及びレバー支持部の形状の他の例について図面を参照して説明する。図9、図10は本発明にかかる駆動装置の他の例の支持凹部及びレバー支持部を拡大した概略側面図であり、図11は本発明にかかる駆動装置の他の例の支持凹部及びレバー支持部を分解した状態の概略平面図であり、図12は図11に示す駆動装置を分解した状態の概略側面図であり、図13は図11に示すレバー支持部の他の例の側面図である。なお、図9〜図13はアーム部の支持凹部と支持脚部のレバー支持部及びその近傍部を拡大している。
図9に示す駆動装置4Bは、支持凹部411が球面状の凹部で、レバー支持部421の先端の係合部422が球面状の凸形状を有している。このとき、支持凹部411とレバー支持部421の係合部422とは係合できる大きさである。このように、支持凹部411及びレバー支持部421の係合部422が球面(あるいは曲面)で接触するので、点で接触する場合に比べて安定する。また、球面で接触しているので、レバー部41が揺動軸Bx周りに揺動自在であるだけでなく、回転軸Cx周りにも自在に回動することが可能である。なお、係合部422がわずかに小さな径の球面状となっていてもよい。
また、係合部422の形状は必ずしも球面である必要はなく、中心軸を通る断面が常に同じ形状となるような曲面であってもよく、円柱形状であってもよい。この場合、支持凹部411と係合部422とが面全体で接触せず、円形状の接触面になる。この場合であっても、レバー部41は揺動軸Bx及び回転軸Cx周りに自在に揺動及び回動可能である。
図10に示す駆動装置4Cは、支持凹部411が円錐形の凹部で、レバー支持部421の先端の係合部422が球面形状である。このように、レバー支持部421の係合部422が球面形状であるので、係合部422と支持凹部411との接触部は円形となる。接触部の面積が両方とも円錐の場合に比べて大きくなるので、レバー部41が安定して支持される。また、係合部422が球面形状であるので、回転軸Cx周りの回動も円滑に行われる。
なお、支持凹部411の形状として、円錐以外にも、三角錐や四角錐であってもよい。これらの、角錐の場合、球面形状の係合部422との接触面積は円錐に比べて小さくなるが、それだけ摩擦を減らすことができる。また、球面形状の係合部422が角錐を形成する傾斜面のそれぞれと接触しているので、互いに円錐の場合に比べてレバー部41は安定する。また、係合部422の先端の形状が中心軸を通る断面が常に同じ形状となるような曲面であってもよい。また、少なくとも3点で接触すれば、安定した回動を行うことができるので、支持凹部411は三角形以上の多角形状の底面を有する錐体であることが好ましい。
上述の各実施形態に記載されているレバー支持部421は支持脚部42と一体又は支持脚部42に固定されているものであったが、レバー支持部と支持脚部とが別体で形成されているものも考えられる。図11、12に示す支持脚部46のように、着脱可能なレバー支持部461を備えたものであってもよい。支持脚部46はレバー支持部461が回動可能に挿入される揺動穴460を備えている。
図11、12に示す駆動装置4Dは、レバー支持部461は揺動穴460に挿入される揺動軸部462と、揺動軸部462の一方の端部に揺動軸部462と直交するように固定され、レバー部41に形成された支持凹部413に係合される係合軸部463とを備えている。図示するように、揺動軸部462の一方の端部は係合軸部463の中央部と連結されている。なお、ここでは、レバー支持部461は一体成形で作製された部材である。レバー支持部461の揺動軸部462が揺動穴460に挿入されていることで、レバー支持部461は中心軸、すなわち揺動軸Bx方向に自在に揺動可能である。
支持凹部413は断面形状が等曲率の円弧である凹曲面状の内壁面を有する凹溝である。また、係合軸部463は円柱形状を有する部材であり、支持凹部413に係合可能な大きさを有している。支持凹部413が係合軸部463に係合され、係合軸部463に係合支持されることで、レバー部41は係合軸部463の中心軸、すなわち、回転軸Cx周りに回動可能に支持される。なお、力の釣り合いに関しては、上述と同じであるので詳細な説明は省略する。
レバー支持部461の揺動軸部462を支持脚部46の揺動穴460に挿入し、レバー支持部461の係合軸部463にレバー部41の支持凹部413を係合させることで組み立てられる。以上のように、係合軸部463は揺動軸部462に直交しており、揺動軸部462が支持凹部413に係合されているので、レバー部41は揺動軸Bx周りに自在に揺動可能であるとともに、上述のとおり、回転軸Cx周りに回動自在である。この、レバー支持部461を用いることで、支持脚部46にしっかり支持されるとともに、レバー部41を安定して支持することができるので、駆動時も振動等の不安定な動作を起こしにくい。
図13に示すように、レバー支持部461として揺動軸部462の端部と係合軸部463とを中間部材で連結する構造としてもよい。このように構成することで、揺動穴460のベース部からの高さと、支持凹部413のベース部からの高さをそろえなくてもよく、それだけ、レンズ駆動部の構成の自由度を上げることが可能であり、小型化、特殊形状に対応しやすい。
次に本発明にかかる撮像装置のさらに他の例について図面を参照して説明する。図14は本発明にかかる撮像装置のさらに他の例の図であり、図15は図14に示す撮像装置で用いられるレンズ駆動装置のアクチュエータを組み立てる途中の図であり、図16は図14に示す撮像装置で用いられるレンズ駆動装置がレンズユニットを持ち上げた状態の図である。なお、アーム部以外は撮像装置Aと同じ構成を有しているので、実質上同じ部分には同じ符号が付してあり、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図14に示す撮像装置Bに用いられているレンズ駆動装置Lbにおいて、アーム部47がレバー部41に対して傾いて形成されている。アーム部47の中間部にはヒンジ部470が形成されている。ヒンジ部470はアーム部47の他の部分に比べて薄肉で形成されている。このように薄肉に形成されていることで、ヒンジ部470は弾性変形する。
レンズ駆動装置Lbは次のように組み立てられる。まず、支持脚部43のレバー支持部421がレバー部41の支持凹部411に挿入され、SMAアクチュエータ44をレバー部41の変位入力部412に架設し、SMAアクチュエータ44を引っ張って変位入力部412に引張力を作用させる。これにより、アーム部47が回転軸Cxを中心に回動し、右側の変位出力部471Rが最初にレンズユニット3の凸部33と当接する。さらに、SMAアクチュエータ44を引っ張り、変位入力部412にさらに引張力が作用されると、アーム部47の右側に形成されているヒンジ部470が変形し、左側の変位出力部471Lが凸部33と当接する。
この状態をベースポジションとして、SMAアクチュエータ44の両端部を電極45に固定する(図15参照)。このとき、レンズユニット3は、バイアスばね6が図中上面を下方に押圧するバイアス力、ベース部1に形成された貫通孔10の辺縁部100から受ける抗力及び引張力によるモーメントから受ける力とが釣り合っている。
ヒンジ部470の右側が変形した状態で、SMAアクチュエータ44が駆動され(収縮され)ると、左右の変位出力部471L、471Rが駆動される。このとき、左右の変位出力部471L、471Rがそれぞれ凸部33に均等に力を作用させ、レンズユニット3は安定して変位される(図16参照)。レンズ駆動装置Laの駆動に関しては、前述のものと同じであり、詳細な説明は省略する。
なお、SMAアクチュエータ44の引張力は左右の変位出力部471L、471Rが凸部33と接触し、SMAアクチュエータ44がたるまない程度のものを挙げることができる。さらには、SMAアクチュエータ44の引張力をさらに強くし、レンズユニット3がベース部1の貫通孔10の辺縁部100より浮いた状態をベースポジションとすることも可能である。
このように、アーム部47に弾性変形するヒンジ部471が形成されていることで、レバー部41及び(又は)アーム部43等に製造或いは組み立て時の誤差によってずれが発生しても、そのずれによって、レンズユニット3が傾いて変位される不具合が発生するのを抑制することが可能である。
上記実施形態では、凸部であるレバー支持部が支持脚部に、凹部である支持凹部がレバー部に形成されているものを例に説明しているが、逆にレバー支持部がレバー部に支持凹部が支持脚部に形成されていてもかまわない。
上述の各実施形態では、SMAアクチュエータとして、線状の形状記憶合金を用いるものが記載されているが、それに限定されるものではなく、ベルト状のものなど、レバー部を安定して、精度良く回動及び(又は)揺動させることができる形状のものを広く採用することが可能である。また、SMAアクチュエータの加熱方法として通電によりジュール熱を発生させるものが挙げられているが、それに限定されるものではなく、誘導加熱を用いる方法等、加熱冷却をすばやく切り替えることができる方法を広く採用することが可能である。また、SMAアクチュエータとして、温度により収縮する形状記憶合金を用いるものだけではなく、たとえば磁性によって形状が変化する合金等、伸縮を容易且つすばやく切り替えることができるものを広く採用することが可能である。
また、上述の各実施形態では、レンズホルダがレンズの光軸方向に移動するものが記載されているが、それに限定されるものではない。
上記実施形態の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
本発明は、携帯電話、携帯情報端末等に搭載されたデジタルカメラのレンズ駆動装置のような、小型且つ高精度な駆動が要求される駆動装置に適用することが可能である。
A 撮像装置
Ca ケース
Ims イメージセンサ
1 ベース部
10 貫通孔
2 天板部
20 貫通孔
3 レンズユニット
31 撮像レンズ
32 レンズ保持枠
33 凸部
4 アクチュエータ
41 レバー部
411 支持凹部
412 変位入力部
42 支持脚部
421 レバー支持部
43 アーム部
431 変位出力部
44 SMAアクチュエータ
45 電極
46 支持脚部
460 揺動穴
461 レバー支持部
462 揺動軸部
463 係合軸部
47 アーム部
51 上板ばね
52 下板ばね
6 バイアスばね

Claims (21)

  1. 支持脚部と、
    前記支持脚部に回動可能に支持されたレバー部と、
    前記レバー部に連結され被駆動体と少なくとも2箇所で係合された変位出力部と、
    前記レバー部と係合し、可逆的に変形する形状記憶合金アクチュエータとを備え、
    前記形状記憶合金アクチュエータの変形により前記レバー部に連結された前記変位出力部が前記被駆動体を所定の方向に移動させる駆動装置であって、
    前記支持脚部または前記レバー部のいずれか一方から突出し、先端に係合部を具備するレバー支持部と、他方に形成され、前記係合部が係合される支持凹部とを備え、
    前記レバー部が、前記係合部と前記支持凹部との接触部又はその近傍を通り前記被駆動体の移動方向と直交又は交差する回転軸を中心に回動可能に、且つ、前記回転軸又は前記回転軸と平行な線と直交又は交差する揺動軸を中心に揺動可能に、支持脚部に支持されており、
    前記形状記憶合金アクチュエータの変形により、前記レバー部が前記回転軸周りに回転するとき、前記複数個の変位出力部がそれぞれ対応する前記被駆動体の係合する部分と係合するように揺動可能であることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記レバー部は、前記係合部と前記支持凹部との接触によって支持されている請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記係合部と前記支持凹部とが1点で接触している請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記係合部と前記支持凹部とは、少なくとも3点以上の点で接触している請求項2に記載の駆動装置。
  5. 前記レバー支持部は前記レバー部又は前記支持脚部に形成された揺動穴に揺動可能に挿入された円柱状の揺動軸部を備えており、
    前記係合部は前記揺動軸部の中心軸又は前記中心軸と平行な線に対して直交又は交差する方向に延伸する係合軸部を備えており、
    前記支持凹部は前記係合軸部を中心軸周りに摺動可能に支持する凹溝形状である請求項2に記載の駆動装置。
  6. 前記変位出力部は前記被駆動体の一部を側方から包囲するアーム部を介して前記レバー部に取り付けられている請求項1に記載の駆動装置。
  7. 前記被駆動体が前記変位出力部より受ける力と反対方向の力を前記被駆動体に付勢する付勢部材を備えている請求項1に記載の駆動装置。
  8. 前記レバー部は前記形状記憶合金アクチュエータからの駆動力と、前記変位出力部が前記被駆動体から受ける抗力とが釣り合うことで静止する請求項1に記載の駆動装置。
  9. 互いに平行となるように配置され、前記被駆動体を移動方向の前後両側から保持した一対の平行ばねを備えている請求項1に記載の駆動装置。
  10. 前記被駆動体の少なくとも一部と接触し、前記被駆動体の移動方向と平行に配置されたガイド部を備えている請求項1に記載の駆動装置。
  11. 前記形状機構合金アクチュエータが線状に形成されている請求項1に記載の駆動装置。
  12. 記複数個の変位出力部の前記被駆動体の移動方向に沿う方向の位置を前記レバーの傾きに応じて変動させ、すべての変位出力部を該被駆動体とバランスを取って係合させる変位調整部を備えている請求項1に記載の駆動装置。
  13. 前記複数の変位出力部は前記被駆動体の一部を側方から包囲するアーム部を介して前記レバー部に取り付けられている請求項12に記載の駆動装置。
  14. 前記複数の変位出力部は前記被駆動体の一部を側方から包囲するアーム部を介して前記レバー部に取り付けられており、
    前記変位調整部は前記アーム部の少なくとも一部に形成されており、
    前記アーム部は前記変位調整部で弾性変形可能である請求項12に記載の駆動装置。
  15. 前記被駆動体が前記変位出力部より受ける力と反対方向の力を前記被駆動体に付勢する付勢部材を備えている請求項12に記載の駆動装置。
  16. 前記レバー部は前記形状記憶合金アクチュエータからの駆動力と、前記変位出力部が前記被駆動体から受ける抗力とが釣り合うことで静止する請求項12に記載の駆動装置。
  17. 互いに平行となるように配置され、前記被駆動体を移動方向の前後両側から保持した一対の平行ばねを備えている請求項12に記載の駆動装置。
  18. 前記被駆動体の少なくとも一部と接触し、前記被駆動体の移動方向と平行に配置されたガイド部を備えている請求項12に記載の駆動装置。
  19. 前記形状機構合金アクチュエータは線状に形成されている請求項12に記載の駆動装置。
  20. 請求項1に記載の駆動装置を用いて、前記被駆動体としてレンズを備えたレンズユニットを駆動することを特徴とするレンズ駆動装置。
  21. 請求項12に記載の駆動装置を用いて、前記被駆動体としてレンズを備えたレンズユニットを駆動することを特徴とするレンズ駆動装置。
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