JP2013242426A - 駆動機構およびレンズ移動機構 - Google Patents

駆動機構およびレンズ移動機構 Download PDF

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隆 松尾
Akira Kosaka
明 小坂
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Abstract

【課題】駆動機構に採用される移動体を安定的に保持するとともに、機構の薄型化(低背化)、レンズユニットの大口径化を図ることが可能な構造を備える、駆動機構およびレンズ移動機構を提供する。
【解決手段】第1回転支持軸109a、第2回転支持軸109bおよび第1支持体107、ならびに、第3回転支持軸113a、第4回転支持軸113bおよび第2支持体111により平行リンク機構が構成されるように、第1回転支持軸109aおよび第3回転支持軸113aが固定体101に設けられるとともに、第2回転支持軸109bおよび第4回転支持軸113bが移動体103に設けられ、駆動部材130の伸縮の制御により、移動体103の移動方向L1への移動量が制御される。
【選択図】図1

Description

この発明は、駆動機構およびレンズ移動機構に関する。
従来から、携帯電話に搭載可能なカメラモジュールの開発が行なわれている。近年、スマートフォン等の携帯型端末装置の需要の拡大にともなって、カメラ機能の高度化、およびカメラの小型化、薄型化への要求は益々高まってきている。特に、撮像センサの狭ピッチ化に伴う画素数の増加により、オートフォーカス時のレンズ移動に伴うレンズの傾き(チルト)への要求は、今後さらに厳しくなる方向にある。
国際公開第2007/113478号(特許文献1)には、カメラレンズ駆動装置に関し、レンズユニットの上下を板ばねにより支持し、紐状の形状記憶合金(SMA(Shape Memory Alloy))をレンズユニットに対してV字形状(斜め)に架設し、形状記憶合金の伸縮を利用してレンズを移動する機構が開示されている。
特開2011−164412号公報(特許文献2)には、オートフォーカスユニットに関し、平行リンク機構を用いてレンズユニットを支持し、形状記憶合金(SMA)によりトグル機構を駆動して、レンズユニットを移動させる機構が開示されている。
特開2009−37059号公報(特許文献3)には、レンズ駆動装置に関し、形状記憶合金(SMA)とレバー部材とを用いて、レンズユニットを駆動させる機構が開示されている。
国際公開第2007/113478号 特開2011−164412号公報 特開2009−37059号公報
上記特許文献1に開示されるカメラレンズ駆動装置においては、レンズユニットの薄型化を図ると、形状記憶合金の架設角度が光軸に対して垂直な方向に近づくため、レンズの移動方向への駆動力が低下するとともに、光軸と垂直な方向への力が増加する。そのため、レンズを回転させるモーメントが増加し、レンズの傾斜または傾転が増加する。
特許文献2に開示されるオートフォーカスユニットにおいては、トグル機構、プーリなどの部品が必要となり構造が複雑となり、部品点数も多くなるために、オートフォーカスユニットの薄型化(低背化)が困難である。
特許文献3に開示されるレンズ駆動装置においては、レバー部材を用いたレンズユニットの支持においては、レンズユニットに設けられた円筒状が、レバー部材に設けられたアーム部分に載置され、レンズユニットがレバー部材により駆動されるが、レンズユニットは平行板バネにより光軸方向に移動するように支持されており、平行板バネが占める面積によりレンズユニットの大口径化が困難である。
上記した各特許文献においては、駆動機構の移動体にレンズユニットを適用した場合について説明しているが、レンズユニットに限定されず上述した各課題は、駆動機構自体の課題と考えることができる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、駆動機構に採用される移動体を安定的に保持するとともに、機構の薄型化(低背化)、レンズユニットの大口径化を企図することが可能な構造を備える、駆動機構およびレンズ移動機構を提供することにある。
この発明に基づいた駆動機構においては、固定体と、上記固定体に対して移動可能な移動体と、一端が上記固定体に第1回転支持軸により回動可能に軸支持され、他端が上記移動体に第2回転支持軸により回動可能に軸支持される第1支持体と、一端が上記固定体に第3回転支持軸により回動可能に軸支持され、他端が上記移動体に第4回転支持軸により回動可能に軸支持される第2支持体と、上記第1支持体および上記第2支持体の少なくともいずれか一方と、上記固定体との間に架設され、第1形状記憶合金線を用いた駆動部材とを備える。
上記第1回転支持軸、上記第2回転支持軸および上記第1支持体、ならびに、上記第3回転支持軸、上記第4回転支持軸および上記第2支持体により平行リンク機構が構成されるように、上記第1回転支持軸および上記第3回転支持軸が上記固定体に設けられるとともに、上記第2回転支持軸および上記第4回転支持軸が上記移動体に設けられる。
上記駆動部材は、上記第1支持体および上記第2支持体の少なくともいずれか一方と上記固定体との間に架設される。
上記移動体の移動方向は、上記第1支持体および上記第2支持体が延びる方向に対して交差する方向であり、上記駆動部材の伸縮の制御により、上記移動体の上記移動方向への移動量が制御される。
他の形態においては、上記固定体に設けられる上記第1回転支持軸の軸方向から上記平行リンク機構を見た場合において、上記第1回転支持軸の回転中心と上記第2回転支持軸の回転中心とを結んだ直線上での距離を比較した場合に、上記第1回転支持軸の回転中心から上記駆動部材の上記第1支持体および上記第2支持体への固定位置までの距離よりも、上記第1回転支持軸の回転中心と上記第2回転支持軸の回転中心との間の距離の方が大きく設けられている。
他の形態においては、上記第1支持体は、上記移動体を両側から挟み込む一対の第1腕部材と、上記一対の第1腕部材を連結する第1連結部材とを含み、上記一対の第1腕部材のそれぞれに、上記第1回転支持軸および上記第2回転支持軸が設けられ、上記第1連結部材は、上記第1回転支持軸を挟んで、上記第2回転支持軸とは反対側の位置に配置され、上記駆動部材は、上記第1連結部材に架設されている。
他の形態においては、上記駆動部材は、その略中央部が上記第1連結部材に架設され、その両端部が上記固定体に架設されている。
他の形態においては、上記固定体は、上記移動方向に対して交差する方向に延びる第1固定体と、上記第1固定体から上記移動方向に沿って延び、上記第1回転支持軸および上記第2回転支持軸が設けられる第2固定体と、上記移動体に上記第1固定体に向かう力を与える第1加圧手段とを含み、上記駆動部材を収縮させ、上記移動体が上記第1固定体から遠ざかる方向に移動する際に、上記第1加圧手段により、上記移動体に上記第1固定体に向かう力が与えられる。
他の形態においては、上記第1加圧手段は、上記移動体を挟んで、上記第1固定体とは反対側の領域に設けられる。
他の形態においては、上記第1加圧手段は、上記第1支持体および上記第2支持体の少なくともいずれか一方と上記第1固定体との間に架設される第2形状記憶合金線である。
他の形態においては、上記移動体には、上記第2固定体側に上記移動体を引き寄せる力、または、上記第2固定体から上記移動体を引き離す力を上記移動体に与える第2加圧手段が設けられている。
他の形態においては、上記第2加圧手段は、上記第1支持体と上記第2支持体との間に配置され、上記第1支持体および上記第2支持体に対して平行な方向に力を発生させる、る。
この発明に基づいたレンズ移動機構においては、上述に記載のいずれかの駆動機構と、上記移動体に搭載されるレンズとを備え、上記移動体の上記移動方向が、上記レンズの光軸方向となるように、上記レンズが上記移動体に搭載される。
他の形態においては、上記第1支持体は、上記光軸方向に対して垂直な面内において、上記移動体を両側から挟み込む一対の第1腕部材と、上記一対の第1腕部材を連結する第1連結部材とを含み、上記一対の第1腕部材のそれぞれに、上記第1回転支持軸および上記第2回転支持軸が設けられ、上記第1連結部材は、上記第1回転支持軸を挟んで、上記第2回転支持軸とは反対側の位置に配置され、上記駆動部材は、上記第1連結部材に架設されている。
他の形態においては、上記駆動部材は、上記光軸方向と略平行な面内に架設されている。
本発明によれば、駆動機構に採用される移動体を安定的に保持するとともに、機構の薄型化(低背化)、レンズユニットの大口径化を企図することが可能な構造を備える、駆動機構およびレンズ移動機構を提供することが可能となる。
本実施の形態におけるレンズ移動機構の構成を示す第1斜視図である。 本実施の形態におけるレンズ移動機構の構成を示す第2斜視図である。 図1中のIII−III線矢視断面図である。 駆動部材が非通電状態における図1中の矢印IV方向から見た側面図である。 図1中の矢印V方向から見た側面図である。 駆動部材が通電状態における図1中の矢印IV方向から見た側面図である。 第1形状記憶合金線の伸縮を示す模式図である。 第2形状記憶合金線の架設状態(非通電状態)を示す図1中の矢印IV方向に相当する方向から見た側面図である。 第2形状記憶合金線の架設状態(通電状態)を示す図1中の矢印IV方向に相当する方向から見た側面図である。
本発明に基づいた実施の形態における駆動機構およびその駆動機構を用いたレンズ移動機構について、以下、図を参照しながら説明する。なお、以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。また、各実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。
(レンズ移動機構100)
図1から図7を参照して、本実施の形態におけるレンズ移動機構100の構成について説明する。まず、図1から図3を参照して、レンズ移動機構100の概略構成について説明する。図1および図2は、レンズ移動機構100の構成を示す第1および第2斜視図、図3は、図1中のIII−III線矢視断面図である。
このレンズ移動機構100は、撮像センサに対してレンズを光軸(L1)方向に移動することで被写体の距離に応じて焦点を合わせることができ、撮像センサから出力される画像のコントラスト情報などをフィードバックし、レンズの位置を制御するオートフォーカス機構として、携帯電話、マートフォン等の携帯型端末装置への搭載が可能である。
レンズ移動機構100は、固定体101と、この固定体101に対して移動可能な移動体103と、一端が固定体101に第1回転支持軸109aにより回動可能に軸支持され、他端が移動体103に第2回転支持軸109bにより回動可能に軸支持される第1支持体107と、一端が固定体101に第3回転支持軸113aにより回動可能に軸支持され、他端が移動体103に第4回転支持軸113bにより回動可能に軸支持される第2支持体111とを備える。
(固定体101)
固定体101は、光軸方向L1に対して交差する方向に延びる平板ベースとしての第1固定体101aと、第1固定体101aから光軸方向L1に沿って移動体103側に向かって延び、第1回転支持軸109aおよび第3回転支持軸113aが設けられる支柱としての第2固定体102a,102bを有している。第1固定体101aの移動体103側には撮像センサ300が配置されている。
第2固定体102a,102bは、光軸方向L1に対して垂直な面内において、移動体103を両側(図1においては、紙面の略前後方向側)から挟み込むように一対設けられている。また、第1固定体101aの略中心位置に移動体103を配置させることから、図1においては、第2固定体102a,102bは、第1固定体101aの左側に偏った位置に設けられている。
固定体101には、液晶ポリマー(LCP)、ポリカーボネート(PC)などの樹脂材料が用いられる。固定体101には、後述する第1形状記憶合金線および第2形状記憶合金線が固定され、それぞれの形状記憶合金線の張力が加わるため、強度を向上させるために、ガラスなどのフィラーを混入させてもよい。
本実施の形態では、固定体101を構成する第1固定体101aと第2固定体102a,102bとは樹脂による一体成形品を用いた場合について説明しているが、第2固定体102a,102bを第1固定体101aに対して別構造とすることも可能である。
第2固定体102a,102bを第1固定体101aに対して別構造とした場合には、第1固定体101aの光軸方向L1の厚さをより薄くすることが可能となり、レンズ移動機構100のさらなる低背化を図ることができる。また、第2固定体102a,102bをカバー(図5参照)に固定することで、第2固定体102a,102bとしての支持強度を確保することができる。
(移動体103)
移動体103には、被写体の像を撮像センサに結像させるためのレンズ105が搭載されている。移動体103が傾斜または傾転すると、像面が傾き、画像が劣化する。したがって、レンズ105の姿勢を常に撮像センサ300に対して安定的に平行に保つことが重要となる。
移動体103には、第1固定体101aと同様に、液晶ポリマー(LCP)、ポリカーボネート(PC)などの樹脂材料が用いられる。移動体103の強度を向上させるため、ガラスなどのフィラーを混入させてもよい。
(第1支持体107、第2支持体111)
第1支持体107と第2支持体111とは、光軸方向L1に沿って配列されている。第2支持体111が、第1固定体101aに近い側に配置され、第1支持体107が、第2支持体111を挟んで、第1固定体101aとは反対側(遠い側)に配置されている。
第1支持体107は、移動体103を両側から挟み込む一対の第1腕部材107b,107cと、この一対の第1腕部材107b,107cを連結する第1連結部材107aとを含んでいる。
一対の第1腕部材107b,107cのそれぞれに、第1回転支持軸109aおよび第2回転支持軸109bが設けられている。第1連結部材107aは、第1回転支持軸109aを挟んで、第2回転支持軸109bとは反対側の位置に配置されている。第1連結部材107aと第1固定体101aとの間には、第1形状記憶合金線を用いた駆動部材130が架設されている。
したがって、本実施の形態では、駆動部材130は、固定体101に設けられる第1回転支持軸109aおよび第3回転支持軸113aを挟んで、第2回転支持軸109bおよび第4回転支持軸113bとは反対側の位置に架設される。なお、駆動部材130の架設の詳細については後述する。
第2支持体111は、移動体103を両側から挟み込む一対の第2腕部材111b,111cと、この一対の第2腕部材111b,111cを連結する第2連結部材111aと含んでいる。
一対の第2腕部材111b,111cのそれぞれに、第3回転支持軸113aおよび第4回転支持軸113bが設けられている。第2連結部材111aは、第4回転支持軸113bを挟んで、第3回転支持軸113aとは反対側の位置に配置されている。したがって、第1連結部材107aと第2連結部材111aとは、移動体103を挟んで対向する位置に配置されることとなる。
第1支持体107および第2支持体111は、薄板状のステンレスをプレス加工などによりC字形状(コの字形状)に成形する。
第1回転支持軸109aは、第2固定体102a,102bに設けられた円筒面を有する凸形状のボスに、第1回転支持軸109aに設けられた穴を挿入することにより構成される。第2固定体102aに設けられる第1回転支持軸109aの中心軸と第2固定体102bに設けられる第1回転支持軸109aの中心軸とは、同一の軸上に位置する。
第2回転支持軸109bは、移動体103の側面に設けられた円筒面を有する凸形状のボスに、第2回転支持軸109bに設けられた穴を挿入することにより構成される。移動体103の一方の側面側に設けられる第2回転支持軸109bの中心軸と移動体103の他方の側面側に設けられる第2回転支持軸109bの中心軸とは、同一の軸上に位置する。
第3回転支持軸113aは、第2固定体102a,102bに設けられた円筒面を有する凸形状のボスに、第3回転支持軸113aに設けられた穴を挿入することにより構成される。第2固定体102aに設けられる第3回転支持軸113aの中心軸と第2固定体102bに設けられる第3回転支持軸113aの中心軸とは、同一の軸上に位置する。
第4回転支持軸113bは、移動体103の側面に設けられた円筒面を有する凸形状のボスに、第4回転支持軸113bに設けられた穴を挿入することにより構成される。移動体103の一方の側面側に設けられる第4回転支持軸113bの中心軸と移動体103の他方の側面側に設けられる第4回転支持軸113bの中心軸とは、同一の軸上に位置する。
(平行リンク機構)
第1回転支持軸109a、第2回転支持軸109bおよび第1支持体107、ならびに、第3回転支持軸113a、第4回転支持軸113bおよび第2支持体111により平行リンク機構が構成されるように、第1回転支持軸109aおよび第3回転支持軸113aが第2固定体102a,102bに設けられるとともに、第2回転支持軸109bおよび第4回転支持軸113bが移動体103に設けられる。
本実施の形態では、第1回転支持軸109a、第2回転支持軸109b、第3回転支持軸113aおよび第4回転支持軸113bのそれぞれの回転中心位置が、長方形の4角の位置となるように配置されている。長方形に限定されず、平行四辺形、正四角形であっても、平行リンク機構を実現させることができるが、レンズ移動機構100の薄型化を考慮した場合には、長方形が選択される。
(各回転支持軸の配置)
図4を参照して、各回転支持軸の配置について説明する。図4は、図1中の矢印IV方向から見た側面図である。本実施の形態では、第2固定体102a,102bに設けられる第1回転支持軸109aの軸方向から平行リンク機構を見た場合において、第1回転支持軸109aの回転中心と第2回転支持軸109bの回転中心とを結んだ直線L2上での距離を比較した場合に、第1回転支持軸109aの回転中心から駆動部材130の第1支持体107および第2支持体111への固定位置までの距離P1よりも、第1回転支持軸109aの回転中心と第2回転支持軸109bの回転中心との間の距離P2の方が大きく設けられている。本実施の形態では、距離P2は、距離P1の約3倍としている。なお、距離P2に対する距離P2の倍率は、3倍には限定されず、適宜選択される。
(第1加圧手段)
図4を参照して、移動体103に設けられ、移動体103に第1固定体101aに向かう力を与える第1加圧手段としてのバイアスばね120a,120bについて説明する。バイアスばね120a,120bは、移動体103に構成された保持穴103h(図1、図2参照)に挿入されるステンレスからなる圧縮コイルばねである。
バイアスばね120a,120bを移動体103とカバー160とで挟持することにより、移動体103を介して第1支持体107を第1固定体101a方向に加圧する。その結果、バイアスばね120a,120bは圧縮されることで、バイアスばね120a,120bに生じるばね力は、駆動部材130を伸長させる方向に作用することとなる。
(駆動部材130)
図5を参照して、駆動部材130の架設について説明する。図5は、図1中の矢印V方向から見た側面図である。第1連結部材107aと第1固定体101aとの間には、駆動部材130が架設されている。
本実施の形態では、駆動部材130は、その略中央部が第1連結部材107aに設けられた係合部107dに架設され、その両端部が第1固定体101aに架設されている。係合部107dは、この係合部107dにおいて、駆動部材130に大きな応力が生じないように、所定のR形状が採用されている。なお、駆動部材130を、光軸方向L1に沿って直線的に第1連結部材107aと第1固定体101aとの間に架設することも可能である。
第1固定体101aの一方の第2固定体102a側には、挟み込み部141aが設けられた電極140aが設けられ、第1固定体101aの他方の第2固定体102b側には、挟み込み部141bが設けられた電極140bが設けられている。電極140aおよび電極140bには、ステンレス、銅合金などの板状部材が用いられる。
駆動部材130の一端は、電極140aの挟み込み部141aに固定(かしめ)され、駆動部材130の他端は、電極140bの挟み込み部141bに固定(かしめ)される。その結果、図5に示すように、駆動部材130は、レンズ105の中心を通過する光軸方向L1を対称軸(開口角度θ×2)として逆V字形状に架設される。
駆動部材130に用いられる第1形状記憶合金線は、Ni−Ti系合金である。Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、低温で弾性係数が低い状態(マルテンサイト相)となり、所定の張力を与えることで伸張する性質を有している。
また、Ni−Ti系合金を用いた形状記憶合金線は、通電により発熱し変態温度を超えることにより相変態し、弾性係数が高い状態(オーステナイト相:母相)に移行して、伸張状態から元の長さ(記憶長さ)に戻る性質を有している。第1形状記憶合金線の直径は、約30μmから約100μmである。
(第2加圧手段)
再び、図1および図2を参照して、移動体103には、第2固定体102a,102b側に移動体103を引き寄せる力を移動体103に与える第2加圧手段が設けられている。
第2加圧手段の具体的構成としては、第1支持体107と第2支持体111との間において、第2支持体111と同じように移動体103の周りに配置される線材150が配置されている。この線材150は、ステンレス棒からなり、一端が第2固定体102aに設けられた支持孔102hに挿通され、他端が第2固定体102bに設けられた支持孔102h(図示省略)に挿通されている。
移動体103の係合部107dが設けられる側とは反対側の面には、線材150を係合支持する係合ブロック103aが設けられ、この係合ブロック103aに設けられた係合溝103bを線材150が通過する。
この線材150を設けることで、移動体103は、第2固定体102a,102b側に引き寄せられる。その結果、第1回転支持軸109a、第2回転支持軸109b、第3回転支持軸113a、および第4回転支持軸113bにおいて生じる円筒面と孔との間に生じる隙間に起因する移動体103の揺れ(ガタつき)を防止することができる。
また、第1支持体107と第2支持体111との間に線材150を通過させることで、第1支持体107と第2支持体111とにおける各支持軸に対して均等に力を加えることができるため、移動体103の傾斜または傾転をより軽減することが可能となる。
また、線材150は、第1支持体107および第2支持体111に対して、平行に配置されていることから、第1支持体107および第2支持体111に対して平行な方向に力が作用し、平行リンク機構を回転させる力が生じにくく、駆動部材130の駆動力を最低限に抑えることができる。また、レンズ移動機構100の大型化を招くこともない。
なお、第2加圧手段して、移動体103を第2固定体102a,102b側に引き寄せる場合について説明したが、移動体103を第2固定体102a,102b側から引き離す方向に力を加えることによっても、円筒面と孔との間に生じる隙間に起因する移動体103の揺れ(がたつき)を防止することができる。
上記構成を有するレンズ移動機構100は、搭載される装置の大きさにより変更されるものであるが、概略寸法は、(縦)6mm〜15mm、(横)6mm〜15mm、(高さ)3mm〜5mm程度の大きさとなる。
(レンズ移動機構100の駆動方法)
次に、上記構成を有するレンズ移動機構100の駆動方法について、図4、図6および図7を参照して説明する。図6は、駆動部材が通電状態における図1中の矢印IV方向から見た側面図、図7は、第1形状記憶合金線の伸縮を示す模式図である。
駆動部材130の使用可能な変態率は、耐久性を考慮して約2%〜3%未満である。したがって、必要な移動体103の移動距離から、変態率以内に収まるよう、駆動部材130の架設角度(θ×2:図5参照)、ならびに、距離P1および距離P2(図4参照)を設定する。
さらに、駆動部材130の最大応力(約400MPa〜%00MPa)を超えないこと、高温環境下において移動体103が初期位置から移動しないように、駆動部材130の初期応力設定、バイアスばね120a,120bの力量設定、ばね定数の設定を行なう。
図6に示すように、駆動部材130に通電した場合には、駆動部材130は収縮する。その結果、第1支持体107は、第1回転支持軸109aを回転中心として、反時計方向に回転する。第2支持体111も同様に、第2回転支持軸109bを回転中心として、反時計方向に回転する。
移動体103は、第2回転支持軸109bにおいて第1支持体107に支持されるとともに、第4回転支持軸113bにおいて第2支持体111に支持されている。その結果、平行リンク機構に基づき、移動体103は、その姿勢を維持したまま、光軸方向L1に沿って、第1固定体101aから離れる方向に移動する。
移動体103の移動について、より詳細に説明する。本実施の形態において、距離P2は、距離P1の約3倍(図4参照)としている。その結果、係合部107dの変位量V1とした場合に、移動体103の第2回転支持軸109bでの変位量V2を、変位量V1の約3倍にすることができる。
また、図7に示すように、駆動部材130は、光軸方向L1に対して所定角度(θ)のV字状に架設され、駆動部材130の歪(長さ方向の変位δ=L−L’)が、光軸方向L1においてV1に拡大される(拡大率=V1/δ)。
たとえば、光軸方向L1と60°(=θ)の角度で駆動部材130を架設した場合、光軸方向(係合部)の変位で約2.1倍に拡大される。平行リンク機構の拡大分と合わせて、約6倍の拡大率が得られる。
このように、駆動部材130を逆V字形状に配置するとともに、平行リンク機構を用いることで、駆動部材130の変態量(長さ方向の変位量)に対して、リンク機構の移動方向の変位を拡大することを可能としている。これにより、駆動部材130の変態量を小さくでき、駆動部材130の耐久性の向上、消費電力の低減を図ることができる。
図5に示したように、駆動部材130への非通電状態(初期状態)においては、バイアスばね120a,120bの力量が、駆動部材130の引張応力により発生する移動体103の駆動力より大きくなるように設定され、移動体103は、所定の力量で第1固定体101a方向に押し当てられた状態となる。
駆動部材130の変態温度は、レンズ移動機構100が搭載される携帯型端末装置の使用温度(70℃以下など)よりも高い特性のものが選択されるが、60℃などの高温では、多少変態が開始し応力上昇が生じる。
そのため、駆動部材130にある程度の応力上昇が生じても、移動体103が移動しないように、駆動部材130の初期応力とバイアスばね120a,120bの力量は設定される。
また、第1支持体107および第2支持体111に設けられる、第1回転支持軸109a、第2回転支持軸109b、第3回転支持軸113aおよび第4回転支持軸113bには、駆動部材130の張力、バイアスばね120a,120bおよび線材150による摩擦力が生じるので、それらを合わせて、所定の駆動部材130の応力(収縮応力)で、移動体103が移動を開始するよう設計される。
さらに、移動体103のレンズ105を近接撮影位置まで駆動したときの応力が約400MPaを超えないように、バイアスばね120a,120bのばね定数が設定される。
撮影時は、駆動部材130に通電して駆動部材130に電流を流し、駆動部材130の電気抵抗によるジュール熱により温度を上昇させて、駆動部材130を記憶状態に変態させる。
図6に示すように、駆動部材130の応力が上昇し、バイアスばね120a,120bによる移動体103を光軸方向L1(図中下方)に押す力よりも、駆動部材130の応力による移動体103を光軸方向L1(図中上方)に押す力が大きくなると、平行リンク機構にしたがい、移動体103は近接撮影側へ平行移動を開始する。
被写体の距離に応じて、任意の位置で移動体103を停止させ撮影を行うためには、駆動部材130の通電状態を電流値制御、PWM駆動などにより制御を行なう。撮影後、初期位置へ戻すには(図4に示す状態)、駆動部材130への通電を停止する。
以上、本実施の形態におけるレンズ移動機構100によれば、平行リンク機構を用い、この平行リンク機構の移動制御を駆動部材130の伸縮制御により行なっている。これにより、駆動機構に採用される移動体103を安定的に保持することができる。
また、平行リンク機構を用いることで、レンズ105の傾斜量または傾転量を小さくすることが可能となり、レンズ移動機構100の光学性能を向上させ、高画質な画像を取得することが可能となる。
また、駆動部材130の伸縮制御により移動体103を移動させる機構を採用していることから、駆動部材130に必要とされるスペースを小さくすることができ、機構の薄型化(低背化)を図ることが可能となる。さらに、レンズ105の周囲に平行リンク機構、駆動部材130、バイアスばね120a,120bなどを配置することにより、レンズ105の大口径化、およびレンズ移動機構100の薄型化を実現させることが期待できる。
また、駆動部材130は、光軸方向L1と略平行な面内に架設されていることから、レンズ移動機構100の大型化を招くこともない。また、平行リンク機構に対して効率的に駆動部材130の伸縮による駆動力を与えることができる。
また、バイアスばね120a,120bを設けておくことで、応答特性を向上させること可能となり、また、高温環境下でのレンズの移動を抑制することができる。
(第2加圧手段の他の形態)
なお、上記実施の形態においては、第2加圧手段の一例として、バイアスばね120a,120bにより、移動体103を第1固定体101a方向に加圧する構成を採用していたが、この構成に限定されるものではない。
図8および図9に、バイアスばね120a,120bに代わり、第2支持体111と第1固定体101aとの間に第2形状記憶合金線230を架設する場合について説明する。図8は、第2形状記憶合金線の架設状態(非通電状態)を示す図1中の矢印IV方向に相当する方向から見た側面図、図9は、第2形状記憶合金線の架設状態(通電状態)を示す図1中の矢印IV方向に相当する方向から見た側面図である。
第2支持体111の第2腕部材111bには、係合部111dが設けられ、第2形状記憶合金線230の略中央部が係合部111dに架設され、その両端部が第1固定体101aに架設されている。第1固定体101aには、電極240aおよび電極240bが設けられている。電極240aおよび電極240bの構成および材料は、電極140aおよび電極140bと同じである。
図8に示すように、第2形状記憶合金線230は、逆V字形状に架設される。移動体103を挟んで、反対側の第2腕部材111cにも同様に、第2形状記憶合金線230を架設してもよい。
図8に示すように、第2形状記憶合金線230への非通電状態(初期状態)では、第2形状記憶合金線230の応力により移動体103に対して光軸方向L1に発生する力が駆動部材130の応力により移動体103に対して光軸方向L1に発生する力よりも大きくなるように設定され、移動体103は、第1固定体101aに押し付けられた姿勢を維持することができる。
図9に示すように、駆動部材130に通電し(第2形状記憶合金線230は非通電)、駆動部材130の応力を上昇させ、第2形状記憶合金線230が移動体103に対して光軸方向L1に発生する力よりも大きくなると、移動体103は、近接撮影側へ移動を開始する。
被写体の距離に応じて、任意の位置で移動体を停止させるためには、駆動部材130、第2形状記憶合金線230のそれぞれの通電状態/非通電状態を、電流値制御、PWM駆動などにより制御を行なう。
撮影後、初期位置へ戻すためには、駆動部材130および第2形状記憶合金線230の通電を停止すればよい。このように構成することで、バイアスばね120a,120bを用いる場合に比べて、レンズ移動機構100のフォーカス制御の応答性を向上させることが可能となる。
なお、第2形状記憶合金線230、光軸方向L1に沿って直線的に第2連結部材111aと第1固定体101aとの間に架設することも可能である。
また、上記実施の形態では、第1支持体107に駆動部材130を架設する場合について説明しているが、第2支持体111に駆動部材130を架設する構成、または、第1支持体107および第2支持体111の両方に駆動部材130を架設する構成の採用も可能である。
また、移動体103を両側から挟み込む一対の第1腕部材107b,107cを採用し、同様に移動体103を両側から挟み込む一対の第2腕部材111b,111cを採用した場合について説明したが、移動体103を安定的に保持可能であれば、第1腕部材および第2腕部材を一対設けることなく、移動体の一方側にのみ第1腕部材および第2腕部材を設ける構成を採用することも可能である。
また、第2形状記憶合金線230についても、第2支持体111に第2形状記憶合金線230を架設する場合について説明しているが、第1支持体107に第2形状記憶合金線230を架設する構成、または、第1支持体107および第2支持体111の両方に第2形状記憶合金線230を架設する構成の採用も可能である。
また、応答特性の向上および高温環境下でのレンズの移動の抑制から、第2加圧手段を設ける構成について説明したが、高い精度の応答特性が必要なく、高温環境下でのレンズの移動を考慮する必要がない場合には、第2加圧手段を設けない構成の採用も可能である。
以上、主に携帯電話等の携帯型端末装置に搭載可能なカメラモジュールのレンズ移動機構に本発明の基づいた駆動機構を採用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、同様の機能が求められる機構に対しては、広く本発明に基づいた駆動機構を適用することが可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 レンズ移動機構、101 固定体、101a 第1固定体、102a,102b 第2固定体、102h 支持孔、103 移動体、103a 係合ブロック、103b 係合溝、103h 保持穴、105 レンズ、107 第1支持体、107a 第1連結部材、107b,107c 第1腕部材、107d,111d 係合部、109a 第1回転支持軸、109b 第2回転支持軸、111 第2支持体、111a 第2連結部材、111b,111c 第2腕部材、113a 第3回転支持軸、113b 第4回転支持軸、120a,120b バイアスばね、130 駆動部材、140a,140b,240a,240b 電極、141a,141b 挟み込み部、150 線材、160 カバー、230 第2形状記憶合金線、300 撮像センサ。

Claims (12)

  1. 固定体と、
    前記固定体に対して移動可能な移動体と、
    一端が前記固定体に第1回転支持軸により回動可能に軸支持され、他端が前記移動体に第2回転支持軸により回動可能に軸支持される第1支持体と、
    一端が前記固定体に第3回転支持軸により回動可能に軸支持され、他端が前記移動体に第4回転支持軸により回動可能に軸支持される第2支持体と、
    前記第1支持体および前記第2支持体の少なくともいずれか一方と、前記固定体との間に架設され、第1形状記憶合金線を用いた駆動部材と、
    を備え、
    前記第1回転支持軸、前記第2回転支持軸および前記第1支持体、ならびに、前記第3回転支持軸、前記第4回転支持軸および前記第2支持体により平行リンク機構が構成されるように、前記第1回転支持軸および前記第3回転支持軸が前記固定体に設けられるとともに、前記第2回転支持軸および前記第4回転支持軸が前記移動体に設けられ、
    前記駆動部材は、前記第1支持体および前記第2支持体の少なくともいずれか一方と前記固定体との間に架設され、
    前記移動体の移動方向は、前記第1支持体および前記第2支持体が延びる方向に対して交差する方向であり、
    前記駆動部材の伸縮の制御により、前記移動体の前記移動方向への移動量が制御される、駆動機構。
  2. 前記固定体に設けられる前記第1回転支持軸の軸方向から前記平行リンク機構を見た場合において、前記第1回転支持軸の回転中心と前記第2回転支持軸の回転中心とを結んだ直線上での距離を比較した場合に、
    前記第1回転支持軸の回転中心から前記駆動部材の前記第1支持体および前記第2支持体への固定位置までの距離よりも、前記第1回転支持軸の回転中心と前記第2回転支持軸の回転中心との間の距離の方が大きく設けられている、請求項1に記載の駆動機構。
  3. 前記第1支持体は、
    前記移動体を両側から挟み込む一対の第1腕部材と、
    前記一対の第1腕部材を連結する第1連結部材と、を含み、
    前記一対の第1腕部材のそれぞれに、前記第1回転支持軸および前記第2回転支持軸が設けられ、
    前記第1連結部材は、前記第1回転支持軸を挟んで、前記第2回転支持軸とは反対側の位置に配置され、
    前記駆動部材は、前記第1連結部材に架設されている、請求項1または2に記載の駆動機構。
  4. 前記駆動部材は、
    その略中央部が前記第1連結部材に架設され、
    その両端部が前記固定体に架設されている、請求項1から3のいずれかに記載の駆動機構。
  5. 前記固定体は、
    前記移動方向に対して交差する方向に延びる第1固定体と、
    前記第1固定体から前記移動方向に沿って延び、前記第1回転支持軸および前記第2回転支持軸が設けられる第2固定体と、
    前記移動体に前記第1固定体に向かう力を与える第1加圧手段と、を含み、
    前記駆動部材を収縮させ、前記移動体が前記第1固定体から遠ざかる方向に移動する際に、前記第1加圧手段により、前記移動体に前記第1固定体に向かう力が与えられる、請求項1から4のいずれかに記載の駆動機構。
  6. 前記第1加圧手段は、前記移動体を挟んで、前記第1固定体とは反対側の領域に設けられる、請求項5に記載の駆動機構。
  7. 前記第1加圧手段は、
    前記第1支持体および前記第2支持体の少なくともいずれか一方と前記第1固定体との間に架設される第2形状記憶合金線である、請求項5に記載の駆動機構。
  8. 前記移動体には、
    前記第2固定体側に前記移動体を引き寄せる力、または、前記第2固定体から前記移動体を引き離す力を前記移動体に与える第2加圧手段が設けられている、請求項5から7のいずれかに記載の駆動機構。
  9. 前記第2加圧手段は、
    前記第1支持体と前記第2支持体との間に配置され、前記第1支持体および前記第2支持体に対して平行な方向に力を発生させる、請求項8に記載の駆動機構。
  10. 請求項1または2に記載の駆動機構と、
    前記移動体に搭載されるレンズと、を備え、
    前記移動体の前記移動方向が、前記レンズの光軸方向となるように、前記レンズが前記移動体に搭載される、レンズ移動機構。
  11. 前記第1支持体は、
    前記光軸方向に対して垂直な面内において、前記移動体を両側から挟み込む一対の第1腕部材と、
    前記一対の第1腕部材を連結する第1連結部材と、を含み、
    前記一対の第1腕部材のそれぞれに、前記第1回転支持軸および前記第2回転支持軸が設けられ、
    前記第1連結部材は、前記第1回転支持軸を挟んで、前記第2回転支持軸とは反対側の位置に配置され、
    前記駆動部材は、前記第1連結部材に架設されている、請求項10に記載のレンズ移動機構。
  12. 前記駆動部材は、前記光軸方向と略平行な面内に架設されている、請求項11に記載のレンズ移動機構。
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