JP4826206B2 - エレベータ用非常止め装置 - Google Patents
エレベータ用非常止め装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4826206B2 JP4826206B2 JP2005313676A JP2005313676A JP4826206B2 JP 4826206 B2 JP4826206 B2 JP 4826206B2 JP 2005313676 A JP2005313676 A JP 2005313676A JP 2005313676 A JP2005313676 A JP 2005313676A JP 4826206 B2 JP4826206 B2 JP 4826206B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic
- emergency stop
- elevator
- stop device
- guide rail
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Description
近年、ビルの高層化に伴いエレベータには高速化が求められている。その結果、非常停止時の動作速度、停止距離が増加しているので、高速でもより安定した制動力が必要となる。
図1において、乗客を乗せるのりかご1は、ロープ2により駆動系(図示せず)に連結されている。図1では簡略化のためにドア開閉機、外枠等の詳細は図示していない。昇降路の両側には昇降時にのりかご1をガイドするガイドレール3が設置されている。なお、ガイドレール3は片側だけを図示し、一部を省略してある。乗りかご1の下端部には、左右一対の非常止め装置4がガイドレールを囲むように設置されている。
図2において、ガイドレール3は他の部品を説明するために断面で図示してある。非常止め装置が動作したときに制動子5がガイドレール3を挟み込み、制動力を発生する制動子5は一台の非常止め装置に2個設置される。非常止め装置動作時に制動子5をガイドレール3に押し付ける弾性体6は、本実施例ではU字形状のバネを用いている。非常止め装置動作時に制動子5が所定位置に移動するように、ガイド溝7を通るガイドプレート8が設置される。これらの非常止め装置構成部品はケーシング9に収納されている。10はプレートである。
図3において、金属ブロック13の表面には複数の穴13aが形成され、この穴13aそれぞれにセラミック11が内側(紙面上、裏面側方向から)から挿入され、穴13aからセラミック11の先端が制動面側に突出している。このセラミック11と穴13aとの間には接合界面12が形成されている。
図4は、他の実施例を備えた非常止め制動子の正面図とこの正面図のA−A線断面図の組み合わせ図である。
図4において、本実施例が実施例1と異なる点は、実施例1ではセラミックの形状が円錐台形であったが、本実施例ではセラミックのテーパがセラミックと金属ブロック13の制動面から少し中に入った部分までとなっており、そこから反制動面側方向には最大テーパ断面形状と同一の断面形状になっている場合である。このようなセラミック18形状にすることで、接合界面12に最初にき裂が発生すると考えられる接合端部19には圧縮荷重が作用し、セラミック18のテーパ部の長さが短くなるので、多くのセラミック18を金属ブロック13に埋め込むことができる。そのため、一つのセラミックに発生する応力を小さくすることができ、セラミックの破損を防止することができると考えられる。
図5は他の実施例を備えた非常止め制動子の正面図とこの正面図のA−A線断面図の組み合わせ図である。
図5において、本実施例が実施例2と異なる点は、本実施例はセラミック20のテーパが実施例2と同様に金属ブロック13の制動面から少し中に入った部分までとなっているが、そこから反制動面側方向には円環状の段差12aが形成されていて、反制動面側の円柱の方が直径が大きくなっている。本実施例のセラミック形状を用いてもセラミック20と金属ブロック13の接合界面12に圧縮荷重を与えることができる。
図6は他の実施例を備えた非常止め制動子の正面図とこの正面図のA−A線断面図の組み合わせ図である。
図6において、本実施例は実施例2のセラミックの円錐台形の部分が円柱形状になっている場合である。このような形状にするとセラミック21と制動面側の金属ブロック13の接合界面12には圧縮荷重は働かないが、セラミック21と金属ブロック13を接合するときに、ガイドレール側に突き出しているセラミックを当て板と金属ブロックではさみ込んだ状態セラミックと金属を接合することでセラミック21に圧縮応力を与えることができる。当て板はセラミック21と金属ブロック13を接合後、取り除くことができるような構成とする。
図7は他の実施例を備えた非常止め制動子の正面図とこの正面図のA−A線断面図の組み合わせ図である。
図7において、上記実施例1〜4ではセラミックの断面形状として主に円の場合を示したが、本実施例ではセラミックを四角錘台形22とした場合である。四角錘台形22の長辺が制動子の移動方向と一致する場合である。このような形状にすることで一つの四角錘台形22セラミックの断面係数を大きくすることができ、曲げにより発生する応力を小さくすることができる。
図8は他の実施例を備えた非常止め制動子の正面図とこの正面図のA−A線断面図の組み合わせ図である。
図8において、本実施例は四角錘台形23の短辺が制動子の移動方向と一致する場合である。このように四角錘台形23の短辺を制動子の移動方向と一致させることで多くの四角錘台形23セラミックを金属ブロック13に埋め込むことができ、一つあたりのセラミックに発生する応力を小さくすることができる。本実施例は四角錘台形の短辺を制動子の移動方向と子、実施例5では四角錘台形セラミックの長辺を制動子の移動方向としたが、必ずしも、四角錘台形の長辺あるいは短辺を移動方向と一致させずに少し傾けてもよい。
図9は、他の実施例を備えた非常止め制動子の正面図である。
図9において、本実施例はセラミック24と金属ブロック13との締結構造は前記実施例と同じであるが、セラミック24の金属ブロック13への取付位置が異なる。前記の実施例ではセラミック24は動作方向に対して2列であったが、本実施例は動作方向に対して隣り合うセラミック同士を動作方向に対して垂直方向にずらしたものである。このように位置を動作方向に対して垂直方向にずらすことにより、セラミック24がガイドレール3と接触する箇所が異なり、ガイドレール3の新しい部分と接触することができる。
図10は他の実施例を備えた非常止め制動子の断面図である。
図10において、本実施例はセラミック11と金属ブロック13のガイドレール3側接合端部の金属に溝25を加工したものである。溝25を加工することで、セラミック11と金属ブロック13の接合端部の応力集中を緩和することができる。また、金属部を変形しやすくすることで、すべてのセラミック11がガイドレール3と接触する機会を増やすことができる。
図13は接触面に溝を加工した例であり、実施例では三角形状の溝28を加工した例である。また、図14はセラミック11の表面に溝30を加工し、表面に多数の半円あるいは半楕円31を設けた例である。これらの溝は図15に示すように移動方向に平行32に設けてもよいし、図16に示すように移動方向に平行32と垂直方向33になるように設けてもよいが、少なくとも移動方向に平行32には設けるのがよい。
Claims (6)
- エレベータの昇降路壁に設置されたガイドレールと、このガイドレールに対向して配置された制動子と、前記制動子を前記ガイドレールに押し付けるU字形状の弾性体とを備えたエレベータ用非常止め装置において、
複数の穴が設けられた制動面側金属部材と、前記穴に挿入されてその先端が前記穴より前記ガイドレール側に突出するセラミック材と、前記セラミック材を前記制動面側金属部材との間で挟持する反制動面側金属部材とを備え、
前記制動面側金属部材と前記反制動面側金属部材の間にはスペースが設けられた状態でボルトによって締結されて前記セラミック材を挟持していることを特徴とするエレベータ用非常止め装置。 - 請求項1記載のエレベータ用非常止め装置において、
前記穴は円錐台形に形成されたことを特徴とするエレベータ用非常止め装置。 - 請求項1記載のエレベータ用非常止め装置において、
前記制動面側に小径の、反制動面側に前記小径の円柱より大径の円柱からなる円環状の段差のセラミックが埋設される穴が前記制動面側金属部材に設けられていることを特徴とするエレベータ用非常止め装置。 - 請求項1記載のエレベータ用非常止め装置において、
前記制動面側金属部材には四角錘台形のセラミックを埋設する穴を設けたことを特徴とするエレベータ用非常止め装置。 - 請求項1記載のエレベータ用非常止め装置において、
前記ガイドレールと接触する前記セラミックの面に複数の溝を設けたことを特徴とするエレベータ用非常止め装置。 - 請求項1記載のエレベータ用非常止め装置において、
前記ガイドレールと接触する前記セラミックの表面角部に面取り加工を施したことを特徴とするエレベータ用非常止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005313676A JP4826206B2 (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | エレベータ用非常止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005313676A JP4826206B2 (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | エレベータ用非常止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007119177A JP2007119177A (ja) | 2007-05-17 |
JP4826206B2 true JP4826206B2 (ja) | 2011-11-30 |
Family
ID=38143430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005313676A Expired - Fee Related JP4826206B2 (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | エレベータ用非常止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4826206B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101787226B1 (ko) | 2013-04-24 | 2017-10-18 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 브레이크 장치, 그것을 이용한 엘리베이터용 권상기, 및 브레이크 장치의 완충 반력 조정 방법 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5244878B2 (ja) * | 2010-09-24 | 2013-07-24 | 株式会社日立製作所 | 非常止め装置及びそれを用いたエレベータ |
EP3469227B1 (de) * | 2016-06-09 | 2021-04-28 | Bischoff Industriebremsen GmbH | Fangbacke für arretiervorrichtung für dreh- und/oder verschiebbar angeordnete bauteile und arretiervorrichtung |
CN110626905B (zh) * | 2018-06-22 | 2021-01-15 | 株式会社日立制作所 | 电梯及其限速器 |
CN111942977B (zh) * | 2020-08-06 | 2022-08-23 | 厦门理工学院 | 一种高层电梯控制方法、装置、设备及可读存储介质 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2907044B2 (ja) * | 1994-10-28 | 1999-06-21 | フジテック株式会社 | エレベータの非常止め装置 |
JP3338326B2 (ja) * | 1997-03-17 | 2002-10-28 | 株式会社東芝 | エレベータ非常停止装置用ブレーキシュー、エレベータ用非常停止装置および非常停止機能を有するエレベータ |
JP3945927B2 (ja) * | 1998-12-25 | 2007-07-18 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ用非常停止装置用ブレーキシュー、エレベータ用非常停止装置および非常停止機能付エレベータ |
JP2002193565A (ja) * | 2000-12-27 | 2002-07-10 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ用制動装置 |
-
2005
- 2005-10-28 JP JP2005313676A patent/JP4826206B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101787226B1 (ko) | 2013-04-24 | 2017-10-18 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 브레이크 장치, 그것을 이용한 엘리베이터용 권상기, 및 브레이크 장치의 완충 반력 조정 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007119177A (ja) | 2007-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2803974B2 (ja) | エレベーターの非常止め装置 | |
JP4826206B2 (ja) | エレベータ用非常止め装置 | |
JP6829246B2 (ja) | エレベータ安全ブレーキを作動させるための装置および方法 | |
JP5096670B2 (ja) | ベルト端部連結装置およびベルト端部連結装置の保護方法 | |
JP4690689B2 (ja) | エレベータ用制動装置 | |
BR9908228B1 (pt) | elemento de tensão para fornecer força de elevação a um carro de um sistema de elevador, acionamento de tração e polia para um sistema de elevador, e, revestimento para uma polia de um sistema de elevador. | |
ES2452721T3 (es) | Dispositivo de frenado, instalación de ascensor, procedimiento de detección de una función del dispositivo de frenado y conjunto de modernización | |
JP4797786B2 (ja) | エレベーター用非常止め装置及びエレベーター | |
WO2013140673A1 (ja) | エレベータ | |
JPH11209024A (ja) | エレベータ安全制動装置 | |
EP3674248B1 (en) | An elevator car parking brake | |
JP5625763B2 (ja) | 楔式ロープ留め金具の挿入装置 | |
JP5409788B2 (ja) | エレベータの直動式ドラムブレーキ装置 | |
JP4779629B2 (ja) | エレベーターおよびそれに用いる非常止め装置 | |
DE102005052689A1 (de) | Keilbremse mit gegenläufig bewegten Keilelementen | |
JP5538494B2 (ja) | 補助ブレーキを備えるエレベータ | |
JP2007277013A (ja) | エレベータの非常ブレーキ装置およびエレベータの停止方法 | |
JP2002193565A (ja) | エレベータ用制動装置 | |
KR20130088291A (ko) | 엘리베이터의 비상정지장치 | |
JP4504848B2 (ja) | エレベーター巻上機のブレーキカバー | |
US20020170790A1 (en) | Elevator safety brake | |
JPWO2019180932A1 (ja) | エレベータの非常止め装置 | |
JP6314074B2 (ja) | ブレーキ装置、巻上機及びエレベータ装置 | |
JP3641938B2 (ja) | エレベータの非常止め装置 | |
JP4484494B2 (ja) | エレベータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080603 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110406 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110412 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110610 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110816 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110829 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4826206 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |