JP4825913B2 - ハンドオーバ処理による転送遅延を軽減できる基地局及びその方法 - Google Patents

ハンドオーバ処理による転送遅延を軽減できる基地局及びその方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4825913B2
JP4825913B2 JP2009505048A JP2009505048A JP4825913B2 JP 4825913 B2 JP4825913 B2 JP 4825913B2 JP 2009505048 A JP2009505048 A JP 2009505048A JP 2009505048 A JP2009505048 A JP 2009505048A JP 4825913 B2 JP4825913 B2 JP 4825913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
handover
packet data
user terminal
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009505048A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008114449A1 (ja
Inventor
律雄 林
善子 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Publication of JPWO2008114449A1 publication Critical patent/JPWO2008114449A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4825913B2 publication Critical patent/JP4825913B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/20Interfaces between hierarchically similar devices between access points
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/08Access point devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、携帯電話等の無線通信ネットワークにおける基地局、基地局で用いるハンドオーバ処理方法、及びそのハンドオーバ処理方法を実施するためのコンピュータプログラムに関する。特に、ハンドオーバ処理に係わる転送遅延を軽減することができる基地局、ハンドオーバ処理方法、コンピュータにかかるハンドオーバ処理方法を実行させるコンピュータプログラム、及びかかるプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能記録媒体に関する。
インターネットの普及によりIP(Internet Protocol)パケットを利用した通信サービスが携帯電話を中心に爆発的に拡大している。この過程で様々なアプリケーションがIPパケットベースによるサービスとして提供可能となってきている。ユーザにとっては移動している事を意識せずにサービスを享受できる事が重要である。
図1は、3G LTE(Long Term Evolution)パケットネットワークにおけるハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。このハンドオーバ手順は、3GPPの仕様書(非特許文献1)において次のように規定されている。
基地局(Source eNodeB)121は、ユーザ端末(UE)110にL3シグナルとして測定制御(Measurement Control)を送信する(ステップS1)。この時点では、パケットデータは、コアネットワーク側装置(EPC、Evolved Packet Core)130から基地局121を介してユーザ端末110に送信されている。また、基地局121は、ユーザ端末にL1/L2シグナルとしてアップリンクアロケーション(UL Allocation)を送信して、アップリンクチャネルを割り当てる。ユーザ端末110は、基地局121に測定レポート(Measurement Report)を送信して、ユーザ端末110を取り巻く電波状態を知らせる。
基地局(Source e-Node B)121は、ユーザ端末110から通知された通信状態に基づいて、ユーザ端末110の移動に伴い他の基地局(Target e-Node B)122にハンドオーバが必要か判断する。ハンドオーバが必要と判断すると(ステップS3)、ハンドオーバ元基地局(Source e-NodeB)121は、ハンドオーバ先の候補である基地局(Target e-Node B)122へハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS4)。
このハンドオーバ要求には、ハンドオーバ実施の決定後にコアネットワーク側装置(EPC)130からハンドオーバ元基地局121に送信されてしまうパケットデータ(図2の1〜4)を基地局122に転送するデータフォワーディングに使用するトンネル(ハンドオーバ元基地局とハンドオーバ先基地局の間に張られる、データフォワーディング用の一時的なパケット転送経路)を設定するためのトンネル設定情報が含まれている。ハンドオーバ実施の決定後にコアネットワーク側装置130からハンドオーバ元基地局121に送信されてしまうパケットデータ(図2の1〜4)は、このトンネルを介して基地局122に転送され、基地局122からユーザ端末110に送信される。これにより、パケットデータが失われないようにしている。
基地局122は、呼受付制御(Admission Control)を行い(ステップS5)、ハンドオーバ元基地局121にハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)を返す(ステップS6)ことにより、ハンドオーバ先基地局122となる。
ハンドオーバ元基地局121は、ハンドオーバ先基地局122からハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)メッセージ(ステップS6)を受信した時点で、ユーザ端末110にL1/L2シグナルとしてダウンリンクアロケーション(DL Allocation)をおくり、ハンドオーバ先基地局122との同期を取り通信できる状態にするようハンドオーバコマンド(Handover Command)を送る(ステップS7)。
ハンドオーバ元基地局121はその上位にあるコアネットワーク側装置(EPC、Evolved Packet Core)130から送られたパケットデータをハンドオーバ先基地局122へデータフォワーディング(DL Data Forwarding)する(ステップS8)。
ユーザ端末110は、ハンドオーバ先基地局122と、L1/L2シグナリングにより同期(Synchronization)を取り、アップリンクアロケーション(UL Allocation)及びタイミングアドバンス(Timing Advance)を受ける。ユーザ端末110は、ハンドオーバ先基地局122からのパケットデータを受け取る準備ができた時点で、ハンドオーバ先基地局122にハンドオーバ確認(Handover Confirm)を送信する(ステップS9)。この時点では、コアネットワーク側装置130はユーザ端末110がハンドオーバされたことを知らないので、ユーザ端末110宛のパケットデータはハンドオーバ元基地局121に送信されている。
ハンドオーバ先基地局122は、ユーザ端末110からハンドオーバ確認を受けると(ステップS9)、上位にあるコアネットワーク側装置130にハンドオーバ完了(Handover Complete)メッセージを送信して、ユーザ端末がハンドオーバ先基地局122の配下に来たことを通知する(ステップS10)。
これを受けて、コアネットワーク側装置130は、経路切り換えを行い(ステップS11)、ユーザ端末110宛のパケットデータの送信先をハンドオーバ元基地局121からハンドオーバ先基地局122に切り換える。コアネットワーク側装置130は、ハンドオーバ先基地局122に、ハンドオーバ完了アクノレッジ(Handover Compulete Acknowledge)メッセージを送信する。これに応答して、ハンドオーバ先基地局122は、ハンドオーバ元基地局121に、リソース解放(Release Resource)メッセージを送信して(ステップS13)、ユーザ端末110のために使用していたリソースを解放させる。ハンドオーバ元基地局121は、この時点で、ユーザ端末110宛のパケットデータをまだ保持している場合には、ハンドオーバ先基地局122にそのパケットデータの転送を継続し(ステップS14)、ユーザ端末110宛のパケットデータが無くなった時点で、ユーザ端末110のために使用していたリソースを解放する(ステップS15)。
経路切り換え(ステップS11)の後は、ユーザ端末110宛てのパケットデータは、コアネットワーク側装置130からハンドオーバ先基地局122を介してユーザ端末110に送信される。
図2は、図1に示したユーザ端末へのパケットデータの転送をさらに詳細に説明するための図である。図2に示したユーザ端末(UE)110、ハンドオーバ元基地局(Source e-Node B)121、ハンドオーバ先基地局(Target e-Node B)122、コアネットワーク側装置(EPC)130は、それぞれ図1に示したユーザ端末(UE)110、ハンドオーバ元基地局(Source e-Node B)121、ハンドオーバ先基地局(Target e-Node B)122、コアネットワーク側装置(EPC)130に対応している。
ユーザ端末110は、移動に伴い、ハンドオーバ元基地局121からハンドオーバ先基地局122にハンドオーバされる。この時、ハンドオーバ元基地局121はハンドオーバ先基地局122にハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージ251を送信する(図1のステップS4)。ハンドオーバ先基地局(Target e-Node B)はハンドオーバ元基地局121にハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)252を返す(図1のステップS6)。
このハンドオーバ要求251には、ハンドオーバ実施の決定後にコアネットワーク側装置130からハンドオーバ元基地局121に送信されてしまうパケットデータ(1〜4)をハンドオーバ先基地局122に転送するデータフォワーディング253に使用するトンネル(ハンドオーバ元基地局とハンドオーバ先基地局の間に張られる、データフォワーディング用の一時的なパケット転送経路)を設定するためのトンネル設定情報が含まれている。ハンドオーバ実施の決定後にコアネットワーク側装置130からハンドオーバ元基地局121に送信されてしまうパケットデータ(1〜4)は、このトンネルを介してハンドオーバ元基地局121からハンドオーバ先基地局122に転送され、ハンドオーバ先基地局122からユーザ端末110に送信される。
ハンドオーバ実施後、コアネットワーク側装置130は、経路切り換えを行い(図1のステップS11)、その後のパケットデータ(図2の5〜7)をハンドオーバ先基地局122に送信する。
ここで、パケットデータの番号(1〜7)は、そのパケットデータがコアネットワーク側装置130から基地局121または122に送信される順序を示し、かつ基地局121または122からユーザ端末110に送信されるべき順序を示している。
ハンドオーバ先基地局122は、たとえコアネットワーク側装置130からパケットデータ5〜7を受信しても、ハンドオーバ元基地局121から転送されるパケットデータ1〜4を待って、そのパケットデータ1〜4を先にユーザ端末110に送信し、次にコアネットワーク側装置130から直接受信したパケットデータ5〜7をユーザ端末110に送信する。
3GPP TS 36.300 V0.5.0(2007−02)
転送遅延が好ましくないサービス(例えば、ボイスオーバIP(VoIP)サービス)の場合、ハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局にデータフォワーディングを実施しない方が、QoS(Quality of Service)の観点から好ましい場合がある。
しかし、従来のハンドオーバ(handover)手順では、ハンドオーバ元基地局がハンドオーバ先基地局に、データフォワーディングをしないことを通知する方法がない。そのため、ハンドオーバ先基地局は、ハンドオーバ元基地局からデータフォワーディングされる先行のパケットデータを(コアネットワーク側装置から受け取るパケットデータよりも先にユーザ端末に転送するため)待ってしまい、たとえ経路切り換え後にコアネットワーク(Core Network)側の装置から後続のパケットが直接送信されていても、そのパケットをすぐにユーザ端末に送信できない。このためパケット転送が遅延してしまう。
さらに、従来のハンドオーバ手順では、データフォワーディングの実施が不要である転送遅延が好ましくないサービスの場合であっても、ハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局へデータフォワーディングするためのトンネル設定処理が実施されてしまう。そのため、基地局及びその間のネットワークに無用な負荷がかかってしまう。このトンネル設定処理も遅延の一因となり得る。
本発明は、上記課題のうち少なくとも1つを解決することを目的とする。
本発明の一態様によると、
上位ネットワークからのパケットデータをユーザ端末に転送する基地局は、
前記ユーザ端末が当該基地局からハンドオーバ先の基地局にハンドオーバされる際、該ユーザ端末宛のパケットデータが、転送遅延が好ましくないサービスに含まれるかどうかを判定する判定手段と、
該判定手段による転送遅延が好ましくないサービスに含まれるかどうかの判定結果に基づいて、前記ハンドオーバ先の基地局に、前記ユーザ端末宛のパケットデータをデータフォワーディングするかどうかを決定する決定手段と、
該決定手段によりパケットデータをデータフォワーディングしないと決定された場合、前記ハンドオーバ先の基地局に、該パケットデータをデータフォワーディングしないことを通知する通知手段と
を有し、
前記通知手段によりパケットデータをデータフォワーディングしないことが通知されることにより、前記ハンドオーバ先の基地局によって当該基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待たないと判定され前記ハンドオーバ先の基地局によって前記上位ネットワークからのパケットデータ前記ユーザ端末に転送される
本発明により、転送遅延が好ましくないサービスの場合、ハンドオーバ元の基地局からハンドオーバ先の基地局に対してハンドオーバに伴うデータフォワーディングを行なわない事が通知できるようになり、データフォワーディングの為のトンネル設定手順が不要となるので、ハンドオーバ先の基地局は上位にあるコアネットワーク側の装置からのパケットが到着次第、そのパケットをユーザ端末にすぐに転送可能であり、結果として転送遅延が軽減できる。
3G LTEで規定されているハンドオーバとパケットデータ転送を示すシーケンス図である。 図1に示したパケットデータ転送をさらに詳細に説明するための図である。 本発明の第1の実施形態によるハンドオーバ元基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態によるハンドオーバ先基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による、ハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。 図5に示した本発明の第1の実施形態によるハンドオーバ手順におけるパケットデータ転送をさらに詳細に説明するための図である。 本発明の他の実施形態による、ハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。 本発明のさらに他の実施形態による、ユーザが異なる遅延品質を持つ複数のサービスを利用している場合のハンドオーバ手順におけるパケットデータ転送を説明するための図である。 本発明の一実施形態による基地局の構成を示すブロック図である。 ハンドオーバ要求信号のデータフォーマットを示す図であり、(A)は比較のための従来のデータフォーマットを示し、(B)は本発明の一実施形態によるデータフォーマットを示し、(C)は本発明の他の実施形態によるデータフォーマットを示す。 本発明の第2の実施形態によるハンドオーバ元基地局の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による、ハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。
符号の説明
110 ユーザ端末
121 ハンドオーバ元基地局
122 ハンドオーバ先基地局
130 コアネットワーク側装置
251 ハンドオーバ要求
252 ハンドオーバ要求アクノレッジ
253 データフォワーディング用トンネル
521、721、821 ハンドオーバ元基地局
522、722、822 ハンドオーバ先基地局
651、851 ハンドオーバ要求
652、852 ハンドオーバ要求アクノレッジ
853 データフォワーディング用トンネル
900 基地局
901 アンテナ
902 無線インターフェイス部
903 有線インターフェイス部
904 信号メッセージ制御部
905 パケットデータ制御部
906 パケットバッファ
本発明では、ハンドオーバ処理にあたり、転送遅延が好ましくないサービスについてはそれ以外のサービス(転送遅延よりもパケットロスの方が好ましくないサービス、例えば、ビデオモニタリング等)とは異なる制御を実施する事により、ハンドオーバに伴うパケットデータの転送遅延を軽減し、アプリケーションサービスの中断が起こりにくくするものである。
添付した図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を説明する。

[第1の実施形態]
図3、4を参照して、本発明の一実施形態による基地局の動作を説明する。図3は、本発明の第1の実施形態によるハンドオーバ元基地局の動作を示すフローチャートである。図4は、この実施形態によるハンドオーバ先基地局の動作を示すフローチャートである。
本発明の一実施形態によるハンドオーバ元基地局は、ハンドオーバ決定をすると(ステップS302)、ユーザが利用しているサービスの転送遅延に係わる特性に応じてデータフォワーディング(Data Forwarding)をするか否か決定する(ステップS304)。
この決定は、基地局がコアネットワーク側装置から受信してユーザ端末に送信しているパケットデータが、転送遅延が好ましくないサービスに係わるパケットデータであるか否か判断することにより行われる。ここで、転送遅延が好ましくないサービスとは、一定のQoSを維持するためには、多少のパケット損失は生じてもよいが、パケットの転送遅延は好ましくないようなサービスであり、例えばVoIP(Voice over IP)がある。あるサービスが、転送遅延が好ましくないサービスであるか否かは、通信事業者が決定すればよい。具体的には、基地局は、コアネットワーク側から、各サービスの特性を通知する情報を予め受け取っている。例えばVoIPについては転送遅延が好ましくないが、ビデオストリーミングや電子メールについては、パケットロスが発生しないようにすべきことを通知されている。各基地局は、この情報と、IPフローについて通知されているサービス種別と基づいて、そのパケットデータがVoIPのパケットデータであることを知ることができる。
データフォワーディングをしない場合(ステップS304、NO)、ハンドオーバ元基地局は、ハンドオーバ先基地局に、データフォワーディングをしないことを通知する(ステップS306)。この場合、ハンドオーバ元基地局は、データフォワーディングのためのトンネル設定を実行しない。この通知は、例えばハンドオーバ(handover)元基地局からハンドオーバ先基地局に送信されるハンドオーバ処理に関わる制御メッセージ(例えば、ハンドオーバ要求)に「データフォワーディングを実施する/しない」を示すパラメータを含めてハンドオーバ先基地局に送信することにより行われる。
一方、ハンドオーバ先基地局は、上記制御メッセージ(例えば、ハンドオーバ要求)を受信すると(図4、ステップS402)、上記制御メッセージに含まれたこのパラメータの解読により、データフォワーディングの有無を判断する(ステップS404)。ハンドオーバ先基地局は、データフォワーディングがないと判断すると、ハンドオーバ元基地局からのトンネル設定とデータフォワーディングを待たずに、コアネットワーク側装置から受信したパケットデータをユーザ端末に送信することができる(ステップS406)。
「転送遅延が好ましくないサービス」ではない場合(図3、ステップS304、YES)、ハンドオーバ元基地局は、従来通りデータフォワーディングをすることを決定し、ハンドオーバ要求を送信して(ステップS310)、データフォワーディングを実行する(ステップS312)。
一方、ハンドオーバ先基地局は、上記制御メッセージに含まれたパラメータの解読により、データフォワーディングがあると判断すると、ハンドオーバ元基地局からのデータフォワーディングを待って、データフォワーディングで受信したパケットデータをユーザ端末に送信する(ステップS408)。その後、コアネットワーク側装置から受信したパケットデータをユーザ端末に送信する(ステップS406)。
ハンドオーバ元基地局は、ステップS306において、制御メッセージ(例えば、ハンドオーバ要求)に「データフォワーディングを実施する/しない」を示すパラメータを含めてハンドオーバ先基地局に送信する替わりに、データフォワーディングを実施しない場合に限り、従来は制御メッセージに含まれるトンネル設定情報を、上記制御メッセージに含めない制御を行なってもよい。
ハンドオーバ先基地局は、上記制御メッセージのトンネル設定情報の有無により、ハンドオーバ元基地局からのデータフォワーディングの有無を判断することができる。
ハンドオーバ元基地局は、制御メッセージとともにデータフォワーディングをしないことをハンドオーバ先基地局に通知すると(ステップS306)、コアネットワーク側装置から受信してまだユーザ端末に送信していないパケットデータを削除する(S308)。

VoIPのみを利用している場合のシーケンス
以下、ユーザが、転送遅延が好ましくないアプリケーションとしてVoIPのみを利用しているときにハンドオーバを行なう場合を説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態による、データフォワーディングを行わないハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。
図5に示したユーザ端末110とコアネットワーク側装置130は、図1及び2に示したユーザ端末110とコアネットワーク側装置130と同じものである。しかし、基地局521と522は、それぞれ図3、4を参照して説明した本発明の一実施形態によるハンドオーバ元基地局とハンドオーバ先基地局である。
基地局(Source e-Node B)521は、ユーザ端末(UE)110にL3シグナルとして測定制御(Measurement Control)を送信する(ステップS1)。この時点では、パケットデータは、コアネットワーク側装置(EPC、Evolved Packet Core)130から基地局521を介してユーザ端末110に送信されている。また、基地局521は、ユーザ端末にL1/L2シグナルとしてアップリンクアロケーション(UL Allocation)を送信して、アップリンクチャネルを割り当てる。ユーザ端末110は、基地局521に測定レポート(Measurement Report)を送信して、ユーザ端末110を取り巻く電波状態を知らせる。
基地局(Source e-Node B)521は、ユーザ端末110から通知された通信状態に基づいて、ユーザ端末110の移動に伴い他の基地局(Target e-Node B)522にハンドオーバが必要か判断する。ハンドオーバが必要と判断すると(ステップS3)、ハンドオーバ元基地局(Source e-Node B)521は、ハンドオーバ先の候補である基地局(Target e-Node B)522へハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS54)。
この時、ハンドオーバ元基地局(Source e-Node B)521は、ユーザが使用しているサービスであるVoIPは転送遅延が好ましくない為、データフォワーディングは不要と判断する。ハンドオーバ元基地局521はハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージに「データフォワーディングを実施しない」ことを示す情報を含めて、それをハンドオーバ先の候補である基地局522へ送信する。
ハンドオーバ先の候補である基地局522は、このハンドオーバ要求メッセージ(「データフォワーディングを実施しない」ことを示す情報)を受信する事で、データフォワーディングが実施されない事を認識する。
基地局522は、呼受付制御(Admission Control)を行い(ステップS5)、ハンドオーバ元基地局521にハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)を返す(ステップS6)ことにより、実際のハンドオーバ先基地局522となる。
ハンドオーバ元基地局521は、ハンドオーバ先基地局522からハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)メッセージ(ステップS6)を受信した時点で、ユーザ端末110にL1/L2シグナルとしてダウンリンクアロケーション(DL Allocation)を送り、ハンドオーバ先基地局522との同期を取り通信できる状態にするようハンドオーバコマンド(Handover Command)を送る(ステップS7)。
従来のハンドオーバ手順では、図1のステップ8及びステップ14で示したように、ハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局へのデータフォワーディングが行われる。しかし、ハンドオーバ元基地局521は、データフォワーディングを行わないとの決定をして、その決定をハンドオーバ要求メッセージ(ステップS54)に「データフォワーディングを実施しない」ことを示す情報を含めることにより、ハンドオーバ先基地局522に通知している。したがって、図1のステップS8及びステップS14に対応するデータフォワーディングは行われない。
ハンドオーバ元基地局521は、ハンドオーバ先基地局522からハンドオーバ要求アクノレッジメッセージを受信した時点で、ユーザ端末110に対してハンドオーバ先の基地局間の同期処理実行を命令し、その後、バッファ(buffer)内のものも含めて上位のコアネットワーク側装置130から送信されてユーザ端末110にまだ転送していないパケットデータを破棄する。
ユーザ端末110は、ハンドオーバ先基地局522と、L1/L2シグナリングにより同期(Synchronization)を取り、アップリンクアロケーション(UL Allocation)及びタイミングアドバンス(Timing Advance)を受ける。ユーザ端末110は、ハンドオーバ先基地局522からのパケットデータを受け取る準備ができた時点で、ハンドオーバ先基地局522にハンドオーバ確認(Handover Confirm)メッセージを送信する(ステップS9)。この時点では、コアネットワーク側装置130はユーザ端末110がハンドオーバされたことを知らないので、ユーザ端末110宛のパケットデータはハンドオーバ元基地局521に送信されている。
ハンドオーバ先基地局522は、ユーザ端末110からハンドオーバ確認メッセージを受けると(ステップS9)、上位にあるコアネットワーク側装置130にハンドオーバ完了(Handover Complete)メッセージを送信して、ユーザ端末がハンドオーバ先基地局522の配下に来たことを通知する(ステップS10)。
これを受けて、コアネットワーク側装置130は、経路切り換えを行い(ステップS11)、ユーザ端末110宛のパケットデータの送信先をハンドオーバ元基地局521からハンドオーバ先基地局522に切り換える。コアネットワーク側装置130は、ハンドオーバ先基地局522に、ハンドオーバ完了アクノレッジ(Handover Complete Acknowledge)メッセージを送信して、経路切り換えが完了したことを通知する。これに応答して、ハンドオーバ先基地局522は、ハンドオーバ元基地局521に、リソース解放(Release Resource)メッセージを送信して(ステップS13)、ユーザ端末110のために使用していたリソースを解放させる。
ハンドオーバ元基地局521は、この時点で、ユーザ端末110宛のパケットデータをまだ保持していても、ハンドオーバ先基地局522にそのパケットデータをデータフォワーディングしない。すなわち、図1のステップS14に示したデータフォワーディングは行わない。
経路切り換え(ステップS11)の後は、ユーザ端末110宛てのパケットデータは、コアネットワーク側装置130からハンドオーバ先基地局522を介してユーザ端末110に送信される。
ハンドオーバ先基地局522はハンドオーバ元基地局521からのデータフォワーディングがないことを予め知っているので、ユーザ端末110宛のパケットデータがコアネットワーク側装置130から直接送られてきた時点で、そのパケットデータをすぐにユーザ端末110へ送り出すことができる。
図6は、図5に示した本発明の第1の実施形態によるパケットデータ転送をさらに詳細に説明するための図である。図6に示したユーザ端末(UE)110、ハンドオーバ元基地局(Source e-Node B)521、ハンドオーバ先基地局(Target e-Node B)522、コアネットワーク側装置(EPC)130は、それぞれ図5に示したユーザ端末(UE)110、ハンドオーバ元基地局(Source e-Node B)121、ハンドオーバ先基地局(Target e-Node B)122、コアネットワーク側装置(EPC)130に対応している。
ユーザ端末110は、移動に伴い、ハンドオーバ元基地局521からハンドオーバ先基地局522にハンドオーバされる。この時、ハンドオーバ元基地局521はハンドオーバ先基地局522にハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージ651を送信する(図5のステップS54)。ハンドオーバ先基地局(Target e-Node B)522はハンドオーバ元基地局521にハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)652を返す(図5のステップS6)。
このハンドオーバ要求651には、「データフォワーディングを実施しない」ことを示す情報(図9(B)のフォワーディング指示(ON/OFF))が含まれている。ハンドオーバ先基地局522は、この情報をチェックすることにより、ハンドオーバ元基地局521とハンドオーバ先基地局522の間にトンネル設定をしてデータフォワーディングをしないことを知ることができる(653)。
ハンドオーバ実施の決定後にコアネットワーク側装置(EPC)130からハンドオーバ元基地局521に送信されてしまうパケットデータ(1〜4)は、ハンドオーバ先基地局522にデータフォワーディングされることなくハンドオーバ元基地局521により破棄される。
一方、ハンドオーバ実施後、コアネットワーク側装置130は、経路切り換えを行い(図5のステップS11)、その後のパケットデータ(図6の5〜7)をハンドオーバ先基地局522に送信する。
ここで、パケットデータの番号(1〜7)は、そのパケットデータがコアネットワーク側装置130から基地局521または522に送信される順序を示し、かつ基地局521または522からユーザ端末110に送信されるべき順序を示している。
ハンドオーバ先基地局522は、ハンドオーバ元基地局521からのデータフォワーディングが無いことを知っているので、コアネットワーク側装置130からパケットデータ5〜7を受信するとすぐにユーザ端末110に送信することができる。
なお、本実施形態では、データフォワーディングを実施しないことを示す情報をハンドオーバ要求メッセージに含めるものとしたが、必ずしもハンドオーバ要求メッセージに含めずに、ハンドオーバ要求メッセージとは異なる独立の信号としてハンドオーバ元基地局からハンドオーバ先基地局に送信してもよい。

VoIP以外のサービスも利用している場合のシーケンス
図7は、本発明の他の実施形態による、データフォワーディングを行わないハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。
本実施形態は、利用中のサービスが、転送遅延が好ましくないサービスであり、ハンドオーバ元基地局721がデータフォワーディングをしないことを決定すると、ハンドオーバ先基地局722に対してデータフォワーディングのためのトンネル設定情報を含まないハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS74)点で、図5に示した実施形態と相違するが、その他の構成は図5に示した実施形態と同じである。
ハンドオーバ先基地局722は、ハンドオーバ要求メッセージにトンネル設定情報が含まれていないことを検知し、データフォワーディングをしないことを知ることができる。
次に、ユーザが異なる遅延品質を持つ複数のサービスを利用している場合について、図8を参照して説明する。この場合、ユーザは、転送遅延が好ましくないアプリケーションであるVoIPと、転送遅延よりもパケットロスの方が好ましくないアプリケーションであるビデオモニタリング(Video monitoring)とを同時に使用している時にハンドオーバが行なわれる。
ユーザ端末110は、VoIPに係わるパケットデータ(1〜7)と、ビデオモニタリングに係わるパケットデータ(1′〜7′)とを同時並行して受信している時に、ハンドオーバ元基地局821のエリアから隣接するハンドオーバ先基地局822のエリアに移動する。これに伴い、ハンドオーバ元基地局821は、ユーザが使用しているVoIPに係わるパケットデータについては転送遅延が好ましくないため、データフォワーディングは不要であると判断する。一方、ビデオモニタリングに係わるパケットデータについては転送遅延よりもパケットロスの方が好ましくないため、データフォワーディングが必要であると判断する。
ハンドオーバ元基地局821は、ハンドオーバ要求メッセージ851に、VoIP通信についてはデータフォワーディングを実施せず、ビデオモニタリングについてはデータフォワーディングを実施することを示す情報を含めて、ハンドオーバ先基地局822へ送信する。
ハンドオーバ先基地局822は、このハンドオーバ要求メッセージ851を受信することで、VoIPサービスについてのみデータフォワーディングが実施されないことを知ることができる。ハンドオーバ先基地局822は、ハンドオーバ要求メッセージ852に対する応答としてハンドオーバ元基地局821に対してハンドオーバ要求アクノレッジメッセージ852を送信する。
ハンドオーバ元基地局821は、ハンドオーバ要求アクノレッジメント852を受信した時点で、ユーザ端末110に対してハンドオーバ先基地局822との同期処理実行を命令し、ハンドオーバ決定後に上位のコアネットワーク側装置130から受信したユーザ端末110のVoIPサービスに係わるパケットデータ(1〜4)をバッファ内のものも含めて破棄する。
ハンドオーバ先基地局822は、ハンドオーバ要求メッセージ851により、VoIPサービスに係わるパケットデータについてはデータフォワーディングをしないことを知っているので、コアネットワーク側装置130からVoIPサービスに係わるパケットデータ(5〜7)を直接受信すると、すぐにユーザ端末110に転送することができる。
一方、ハンドオーバ元基地局821は、ハンドオーバ決定後に上位のコアネットワーク側装置130から受信したユーザ端末110のビデオモニタリングサービスに係わるパケットデータ(1′〜4′)については、従来規定されている方法によりハンドオーバ先基地局822へデータフォワーディングを実施する。
ハンドオーバ先基地局822は、ハンドオーバ要求メッセージ851により、ビデオモニタリングサービスに係わるパケットデータについてはデータフォワーディングをすることを知っているので、コアネットワーク側装置130からVoIPサービスに係わるパケットデータ(5′〜7′)を直接受信しても、すぐにはユーザ端末110に転送せずに、ハンドオーバ元基地局821からデータフォワーディングされるパケットデータ(1′〜4′)を待ち、これらデータを先にユーザ端末110に転送する。あるいは、任意の方式によりそのデータフォワーディング終了タイングを判断して、その後コアネットワーク側の装置から送られたパケットの転送を開始する。

ハードウェア構成
図9は、本発明の一実施形態による基地局の構成を示すブロック図である。基地局900は、ユーザ端末(図5、6、7、8のユーザ端末110)との無線通信のインターフェイスであるアンテナ901と、このアンテナ901を制御する無線インターフェイス部902を有する。また、基地局900は、有線インターフェイス部を有し、これは上位のコアネットワーク側装置(図5、6、7、8のコアネットワーク側装置130)との有線通信、及び隣接する基地局(図5、6、7、8の基地局522、722、822等)との有線通信のインターフェイスとして機能する。
基地局900は、さらに信号メッセージ制御部904を有する。この信号メッセージ制御部904は、コアネットワーク側装置、他の基地局、及びユーザ端末とレイヤー1〜3を介して交換する信号を生成、検出、分析、変換等を行い、その結果に基づいて基地局900の他の構成要素を制御する。特に、ハンドオーバ要求メッセージにデータフォワーディングを実施しないことを示す情報(パラメータ)を加えたり、ハンドオーバ要求メッセージからトンネル設定情報を削除したりすることにより、基地局900が隣接する基地局と交換する所望のメッセージを生成する。
基地局900は、さらにパケットデータ制御部905とバッファ906とを有する。パケットデータ制御部905はコアネットワーク側装置及びユーザ端末間でやりとりされるパケットデータを制御するものであり、基地局900がハンドオーバ元基地局となる場合のハンドオーバ先基地局へのデータフォワーディングと、基地局900がハンドオーバ先基地局となる場合のハンドオーバ元基地局からのデータフォワーディングも制御する。特に、パケットデータ制御部905は、コアネットワーク側装置からユーザ端末に送信されているパケットデータを分析して、そのパケットデータが、転送遅延が好ましくないサービスに係わるデータであるか判断し、その判断結果に基づいてパケットデータの蓄積及び破棄を制御する。バッファ906は、パケットデータ制御部905が受け取ったパケットデータを一時的に蓄積するための記憶装置である。

ハンドオーバ要求メッセージのデータ構造
図10は、基地局が隣接する基地局に生成して送信するハンドオーバ要求(Handover Request)メッセージのデータ構造を示す図である。図10(A)は、図1に示した従来の基地局に係わるハンドオーバ要求メッセージであり、参照のために示した。図10(B)は、図5、6に示した本発明の一実施形態による基地局521に係わるハンドオーバ要求メッセージである。図10(C)は、図7に示した本発明の他の一実施形態による基地局721に係わるハンドオーバ要求メッセージである。
図10(A)に示すハンドオーバ要求メッセージ1000Aは、このメッセージがハンドオーバ要求メッセージであることを示す情報1001、ユーザ端末(UE)の識別情報1002、ユーザ端末のコンテクスト情報1003を有する。
ハンドオーバ要求メッセージ1000Aは、ユーザ端末が複数(N個)のサービスを使用している場合に、サービスごとにN個のベアラ(Bearer)情報1004を含み、各ベアラについて、そのベアラの番号を示す情報1005−1〜N、IPアドレス、ポート番号、ベアラタイプ、コーデック種別等のベアラ情報1006−1〜N、及び転送パス設定情報1007−1〜Nを含んでいる。
図10(B)に示すハンドオーバ要求メッセージ1000Bは、図5、6に示した実施形態による基地局521に係わるハンドオーバ要求メッセージ(ステップS54)である。ハンドオーバ要求メッセージ1000Bは、図10(A)に示したハンドオーバ要求メッセージ1000Aと比較して、ベアラ1がデータフォワーディングをする(ON)ことを示す情報1008−1を有し、ベアラNがデータフォワーディングをしない(OFF)ことを示す情報1008−Nを有する点で異なる。ハンドオーバ先基地局は、この情報1008−1〜Nを検出することにより、そのベアラのデータフォワーディングを行うか否かを知ることができる。
図10(C)に示すハンドオーバ要求メッセージ1000Cは、図7に示した実施形態による基地局721に係わるハンドオーバ要求メッセージ(ステップS74)である。ハンドオーバ要求メッセージ1000Cは、図10(A)に示したハンドオーバ要求メッセージ1000Aと比較して、ベアラ1がデータフォワーディングをするためのトンネル設定情報(転送パス設定情報)1009−1を有し、ベアラNがトンネル設定情報(転送パス設定情報)1009−Nを有さない点で異なる。ハンドオーバ先基地局は、このトンネル設定情報(転送パス設定情報)1009−1〜Nを検出することにより、そのベアラのデータフォワーディングを行うか否かを知ることができる。
このように、図10(B)、10(C)に示したハンドオーバ要求メッセージ1000B、1000Cでは、ユーザ端末が複数のサービスを使用中の場合に対応すべくサービス毎のベアラを持ち、サービス毎に本案でのパケット転送要否を示せるようパラメータ制御ができるようになっている。

[第2の実施形態]
図11を参照して、本発明の他の実施形態による基地局の動作を説明する。図11は、本発明の他の実施形態によるハンドオーバ先基地局の動作を示すフローチャートである。
この実施形態によるハンドオーバ先基地局は、ハンドオーバ要求メッセージを受信すると(ステップS1102)、そのハンドオーバ要求メッセージから、ハンドオーバされるサービスが何であり、そのサービスは、転送遅延が好ましくないサービスであるか判断する(ステップS1104)。ハンドオーバされるサービスが、転送遅延が好ましくないサービスであると判断した場合(ステップS1104、YES)、ハンドオーバ先基地局は、従来通りデータフォワーディングは受けるが、データフォワーディングされたパケットデータは破棄することを決定する(ステップS1106)。この決定をすることにより、ハンドオーバ先基地局は、ハンドオーバ元基地局がすでに受信したがまだユーザ端末に転送していないパケットデータのデータフォワーディングを待たずに、コアネットワーク側装置から受信したパケットデータをユーザ端末に送信することができる(ステップS1108)。
一方、ハンドオーバされるサービスが、転送遅延が好ましくないサービスではないと判断した場合(ステップS1104、NO)、ハンドオーバ先基地局は、従来通りハンドオーバ元基地局からデータフォワーディングされたパケットデータをユーザ端末に転送してから(ステップS1110)、コアネットワーク側装置から受信したパケットデータをユーザ端末に送信する(ステップS1108)。これにより、ハンドオーバされるサービスが、転送遅延が好ましくないサービスでない(すなわち、転送遅延よりもパケットロスの方が好ましくない)場合には、ハンドオーバ元基地局からデータフォワーディングされるパケットデータを失うことなく、コアネットワーク側装置から受信したパケットデータよりも先に転送できる。
図12は、この実施形態による、データフォワーディングを行わないハンドオーバ手順を示すシーケンス図である。
図12に示したユーザ端末110、基地局121、及びコアネットワーク側装置130は、それぞれ図1及び2に示したユーザ端末110、基地局121、コアネットワーク側装置130と同じものである。しかし、基地局1222は、図12を参照して説明した本発明の他の実施形態によるハンドオーバ先基地局である。
基地局(Source e-Node B)121は、ユーザ端末(UE)110にL3シグナルとして測定制御(Measurement Control)を送信する(ステップS1)。この時点では、パケットデータは、コアネットワーク側装置(EPC、Evolved Packet Core)130から基地局121を介してユーザ端末110に送信されている。また、基地局121は、ユーザ端末にL1/L2シグナルとしてアップリンクアロケーション(UL Allocation)を送信して、アップリンクチャネルを割り当てる。ユーザ端末110は、基地局121に測定レポート(Measurement Report)を送信して、ユーザ端末110を取り巻く電波状態を知らせる。
基地局(Source e-Node B)121は、ユーザ端末110から通知された通信状態に基づいて、ユーザ端末110の移動に伴い他の基地局(Target e-Node B)1222にハンドオーバが必要か判断する。ハンドオーバが必要と判断すると(ステップS3)、ハンドオーバ元基地局(Source e-Node B)121は、ハンドオーバ先の候補である基地局(Target e-Node B)1222へハンドオーバ要求メッセージを送信する(ステップS4)。このハンドオーバ要求メッセージは、図1、2を参照して説明した従来のハンドオーバ要求メッセージである。
ハンドオーバ先の候補である基地局1222は、このハンドオーバ要求メッセージを受信する事で、ハンドオーバされるサービスが何であり、そのサービスは、転送遅延が好ましくないサービスであるか判断することができる。
基地局1222は、呼受付制御(Admission Control)を行い(ステップS5)、ハンドオーバ元基地局121にハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)を返す(ステップS6)ことにより、実際のハンドオーバ先基地局1222となる。
ハンドオーバ元基地局121は、ハンドオーバ先基地局1222からハンドオーバ要求アクノレッジ(Handover Request Acknowledge)メッセージ(ステップS6)を受信した時点で、ユーザ端末110にL1/L2シグナルとしてダウンリンクアロケーション(DL Allocation)を送り、ハンドオーバ先基地局1222との同期を取り通信できる状態にするようハンドオーバコマンド(Handover Command)を送る(ステップS7)。
ステップS7の後、本実施形態のハンドオーバ手順では、ステップ1208において、図1のステップ8及びステップ14で示したように、ハンドオーバ元基地局121からハンドオーバ先基地局1222へのデータフォワーディングが行われる。しかし、ハンドオーバ先基地局1222は、データフォワーディングは受けるが、データフォワーディングされるパケットデータは破棄することを決定している(図11のステップS1106)ので、データフォワーディングされたパケットデータは破棄する。
ユーザ端末110は、ハンドオーバ先基地局1222と、L1/L2シグナリングにより同期(Synchronization)を取り、アップリンクアロケーション(UL Allocation)及びタイミングアドバンス(Timing Advance)を受ける。ユーザ端末110は、ハンドオーバ先基地局1222からのパケットデータを受け取る準備ができた時点で、ハンドオーバ先基地局1222にハンドオーバ確認(Handover Confirm)メッセージを送信する(ステップS9)。この時点では、コアネットワーク側装置130はユーザ端末110がハンドオーバされたことを知らないので、ユーザ端末110宛のパケットデータはハンドオーバ元基地局121に送信される。
ハンドオーバ先基地局1222は、ユーザ端末110からハンドオーバ確認メッセージを受けると(ステップS9)、上位にあるコアネットワーク側装置130にハンドオーバ完了(Handover Complete)メッセージを送信して、ユーザ端末がハンドオーバ先基地局1222の配下に来たことを通知する(ステップS10)。
これを受けて、コアネットワーク側装置130は、経路切り換えを行い(ステップS11)、ユーザ端末110宛のパケットデータの送信先をハンドオーバ元基地局121からハンドオーバ先基地局1222に切り換える。コアネットワーク側装置130は、ハンドオーバ先基地局1222に、ハンドオーバ完了アクノレッジ(Handover Complete Acknowledge)メッセージを送信して、経路切り換えが完了したことを通知する。これに応答して、ハンドオーバ先基地局1222は、ハンドオーバ元基地局121に、リソース解放(Release Resource)メッセージを送信して(ステップS13)、ユーザ端末110のために使用していたリソースを解放させる。
ステップS13の後、ハンドオーバ元基地局121は、ステップS1214において、ユーザ端末110宛のパケットデータをまだ保持していれば、ハンドオーバ先基地局1222にそのパケットデータをデータフォワーディングする。しかし、ステップS1208と同様に、ハンドオーバ先基地局1222は、データフォワーディングは受けるが、データフォワーディングされるパケットデータは破棄することを決定している(図11のステップS1106)ので、データフォワーディングされたパケットデータは破棄する。
経路切り換え(ステップS11)の後は、ユーザ端末110宛てのパケットデータは、コアネットワーク側装置130からハンドオーバ先基地局522を介してユーザ端末110に送信される。
ハンドオーバ先基地局1222は、ハンドオーバ元基地局121からのデータフォワーディングは受けるが、データフォワーディングされるパケットデータは破棄することを決定しているので、ユーザ端末110宛のパケットデータがコアネットワーク側装置130から直接送られてきた時点で、そのパケットデータをすぐにユーザ端末110へ送り出すことができる。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。

Claims (8)

  1. 上位ネットワークからのパケットデータをユーザ端末に転送する基地局であって、
    前記ユーザ端末が当該基地局からハンドオーバ先の基地局にハンドオーバされる際、該ユーザ端末宛のパケットデータが、転送遅延が好ましくないサービスに含まれるかどうかを判定する判定手段と、
    該判定手段による転送遅延が好ましくないサービスに含まれるかどうかの判定結果に基づいて、前記ハンドオーバ先の基地局に、前記ユーザ端末宛のパケットデータをデータフォワーディングするかどうかを決定する決定手段と、
    該決定手段によりパケットデータをデータフォワーディングしないと決定された場合、前記ハンドオーバ先の基地局に、該パケットデータをデータフォワーディングしないことを通知する通知手段と
    を有し、
    前記通知手段によりパケットデータをデータフォワーディングしないことが通知されることにより、前記ハンドオーバ先の基地局によって当該基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待たないと判定され前記ハンドオーバ先の基地局によって前記上位ネットワークからのパケットデータ前記ユーザ端末に転送される、基地局。
  2. 前記通知手段は、パケットデータをデータフォワーディングしないことを示す情報を含むハンドオーバ要求を送信することによりパケットデータをデータフォワーディングしないことを前記ハンドオーバ先の基地局に通知する、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記通知手段は、パケットデータをデータフォワーディングする際に必要な情報を含まないハンドオーバ要求を送信することによりパケットデータをデータフォワーディングしないことを前記ハンドオーバ先の基地局に通知する、請求項1に記載の基地局。
  4. 前記決定手段によりパケットデータをデータフォワーディングしないと決定された場合に、前記上位ネットワークからのパケットデータのうち、前記ユーザ端末に転送していないパケットデータを破棄する破棄手段
    をさらに有する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の基地局。
  5. 前記決定手段は、前記判定手段により転送遅延が好ましくないサービスに含まれると判定された場合に前記ハンドオーバ先の基地局に、前記ユーザ端末宛のパケットデータをデータフォワーディングしないと決定し、前記判定手段により転送遅延が好ましくないサービスに含まれないと判定された場合に前記ハンドオーバ先の基地局に、前記ユーザ端末宛のパケットデータをデータフォワーディングすると決定する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の基地局。
  6. 前記ハンドオーバ先の基地局は、当該基地局からデータフォワーディングされたパケットデータを破棄する破棄手段
    をさらに有する、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の基地局。
  7. 上位ネットワークからのパケットデータをユーザ端末に転送する基地局であって、
    前記ユーザ端末がハンドオーバ元の基地局から当該の基地局にハンドオーバされる際に、前記ハンドオーバ元の基地局から通知されるべきデータフォワーディングをしないことを表す情報を受信する受信手段と、
    該受信手段によりデータフォワーディングをしないことを表す情報が受信されるかどうかにより、前記ハンドオーバ元の基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待つかどうかを判定する判定手段と、
    該判定手段により前記ハンドオーバ元の基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待たないと判定された場合に、前記ハンドオーバ元の基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待たずに、前記上位ネットワークからのパケットデータを前記ユーザ端末に転送するパケットデータ転送手段と
    を有し、
    前記受信手段により受信されるデータフォワーディングしないことを表す情報は、前記ユーザ端末が前記ハンドオーバ元の基地局から当該基地局にハンドオーバされる際前記ハンドオーバ元の基地局により、該ユーザ端末宛のパケットデータが転送遅延が好ましくないサービスに含まれると判定された場合に、前記ハンドオーバ元の基地局により通知される情報である、基地局。
  8. 上位ネットワークからのパケットデータをユーザ端末に転送する基地局における、パケットデータ転送方法であって、
    ハンドオーバ元の基地局において、
    前記ユーザ端末が前記ハンドオーバ元の基地局からハンドオーバ先の基地局にハンドオーバされる際、該ユーザ端末宛のパケットデータが転送遅延が好ましくないサービスに含まれるかどうかを判定する判定ステップと、
    該判定ステップによる転送遅延が好ましくないサービスに含まれるかどうかの判定結果に基づいて、前記ハンドオーバ先の基地局に、前記ユーザ端末宛のパケットデータをデータフォワーディングするかどうかを決定する決定ステップと、
    該決定ステップによりパケットデータをデータフォワーディングしないと決定された場合、前記ハンドオーバ先の基地局に、該パケットデータをデータフォワーディングしないことを通知する通知ステップと
    を有し、
    前記ハンドオーバ先の基地局において、
    前記ハンドオーバ元の基地局から通知されるべきデータフォワーディングをしないことを表す情報を受信する受信ステップと、
    該受信ステップによりデータフォワーディングをしないことを表す情報が受信されるかどうかにより、前記ハンドオーバ元の基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待つかどうかを判定する判定ステップと、
    該判定ステップにより前記ハンドオーバ元の基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待たないと判定された場合に、前記ハンドオーバ元の基地局からデータフォワーディングされるべきパケットデータを待たずに、前記上位ネットワークからのパケットデータを前記ユーザ端末に転送するパケットデータ転送ステップと
    を有するパケットデータ転送方法。
JP2009505048A 2007-03-20 2007-03-20 ハンドオーバ処理による転送遅延を軽減できる基地局及びその方法 Expired - Fee Related JP4825913B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2007/055762 WO2008114449A1 (ja) 2007-03-20 2007-03-20 ハンドオーバ処理による転送遅延を軽減できる基地局及びその方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008114449A1 JPWO2008114449A1 (ja) 2010-07-01
JP4825913B2 true JP4825913B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=39765570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009505048A Expired - Fee Related JP4825913B2 (ja) 2007-03-20 2007-03-20 ハンドオーバ処理による転送遅延を軽減できる基地局及びその方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20090253434A1 (ja)
JP (1) JP4825913B2 (ja)
WO (1) WO2008114449A1 (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9565297B2 (en) 2004-05-28 2017-02-07 Oracle International Corporation True convergence with end to end identity management
US9038082B2 (en) 2004-05-28 2015-05-19 Oracle International Corporation Resource abstraction via enabler and metadata
US9245236B2 (en) 2006-02-16 2016-01-26 Oracle International Corporation Factorization of concerns to build a SDP (service delivery platform)
US9654515B2 (en) 2008-01-23 2017-05-16 Oracle International Corporation Service oriented architecture-based SCIM platform
US8505067B2 (en) 2008-08-21 2013-08-06 Oracle International Corporation Service level network quality of service policy enforcement
CN101674622A (zh) * 2008-09-09 2010-03-17 三星电子株式会社 由家用基站网关触发的用户迁移方法
JP5165763B2 (ja) * 2008-09-29 2013-03-21 京セラ株式会社 無線通信システム、無線基地局、無線端末及び無線通信方法
BRPI0921337B8 (pt) * 2008-11-06 2022-07-12 Sharp Kk Equipamento de usuário (ue) e gateway de dados por pacote (pgw) em um sistema de comunicação móvel, sistema de comunicação móvel e método de comunicação para um sistema de comunicação móvel
CN102273263A (zh) * 2009-01-06 2011-12-07 夏普株式会社 移动通信系统、QoS控制站和移动台
KR101521886B1 (ko) * 2009-01-23 2015-05-28 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 지티피 처리를 위한 장치 및 방법
CN101998554A (zh) * 2009-08-18 2011-03-30 中兴通讯股份有限公司 基于移动中继的切换方法和移动无线中继系统
JP2011097443A (ja) * 2009-10-30 2011-05-12 Sony Corp ハンドオーバのための方法、端末装置、基地局及び無線通信システム
US9269060B2 (en) 2009-11-20 2016-02-23 Oracle International Corporation Methods and systems for generating metadata describing dependencies for composable elements
US20110125909A1 (en) * 2009-11-20 2011-05-26 Oracle International Corporation In-Session Continuation of a Streaming Media Session
US9503407B2 (en) 2009-12-16 2016-11-22 Oracle International Corporation Message forwarding
US9509790B2 (en) 2009-12-16 2016-11-29 Oracle International Corporation Global presence
JP5742624B2 (ja) 2011-09-22 2015-07-01 富士通株式会社 基地局
JP2013198089A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Sumitomo Electric Ind Ltd 無線基地局装置、通信制御方法および通信制御プログラム
US8942701B2 (en) * 2012-08-14 2015-01-27 Nokia Corporation Method, apparatus, and computer program product for transferring responsibility between network controllers managing coexistence in radio frequency spectrum
JP2014120779A (ja) * 2012-12-12 2014-06-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 分散無線通信基地局システムの通信方式及び分散無線通信基地局システム
US9538474B2 (en) 2014-09-15 2017-01-03 Qualcomm Incorporated Reducing switching between networks to conserve power and reduce costs
US10117145B2 (en) 2015-01-28 2018-10-30 At&T Mobility Ii Llc User equipment based fast return to LTE
WO2017024452A1 (zh) * 2015-08-07 2017-02-16 华为技术有限公司 时间同步方法、设备及系统
KR102419981B1 (ko) 2016-02-19 2022-07-12 삼성전자 주식회사 무선 통신 네트워크에서 핸드오버시 데이터 전송 중단 시간을 최소화하는 방법 및 장치
CN116867087A (zh) * 2018-09-27 2023-10-10 中兴通讯股份有限公司 业务传输方法及装置
KR20210126570A (ko) * 2019-02-15 2021-10-20 소니그룹주식회사 정보 처리 장치, 이동체 장치, 정보 처리 방법 및 정보 처리 프로그램
CN116321018A (zh) * 2020-09-30 2023-06-23 腾讯科技(深圳)有限公司 Mbs业务的切换方法、装置、计算机可读介质及电子设备

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125254A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Mitsubishi Electric Corp ハンドオフ方法およびエージェント装置
JP2005248166A (ja) * 2004-02-03 2005-09-15 Sekisui Seikei Ltd 保形性プラスチック製品
WO2006080437A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. パケット転送制御方法、通信メッセージ処理方法、アクセスルータ並びに移動端末

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004015143A (ja) * 2002-06-04 2004-01-15 Fujitsu Ltd 移動通信システムにおけるハンドオーバ方法、および移動通信システムにおいて使用されるルータ装置
US8254935B2 (en) * 2002-09-24 2012-08-28 Fujitsu Limited Packet transferring/transmitting method and mobile communication system
JP4588365B2 (ja) * 2004-06-03 2010-12-01 三菱電機株式会社 エッジ・ノードおよび移動通信システム
US7643451B2 (en) * 2004-10-15 2010-01-05 Nortel Networks Limited Method and apparatus for extending a mobile unit data path between access points
JP2007096819A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Fujitsu Ltd Hsdpa無線通信システム
US20080002622A1 (en) * 2006-06-30 2008-01-03 Nokia Corporation Apparatus, method and computer program product providing handover with selective bi-casting by network node
US7899495B2 (en) * 2006-07-14 2011-03-01 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for supporting multiple connections
IL203785A (en) * 2007-09-12 2014-07-31 Qualcomm Inc Devices to increase capacitance and methods for wireless communication
CN101933300A (zh) * 2008-01-30 2010-12-29 艾利森电话股份有限公司 使用不平衡qpsk调制的时隙共享
US8358678B2 (en) * 2008-05-06 2013-01-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Frequency hopping offsetting for multiple users reusing one slot (MUROS)

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002125254A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Mitsubishi Electric Corp ハンドオフ方法およびエージェント装置
JP2005248166A (ja) * 2004-02-03 2005-09-15 Sekisui Seikei Ltd 保形性プラスチック製品
WO2006080437A1 (ja) * 2005-01-28 2006-08-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. パケット転送制御方法、通信メッセージ処理方法、アクセスルータ並びに移動端末

Also Published As

Publication number Publication date
WO2008114449A1 (ja) 2008-09-25
JPWO2008114449A1 (ja) 2010-07-01
US20090253434A1 (en) 2009-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825913B2 (ja) ハンドオーバ処理による転送遅延を軽減できる基地局及びその方法
JP6405454B2 (ja) ユーザー装置の基地局ハンドオーバ方法及び基地局、ユーザー装置
JP4927991B2 (ja) 通信ネットワークにおいてハンドオフを実行する装置および方法
US8179851B2 (en) Mobile communication system, mobile communication method, and communication apparatus
RU2475979C2 (ru) Базовая станция, мобильная станция, система связи и способ переупорядочивания
JP4905061B2 (ja) 移動通信システム、基地局装置およびそのハンドオーバ方法ならびにプログラム
JP4941559B2 (ja) 無線通信システムにおけるハンドオーバ方法並びに無線基地局及び無線端末
JP4978141B2 (ja) 無線通信システム及び無線基地局及び無線通信制御方法
US20110044290A1 (en) Communication terminal apparatus and handover method
US8718016B2 (en) Mobile communication system, base station, and handover execution method
JP2009536487A (ja) 無線ネットワークにおけるハンドオーバの最適化
US20030210714A1 (en) Method for avoiding loss of pdcp pdus in a wireless communications system
RU2486685C2 (ru) Базовая станция, мобильная станция, система связи и способ переупорядочивания
EP3873132A1 (en) Data communication method and apparatus
JP2007110352A (ja) 移動通信システム、ノード装置及びそれらに用いるハンドオーバ方法並びにそのプログラム
US8825055B2 (en) Base station, mobile communication system using the base station, and data transfer method
JP5111661B2 (ja) 通信制御方法および無線基地局
JP4570981B2 (ja) 移動通信システムおよびパケットデータ転送制御方法
US20240031880A1 (en) Integrated access and backhaul donor migration methods and systems

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees