JP4905061B2 - 移動通信システム、基地局装置およびそのハンドオーバ方法ならびにプログラム - Google Patents

移動通信システム、基地局装置およびそのハンドオーバ方法ならびにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システム、基地局装置およびそのハンドオーバ方法ならびにプログラムに関し、特に移動端末が、接続している基地局装置を切り替えながら通信を継続する移動通信システム、基地局装置およびそのハンドオーバ方法ならびにプログラムに関する。
図7はこの種の従来の移動通信システムの一例の構成図である。同図には3GPP(3rd Generation Partnership Project )で標準化されている移動体通信ネットワーク(以下、「3Gネットワーク」と記す)の一例が表示されている。
同図を参照すると、従来の移動通信システム100は一例としてコアネットワーク(Core Network)101と、サブネットワーク(UTRAN:Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network )102とを含んで構成される。
また、サブネットワーク(UTRAN)102は、複数のネットワークシステム(RNS:Radio Network System )103−1,103−2等から構成される。
また、ネットワークシステム(RNS)103の各々は、無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)111と、複数の無線基地局装置(NodeB)112−1,112−2等により構成され、図示しない移動端末は移動に伴って無線リンクで接続している無線基地局装置(NodeB)112を切り替えながら通信を継続することができる(ハンドオーバ)。
ハンドオーバの際の下りデータ(無線基地局装置から移動端末方向に流れるデータ)は、無線基地局制御装置(RNC)111で複製された下りデータを一時的に移動元の無線基地局装置(NodeB)112−1と移動先の無線基地局装置(NodeB)112−2の両方から移動端末が同時に受信する方法や(ソフトハンドオーバ)、あるいは移動元の無線基地局装置(NodeB)112−1から受信完了しなかったデータを無線基地局制御装置(RNC)111から移動先の無線基地局装置(NodeB)112−2に再度送信し、移動先の無線基地局装置(NodeB)112−2から移動端末に送信することにより、ハンドオーバ中の下りデータの取りこぼしが起こらないようにしている。
また、遅延の許容値が制限されている下りデータに関しては、無線基地局制御装置(RNC)111が無線基地局装置(NodeB)112に送信タイミングを指示するか、もしくは遅延が許容値を超えそうな場合は、ハンドオーバが発生しても移動先の無線基地局装置(NodeB)112−2への再送を行わないなど、下りデータの扱いを無線基地局制御装置(RNC)111が一元管理しているため許容値内に制限することが可能であった。
一方で、3GPPではユーザデータのスループット向上、呼接続遅延及びユーザデータの転送遅延の減少、ノード数の削減、標準化の必要なインターフェースの削減などを目的として、LTE(Long Term Evolution) およびSAE(System Architecture Evolution) という名称で次世代ネットワーク( 以下、「LTE/SAEネットワーク」という) の検討を行っている。
従来のLTE/SAEネットワークの一例が図1に示されている。図1は本発明に係る移動通信システムの一例の構成図であるが、従来のLTE/SAEネットワークは無線基地局装置(eNodeB)の内部構成が本発明と異なるだけであり、全体構成としては図1と同様であるため、便宜上この図を用いて説明する。
図1を参照すると、LTE/SAEネットワーク1は、コアネットワーク(Evolved CN: Evolved Core Network)2と、サブネットワーク(EUTRAN: Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)3とから構成されており、サブネットワーク(EUTRAN)3には無線基地局装置(eNodeB)11−1および11−2等の複数のノードが配置される。
また、同図には無線基地局装置(eNodeB)11−1および11−2等と通信を行う移動端末(UE:User Equipment )4が表示されている。
LTE/SAEネットワーク1では、移動端末(UE)が異なる無線基地局装置(eNodeB)間をハンドオーバする際に、コアネットワーク(Evolved CN)2から移動元の無線基地局装置(Source eNodeB)11−1に送信された下りデータのうち、移動端末(UE)に送信完了しなかったデータを、移動元の無線基地局装置(eNodeB)11−1から移動先の無線基地局装置(Target eNodeB)11−2に転送し、移動先の無線基地局装置から移動端末(UE)に送信することにより、送信できないデータが発生することを減少させることが検討されている。
前記のような構成のLTE/SAEネットワーク1では、通常、下りデータの遅延許容値が制限されている場合、無線基地局装置(eNodeB)11でそのデータの遅延量が許容遅延値に収まるように移動端末(UE)に送信するが、なんらかの事情で許容遅延値に収まるように送信できないときには、そのデータを廃棄するなどのあらかじめ設定された処理を行う。
一方、この種の従来技術の一例として、ハンドオーバ元の基地局から、到達確認が行われていないパケット番号等をハンドオーバ先の基地局に送信する移動通信システムが開示されている(特許文献1参照)。
また、他の一例として、パケット転送停止時間内であると、パケットを廃棄するモバイルIPネットワークシステムが開示されている(特許文献2参照)。
また、他の一例として、無線制御局が、無線基地局(A),(B)を経由するそれぞれの転送遅延時間(DL1,DL2)を基に、ハンドオーバ先基地局における無線端末への送信タイミングを制御する無線通信システムが開示されている(特許文献3参照)。
特開2003−324761号公報(段落0203および図3) 特開2005−026941号公報(段落0048および図12) 特開2001−128212号公報(段落0043および図3)
しかし、例えば図1の無線基地局装置(eNodeB)11−1から無線基地局装置(eNodeB)11−2に移動端末(UE)4がハンドオーバする場合を考えると、コアネットワーク(Evolved CN)2から無線基地局装置(eNodeB)11−1に送信された下りデータのうち、移動端末(UE)4が無線基地局装置(eNodeB)11−1との接続を切断するまでに送信が完了していないデータ(未送信のデータおよび送達確認がされていないデータ)を、無線基地局装置(eNodeB)11−2に転送することになるが、無線基地局装置(eNodeB)11−2では、転送されたデータの無線基地局装置(eNodeB)11−1で生じた遅延量が判らないため、無線基地局装置(eNodeB)11−2でさらに遅延され、結果として許容値を超えてデータを遅延させてしまうなど、あらかじめ設定された動作と異なる処理をしてしまう可能性がある。
一方、本発明の特徴はハンドオーバ元無線基地局装置でのデータ遅延量を転送データに付与する点にあるが、このような構成を有する発明は上記特許文献1〜3のいずれにも開示されていない。
そこで本発明の目的は、通信ネットワーク(一例として、LTE/SAEネットワーク)において、許容される遅延量が制限された下りデータが、ハンドオーバに伴ったデータ転送によって許容遅延値を超えてしまうことを防ぎ、また、遅延値を超えてしまった場合には、あらかじめ設定された適切な処理を行えるようにすることが可能な移動通信システム、基地局装置およびそのハンドオーバ方法ならびにプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するために本発明による移動通信システムは、移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムであって、前記基地局装置は、前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替え手段と、前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送手段とを含むことを特徴とする。
また本発明による基地局装置は、移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムにおける基地局装置であって、前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替え手段と、前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送手段とを含むことを特徴とする。
また本発明によるハンドオーバ方法は、移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムにおけるハンドオーバ方法であって、前記基地局装置は、前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替えステップと、前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送ステップとを含むことを特徴とする。
また本発明によるプログラムは、移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムにおけるハンドオーバ方法のプログラムであって、コンピュータに、前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替えステップと、前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送ステップとを実行させるためのプログラムを前記基地局装置に有することを特徴とする。
次に、本発明の作用を述べる。移動元の無線基地局装置(Source eNodeB)11−1が移動先の無線基地局装置(Target eNodeB)11−2へ移動端末(UE)4をハンドオーバさせることを決定し、この決定を移動先の無線基地局装置(Target eNodeB)11−2が受け入れると、移動元の無線基地局装置(Source eNodeB)11−1は移動先の無線基地局装置(Target eNodeB)11−2に対し、移動端末(UE)4へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータとそのデータの遅延測定量を示す値とを送信する。
移動先の無線基地局装置(Target eNodeB)11−2は受け取ったデータの遅延測定量を参照し、無線基地局装置(Target eNodeB)11−2における許容遅延値に収まるように未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータを移動端末(UE)4へ送信する。
また、遅延値を超えてしまった場合には、データの廃棄または優先制御を行う。
本発明によれば上記構成を含むため、通信ネットワーク(一例として、LTE/SAEネットワーク)において、許容される遅延量が制限された下りデータが、ハンドオーバに伴ったデータ転送によって許容遅延値を超えてしまうことを防ぎ、また、遅延値を超えてしまった場合には、あらかじめ設定された適切な処理を行えるようにすることが可能となる。
以下、本発明の最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る移動通信システムの最良の形態の構成図である。同図には移動通信システムの一例として、3GPPで検討されているLTE/SAEネットワークが示されている。
同図を参照すると、LTE/SAEネットワーク1は、コアネットワーク(Evolved CN: Evolved Core Network)2と、サブネットワーク(EUTRAN: Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)3とから構成されており、サブネットワーク(EUTRAN)3には無線基地局装置(eNodeB)11−1および11−2等の複数のノードが配置される。
また、同図には無線基地局装置(eNodeB)11−1および11−2等と通信を行う移動端末(UE:User Equipment )4が表示されている。
無線基地局装置(eNodeB)11−1および11−2等は3Gネットワークの無線基地局制御装置(RNC)の機能の一部と無線基地局装置(NodeB)に相当する機能を統合したノードである。
無線基地局装置(eNodeB)11はそれぞれと“S1”と呼ばれるインターフェースで接続され、無線基地局装置(eNodeB)11同士はお互いに“X2”と呼ばれるインターフェースで接続される。
なお“S1”、“X2”インターフェースは論理的な接続形態であり、物理的には、たとえば“X2”インターフェースは“S1”インターフェースと共有される場合等もある。またはインターネットなどの外部ネットワークや無線LAN(Local Area Network)網などとも接続されている。
移動端末(UE)4が外部ネットワークや他の移動端末などから受信するデータ(下りデータ)はコアネットワーク(Evolved CN)2から移動端末(UE)4が接続されている無線基地局装置、一例として無線基地局装置(eNodeB)11−1に送信され、無線リンクを通して移動端末(UE)4に送信される。
移動端末(UE)4が通信を継続しながら異なる無線基地局装置、一例として無線基地局装置(eNodeB)11−2にハンドオーバする場合は、ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1がコアネットワーク(Evolved CN)2から受信した下りデータのうち、移動端末(UE)4に未送信または送信済みであるが送達確認がとれていないデータをハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2に“X2”インターフェースを通して転送する。
このときハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1は、移動端末(UE)4に未送信または送信済みであるが送達確認がとれていないデータを無線基地局装置(eNodeB)11−1で発生した遅延量(Delayed Time)とともにハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2に転送する。
図2は転送パケット(Forwarding Packet)の一例の構成図である。同図を参照すると、転送パケット(Forwarding Packet)20は、宛先を示す情報(Address,etc.)21と、ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1で測定した遅延量情報(Delayed Time)22と、ユーザデータ(User Data)23とを含んで構成される。
なお、遅延量(Delayed Time)とは無線基地局装置(eNodeB)11−1にてユーザデータ23を保持していた時間をいう。すなわち、ユーザデータ23はコアネットワーク(Evolved CN)2から無線基地局装置(eNodeB)11−1を介して移動端末(UE)4へ送信されるデータであるが、無線基地局装置(eNodeB)11−1はそのデータを受け取った後、所定時間だけ後述する記憶部に保持し、その後移動端末(UE)4へ送信する。その「所定時間」が「遅延量」である。
各無線基地局装置(eNodeB)11−1,11−2等におけるデータの遅延量は通常異なるが、同様である場合もあり得る。また、各無線基地局装置(eNodeB)11−1,11−2等にはデータの遅延量の許容値(以下、「遅延許容値」と記す)が定められており、各無線基地局装置(eNodeB)11−1,11−2等はこの遅延許容値に収まるようにデータ送信を制御している。
さて、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2で受信した転送パケット20は移動端末(UE)4へ転送される。
次に、無線基地局装置(eNodeB)11の一例の構成について説明する。図3は無線基地局装置(eNodeB)11の一例の構成図である。なお、図1における無線基地局装置(eNodeB)11−1および11−2の構成は図3の構成と同様である。
同図を参照すると、無線基地局装置(eNodeB)11は通信部12〜14と、制御部15と、記憶部16と、プログラム格納部17と、接続端子41、42−1〜42−n(nは正の整数)および43と、アンテナ51−1〜51−nとを含んでいる。
通信部12は接続端子41を介してコアネットワーク(Evolved CN)2と接続され、通信部13は接続端子42−1〜42−nを介してアンテナ51−1〜51−nとそれぞれ接続される。また、通信部14は接続端子43を介して他の無線基地局装置(eNodeB)11の通信部14と接続される。
また、通信部13はアンテナ51−1〜51−nを介して自セル内の移動端末(UE)4と通信を行う。
制御部15は通信部12〜14、記憶部16およびプログラム格納部17を制御する。
無線基地局装置(eNodeB)11がコアネットワーク(Evolved CN)2から通信部12を介して受信したデータは、制御部15により一時的に記憶部16に格納される。データがこの記憶部16に格納されている時間がこの無線基地局装置(eNodeB)11におけるデータの遅延量となる。
プログラム格納部17には後述するハンドオーバ方法のプログラムが格納されている。
次に、本発明の最良の形態の動作について説明する。図4は本発明に係る移動通信システムの動作の一例のシーケンスチャートである。同図は、移動端末(UE)4がLTE/SAEネットワーク1で遅延の制限された下りデータを受信しながら、無線基地局装置(eNodeB)11−1から無線基地局装置(eNodeB)11−2にハンドオーバする場合を示している。
コアネットワーク(Evolved CN)2から、現在移動端末(UE)4が接続されている無線基地局装置(eNodeB)11−1に対しパケットデータが送信される(ステップS1)。
無線基地局装置(eNodeB)11−1はパケットデータを受け取ると、データの遅延量の測定を開始する(ステップS2)。
無線基地局装置(eNodeB)11−1は所定時間パケットデータを保持した後、移動端末(UE)4へ送信する(ステップS3)。
無線基地局装置(eNodeB)11−1はシグナリング情報(UL allocation)を移動端末(UE)4へ送信する(ステップS4)。
移動端末(UE)4は無線基地局装置(eNodeB)11−1に対しシグナリング情報(Measurement Reports)を送信する(ステップS5)。
ここで、無線基地局装置(eNodeB)11−1は受信したシグナリング情報(Measurement Reports)に基づき、移動端末(UE)4を無線基地局装置(eNodeB)11−2配下のセルへハンドオーバさせることを決定する(ステップS6)。
無線基地局装置(eNodeB)11−1はシグナリング情報(Context data(UE RAN Context))に自装置11−1の遅延許容値を付加して無線基地局装置(eNodeB)11−2へ送信する(ステップS7)。
無線基地局装置(eNodeB)11−2はハンドオーバの受け入れを決定する(ステップS8)。
ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2はシグナリング情報(Context Confirm (new C-RNT))をハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へ送信する(ステップS9)。
ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1はシグナリング情報(DL allocation)を移動端末(UE)4へ送信する(ステップS10)。
さらに、ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1はシグナリング情報(Handover Command (new C-RNTI) )を移動端末(UE)4へ送信する(ステップS11)。
移動端末(UE)4はステップS11にてシグナリング情報(Handover Command (new C-RNTI) )を受信した後、元のセル(無線基地局装置(eNodeB)11−1配下のセル)から離脱し、新たなセル(無線基地局装置(eNodeB)11−2配下のセル)と同期確立を開始する(ステップS12)。
ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1はステップS11にてシグナリング情報(Handover Command (new C-RNTI) )を送信した後、移動端末(UE)4に未送信または送信確認が取れていないデータ(図2のユーザデータ23)と、遅延測定値(図2のDelayed Time22)とを含む転送パケット(図2の転送パケット20)を生成する(ステップS13)。
ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1は生成した転送パケット20をハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2へ送信する(ステップS14)。これが転送パケット20の1回目の送信である。
転送パケット20を受信したハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は、受信した転送パケット20をバッファリングする(ステップS15)。
移動端末(UE)4はハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2へ同期確立のためのシグナリング情報(Syncronisation)を送信する(ステップS16)。
このシグナリング情報(Syncronisation)を受信したハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は、シグナリング情報(UL allocation+TA for UE)を移動端末(UE)4へ送信する(ステップS17)。
このシグナリング情報(UL allocation+TA for UE)に対し、移動端末(UE)4はハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2へハンドオーバ確認のためのシグナリング情報(Handover Confirm)を送信する(ステップS18)。
次いで、コアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へパケットデータが送信される(ステップS19)。
無線基地局装置(eNodeB)11−1から無線基地局装置(eNodeB)11−2へのハンドオーバはステップS8にて無線基地局装置(eNodeB)11−2で決定され、その決定はステップS9にて無線基地局装置(eNodeB)11−1へ通知され、さらにステップS11にて移動端末(UE)4へ通知されているものの、未だコアネットワーク(Evolved CN)2には通知されていない。
したがって、この段階ではコアネットワーク(Evolved CN)2は相変わらずパケットデータをハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へ送信している。
ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は、ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へハンドオーバが成立したことを示すシグナリング情報(Handover completed)を送信する(ステップS20)。
さらに、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は、移動端末(UE)4が無線基地局装置(eNodeB)11−2へハンドオーバしたことを示すシグナリング情報(UE Update to Evolved CN)をコアネットワーク (Evolved CN)2へ送信する(ステップS21)。
このシグナリング情報(UE Update to Evolved CN)を受信したコアネットワーク(Evolved CN)2は移動端末(UE)4が無線基地局装置(eNodeB)11−1から無線基地局装置(eNodeB)11−2へハンドオーバしたことを認識する。そして、パスの切り替えを実行する(ステップS22)。
一方、ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1は、ステップS20にてハンドオーバが成立したことを示すシグナリング情報(Handover completed)を受信すると、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2へ、ステップS19で受けとったコアネットワーク(Evolved CN)2からのパケットデータおよび未送信のユーザデータを、それらがなくなるまで送信し、自装置(eNodeB)11−1のバッファをクリアする(ステップS23およびS24)。ステップS24が転送パケット20の2回目の送信である。
コアネットワーク(Evolved CN)2はパケットデータをハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2へ送信する(ステップS25)。
ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は、ステップS14およびS24でハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1から受け取った1回目および2回目の転送パケット20と、ステップS25でコアネットワーク(Evolved CN)2から受け取ったパケットデータを、ステップS14で受けとった遅延測定値(図2のDelayed Time22)を参照して、移動端末(UE)4へ送信するパケットデータが自装置(eNodeB)11−2に定められた遅延許容値を超えないように処理する(ステップS26)。
そして、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は、そのパケットデータを移動端末(UE)4へ送信する(ステップS27)。
なお、上記最良の形態では、コアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1に対する1回目のパケットデータの送信(ステップS1)に続き、ステップS2〜S18が実行される場合を示したが、現実にはコアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1に対し複数回のパケットデータが連続して送信されるため、各々のパケットデータの送信に対し、ステップS2〜S18が実行される。
本発明の最良の形態によれば、移動端末(UE)4のハンドオーバに伴ってデータを基地局間で転送するネットワークにおいて、転送されたデータに対してハンドオーバ先の基地局がハンドオーバ元の基地局で発生した遅延量まで考慮して処理を行うことが可能となる。
次に、本発明の実施例について説明する。
図1を参照すると、前述の最良の形態におけるコアネットワーク(Evolved CN)2、無線基地局装置(eNodeB)11−1および無線基地局装置(eNodeB)11−2の各々は独自のタイマを有しており、独自のタイマを基準として処理を実行している。また、各々のタイマは同期が取られていない。
一方、第1実施例ではコアネットワーク(Evolved CN)2、無線基地局装置(eNodeB)11−1および無線基地局装置(eNodeB)11−2の各々は共通のタイマを有している。
図5は第1実施例の転送パケット(Downlink Data Packet)の一例の構成図である。なお、同図において図2と同様の構成部分には同様の番号を付し、その説明を省略する。
同図を参照すると、転送パケット(Downlink Data Packet)30は、宛先を示す情報(Address,etc.)21と、共通タイマの所定時間(Time)24と、ユーザデータ(User Data)23とを含んで構成される。
ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1は、コアネットワーク(Evolved CN)2が下りデータを受信した時点、または送信する時点、あるいは自装置(eNodeB)11−1が下りデータを受信した時点の時間を示す値を共通タイマの所定時間(Time)24に記録してハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2に転送する。
この転送パケット(Downlink Data Packet)30を受信したハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は共通タイマの所定時間(Time)24に記録されている時間を参照して、遅延量が許容値を超えないように処理を行う。
本発明の第1実施例によれば、共通タイマを利用することにより、ハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1からハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2に対し、データの遅延測定値を送信する(図3のステップS13およびS14参照)手間を省くことが可能となる。
上記最良の形態では、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2にて、遅延が許容値を超える場合のデータの処理については触れなかったが、第2実施例ではこの処理の一例について述べる。
第2実施例では遅延が許容値を超える場合、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は許容値に入る範囲内のデータを移動端末(UE)4に送信するが、許容値を超えるデータは廃棄する。
第2実施例によれば、遅延が許容値に入る範囲内のデータを移動端末(UE)4に送信することが可能となる。
第3実施例では遅延が許容値を超える場合の処理の他の一例について述べる。
第2実施例では許容値を超えるデータは全て廃棄したが、第3実施例では遅延が許容値を超えないように優先的にデータを移動端末(UE)4に送信する。
図6は第3実施例におけるハンドオーバ先の無線基地局装置の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2は、移動端末(UE)4に送信するデータを複数に分割し、分割後の各々のデータに優先順位を付与する(ステップS31)。
次に、優先順位の高いデータから順に移動端末(UE)4に送信し(ステップS32)、遅延が許容値を超えるデータの直前で送信を停止する(ステップS33)。
次に、未送信のデータを廃棄する(ステップS34)。
第3実施例によれば、必要なデータを遅延が許容値に入る範囲内で移動端末(UE)4に送信することが可能となる。
コアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へデータを送信するに要する時間と、コアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2へデータを送信するに要する時間とは異なる場合がある。
したがって、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2から自装置(eNodeB)11−2における遅延許容値の範囲内に入るようにデータを移動端末(UE)4へ送信しようとしても、コアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へデータを送信するに要する時間が考慮されていないため、遅延許容値を超えたデータ送信されるおそれがある。
そこで、第4実施例ではハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1における遅延測定値に加え、コアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へデータを送信するに要する時間の情報を図2の遅延量情報(Delayed Time)22に記録し、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2へ送信する。
第4実施例によれば、コアネットワーク(Evolved CN)2からハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1へデータを送信するに要する時間も含めて、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2にて遅延許容値の範囲内に入るデータを算定することが可能となる。
第5実施例はハンドオーバ方法のプログラムに関するものである。図4を参照すると、ハンドオーバ処理の手順はハンドオーバ元の無線基地局装置(eNodeB)11−1と、ハンドオーバ先の無線基地局装置(eNodeB)11−2とが主体となって実行されることが分かる。
そこで、第5実施例では無線基地局装置(eNodeB)11−1および11−2におけるハンドオーバ処理の手順を示すプログラムを挙げる。
無線基地局装置(eNodeB)11がプログラム格納部17を含むことは、本発明の最良の形態の説明において既に述べた(図3参照)。
プログラム格納部17には図4にシーケンスチャートで示すハンドオーバ処理をコンピュータに実行させるためのプログラムが格納されている。
図3を参照すると、無線基地局装置(eNodeB)11の制御部(コンピュータ)15が、プログラム格納部17からハンドオーバ処理のプログラムを読み出し、そのプログラムにしたがって通信部12〜14および記憶部16を制御する。その制御の内容については既に述べたので、ここでの説明は省略する。
第5実施例によれば、移動端末(UE)4のハンドオーバに伴ってデータを基地局間で転送するネットワークにおいて、転送されたデータに対してハンドオーバ先の基地局がハンドオーバ元の基地局で発生した遅延量まで考慮して処理を行うことが可能なプログラムが得られる。
本発明に係る移動通信システムの最良の形態の構成図である。 転送パケット(Forwarding Packet)の一例の構成図である。 本発明における無線基地局装置(eNodeB)11の一例の構成図である。 本発明に係る移動通信システムの動作の一例のシーケンスチャートである。 第1実施例の転送パケット(Downlink Data Packet)の一例の構成図である。 第3実施例におけるハンドオーバ先の無線基地局装置の動作の一例を示すフローチャートである。 この種の従来の移動通信システムの一例の構成図である。
符号の説明
1 LTE/SAEネットワーク
2 コアネットワーク(Evolved CN)
3 サブネットワーク(EUTRAN)
4 移動端末(UE)
11−1,11−2 無線基地局装置(eNodeB)
12〜14 通信部
15 制御部
16 記憶部
17 プログラム格納部
20 転送パケット(Forwarding Packet)
21 宛先を示す情報(Address,etc.)
22 遅延量情報(Delayed Time)
23 ユーザデータ(User Data)
24 共通タイマの所定時間(Time)
41 接続端子
42−1〜42−n 接続端子
51−1〜51−n アンテナ

Claims (22)

  1. 移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムであって、
    前記基地局装置は、
    前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替え手段と、
    前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送手段とを含むことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記データおよび前記遅延量情報を含む転送パケットを受け取った前記切り替え先の基地局装置は、前記遅延量情報に基づき所定の遅延許容値を超えないように前記データを前記移動端末へ送信する送信手段を含むことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 前記基地局装置の各々は、前記上位装置と共通のタイマを有しており、
    切り替え元の無線基地局装置における前記転送手段は、前記上位装置が下りデータを受信した時点、または送信する時点、あるいは自無線基地局装置が下りデータを受信した時点の時間を示す値を前記遅延量情報として切り替え先の基地局装置へ送信することを特徴とする請求項1または2記載の移動通信システム。
  4. 前記切り替え先の基地局装置は、前記切り替え元の無線基地局装置から受け取ったデータが所定の遅延許容値を超える場合、前記遅延許容値を超える分のデータを廃棄する廃棄手段を含むことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の移動通信システム。
  5. 前記切り替え先の基地局装置は、前記切り替え元の無線基地局装置から受け取ったデータを、所定の遅延許容値を超えないように優先的に移動端末に送信する優先送信手段を含むことを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の移動通信システム。
  6. 前記優先送信手段は、前記移動端末へ送信するデータを複数に分割し、各々のデータに優先順位を付与する優先順位付与手段と、
    優先順位の高いデータから順に前記移動端末へ送信する送信手段と、
    遅延が許容値を超えるデータの直前で送信を停止する送信停止手段と、
    未送信のデータを廃棄する廃棄手段を含むことを特徴とする請求項5記載の移動通信システム。
  7. 切り替え元の無線基地局装置における前記遅延量情報に、前記上位装置から前記切り替え元の無線基地局装置へデータを送信するに要する時間の情報を追加して前記切り替え先の無線基地局装置へ送信することを特徴とする請求項1から6いずれかに記載の移動通信システム。
  8. 移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムにおける基地局装置であって、
    前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替え手段と、
    前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送手段とを含むことを特徴とする基地局装置。
  9. 前記データおよび前記遅延量情報を含む転送パケットを受け取った前記切り替え先の基地局装置は、前記遅延量情報に基づき所定の遅延許容値を超えないように前記データを前記移動端末へ送信する送信手段を含むことを特徴とする請求項8記載の基地局装置。
  10. 前記基地局装置の各々は、前記上位装置と共通のタイマを有しており、
    切り替え元の無線基地局装置における前記転送手段は、前記上位装置が下りデータを受信した時点、または送信する時点、あるいは自無線基地局装置が下りデータを受信した時点の時間を示す値を前記遅延量情報として切り替え先の基地局装置へ送信することを特徴とする請求項8または9記載の基地局装置。
  11. 前記切り替え先の基地局装置は、前記切り替え元の無線基地局装置から受け取ったデータが所定の遅延許容値を超える場合、前記遅延許容値を超える分のデータを廃棄する廃棄手段を含むことを特徴とする請求項8から10いずれかに記載の基地局装置。
  12. 前記切り替え先の基地局装置は、前記切り替え元の無線基地局装置から受け取ったデータを、所定の遅延許容値を超えないように優先的に移動端末に送信する優先送信手段を含むことを特徴とする請求項8から10いずれかに記載の基地局装置。
  13. 前記優先送信手段は、前記移動端末へ送信するデータを複数に分割し、各々のデータに優先順位を付与する優先順位付与手段と、
    優先順位の高いデータから順に前記移動端末へ送信する送信手段と、
    遅延が許容値を超えるデータの直前で送信を停止する送信停止手段と、
    未送信のデータを廃棄する廃棄手段を含むことを特徴とする請求項12記載の基地局装置。
  14. 切り替え元の無線基地局装置における前記遅延量情報に、前記上位装置から前記切り替え元の無線基地局装置へデータを送信するに要する時間の情報を追加して前記切り替え先の無線基地局装置へ送信することを特徴とする請求項8から13いずれかに記載の基地局装置。
  15. 移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムにおけるハンドオーバ方法であって、
    前記基地局装置は、
    前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替えステップと、
    前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送ステップとを含むことを特徴とするハンドオーバ方法。
  16. 前記データおよび前記遅延量情報を含む転送パケットを受け取った前記切り替え先の基地局装置は、前記遅延量情報に基づき所定の遅延許容値を超えないように前記データを前記移動端末へ送信する送信ステップを含むことを特徴とする請求項15記載のハンドオーバ方法。
  17. 前記基地局装置の各々は、前記上位装置と共通のタイマを有しており、
    切り替え元の無線基地局装置における前記転送ステップは、前記上位装置が下りデータを受信した時点、または送信する時点、あるいは自無線基地局装置が下りデータを受信した時点の時間を示す値を前記遅延量情報として切り替え先の基地局装置へ送信することを特徴とする請求項15または16記載のハンドオーバ方法。
  18. 前記切り替え先の基地局装置は、前記切り替え元の無線基地局装置から受け取ったデータが所定の遅延許容値を超える場合、前記遅延許容値を超える分のデータを廃棄する廃棄ステップを含むことを特徴とする請求項15から17いずれかに記載のハンドオーバ方法。
  19. 前記切り替え先の基地局装置は、前記切り替え元の無線基地局装置から受け取ったデータを、所定の遅延許容値を超えないように優先的に移動端末に送信する優先送信ステップを含むことを特徴とする請求項15から17いずれかに記載のハンドオーバ方法。
  20. 前記優先送信ステップは、前記移動端末へ送信するデータを複数に分割し、各々のデータに優先順位を付与する優先順位付与ステップと、
    優先順位の高いデータから順に前記移動端末へ送信する送信ステップと、
    遅延が許容値を超えるデータの直前で送信を停止する送信停止ステップと、
    未送信のデータを廃棄する廃棄ステップを含むことを特徴とする請求項19記載のハンドオーバ方法。
  21. 切り替え元の無線基地局装置における前記遅延量情報に、前記上位装置から前記切り替え元の無線基地局装置へデータを送信するに要する時間の情報を追加して前記切り替え先の無線基地局装置へ送信することを特徴とする請求項15から20いずれかに記載のハンドオーバ方法。
  22. 移動端末と、前記移動端末と通信を行う複数の基地局装置と、前記基地局装置と通信を行う上位装置とを含む移動通信システムにおけるハンドオーバ方法のプログラムであって、
    コンピュータに、前記移動端末との通信を他の基地局装置に切り替える切り替えステップと、
    前記切り替え時に前記移動端末へ未送信または送信済みであるが送達確認が取れていないデータと、そのデータを自基地局装置に保持している時間を示す遅延量情報とを含む転送パケットを切り替え先の基地局装置へ転送する転送ステップとを実行させるためのプログラムを前記基地局装置に有することを特徴とするプログラム。
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