JP4825788B2 - 制震ダンパー取付具 - Google Patents

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本発明は、地震等によって生じる家屋等に対する揺れを緩和するための制震ダンパーを、前記家屋等に取付けるための制震ダンパー取付具に関する。
わが国では、地震等が数多く発生するため、この地震等によって生じる家屋等に対する揺れを緩和するための耐震、免震、制震についての研究が進んでいる。
一般には、家屋の壁等の構造部材を補強して家屋全体の強度を高める耐震住宅、或いは、家屋等の基礎と建物との間に免震部材を介在させて地震等の揺れを家屋等に伝えないようにした免震住宅等が知られている。
しかしながら、これら耐震住宅や免震住宅には、耐久性や高コスト等の問題があったため、近年では、家屋等の開口部の隅部に制震ダンパーを取付けることによって、地震等によって生じる家屋等に対する揺れを緩和できる制震ダンパー装置を備えた制震住宅構造が開発されつつある(例えば、特許文献1参照。)。
具体的には、この制震ダンパー装置は、鉛を棒状に形成した制震ダンパーと、該制震ダンパーを家屋等の柱等に固定するための制震ダンパー取付具とより構成してなる。
また、前記制震ダンパーには、油圧等によって軸方向に負荷をかけながら伸縮可能なものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−322158号 特開2004−346950号
このような制震ダンパーは、耐久性や低コスト等の点で効果が期待されているが、以下の問題があった。
すなわち、前記制震ダンパーを柱等に固定している前記制震ダンパー取付具は、前記制震ダンパーの端部に取り付け可能なダンパー取付部と、該ダンパー取付部を支持する取付基板とより構成してなるが、このダンパー取付基板は、家屋等の取付面に対して略鉛直方向からネジ、釘等の取付体を取り付けて固定している。
ところが、前記制震ダンパーは、家屋等の開口部の隅部に傾斜して取り付けることが多く、このような傾斜した状態で前記制震ダンパーを取り付けた場合には、この制震ダンパーを固定している前記取付基板の取付体に対して、軸方向ではなく、斜め方向からの引張り又は圧縮荷重が掛かることとなる。
そのため、前記取付体の耐久性が低下してしまい、前記取付体が抜け落ち易くなり、前記制震ダンパーが柱等から外れてしまう危険があった。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とし、傾斜して取り付ける制震ダンパーにおいて、取付基板を固定しているネジ、釘等の取付体が、柱等から抜け外れることを防止できる制震ダンパー取付具を提供する。
前記目的を達成するため、
請求項1に係る制震ダンパー取付具は、地震等によって生じる家屋等に対する揺れを緩和するための制震ダンパーを、前記家屋等に取付けるための制震ダンパー取付具であって、前記制震ダンパーの端部を取り付け可能なダンパー取付部と、該ダンパー取付部を支持する取付基板とより成り、前記取付基板の適所には、該取付基板を略山形に折り曲げて山形折り曲げ部を突設すると共に、前記山形折り曲げ部の両側に配された、家屋等の取付面に対して略45°に傾斜してなる傾斜片の各々には、ネジ、釘等の取付体を貫通可能な取付孔を形成し、前記取付体を前記家屋等の取付面に対して斜め方向に取り付け可能にしたことを特徴とする。
(削除)
(削除)
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る制震ダンパー取付具によれば、取付基板の適所には、該取付基板を略山形に折り曲げて山形折り曲げ部を突設し、この山形折り曲げ部の傾斜片に、ネジ、釘等の取付体を貫通可能な取付孔を形成しているため、前記取付体を前記取付孔に貫通して家屋等の取付面に対して固定するだけで、前記取付体を前記家屋等の取付面に対して簡単且つ確実に斜め方向に取り付けできる。
そのため、傾斜して取り付ける制震ダンパーにおいて、この制震ダンパーからの引張り又は圧縮荷重が掛かっても、前記取付面に対して斜め方向に取り付けた取付体の耐久性が低下することがなく、該取付体が抜け落ちて前記制震ダンパーが柱等から外れてしまう危険を確実に防止できる。
また、傾斜片は、取付面に対して略45°に傾斜してなり、この傾斜片に取付孔を形成しているため、ネジ、釘等の取付体を前記取付孔に貫通して家屋等の取付面に対して固定するだけで、前記取付体を前記家屋等の取付面に対して略45°の傾斜に向けて簡単且つ確実に取り付けできる。
さらに、取付孔は、山形折り曲げ部の両側の傾斜片に各々形成してなるので、傾斜して取り付けた制震ダンパーと同方向だけでなく、更に、取付体の直交する方向でも引張り又は圧縮荷重を受け止めるため、該取付体の耐久性を更に高めることができ、前記制震ダンパーが柱等から外れてしまう危険を更に確実に防止できる。
以下、本発明の制震ダンパー取付具Aを図面とともに説明する。
図1は、本発明の制震ダンパー取付具Aの参考例を示す使用状態図であり、図2は、図1で示した制震ダンパー取付具Aの要部を拡大した部分断面図である。
参考例の制震ダンパー取付具Aは、地震等によって生じる家屋等に対する揺れを緩和するための制震ダンパーBを、家屋の柱H等に取付けるものであって、制震ダンパーBの端部B1を取り付け可能なダンパー取付部1と、該ダンパー取付部1を支持する取付基板2とより構成してなる。
ダンパー取付部1は、既存する制震ダンパーBの端部B1の形状に応じて形成するが、本実施例では、制震ダンパーBの端部B1を二股状に形成し、この端部B1にピン等(不図示)が貫通する軸固定孔B2を開設したものを例示している。
そのため、ダンパー取付部1は、前記二股状の端部B1の間に内挿する板状に形成すると共に、軸固定孔B2に重合する軸孔11を開設し、これら軸固定孔B2及び軸孔11を重合したうえで、両者にピン等(不図示)を貫通して、ダンパー取付部1に対して制震ダンパーBを回転自在に取り付けている。
又、ダンパー取付部1の軸孔11近傍には、制震ダンパBーの取り付け角度を表示する目印部12を設けておけば、制震ダンパーBの取り付け角度を外部から容易に目視できるので、制震ダンパーBを家屋等の取付面に対して略45°の方向に確実に取り付けできる。
なお、ダンパー取付部1の形状、材質等は、既存する制震ダンパーBの端部B1の形状、材質等に応じて適宜採択するが、少なくとも、ダンパー取付部1に対して制震ダンパーBを回転自在に取り付けできれば採用できる。
取付基板2は、平板状に形成してなり、この取付基板2の略中央にダンパー取付部1を表面側に向けて突設している。
なお、これら取付基板2とダンパー取付部1は、一体成形したものに限らず、各々を別体成形した後に固着して一体化したものでも構わない。
参考例は、このような取付基板2の適所に、該取付基板2を略山形に折り曲げて山形折り曲げ部3を突設すると共に、山形折り曲げ部3の傾斜片31には、ネジ、釘等の取付体4を貫通可能な取付孔32を形成し、取付体4を前記家屋等の取付面に対して斜め方向に取り付け可能にしたことを特徴にしている。
具体的には、取付基板2の傾斜片31は、家屋等の取付面である柱Hの表面に対して略45°に傾斜してなり、取付体4を家屋等の取付面である柱Hの表面に対して略45°の方向に取り付け可能にしてなる。
そのため、傾斜して取り付けた制震ダンパーBからの引張り又は圧縮荷重が掛かっても、この制震ダンパーBの軸方向と同じ方向に取り付けた取付体4は、その耐久性が低下することがなく、前記引張り又は圧縮荷重に耐久できるため、取付体4が柱H等から抜け落ちて、制震ダンパーBが柱H等から外れてしまう危険を確実に防止できる。
なお、本実施例では、断面くの字形状に折り曲げた山形折り曲げ部3を例示しているが、これに限定されるものではなく、例えば、断面略半円状に折り曲げたものでも良く、又、山形折り曲げ部3の数も1以上形成されていれば良い。
以上のように構成した本参考例の制震ダンパー取付具Aは、例えば、以下の要領で施工する。
先ず、制震ダンパーBの両端部B1に設けた軸固定孔B2と、ダンパー取付部1の軸孔11を重合し、両者にピン等(不図示)を貫通して固定し、制震ダンパーBの両端部B1に本参考例の制震ダンパー取付具Aを回転自在に取り付けておく。
次に、一方の制震ダンパー取付具Aの取付基板2を、家屋等の開口部の隅部に設けた柱H又は梁H1等の何れかに固定する。
具体的には、取付基板2を柱Hの適所に当てがって、その取付位置を確認した後、取付基板2の表面側からネジ、釘等の取付体4を取付孔32に貫通し、該取付体4を柱Hに固着すれば、取付体4が取付孔32に誘導されて柱Hの表面(取付面)に対して略45°の方向に簡単且つ確実に取り付けできる。
次に、この固着した制震ダンパー取付具Aの取付基板2に対して、制震ダンパーBを略45°に傾斜した状態に回転して位置付けたうえで、前述と同様にして、他方の制震ダンパー取付具Aの取付基板2を梁H1等に固着する。
なお、ダンパー取付部1に設けた目印部12を目視しながら、制震ダンパーBの取り付け角度を調節すれば、制震ダンパーBを略45°に傾斜した状態で簡単且つ確実に取り付けできる。
以下、同要領にして、家屋等の開口部の隅部に制震ダンパー取付具A及び制震ダンパーBを取り付けて、施工を完了する。
このように本発明に係る制震ダンパー取付具Aによれば、取付基板2の適所に、該取付基板2を略山形に折り曲げて山形折り曲げ部3を突設し、この山形折り曲げ部3の傾斜片31に、ネジ、釘等の取付体4を貫通可能な取付孔32を形成しているため、取付体4を取付孔32に貫通して柱H等に固定するだけで、取付体4を柱H等の表面(取付面)に対して簡単且つ確実に斜め方向に取り付けできる。
そのため、傾斜して取り付ける制震ダンパーBにおいて、この制震ダンパーBからの引張り又は圧縮荷重が掛かっても、この制震ダンパーBの軸方向と同じ方向に取り付けた取付体4は、その耐久性が低下することがなく、該取付体4が抜け落ちて制震ダンパーBが柱H等から外れてしまう危険を確実に防止できるのである。
図3は、本発明の制震ダンパー取付具Aの実施例を示す使用状態図であり、図4は、図3で示した制震ダンパー取付具Aの要部を拡大した部分断面図である。
なお、図1及び図2と共通する部位には、同一の符号を付して、重複する説明を省略し、以下では、本実施例の特徴についてのみ詳説する。
本実施例の制震ダンパー取付具Aでは、取付孔32を、山形折り曲げ部3の両側の傾斜片31に各々形成してなる。
具体的には、一方の傾斜片31に開設した取付孔32と、他方に開設した取付孔32とは、貫通する互いの取付体4同士が接触しないように、これら取付孔32を取付基板2の幅方向にずらせた位置に形成してなる。
このような本発明に係る制震ダンパー取付具Aによれば、取付孔32は、山形折り曲げ部3の両側の傾斜片31に各々形成してなるので、傾斜して取り付けた制震ダンパーBと同方向だけでなく、更に、取付体4の直交する方向でも引張り又は圧縮荷重を受け止めるため、該取付体4の耐久性を更に高めることができ、制震ダンパーBが柱H等から外れてしまう危険を更に確実に防止できる。
本発明の制震ダンパー取付具Aの参考例を示す使用状態図である。 図1で示した制震ダンパー取付具Aの要部を拡大した部分断面図である。 本発明の制震ダンパー取付具Aの実施例を示す使用状態図である。 図3で示した制震ダンパー取付具Aの要部を拡大した部分断面図である。
A 制震ダンパー取付具
B 制震ダンパー
B1 端部
1 ダンパー取付部
2 取付基板
3 山形折り曲げ部
31 傾斜片
32 取付孔
4 取付体

Claims (1)

  1. 地震等によって生じる家屋等に対する揺れを緩和するための制震ダンパーを、前記家屋等に取付けるための制震ダンパー取付具であって、
    前記制震ダンパーの端部を取り付け可能なダンパー取付部と、該ダンパー取付部を支持する取付基板とより成り、
    前記取付基板の適所には、該取付基板を略山形に折り曲げて山形折り曲げ部を突設すると共に、前記山形折り曲げ部の両側に配された、家屋等の取付面に対して略45°に傾斜してなる傾斜片の各々には、ネジ、釘等の取付体を貫通可能な取付孔を形成し、前記取付体を前記家屋等の取付面に対して斜め方向に取り付け可能にしたことを特徴とする制震ダンパー取付具。
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