JP4822797B2 - ベルト式ロールアイロナー - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯・脱水後の洗濯物にアイロンをかけて皺を伸ばすベルト式ロールアイロナー(以下、単に「ロールアイロナー」とも言う。)に関するもので、特にホテルなどの宿泊施設で用いるシーツ、ホウフ、枕カバーなどの主としてリネン類と呼ばれる洗濯物の洗濯ラインに設けられる業務用のロールアイロナーに関するものである。
業務用の洗濯ラインに設けられて洗濯済みリネン類の皺伸ばしを行うアイロナーには、大別してチェストタイプと呼ばれるものと、我が国でカレンダタイプと呼ばれているロール式のものとの2種類のものがある。チェストタイプのものは、半円周断面の凹溝を設けたチェストと、その凹溝に嵌挿した回転プレスロールとの間に洗濯物を送り込んで、プレスロールの回転により洗濯物をチェストの内周面に押圧移送して皺伸ばし(アイロン掛け)を行うもので、皺伸ばしされた洗濯物の表面に艶が出るという特徴があるが、装置が大型で、擦って送るから搬送モータの電力消費がロール式のものに比べて約10倍と大きく、蒸気消費量も多い上に生産性も低く、洗濯物も痛むという欠点がある。
一方、カレンダタイプのベルト式ロールアイロナーは、内部に蒸気を入れて加熱した複数本(通常4〜5本)の回転加熱シリンダと、これらのシリンダに掛けまわしてシリンダ周面にリネンを押し付けながらシリンダと同期回転する搬送ベルトにより構成され、洗濯済みリネンの皺伸ばしと仕上乾燥とを行うもので、洗濯物表面の艶出しはチェストタイプのものに劣るが、設備が比較的安価でエネルギー消費量も少ないという特徴がある。
図7は、4本の加熱シリンダを備えた従来のロールアイロナーの一例を模式的に示した図で、1(1a〜1d)は加熱シリンダ、7は洗濯物の通路、4(4a〜4d)は当該通路に沿って設けられている搬送ベルトである。搬送ベルト4は、洗濯物を加熱シリンダ1に押付けて送るためのもので、少し間隔を開けて加熱シリンダ1の全幅に亘って配置した複数本のベルトで構成されている。加熱シリンダ1は、内部に蒸気を吹き込むことによって加熱され、洗濯物が搬送ベルト4でこれらのシリンダに順次巻き掛けて移送される間に、洗濯物の皺伸ばしと乾燥が行われる。
周回する各搬送ベルト4は、対応するシリンダ1へのリネンの送入位置で入口ローラ5で当該シリンダの周面に添設され、送出位置で出口ローラ6に案内されてシリンダ周面から離れ、シリンダ周面から離して設置された複数の案内ローラ8により入口ローラ5へと戻っていく。従来構造では、リネンが第1シリンダ1aの上部から送入されて下方側部から送出され、第2シリンダ1bには上部から送入されて側部から送出され、第3と第4シリンダには側部から送入されて上部から送出されている。また第1シリンダ1aにはリネンの下面が押接され、第2、第3及び第4シリンダには上面が押接される構造となっている。
機械へのリネンの投入口には、投入ベルト2と押えベルト3とが設けられている。機械に投入されたリネンは、投入ベルト2と押えベルト3で挟持された状態で第1シリンダ1aの入口に送り込まれる。
第1シリンダ1aと第2シリンダ1bの入口には、これらのシリンダの回転に連れ回りするプレスロール9、27が取り付けられている。プレスロール9、27の周面は、クッションスプリングを巻きつけて、弾力性を持たせてある。プレスロール9、27の支軸の両端には、エアシリンダが連結されていて、このエアシリンダに供給される空気圧でシリンダ1に対するプレスロール9、27の押圧力を加減する。
アイロン掛けするリネンは、アイロナーに入ってくるとき、すなわちプレスロール9で第1シリンダ1aに押付けられるときに最も水分を含んでいる。プレスロールの役割は、水分を含んだリネンが加熱シリンダ1の入口でプレスロール9により押さえられることにより、全体の形がほぼ成型されることと、リネン表面に“滑らかさ”(繊維表面の平滑さ)を与えることである。通常、アイロナーに投入されるリネンには、重量比率で30〜40%水分を含ませてアイロンを掛けるのが、一番よく皺が伸び、また表面が“滑らかに”仕上がる。
搬送ベルト4からリネンが浮き上がると、アイロン掛けしたリネンに皺が付いたり装置内でのリネンの詰りが発生したりする。リネンが搬送ベルト4から浮き上がるおそれがあるのは、リネンがシリンダ1から離れるときであり、特に水分の含有率の高い第1シリンダ1aや第2シリンダ1bでは、リネンがシリンダ周面に貼付く傾向が強い。またプレスロール9、27が設けられている箇所では、リネンがプレスロール9、27に貼付いて巻付く危険がある。
搬送ベルト4からのリネンの浮き上がりを防止する手段として、従来一般に用いられている技術は、浮き上がり防止用のテープ(リボンとも呼ばれる)10、12(12a〜12d)を用いることである。テープ10、12は、シリンダ1やプレスロール9、27にリネンが貼付かないように剥離するもので、リネンの通路が180度近く折り返す箇所11にも設けられている。テープ10は、シリンダ1やプレスロール9とリネンの間に入る。テープ10、12は、搬送ベルトを構成しているベルトより細く薄く配置間隔も広く本数も少ない。従来の一般的なベルト式ロールアイロナーには、幅が15mm程度の複数本のテープが使われている。
図7にはテープ10、12の経路が点線で示されている。10は第1プレスロール9への貼付き防止テープ、12aは第1シリンダと第2プレスロール27への貼付き防止テープ、12b、12c及び12dは、それぞれ第2、第3及び第4シリンダへの貼付き防止テープである。テープ12c、12dは、リネン通路が180度折り返す箇所11でのリネンの浮き上がりも防止している。
リネンがシリンダ1に貼付くのを防止する他の手段として、リネンがシリンダ周面から離れる位置にスクレーパや空気噴射ノズルを設けて、リネンをシリンダ周面から強制的に剥離する技術が提案されている(特許文献1参照)。しかしこのような構造では、スクレーパや噴射空気がうまく機能しないで、シリンダ周面にリネンが貼付く危険が残る。
アイロナーには連続的にリネンが投入されるので、何かの原因でリネンがシリンダから離れないで貼付いたままになると、後続のリネンが次々と巻き込まれて、つまりが発生する、そこで最初の一枚目が貼り付いたときはできるだけ早期に検知して、一旦運転を止めて詰まったリネンを取出して復旧を早めることが必要である。
アイロン掛けした洗濯物の品質を高めるには、運転条件を調整することにより、洗濯物に残るベルト跡やテープ跡をできるだけ少なくすることが大切である。この点に関し、本願の出願人は、特許文献2において、多段に配置した回転加熱シリンダを備えたロールアイロナーにおいて、第1シリンダの温度を調整する温度調整手段と、後段の複数のシリンダの温度を変更する温度変更手段とを設け、第1シリンダの温度を後段のシリンダの温度より低く設定することにより、洗濯物に残る搬送ベルトやテープの跡を弱くする技術を提案している。
特開2005−205065号公報 特開2004−180829号公報
上述したように、アイロン掛けするリネンのシリンダへの貼り付きを防止するには、テープを用いるのが最も確実であるが、テープが洗濯物とシリンダ周面との間、すなわち洗濯物のアイロン掛けされる面に挿入されることとなるので、洗濯済リネンにテープ跡が残り、仕上品質が低くなるという問題がある。また、テープは繊維で作られたもので、ある期間使用すると切れることがあるので、定期的に付け替える必要があり、オペレータには面倒な作業となっている。
一方、近時、ホテルの高級化や差別化により、洗濯済リネンに高い品質が要求される例が多くなってきている。仕上品質を上げるためには、アイロナーとしてチェストタイプのものを用いるのがよいが、前述したように、機械コスト及び消費エネルギーが大きいという問題がある。そこで、ロールアイロナーの仕上品質を向上させることが要求され、そのためには、プレスロール9、27の押接力を高くすることが考えられる。しかし、シリンダとリネンとの間に貼付き防止用のテープが挿入されているときは、プレスロール9、27の押接力を大きくすると、面の滑らかさは向上するが、強いテープ跡が付くという問題が発生する。
前述したスクレーパや空気噴流でシリンダからリネンを剥離する構造のものでは、テープ跡が付くのを避けることができるが、機械構造が複雑になり、スクレーパのエッジや空気流から付与される外力でリネンを強制的に剥離するものであるため、当該外力によって皺を生じさせたり、剥離作用の信頼性が十分でないなどの問題がある。
この発明は、ロールアイロナーの仕上品質をチェスト型に近い品質にまで向上させるための研究の一貫としてなされたもので、ロールアイロナーを通過する洗濯物自体に作用する力を利用して、テープを設けることなく洗濯物をロールアイロナーのシリンダからより確実に剥離させることができる技術手段を提供することにより、ロールアイロナーの仕上品質を向上させることを課題としている。更に万一洗濯物がシリンダ周面から剥離しなかったときに、それを速やかに検出して、機械内部への洗濯物の詰りを防止することができるようにすることを課題としている。
この発明は、複数本の回転加熱シリンダ1(1a〜1f)と、これらのシリンダに掛け回されてそのシリンダ面に洗濯物を押し付けながら同期回転して当該洗濯物を搬送する搬送ベルト4(4a〜4f)とを備えたベルト式ロールアイロナーにおいて、洗濯物通路上流の第1番目と第2番目の回転加熱シリンダ1a、1bの対は、前者が洗濯物投入口22側から見て奥側上方に位置し後者が手前側下方に位置するように配置され、第3番目と第4番目の回転加熱シリンダ1c、1dの対は、前者が洗濯物投入口22側から見て奥側上方に位置し後者が手前側下方に位置するように配置され、前記洗濯物がこれらの各回転加熱シリンダの周面に上部より送入され下部より送出されて当該洗濯物の両面がこれらの回転加熱シリンダに交互に押接されることを特徴とするベルト式ロールアイロナーを提供することにより、上記課題を解決したものである。
具体的には、ロールアイロナーに設けられている各シリンダ1の上部で搬送ベルト4をシリンダ周面に添設し、約半周巻回した後、シリンダ1の下部で搬送ベルト4がシリンダ周面から離隔するうように、複数のシリンダ1(1a〜1f)及び搬送ベルト4(4a〜4f)を配置する。好ましいシリンダ配置は、隣接する2個のシリンダを一対として、洗濯物通路の上流側のものを洗濯物投入口側から見て奥上方に配置し、下流側のものをその上端が上流側のものの下端と略同一高さとなるように手前下方に配置する。このような2個一対のシリンダ配置を洗濯物投入口から見て前後方向に2対ないし3対配置する。そして、前段の対の下方のシリンダから後段の対の上方のシリンダへと洗濯物を搬送することにより、ロールアイロナーに備えられているすべてのシリンダに上部より洗濯物を送入し、下部より送出する構造とすることができる。
このシリンダ配置によれば、ロールアイロナーに設けた4個又は6個のシリンダの周面に洗濯物の両面が交互に押接されてアイロン掛けが行われることとなる。
上記構造のロールアイロナーでは、各シリンダ1に押接された洗濯物がシリンダの下部で当該シリンダの周面から離れる。シリンダの下部においては、洗濯物にシリンダ周面から離れる方向の重力が作用しており、この重力によってシリンダ周面からの洗濯物の円滑な剥離が促される。
更にシリンダ1の直径を600〜700mm、好ましくは600〜650mm程度の小径シリンダとし、洗濯物の搬送速度をシリンダ径が1000mm程度である従来のロールアイロナーと同程度の速度としてやれば、洗濯物に作用する遠心力が大きくなり、各シリンダの下部ではこの遠心力が重力に加算されるため、シリンダ出口における洗濯物のシリンダ周面への貼り付きがより確実に防止できる。この遠心力による貼付き防止作用及び後述する蒸気消費量の低減効果を得るには、シリンダ径を小さくすればするほど良いが、ロールアイロナーで洗濯物を仕上げるためには、洗濯物がある程度の長さでシリンダ表面に押接されることが必要である。シリンダ径を更に小さくすると、この押接長さを確保するためにシリンダ本数を増やさねばならず、それに伴って搬送ベルトの数も増え、装置構造が複雑になるとともに、機械の設置スペースも大きくなる。装置構造を複雑にせずに貼付き防止作用や省エネ効果を発揮させるには、600mmが小径にできる限界である。
洗濯物のシリンダ周面への貼り付き現象が生ずるのは、洗濯物が水分を多く含んでいる第1シリンダ1aと第2シリンダ1bであり、第3シリンダ1c以降のシリンダでは、貼り付き現象は殆ど生じない。そして、水分が多く含まれている洗濯物には、重力及び遠心力がより大きく作用するので、貼り付き現象が生じやすい第1シリンダ1a及び第2シリンダ1bで洗濯物をシリンダ周面から剥離させようとする力が大きく働き、合理的にシリンダ周面への洗濯物の貼り付き現象を防止できる。
上記の構造により、シリンダ周面への洗濯物の貼り付き現象をほぼ完全に防止することができるが、洗濯物に糊が付いていたり、シリンダが汚れた場合などを考慮して、より完全を期したいときは、請求項3に記載のように、搬送ベルト4がシリンダ1から離れる出口の位置にベルト4に上下方向の小刻みな振動を与えるための周面に凹凸のある回転ローラ6zを取り付ける。この凹凸のある回転ローラ6zが搬送ベルト4の周回動作によって回転させられると、搬送ベルト4上の洗濯物に上下方向の小刻みな振動が与えられ、シリンダ周面からの洗濯物のより確実な剥離を実現することができる。
洗濯物がシリンダ周面に貼り付く現象が発生するのは、第1シリンダ又は第2シリンダである。そこで、第1シリンダ1aや第2シリンダ2aの出口に上記のような凹凸のある回転ローラ6zを設けると共に、又はこのような回転ローラに替えて、シリンダへの洗濯物の貼り付き検出による機械の緊急停止装置を設けることができる。
本願の請求項4の発明に係るロールアイロナーは、上記構成を備えたベルト式ロールアイロナーにおいて、洗濯物通路の第1番目の回転加熱シリンダ1aの上流側に設けられて投入された洗濯物の先端辺の通過を検出する第1通過センサ30aと、上記第1番目のシリンダの下流側に設けられて搬送される洗濯物の先端辺を検出する第2通過センサ30bと、洗濯物の投入ないし搬送速度を検知する速度センサ31とを備え、上記第1通過センサの検出信号を受けてから上記第1通過センサと第2通過センサとの間の洗濯物通路の長さを速度センサの検知速度で除した時間に所定のしきい値を加えた時間が経過したときに前記第2通過センサの検出信号を受けないときに機械を停止させる制御手段32を備えていることを特徴とするものである。
第1通過センサ30aと第2通過センサ30bとの間の洗濯物通路の長さは判っているから、検出された搬送速度でその距離を除してやれば、第1通過センサ30bで洗濯物を検出してから第2通過センサ30bの位置に洗濯物が達するまでの時間を演算できる。この時間を経過しても第2通過センサで洗濯物が検出されないときは、洗濯物がシリンダ周面に貼り付いたと考えられるから、警告を制御装置のモニターに出力し、機械を自動停止させる。これにより後続の洗濯物が次々にシリンダに巻き付いて洗濯物詰りが発生するのを防止できる。
この発明によれば、搬送ベルト4の掛け回し部における洗濯物とシリンダ1との間にテープを使用しないで、各シリンダ出口で洗濯物をシリンダ周面から確実に剥離させることができ、従って洗濯物とシリンダ1との間に設けられていた剥離用のテープを無くすことができ、洗濯物の仕上面に当該テープの跡が残るのを完全に防止できる。更にテープ跡が残らないことから、仕上面の品質に大きな影響がある第1シリンダ1aと第2シリンダ1bのプレスロール9、27の押圧力を高くし、更に第1及び第2シリンダの周面を研磨して面精度を向上させることにより、チェスト式のアイロナーに近い仕上品質を得ることができる。洗濯物に表と裏がある品種は、おもて面が一番目の加熱シリンダ面に当たる方向に洗濯物を投入するのが良い。
更に請求項4の発明によれば、洗濯物がシリンダ1aに貼り付いたときには、それが直ちに検出されて機械が停止するから、万一洗濯物がシリンダから剥離しないことがあっても、洗濯物の詰りや損傷を確実に回避することができる。
また、シリンダ1の直径を小さくすることにより、洗濯物に作用する遠心力が大きくなってシリンダ面への洗濯物の貼り付きが防止されると共に、シリンダを加熱する蒸気の消費量を少なくする省エネ効果が得られ、乾燥性能を落とさずに機械をコンパクトにできる。本願の発明者らが行った試験によれば、シリンダ直径を650mmとしたときの効果として、始業時に蒸気を入れてから運転可能な温度に上がるまでの時間が従来機より22%短縮され、蒸気消費量が33%削減された。また、洗濯物の両面が交互に加熱シリンダに押接されることによる乾燥性能は、従来機に比べて15%の向上が見られた。
以下、図面を参照してこの発明の好ましい実施形態を説明する。図1は6本の加熱シリンダ1(1a〜1f)を有するこの発明のロールアイロナーを示した側面図で、21は装置の筐体、22は洗濯物(リネン)の投入口、23は排出口である。リネン通路の上流側にある第1シリンダ1aと第2シリンダ1bは、第1シリンダ1aがリネン投入口22側から見て奥側上方に位置し、第2シリンダ1bが手前側下方に位置するように配置されており、第1シリンダ1aの下部と第2シリンダ1bの上部は、略同一高さである。
第3シリンダ1cと第4シリンダ1dは、第1及び第2シリンダの対の後方に第1シリンダと第2シリンダの位置関係と同様な位置関係で、すなわち第3シリンダをリネン投入口22側から見て奥側上方に第4シリンダ1dを手前側下方に配置し、第3シリンダ1cの下部と第4シリンダ1dの上部とがほぼ同一高さとなるように配置してある。第3シリンダと第4シリンダの対の背後に設けられた第5シリンダ1eと第6シリンダ1fの配置も同様な位置関係にしてある。
各シリンダ1はすべて同一径で、従来の1000mm径のシリンダに比べて小径の650mm径のシリンダとしてある。それにより、シリンダを6本設けた図1の装置の設置床面積は、1000mm径のシリンダを図7に示す態様で4本配置した従来装置とほぼ等しく、かつ機械高さが低くなっている。
上方のシリンダ1a、1c、1eの搬送ベルト4a、4c、4eは、各シリンダの上部に位置する入口ローラ5a、5c、5eと各シリンダの図で左下部に位置する出口ローラ6a、6c、6eとの間で各シリンダの周面に添設され、張力調整ローラ24を含む複数のローラ(符号無し)で案内されて出口ローラ6a、6c、6eから入口ローラ5a、5c、5eへと戻っている。第1シリンダ1aの入口には、3個のプレスロール9が配置されており、第1搬送ベルトの入口ローラ5aは、図で右側に寄った位置に設けられている。これに対して第3シリンダ及び第5シリンダの入口ローラ5c、5eは、前段のシリンダ1b、1dの下部から斜め上方に送られてくるリネンを受け入れるように、各シリンダ1c、1eの上部左側に配置されている。
下方のシリンダ1b、1d、1fの搬送ベルト4b、4d、4fは、各シリンダの上部に位置する入口ローラ5b、5d、5fと下部右側に位置する出口ローラ6b、6d、6fとの間で各シリンダに添設されており、出口ローラ6b、6d、6fから次段のシリンダの入口ローラ5c、5eに対向する位置又はリネンの排出口23へと斜めに上昇した後、張力調整ローラ24を含む複数のローラによって入口ローラ5b、5d、5fへと戻されている。第1搬送ベルト4a及び第3搬送ベルト4cは、それらの右上部に設けた駆動ローラ25とその斜め左下の押えローラ26との間で第2搬送ベルト4b及び第4搬送ベルト4dの斜め上に伸びる部分に押接されており、当該駆動ローラ25と押えローラ26との間でリネンは2つの搬送ベルトの間に挟持された状態で搬送されるようになっている。
第1シリンダに設けたプレスロール9には、リネンの貼り付きを防止するテープ10が設けられている。第2シリンダ1bの入口には、第2プレスロール27とテープガイド28が設けられ、第2搬送ベルトの入口ローラ5bは、図の左方に退避した位置に設けられている。第2プレスロール27とテープガイド28との間には、第2テープ29が巻回されている。各シリンダ1とそれに対応する搬送ベルト4の間には、貼付き防止用のテープは設けられていない。
上記のシリンダ1及び搬送ベルト4の配置により、装置内を通過するリネンは、各シリンダ1の上部よりシリンダ1と搬送ベルト4との間に挿入され、各シリンダの下部において、シリンダ周面から離れて次段のシリンダの上部へと送られている。
第1シリンダのプレスロール9に設けたテープ10は、図2に模式的に示したように、複数本のテープ10を3本のプレスロールの内の2本に交互に掛け回して設けられている。このように複数本のプレスロールの内の前端又は後端の1本を外してそれぞれのテープを巻回することにより、リネンにこれらのテープ10の跡ができるだけ残らないようにしている。
更に第2シリンダ1bに設けた第2プレスロール27に掛け回した第2テープ29は、図3に模式的に示すように、第1シリンダのテープ10と同一線上にこれより幅広のものを設けて、プレスロール9で付いたテープ跡を第2テープ29で消すようにしている。
これにより、滑らかな平滑面を得るためにプレスロール9の押圧力を大きくしたときに、そのテープ10の跡がリネンに残るのを軽減して、より良好な仕上品質が得られる。
第1シリンダ1aと第2シリンダ1bの出口ローラ6a、6bには、図4に示すような周面に凹凸を設けた凹凸ローラ6zが用いられている。凹凸ローラ6zは、搬送ベルト4の周回に従って回転するとき、その凸の部分で搬送ベルトを押上げ、凹の部分で押上げを解除するため、リネンがシリンダ周面から離隔する部分で搬送ベルト4a、4bに上下方向の振動が生起され、それが搬送ベルト上のリネンに伝達されてリネンを上下振動させることにより、当該リネンのシリンダ周面からの剥離を促進させる。
第1シリンダ1aと第3シリンダ1cの入口部分には、図5のブロック図に示すように、リネンの先端を検出する第1通過センサ30aと第2通過センサ30bとが設けられており、更に投入ベルト2には、その送り速度を検出する速度センサ31が設けられている。これらのセンサの検出信号は、制御装置32に送られ、制御装置32は、予め登録されている第1通過センサ30aから第2通過センサ30bまでのリネン通路の長さを速度センサ31で検出された速度で除して、第1通過センサ30aで検出されたリネンの先端が第2通過センサ30bの位置に達する時間を演算する。そして、リネン先端が第1通過センサ30aで検出された後、当該演算した時間が経過した後になっても、第2通過センサ30bでリネン先端が検出されなかったときに、制御器のモニタに警告を表示して機械を停止させる。これにより万一リネンがシリンダに貼り付いたときでも、そのまま機械が運転されて、リネン詰りなどが生ずるのを防止している。
仕上げ済リネンに残るプレスロール9に巻回したテープ10の跡や搬送ベルト4の跡は、シリンダ温度の制御により軽減することができる。図6は、装置内におけるリネン通路等は省略して、加熱シリンダの温度制御装置の要部のみを示した図である。加熱蒸気の供給パイプ33から分岐して各シリンダ1に接続される分岐パイプ34のそれぞれには、蒸気流量調整弁35と、その下流側(シリンダ側)の圧力センサ36とが設けられている。制御装置37は、各圧力センサ36の検出圧力が各シリンダ1に設定された温度に対応する圧力となるように、各蒸気流量調整弁35の開度を制御している。図6の例では、第1シリンダ1aと第4シリンダ1dのドレン温度を検出する温度センサ38が設けられて、これらの検出温度が制御装置37に送られ、圧力センサの検出圧力から算出されるシリンダ温度と温度センサで検出した温度との差を監視し、この差が大きくなったときに適宜補正や警告を行うようにしている。
装置の運転に際しては、装置から排出されるリネンに残っているテープ10の跡が最少となるように、制御装置37の温度調整ダイヤル39を調整することにより、第1シリンダ(必要なら第2シリンダも)の表面温度を制御する。通常、蒸気圧力が0.8Mpa程度のときはシリンダ表面温度が160℃前後となるが、テープ跡を弱くするときは、設定温度を切り替えて蒸気圧力を0.2Mpa程度にする。このときシリンダ表面温度は120℃程度になる。この近辺の温度がリネンに滑らかさを出して、さらにテープ跡を少なくするのに最も適当な温度である。テープ跡が付いても支障の無いリネンを仕上げるときは、切り替えスイッチで通常の蒸気圧力で運転する。
以上説明したように、この発明はシリンダとこれに押し付けられるリネンとの間にテープを介在させることなく、リネンが各シリンダからの出口部分で搬送ベルトから浮き上がったり、シリンダ周面に貼り付いたりして皺になったり、詰りが生じたりするのをより確実に防止する手段を提供している。この発明により、シリンダ周面とリネンとの間にテープを介在させる必要がなくなることから、当該テープの跡がリネンに残るのを防止することができ、品質の高い仕上面を得ることができる。更に第1シリンダにおけるプレスロールの押圧力を大きくし、シリンダ周面を研磨仕上することによって、チェスト式アイロナーに近い良好な仕上面を得ることができるようになる。そして、シリンダ径を小径とし、リネンの表裏を交互にシリンダに押接する構造を採用することにより、上記の特徴に加えてアイロン掛けに要する蒸気量が低減され、大きな省エネ効果が得られる。
6本の加熱シリンダを備えたこの発明のロールアイロナーの一例を示した側面図 プレスロールに設けたテープの配置を示した斜視図 第1シリンダのプレスロールと第2プレスロールの位置関係を示す模式図 周面に凹凸を有する出口ローラを示す側面図 洗濯物の貼付き検出装置の要部を示すブロック図 加熱シリンダの温度制御装置の要部を示す側面図 従来構造のロールアイロナーの一例を示す側面図
符号の説明
1(1a〜1f) 加熱シリンダ
4(4a〜4f) 搬送ベルト
5 入口ローラ
6 出口ローラ
6z 凹凸ローラ
9,27 プレスロール
22 洗濯物投入口
23 洗濯物排出口
30a 第1通過センサ
30b 第2通過センサ
31 速度センサ
32 制御装置

Claims (4)

  1. 複数本の回転加熱シリンダ(1)と、これらのシリンダに掛け回されてそのシリンダ面に洗濯物を押し付けながら同期回転して当該洗濯物を搬送する搬送ベルト(4)とを備えたベルト式ロールアイロナーにおいて、
    洗濯物通路上流の第1番目と第2番目の回転加熱シリンダ(1a,1b)の対及び第3番目と第4番目の回転加熱シリンダ(1c,1d)の対は、それぞれの対の前者が洗濯物投入口(22)側から見て奥側上方に位置し後者が手前側下方に位置するように配置され、かつ、第3番目と第4番目の回転加熱シリンダ(1c,1d)の対は、第3番目の回転加熱シリンダ(1c)が第2番目の回転加熱シリンダ(1b)の上方となる位置関係で、洗濯物投入口から見て前記第1番目と第2番目の回転加熱シリンダの後方に配置され、
    前記洗濯物が前記第1番目及び第2番目の回転加熱シリンダの周面に上部より送入されかつ下部より送出されて当該洗濯物の両面がこれらの回転加熱シリンダに交互に押接されることを特徴とする、ベルト式ロールアイロナー。
  2. 前記複数の回転加熱シリンダの直径が600ないし700mmであることを特徴とする、請求項1記載のベルト式ロールアイロナー。
  3. 前記第1番目の回転加熱シリンダ(1a)の周面から洗濯物が離れる位置で搬送ベルト(4a)を案内する出口ローラ(6a)が、周面に凹凸を有する凹凸ローラであり、前記搬送ベルトに当該凹凸ローラで上下方向の小刻みな振動が与えられることを特徴とする、請求項1又は2記載のベルト式ロールアイロナー。
  4. 前記第1番目の回転加熱シリンダ(1a)の上流側に設けられて投入された洗濯物の先端辺の通過を検出する第1通過センサ(30a)と、上記第1番目のシリンダの下流側に設けられて搬送される洗濯物の先端辺を検出する第2通過センサ(30b)と、洗濯物の投入ないし搬送速度を検知する速度センサ(31)とを備え、上記第1通過センサの検出信号を受けてから上記第1通過センサと第2通過センサとの間の洗濯物通路の長さを速度センサの検知速度で除した時間に所定のしきい値を加えた時間が経過したときに前記第2通過センサの検出信号を受けないときに機械を停止させる制御手段(32)を備えている、請求項1、2又は3記載のベルト式ロールアイロナー。
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