JP4822266B2 - 回転式ロールへの電子部品の取付構造 - Google Patents
回転式ロールへの電子部品の取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4822266B2 JP4822266B2 JP2006090087A JP2006090087A JP4822266B2 JP 4822266 B2 JP4822266 B2 JP 4822266B2 JP 2006090087 A JP2006090087 A JP 2006090087A JP 2006090087 A JP2006090087 A JP 2006090087A JP 4822266 B2 JP4822266 B2 JP 4822266B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end cover
- rotary
- electronic component
- cylindrical body
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
回転式冷却ロール100は、特許文献1に記載され、且つ、図12に示すように構成されている。即ち、円筒体111内の両端部に、当該円筒体111内を密封する面板112,113を固着し、この円筒体111を、前記両面板112,113の中心から外向きに突出した中空支持軸114,115にて回転自在に軸支する一方、前記円筒体111内における一端部に冷却水等の冷却流体を前記一方の中空支持軸114から導入する入り口室116を、他端部に前記冷却流体を前記他方の中空の支持軸115に流出する出口室117を、これら入り口室116及び出口室117の一部を前記円筒体111と前記面板112,113との両方にて形成するか、或いは、前記面板112,113にて形成するように設け、更に、前記円筒体111の内部に、蒸発と凝縮とを繰り返す作動流体を充填すると共に、内部を前記入り口室116から前記出口室115に向かって流れる冷却流体によって前記作動流体を間接的に冷却するようにした多数本の冷却管118を設け、前記円筒体111内における作動流体の蒸発と凝縮との繰り返しにて前記円筒体111の表面を冷却するという構成にしている。
また、別の特許文献2は、前記と略同じ構造の回転式冷却ロールにおいて、その入り口室及び出口室の一部を、前記円筒体内の両端を密封するための面板にて形成するという構成にしている。
一方、従来から、回転式冷却ロールに関するロール表面温度やその他の特性情報を検出するために種々の電子部品を、回転式冷却ロールに組み込むことが要請されていた。
なお、回転式熱ロールにおいても、上記回転式冷却ロールにおける問題と同様の問題が存在し、また、上記回転式冷却ロールにおける要請と同様の要請が存在している。
なお、用語「回転式ロール」とは、回転式冷却ロール、及び回転式熱ロールの両者を含む。また、用語「被熱処理物」とは、回転式熱ロールにあっては加熱がなされる被加熱物を、回転式冷却ロールにあっては冷却がなされる被冷却物の両者を含む。また、用語「伝熱管」とは、内部を冷却水が流れる冷却管、及び内部を過熱水又は過熱蒸気が流れる過熱管の両者を含む。
なお、上記「蓋板」は、請求項2記載の回転式冷却ロールの場合における「水室蓋板」に対応するものであり、また、上記「過熱水又は過熱蒸気が供給される室」は、請求項2記載の回転式冷却ロールの場合における「冷却水が供給される水室」に対応するものである。
このようにして、内側空間の温度変化に応じて連通孔の開閉動作が行われので、内側空間内が高温となることが防がれる。この結果、内部空間内に存在する電子部品が正常に作動すると共に、電子部品が熱により破壊されることを確実に防止することができる。
図1は実施の形態に係る回転式冷却ロールの温度測定装置を備えた押し出し型ラミネート加工機の概略構成を示す図である。
紙に対して合成樹脂フィルムを貼合したラミネート積層紙の製造に際しては、図1に示すように、ロール状原紙1から繰り出された原料紙2を、一対の回転式押圧ロール3と回転式冷却ロール4との間を通したのち、巻き取りロール5に巻き取らせる一方、前記回転式押圧ロール3と回転冷却ロール4との間の上部に、樹脂ホルダー6a内の溶融合成樹脂7をフィルム状に押し出すようにした押し出しダイス6bを配設し、この押し出しダイス6bから押し出される合成樹脂フィルム8を、前記原料紙2と一緒に回転式押圧ロール3と回転式冷却ロール4との間に送り込むことにより、この合成樹脂フィルム8を、回転式冷却ロール4にて冷却しながら前記原料紙2に貼合わせて、ラミネート積層紙9を製造する。
図2及び図3に示すように、回転式冷却ロール4は、前記図1に示す原料紙2等の被冷却シートが外周面に接触する円筒体11と、該円筒体11における左右両端の中心から外向きに突出するように挿入された中空状の回転軸12を備える。円筒体11には、その内部を密閉する封止板13,14が設けられている。この封止板13,14の中心には前記回転軸12が貫通すると共に、この封止板13,14は回転軸12に固着され、且つ、この両封止板13,14によって円筒体11内が密閉されている。円筒体11の内部には、ナフタリン又はキノリン等のように蒸発と凝縮とを繰り返すようにした作動流体が充填されている。
なお、回転式冷却ロール4は、回転軸12の両端部12a,12bにおいて、機体側の軸受(図示せず)に軸支されている。
そして、内側空間25内の空気が所定温度以上になると、第2コイルバネ49のバネ力に抗して第1コイルバネ46の引張力により開閉蓋43が開放方向に付勢されて連通孔42が開放状態(図8に示す状態)となる。これにより、内側空間25が連通孔42を介して外部と連通する。この結果、内側空間25内の高温空気は、それよりも低温の外部空気と混合もしくは置換されて、温度が下降する。
図9は実施の形態2に係る開閉蓋により連通孔が閉塞された状態を示す断面図、図10は実施の形態2に係る連通孔付近の分解斜視図、図11は実施の形態2に係る開閉蓋により連通孔が開放された状態を示す断面図である。
(1)上記実施の形態では、回転式冷却ロールの温度測定装置について説明したけれど、本発明はこれに限定されず、回転式熱ロールの温度測定装置についても適用することができる。なお、回転式熱ロールとは、回転式冷却ロールにおける冷却管に代えて内部に過熱水(蒸気)が流れる過熱管を設け、円筒体の内部に充填される作動流体がロール表面において被加熱物に熱を与えて凝縮して液化し、過熱管により蒸発することを繰り返すことにより、被加熱物の加熱を行うように構成されたものが該当する。
(2)上記実施の形態では、連通孔42及び開閉蓋43は1組設けられたけれども、複数組設けるようにしてもよい。
(3)上記実施の形態では送信機の電源として電池を用いたけれども、内側空間25内に回転軸12により発電を行う発電機を設けて、この発電機による電源により送信機を駆動するようにしてもよい。
(4)上記実施の形態ではロール表面温度の測定データを送信機により送信するように構成したけれども、その他の測定データを送信機により送信するように構成してもよい。
(5)上記実施の形態では樹脂製エンドカバーの内側面に送信機を取付けたけれども、本発明はこれに限定されず、その他の電子部品を取付けるようにしてもよい。
12:回転軸 13,14:封止板
17,18:水室蓋板 21:冷却管
22:金属製エンドカバー 23:樹脂製エンドカバー
23a:エンドカバー23の内側面 25:内部空間
31:送信アンテナ 32:送信ユニット
40:電池 42:連通孔
43:開閉蓋 44:大径部
45:小径部 46:第1コイルバネ
49:第2コイルバネ
Claims (6)
- 外周面に加熱又は冷却がなされる被熱処理物が接触する円筒体と、該円筒体の両端部を各々覆うエンドカバーと、該両エンドカバーの中心から外向きに突出する中空状回転軸とを備え、前記円筒体の内部に、蒸発と凝縮とを繰り返す作動流体を充填すると共に、該作動流体を加熱又は冷却する媒体が内部を流れる伝熱管を設けて成る回転式ロールに電子部品を取付ける取付構造であって、
前記両エンドカバーのうち少なくとも一端側のエンドカバーは樹脂製とされ、この一端側の樹脂製エンドカバーの内側面に電子部品が取り付けられていることを特徴とする回転式ロールへの電子部品の取付構造。 - 前記回転式ロールは、外周面に冷却がなされる被冷却物が接触する円筒体を備えると共に、内部を冷却水が流れる冷却管を設けて成る回転式冷却ロールであり、前記円筒体内には円筒体内部を密閉する封止板が各々設けられ、この両封止板の外方側には水室蓋板が各々設けられ、この水室蓋板と前記封止板と円筒体内周面とにより冷却水が供給される水室が構成され、前記一端側の樹脂製エンドカバーと該樹脂製エンドカバーの内側に配置される水室蓋板との間に、環状のスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転式ロールへの電子部品の取付構造。
- 前記回転式ロールは、外周面に加熱がなされる被加熱物が接触する円筒体を備えると共に、内部を過熱水又は過熱蒸気が流れる過熱管を設けて成る回転式熱ロールであり、前記円筒体内には円筒体内部を密閉する封止板が各々設けられ、この両封止板の外方側には蓋板が各々設けられ、この蓋板と前記封止板と円筒体内周面とにより過熱水又は過熱蒸気が供給される室が構成され、前記一端側の樹脂製エンドカバーと該樹脂製エンドカバーの内側に配置される蓋板との間に、環状のスペーサが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の回転式ロールへの電子部品の取付構造。
- 前記一端側の樹脂製エンドカバーには、エンドカバーの内側空間と外部とを連通する連通孔が形成されており、該内側空間内の空気が所定温度未満の場合には前記連通孔を閉塞し、該内側空間内の空気が所定温度以上に達した場合には前記連通孔を開放する開閉手段が備えられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の回転式ロールへの電子部品の取付構造。
- 前記開閉手段は、前記連通孔を覆う開閉蓋と、開閉蓋を開放方向に付勢する形状記憶合金製第1バネと、開閉蓋を閉塞方向に付勢する第2バネとを備えると共に、前記形状記憶合金製第1バネは所定温度未満の場合に引張力が消失し、所定温度以上の場合には第2バネのバネ力よりも大きい引張力が生じるように構成され、
前記内側空間内の空気が所定温度未満の場合には、第1バネは引張力が消失し、第2バネのバネ力により開閉蓋が閉塞方向に付勢されて連通孔が閉塞状態とされ、前記内側空間内の空気が所定温度以上の場合には、第2バネのバネ力に抗して第1バネの引張力により開閉蓋が開放方向に付勢されて連通孔が開放状態とされることを特徴とする請求項4記載の回転式ロールへの電子部品の取付構造。 - 前記電子部品は、少なくとも送信機を構成する電子部品であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の回転式冷却ロールへの電子部品の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006090087A JP4822266B2 (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 回転式ロールへの電子部品の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006090087A JP4822266B2 (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 回転式ロールへの電子部品の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007263252A JP2007263252A (ja) | 2007-10-11 |
JP4822266B2 true JP4822266B2 (ja) | 2011-11-24 |
Family
ID=38636444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006090087A Expired - Fee Related JP4822266B2 (ja) | 2006-03-29 | 2006-03-29 | 回転式ロールへの電子部品の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4822266B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6011715A (ja) * | 1983-06-30 | 1985-01-22 | Tokuden Kk | 冷却ロ−ラ |
JPS6043122A (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-07 | Kubota Ltd | 2サイクルエンジンの燃料供給装置 |
JPH0691648B2 (ja) * | 1986-02-27 | 1994-11-14 | ソニー株式会社 | 映像信号記録装置 |
JP3036177B2 (ja) * | 1991-11-14 | 2000-04-24 | 三菱電機株式会社 | ロール装置 |
JPH07157938A (ja) * | 1993-12-10 | 1995-06-20 | Murata Mach Ltd | ホットローラ |
JP2001023766A (ja) * | 1999-07-13 | 2001-01-26 | Tokuden Co Ltd | 誘導発熱ローラ装置 |
JP3842210B2 (ja) * | 2002-12-20 | 2006-11-08 | トクデン株式会社 | 熱処理ローラの温度制御装置 |
JP4337969B2 (ja) * | 2002-09-24 | 2009-09-30 | 株式会社ササクラ | 回転式冷却ローラの構造 |
-
2006
- 2006-03-29 JP JP2006090087A patent/JP4822266B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007263252A (ja) | 2007-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
BR112014025701B1 (pt) | Placa de trocador de calor, e, trocador de calor de placas | |
JP4822266B2 (ja) | 回転式ロールへの電子部品の取付構造 | |
JP2010107557A (ja) | 定着装置 | |
JPH0545886B2 (ja) | ||
ITMI950887A1 (it) | Dispositivo di rilevazione di brina per controllare lo sbrinamento in strumenti industriali e strumenti di immagazzinamento a freddo | |
CN100385348C (zh) | 热定影设备和成像装置 | |
JPH11351729A (ja) | 冷蔵庫内部温度確認装置 | |
KR20040081960A (ko) | 냉장고용 온도 센서 | |
JP4483521B2 (ja) | 非接触温度センサ | |
US10605651B2 (en) | Infrared sensor | |
TWI327955B (ja) | ||
US20130105455A1 (en) | Crimping fixed electric heater via the Internet of Things (IOT) | |
JP2505571Y2 (ja) | 温度検出器 | |
JP2007025236A (ja) | 定着装置 | |
JP6477058B2 (ja) | 赤外線センサ | |
CN107660109A (zh) | 具有除湿功能的线路传导干扰器散热外壳 | |
US5245160A (en) | Heat pipe roller with temperature sensor | |
JP2014228353A (ja) | 水冷ユニット保護部品、及び電子機器ユニット | |
JP7135486B2 (ja) | 加熱ユニット及び画像形成装置 | |
US11118980B2 (en) | Infrared sensor | |
JP2007279030A (ja) | 回転式ロールの温度測定装置、この温度測定装置を備えた回転式ロール及び温度測定方法 | |
JP2008011502A (ja) | アンテナユニット,無線通信構造体及びアンテナ構造 | |
JP2015184640A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6332065B2 (ja) | 樹脂フィルムから放出されるガスの測定装置および測定方法 | |
FI110273B (fi) | Järjestely paperikoneen tai sellukoneen telan reuna-alueen jäähdyttämiseksi |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081121 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110428 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110831 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110831 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |