JP4822225B2 - 呼吸装置を持つ組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ - Google Patents

呼吸装置を持つ組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ Download PDF

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Description

本発明は、請求項1又は2の上位概念に記載の呼吸装置を持つ組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダに関する。
このような組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダは、ドイツ連邦共和国特許出願公開第10228934号明細書及び欧州特許出願公開第490841号明細書から公知である。
組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダのばね制動シリンダがその圧力媒体室の圧力解除により操作されると、その場合起こるばねの緩み及びピストンの移動のため、ばね室が拡大する。ばね室のこの拡大の際このばね室に負圧が生じて、ばねの力放出を妨げるのを防止するため、呼吸装置として役立ちかつ圧力制御される弁装置を介して、ばね室が常用制動シリンダの圧力媒体室に接続される。
ばね制動シリンダの圧力媒体室及び常用制動シリンダの圧力媒体室に供給される圧縮空気は、前に接続される圧縮空気調達兼処理装置において浄化されかつ乾燥されているので、このような呼吸により、ばね室の範囲及びばねにおける腐食及び汚れの危険が低減される。
公知の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダでは、2つの動作ポート及び制御ポート及び弁の縦軸線の方向に移動可能な弁ピストンを持ちかつ圧力制御される弁が使用される。常用制動シリンダの圧力媒体室及び/又はばね制動シリンダの圧力媒体室が排気されるか又は圧縮空気の作用を受けるかに関係して、またばね制動シリンダのピストンがどの位置にあるかに関係して、弁の両方の動作ポート、従ってばね制動シリンダのばね室及び常用制動シリンダの圧力媒体室も、互いに接続されるか又は互いに遮断される。
公知の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダの圧力制御される弁では、両方の動作ポート及び制御ポートが弁ピストンの縦軸線に交差して延びるように弁に設けられている。圧力制御される弁が開放位置にあると、高い方の圧力を持つ室、即ちばね制動シリンダのばね室又は常用制動シリンダの圧力媒体室から、この室に付属する一方の動作ポートを介して、低い方の圧力を持つ室に付属する他方の動作ポートへ、空気が流れる。その際空気流は弁において数回転向される。
本発明の基礎になっている課題は、特に呼吸装置の一層有利な流れの特性のため、最初にあげた種類の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダを改善することである。
この課題は、請求項1及び2に示す本発明の構成により解決される。本発明の展開及び有利な構成は、従属請求項に示されている。
本発明による組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダは、特に、呼吸弁の一方の動作ポートから他方の動作ポートへの経路において、空気流が僅かな抵抗に打勝ちさえすればよく、こうして弁ピストンの通路の前又は後における動圧形成が回避されるという利点を与える
とりわけそれぞれ1つの動作ポートからそれぞれ他方の動作ポートへの空気流が1回しか転向されないことによって、有利な流れ特性が生じる。
呼吸弁の通路断面は、弁ピストンに設けられる通路の断面の増大又は縮小により、簡単に変化される。
動作ポート及び弁ピストンに設けられる空気流用通路が少なくともほぼ同じ大きさの断面を持っていると、有利である。
弁ピストンの互いに逆向きの作用面の変化及び弁用の異なるばねの使用により、弁の応答感度が変化される。
本発明による組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダの別の利点は、それが簡単かつ安価に製造されることである。
本発明の有利な展開によれば、呼吸装置の呼吸弁がパイロット制御される弁として構成され、それにより、制動操作方向におけるばね制動シリンダのピストンの移動の際、まず呼吸弁の制御室が、それから初めて呼吸弁の動作ポートが、常用制動シリンダの圧力媒体室に接続される、という利点が得られる。この目的のため呼吸装置が第2の弁及び場合によっては第3の弁を持ち、第2の弁により、常用制動シリンダの圧力媒体室が動作室に対して、また第3の弁により、常用制動シリンダの圧力媒体室が、呼吸弁として役立つ第1の弁の制御室に対して、動作室の方又は制御室の方へ遮断可能である。
呼吸弁のパイロット制御により、制動操作方向へのばね制動シリンダの移動の際、同時に常用制動シリンダの圧力媒体室に圧力媒体が存在する際、呼吸弁の動作ポートと常用制動シリンダの圧力媒体室との接続がまだ可能でない時既に、呼吸弁が閉鎖位置にもたらされるようにすることが、簡単に可能である。
ピストン棒用貫通口に設けられる密封素子が、ピストン棒の密封兼案内機能のほかに、第2の弁及び場合によっては第3の弁用の密封体の機能を引受けることができるように、呼吸弁が有利に構成され、かつばね制動シリンダのピストン棒に設けられている。
ばね制動シリンダのばね室用の呼吸装置によって、更にばね制動シリンダの良好な応答特性が得られる。
図面により、本発明の2つの実施例が以下に詳細に説明される。
図1には1つの構造単位にまとめられるばね制動シリンダ1及び常用制動シリンダ2から成る組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ1,2が示されている。ばね制動シリンダ1は、ばね制動シリンダ1及び常用制動シリンダ2に対して共通な壁30と鉢状蓋3から成るハウジング30,3を持っている。ハウジング30,3内には、ばねピストンとして役立つピストン7が、密封環8により密封されて、ハウジング30,3の縦軸線の方向に移動可能に設けられている。ピストン7は、ばね制動シリンダ1を釈放室として役立つ圧力媒体室4とばね室9とに分割している。ばね室9内には、蓄勢ばねとして役立つばね12が設けられ、その一端がばね受けを介してハウジング30,3の蓋3に支持され、その他端が圧力媒体室4の方(制動操作方向)へピストン7に作用する。
圧力媒体室4を区画するピストン7の側の中心に、管により形成されるピストン棒5が設けられ、圧力媒体室4及び壁30に設けられる貫通口32を通って、常用制動シリンダ2の常用制動室として役立つ圧力媒体室22の方へ延びている。ピストン棒5は、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に近い方の端部において、底部分31により閉鎖されている。壁30は、ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4の中へ延びる環状突起を持ち、この突起がばね制動シリンダ1のピストン棒5用の貫通口32を区画している。
ピストン棒5用貫通口32には環状密封素子13,52が設けられて、ピストン棒5を密封するように包囲し、密封機能のほかにピストン棒5に対する案内素子の機能を持っている。ピストン7には、ピストン棒5に対して同軸的に、手動操作可能なばね釈放素子用の貫通口10が設けられている。貫通口10の断面は、ばね釈放素子と貫通口10を区画する壁との間に環状間隙が残り、接続通路として役立つ管状ピストン棒5の内部空間とばね室9がこの環状間隙を介して接続されるように、選ばれている。
ばね制動シリンダ1のハウジング30,3の壁30にある圧力媒体ポート16を介して、またこれに接続されて例えば手動制動弁17として構成される弁を介して、ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4が、圧縮空気源8又は大気に接続可能である。
ばね制動シリンダ1に続く常用制動シリンダ2はハウジング30,27を持っている。常用制動シリンダ2のハウジング30,27は、ばね制動シリンダ1及び常用制動シリンダ2に対して共通な壁30と鉢状蓋27により形成されている。ダイヤフラム23及びダイヤフラム円板24から成りかつ常用制動ピストンとして役立つピストン23,24は、常用制動シリンダ2を、常用制動室として役立つ圧力媒体室22とばね室25とに分割している。ダイヤフラム23は、ハウジング30,27の壁30と蓋27との間に締付けられている。ピストン23,24は、蓋27に支持されるばね26により、圧力媒体室22の方(制動釈放方向)へ作用を受ける。ダイヤフラム円板24の中心にはピストン棒29が設けられ、蓋27にある貫通口を通ってハウジング30,27から導出されている。貫通口には、ピストン棒29を包囲する密封素子28が設けられて、密封機能のほかにピストン棒29を案内する機能を持っている。ハウジング30,27の壁30には圧力媒体ポート21が設けられている。この圧力媒体ポート21及び常用制動弁19として構成される弁を介して、圧力媒体室22が圧縮空気源20又は大気に選択的に接続可能である。
ばね制動シリンダ1の管状ピストン棒5の壁は、自由端に厚くされた範囲11を持っている。厚くされた範囲11には、ばね制動シリンダ1のばね室9用呼吸装置の呼吸弁として役立つ第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48が設けられている。
第1の弁に付属する符号の若干は、図2及び2aからはじめてわかる。なぜならば、これらの図において第1の弁が拡大して示され、従って第1の弁の個々の部材はそこでは一層よく見分けられるからである。
図1、図2及び図2aにより、呼吸装置が以下に詳細に説明される。
ピストン棒5の厚くされた範囲11には、多重に段付けされた穴35,46が設けられて、ピストン棒5の底部分31から始まり、ピストン棒5の縦軸線の方向に延びて、厚くされた範囲11の中へ延びかつこれを貫通しているので、段付けされた穴35,46は、ピストン棒5にあってばね制動シリンダ1のばね室9の方へ通じる接続導管6に接続されている。穴35,46は、最大直径を端部範囲で、閉鎖部分36により閉鎖されている。ピストン棒5の厚くされた範囲11には、第1の動作ポート14として役立つ第1の穴、段付けられた穴35,46の部分範囲により形成される第2の動作ポート34、及び制御ポート15として役立つ第3の穴が設けられている。第1の動作ポート14及び制御ポーチ15は,穴35,46の縦軸線に交差して延びるように、ピストン棒5の厚くされた範囲11に設けられ、ピストン棒5の外周面から始まって、段付けされた穴35,46の一層大きい直径を持つ部分範囲35へ開口している。第2の動作ポート34は、ピストン棒5の厚くされた範囲11にあって段付けされた穴35,46の最小直径を持つ端部範囲により形成され、穴35,46のこの端部範囲は、接続通路6として役立つピストン棒5の内部空間へ開口している。
段付けされた穴35,46内には、段付けされた弁ピストン39,44が穴35,46の縦軸線の方向に滑るように移動可能に設けられている。弁ピストン39,44は、閉鎖部分36に近い方の端面により制御室37を区画し、この制御室37へ制御ポート15が開口している。弁ピストン39,44は、閉鎖部分36から離れている端面で、ばね空間として役立つ空間48を区画し、この空間48は制御室37から離れている弁ピストン39,44の側にあり、第2の動作ポート34に接続されている。空間48は実際上第2の動作ポート34の一部である。空間48の媒体にさらされる弁ピストン39,44の面が、空間38を区画する弁ピストン39,44の端面とみなされる。弁ピストン39,44及び穴35,46は次のように大きさに設定され、弁ピストン39,44及び穴35,46を持つ部材(ピストン棒5)の材料は互いに合わされて、弁ピストン39,44が、その小さい直径を持つ部分44で穴35,46の小さい直径を持つ部分範囲46の壁に密接し、その大きい直径を持つ部分39で穴35,46の大きい直径を持つ部分範囲35に密接するようになっている。これは、制御室34と動作室49との間の密封のために、弁ピストン39,44に設けられる密封環による付加的な密封が必ずしも必要でないことを、意味している。弁ピストン39,44の段部の範囲には、弁ピストン39,44の小さい直径を持つ部分44の外周に、環状溝が設けられている。この溝は、環状密封体40用受入れ部41として役立つ。
密封体40に対向する段付き穴35,46の段部、段付き穴35,46の大きい直径を持つ部分範囲35から段付き穴35,46の小さい直径を持つ部分範囲46への段部は、弁座50として役立ち、制御室37が圧縮空気の作用を受ける際、弁ピストン39,44の密封体40がこの弁座50に当接せしめられる。弁座50及び弁ピストン39,44の大きい直径を持つ部分39により動作室49が区画され、この動作室へ第1の動作ポート14が開口している。空間48内には、弁ピストン39,44用戻し力として役立つ圧縮ばね47が設けられ、その一方の端部が、段付き穴35,46の別の段部(段付き穴35,46の小さい直径を持つ部分範囲46から第2の動作ポート34への段部)に支持され、その他方の段部が、弁ピストン39,44用ストッパとして構成される閉鎖部分36の方へ弁ピストン39,44に作用している。
弁ピストン39,44は、盲穴のように構成される凹所43を持っている。凹所43は、穴35,46用閉鎖部分36から離れている弁ピストン39,44の端面から始まって、弁ピストン39,44の縦軸線の方向にこの中へ延びている。弁ピストン39,44の小さい直径を持つ部分44の凹所43を区画する壁には、密封体40用受入れ部41の近くに、少なくとも1つの窓状貫通口42が設けられ、弁ピストン39,44の外周面から始まり、弁ピストン39,44の縦軸線に交差して延びて、弁ピストン39,44の凹所43へ開口している。貫通口42は、密封体40よう受入れ部41に直接隣接して設けることもできる。弁50,40が開放位置にある時、弁ピストン39,44の切欠き43及び貫通口42は、第1の動作ポート14を空間48従って第2の動作ポート34に接続する通路として役立つ。
図2aには、弁ピストン39,44にある貫通口42及びこれに接続される凹所43は、弁ピストン39,44が縦軸線の周りに90°回されている図で示されている。
弁ピストン39,44は、第1の作用面38と、第1の作用面38に対して逆向きの第2の作用面45を持っている。第1の作用面38は、制御室37を区画する弁ピストン39,44の端面により形成され、第2の作用面45は、弁ピストン39,44にある凹所43の底により形成されている。第1の作用面38とは逆向きの無視できるほど小さい作用面が、弁ピストン39,44の小さい直径を持つ部分44から大きい直径を持つ部分39への段部から生じる。
弁ピストン39,44にある作用面38,45及びばね47は次のように設計されている。即ち常用制動シリンダ2の圧力媒体室22からの圧力が制御室37に作用する際、この圧力により弁ピストン39,44の第1の作用面38へ第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の閉鎖方向に及ぼされる力が、この力とは逆向きに弁ピストン39,44へ第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の開放方向に及ぼされるばね47の力、及び空間48の圧力により第2の作用面45に及ぼされる力、及び動作室49の圧力により第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の開放方向に及ぼされる力より大きい。
ばね47のばね線の断面は、弁ピストン39,44の凹所43を区画する弁ピストン39,44の壁の厚さに有利に一致している。
密封体40を持つ弁ピストン39,44は、弁座50、第1の動作ポート14、第2の動作ポート34、制御ポート15、制御室37、動作室49、ばね47及び空間48と共に、ばね制動シリンダ1のばね室9用呼吸装置の呼吸弁として役立つ第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48を形成している。
ばね制動シリンダ1のピストン棒5を案内する密封素子13,52は、ピストン棒5に近い方の側に凹所51を持ち、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の第1の動作ポート14及び制御ポート15が密封素子13,52により覆われる時、これらのポート14及び15が凹所51にある。常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に近い方にある密封素子13,52の端部範囲は、ピストン棒5を環状に包囲してピストン棒5に密接する密封リップ52として構成されている。密封リップ52は、第1の動作ポート14及び制御ポート15と共同作用する制御縁を形成している。
ピストン棒5にあって第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の第1の動作ポート14として役立つ穴は、更にばね制動シリンダ1のばね室9用呼吸装置の滑り弁として構成される第2の弁5,14,13,52用の制御開口の機能を持ち、ピストン棒5にあって第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の制御ポート15として役立つ穴は、更に滑り弁として構成される第3の弁5,15,13,52用の制御開口の機能を持っている。第2の弁5,14,13,52は遮断弁として役立ち、この遮断弁を介して動作室49が、ばね制動シリンダ1のピストン棒5の位置に関係して、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に接続可能であるか、又は圧力媒体室に対して遮断可能であり、第3の弁5,15,13,52はパイロット制御弁を介して制御室37が、ばね制動シリンダ1のピストン棒5の位置に関係して、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に接続可能であるか、又は圧力媒体室に対して遮断可能である。密封素子13,52の密封リップ52は次のように形成されている。即ち第2の弁5,14,13,52及び第3の弁5,15,13,52も、閉鎖位置で、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22と第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の動作室49又は制御室37との接続を、動作室49の方又は制御室37の方へのみ遮断する。
第1の動作ポート14及び制御ポ0ト15は、ばね制動シリンダ1のピストン7がばね12に応力をかけた状態に保つ左の終端位置(制動釈放位置)にある時、密封素子13,52により覆われているように、ピストン棒5の壁中に、かつ環状密封素子13,52及び常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に対して設けられている。
第1の動作ポート14及び制御ポート15は、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22から始まって、制御ポート15が第1の動作ポート14より圧力媒体室22に近い所にあるように、互いにかつ常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に対して配置されている。第1の動作ポート14及び制御ポート15のこの配置により、制動操作方向(右方へばね制動シリンダ1の壁30の方)へのばね制動シリンダ1のピストン7の移動の際、まずパイロット制御弁として役立つ第3の弁5,15,13,52が、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22を第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の制御室37に接続する開放位置へもたらされ、それから遮断弁として役立つ第2の弁5,14,13,52が、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22を第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の動作室49に接続する開放位置へもたらされるように、することができる。
パイロット制御される弁として呼吸弁をこのように構成することにより、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に圧力が作用し、同時にばね制動シリンダ1のピストン7が制動操作方向に操作される際、ばね制動シリンダ1のばね室9が常用制動シリンダ2の圧力媒体室22の圧力の作用を受けないようにすることができる。
制動釈放方向(左方へ壁30から離れる方向)へばね制動シリンダ1のピストンの移動の際、まず第2の弁5,14,13,52が、それから第3の弁5,15,13,52が、閉鎖位置へもたらされる。
呼吸弁として役立つ第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48、遮断弁として役立つ第2の弁5,14,13,52及びパイロット制御弁として役立つ第3の弁5,15,13,52は、一緒にパイロット制御される弁装置39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48,5,13,52を形成している。
もちろん呼吸弁として役立つ第1の弁を滑り弁として構成することも可能である。
弁ピストン39,44の直径公差の変化により行われる弁ピストン39,44の異なる面組合わせにより、また異なるばねの使用により、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の操作のために必要な操作力が簡単に変化される。
両方の動作ポート14及び34を接続するため弁ピストン39,44にある通路42,43は、密封体40用受入れ部41に一体に形成されるひれ状突起が弁ピストン39,44に設けられ、弁ピストン39,44の縦軸線の方向にばね空間として役立つ空間48の方へ延びるようにも形成可能であり、突起の自由端に環状体が一体に形成されている。その場合突起及び環状体は、段付き穴35,46の小さい直径を持つ部分範囲46内に弁ピストン39,44を案内するのにも役立つ。
弁ピストン39,44用ストッパとしても役立つ閉鎖部分36は、穴35,46に例えばねじ込まれるか、圧入されるか又は接着される。閉鎖部分36が圧入されるか又はねじ込まれていると、閉鎖部分36により形成される弁ピストン39,44用ストッパを移動させ、それにより第1の弁の通路断面を変化することができる。
図3及び5に示す組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダは、その構造が図1に示す組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダに一致しているので、これ以上説明されない。図1に示す部材と同じ部材は、同じ符号を付けられている。これらの図は、本発明による呼吸装置の機能を一層よく理解するためにのみ役立つ。
組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダの図4及び6に示す弁、即ち呼吸弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48、遮断弁5,14,13,52及びパイロット制御弁5,15,13,52も、図2及び2aに示す弁に一致しているので、これ以上説明されない。図2及び2aに示す部材と同じ部材には、同じ符号が付けられている。
図1、3及び5は、組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダを異なる作動位置で示している。図2、2a、4及び6は、ばね制動シリンダのばね室用呼吸装置として役立つ弁を、組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダのピストン7の異なる作動位置でとる閉鎖位置で示している。
呼吸装置の作用が以下に詳細に説明される。
図1及び2によれば、組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ1,2は作動位置にあり、ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4が圧力の作用を受け、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22が排気されている。ばね制動シリンダ1のばね12は、その左の終端位置にあるピストン7により応力をかけられている。ピストン7のこの位置で、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の第1の動作ポート14及び制御ポート15は、密封素子13.52により覆われている。第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48は開放位置にある。第2の弁5,14,13,52及び第3の弁5,15,13,52は閉鎖位置にあるので、制御室37及び動作室49は常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に対して遮断されている。従って常用制動シリンダ2の圧力媒体室22は、第2の弁5,14,13,52により、ばね制動シリンダ1のばね室9に対して遮断されている(図2)。
常用制動弁19を介して圧縮空気が常用制動シリンダ2の圧力媒体室22へ導入されると、そのピストン23,24が、圧力媒体室22に形成される圧力により、制動操作方向に、即ちばね26の力に抗してばね室25の方へ駆動される。その際ばね制動シリンダ1のピストン7は、ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4が排気されない限り、図1に示す位置に留まる。第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48は開放位置(初期位置)にあり、第2の動作ポート34が、空間48、弁ピストン39,44にある凹所43、及び弁ピストン39,44の壁にある貫通口42を介して、動作室49従って第1の動作室14に接続されている。第2の弁5,14,13,52及び第3の弁5,15,13,52は閉鎖位置に留まっている。この位置は、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48、第2の弁5,14,13,52及び第3の弁5,15,13,52の図2に示す位置に相当する。
常用制動シリンダ2の圧力媒体室22が排気されると、ばね26の力により、常用制動シリンダ2のピストン23,24が初期位置へ戻る。
図3及び4に示すように、ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4が、手動制動弁として役立つ弁を介して排気されると、ばね制動シリンダ1のピストン7が、緩むばね12により制動操作方向に駆動される。その際作動シリンダ2のピストン23,24は、ばね制動シリンダ1のピストン7のピストン棒5により、同じ方向に駆動される。この過程において、制御ポート15及び第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の第1の動作ポート14が、密封素子13.52の制御縁として役立つ密封リップ52を越える。その際第2の弁5,14,13,52及び第3の弁5,15,13,52が開放位置に達する。ピストン棒5の接続導管6、既に開放位置にある第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48及び開かれる第2の弁5,14,13,52を介して、ばね制動シリンダ1のばね室9は常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に接続される。
ばね制動シリンダ1のピストン7が、ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4の排気の際、圧力媒体室4の方へ動くことによって、ばね室9の容積が増大する。その際常用制動シリンダ2の圧力媒体室22とばね制動シリンダ1のばね室9の負圧との間に現われる圧力差により、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22からばね制動シリンダ1のばね室9へ空気流が生じる。その際空気流は、開かれる第2の弁5,14,13,52及び第1の動作ポート14を通って、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の動作室49へ達し、この動作室から更に貫通口42及びこれに続く弁ピストン39,44の凹所43を通って、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の端面に設けられる第2の動作ポート34に達する。これは次のことを意味する。即ち空気流が弁ピストン39,44の縦軸線に交差する方向に弁ピストン39,44へ入り、この弁ピストンにおいて貫通口42から凹所43への移行範囲で転向され、弁ピストン39,44の縦軸線の方向にこの弁ピストンから出る。その場合空気流は、第2の動作ポート34から、ピストン棒5の接続通路6及びこれに続いてばね制動シリンダ1のピストン7にある貫通口10を通って、ばね室9へ達する。ばね制動シリンダ1のばね室9と常用制動シリンダ2の圧力媒体室22との間に、圧力平衡が行われる。その場合圧力媒体室22における圧力平衡は、車両制動システム例えば常用制動弁19を介して、大気の方へ行われる。
ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4へ再び圧力媒体が導入されると、ピストン7がばね室9の方へ動く。ばね室9の容積が減少することにより、ばね室9内にある空気が、開かれる第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48及び開かれる第2の弁5,14,13,52を介して、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22へ押込まれる。常用制動シリンダ2の圧力媒体室22における圧力平衡が、車両制動システム例えば常用制動弁19を介して大気へ行われる。
ばね制動シリンダ1のピストン7の移動の最後の部分において、第1の動作ポート14及び制御ポート15が、密封素子13.52の制御縁として役立つ密封リップ52を越える時に初めて、まず第2の弁5,14,13,52が、それから第3の弁5,15,13,52が、閉鎖位置に達する。その場合第2の弁5,14,13,52が、ばね室9の方へ、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22とばね制動シリンダ1のばね室9との接続を遮断する。同じ方向へピストン7が更に移動する際、ばね室9からの空気が開かれる第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48を通って密封素子13.52内の空間51へ流入し、密封素子13.52の密封リップ52がピストン棒5から離れ、その際密封リップ52とピストン棒5との間に生じる間隙を通って常用制動シリンダ2の圧力媒体室22の方へ流出することによって、ばね室9に形成される小さい正圧が低下する。
ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4が排気されている場合、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22へ、常用制動弁19を介して圧縮空気が導入されると、この圧縮空気が制御室37及び第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の動作室49に作用する。その場合制御室37に形成される圧力の力により、弁ピストン39,44は、この力とは逆向きのばね47の力に抗して、また動作室49内の圧力の力に抗して、弁座50の方へ、密封体40が弁座50に当接するまで、移動せしめられる。その場合第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48が閉じられ、それによりばね制動シリンダ1のばね室9が、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22に対して遮断される。第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の閉鎖過程において、弁ピストン39,44の壁にある窓状貫通口42の断面が次第に減少し、密封体40が弁座50に当接する前に貫通口42が既に閉じられているように、貫通口42が弁ピストン39,44に設けられているので、閉鎖過程中に、無視できるほど少量の空気がばね制動シリンダ1のばね室9に達するだけである。
図5に示すように、ばね制動シリンダ1の圧力媒体室4が手動制御弁17を介して大気に接続され、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22がまだ圧力の作用を受けていると、ばね制動シリンダ1のピストン7は、ゆるむばね12の力により制動操作方向に駆動される。その際ばね制動シリンダ1のピストン棒5が常用制動シリンダ2の圧力媒体室22へ入り込む。常用制動シリンダ2の圧力媒体室22から見て、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の制御ポート15が第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の第1の動作ポート14より前に設けられていることによって、第1の動作ポート14が密封素子13,52によりまだ覆われている時、制御ポート15は、密封素子13.52の制御縁として役立つ密封リップ52を既に越えている。その場合密封素子13.52の密封リップ52は、図6からわかるように、制御ポート15と第1の動作ポート14との間にある。常用制動シリンダ2の圧力媒体室22からの圧縮空気は、制御ポート15を介して第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の制御室37へ達する。
制御室37の圧力により弁ピストン39,44の第1の作用面38へ及ぼされる力が、この力とは逆向きに弁ピストン39,44へ及ぼされるばね47の力に打勝つまで、制御室37の圧力が上昇せしめられると、弁ピストン39,44の密封体40が弁座50に当接するまで、弁ピストン39,44が左方へ第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の方へ動く。その場合第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48が閉鎖位置に達する。ばね制動シリンダ1のピストン7に結合されるピストン棒5が圧力媒体室22の方へ更に動くと、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の第1の動作ポート14が密封素子13.52の密封リップ52を越える。その場合第1の動作ポート14は、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22の圧力を受ける。しかし第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48は以前に閉鎖位置に達しているので、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22はばね制動シリンダ1のばね室9に対して遮断されたままである。
図7(本発明には属さない)にはばね制動シリンダ1のピストン棒5の範囲の拡大された部分が示され、この範囲に第1の弁、第2の弁及び第3の弁が設けられている。第1の弁、第2の弁及び第3の弁から成る弁装置は、前述した実施例の弁装置とは、第1の弁の段付き弁ピストンが扇形ピストンとして構成されているという点でのみ、相違している。前述した実施例に示されかつ説明された部材と同じ部材は、同じ符号を付けられている。
先の実施例にも示されているように、ばね制動シリンダ1のピストン棒5の厚くされた範囲11において数回段付けさらた穴35,46には、段付き弁ピストン64,68が穴35,46の縦軸線の方向に可動に設けられている。弁ピストン64,48は、穴35,46を、制御室37、動作室49、及び第2の動作ポート34が続く空間48に分割している。従って空間48は、実際上第2の動作ポート34の一部である。大きい直径を持つ穴35,46の部分範囲35があるピストン棒5の厚くされた範囲11の部分において、弁ピストン64,68の縦軸線に交差して、動作室49に開口する第1の動作ポート14、及び制御室37に開口する制御ポート15が設けられている。第2の動作ポート34は、穴35,46用閉鎖部分36から離れている第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の端面に設けられている。
弁ピストン64,68は、穴35,46の大きい直系を持つ部分範囲35に案内される第1の部分64と、これに続いて穴35,46の小さい直径を持つ部分範囲46に案内される第2の部分68を持っている。弁ピストン64,68の第1の部分64から第2の部分68への段部の範囲において第2の部分68の周囲に、密封体40用受入れ部65として役立つ環状溝が設けられている。弁ピストン64,68の第2の部分68の周囲に、弁ピストン64,68の縦軸線の方向に延びる複数の溝状凹所66,69が設けられている。これらの溝状凹所66,69は、弁ピストン64,68の密封体40用受入れ部65又はその近くで始まって、空間48に近い方にある弁ピストン64,68の端部の方へ延びている。各溝状凹所66,69の底67は、空間48に近い方にある弁ピストン64,68の端部範囲から始まって密封体40用受入れ部48の方へ上昇する斜面を形成している。空間48に近い方にある弁ピストン64,68の端部範囲は、空間48の方へ円錐状に先細になっている。溝状凹所66,69により通路が形成され、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48が開放位置にある時、これらの通路を介して第1の動作ポート14が、空間48従って第2の動作ポート34に接続される。弁ピストン64,68は、空間48にも受けられる圧縮ばね47により第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の開放方向に作用を受け、制御室373を区画するその端面が、弁ピストン64,68用ストッパとしても役立つ閉鎖部分36に保持されている。
ピストン棒5を包囲する環状密封素子13,52は、第1の動作ポート14と共に遮断弁として役立つ第2の弁5,14,13,52を形成し、制御ポート15と共にパイロット弁として役立つ第3の弁5,15,13,52を形成している。
図7a(本発明には属さない)には弁ピストン64,68の断面が示され、弁ピストン64,68が縦軸線の周りに90°回されている。この図において、弁ピストン64,68の外周に設けられる溝状凹所66,69が明らかに認められる。弁ピストン64,68の第2の部分68を空間48の方へ円錐状に先細に構成し、弁ピストン64,68のこの部分68の周囲になるべく等間隔で配置されるひれ状突起を設けることも、もちろん可能である。ひれ状突起は、密封体40用受入れ部65として役立つ環状溝又はその近くで始まって、弁ピストン64,68の縦軸線の方向に、空間48に近い方にある弁ピストン64,68の端部の方へ延びている。弁ピストンの第2の部分68の円錐状基部から離れているひれ状突起の側が、段付き穴35,46を区画する壁に対して平行に延びるように、各ひれ状突起が構成されかつ設定されている。ひれ状突起は、穴35,46の小さい直径を持つ部分範囲46に、弁ピストン64,68の小さい直径を持つ部分68を案内するのにも役立つ。ひれ状突起の互いに向き合う側及び弁ピストン64,68の第2の部分68の基部により、弁ピストン用通路が形成され、第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48が開かれる際、これらの通路を介して第1の動作ポート14が第2の動作ポート34に接続される。
弁ピストンは、前述したように、複数の通路を持つことができる。しかし通路を適当な大きさに設定すると、弁ピストンにただ1つの通路を設けることも可能である。
このように構成される弁ピストンを備えた呼吸弁の作用は、先の実施例で説明した呼吸弁と同じ作用を持っているので、説明の反覆をやめることができる。
第1の弁が純粋な滑り弁として構成されていると、弁ピストン64,68の第2の部分68に設けられるひれ状突起又は弁ピストン64,68の第2の部分68の外周に設けられる溝状凹所66,69は、弁ピストン64,68の第1の部分64から第2の部分68への移行範囲にある制御縁から始まることができる。その場合ひれ状突起又は溝状凹所を持つ弁ピストン64,68の第2の部分68及びこれに続く第1の部分64は、同じ直径を持つことができる。動作室として、弁ピストンを受入れるため穴35,46に開口する動作ポート14の端部範囲、又は複数の通路を持つ弁ピストンを設ける場合、弁ピストンの外周にある環状室又は穴35,46を区画する壁にある環状室が役立つ。
図8に示す組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダも同様に、前述した呼吸装置を含んでいる。この組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダは、前述したばね制動シリンダ−常用制動シリンダとは、ばね制動シリンダのピストンが環状ダイヤフラム55及び例えば鋼板のような剛性材料製の担体部分54から構成されているという点においてのみ、相違している。ダイヤフラム55は、その内側縁範囲を担体部分54の外側縁範囲に締付けられ、その外側縁範囲をばね制動シリンダ1の壁30と蓋53との間に締付けられている。このような組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダは、二重ダイヤフラムという名称でも公知である。この組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダの部材、及び前述したばね制動シリンダ−常用制動シリンダの部材及び前述した呼吸装置の部材と同じ呼吸装置の部材は、同じ符号を付けられているので、ここではこれらの部材にもはや立入らない。
呼吸弁として役立つ第1の弁39,44,49,64,68,50,40,34,24,25,37,47,48の弁ピストン39,44,64,68は、金属、プラスチック(強化プラスチックも)、硬質ゴム又は他の適当な材料から製造することができる。
本発明に関連して、可動弁ピストンは、制御開口(滑り弁)及び弁座(シート弁)と共に弁を形成するか又は弁の密封体用担体として役立つ(例えば弁ピストン又は制御ピストン)弁の可動部分を意味する。
弁ピストンに設けえられて弁の開かれる場合第1の動作ポートを第2の動作ポートに接続する通路は、弁ピストンの縦軸線に対して斜めに延びる通路としても構成されることができ、弁ピストンの周面から始まって、制御室から離れている弁ピストンの端面で終わっている。
述したように、弁ピストンの通路は、弁ピストンの部分を通って導かれかつ例えば少なくとも弁ピストンに設けられて互いに接続される凹所及び窓状開口により形成される貫通口により形成され、また弁ピストンのこの部分の周面に設けられる少なくとも1つの溝状凹所により、又は弁ピストンの前記部分の外周に設けられるひれ状突起により区画される少なくとも1つの通路により形成される。弁ピストンを管状部分として構成することも可能で、この管状部分の制御室に近い方の端部は閉鎖されており、管状部分の壁は少なくとも1つの開口を持ち、この開口が管状部分の内部空間と共に通路を形成し、弁が開かれる場合この通路を介して、弁の第1の動作ポートと第2の動作ポートが互いに接続される。
呼吸弁の第2の動作ポートをばね室に接続する接続導管は、管状ピストン棒の内部空間により形成するか、又は中実材料から成るピストン棒の場合、ピストン棒の縦軸線の方向にこのピストン棒素少なくとも一部貫通する穴により形成するか、又はピストン棒に敷設される接続導管により形成することができる。
第2の弁及び第3の弁の制御縁は、ばね制動シリンダのピストン棒用案内部として役立つ密封素子によって形成する必要はない。この密封素子とは無関係に制御縁の機能を引受ける密封素子と設けることもできる。
呼吸弁のハウジングは、実施例に示すように、ピストン棒の壁によって形成する必要はない。もちろん呼吸弁は固有のハウジングを持つことができ、このハウジングに弁体が設けられ、かつ動作ポート及び制御ポートが形成されている。このような独立の弁は、ピストン棒又はピストン棒の適当に形成される穴又は凹所又はピストン棒に結合される部分にも設けることができる。
第3の弁5,15,13,52を設けること、従って第1の弁39,44,49,50,34,14,15,37のパイロット制御は、呼吸装置のために有利であるが、必ずしも必要でない。
制御ポート15の通路断面が第1の動作ポート14の通路断面より著しく大きいように、この制御ポート15が設計され、常用制動シリンダ2の圧力媒体室22へ圧縮空気の流入の際第1の弁39,44,49,50,40,34,14,15,37,47,48の非常に速い応答が行われるように、制御圧力の作用を受ける弁ピストン39,44,64,68の面38,63が大きく設定され、かつ弁ピストン39,44,64,68用戻し力として役立つばね47が設計されていると、呼吸装置においても、第2の弁をなくすことができる。
実施例に示すように、組合わせばね制動シリンダ及び常用制動シリンダは、ばね制動シリンダ1及び常用制動シリンダ2に対して共通な壁30を持つことができる。しかしこれら両方の制動シリンダの各々に固有の壁を設け、両方の制動シリンダを1つの構造単位にまとめることも可能であり、その場合この構造単位が組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダである。
ばね制動シリンダのピストンのピストン棒に設けられかつパイロット制御されてばね制動シリンダのばね室を常用制動シリンダの圧力媒体室に接続する弁装置を持つ組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダを示し、ばね制動シリンダの圧力媒体室が圧力媒体の作用を受け、常用制動シリンダの圧力媒体室が排気されている。 図1によるばね制動シリンダのピストン棒の弁装置を持つ範囲の拡大図を示す。 図2に示す弁装置の断面図を示し、弁ピストンが縦軸線の周りに90°回されている。 図1に示す組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダを示し、ばね制動シリンダの圧力媒体室及び常用制動シリンダの圧力媒体室が排気されている。 図3によるばね制動シリンダの弁装置を持つ範囲の拡大図を示し、呼吸弁、遮断弁及びパイロット制御弁が開放位置にある。 常用制動シリンダの圧力媒体室及びばね制動シリンダの圧力媒体室が圧力の作用を受ける場合、図1に示す組合わせばね制動シリンダ及び常用制動シリンダを示し、ばね制動シリンダの圧力媒体室において圧力低下段階が開始されている。 図5によるばね制動シリンダのピストン棒の弁装置を持つ範囲の拡大図を示し、常用制動シリンダの圧力媒体室の圧力により呼吸弁が閉鎖位置にもたらされている。 呼吸弁が設けられているばね制動シリンダのピストン棒の範囲の拡大図を示し、呼吸弁の弁ピストンが扇形ピストンとして構成されている(本発明には属さない) 図7に示す弁装置の断面図を示し、弁ピストンが縦軸線の周りに90°回されている(本発明には属さない) 吸装置を持つ組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダを示す。

Claims (12)

  1. 呼吸装置を持つ組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダであって、
    a)ばね制動シリンダ(1)が、ばね(12)により操作可能なピストン(7)を持ち、このピストンが、ばね制動シリンダ(1)を、圧力媒体室(4)とばね(12)を収容するばね室(9)とに分割し、
    b)常用制動シリンダ(2)が、圧力媒体によりばね(26)の力に抗して操作可能なピストン(23,24)を持ち、このピストンが、常用制動シリンダ(2)を、圧力媒体室(22)とばね(26)を収容するばね室(25)とに分割し、
    c)ばね制動シリンダ(1)のピストン(7)にピストン棒(5)が設けられ、このピストン棒が、ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)を常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)から隔離する壁(30)にある貫通口(32)を貫通して、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)の方へ延び、ピストン棒(5)が、ピストン棒(5)を環状に包囲する密封素子(13)により密封されて、このピストン棒(5)が貫通口(32)内に案内され、
    d)呼吸装置が、ばね制動シリンダ(1)のピストン(7)のピストン棒(5)に設けられる弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)を持ち、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)の圧力解除の際この弁を介して、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)からばね制動シリンダ(1)のばね室(19)の呼吸がひき起こされ、
    e)戻し力に抗して常用制動シリンダ(2)の圧力室(22)へ圧力媒体を導入する際、弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が開いた初期位置から閉鎖位置へ移行可能であるように、この弁が構成され、
    f)弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が、第1の動作ポート(14)、第2の動作ポート(34)、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)に接続される制御室(37)、及び可動弁ピストン(39,44)を持ち、
    g)常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)へ導入される圧力が弁の制御室(37)に作用する際、弁ピストン(39,44)がこの圧力により戻し力に抗して弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の閉鎖位置へ駆動可能であるように、この弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が構成され、
    h)弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が、制御室(37)から離れている弁ピストン(39,44)の側にある空間(48)を持ち、
    i)この空間(48)が第2の動作ポート(34)に接続されているものにおいて
    j)弁ピストン(39,44)が少なくとも1つの通路(42,43)を持ち、弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の開放位置でこの通路を介して、第1の動作ポート(14)が空間(48)に接続され、第1及び第2の動作ポート(14,34)を互いに接続する通路(42,43)が、制御室(37)から離れている弁ピストン(39,44)の端面から出て弁ピストン(39,44)の中へ延びる弁ピストン(39,44)の凹所(43)と、弁ピストン(39,44)の凹所(43)を区画する弁ピストン(39,44)の壁を貫通しかつ凹所(43)に接続される貫通口(42)とにより形成される
    ことを特徴とする、組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  2. 呼吸装置を持つ組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダであって、
    a)ばね制動シリンダ(1)が、ばね(12)により操作可能なピストン(7)を持ち、このピストンが、ばね制動シリンダ(1)を、圧力媒体室(4)とばね(12)を収容するばね室(9)とに分割し、
    b)常用制動シリンダ(2)が、圧力媒体によりばね(26)の力に抗して操作可能なピストン(23,24)を持ち、このピストンが、常用制動シリンダ(2)を、圧力媒体室(22)とばね(26)を収容するばね室(25)とに分割し、
    c)ばね制動シリンダ(1)のピストン(7)にピストン棒(5)が設けられ、このピストン棒が、ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)を常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)から隔離する壁(30)にある貫通口(32)を貫通して、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)の方へ延び、ピストン棒(5)が、ピストン棒(5)を環状に包囲する密封素子(13)により密封されて、貫通口(32)内に案内され、
    d)呼吸装置が、ばね制動シリンダ(1)のピストン(7)のピストン棒(5)に設けられる第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)を持ち、ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)の圧力解除の際この弁を介して、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)からばね制動シリンダ(1)のばね室(19)の呼吸がひき起こされ、
    e)戻し力に抗して常用制動シリンダ(2)の圧力室(22)へ圧力媒体を導入する際、第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が開いた初期位置から閉鎖位置へ移行可能であるように、この第1の弁が構成され、
    f)第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が、第1の動作ポート(14)、第2の動作ポート(34)、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)の圧力の作用を受ける制御室(37)、及び可動弁ピストン(39,44)を持ち、
    g)常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)へ導入される圧力が第1の弁の制御室(37)に作用する際、弁ピストン(39,44)がこの圧力により戻し力に抗して第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の閉鎖方向へ駆動可能であるように、この第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が構成され、
    h)第2の弁(5,14,13)が設けられ、この第2の弁により、第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の動作室(49)が常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)に対して遮断可能であり、
    i)ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)が圧力の作用を受ける場合、第2の弁(5,14,13)が閉鎖位置にあり、ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)が圧力を解除され、それによりばね制動シリンダ(1)のピストン(7)が圧力媒体室(4)の方へ動かされる場合、第2の弁が開放位置へもたらされるように、この第2の弁が構成されかつ配置され、
    )第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)が、制御室(37)から離れている弁ピストン(39,44)の側にある空間(48)を持ち、
    )この空間(48)が第2の動作ポート(34)に接続されているものにおいて
    )弁ピストン(39,44)が少なくとも1つの通路(42,43)を持ち、弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の開放位置でこの通路を介して、第1の動作ポート(14)が空間(48)に接続され、第1及び第2の動作ポート(14,34)を互いに接続する通路(42,43)が、制御室(37)から離れている弁ピストン(39,44)の端面から出て弁ピストン(39,44)の中へ延びる弁ピストン(39,44)の凹所(43)と、弁ピストン(39,44)の凹所(43)を区画する弁ピストン(39,44)の壁を貫通しかつ凹所(43)に接続される貫通口(42)とにより形成され、
    m)常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)が圧力の作用を受け、ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)が圧力解除される場合、第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)がその制御室(37)に常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)の圧力の作用を受けることにより閉鎖位置に達した時に初めて、第2の弁(5,14,13)が閉鎖位置から開放位置に達するように、第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)及び第2の弁(5,14,13)が構成されかつ配置される
    ことを特徴とする、組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  3. a)第3の弁(5,15,13,52)が設けられ、この第3の弁により、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)が第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の制御室(37)に対して遮断可能であり、
    b)ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)が圧力の作用を受ける場合、第3の弁(5,15,13,52)が閉鎖位置にあり、ばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)が圧力の作用を受け、それによりばね制動シリンダ(1)のピストン(7)が圧力媒体室(4)の方へ動かされる場合、第3の弁が開放位置へもたらされ、
    c)ばね制動シリンダ(1)のピストン(7)がばね制動シリンダ(1)の圧力媒体室(4)の方へ動く場合、第3の弁(5,15,13,52)が既に開放位置にあり、かつ制動釈放方向へばね制動シリンダ(1)のピストン(7)の移動の際閉鎖位置へもたらされる時に初めて、第2の弁(5,14,13)が開放位置へもたらされ、それから第3の弁(5,15,13,52)が閉鎖位置へもたらされるように、第2の弁(5,14,13)及び第3の弁(5,15,13,52)が構成されかつ配置されている
    ことを特徴とする、請求項2に記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  4. 第3の弁(5,15,13,52)が、ばね制動シリンダ(1)のピストン棒(5)を環状に包囲する密封素子(13,52)及び第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の制御ポート(15)により形成されることを特徴とする、請求項3に記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  5. 第2の弁(5,14,13)が、ばね制動シリンダ(1)のピストン棒(5)を環状に包囲する密封素子(13,52)及び第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の第1の動作ポート(14)により形成されることを特徴とする、請求項2又は3に記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  6. 空間(48)に、弁ピストン(39,44)用戻し力として役立つばね(47)が設けられて、呼吸弁として役立つ弁又は第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の開放方向へ弁ピストン(39,44)に作用することを特徴とする、請求項2〜5の1つに記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  7. 呼吸弁として役立つ弁又は第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)において、第1の動作ポート(14)が、弁又は第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の縦軸線に交差して延びて弁又は第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)に設けられ、第2の動作ポート(34)が、制御室(37)から離れている弁又は第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の弁ピストン(39,44)の側にある弁又は第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)の端面に設けられていることを特徴とする、請求項2〜6の1つに記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  8. a)凹所(43)が盲穴として構成され、
    b)貫通口(42)が、凹所(43)を区画する弁ピストン(39,44)の壁にある窓状開口として構成されている
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ
  9. 呼吸弁として役立つ弁又は第1の弁(39,44,50,40,34,14,15,37,47,48,49)がポペット弁として構成されていることを特徴とする、請求項1〜8の1つに記載の呼吸装置。
  10. 呼吸弁として役立つ弁又は第1の弁が滑り弁として構成されていることを特徴とする、請求項1〜8の1つに記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ。
  11. 常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)から見て、制御ポート(15)が第1の動作ポート(14)より前にあるように、制御ポート(15)及び第1の動作ポート(14)が設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ。
  12. ばね制動シリンダ(1)のピストン棒(5)を環状に包囲する密封素子(13,52)が、常用制動シリンダ(2)の圧力媒体室(22)に近い方の端部に、ピストン棒(5)を環状に包囲する密封リップ(52)を持ち、この密封リップが少なくとも第3の弁(5,14,13,52)用の制御縁として役立つことを特徴とする、請求項3〜5の1つに記載の組合わせばね制動シリンダ−常用制動シリンダ。
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