JP4822164B2 - ジェックピン及びジェックピン抜止構造 - Google Patents
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Description
ここで、図5は従来のジェックピン100を示す図であり、このジェックピン100は、成形品を金型表面150Sから引き離すように押す棒状のジェックピン本体110と、このジェックピン本体110を収容する筒状のケース120と、このケース120内に設けられていてジェックピン本体110をケース外側へ押し出す方向へ付勢するスプリング130と、を備えている。なお、ジェックピン本体110はケース120から引き出されてその軸方向へストロークするように構成されているが、ケース120から分離されないように、例えば、ケース120の引出口にジェックピン本体110の抜け落ちを防止する規制部材(図示省略)等が設けられている。
このように構成されたジェックピン100は、図5に示すように、プレス装置の上型150の金型表面150Sに形成された取付穴151に取り付けられる。具体的には、図5に示すように、ケース120は雄ねじ120Aを有し、取付穴151にはこの雄ねじ120Aとはまり合う雌ねじ151Aが形成されている。
また、本発明は、ジェックピンが取付穴から抜け出ることを防止するジェックピン抜止構造を提供することを第二の目的としている。
本発明のジェックピンにおいて、好ましくは、金型装着用雄ねじが外ケース取付用雄ねじに対して逆ねじで形成されている。
本発明のジェックピン抜止構造において、好ましくは、金型装着用雄ねじが外ケース取付用雄ねじに対して逆ねじで形成されている。また、ジェックピンに締付けトルクがかかり、金型に固定されていることが望ましい。
図1は本発明の実施形態に係るジェックピン1を示す図であり、図2は図1のジェックピン1の分解図である。
本実施形態のジェックピン1は、ジェックピン本体10と、ピンケース20と、スプリング30と、外ケース40と、から成る。
この雄ねじ20Aに対応して、外ケース40の円筒面には雌ねじ40A(図2参照)が形成されている。
図1では、外ケース40が小径部22の一部の表面Sを露呈させた状態でピンケース20を覆っているが、本実施形態の外ケース40は、小径部22の全体を覆うことができるよう、ピンケース20を収容する中空領域41が小径部22より長く形成されている。また、外ケース40はピンケース20の大径部21より細幅に形成されている。
ここで、本実施形態では、小径部22の雄ねじ20Aが右ねじで形成され、大径部20Bの雄ねじ20Bが左ねじ(所謂逆ねじ)で構成されている。なお、本発明において、小径部22の雄ねじ20Aは右ねじに限定されるものではなく、左ねじで形成されてもよく、この場合、大径部21の雄ねじ20Bは右ねじで形成される。
図3に示すように、取付穴51は、素材が当接する金型表面50Sから型内部側へ入った半径の大きな第1穴部511と、この第1穴部511に連続してさらに型内部側へ形成され第1穴部511より小さい径の第2穴部512と、から形成されている。前述のピンケース20の大径部21の雄ねじ20Bとはまり合う雌ねじ51Aは、第1穴部511の円筒表面に形成されている。また、第2穴部512の穴の直径C1(図3参照)は、外ケース40を遊嵌できるように外ケース40の直径C2(図2参照)より大きく形成されている。
先ず、外ケース40をピンケース20の一部を覆うようにピンケース20に取り付ける。この状態で取付穴51内に外ケース40の基端部を挿入し、さらに、ピンケース20の雄ねじ20Bと取付穴51の雌ねじ51Aとでジェックピン1を上型50に螺着する。この際、ピンケース20の先端面20Tと上型50の金型表面50Sとを面一にする。
ここで、図4(A)に示す取付状態では、外ケース40の基端部が取付穴51の底、即ち第2穴部512の底512Bについていないので、例えば、ジェックピン1をさらに取付穴51の奧側へねじ込むことが可能である。この状態では、プレス装置の使用時に発生する振動などによって、ジェックピン1の取付状態が緩みジェックピン1が動く虞がある。
そこで、ピンケース20に対する外ケース40の位置を変えて、即ち、外ケース40内へピンケース20をねじ込む深さを浅くして、ジェックピン1の全長Lを長くする。
これにより、図4(B)に示すように、外ケース40の基端部が取付穴51の底、即ち第2穴部512の底512Bにつく。この状態で、ジェックピン1を取付穴51に深くねじ込み、ピンケース20の雄ねじ20Bと取付穴51の雌ねじ51Aとの接合を強固にする。
このようなジェックピン抜止構造によれば、プレス時の振動などによって取付状態が緩むことを防止できる。
前述の実施形態では、小径部22の全長に亘って雄ねじ20Aが形成されている場合を例示したが、小径部22の基端部側だけに雄ねじ20Aが形成されてもよい。ジェックピン1や取付穴51の寸法やその比率は図示例に限定されるものではない。
ジェックピン1(その構成部材(符号10,20,30,40)を含む)の材質は金属に限るものではない。
10 ジェックピン本体
11 凸部
20 ピンケース
20B 大径部
20T 先端面
21 大径部
22 小径部
30 スプリング
40 外ケース
41 中空領域
50 上型
50S 金型表面
51 取付穴
511 第1穴部
512 第2穴部
512B 底
C1,C2 直径
L ジェックピンの全長
Claims (5)
- 金型表面から突出可能に設けられていて、ワークを上記金型表面から離型させるジェックピンであって、
上記ワークを押す棒状のジェックピン本体と、このジェックピン本体を収容する筒状のピンケースと、このピンケースに設けられていて上記ジェックピン本体をケース外へ押し出すよう付勢するスプリングと、上記ピンケースをその端から部分的に収容する外ケースと、を備えており、
上記ピンケースは、基端部側に外ケース取付用雄ねじと、上記ジェックピン本体が突出する先端部側に金型へ装着するための金型装着用雄ねじと、を有し、
上記外ケースは、上記ピンケースを収容する内側領域に上記外ケース取付用雄ねじと螺合する雌ねじを有し、
上記ピンケースを上記外ケースにねじ込む量によって全長の長さを調整することができることを特徴とする、ジェックピン。 - 前記金型装着用雄ねじが、前記外ケース取付用雄ねじに対して逆ねじで形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のジェックピン。
- 金型表面から突出可能に金型の取付穴に設けられていて、ワークを上記金型表面から離型させるジェックピンが上記取付穴から抜け出ることを防止するジェックピン抜止構造であって、
上記ジェックピンは、上記ワークを押す棒状のジェックピン本体と、このジェックピン本体を収容する筒状のピンケースと、このピンケースに設けられていて上記ジェックピン本体をケース外へ押し出すよう付勢するスプリングと、上記ピンケースをその端から部分的に収容する外ケースと、を備えており、
上記ピンケースは、基端部側に外ケース取付用雄ねじと、上記ジェックピン本体が突出する先端部側に金型へ装着するための金型装着用雄ねじと、を有し、
上記外ケースは、上記ピンケースを収容する内側領域に上記外ケース取付用雄ねじと螺合する雌ねじを有し、
上記金型の取付穴は、上記金型装着用雄ねじと螺合するジェックピン装着用雌ねじを有し、
上記外ケースに上記ピンケースをねじ込む量によって全長が調整された上記ジェックピンが上記金型に装着された状態で当該ジェックピンの外ケースが上記取付穴の底についていることを特徴とする、ジェックピン抜止構造。 - 前記金型装着用雄ねじが、前記外ケース取付用雄ねじに対して逆ねじで形成されていることを特徴とする、請求項3に記載のジェックピン抜止構造。
- 前記ジェックピンに締付けトルクがかかり、前記金型に固定されていることを特徴とする、請求項3又は4に記載のジェックピン抜止構造。
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