JP4819256B2 - 穿刺具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注射、輸液や採血の際に血管に穿刺して使用される医療用の穿刺具に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、使用後の注射針などにキャップするときの誤刺が問題となっており、その問題を解決するために種々の技術が開示され、その中に、針体に向けて回動させて針体を覆うプロテクタをハブに設けたものがある。これらのものは、比較的構造が簡単で確実に針先を覆うことができることで一応の効果があげらている。この場合、針体を覆った後、針体がプロテクタから外れることがないように、針体をプロテクタ内部に収納するための長手方向に延びる開口部に係止部を設ける。
【0003】
しかし、係止部14が針先に近いところにあると、特に長い針の場合には、プロテクタのハブに近い所を押しても針の弾性により覆うことができない場合がある(図6)。この場合、プロテクタの針先に部分を押す必要があるが、指を危険な針先の近くもっていくのは危険である。また、これを解消するため係止部を緩いものにすると、針がプロテクタから外れるおそれがある。
【0004】
また、係止部15がハブに近いところにあると、プロテクタの係止部に近いところを押すことで容易に針をプロテクタで覆うことができるが、プロテクタがずれたり、変形した場合に針先が露出するおそれがある(図7)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、容易かつ確実にプロテクタで針体を覆うことができる穿刺具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題は以下の本発明により解決される。
【0007】
本発明は、先端に針先を有する針体と、前記針体の基端に設置されたハブと、前記針体から離間する第1の位置と前記針体の先端を覆う第2の位置との間で回動可能に、前記ハブに設けられたプロテクタとからなる穿刺具であって、前記プロテクタは、長手方向に延びる開口部を介して前記針体を収納する収納空間を有し、前記開口部にはハブ側に第1針体係止部と針先側に第2針体係止部とが設けられており、前記プロテクタ、前記第1針体係止部および前記第2針体係止部が可塑性材料からなり、前記第1針体係止部が前記第2針体係止部より係止力が強く、かつ、前記第1針体係止部と前記第2針体係止部との距離が前記針体の長さを1としたとき0.2〜0.8であり、前記プロテクタの上面の前記第1針体係止部に近いところを押すことによって前記針体が前記プロテクタで覆われることを特徴とする穿刺具である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る穿刺具の実施形態の一例を示す。図1、図2及び図3に示す穿刺具1は、鋭利な針先9と基端に設けられたハブ10とを有する針体8と、針体8から離間する第1の位置(図1の状態)と、針体8の針先9を覆う第2の位置(図3の状態)との間を回動可能に、ハブ10に設けられたプロテクタ2とからなる。穿刺具1は、例えば、ハブ10からシリンジ(図示せず)に接続することで注射器として利用するものである。
【0011】
プロテクタ2は、長手方向に延びる開口部4を介して針体8を収納する収納空間3有する。
開口部4には、ハブ10側に第1針体係止部5と針先9側に第2針体係止部6とが設けられている。また、プロテクタ2は、その基端部に回動軸7を有している。
【0012】
ハブ10にはカラー13が取り付けられており、カラー13には孔12を有する一対のプレートから構成される挟持部11が設けられている。プロテクタ2の基端部が、挟持部11に嵌め込まれることにより(この時、回動軸7は孔12に嵌め込まれる)、プロテクタ2はハブ10に回動可能に接続されることになる。なお、プロテクタ2とハブ10との接続方法は上述した構造に限定されず、プロテクタ2とハブ10との間を可撓性材料で一体成形したものなどでも良い。
【0013】
第1針体係止部5と第2針体係止部6とは、プロテクタ3が第2の位置にあるとき、その断面図(図3)に示すように、針体8を収納空間3内に固定し、プロテクタ2が第1の位置に戻ることを防ぐものである。
【0014】
第1針体係止部5は、針体8のハブ10に近いところにあるため、ハブ10にシリンジ(図示せず)を接続して使用する場合などにおいて、シリンジを握りながらプロテクタ2の上面(開口部4と反対側の面)の第1針体係止部5に近いところを押すことで片手で容易に針体8をプロテクタ2で覆うことができる。第2針体係止部6は、針体8の針先9に近いところにあるため、針先9が露出することを防ぐことができる。
【0015】
プロテクタ2は可塑性材料から構成されているため、プロテクタ2の第1針体係止部5に近いところを押して第1針体係止部5を針体8に係止しようとすると、プロテクタ2または針体8、あるいはプロテクタ2および針体8が撓り、第1針体係止部5が針体8に係止したとき、撓ったプロテクタ2または針体8の反発力(撓ったプロテクタが元の形状に戻ろうとする力)によって、容易に第2針体係止部6が針体8の針先9に近いところを係止することができる。
【0016】
すなわち、プロテクタ2の第1針体係止部5に近いところを押して第1針体係止部5を針体8に係止すると、それに連動して第2針体係止部6が針体8の針先9に近いところを係止することができる。
【0017】
なお、第1針体係止部5が第2針体係止部6より針体8に対する係止力が強いように設定することで、上述した押す力と、それにより生じる撓ったプロテクタ2の反発力とが増すために、上述した、第1針体係止部5が針体8に係止すると第2針体係止部6が針体8の針先9に近いところを係止する連動が生じやすくなる。
【0018】
さらに、第1針体係止部5と第2針体係止部6との距離が、針体の長さを1としたとき、0.2〜0.8とすることで、適度なプロテクタ2の撓りが得られ、上述した連動が生じやすくなる。
【0019】
第1針体係止部5の形状としては、断面図4に示すような開口部4の両側面から延びる一対の突起や、断面図5に示すような開口部4の一方の側面から延びる突起などがあげられる。第2針体係止部6の形状も同様なものがあげられる。
【0020】
第1針体係止部5及び第2針体係止部6において、それぞれの、長さ、幅、厚さ、材料の可撓性や、隙間(L1,L2)などを調整することで、針体8に対する係止力を任意に設定することができる。これにより、上述した第1針体係止部5が第2針体係止部6より針体8に対する係止力が強いように設定することができる。
【0021】
穿刺具1において、針2は、特に限定しないが、例えば、ステンレス鋼、アルミニウムまたはアルミニウム合金、チタンまたはチタン合金の金属で構成される。プロテクタ2、ハブ10およびカラー13などの針体2以外の部材は、特に限定しないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、アクリル樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、アイオノマー、ポリアセタール、ポリフェニレンサルフィルド、ポリエーテルエーテルケトン等の樹脂材料があげられる。
【0022】
次に、穿刺具1の使用方法について説明する。まず、穿刺具1にハブ10の後端開口部からシリンジ(図示しない)を差し込む。この時、穿刺具1とシリンジは、ハブ10の内面とシリンジ先端部の外面との摩擦嵌合またはねじ込み嵌合により固定される。そして、プロテクタ2が、第1の位置(図1の状態)にある状態で、針体8を針先9から目標に穿刺する。通常、プロテクタ2は刃面の向く方向に位置させておくが、刃面の向きを確認しながら穿刺したい場合や、利き手の関係からプロテクタ2を第2の位置に移動させるための指の位置などを考慮して、刃面に対し左右いずれの方向に位置させても良い。
【0023】
なお、穿刺前の針体8の保護は、針体係止部で針体8を係止することなく、プロテクタ2で予め針体8を覆っておき使用直前に第1の位置に移動させるか、プロテクタ2が第1の位置にある状態で別の筒状のプロテクタで針体8を覆っておき、使用直前にそれを外すことにより行うこともできる。
【0024】
穿刺後、プロテクタ2の第1針体係止部5に近いところを押しながら、プロテクタ2を第の位置の方向に移動させる。この時、第1針体係止部5が第2針体係止部6より先に針体8に接触する。これを強く押して第1針体係止部5を針体8に係止させようと、プロテクタ2または針体8、あるいはプロテクタ2および針体8が撓り、第1針体係止部5が針体8に係止したとき、撓ったプロテクタ2または針体8の反発力(撓ったプロテクタが元の形状に戻ろうとする力)によって、容易に第2針体係止部6が針体8の針先9に近いところを係止し、針体8がプロテクタ2の収納空間3内に固定される。
【0025】
【発明の効果】
本発明により、針体に向けて回動させて針体を覆うプロテクタ付き穿刺具において、確実かつ容易に針先を覆うことができる穿刺具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る穿刺具1の正面図である。
【図2】本発明に係る穿刺具1の右側面図である。
【図3】本発明に係る穿刺具1の使用形態を示す断面図である。
【図4】本発明に係る穿刺具1の一形態の第2の位置における第1針体係止部5付近の断面図である。
【図5】本発明に係る穿刺具1の一形態の第2の位置における第1針体係止部5付近の断面図である。
【図6】比較とする穿刺具の断面図である。
【図7】比較とする穿刺具の断面図である。
【符号の説明】
1 穿刺具
2 プロテクタ
3 収納空間
4 開口部
5 第1針体係止部
6 第2針体係止部
7 回動軸
8 針体
9 針先
10 ハブ
11 挟持部
12 孔
13 カラー

Claims (1)

  1. 先端に針先を有する針体と、
    前記針体の基端に設置されたハブと、
    前記針体から離間する第1の位置と前記針体の先端を覆う第2の位置との間で回動可能に、前記ハブに設けられたプロテクタとからなる穿刺具であって、
    前記プロテクタは、長手方向に延びる開口部を介して前記針体を収納する収納空間を有し、前記開口部にはハブ側に第1針体係止部と針先側に第2針体係止部とが設けられており、
    前記プロテクタ、前記第1針体係止部および前記第2針体係止部が可塑性材料からなり、前記第1針体係止部が前記第2針体係止部より係止力が強く、かつ、前記第1針体係止部と前記第2針体係止部との距離が前記針体の長さを1としたとき0.2〜0.8であり、前記プロテクタの上面の前記第1針体係止部に近いところを押すことによって前記針体前記プロテクタで覆われることを特徴とする穿刺具。
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