JP4819060B2 - 超音波治療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インプラントを用いて歯の治療を行う場合に用いられる超音波治療装置に関する。
本願は、2005年12月7日に、日本に出願された特願2005−353299号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来から、人工歯根を取り付ける方法としては、上顎部あるいは下顎部の骨にインプラントと呼ばれるピン状の人工歯根を埋め込み、埋め込んだ骨から突出したインプラントの端部のねじ穴に人工歯冠をねじ込んで取り付ける方法が知られている。この方法では、骨内にインプラントを埋め込んでから一定期間が過ぎて、埋め込まれたインプラントが骨組織と一体となった後、人工歯冠を取り付けるようにしている。この場合、インプラントが骨組織と一体化するまでの期間は、仮の義歯を用いることが必須であり、これまでは自然治癒に任せる他なかったため、インプラントと骨との間に骨組織が形成されるまでの期間は、患者に不便を強いることになっていた。
こうしたインプラント処置後の治癒を促進させるために、口腔内のインプラント処置が施された部分に近接して配置される筐体と、筐体の内壁に配置された振動子と、筐体の側面に設けられ、前記インプラント処置が施された部分の両隣の歯にそれぞれ被せられるようになされた一対の固定部材とを設けた超音波治療装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この超音波治療装置によれば、処置部に超音波振動を与えることによって、インプラントと骨組織との一体化を促進することが可能であるとされている。
特開2004−113625号公報
しかしながら、一般的にこうした超音波振動を与える振動子の振動面は平面であるのに対して、インプラント処置が施された処置部は不定形の凹凸である。このため、振動子の振動面と処置部との間には隙間が生じてしまい、超音波振動を効率的に処置部に伝播させることが難しいという問題があった。また、振動子の振動面の形状を処置部の形状に倣って形成することも考えられるが、処置部はその治癒に従って表面形状が変化してしまう、あるいは振動子が周辺の筋肉によって押圧されることで、事後的に隙間が生じてしまう場合もあり、超音波振動の伝播の効率が低下してしまう問題があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、インプラント処置が施された処置部に、確実にかつ効率的に超音波振動を伝播させることが可能な超音波治療装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、口腔内のインプラント処置が施された処置部に超音波振動を与え、治療を行う超音波治療装置であって、前記処置部を覆うようにして歯茎に固定される嵌合部と、該嵌合部に設けられ、前記処置部に近接して配置されるとともに、前記処置部側に開口部が形成された1つ以上の筐体と、該筐体に収容されて、前記開口部を通して前記処置部に当接される振動子と、該振動子と前記処置部との間に介装されるとともに、前記嵌合部の外方に突出して設けられた唾液導入部材と、を備えることを特徴としている。
この発明に係る超音波治療装置によれば、嵌合部が患者の処置部を覆うようにして歯茎に嵌合し固定されることによって、筐体に収容された振動子が唾液導入部材を介して処置部に当接される。唾液導入部材は、振動子と処置部との間に介装されるとともに、外方に突出して配設されている。
そして、外方に突出した線状の唾液導入部材が口腔内の周辺の唾液を毛細管現象によって吸引し、吸引された唾液は振動子と処置部との間に形成された隙間に充填される。このため、振動子の超音波振動は、隙間に充填された唾液を介して、確実にかつ効率的に伝播される。また、唾液は、粘性を有する液体であり、唾液導入部材よって常に振動子と処置部との間の隙間に供給された状態となっている。このため、処置部と振動子との間の隙間が変形しても、唾液はそれに対応して変形し、また供給され、常に充填された状態を保つことができ、振動子による超音波振動を確実にかつ効率的に伝播させることができる。
また、上記の超音波治療装置において、前記嵌合部の前記処置部に近接する部分には、前記嵌合部の外面部に沿って補強部材が設けられることがより好ましいとされている。
この発明に係わる超音波治療装置によれば、嵌合部の処置部に近接する部分にその外面部に沿って補強部材が配設されていることで、嵌合部の強度を高めることができる。さらに、処置部に近接する部分に配設されることで、嵌合部の変形や位置ずれを防止することができ、振動子が処置部に確実に配置され、超音波振動を伝播させることができる。
また、本発明に係る超音波治療装置は、口腔内のインプラント処置が施された処置部に超音波振動を与え、治療を行う超音波治療装置であって、前記処置部近傍の歯に嵌合し固定される嵌合部と、該嵌合部に回動可能に結合され、前記処置部に近接して配置されるとともに、前記処置部側に開口部が形成された1つ以上の筐体と、該筐体に収容されて、前記開口部を通して前記処置部に当接される振動子と、前記振動子に密着するようにして前記筐体に固定されるとともに、前記筐体の外方に突出して設けられた唾液導入部材と、を備えることを特徴としている。
この発明に係わる超音波治療装置によれば、筐体が嵌合部に対して回動可能であることで、収容された振動子を処置部に対して位置調整し、最適な部分に振動子の超音波振動を伝播させることが可能である。また、順次位置をずらしていくことで、処置部の広範囲において振動子の超音波振動を伝播させることが可能である。
本発明の超音波治療装置によれば、唾液導入部材によって、振動子と処置部との間の隙間に粘性を有する唾液が供給され充填されるので、振動子の超音波振動を確実にかつ効率的に伝播することができる。このため。インプラントの施された処置部の周囲における骨組織の生成を確実に促進することができ、治療時間を短縮することができる。
Aはこの発明の第1の実施形態の超音波治療装置の斜視図である。Bはこの発明の第1の実施形態の超音波治療装置が口腔内に装着された説明図である。 この発明の第1の実施形態の図1A及び図1Bにおける一部を破断した斜視図である。 この発明の第2の実施形態の超音波治療装置の斜視図である。 この発明の第3の実施形態の超音波治療装置の斜視図である。
符号の説明
1、10、20 超音波治療装置
2、21 嵌合部
3、22 筐体
3a、22a 開口部
4 振動子
6、23 唾液導入部材
11 補強部材
G1 処置部
M 口腔内
P インプラント
S 唾液
T 歯
(第1の実施形態)
図1Aから図3は、この発明に係る第1の実施形態を示している。図1Aに超音波治療装置の全体斜視図を示す。また、図1Bは、口腔内に図1Aの超音波治療装置が装着された説明図である。図1Bに示すように、口腔内Mにおいて、歯Tが一部欠損して歯茎Gが露出していて、インプラント処置が施された処置部G1が形成されている。より詳しくは、処置部G1には下顎部に人工歯根としてのインプラントPが埋め込まれ、インプラントPの上面には、人工歯冠がねじ込まれるネジ穴P1が設けられている。さらに、図2は、図1BのA−A断面において、一部破断した斜視図を示している。図2に示すように、インプラントPは、基端部P2において下顎部の骨Bに埋め込まれ、生成された骨組織B1によって固定される。骨Bの周囲に覆われているのが歯茎Gであり、歯肉G2の外側に表皮G3が覆われた構成となっている。また、歯茎Gの両側には体内から分泌された唾液Sが堆積している。
図1A、図1B及び図2に示すように、超音波治療装置1は、歯Tに嵌合し固定される嵌合部2と、処置部G1側に開口部3aが形成された筐体3と、筐体3に収容された振動子4とを備える。嵌合部2は内周面2aが患者の歯T及び歯茎Gの形状に合わせて形成されており、歯Tに密着することで嵌合し固定されている。嵌合部2は、さらに処置部G1においても、内周面2aが患者の歯茎Gの形状に合わせて形成されており、歯茎Gに密着することで嵌合し固定されている。また、筐体3は、歯茎Gの外周側G4において、処置部G1と近接する位置となるように嵌合部2に設けられている。また、振動子4は当接し超音波振動を伝播する振動面4aを有しており、リード線5が接続され、図示しない口腔外の超音波信号の供給源と接続されている。
また、図1A、図1B及び図2に示すように、超音波治療装置1は、各筐体3のそれぞれに設けられた線状の唾液導入部材6を備えている。唾液導入部材6は、処置部G1と対応する位置において、嵌合部2及び筐体3に固定され、一端6aが筐体3の開口部3aから筐体3の外方に突出して配設されている。また、他端6bは、筐体3の開口部3aから嵌合部2の内周面2aを経由して、歯茎Gの内周側G5において嵌合部2の外方に突出して配設されている。
次に、超音波治療装置1の作用について説明する。図1B及び図2に示すように、超音波治療装置1が口腔内Mに装着され、嵌合部2は歯T及び歯茎Gに嵌合し固定されている。このため、筐体3に収容された振動子4は、開口部3aに配設された唾液導入部材6を介して、処置部G1の外周側G4に当接される。また、唾液導入部材6は、処置部G1と、嵌合部2及び振動子4との間に密着して介装された状態となる。そして、一端6aは歯茎Gの外周側G4において、また他端6bは内周側G5において、それぞれ歯茎G上に配設され、堆積した唾液Sが浸潤した状態となる。唾液導入部材6は線状に形成されているので、唾液Sは、唾液導入部材6で毛細管現象によって吸引され、振動子4と処置部G1との間に形成された隙間に充填される。このため、振動子4の超音波振動Wは、振動子4から直接処置部G1に、あるいは隙間に充填された唾液Sを介して処置部G1に確実にかつ効率的に伝播される。
また、唾液Sは、粘性を有しており、口腔内Mにおいて常に供給され、一定の量が堆積した状態を保っている。すなわち、振動子4と処置部G1との間の隙間が変形してしまったとしても、その隙間に対応して、充填された唾液Sは自己の粘性によって変形するとともに、不足した分は常に唾液導入部材6を介して供給され、充填された状態を保つことができる。例えば、処置部G1がその治癒に従って表面形状が変化してしまう場合、また、振動子4が周辺の筋肉によって押圧されることで隙間が生じてしまったとしても、その隙間に対応して、唾液Sが変形し、あるいは供給され、充填された状態を保つ。このため、常に正確にかつ効率的に振動子4の超音波振動Wが伝播され、インプラントPの施された処置部G1の周囲における骨組織B1の生成を確実に促進することができ、治療時間を短縮することができる。
なお、唾液導入部材6の材質としては、ステンレスやアルミニウムなどの金属、あるいはアクリルやナイロンなどの樹脂、シリコンなど様々材質で形成されるもので、また、可撓性を有するものでも、硬質のものでも良い。硬質の材質のものであれば、予め当接する処置部G1の形状に合わせて成形し、処置部G1に密着することが可能な形状とするのが好ましい。また、唾液導入部材6は、繊維状のもの、スポンジ状あるいは管状に形成されたものでも良く、毛細管現象による唾液Sの吸引効果を期待することができる。また、振動子4と処置部G1との間の隙間には、唾液Sが充填されるものとしたが、予め振動子4と処置部G1との間にゲルを介在させるものとしても良い。このようにすることで、唾液Sによる隙間を充填する効果と相まって、さらに確実かつ効率的に振動子4の超音波振動Wを伝播させることができる。なお、このようにゲルを介在させた場合において、処置部G1の表面形状が変化し、ゲルが余剰してしまった場合では、唾液導入部材6がゲルを口腔内Mに毛細管現象によって逆流させ、ゲルの量は適度な量に調整される。
(第2の実施形態)
図3は、この発明に係る第2の実施形態を示しており、超音波治療装置の全体斜視図を示している。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3に示すように、この実施形態の超音波治療装置10には、嵌合部2の処置部G1に近接する部分には、嵌合部2の外面部2bにおいて補強部材11が配設されている。補強部材11は、例えばステンレスやアルミニウムなどの金属、あるいは樹脂などで形成されている。このような超音波治療装置10によれば、補強部材11によって、嵌合部2の強度を高めることができ、長期に亘る使用を可能にさせる。また、補強部材11によって嵌合部2の変形や位置ずれを防止することができる。このため、筐体3に収容された振動子4を処置部に確実に配置し、上述の唾液導入部材6による効果と相まって、処置部に確実かつ効率的に振動子4の超音波振動を伝播することができる。なお、補強部材11は、図3に示すような線状の部材に限られるもので無く、板状の部材などでも良い。
(第3の実施形態)
図4は、この発明に係る第3の実施形態を示しており、超音波治療装置の全体斜視図を示している。この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、この実施形態の超音波治療装置20は、歯Tの一部に嵌合し固定された嵌合部21と、振動子4を収容し、嵌合部21に回動可能に結合された筐体22とを備える。嵌合部21は、内周面21aが歯Tの形状に合わせて形成されており、硬質の変形しない、例えば樹脂などで形成されている。筐体22は、処置部G1側に開口部22aが形成されている。また、超音波治療装置20は、さらに筐体22に固定され、筐体22の開口部22aから筐体22の外方に配設される唾液導入部材23を備える。唾液導入部材23は、上述のものと同一の材質で形成されている。
このような超音波治療装置20によれば、筐体22が嵌合部21に対して回動可能であることで、収容された振動子4を処置部G1に対して位置調整し、最適な部分に超音波振動を伝播させることが可能である。また、順次位置をずらしていくことで、処置部G1の広範囲において超音波振動を伝播させることが可能である。さらに、筐体22を回動中心において片持ち状に嵌合部21に結合していることで、筐体22は口壁に押圧され、収容された振動子4は処置部G1に密着させられる。このため、唾液導入部材23による効果と相まって、処置部G1に確実に振動子4の超音波振動Wを伝播し、インプラントPの施された処置部G1の周囲における骨組織B1の生成を確実に促進することができ、治療時間を短縮することができる。なお、本実施形態において、唾液導入部材23は外周側のみに突出しているが、このように片側のみに突出して唾液Sを供給するものとしても、処置部G1と振動子との間の隙間は唾液Sによって充填され、同様の効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、各実施形態における超音波治療装置は下顎部に設けられるものとしたが、上顎部に設けられ、上顎部のインプラント処置部の治療に用いても同様の効果を得ることができる。また、嵌合部は、上顎部または下顎部の全部に嵌合される必要は無く、少なくとも処置部G1近傍の一部の歯Tに嵌合され、筐体を所定の位置に固定することが可能なものであれば良く、U字状の針金を歯に嵌合するような形態としても良い。さらに、筐体及び筐体に収容された振動子は、処置部G1の外周側に設けられるものとして説明をしたが、これに限られるものでは無い。処置部G1の状況に応じて処置部G1の内周側G5に設けられるものとしても良いし、また、外周側G4及び内周側G5の両方に設けられるものとしても良い。また、筐体及び振動子は、第1の実施形態及び第2の実施形態においては2組設けられていて、また、第3の実施形態では1組設けられるものとして説明したが、これらに限られるものではなく、3組以上の筐体及び振動子が設けられるものとしても良い。
さらに、対応する唾液導入部材は、各筐体に1つずつ設けられるものとして記載されているが、複数設けられるものとしても良い。
以上説明した各実施形態による超音波治療装置1、10、20を用いることによる効果を以下に列挙する。
1)インプラント埋入時におけるインプラント周囲の骨形成、及びオステオインテグレーションの促進2)インプラント除去後の骨形成、及び治癒促進3)インプラント周囲骨欠損における骨形成の促進4) 骨増生術における骨形成促進(供給側、需要側を含む)
5) 化骨延長術における骨形成促進6) 顎顔面における外傷、骨折、歯牙脱臼における術後の治癒促進7) 顎変形症における外科的手術後の骨結合促進8) 矯正治療時における動的期間及び保定期間の短縮9) 骨縫合部における矯正処置後の化骨促進10)う蝕歯(保存修復時)における生活歯髄切断、間接覆髄、及び直接覆髄後の二次象牙質形成促進11)象牙質知覚過敏時における二次象牙質形成促進による疼痛の軽減12)抜髄、感染根管処置後の根尖部閉鎖促進13)歯周外科後の治癒促進(Flap Operation FGG APF)14)咬合性外傷における歯牙固定後の周囲骨形成促進15)外科処置後の治癒不全における治癒促進
16)小帯異常における外科処置後の治癒促進17)唇裂、口蓋裂、唇顎裂における外科処置後の治癒促進18)顎関節強直症における外科処置後の骨結合促進19)骨炎、骨髄炎処置後の骨形成、及び治癒促進20)唾液腺の機能正常化促進21)歯科顎顔面領域における骨性、及び骨内病巣除去後の骨治癒促進22)歯周骨欠損の骨再生の促進(GTRとGBRテクニック)23)歯内療法時の根尖の骨閉鎖の促進(APICOを含む)
24)歯科顎顔面領域における軟組織疾患の除去後の創傷、外傷による軟組織の損傷及び外科的処置による軟組織の治癒促進25)歯牙移植歯及び再植歯における周囲骨の新生促進、及び生着促進26)抜歯窩の治癒促進27)顎関節症時の筋疲労の緩和28)顎関節症時の関節頭及び関節窩の骨再生の促進29)軟組織の表層病変の治癒促進
この発明に係る超音波治療装置によれば、嵌合部が患者の歯に嵌合し固定され、筐体に収容された振動子が唾液導入部材を介して処置部に当接される。唾液導入部材は、振動子と処置部との間に介装されるとともに、外方に突出して配設されており、口腔内の周辺の唾液を毛細管現象によって吸引し、吸引された唾液は振動子と処置部との間に形成された隙間に充填され、振動子の超音波振動は、隙間に充填された唾液を介し、確実にかつ効率的に伝播される。また、唾液は、粘性を有する液体で、唾液導入部材によって常に振動子と処置部との間の隙間に供給された状態となっているため、処置部と振動子との間の隙間が変形しても、唾液はそれに対応して変形し、また供給され、常に充填された状態を保つことができ、振動子による超音波振動を確実にかつ効率的に伝播させることができる。
更に、前記嵌合部の前記処置部に近接する部分に、補強部材が設けられると嵌合部の強度を高めることができ、嵌合部の変形や位置ずれを防止でき、振動子が処置部に確実に配置され、超音波振動を伝播させることができる。
また、前記筐体が前記嵌合部に回動可能に結合させると収容された振動子を処置部に対して位置調整し、最適な部分に振動子の超音波振動を伝播させることができる。また、順次位置をずらしていくことで、処置部の広範囲において振動子の超音波振動を伝播させることができる。

Claims (3)

  1. 口腔内のインプラント処置が施された処置部に超音波振動を与え、治療を行う超音波治療装置であって、
    前記処置部を覆うようにして歯茎に固定される嵌合部と、
    該嵌合部に設けられ、前記処置部に近接して配置されるとともに、前記処置部側に開口部が形成された1つ以上の筐体と、
    該筐体に収容されて、前記開口部を通して前記処置部に当接される振動子と
    該振動子と前記処置部との間に介装されるとともに、前記嵌合部の外方に突出して設けられた唾液導入部材と、
    を備えることを特徴とする超音波治療装置。
  2. 前記嵌合部の前記処置部に近接する部分には、前記嵌合部の外面部に沿って補強部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の超音波治療装置。
  3. 口腔内のインプラント処置が施された処置部に超音波振動を与え、治療を行う超音波治療装置であって、
    前記処置部近傍の歯に嵌合し固定される嵌合部と、
    該嵌合部に回動可能に結合され、前記処置部に近接して配置されるとともに、前記処置部側に開口部が形成された1つ以上の筐体と、
    該筐体に収容されて、前記開口部を通して前記処置部に当接される振動子と、
    前記振動子に密着するようにして前記筐体に固定されるとともに、前記筐体の外方に突出して設けられた唾液導入部材と、
    を備えることを特徴とする超音波治療装置。
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