JPH0368362A

JPH0368362A - 超音波照射パッド

Info

Publication number: JPH0368362A
Application number: JP20427289A
Authority: JP
Inventors: Mitsuo Sakakawa; 坂川　光男; Kenji Nonomura; 野々村　謙二; Takashi Taniguchi; 剛史谷口; Eizo Kawano; 川野　栄三; Koji Toyooka; 孝司豊岡; Matsuro Kanehara; 松郎金原
Original assignee: Nitto Denko Corp
Current assignee: Nitto Denko Corp
Priority date: 1989-08-07
Filing date: 1989-08-07
Publication date: 1991-03-25
Anticipated expiration: 2012-11-19
Also published as: JP2680693B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、例えば超音波治療器のプローブ等に関する。

〈従来の技術〉一般に、超音波治療器は、超音波発振体に高周波電力を
印加することにより発生する超音波を、人体の患部また
は経穴に照射して、温熱作用、鎮痛作用およびくクロな
機械的振動作用を与えることによって治療効果を得る治
療機器で、腰痛、神経痛さらには肩凝り等の治療に有効
であることが知られている。

従来の超音波治療器においては、高周波発振回路等によ
って構成される治療器本体と、超音波発振体を備えたプ
ローブとをケーブル等により接続した分離構造のものが
ある。この分離型の超音波治療器では、従来、円柱形状
のプローブを治療者らが手に持ち、患部等に押圧しつつ
移動させることによって治療を行っている。また、人体
への超音波伝達率を良くするために、通常、患部等に流
動パラフィンやオリーブ油などを塗布することがなされ
ている。

〈発明が解決しようとする課題〉ところで、従来のプローブによると、金属製で重たく、
しかも治療者が手に持って患部等にあてがう必要がある
ので、治療時の人体に対する安定性が悪い。このため、
患部にオリーブ油等を塗布しても人体との密着度があま
り良くなく、充分な治療効果を期待できないという問題
がある。

また、治療の際に、治療者が患部に押圧した状態で動か
し続けなければならず、手、腕、肩などが疲労するとい
う問題、さらには、治療を行う都度、オリーブ油等を患
部に塗布する必要があり、また、治療終了後にオリーブ
油等を拭き取らなければならず、その作業が煩雑で、し
かも、オリーブ油等により衣服が汚れたりすることがあ
る、等の問題があった。

〈課題を解決するための手段〉上記の諸問題点を一挙に解決するために、本発明では、
実施例に対応する第１図に示すように、絶縁性を有する
弾性体により形成された保護部材１と、その保護部材１
に埋め込まれ、かつ、一部がその保護部材１から露呈す
る超音波発振体２と、その超音波発振体２に電気エネル
ギを伝達するための導線３により、超音波照射パッドを
構成している。

ここで、本発明の保護部材１の材料としては、例えば、
ポリエチレン、ポリウレタン、シリコンゴム、フッ素ゴ
ムあるいはフッ素シリコンゴム等の高分子を用いる。

く作用〉保護部材１として上記の材料を用いることにより、この
保護部材１に、超音波発振体２およびその配線３の一部
を一体に固定することが可能となり、軽量薄型の超音波
照射パッドを構築することができる。しかも、保護部材
１を人体の患部の形状に応じて自在に変形させることが
できる。従って、本発明の超音波照射パッドは、例えば
、保護部材１に、人体の皮膚との粘着性が優れたゲル体
等を超音波伝達媒体４として貼着すれば、その超音波伝
達媒体４によりパッド全体を人体に固定することが可能
となる。

〈実施例〉第１図は本発明実施例の構造を示す縦断面図、第２図は
、その実施例を下方から見た外観斜視図である。

超音波発振体２は、ケーブル３がはんだ付けされた後、
保護部材１に埋め込まれる。この保護部材１の片面には
凹部１ａが形成されており、その凹部１ａにおいて超音
波発振体１の片面が露呈している。また、保護部材の凹
部１ａには超音波伝達媒体４が嵌め込まれている。

なお、保護部材１の形状寸法は、４０論角で厚さ４閣程
度、また、その凹部１ａは３５ｍｍ角で深さ１ｍｍ程度
である。

次に、各部材について説明する。

保護部材１としては、絶縁性を有し、かつ、柔軟性に富
んだ材料、例えば、ポリエチレン、ポリウレタン、シリ
コンゴム、フッ素ゴムあるいはフッ素シリコンゴム等の
高分子を使用する。

超音波発振体２としては、超音波振動子に音響整合層を
一体形成したものを使用し、その超音波振動子としては
、例えば、ジルコン酸鉛−チタン酸鉛系（ＰＺＴ）系、
ニオブ酸系、ＣｄＳ、ＺｎＯｌＳｉｎｇ等により形成さ
れたセラミック圧電振動子、また、ポリフッ化ビニリデ
ン（Ｐ　Ｖ　Ｄ　Ｆ）、ポリフッ化ヒニル、フッ化エチ
レンポリマ、ＰＶＤＦ−三フッ化エチレン、２−酢酸セ
ルロース等の有機振動子、あるいは、ＰＶＤＦ−ＰＺＴ
等の有機−無機複合振動子等を用いる。

ケーブル３は、高周波発振回路（図示せず）等からの電
力を超音波発振体２に伝達できるものであれば、特に限
定されない。

超音波伝達媒体４としては、生体の音響インピーダンス
に近似した音響インピーダンスを有し、かつ、人体の皮
膚との粘着性および離脱性がともに優れた材料、例えば
ゲル体を用いる。そのゲル体としては、ポリアクリ酸ソ
ーダ、ポリビニルアルコールもしくはカラヤゴム等の水
性ポリマと水や保水成分とを主成分とした水性ゲル、ま
た、イソプレンあるいはＡ−Ｂ−Ａ型態可塑性ニスドラ
マ等のゴム成分と流動パラフィンとからなる油性ゲル、
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体と流
動パラフィンからなる油性ゲル、もしくはオリーブ油、
マシン油、ヒマシ油等の油成分を主成分とした油性ゲル
等が挙げられる。

以上の本発明実施例によると、パッド全体が軽量薄型で
、しかもバッド装着面における超音波伝達媒体４の面積
が大きいので、超音波伝達媒体４を人体の患部等に密着
させるのみで、バンド全体を人体に固定することができ
る。従って、治療者らは治療中にバッドを押圧する必要
はない。さらに、保護部材１および超音波媒体４がとも
に弾性体であるので、患部等が曲面であっても、第３図
に示すように、パッド全体をその曲面に沿わずことがで
きる。

また、超音波伝達媒体４の人体への装着面以外を保護部
材１により被覆しているので、超音波伝達媒体４によっ
て衣服が汚れること、および超音波伝達媒体４が損傷や
汚濁することを防止できる。

さらに、保護部材１が自在に変形するので、超音波伝達
媒体４の交換を容易に行うことができる。

なお、以上の本発明実施例では、保護部材１の形状を方
形としているが、本発明はこれに限られることなく、例
えば第４図に示すように、円形の保護部材４１あっても
よいし、あるいは他の任意の形状であってもよい。

また、超音波伝達媒体４を保護部材１に形成した凹部１
ａに設けているが、例えば、装着面がフラットな保護部
材に超音波発振体２の片面を露呈させ、その装着面の全
面に超音波伝達媒体を貼着するよう構成してもよい。な
お、この場合、超音波伝達媒体を貼着せずに、パッド全
体を粘着テープ等により人体に直に固定してもよい。

〈発明の効果〉本発明によれば、超音波発振体およびその配線の一部を
、弾性材料製の保護部材に埋め込み、全体を一体構造と
したから、軽量薄型の超音波照射パッドを構築できる。

これにより、超音波照射パッドを人体の患部等に貼り付
けた状態で治療を行うことができ、治療の簡単化をはか
ることができるとともに、バッドの人体への密着度が良
好となり、充分な治療効果を得ることができる。また、
オリーブ油等を患部に塗布する必要がなく、その煩雑な
作業が不要となって治療時間の短縮化をはかることがで
き、しかも、衣服が汚れる虞れもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の構造を示す縦断面図、第２図は
その実施例を下方から見た外観斜視図、第３図は本発明
実施例の使用状態を示す図である。第４図は本発明の他の実施例の下面図である。１・・・保護部材２・・・超音波発振体３・・・ケーブル４・・・超音波伝達媒体第１図第２図２，２

Claims

【特許請求の範囲】

絶縁性を有する弾性体により形成された保護部材と、そ
の保護部材に埋め込まれ、かつ、一部がその保護部材か
ら露呈する超音波発振体と、その超音波発振体に電気エ
ネルギを伝達するための導線とからなる、超音波照射パ
ッド。